徹夜組、スケブおじさん、18禁商品の持ち歩きなど、コミケの客側の問題は結構多い
極めつけに、供給側として参加するつもりだった真木よう子が、バッシングにより参加をやめた
ツイッターで真木よう子関係について検索すると、「既存の客が喜ぶのか?」とか「コミケに合わない」とかいう意見が散見される
こういった問題を見ていると、もしかしてコミケのお客様たち、自分のことを神様だと思い始めたのでは? と思われてきた
企業だったらそりゃ売って儲けるのが目的なので、市場をリサーチして客が欲しいものを作って売る
ただ、サークル側は別に儲けるのが目的ではない(基本的にはそうだと思う)
サークル側は基本的には売り切るつもりで少量しか発行しないし、売れなかったら売れなかったで委託したり次のコミケに持って行ったりできる
自分が作りたいものを作って、同じ趣味の人がそれを買って、同好の輪が広がればそれでオッケー
だからいつ作らなくなったって、それは作り手の勝手だから誰も口出しできない
つまり、コミケってのは絶対にどうあがいてもお客様が神様になれない場所なんですよ
どれだけ買いたい人がいっぱいいたって、売りたいって人が一人もいなければ成り立たない市場なんです
正直買う専門の人が一人もいなくたって、売り手の人同士で交流して売買できるし
今回の真木よう子の事件も、買い手が「俺たちが買わないものを売ったって意味がない」みたいなケチをつけられる正当な理由はどこにもないんです
真木よう子だって初回は売り手がつかなかろうが二回目三回目は売り手がついてくるかもしれない
真木よう子が参加してたら、さらにコミケに興味を持つ人が増えて、多様な売り手が現れてくるかもしれない
そういう明るいコミケの未来を、潰しかねないことをしたと、わかって批判してましたか?
コミケはオタクのもの、という意見も散見されましたが、コミケはオタクのものである以前に「売り手のもの」なんです
それは非営利の市場であるという以上、どうしても動かない事実です
今回の一件を経て、新たな売り手がコミケに嫌な印象を持たないことを祈るばかりです
だからコミケに客という概念はないとあれほど5000兆年前からいわれてるというのにこいつは
建前が頒布会ってのを言いたんだろうけど、実態とはかけ離れてるよね