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2024-02-07

廃墟みたいなラブホに行ってきた



タイトルまんま。現実の知り合いに話すわけにもいかないし、ここに書いておく。



田舎あるあるだろうけど廃墟みたいな、っていうかこれ廃墟じゃないの?って言いたくなるくらいボロいラブホ存在は知ってたけどまさか自分が行くとは思ってなかった。いつも遊びに行く方面とは違う方に行ったのもあってノリで入ってしまった。(でもラブホって意外と面白いから予定が潰れたらフリータイム映画見たりごろごろしたりする)

多分昼間の姿しか知らない地元の子供とかは廃墟と思ってるだろうし小学生の私が通りすがったら廃墟だと思ったろうし夜に立ち寄った現在の私もこれは廃墟だけどヤンキーの溜まり場になるの防止で照明と監視カメラだけ通電させてるのかと思った。1台も車停まってない。暗い駐車場の端っこに1台原付が停まってるだけ。スタッフの物だろう。そうじゃなきゃ怖い。雨の音しか聞こえない。彼氏もやめとこうかと言い出したけどせっかくだし面白そうだから入店




びっくりしたのはまずめちゃくちゃ寒かった。外の方があったかくない?って言いたいくらい寒かった。そんで部屋選ぼうと思ったら半分くらいの部屋が使用中。いや誰も車停まってなかったけど。この辺のカップル全員ここまで徒歩でここ来てるのかそれとも老朽化が激しくて使えなくなってるのかわかんないけどとりあえず使える部屋を選ぼうと思ったら写真日焼けしすぎててほぼ見えない。適当に空いてる部屋のボタンを押す。廊下は暗いけどどこかから少し物音はするので誰かはいるんだろう。マトリックスポスターが貼ってあったのが印象的だった。

部屋に到着。ここもまためちゃくちゃ寒い最初の印象はばあちゃんの家みたいだった。泊まりに来た時用意してくれてる来客用のあんまり使ってない部屋、みたいな感じ。扉が多いのは寒いところ向けみたいなこと昔注文の多い料理店で読んだけど流石に扉2、3枚じゃ大した効果がないんだと感心する。エアコンをつけるけど全然風が出ない。電源入ってるか怪しみつつ彼氏と2人で震える。いつまで経ってもあったかくならないので先にシャワーでも浴びて暖まろうとお風呂場に行く。ここもまたばあちゃんちみたいなちっっっっさい湯船。明らかに昔これバランス釜だったんだろうなーって形だった。タイル寒い排水から嫌な匂いがする。勘弁してよってなったのはシャンプーリンスボディソープに並んで使いかけのローションがあったこと。半分くらい残ってたけどいつのやつかもわかんないしうっかり間違って手に取りそうでビクビクした。最初はこんなリフォーム前のばあちゃんちの風呂なんか入れるか!と思ったけど寒さには勝てなかった。シャワーで体をあっためてから部屋の中を見物することにした。その頃にはあのボロいエアコンじわじわ風を出してたし。



私はラブホもビジホも観光ホテルも備え付けてあるパンフレットなんかを見るのが好きで隅から隅まで読んじゃうんだけどあそこのはすごかった。全部じゃなかったけど手書きの紙がラミネートされてた。マジック縦書きに。内容は散らかすなとかテーブルに置いてあるお菓子サービスだとか料金とかその辺だったと思う。他にも宿泊の人は朝食サービスが出るとか軽食サービスについてとか書かれていた。一応怖くなったのでお菓子賞味期限もチェックしてみたけど普通に数ヶ月先だったので食べた。ちなみにうまい棒と味ごのみとなんかよくわかんない小さいチョコだった。ここもばあちゃんちですか。持ち込み用冷蔵庫の中に冷凍パンケーキが入っててサービスと書いてあったけどこれは食べる気が起きなかった。彼氏は備え付けのウォーターサーバーの水だけ飲んでいた。



ネットで「廃墟みたいなラブホ」で検索するともうすでに廃墟になってるラブホの紹介の記事が大半で、もうちょっと下に心霊系のネタとしてボロいラブホに泊まる企画記事動画が出てくる。今回のもそれに出られるくらい古くて暗いホテルだった。そんなホテルだけど何故か公式ホームページも持ってるし、ラブホ紹介サイトにもしっかり登録されている。PR部分に「アットホームホテルです♪」と書いてあった。ラブホにアットホームさっている?

精算方法は意外にもエアシューターじゃなくて自動精算。かと思ったら機械故障していてスタッフの人が回収しにきてくれた。ごく普通の、丁寧な人だった。ここで初めて自分たち以外の生きてる人間に会えてホッとした。いや普通ラブホで人に会ってホッとするとかないんだけど。料金はめちゃくちゃ安かった。


一部では昭和ラブホエモいとかカワイイとかゴージャスとか言われてるけど虫とか不衛生さが無理な人は行かない方がいいんじゃないかな。綺麗なところもあるだろうけど博打だし、和式トイレラブホとかお風呂石鹸ひとつあるだけのラブホもまだ残ってるらしいし、口コミほとんどないからどんなところかもわかんないし、多少珍しかったりエモさがあると昭和ラブホ好きな人口コミやレポがあるけど大体はそれもない。

車に乗った瞬間ヤバかった!って2人で大笑いしてしまった。色々すごかったけど面白かったしまた行くかもしれない。

2022-09-27

廃れた街の廃れたラブホで退廃的なセックスをしよう

ラブホテル、その全てが好きです。

ホテルという宿泊施設でありながらラブを致す場としての自我認識しているラブホテル。たまらなく好きです。

ラブホテルにはそれぞれ個性があって、それら全てが愛おしい。

例えば都心には一見シティホテルと見間違うようなスタイリッシュ宿泊施設ごまんとあって、だがしかし自動ドアを抜けたエントランス横にはお決まりの部屋選択パネル。天蓋がぱさりと覆う丸いベッドに鏡張りの天井、スケスケの浴室、赤い絨毯に謎の手すりと謎の段差。休憩3900円宿泊6500円の料金表示が、今からここでする行為金銭に換算された場合価値を映し出しているようで、となると安ければ安いほど心持ち安心して部屋に向かうことができる。

一方、外装から「寄ってらっしゃい見てらっしゃいこちらは数多の愛と性を受け止めてきた百戦錬磨ラブホテルでやんすよ」と言わんばかりの主張強め施設も大好き。まずもって外観が派手。だいたいにおいて城。ネオン。たまに血迷ったのか南国とか遊園地とかがテーマになってるところもある。お部屋のコンセンプトを近隣住民歩行者にまで知らしめるというのは非常に潔い判断ですよね。田舎国道沿いにありがちなお城ラブホ、近くを通ったときに「うわお城みたいなラブホあんじゃん」てなるじゃないですか、で実際がちゃーて入ってみるとやっぱしお城なんだよね。いや感動しちゃうね、その主義主張一貫性見習いたいところよね。

最近グッときたのはお支払いのときのこと。

「料金送受信機」ってみなさまご存知?

料金精算するときって大抵クレカの読み込み機械が部屋についててそれにシュッてしてピピピピって暗証番号おしてお終いとか、あとはこぢんまりしたところだと帰り際に鍵を返すとき管理人室の小窓越しにお金のやり取りするのが多いと思うのよ。

でもねひとつ言いたい、「料金送受信機」

これはね、わたくしラブホ文化の中で最も絶えさせてはならない価値のある遺産だと思っております

聞き馴染みのない人もいるでしょうから、ええとね、そうね、みんな「千と千尋の神隠し」みたことある?ない?ないやつは見なさいラブホDVD持ち込んで大画面で見てこい

千と千尋のお風呂のシーンなんだけどね、お湯屋お姉さんたちはほしい薬湯があればお札をもって釜爺のところへひゅーって飛ばすでしょ。で、それ見て釜爺は薬草調合して薬湯使ってバサーて流すでしょ。それと大体おんなじシステムで、ラブホの料金を支払ったりお釣りを受け取ったりするのが 料金送受信機 なわけです。

お部屋と管理人室がエアシューターで繋がっている優れものなのですが、蓋つきの筒型カプセルの中にお金を入れて、スイッチを押すと「シュ〜〜〜〜〜〜 ゴドッ」って音と共に管理人室にお金が届く。それを見て、ぴったしだったら「ちょうどお受け取りしました」とやや酒焼けしたハスキーボイスが色っぽいお姉さまから内線電話がかかってきたり、おつり必要だなってときは「幾らのおつり入れて戻しますね」ってそれでまた受信機から「シュ〜〜〜〜〜〜 ゴドッ チャリン」みたいな音が聞こえてきて、小銭が帰ってきたことを知る。

ラブホテルを正々堂々と利用してる人なんて、まじあるにはいるんだろうが、超少ない部類なんじゃなかろうか。別に後ろめたい関係性というわけではなくともなんとなく互いの家でそういうことに及ぶわけにはいかないだとか、子供が大きくなり家でするのは難しくなったご夫婦とか、風俗のお姉さんを待っているお兄さんとか、はたまたのっぴきならなすぎる事情を抱えた2人とか、あっさりカジュアルにその場限りで楽しもうぜってことで後腐れないようにとりあえず目についたラブホに入った2人組、とか。

でもどのカップルも、普段平気な顔をして過ごしている日常なかに日常を組み込むことで日常が維持出来ている、とか、わたしはそんな修羅場らしい修羅場経験したことはないけれどひと通りお楽しみを尽くしたあとホテルの部屋を出てやたらしんとした絨毯敷きの廊下ヒール足音を潜めて歩いている女性が気怠げに振り返って

明日からは、普通にしてね」

廃れた街の廃れたラブホで退廃的なセックスしましょう

2021-07-13

anond:20210713184320

最新式のホテルは部屋に備え付けのエアシューターお金を入れてボタンを押して精算する方式らしいな

2017-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20170214145614

こないだラブホ行ったときVODを見てたんだ。

AVとか洋画とか邦画とかアニメとかバラエティかいろいろある。

邦画を選んでタイトルをつらつら眺めてみると当然だけど大したものはない。

どれもこれも10年くらい前のVシネマだ。

その中に1つだけ燦然と輝く2016年文字

タイトルは「実写版テラフォーマーズ

ちなみにそこは昔懐かしのエアシューターだった。

2016-01-26

始めてエアシューター見た

結構古い感じのラブホに行ったらエアシューターがあった。

入口に精算機があり、エアシューターの横に「清算は入り口機械で!!」と書いた札があったので無用の長物なんだろう。

エアシューターなんて、昔叔父の家で隠れて読んだエロ小説の中でしか存在確認したことがなかったので、すごく興味はあった。

何かを入れて送ってみたい、という欲望はあるものの、何か迷惑をかけてもいけないので「送付」ボタンは押せなかった。

動いたのかな、あれ。

 
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