はてなキーワード: 徹夜組とは
20時頃、幕張メッセ駐車場に作られた徹夜組待機列に並ぶ。ただし、この待機列は(ちょくちょく漏れ伝わっている通り)「徹夜組をとりあえず幕張メッセ敷地内で収容するためのもので、この列のとおりに入場できる保証なし」というもの。というのも、例年は徹夜組待機列に使っていた公園は直前に千葉県より使用しないよう通達があったため幕張メッセ敷地内での収容が必要になったと思われる。
12時。徹夜列で荷物を片付け立ち上がる者が出てくる。これは、12時以降に並んだ者は徹夜組ではない、という解釈のもと、12時前後に動き…すなわち、徹夜組の隔離など…があるのでは、と考える者が多かったためと考えられる。
12時未明(30分頃?)。突然待機列を区切っていたロープや柵を押しのけ、列前方方向に徹夜組の多数(ほとんど)が急に動き出した。いくつかの柵は倒れ、急に人の移動があったために放置されていた荷物もあり、つまづいた人も出た模様。
直後、列前方と反対方向への動きも発生した(原因不明)。最終的に、列前方方向に無秩序な人の群れが出来上がった。
1時。スタッフより、「少しづつ展示場外周の待機場所に誘導するのでスタッフから指示を受けた者以外は動かないこと」という通達あり。スタッフに罵声を浴びせる者もいたが概ね順調に誘導は行われ、展示場外周へと誘導された。
その際、列後方にも列が形成されていたがどんな目的で形成されたものかは不明。
現時点でまだ入場に至っていないため後程追記もしくは別エントリを続ける。
徹夜組、スケブおじさん、18禁商品の持ち歩きなど、コミケの客側の問題は結構多い
極めつけに、供給側として参加するつもりだった真木よう子が、バッシングにより参加をやめた
ツイッターで真木よう子関係について検索すると、「既存の客が喜ぶのか?」とか「コミケに合わない」とかいう意見が散見される
こういった問題を見ていると、もしかしてコミケのお客様たち、自分のことを神様だと思い始めたのでは? と思われてきた
企業だったらそりゃ売って儲けるのが目的なので、市場をリサーチして客が欲しいものを作って売る
ただ、サークル側は別に儲けるのが目的ではない(基本的にはそうだと思う)
サークル側は基本的には売り切るつもりで少量しか発行しないし、売れなかったら売れなかったで委託したり次のコミケに持って行ったりできる
自分が作りたいものを作って、同じ趣味の人がそれを買って、同好の輪が広がればそれでオッケー
だからいつ作らなくなったって、それは作り手の勝手だから誰も口出しできない
つまり、コミケってのは絶対にどうあがいてもお客様が神様になれない場所なんですよ
どれだけ買いたい人がいっぱいいたって、売りたいって人が一人もいなければ成り立たない市場なんです
正直買う専門の人が一人もいなくたって、売り手の人同士で交流して売買できるし
今回の真木よう子の事件も、買い手が「俺たちが買わないものを売ったって意味がない」みたいなケチをつけられる正当な理由はどこにもないんです
真木よう子だって初回は売り手がつかなかろうが二回目三回目は売り手がついてくるかもしれない
真木よう子が参加してたら、さらにコミケに興味を持つ人が増えて、多様な売り手が現れてくるかもしれない
そういう明るいコミケの未来を、潰しかねないことをしたと、わかって批判してましたか?
コミケはオタクのもの、という意見も散見されましたが、コミケはオタクのものである以前に「売り手のもの」なんです
それは非営利の市場であるという以上、どうしても動かない事実です
今回の一件を経て、新たな売り手がコミケに嫌な印象を持たないことを祈るばかりです
かつて企業ブースの出展企画を手伝った事がある。その準備に際していろいろ調べ備えてゆく中で「コミケとはそれ自体を維持存続させたいと願う参加者全員の相互の想いの積み重ねの上にかろうじて成り立ってる巨大なコミュニティなんだな」という事を強く感じた。そして参加する以上は代々引継がれている「その想い」にこそ敬意を払うべきなのだろうと感じ、その事をスタッフ全員で共有し出展の作業にあたるようにした。それまでは単なる巨大イベント程度にしか考えていなかったが、実際のリサーチと準備と参加を通じて「コミケとは世界的に見ても非常に希少な種類のオーガニックなコミュニティ」なのだという理解に至りその事に大いに感心した。それが「コミケにお客様は一人もいない」という言葉の本当の意味であり価値なのだろうと感じコミケが大好きになった。
しかしながら、ここにこそコミケ特有の危うさが潜んでいるのであろうとも思う。
通常のイベントでは「運営主体とお客様」を区分し「明文化された理念やルール」に従って起こる事象の責任の所在を明確化させるが、コミケはここに線を引かず全員を運営当事者と見なしている。それはつまり「参加者全員の理解と協力によって自律的に成立させましょう」という事を意味しているのだと思うが、現状の様な規模にもなると無理も生じて来る。徹夜組、会場を走る者、その他諸々。コミケの存続に大小様々な障害を為し得る「お客さま気分な人々」の数も年々増えて行く。これはオタクであるか非オタであるかという問題では無い。「コミケという様々な趣味クラスタの集合からなる自律的コミュニティの存続」に対して敬意を払い貢献する「意志」があるのか否か?という問題である。
自分も確かに真木氏の今回の一連の行動自体は「明文化された理念」に反していないと思う。営利か非営利か?クラウドファウンディングを介するか否か?についても、参加の可否を問われる様なポイントでは無いと考える。そして彼女とそのファン達がオタクであるか否か?という点にも何らの問題は無いと考える。だがしかし。一点だけ。彼女の言動には「危ういバランスの上で営々と続いて来たコミケと言う自立的なコミュニティ」を理解しようという姿勢が全く感じられなかった。「自身の表現に対する想いと自身のファンに対する想い」は強く感じられたが、これから参加しようとする場が、皆の想いで成り立っているコミュニティである事自体をそもそも認識していない様に感じられた。
ブコメやトラバでもなにやら揉めているが、別に「オタクに媚びろ」という事では無い。ある集団の中に自身と自身のファンという別個の集団を合流させようとする時に、それを先導する者が身内に向けた発言に終始し、合流対象に対して知ろうとする姿勢を明確に示さなかったのは悪手であったという事だと思う。恐らく彼女自身が「お客様気分」である事が感じられ、同時に無自覚ながらも「お客様気分の参加者」を大量に招き入れる可能性が高いと見なされたからこそ、そこに不安感や拒否反応が出たのではなかろうか。少なくとも自分にはそう感じられた。
長々書いたが、個人的には真木氏の辞退はしかるべき結果なのでは無いかと考える。禍根は残るが上記の様なコミケの大前提をうやむやにしたまま、開催当日に誰も得しないもっと大きな揉め事を起すよりかは多少は良かったのではなかろうかと思う。
まずはもう少し(自分自身で)コミケの事を調べ理解し、その上であらためて次々回以降の参加を検討表明した方が良いのではなかろうか。キチンとした理解と敬意の上に成り立った再度の参加表明に関しては、コミケに参加する側からも敬意を払うべきであると思うし、祝福され歓迎されるべき事柄なのでは無いかと考える。
筆者はコミックマーケット(通称「コミケ」)を愛する者である。
私は、徹夜組を撲滅したい。
本稿では、なぜコミケで徹夜組がなくならないか、今後どうすべきかを考察する。
2017年も8月11~13日の間、東京ビッグサイト(国際展示場)でコミケが行われた。
3日間で例年50万人を超える人が来場し、プロ・アマ、個人・法人を問わず、自己の制作した創作物(主に同人誌)を自由に売り買いできる即売会である。
コミケはあらゆる問題を抱えているが(どのような問題があるかはウィキペディア等を参照)、ここでは徹夜組の問題を取り上げたい。
「徹夜組」とは、文字通り、コミケの開催前夜から東京ビッグサイトの周辺で待機する人々のことである。
コミケ準備会は徹夜行為を禁止しており、原則として、電車の始発で開場で来ることを要請している。
徹夜行為の禁止の理由は様々考えられるが、主な理由は、深夜に大勢が集まることによる周辺地域の治安悪化や犯罪、生活環境の悪化、騒音を防止すること、また未成年者が深夜に出回ることで犯罪に巻き込まれることを防止すること等であるとされている。
なぜか。
始発で並んで入場しても既に目当ての商品が完売していることがあるという現状がある(筆者も何度も経験がある)。
これは、ルールを犯してでも、徹夜行為をせねば手に入らない商品が存在することを意味する。
事実として、在庫を僅少にしか用意しない人気サークルがあり、これが、徹夜組の創出の遠因となっていることは否定できない。
しかし、サークル参加者には販売数を自分で決める権利がある。また、人気サークルとはいえ個人であることがほとんどなので、たくさん在庫を用意することを強いて赤字の危険を一方的に負わせるのも酷である。
そこで、販売数に実績のある人気サークルや芸能人出展者、継続的にプロとして活動している出展者は、事前に販売予定数を準備会に申告するとともに、購入希望者は事前申込みをすることができるようにルール化すべきである。事前に申し込んだ者は、申込時点ですでに売買契約が締結されているので、キャンセルはできない。会場へは受け取りにいくだけであり、受け取らない人間に対しては送料・手数料受取人負担で送付する、ということである。
準備会は人気サークルを把握しているので(壁サークルの存在)、このシステムは実現可能であると思う。
これに関連して、後日通販を強制するという手段も唱えられることがある。しかし、販売数についてはサークル側が予測できない場合があり、十分な量を確保していたつもりでも予想外に早くすべて売れてしまうという場合があるから、後日再生産を義務付けるのは酷であること、また再生産には最小ロット数の制約があり再生産も簡単ではない場合があることから、問題がある。
さらに問題なのは、徹夜禁止のルールに違反に対するペナルティは存在しないことである。
履行強制がないルールには実効性がなく、参加者からみて「ルールを守る意味がない」のである。
たとえば、何者かが開場時間前に勝手に会場内に侵入した場合、国際展示場の管理権者および捜査機関は、建造物侵入罪(刑法130条)として現行犯逮捕(刑事訴訟法213条)することができる。
しかし、徹夜組のうろつく国際展示場周辺は公道であって、原則として何時でも誰でも出入りできる空間である。
東京都が条例によってこれを禁止することも考えられないではない。しかし現状生じている不都合といえば、始発で駆け付けたマジメで純朴なオタクが、お目当てのものを買えないくらいのもので、徹夜組が出ようと目立ったトラブルが生じていないから、立法事実(条例を作るべき十分な社会的背景)がないといわざるを得ない。
東京都が法的なペナルティを課さないのであれば、コミケ準備会こそ徹夜行為に対してペナルティを課すべきである。
そうであるのに、コミケ準備会は深夜も国際展示場周辺に待機し、徹夜組を誘導、整列させ、始発できた人間より先に入場させている。
準備会はいう、「徹夜組を容認しているわけではない。しかし深夜に国際展示場周辺にきた人は整理せねばならない」と。
準備会としても、東京都が条例を設けないのと同じ理由なのであろう。すなわち「大した問題ではないから今のままでいい」と考えているのだ。
繰り返すが、準備会は徹夜組に対して何らかのペナルティを課すべきである。
具体例としては、始発前に国際展示場周辺で待機していた者は、入場ができないようにすべきである。
これを徹底させる手段としては、準備会は深夜に列形成をしない。治安維持は本来その職務を担うべき警察に任せる。または、列形成してもその形成した列からは入場させないという手段が考えうる。
なお、参加者をあらかじめ管理し、次回以降の参加を禁止するなどといったペナルティも考えられるが、いかんせん徹夜をする人間が多すぎるので、人的・金銭的リソースが足りず、このアプローチは困難であろう。
コミケは一見、自由な表現ができる楽しい場、そして神聖な場のように見える。
まず、正直者が馬鹿を見る状況はなんとしても変えるべきである。
メディアで、いわゆる「始発ダッシュ」が取り上げられることがある。本当に哀れだな、と思う。だってルールを守って損をしている人々だから。
そして、欺瞞を容認するままであれば、コミケ自体の価値が下がる。とことん下がる。
コミケを知らない人間から、やはり低俗なイベントなんだね、と思われる。
コミケが「参加者はみな平等という崇高な理念を掲げる」なら、たとえ困難が付きまとおうとも崇高さを追及せねばならない。
今のままでいいなどという考え方はコミケを滅ぼすであろう。
ステージの内容は素晴らしく、キャストの皆さん、スタッフの皆さんの努力が伝わってきました!
本当に感動的なステージだった。
ですが、その裏で問題点も多かったライブであったと感じています。
規模が大きくなれば必ず問題は起きるものですが、今回なぜ訴訟などの話まで悪化してしまったのか、私になりに考えてみました。
急いで書いたので誤脱はお許し下さい。
以下は私が実際に現場で体験したこと、ツイッターなどで情報収集をしたことを元に、書いていきます。
まず、今回は初めての試みが非常に多いライブでした。
・平日の物販販売
・公演会場と物販会場の分離
・リストバンド制の入場
大きく分ければこの3点が新しい取り組みでした。
きっと運営側も良かれと思って、考えに考え抜いてこの方法にしたのだと思います。
まず、事前抽選物販。
私は都心に住んでいるので全日程に応募しました。そして当たったのが2日目の夜。
正直、ムービックの在庫については、これまでの経験上期待はしていませんでしたが、行ってみると見事に欲しいものは全て売り切れでした。
まあ、予想していたことでしたが、抽選に当たったからと飛行機をとり、わざわざ来た人もいるでしょう。
それで在庫がなかったら…と思うと、辛さは計り知れません。
抽選にしたことで良かったこと
・徹夜組や現場での混乱を未然に防げた(運営にとってもファンにとってもいいこと)
抽選にしたことで悪かったこと
・来るも来ないも自己責任という免罪符が薄れてしまったこと(これは運営側にとって悪かったこと)
・在庫がなかったときの期待を裏切られた感が増大してしまったこと(これはお客さん側にとって悪かったこと)
私個人としては、抽選制自体は良かったと思っていますし、今後も行ってほしいです。
が、在庫はもう少し頑張ってほしかった。在庫についてはまた後で話します。
これは正直、私も納得いない部分が残っています。
事前に公開されていた情報では在庫追加は土日のみということでしたから、私をはじめとした多くの社会人の方は、土曜日を狙っていたと思います。
そのために前々からお休みを調整していた方もいらっしゃると思います。
土日は始発で頑張ろうとホテルを取っていた方もいらっしゃるでしょう。
指折り当日を楽しみにしていたところで、直前になり公式から発表されたのが「金曜日も在庫投入」という情報です。
「そんなにすぐ商品作れないはず。ということは、土日在庫を金曜に出すのか…」
ということでした。
できれば金曜日に行きたかったのですが、社会人はそんなに簡単に休める人ばかりではありません。
私も、土日のみ在庫投入の情報が出た段階で、平日は行かないと上司に宣言していたので、一縷の望みにかけて土曜日始発でいくことにしました。
蓋を開けてみると、一番早い始発で向かった私ですら、ライトなど一番欲しいものは買えませんでした。
これについては、徹夜をしていた人間が一番悪だとおもいますが、それを容認してしまった運営にも責任はあるでしょう。
今回の物販で一番まずかったのは、予定されていなかった金曜日に、殆どの在庫をもっていってしまったことでしょう。
これによって、前々から予定を立てて買いに行こうと思っていた土曜日曜組は、ほとんど欲しいものが買えなかったというのが、さらなる怒りを買ってしまった原因だと思います。
当日しか来られない地方組も、この件には納得いかない方がいるかと思います。
金曜に仕事投げ捨てでも来なかったお前が悪いと言われれば、そうですねとしかいえませんが、できないことはできない、これが社会人です。
これは、その時の対応もでしたが、どちらかと言えば、その後の対応が原因で炎上したのだと思います。
まずは現地の様子から。
実は、一番やばかった時間に、渦中にいたのです。
地方から来る友達がチケットを持っていたので、その方の到着を待って3時すぎから並び始めました。
まさか列の先があんな混乱になっているとも知らず、「間に合うかな・・・」と考えながら数センチ数センチと少しずつ進んでいきました。
ようやくリストバンド発行がされる駐車場に行くと、入り口で「4列に並んでください」と言われそのまま進みました。
しかし、目の前には列などはなく、目の前に見えたのは、ごちゃごちゃになった人の塊と、「どこに4列?」と戸惑うファンの方々でした。
その後は全く誘導はなく、ファンの人は戸惑いながら立ち尽くしていました。
この時すでに4時を過ぎ、現場のファンたちは「間に合わないのでは…」という不安にかられていました。
そのため、少し列が動けばそちらへ流れ、また反対に動けばそちらへ流れ…。集団心理とは怖いもので、波が打ち寄せたまま戻ってこない感じで、だんだんと前に圧迫していくのです。
前からは「苦しい」「押さないでください!」という声と数千人の人々、後ろでは体調不良で運ばれていく人、列から外れうずくまっている人、その人を看病する人と、あと30分で始まるとは思えない悲惨な光景でした。
私達の少し後ろで、ようやくスタッフがお客さんを止めて整理を始めましたが、見える範囲にいるのはスタッフ2人のみ。
どう見ても人手不足でした。
そのまま動かず、気づけば開演時間5分前。
もう諦めていると、ようやくスタッフが指示を出してくれました。
しかし、言っていることがいまいちわからず混乱していたところ、すでにリストバンド交換を終えたお姉さんたちがスタッフさんに何かを話し、誘導してくれました。
自分たちも間に合わないかも知れないのに、自分のことより混乱している私達のために動いてくれたお姉さんたちには感謝です。
人混みで全く気づかなかったのですが、会場の右側には、大きなくぼみのようなスペースができていました。
そこに移動するように言われ、移動していくとその先には私達より30分以上前に並んでいたらしいファンの方たちが。
彼女たちは指示がない中で自主的に列を作ってずっと待っていた方たちでした。
私達がスタッフの誘導でその方たちに合流することになったとき、「なんでちゃんと並んで待っていたのに、私達より遥かに遅く来た人たちと一緒にされるの?」と泣きながら言われました。
たくさんの方が泣いていらっしゃって、私達もスタッフの指示とは言え心苦しくて、とてもつらい空間でした。
しかし、もう戻ることもできないので、そのまま並ばせていただき、リストバンドを交換することができました。
私はなんとかオープニングに間に合いましたが、席はガラガラで、演奏中も沢山の人が入場してきて、正直そちらが気になって仕方ありませんでした。
一歩間違えれば、私もあちら側だったのかと思うと…。
そして、1歩間違えれば将棋倒しで沢山の人が犠牲になっていたかもしれないと思うと、急に恐ろしくなりました。
ある花火大会で将棋倒しになった人が圧迫死した事があったと思います。
あの惨劇がこの会場で起きていたかもしれないと思うと、寒気がしました。
当日までの流れと、はこんな感じです。
ここまでのリストバンド交換の話は、あくまで私が知ってる事実と私の感想です。
ここからはツイッターなどで情報収集をした結果の私の考えです。
ツイッターで言われていた原因はいくつかありましたが、見た中で有力なのはこの3つかなと思いました。
・ファンが全体的に来るのが遅かった
ファンの心理を考えると、リストバンド交換よりも売り切れ必須の物販に並ぶのは予想できます。
また、土曜日ですから、地方から来る人は午後にしか来られないでしょう。
さらに、今回の物販は池袋でもやっていましたので、私のように池袋で買い物をしてから西武ドームに行く人も多かったでしょう。
そのため午後に人が殺到してしまった。これが一番現実的な原因ではないかと思います。
これが2時以降に重なる+あの少ないリストバンド交換所だとしたら、混乱しないわけがないです。
そして、もう1つの原因ではないかとツイッターで言われていた、一部のルールを守れないファンの存在。
正直、徹夜組なども多いジャンルですから、自分が良ければいいという人も少なからずいるでしょう。
残念ですが、噂通り割り込みなどをした人がいたとしたら、もうファンは運営側に土下座するしかないです。
こういった、複数の要因が重なった結果、今回のようなトラブルになってしまったのではないでしょうか…。
ファンも早く行ける人は行くべきだった。
公式もスタッフ配置や来場数予想をもうすこしきちんと予想すべきだった。
最後に、これだけ炎上したのはどうしてか?を考えたいと思います。
私が思うのは、リストバンド交換について公式が出した文章が原因だと思います。
おそらくここできちんと謝罪しておけば、ファンの怒りはここまで増幅しなかったのだと思うと、とても残念です。
初日に出された文章には一切謝罪はなく、「明日は早く来てくれ」という内容しか書かれていませんでした。
怒っている人がこの文章を見たらおそらく、
「全てはファンのせいだと思っているんだな」
現場にいた人は明らかなスタッフ不足を認識していますから、自分たちだけが悪いと言われたような文章が出されたら、いい気持ちはしないでしょう。
例えばここで、以下のような文章を出していれば、おそらく少しは消火ができたのではないでしょうか?
この度は、運営側に不備があり、開演までにご入場できないお客様がでてしまいましたこと、大変申し訳ありませんでした。
明日は、本日の反省点を改善し、スムーズなご入場ができるように対応を考えさせていただきます。
また、開演時間までにご入場にご協力いただけますよう、明日も引き続き早めのご来場をお願いいたします。
謝罪がなかった。
正直、ある程度大規模な企業が出している謝罪文とは思えない内容でした。
謝罪文は誰に向けて出すのかを考えれば、自ずと問題点は見えてきます。
謝罪文はその問題に怒っている人のためにだすものだと私は考えます。
今回の対象は、開演までに入場できなかった人たちで、その中でも怒っている人たちでしょう。
今回の謝罪文には「ファンが遅い時間にきたことが原因」という謝罪対象への批判(運営側は批判と思ってないかもしれないが)と、「シュミレーションはしたんだよ」という言い訳、どちらも入ってしまっています。
ツイッターのリプライ欄をみると、これを見て更に怒りましたという人が多く見られましたが、これは運営側が自ら油を注いでしまったので、仕方がないなと思いました。擁護のしようがない…。
これからもうたプリが続いてほしいからこそ、少し厳しいことを言うと、「会社としてきちんとした謝罪文がかける人を雇うべき」だと思います。
運営側も言いたいことはたくさんあるでしょうが、企業として我慢すべき部分は少なからずあります。
どうしても、この季節になると思ってしまうことです。
会場限定グッズはその名前の通り、頒布会場でしか手に入ることの出来ないものです。突発的に企画、製作されることも少なくなく、
需要に対して十分な供給が達成させられるのはごく稀で、その多くはイベントのルールを守らない徹夜組、利益を目的とした転売組の方々に流れてしまいます。
この人の作品は書店委託でも買うことが出来るけれど、会場限定グッズだからな行かなきゃ! と思ってイベントに赴いた一般参加者さんが、
何時間も並んだ上で手に入らないというのはとてもとても悲しいことです。(会場限定グッズに限らない話ですが)
「ユーザー」が笑顔になれないのは「クリエイター」としてはどのような気持ちになるものでしょうか。
もしも自分ならば、ルール違反した徹夜組や作品そのものは求めていない転売組の方々の手に自分の作品が渡るのは極力避けたい事態です。
可能な限り一人でも多くの「ユーザ-」に笑顔になってもらいたい、そう考えるからです。
けれどこれは思い違いだろうな、とも思います。
私は今、「需要」「供給」と言った言葉を使い、作品を作る方を「クリエイター」、一般参加者さんのことを「ユーザー」と呼びました。
これは「同人活動」ではなく「企業活動」に傾いた考えではないか、と客観視します。
同人文化はその字のごとく、同じものを好きとする人たちが寄り合って作り上げられた文化です。
そのような関係の中で「需要」「供給」「クリエイター」「ユーザー」という言葉はとても違和感、場違いの印象がある言葉です。
会場限定グッズに限らず、同人活動で作品を提供する側は自費製作である以上、需要だとか供給だとかいったことを考えるのはとても難しいことですし、
むしろ、「同人活動」においてただのノイズにしかなり得ない要素です。これは「企業活動」の場面で考えるべき要素です。
一方で、どんな作者さんでも、買ってくれようとする人を悲しませたがっている人はいないと思います。
どんな作者さんでも、徹夜組や転売組に大多数を手に入れてしまうのは、好ましく感じないと思います。
その観点に立つと、会場限定グッズというのは存在するべきではないのでは、そして徹夜組や転売組を一網打尽にするものでないにせよ、ある程度の効果はあるのでは、と考えてしまいます。
しかしながら、これは作り手の人に対しても、それを求める人に対しても、彼らの思っていることをないがしろにしたひどく失礼な考えなのではないかとも思います。
それでも、私は同人即売会の会場限定グッズが好きではありません。私は誰もが自分の好きを好きに表現できる同人文化が好きです。
そう思ってしまうのです。