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はてなキーワード: 赤旗とは

2021-04-26

anond:20210426171957

東京五輪のために看護師500人の確保依頼を出したというスクープ最初に報じたのは赤旗

一昔前であれば全く相手にもされなかったニュースが、今はTwitterトレンドに入り共産支持層以外の人もRTするまでになった

お前みたいなネトウヨ衆院選のその日まで夢を見ているがいい

2021-04-23

東京派遣要請

コロナで色々混乱している中、実はもうすぐ東京都議会議員選挙があるんですよね。

緊急事態宣言11日までの予定で発令されて間もない時期に、某政党11から選挙応援に全国から人を寄こせって言ってるらしい。

これからどうなるかもわからないのに?11から?3週間ほど??

よっぽど党員や専従者を使い捨てにしたいのね。

あれだけわーきゃー騒いで与党批判しているのにも関わらず、全国から50人くらいなんだろうけど人を集めようとしている頭を疑いたい。

3、4月選挙応援で人を集めて会議街頭演説やらやってたらしく、コロナ云々を批判する資格あるんですかね。

しか3月選挙応援緊急事態宣言を開ける日程に合わせて呼びつけてたはず。

あれだけ宣言解除はやめろと叫んでいたのに、内部では解除の日程に合わせて東京に来いと。Cくん解除止める気なかったでしょ??だから口だけ政党と言われるし、凋落も著しい。

世論の声に耳を傾けた風で、実際は自分たち選挙のことしか考えていないのが透けて見える。

支持も広がらないの当たり前じゃないのかなぁ。ほんと老害あたおか政党

そんな某政党が出しているきかんし赤旗は、頭のおかしいとこを報じずごくごくわずかな上澄みだけを救うのが得意のようです。

2021-04-13

anond:20210412141123

赤旗配達員が救われてるようには見えないのに自分が救われるとは思えない

2021-03-29

バーレーンGP感想

今年も無事に開催されてよかったよかったのF1ですが

開幕戦舞台は前年度最終戦が行われたバーレーンでした

先日のテストではレッドブルが非常に高いマシンポテンシャルを見せており

王者メルセデスパフォーマンスが低い、問題があるなどと三味線を弾いていましたが

最終的にはメルセデスハミルトンが優勝という結果になりました

ただ優勝時のメルセデス代表トトの喜びようを見る限りでは

本当にマシン問題を抱えていたが、ハミルトンの腕で勝ててしまった、という所ではないでしょうか

ハミルトンレース内外グレーを最大限に利用するのが上手いですね(皮肉)

レッドブルも開幕ペレスマシントラブルが起こっていなければボッタスと戦えていたのではないかと思います

リタイアにならなかっただけ幸運だと喜ぶべきところでしょうか

アルファタウリのガスリーも接触で下位に沈んでしまいましたが

その分角田がきちんとコンスト5位でポイントを持ち帰って仕事を果たしました

毎回入賞するぐらい頑張ってほしいですね角田選手

F2ではF3から昇格してきたピアストリがかなりの速さを見せていて

今年多くいる新人の中ではこれから目立ってきそうな気配が感じられます

個人的には昨年赤旗中断によってハーフ優勝のみだった周がポールトゥウィンを果たしたことがいいですね

課題だったタイヤマネジメント改善されていそうで今後が楽しみです

2021-03-22

注目エントリこち

九、ジョバンニの切符きっぷ

「もうここらは白鳥区のおしまいです。ごらんなさい。あれが名高いアルビレオ観測所です。」

 窓の外の、まるで花火でいっぱいのような、あまの川のまん中に、黒い大きな建物が四棟むねばかり立って、その一つの屋根の上に、眼めもさめるような、青宝玉サファイア黄玉パースの大きな二つのすきとおった球が、輪になってしずかにくるくるとまわっていました。黄いろのがだんだん向うへまわって行って、青い小さいのがこっちへ進んで来、間もなく二つのはじは、重なり合って、きれいな緑いろの両面凸とつレンズのかたちをつくり、それもだんだん、まん中がふくらみ出して、とうとう青いのは、すっかりトパースの正面に来ましたので、緑の中心と黄いろな明るい環わとができました。それがまただんだん横へ外それて、前のレンズの形を逆に繰くり返し、とうとうすっとはなれて、サファイアは向うへめぐり、黄いろのはこっちへ進み、また丁度さっきのような風になりました。銀河の、かたちもなく音もない水にかこまれて、ほんとうにその黒い測候所が、睡ねむっているように、しずかによこたわったのです。

「あれは、水の速さをはかる器械です。水も……。」鳥捕とりとりが云いかけたとき

切符を拝見いたします。」三人の席の横に、赤い帽子ぼうしをかぶったせいの高い車掌しゃしょうが、いつかまっすぐに立っていて云いました。鳥捕りは、だまってかくしから、小さな紙きれを出しました。車掌ちょっと見て、すぐ眼をそらして、(あなた方のは?)というように、指をうごかしながら、手をジョバンニたちの方へ出しました。

「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという風で、小さなねずみいろの切符を出しました。ジョバンニは、すっかりあわててしまって、もしか上着ポケットにでも、入っていたかとおもいながら、手を入れて見ましたら、何か大きな畳たたんだ紙きれにあたりました。こんなもの入っていたろうかと思って、急いで出してみましたら、それは四つに折ったはがきぐらいの大きさの緑いろの紙でした。車掌が手を出しているもんですから何でも構わない、やっちまえと思って渡しましたら、車掌はまっすぐに立ち直って叮寧ていねいにそれを開いて見ていました。そして読みながら上着のぼたんやなんかしきりに直したりしていましたし燈台看守も下からそれを熱心にのぞいていましたから、ジョバンニはたしかにあれは証明書か何かだったと考えて少し胸が熱くなるような気がしました。

「これは三次空間の方からお持ちになったのですか。」車掌がたずねました。

何だかわかりません。」もう大丈夫だいじょうぶだと安心しながらジョバンニはそっちを見あげてくつくつ笑いました。

「よろしゅうございます南十字サウザンクロスへ着きますのは、次の第三時ころになります。」車掌は紙をジョバンニに渡して向うへ行きました。

 カムパネルラは、その紙切れが何だったか待ち兼ねたというように急いでのぞきこみました。ジョバンニも全く早く見たかったのです。ところがそれはいちめん黒い唐草からくさのような模様の中に、おかしな十ばかりの字を印刷したものでだまって見ていると何だかその中へ吸い込こまれしまうような気がするのでした。すると鳥捕りが横からちらっとそれを見てあわてたように云いました。

「おや、こいつは大したもんですぜ。こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。天上どこじゃない、どこでも勝手にあるける通行券です。こいつをお持ちになれぁ、なるほど、こんな不完全な幻想げんそう第四次の銀河鉄道なんか、どこまででも行ける筈はずでさあ、あなた方大したもんですね。」

何だかわかりません。」ジョバンニが赤くなって答えながらそれを又また畳んでかくしに入れました。そしてきまりが悪いのでカムパネルラと二人、また窓の外をながめていましたが、その鳥捕りの時々大したもんだというようにちらちらこっちを見ているのがぼんやりわかりました。

「もうじき鷲わしの停車場だよ。」カムパネルラが向う岸の、三つならんだ小さな青じろい三角標と地図とを見較みくらべて云いました。

 ジョバンニはなんだかわけもわからずににわかにとなりの鳥捕りが気の毒でたまらなくなりました。鷺さぎをつかまえてせいせいしたとよろこんだり、白いきれでそれをくるくる包んだり、ひとの切符をびっくりしたように横目で見てあわててほめだしたり、そんなことを一一考えていると、もうその見ず知らずの鳥捕りのために、ジョバンニの持っているものでも食べるものでもなんでもやってしまいたい、もうこの人のほんとうの幸さいわいになるなら自分があの光る天の川河原かわらに立って百年つづけて立って鳥をとってやってもいいというような気がして、どうしてももう黙だまっていられなくなりました。ほんとうにあなたほしいものは一体何ですか、と訊きこうとして、それではあんまり出し抜ぬけだから、どうしようかと考えて振ふり返って見ましたら、そこにはもうあの鳥捕りが居ませんでした。網棚あみだなの上には白い荷物も見えなかったのです。また窓の外で足をふんばってそらを見上げて鷺を捕る支度したくをしているのかと思って、急いでそっちを見ましたが、外はいちめんのうつくしい砂子と白いすすきの波ばかり、あの鳥捕りの広いせなかも尖とがった帽子も見えませんでした。

「あの人どこへ行ったろう。」カムパネルラぼんやりそう云っていました。

「どこへ行ったろう。一体どこでまたあうのだろう。僕ぼくはどうしても少しあの人に物を言わなかったろう。」

「ああ、僕もそう思っているよ。」

「僕はあの人が邪魔じゃまなような気がしたんだ。だから僕は大へんつらい。」ジョバンニはこんな変てこな気もちは、ほんとうにはじめてだし、こんなこと今まで云ったこともないと思いました。

何だか苹果りんごの匂においがする。僕いま苹果のこと考えたためだろうか。」カムパネルラ不思議そうにあたりを見まわしました。

「ほんとうに苹果の匂だよ。それから野茨のいばらの匂もする。」ジョバンニもそこらを見ましたがやっぱりそれは窓からでも入って来るらしいのでした。いま秋だから野茨の花の匂のする筈はないとジョバンニは思いました。

 そしたら俄にわかにそこに、つやつやした黒い髪かみの六つばかりの男の子が赤いジャケツのぼたんもかけずひどくびっくりしたような顔をしてがたがたふるえてはだしで立っていました。隣となりには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹ふかれているけやきの木のような姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立っていました。

「あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛かあいらしい女の子が黒い外套がいとうを着て青年の腕うでにすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした。

「ああ、ここはランカシャイヤだ。いや、コンネクテカット州だ。いや、ああ、ぼくたちはそらへ来たのだ。わたしたちは天へ行くのです。ごらんなさい。あのしるしは天上のしるしです。もうなんにもこわいことありません。わたくしたちは神さまに召めされているのです。」黒服青年はよろこびにかがやいてその女の子に云いいました。けれどもなぜかまた額に深く皺しわを刻んで、それに大へんつかれているらしく、無理に笑いながら男の子をジョバンニのとなりに座すわらせました。

 それから女の子にやさしくカムパネルラのとなりの席を指さしました。女の子はすなおにそこへ座って、きちんと両手を組み合せました。

「ぼくおおねえさんのとこへ行くんだよう。」腰掛こしかけたばかりの男の子は顔を変にして燈台看守の向うの席に座ったばかりの青年に云いました。青年は何とも云えず悲しそうな顔をして、じっとその子の、ちぢれてぬれた頭を見ました。女の子は、いきなり両手を顔にあててしくしく泣いてしまいました。

「お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。けれどももうすぐあとからいらっしゃいます。それよりも、おっかさんはどんなに永く待っていらっしゃったでしょう。わたし大事なタダシはいまどんな歌をうたっているだろう、雪の降る朝にみんなと手をつないでぐるぐるにわとこのやぶをまわってあそんでいるだろうかと考えたりほんとうに待って心配していらっしゃるんですから、早く行っておっかさんにお目にかかりましょうね。」

「うん、だけど僕、船に乗らなけぁよかったなあ。」

「ええ、けれど、ごらんなさい、そら、どうです、あの立派な川、ね、あすこはあの夏中、ツインクル、ツインクル、リトル、スター をうたってやすとき、いつも窓からぼんやり白く見えていたでしょう。あすこですよ。ね、きれいでしょう、あんなに光っています。」

 泣いていた姉もハンケチで眼をふいて外を見ました。青年は教えるようにそっと姉弟にまた云いました。

わたしたちはもうなんにもかなしいことないのです。わたしたちはこんないいとこを旅して、じき神さまのとこへ行きます。そこならもうほんとうに明るくて匂がよくて立派な人たちでいっぱいです。そしてわたしたちの代りにボートへ乗れた人たちは、きっとみんな助けられて、心配して待っているめいめいのお父さんやお母さんや自分のお家へやら行くのです。さあ、もうじきですから元気を出しておもしろくうたって行きましょう。」青年男の子ぬれたような黒い髪をなで、みんなを慰なぐさめながら、自分だんだん顔いろがかがやいて来ました。

あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守がやっと少しわかったように青年にたずねました。青年はかすかにわらいました。

「いえ、氷山にぶっつかって船が沈しずみましてね、わたしたちこちらのお父さんが急な用で二ヶ月前一足さきに本国へお帰りになったのであとから発たったのです。私は大学はいっていて、家庭教師にやとわれていたのです。ところがちょうど十二日目、今日か昨日きのうのあたりです、船が氷山にぶっつかって一ぺんに傾かたむきもう沈みかけました。月のあかりはどこかぼんやりありましたが、霧きりが非常に深かったのです。ところがボートは左舷さげんの方半分はもうだめになっていましたから、とてもみんなは乗り切らないのです。もうそのうちにも船は沈みますし、私は必死となって、どうか小さな人たちを乗せて下さいと叫さけびました。近くの人たちはすぐみちを開いてそして子供たちのために祈いのって呉くれました。けれどもそこからボートまでのところにはまだまだ小さな子どもたちや親たちやなんか居て、とても押おしのける勇気がなかったのです。それでもわたくしはどうしてもこの方たちをお助けするのが私の義務だと思いましたから前にいる子供らを押しのけようとしました。けれどもまたそんなにして助けてあげるよりはこのまま神のお前にみんなで行く方がほんとうにこの方たちの幸福だとも思いました。それからまたその神にそむく罪はわたくしひとりでしょってぜひとも助けてあげようと思いました。けれどもどうして見ているとそれができないのでした。子どもらばかりボートの中へはなしてやってお母さんが狂気きょうきのようにキスを送りお父さんがかなしいのをじっとこらえてまっすぐに立っているなどとてももう腸はらわたもちぎれるようでした。そのうち船はもうずんずん沈みますから、私はもうすっかり覚悟かくごしてこの人たち二人を抱だいて、浮うかべるだけは浮ぼうとかたまって船の沈むのを待っていました。誰たれが投げたかライフブイが一つ飛んで来ましたけれども滑すべってずうっと向うへ行ってしまいました。私は一生けん命で甲板かんぱんの格子こうしになったとこをはなして、三人それにしっかりとりつきました。どこからともなく〔約二字分空白〕番の声があがりました。たちまちみんなはいろいろな国語で一ぺんにそれをうたいました。そのときにわかに大きな音がして私たちは水に落ちもう渦うずに入ったと思いながらしっかりこの人たちをだいてそれからぼうっとしたと思ったらもうここへ来ていたのです。この方たちのお母さんは一昨年没なくなられました。ええボートはきっと助かったにちがいありません、何せよほど熟練な水夫たちが漕こいですばやく船からはなれていましたから。」

 そこらからさないのりの声が聞えジョバンニもカムパネルラもいままで忘れていたいろいろのことをぼんやり思い出して眼めが熱くなりました。

(ああ、その大きな海はパシフィックというのではなかったろうか。その氷山の流れる北のはての海で、小さな船に乗って、風や凍こおりつく潮水や、烈はげしい寒さとたたかって、たれかが一生けんめいはたらいている。ぼくはそのひとにほんとうに気の毒でそしてすまないような気がする。ぼくはそのひとのさいわいのためにいったいどうしたらいいのだろう。)ジョバンニは首を垂れて、すっかりふさぎ込こんでしまいました。

「なにがしあわせかわからないです。ほんとうにどんなつらいことでもそれがただしいみちを進む中でのできごとなら峠とうげの上り下りもみんなほんとうの幸福に近づく一あしずつですから。」

 燈台守がなぐさめていました。

「ああそうです。ただいちばんのさいわいに至るためにいろいろのかなしみもみんなおぼしめしです。」

 青年が祈るようにそう答えました。

 そしてあの姉弟きょうだいはもうつかれてめいめいぐったり席によりかかって睡ねむっていました。さっきのあのはだしだった足にはいつか白い柔やわらかな靴くつをはいていたのです。

 ごとごとごとごと汽車きらびやか燐光りんこうの川の岸を進みました。向うの方の窓を見ると、野原はまるで幻燈げんとうのようでした。百も千もの大小さまざまの三角標、その大きなものの上には赤い点点をうった測量旗も見え、野原のはてはそれらがいちめん、たくさんたくさん集ってぼおっと青白い霧のよう、そこからかまたはもっとうからときどきさまざまの形のぼんやりした狼煙のろしのようなものが、かわるがわるきれいな桔梗ききょういろのそらにうちあげられるのでした。じつにそのすきとおった奇麗きれいな風は、ばらの匂においでいっぱいでした。

いかがですか。こういう苹果りんごはおはじめてでしょう。」向うの席の燈台看守がいつか黄金きんと紅でうつくしくいろどられた大きな苹果を落さないように両手で膝ひざの上にかかえていました。

「おや、どっから来たのですか。立派ですねえ。ここらではこんな苹果ができるのですか。」青年はほんとうにびっくりしたらしく燈台看守の両手にかかえられた一もりの苹果を眼を細くしたり首をまげたりしながらわれを忘れてながめていました。

「いや、まあおとり下さい。どうか、まあおとり下さい。」

 青年は一つとってジョバンニたちの方をちょっと見ました。

「さあ、向うの坊ぼっちゃんがた。いかがですか。おとり下さい。」

 ジョバンニは坊ちゃんといわれたのですこししゃくにさわってだまっていましたがカムパネルラ

ありがとう、」と云いました。すると青年自分でとって一つずつ二人に送ってよこしましたのでジョバンニも立ってありがとうと云いました。

 燈台看守はやっと両腕りょううでがあいたのでこんどは自分で一つずつ睡っている姉弟の膝にそっと置きました。

「どうもありがとう。どこでできるのですか。こんな立派な苹果は。」

 青年はつくづく見ながら云いました。

「この辺ではもちろん農業はいしますけれども大ていひとりでにいいものができるような約束くそくになって居おります農業だってそんなに骨は折れはしません。たいてい自分の望む種子たねさえ播まけばひとりでにどんどんできます。米だってパシフィック辺のように殻からもないし十倍も大きくて匂もいいのです。けれどもあなたがたのいらっしゃる方なら農業はもうありません。苹果だってお菓子だってかすが少しもありませんからみんなそのひとそのひとによってちがったわずかのいいかおりになって毛あなからちらけてしまうのです。」

 にわか男の子がぱっちり眼をあいて云いました。

「ああぼくいまお母さんの夢ゆめをみていたよ。お母さんがね立派な戸棚とだなや本のあるとこに居てね、ぼくの方を見て手をだしてにこにこにこにこわらったよ。ぼくおっかさん。りんごをひろってきてあげましょうか云ったら眼がさめちゃった。ああここさっきの汽車のなかだねえ。」

「その苹果りんごがそこにあります。このおじさんにいただいたのですよ。」青年が云いました。

ありがとうおじさん。おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。ねえさん。ごらん、りんごをもらったよ。おきてごらん。」

 姉はわらって眼をさましまぶしそうに両手を眼にあててそれから苹果を見ました。男の子はまるでパイを喰たべるようにもうそれを喰べていました、また折角せっかく剥むいたそのきれいな皮も、くるくるコルク抜ぬきのような形になって床ゆかへ落ちるまでの間にはすうっと、灰いろに光って蒸発してしまうのでした。

 二人はりんごを大切にポケットしまいました。

 川下の向う岸に青く茂しげった大きな林が見え、その枝えだには熟してまっ赤に光る円い実がいっぱい、その林のまん中に高い高い三角標が立って、森の中からオーケストラベルやジロフォンにまじって何とも云えずきれいな音いろが、とけるように浸しみるように風につれて流れて来るのでした。

 青年はぞくっとしてからだをふるうようにしました。

 だまってその譜ふを聞いていると、そこらにいちめん黄いろやうすい緑の明るい野原か敷物かがひろがり、またまっ白な蝋ろうのような露つゆが太陽の面を擦かすめて行くように思われました。

「まあ、あの烏からす。」カムパネルラのとなりのかおると呼ばれた女の子叫びました。

からすでない。みんなかささぎだ。」カムパネルラがまた何気なくしかるように叫びましたので、ジョバンニはまた思わず笑い、女の子はきまり悪そうにしました。まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。

「かささぎですねえ、頭のうしろのとこに毛がぴんと延びてますから。」青年はとりなすように云いました。

 向うの青い森の中の三角標はすっかり汽車の正面に来ました。そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌さんびかのふしが聞えてきました。よほどの人数で合唱しているらしいのでした。青年はさっと顔いろが青ざめ、たって一ぺんそっちへ行きそうにしましたが思いかえしてまた座すわりました。かおる子はハンケチを顔にあててしまいました。ジョバンニまで何だか鼻が変になりました。けれどもいつともなく誰たれともなくその歌は歌い出されだんだんはっきり強くなりました。思わずジョバンニもカムパネルラも一緒いっしょにうたい出したのです。

 そして青い橄欖かんらんの森が見えない天の川の向うにさめざめと光りながらだんだんしろの方へ行ってしまいそこから流れて来るあやしい楽器の音もも汽車のひびきや風の音にすり耗へらされてずうっとかすかになりました。

「あ孔雀くじゃくが居るよ。」

「ええたくさん居たわ。」女の子がこたえました。

 ジョバンニはその小さく小さくなっていまはもう一つの緑いろの貝ぼたんのように見える森の上にさっさっと青じろく時々光ってその孔雀がはねをひろげたりとじたりする光の反射を見ました。

「そうだ、孔雀の声だってさっき聞えた。」カムパネルラがかおる子に云いいました。

「ええ、三十疋ぴきぐらいはたしかに居たわ。ハープのように聞えたのはみんな孔雀よ。」女の子が答えました。ジョバンニは俄にわかに何とも云えずかなしい気がして思わず

カムパネルラ、ここからはねおりて遊んで行こうよ。」とこわい顔をして云おうとしたくらいでした。

 川は二つにわかれました。そのまっくらな島のまん中に高い高いやぐらが一つ組まれてその上に一人の寛ゆるい服を着て赤い帽子ぼうしをかぶった男が立っていました。そして両手に赤と青の旗をもってそらを見上げて信号しているのでした。ジョバンニが見ている間その人はしきりに赤い旗をふっていましたが俄かに赤旗おろしてうしろにかくすようにし青い旗を高く高くあげてまるでオーケストラ指揮者のように烈はげしく振ふりました。すると空中にざあっと雨のような音がして何かまっくらなものがいくかたまりもいくかたまり鉄砲丸てっぽうだまのように川の向うの方へ飛んで行くのでした。ジョバンニは思わずからからだを半分出してそっちを見あげました。美しい美しい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を実に何万という小さな鳥どもが幾組いくくみも幾組もめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。

「鳥が飛んで行くな。」ジョバンニが窓の外で云いました。

「どら、」カムパネルラもそらを見ました。そのときあのやぐらの上のゆるい服の男は俄かに赤い旗をあげて狂気きょうきのようにふりうごかしました。するとぴたっと鳥の群は通らなくなりそれと同時にぴしゃぁんという潰つぶれたような音が川下の方で起ってそれからしばらくしいんとしました。と思ったらあの赤帽信号手がまた青い旗をふって叫さけんでいたのです。

「いまこそわたれわたり鳥、いまこそわたれわたり鳥。」その声もはっきり聞えました。それといっしょにまた幾万という鳥の群がそらをまっすぐにかけたのです。二人の顔を出しているまん中の窓からあの女の子が顔を出して美しい頬ほほをかがやかせながらそらを仰あおぎました。

「まあ、この鳥、たくさんですわねえ、あらまあそらのきれいなこと。」女の子はジョバンニにはなしかけましたけれどもジョバンニは生意気ないやだいと思いながらだまって口をむすんでそらを見あげていました。女の子は小さくほっと息をしてだまって席へ戻もどりました。カムパネルラが気の毒そうに窓から顔を引っ込こめて地図を見ていました。

「あの人鳥へ教えてるんでしょうか。」女の子がそっとカムパネルラにたずねました。

わたり鳥へ信号してるんです。きっとどこからのろしがあがるためでしょう。」カムパネルラが少しおぼつかなそうに答えました。そして車の中はしぃんとなりました。ジョバンニはもう頭を引っ込めたかったのですけれども明るいとこへ顔を出すのがつらかったのでだまってこらえてそのまま立って口笛くちぶえを吹ふいていました。

(どうして僕ぼくはこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きくもたなければいけない。あすこの岸のずうっと向うにまるでけむりのような小さな青い火が見える。あれはほんとうにしずかでつめたい。僕はあれをよく見てこころもちをしずめるんだ。)ジョバンニは熱ほてって痛いあたまを両手で押おさえるようにしてそっちの方を見ました。(あ Permalink | 記事への反応(0) | 22:20

2021-03-12

anond:20210312082859

赤旗市役所かに押し紙するものから

役所づとめで強引な勧誘を受けて仕方なくって人以外で個人購読しているのなんて生粋主義者だろ

2021-03-06

anond:20210306211938

たとえば、日本政府から資金が入り、産経から朝日まで好意的に紹介していて(批判してるのは赤旗くらい)、

問題があっても日本国内では特に批判されていない組織の行為について韓国の人が怒ってたとして、

「そんなことを言ってるのは日本人全員じゃなくてごく一部じゃん、むしろそのごく一部と君の言い分が対立を招いている」

って言って韓国人の人は納得しますかね?って話で

2021-02-17

anond:20210217145344

共産党認識ちょっと良くなったわ

親が赤旗配りボラバイトやらされてたの見てたから嫌いだけど

2021-02-15

anond:20210215111203

うちの親赤旗朝日とってたけどそれで俺がネトウヨになったのか

2021-01-28

anond:20210128205607

赤旗って時点で…

生活保護ピンはねしてる連中は実入りが少なくなるからな。

そりゃ文句言うだろ

2021-01-22

リー情報記事をありがたがる風潮

どこそこの企業合併するとか、携帯料金の新プランは2980円だとか、ワクチンスケジュールはどうだとか、オリンピックが中止だとか。

放置しておいてもそのうち公表されることをちょっと早く発表して、スクープ扱い。

赤旗のように埋もれてる事実を掘り起こすような記事が本当のスクープだと認識される世の中になってほしい。

2020-12-28

anond:20201228114331

官僚やら公務員やら色んなところに共産党員が紛れ込んでるんで情報収集能力が凄い

芸能ネタなら文春、政治ネタなら赤旗が一番

anond:20201228072753

逆ってどういうこと?

ネトウヨから嫌われている朝日新聞とか毎日新聞普通の時事ワードで、記事の1つや2つ引っかかるものだけど..

例えばどんなワード検索したら赤旗記事が引っかかるの?

anond:20201228072113

ネットとはいえ妄想記事を読まされてもねぇ

いろいろな時事ワード検索しても赤旗記事に当たったこと無いんだけど

もしかして検索避けしてる?

あ、パヨクが好みそうなワード検索しないといけないのか

納得!!

anond:20201228062001

……何のレベルだよ

……ひょっとして夕食会で無駄なもん買わせてるんですかね

……赤旗なんてネット記事全文読めたりするクオリティペーパーなだけだろう

anond:20201228061818

じゃあ窓口について行った代わりに赤旗取らせたりするのはいいの?

どちらもレベルは変わんねぇだろ

2020-12-04

さなろうそくが欲しい[追記しました]

反応いただけたので、追記します。ありがとうございます。本文と齟齬がある場合は、こっちが正です。

一番のターゲットは死後の名声を欲しがるような人たちです。「今は批判だらけでも、俺の名前歴史に残る」みたいに思ってる人。

そういう人たちに「適当なことを言うとアレに載せられる」という感覚を持ってもらうのが一番の目的であって、

将来「こいつ過去にこんなことしてたんやで」って自分がニヤニヤするためのものではありません。

  

以下、いただいたコメントへのレスポンスです。ニュアンス近いのはまとめちゃってます。ごめん。

Q:事実認定をだれがするんだ。デマをどうやって防ぐのか。火のないところに煙がたつ。

 A:テレビで本人が言った、統計数字が出ている、裁判で結果が出た、現物がある、等でも十分。疑惑だけなら入れません。

Q:編集合戦になるだろ。一人でやったほうがいいよ。

 A:Wikiと書いてしまってごめんなさい。追記要員はごくごく限定で良いと思うのです。判定基準結構シンプルだし。

Q:削除要請されるよ。訂正追記だけではだめ。履歴すら残せないようにしないと。事実でもあかんのやで。

 A:法的に正しければ対応せざるを得ませんね。なので、その人が死んだ後に復活させるかもしれないという風にしましょうか。

   ほかにも、コピーサイトを大量に作って(ミラーサイトではない)そっちは別とするとかどうでしょう

Q:訴えられるよ。

 A:将来的に海外在住の人にお願いするとかではどうでしょうね。追記なんて誰でもできることだし。

Q:名前候補うんこ.jp増田てる、悪行pedia、実名サーチ、ロー速、閻魔.com

 A:ありがとうございます。いわれてみれば閻魔帳のイメージですね。老人にもわかりやすくていいかも。

Q:仏壇用のろうそくなら小さいよ。ダイソーにあるよ。

 A:ありがとうございます。早速買いに行きます元ネタベニスの商人からですが、あまり深く考えずにタイトルにしてます

  

追記ここまで~

  

はてなーの皆様には言うまでもないが、最近政治家は図々しい。たまに政治家以外も図々しい。

何かあっても強弁してやり過ごせばいいと思っているのだろうし、実際にそれでどうにかなってしまっている事が多い。

これはまずい。思想がどうこうより、もっとずっと根本的な所でおかしい。

そういう人達への、民主的抵抗手段の一つを考えてみたんだけど、現実的かどうかわからないので意見が欲しい。

長くて冗長かもだけど、まじめに考えてるから許して。太字だけ読めば大体おkです。

  

簡単に言えば、ろくでもないニュースだけ集めたWikiを作る。良いことや業績は載せない。

それを数十年単位運営していけるよう、ゆるーく体制を作り、それなりにSEO対策をし続ける。

すると、〇〇太郎検索すると、その名前に紐づけられた悪事がぞろぞろと表示されるサイトが出てくることになる。

時間が経てば経つほど悪事が忘れ去られるのではなく、汚名けが目立っていく可能性を当事者が知れば、圧力として成り立つのではないかと思うだがどうか。

賛成が多ければそのうち作るつもり(出来るとは言っていない)だけど、そんなの俺がやったらあ!って人が居たらどうぞどうぞ

  

以下、仕様?について書いてみた。

異論反論はいっぱいあると思う。

  

サイト名:[募集中] ヨイナマエ タノム

概要:人や会社に関するニュース等を収集し、当人や団体に紐づけるWikiサイト。ただし・悪いニュースのみ載せる・個人意見は載せない。

   解説必要場合記事へのリンク。・悪いねボタン付ける。・コメント欄...は作っていいんだろうか。

目的:上に書いた通り。その他、悪習因習等をやめさせる圧力として。

目標10年後20年後に、その人の名前検索するとTOPに出るサイト企業名は無理だよね...)

掲載対象の人:他人人生コントロールできる立場にいる、日本国内の人や団

   (例)政治家政党上級公務員企業重役、テレビ局、新聞社警察ライター文化人芸能人学校教育委員会宗教団体など。

掲載対象外の人:上記対象に入ってない一般人犯罪者も含む)、日本国外での事象

掲載対象事象一般的マスコミ会社により報道されたことのうち、ろくでもないことほぼ全て(エビデンスのあるもののみ)。その他の掲載ルール合致した場合

掲載対象外の事象:不慮の事故不可抗力不利益を被った人がいない事件私生活関連、推測によるもの個人によるリーク。

ライセンスWikipediaと同じ感じで。(コピーサイト大歓迎)

  

~太字ここまで~

  

その他、掲載対象にしたいもの

法律には触れてないけど系:偏向報道科学的根拠のない製品や薬、画像による謝罪文、謝ってない謝罪文、人の弱みに付け込んだ商売、糞みたいな企業文化 など。

未だに〇〇している系:セクハラパワハラ容認ウナギセールをしてる大型店、ブラック校則記者クラブ、無記名報道水素水売ってる、元記事へのリンクや参照資料記載が無い記事手書き強要転売屋巣窟サービス など。

例外的に業績を載せる系:長年続く悪習因習を既定し、それを表立って真っ先に止めた場合掲載ウナギ売らない宣言とか、報道をすべて完全記名式にするとか。

  

脳内FAQ

Q:お前性格悪いな。

 A:その通りなんですが、掲載されるような人は、もっと悪いと思うんです。

Q:誰が更新するんだよ。

 A:対象範囲が狭ければ自分だけでも余裕す。見出しリンク概要を週一で追加します。賛同者が居てくれるならそれはそれで。

Q:サヨクWikiですか。

 A:犯罪や嘘つきや厚顔無恥は、右左の思想とか関係ないでしょ。

Q:観点によっては良し悪しが逆転するニュースもあるよね。

 A:事実しか載せないので、グレーゾーンは読む人次第でいいと思います

Q:編集合戦にならんかね。

 A:ニュースの内容を転載するだけなんだから基本的に追加しかできないようにしてもいいと思うんだけど、どうでしょ。

Q:消せないの?誤報とかどうするの。

 A:誤報も消さず、目立つ訂正を追記する形で。(エビデンスつけてね)

Q:ソース東スポとか赤旗でもいいの?

 A:内容が事実かどうかで決めましょう。関係者筋の話とかそういうのは全無視

Q:役所とかの不祥事は出してもあまり意味なくない?

 A:上司がまともならこんな事起きない!という場合なら、お偉いさんは晒されてもしょうがない。いじめが無かったと言い張る教育委員会会長とかも。

Q:誰が悪いと言えないこともあるよね

 A:一応「変える力を持っているのにしない奴」も対象にしたい。報道の自由度ランキングが低い→マスコミ各社の社長や、そのとき政権とか。

Q:死んだ人や消えた人も対象

 A:対象にした方が、現役の人への抑止力となるんじゃないかな?

Q:なんで一般犯罪者対象外?

 A:そういう人は元々名声も何もないので、あんまり抑止力にならないだろうし、更生しづらくなるのもどうかと。

Q:訴えられないか

 A:報道済みの周知の事実しか載せないんだけど、駄目ですか? 誰か教えて。

Q:刺されるぞ。

 A:自分死ぬと増えるようにしておきます

Q:その他の掲載対象はてなー的すぎるだろ。

 A:しゃあないやん。

Q:チラ裏なの?妄想なの?さっさと作れば?

 A:そもそもこんなのに賛同者がどれくらいいるかからない程度に、自分感覚に自信がない。致命的欠陥があるかもしれないし。

    「賛同者が多いけど誰も作らない」なら、金貯めて時間を作って自分でやるつもり(さっくり作れるスキルはない)。

   でもこういうのって作ったあとが勝負どこよね。

  

質問意見ツッコミサイト候補、こんなの載せたい...等々、なんでもどうぞ。

出来るだけレスポンスします。でも時間はかかるかも。

2020-11-28

anond:20201128193053

強産主義(きょうさんしゅぎ) - 出産を強いる主義

強産圏(きょうさんけん) - 出産を強いる地域

強産党(きょうさんとう) - 出産を強いる党派

赤旗(あかはた) - 赤ちゃんを生み育てることを旗印にするメディア

2020-11-08

党員になりたい時に参考になる情報

26 名前:番組の途中ですがアフィサイトへの転載禁止です (スッップ Sdb2-ACOu) :2020/11/08(日) 22:25:49.90 ID:iUZcRMald

どこも年寄り多いが適当

自民日本一政党コネ作りができる

公明創価でないとほぼ入れてくれない

立憲…地域によって活動量の差がある、入るの考えるなら今やってる野党再編終わって落ち着いてからじゃね

共産赤旗代と党費がそこそこする、反党行動に厳しい、入る時に推薦人が2人必要

社民社会運動など活動家系が多い、数年以内に政党要件失う可能性あり、今合流騒動で党内分裂してるから入るなら落ち着いてから

国民民主…ほぼ立憲に吸収されたからよく知らん

維新…他の政党に比べて若い人が多い、意識高い系も多い

れいわ(ボラ)…女性ボラ多めボラ同士で結婚した話も

N国(ボラ)…有名YouTuber応援に来てくれたりするからそういうの好きなら

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