はてなキーワード: 足音とは
頼むから床に防音マットひいて下さい。
あんたらが走り回らせてる天真爛漫なお子様の足音は、こっちにとっては騒音なんですわ。
お宅の絨毯(多分)では全然防げてないんだわ。
こっちが苦心してようやく見つけた耳栓でもまだ防ぎきれないんだわ。
毎日隙あらばふりそそぐ無鉄砲で加減を知らない和太鼓の調べなんだわ。
(和太鼓関係の方すみません。和太鼓は素晴らしいものです。これ以外にいい例えが思いつかなかったのです。)
子どもが元気なのはいいことだし、家のなかを走り回ってたり、タイヤついてるらしいおもちゃ乗り回すのはまだ分かる。
ただ、その音はものすごーーくうるさい。
それは子どもを大人しくさせろってことじゃなくて、防音マットひいて音量を軽減させてくださいってこと。
和太鼓はマジできついんで、せめて小太鼓くらいで勘弁してください。
ホラ、よくあるじゃん、お店とかですごい騒ぐ子ども。それに注意しない親とする親なら、後者の方が不快度グッと下がるのと同じだよ。
対策してくれれば多少音残っても、「対策してこれなら仕方ないね」で済ませられるんです。
相手には伝わることないけど、吐き出したら、ほんのちょっとスッキリした。
はー、とりあえず仕事行くわ。
正月の仕事はクソだけど、騒音から逃れることができるのはいいことだ。
次住むのは上階に住人いない部屋にしよう。
僕にはオーラが見えない、って語ってたのね。
そこで糸井さんが言ってたオーラっていうのは元増田が書いたスピチュアル系の話ではなくて、
さすが〇〇さんオーラがすごかったです、
って誰かが言ってたんだけど、
僕は人からオーラって感じたことがないんだよねえ、って書いていた。
我々、一般人だったらともかく糸井さんみたいな人はたくさんの大物芸能関係者と仕事上で接する機会があるわけじゃない?
そんな人が、人からオーラを感じたことがない、って書いてたので、
へー、って感じたのを覚えている。
ひょっとしたら俺は物怖じしない人間なんだぞ、と見栄を張ってるのかな?と思ったり、
いやそういうことではなくて実は糸井さんは視点がものすごく冷めていて見えないものを見えるとは感じる感性がないのかもしれないとか思ったりしたの。
私は自分の経験から言うと、人からオーラってあると思っている。
昔、大阪に住んでいたことがあってよく梅田の地下街とか歩いていたのね。
梅田の地下街ってすごく広いから百貨店周りのすごく華やいだ雰囲気のあるところもあれば、
ちょっとうらぶれたというか小汚い感じのするところもあったんだけど
(最近はどうなっているのか知らない)、
私が見た、異様なオーラを発している人ってそのわりかし小汚い地域を歩いていた人の後ろ姿だったの。
なんかね、割りと小汚い感じのところを、小汚い青いロングのダウンコートを着て一人で歩いている人がいたの。
一瞬、ホームレス?って思った。
いやべつにホームレスというところまで汚いわけではなかったんだけど、
どういうわけか目が吸い寄せられるようにその遠くの人物にフォーカスされたから、
どうしてだろう?という質問に一瞬にして頭が出した答えがホームレスの人?って回答がバグった結果だった。
とにかく、とくにこれといって、目を惹く理由はないはずなのに、その人に目を惹かれた理由が知りたくなってやや小走りでその人に近づいていった。
その足音が聞こえたのか、その人が少しだけ顔を後ろに向けたのね。
その顔は肌が汚くて、ゴツくて、目つきが悪くて、そして顎がシャクれていた。
今はもう引退してしまったけれど、いっときは天下をとったといわれたお笑い芸能人がまだ若かった頃に私は遭遇したのだ。
ああ、やっぱりテレビに出てる人とか変なオーラが出てるもんなんだなあ、とちょっとした衝撃を受けたのを覚えている。
(怖かったのでサインとかは貰えなかった。)
なんかね、その経験以来、人には何かしら発するオーラっていうものがあるんだなあ、と思うようになっていたので糸井さんの発言は意外に感じたんだよなあ、
ってそれだけの話。
僕のバスケ歴は割愛するが、一応、最低限はバスケを語れる資格を持つ経験者だ。
スラムダンクは漫画は全巻持ってたし、連載当時に週刊少年ジャンプでも読んでいた。
でも、他にも色んな漫画をたくさん読んでいたから、特に好きな作品な訳では無いが、スラムダンクを語れる資格も持っている筈だ。
プロ選手になるという夢が存在しない分、現実的な折り合いを付け易くなる。
社会人になった元経験者達が資本主義の世界の中で大人になって、自分の取り組んでいたアマチュアスポーツを盛り上げようと画策する。
例えば、バレーボール。
そこまで人気でもないのにも関わらず、毎年、日本では世界大会を開催。
試合中に今のスパイクは何mの高さだったと計測された数字がリプレイと共に表示される。
人気に見合わない大袈裟な演出は、野球やサッカーと比べても遜色ない練習の過酷さが当たり前のバレーボール経験者達がサラリーマンとして社会で活躍しながら競技を後押しし続けた結果だと思う。
一方、バスケットボールはバレーボールと異なり、野球と同じで日本に強い影響力を持つアメリカ合衆国の4大スポーツの一つだ。
サッカー、野球、バスケットボールは、日本が戦後から続く海外への憧れを象徴するスポーツだと思う。
しかし、野球やサッカーと比べて、バスケットボールはようやくプロ化に辿り着いたが、まだまだ日が浅い。
野球ほど社会的影響力は無いし、サッカーと比べて世界的人気は少ない。
だから、プロバスケ人気を盛り上げるための苦心の策として、 数年前にLEDパネルのコートで行われたBリーグ開幕戦の試合中継なのではないかと思う。
しかし今のところ、バスケは観るよりもプレイした方が楽しいスポーツだと思う。
現状の日本バスケ界に不足している重要なピースの一つが、世界観作りだ。
サッカーにおけるキャプテン翼のように、日本バスケ界でその一役を担うのが、この映画『THE FIRST SLAM DUNK』なんだと思う。
今のスポーツ中継のカメラワークは、どの競技も完成形だとは思うべきでは無い。
ドローンなんて現時点のテクノロジーによる妥協の産物に過ぎない。
モーションキャプチャーのCG合成をリアルタイムで処理しながら無制限のカメラワークをコントロール出来る時代を待つしか無い。
それが実現するのは少なくとも100年先の未来になるだろう。
でも、CG作品ならば、フィクションの試合を無制限のカメラワークで演出することが可能だ。
『THE FIRST SLAM DUNK』は100年後の試合中継のカメラワークだった。
かつて映画製作を学んでいた僕は、映画を観るためではなく、バスケの試合を観に行くつもりで数年ぶりに映画館へ足を運んだのだ。
そんな僕の判断は間違ってないと思った。
当初、ジャイアンの声優の人が桜木花道であることを知って、困惑した。
ジャイアンを襲名したからには、ジャイアンの色が付いて回る宿命をスラムダンクに持ち込んで欲しく無いと思った。
監督がリアリティを追求した結果、出刃庖丁を持った2mの巨漢が全国大会のコートに乱入する大事件はオミットされた。
桜木花道は終始、バスケ歴4ヶ月のフィジカルモンスターだった。
デニス・ロッドマンそのものだった。真っ赤な坊主頭が試合を引っ掻き回してた。
かつて緑川光が演じた流川楓も、味方にパスをしない異常プレイヤーだったし、寡黙なキャラに合った雰囲気さえあれば声優なんて関係なかった。
急展開過ぎる。
もう少しモーションキャプチャーの演技でスタミナ消耗の下降線を丁寧に描けよって笑ってしまった。
バスケットボールを描くに当たって、ボールのドリブル音、バッシュの音にしっかり拘りを持った演出をするのは明らかだった。
けど、屋外を歩くだけのシーンでも露骨に足音を鳴らすのはやり過ぎ。この一点だけは偏執過ぎる。まさに勇み足だ。
僕の記憶が正しければ、バスケのルールとして、敵陣のゴール下の台形ライン内に3秒間ずっと入りっぱなしだと、3秒ルールが適用されて相手ボールからのスローインになってしまう。
湘北高校のオフェンス時の桜木花道の立っている位置は台形内っぽいことが多い気がした。
桜木花道は何度も3秒ルールを食らってないとおかしいと思った。
渡米していた宮城リョータの出現にえっ!?と一瞬、頭が混乱した。
というか、この映画自体がスラムダンク奨学金のための伏線だったのか…と思った。
その中での90点だ。
100点じゃない理由は原作漫画を読まないと理解出来ないからだ。
当時、原作漫画を読んだバスケ経験者の親達は、この映画を観た感動を情熱に換えて子供と日が暮れるまで沢北の父親さながらの1ON1を続けるだろう。
原作者であり映画を監督した井上雄彦は、バカボンドのヒット後にどこかの寺の襖だったか屏風に直筆を描いて日本画の領域に進出した。
結果は散々。漫画は所詮は漫画であり、漫画絵が日本画と肩を並べることは叶わなかった。
かつて、日本映画界はアニメーション映画を日本映画として認めていなかった。
日本映画界が斜陽が限界点を突破した結果、映画産業を水増しするためにある時期を境にアニメーション映画を渋々受け入れた印象がある。
日本のアニメ界はファンタジー性や虚構に拘り過ぎている節がある。
だから身勝手に3.11を風化している扱いにして傲慢なアニメ作品で大プロモーションをしちゃったりする訳よ。
『THE FIRST SLAM DUNK』のようにモーションキャプチャーと2Dライクな3DCGを使ったリアルアニメーションこそ、次世代の日本映画だと思う。
ちなみに、小学2年生になる息子がいる。
高校時代は山王戦でメガホンを持っていた奴らのような惨めな3年間を送った過去のある僕は、子供に運動部の残酷さを味わせたく無いと思っている。
でも、たまに、自宅の庭でバスケットボールを使ってドリブルやパスの練習をして遊んでやってた。
昨年、小学校の七夕に「バスケがしたいです」と書いていたことを耳にした時は狼狽した。
で、今回の映画鑑賞は息子を初めての映画館に連れて行った訳だけど、感想を伺ったらバスケに目覚めなかったらしく、内心ホッとしている。
足音をさせてキッチンにいって相手がきてたらトイレにいってすませてくればもう相手の思い出した用事も終わってるんじゃね?
あとはキッチン2つつくるより安いからティファールケトルと電子レンジだけ自室においてカップ麺でもコーヒーでも自分で用意するとかすれば。
すると毎回、それまでテレビでも見ていた同居人が、ひとの足音で急にやることを思い出したみたいにキッチンでわたわたと始める。
当然こっちは待たされる。
ということが、本当に毎日のように繰り返される。
完全に、動物の反射行動のようにこちらのタイミングに「合わせて」動いている。
考えてみると、同居人の好きなチープなドラマなんかでは、「時計のように正確に行動するキャラクターを時計がわりにする」なんてジョークが、お約束とはいかないまでも、たびたび「しゃれた人間関係」みたいな感じで描写される。
そういうのの影響を無意識のうちに受けているように感じる。
しかし、これは実際にこういう形でやられてみるとじわじわと辛い。
「交差点から交差点につくたびに、ちょうど赤になるタイミングに設定された信号機」「乗車ギリギリのタイミングで通れなくなる踏切」みたいな、何とも言えない不快感がある。
機械がやることならまだ融通が利かないのも受け入れられるが、人間ならもう少し気づいてくれと思う。
なお悪いことに、本人に直截それと伝えても、まったくこの辛さを理解してくれない。
あまつさえ、「自分は自分のタイミングで動いてるだけ」と主張する。
それまでぼうっとテレビを見ていたのが、ひとの足音で急にばたばたと動き出しておいて、自分のタイミングもないもんだ。
こういうことを何日も何年も続けると、許容量を越えていっしょにいられなくなるんだろうなあと思う。
ちょっと言葉は違うが、「マイクロアグレッション」とか言われる奴の気持ちが少しわかる気がする。
HUNTER×HUNTER連載再開決まりましたね
ここで個人的にアニメHUNTER×HUNTER2011の嫌いなところあげたい。
② ゴンとカイトの出会いを監督のよく分からない考えで改変される
後ろから近づいたナックルにユピーの攻撃が当たりナックルがダメージを受ける。ポットクリンの借金が返済されない限り、ユピーの攻撃でナックルはダメージを受けないはず
④ 蟻編でゴンとピトーが対峙し、後ろからプフが静かに近づき、ピトーがプフに「それ以上こっちへ来るな」と警告する場面で、原作には無いコツコツという足音のSEが付いている。
(このあとの場面でプフが「あなたが声を発しなければ私は彼を仕留めらた」と言うけど、いやバレてるやろ)
以上です
高校卒業後はずっと賃貸で暮らしており、単身向け、ファミリー向けで一人暮らし、二人暮らし等々、それぞれ経験がある。
騒音問題はどの物件でもつきもので、騒音の加害側、被害側両方の経験があるので、どうやって対応していけばいいのかを書こうと思う。
■加害者側の人たちへ
・普通に暮らしているつもりが、ある日突然苦情が入るのが大抵のパターンだと思う。自分かなと感じたら誠意ある対応をしてほしい。間違っても報復するのはやめろ。
・直接苦情を言われる場合というのは、問い合わせをしても改善しなくて我慢の限界がきた場合、緊急性がある場合など相当ストレスが溜まっている状態。今以上に音と振動に気を使え。逆なですると事件になりかねない。低姿勢、丁寧な言葉遣いで対応しろ。直接の苦情に困ったら管理会社に迷惑行為で仲介に入ってもらえ。
・単身向けだから、ファミリー向けだから、ペット可だから、楽器OKだから、という物件の仕様と人の感情は違うから変な解釈をするな。どんな物件でも度が過ぎるものはストレスになりうる。
・子供の出す走り回る足音や飛び跳ねる音はお前の思っている100倍は近隣住人のストレスになる。対策はしてもしょうがないだろうしそれを見守るお前も疲れているだろう。大変だろうし休んでほしいと思う。だが親でさえ辟易している騒音を他人が耐えられるわけがないのは忘れないでほしい。
・最近はボイチャで遊ぶことも多いと思うが、イヤホン、ヘッドホンをしていると声が大きくなりがちだから気をつけろ。特に叫ぶ行為は被害者の心臓に悪いからやめたほうがいい。
・大抵の騒音は対応すべき内容がはっきりしているから、まずはしっかり対応しろ。被害者はそれが原因で他の音にも神経質になる。だがそれ以外の音に神経質になる必要はないぞ。生活音が出るのは仕方ない。お前が言われているのは度を越した音に関してだ。
■被害者側の人たちへ
・まずは管理会社に問い合わせをする。住人に直接苦情を言いたくなる気持ちはめっちゃわかるよ。でも一旦落ち着いて管理会社に問い合わせてほしい。
・賃貸である以上他人が出す音が0にはならないことはきちんと理解しろ。お前が被害側だからといって横柄な態度をとってはいけない。
・直接苦情を言うのは最終手段みたいなものだと思ったほうがいい。最悪事件になりうる。手紙を投函するのも同じく。
・直接苦情を言うことを止めることは出来ないと思うからアドバイスするけど、低姿勢、丁寧な言葉遣いでお願いしろ。お前はふざけんなと思うだろうが言い方を間違えれば脅迫で通報されかねない。
・直接苦情をいった場合、相手が管理会社に迷惑行為で警告される場合もあるが、そうなったらもうやめろ。相手が迷惑だと感じている。今後はバレない方法で苦情を言え。でも報復はするな。
・最悪引っ越せばいいというおおらかな気持ちで暮らせ。騒音で悩んだり事件になって人生を失うより金で解決するのがいいぞ。
ちなみに一番しんどかったのは、上の住人が引っ越してきた初日から、昼間は朝6時から対策なしで子供が走り回り、飛び跳ねる遊ばせるのが続き、夜は工事のような音が3時頃までするというのが3日以上続いたこと。
みんなの一番しんどかった騒音話を教えてくれ
ラブホテル、その全てが好きです。
ホテルという宿泊施設でありながらラブを致す場としての自我を認識しているラブホテル。たまらなく好きです。
例えば都心には一見シティホテルと見間違うようなスタイリッシュな宿泊施設はごまんとあって、だがしかし自動ドアを抜けたエントランス横にはお決まりの部屋選択パネル。天蓋がぱさりと覆う丸いベッドに鏡張りの天井、スケスケの浴室、赤い絨毯に謎の手すりと謎の段差。休憩3900円宿泊6500円の料金表示が、今からここでする行為が金銭に換算された場合の価値を映し出しているようで、となると安ければ安いほど心持ち安心して部屋に向かうことができる。
一方、外装から「寄ってらっしゃい見てらっしゃいこちらは数多の愛と性を受け止めてきた百戦錬磨のラブホテルでやんすよ」と言わんばかりの主張強め施設も大好き。まずもって外観が派手。だいたいにおいて城。ネオン。たまに血迷ったのか南国とか遊園地とかがテーマになってるところもある。お部屋のコンセンプトを近隣住民や歩行者にまで知らしめるというのは非常に潔い判断ですよね。田舎の国道沿いにありがちなお城ラブホ、近くを通ったときに「うわお城みたいなラブホあんじゃん」てなるじゃないですか、で実際がちゃーて入ってみるとやっぱしお城なんだよね。いや感動しちゃうね、その主義主張の一貫性を見習いたいところよね。
「料金送受信機」ってみなさまご存知?
料金精算するときって大抵クレカの読み込み機械が部屋についててそれにシュッてしてピピピピって暗証番号おしてお終いとか、あとはこぢんまりしたところだと帰り際に鍵を返すとき、管理人室の小窓越しにお金のやり取りするのが多いと思うのよ。
でもねひとつ言いたい、「料金送受信機」
これはね、わたくしラブホ文化の中で最も絶えさせてはならない価値のある遺産だと思っております。
聞き馴染みのない人もいるでしょうから、ええとね、そうね、みんな「千と千尋の神隠し」みたことある?ない?ないやつは見なさいラブホにDVD持ち込んで大画面で見てこい
千と千尋のお風呂のシーンなんだけどね、お湯屋のお姉さんたちはほしい薬湯があればお札をもって釜爺のところへひゅーって飛ばすでしょ。で、それ見て釜爺は薬草調合して薬湯使ってバサーて流すでしょ。それと大体おんなじシステムで、ラブホの料金を支払ったりお釣りを受け取ったりするのが 料金送受信機 なわけです。
お部屋と管理人室がエアシューターで繋がっている優れものなのですが、蓋つきの筒型カプセルの中にお金を入れて、スイッチを押すと「シュ〜〜〜〜〜〜 ゴドッ」って音と共に管理人室にお金が届く。それを見て、ぴったしだったら「ちょうどお受け取りしました」とやや酒焼けしたハスキーボイスが色っぽいお姉さまから内線電話がかかってきたり、おつり必要だなってときは「幾らのおつり入れて戻しますね」ってそれでまた受信機から「シュ〜〜〜〜〜〜 ゴドッ チャリン」みたいな音が聞こえてきて、小銭が帰ってきたことを知る。
ラブホテルを正々堂々と利用してる人なんて、まじあるにはいるんだろうが、超少ない部類なんじゃなかろうか。別に後ろめたい関係性というわけではなくともなんとなく互いの家でそういうことに及ぶわけにはいかないだとか、子供が大きくなり家でするのは難しくなったご夫婦とか、風俗のお姉さんを待っているお兄さんとか、はたまたのっぴきならなすぎる事情を抱えた2人とか、あっさりカジュアルにその場限りで楽しもうぜってことで後腐れないようにとりあえず目についたラブホに入った2人組、とか。
でもどのカップルも、普段平気な顔をして過ごしている日常のなかに非日常を組み込むことで日常が維持出来ている、とか、わたしはそんな修羅場らしい修羅場を経験したことはないけれどひと通りお楽しみを尽くしたあとホテルの部屋を出てやたらしんとした絨毯敷きの廊下をヒールの足音を潜めて歩いている女性が気怠げに振り返って
上の階に引っ越してきた4人家族のお母さんが、頻繁に謝罪に来る。
お子さんは小学生男児2人で、お母さんは手を焼いているみたい。「昨晩はうるさくしてすみませんでした」と上等な菓子を持って謝罪にくる。
お母さん、申し訳ないけれど、なんのことだかさっぱりです。
今の賃貸物件は作りがいいのか、隣接する部屋の生活音が聞こえない。「今お隣さん洗濯機使ってる...かも...?」という程度。
そもそも、ここは空港も電車もトラックが日夜問わず走る国道も近くにある。子どもの出せる音なんてたかが知れている。
早寝遅起きがモットーだから、お子さんがドタバタしているときに寝ている可能性すらある。
だから、1ヶ月に7回も謝罪にくるのはやめておくれ。申し訳なさそうな顔をさせるのが申し訳ないのよ。毎回いただく高級なお菓子も7回目となると持て余すのよ。
いちおう毎回「全然気づきませんでした〜」とか「飛行機の方がよっぽどうるさいですよ!」とか言ってるけど、建前だと思われてるんだろうな。
引っ越し前になにかあったのかな。子どもの足音ひとつに鬼クレームをいれる人が下の階にいたのかな。私もそう思われてるかも?と考えてしまうからこうも頻繁に謝罪されるとモヤモヤしてしまう。