はてなキーワード: 携帯とは
携帯関連の記事に出没する石川温とかいうポジショントーカー、正直勘弁して欲しい
署名記事の署名とかニュース配信社とか、各ニュースサイトで共通タグ使ってくれればそれで簡単にNG出来て棲み分けできてwinwinなのにな
大学時代にプログラミングをかじったら楽しくて、これを仕事にできたらいいなと考えて IT 業界を志望し、
でも Goole とか Amazon とかのイケてる企業に入る実力も到底なかったので、とりあえず大手の SIer に入った。
研修を終えて某大企業に常駐して働くことになったが、労働環境はひどいものだった。
IT ベンダが集まるベンダ部屋みたいなところにぎゅうぎゅうに押し込まれていた。
PC のディスプレイは当然 1 枚しかなく(プログラミングするには 2 枚ほしい)、メモリも足らず、
セキュリティの問題からネットには繋がらなかった。何か調べるときは自分の携帯を使う必要があった。
新卒でもいきなり下請け企業のメンバが下についたが、ペーペーの私から見ても信じられないくらい能力が低く、その人たちのフォローでも時間が取られた。
そうでなくてもプロジェクトは山火事のように燃え続けていたため、仕事量はあまりに多く、だいたい毎日終電まで働いていた。
実際の残業時間は当然のごとく毎月 120 時間をゆうに超えていたが、法律上申告できない部分はサービスとしていた。
ある時、客先のマネージャーに、「このタスクいつ終わるんだ?」と言われ、
私は「(無理して)2週間くらいです」と答えた。 1 週間でやれ、と言われた。
私に残された手段は、1 日で 2 日分働く以外になかった(当時はいい子だったので、バックレるなど考えられなかった)。
終電ではなく逆方向の"始発で帰る"ようになった。シャワーだけ浴びに家に帰って、1 時間くらい寝てすぐ出勤した。
それでも 1 週間ではタスクが終わらず、そいつからは罵声を浴びせられることとなった。
なぜこんな頑張っているのに怒鳴られなければいけないのかと、その日は帰りの終電に乗りながら世の中の理不尽さに泣いた。
数年経って、たまたま割と余裕のあるプロジェクトに移ったので、積もりに積もった会社への恨みを晴らすときだと思い、転職活動をはじめた。
(ハードすぎるときは転職活動をする余裕など到底ないのが皮肉なものである)
自身の技術力が磨けそうで、魅力的なプロダクトを作っていそうなスタートアップ企業を受けて、内定をもらった。
辞めると言ったときには偉い人たち含め、いろんな人から引き止められたが、聴く耳は持たなかった。
(皮肉なことに、上記の厳しい環境でも死ななかった経験からサイヤ人のように戦闘力が高くなっており、評価が高かったらしい)
スタートアップに転職し、前みたいなひどい労働環境はなくなった。
同僚も概して優秀だし、給料も残業がない分は下がったが、もともとそんな金は必要ないので問題はない。
しかし、今となっては SIer はそこまで悪くなかったかもしれない、と思ってしまう。
なぜかというと、今の会社のプロダクトがあまりにクソだと知ってしまったからだ。言ってしまえば "この世に必要のないもの" だった。
現在の弊社が掲げる誇大広告に騙され、入社して内情を知るまでは見抜けなかった。うかつだった。
この世に必要ないプロダクトを作るのは苦しい。自分が世の中に貢献しているという実感が持てないから。
ベンチャーなので営業にも行ったりもしなければならないのだが、その時に「うちの製品は素晴らしい」と思ってもない嘘をつかなければいけないのも苦しい。良心の呵責を感じる。
SIer にいた頃を思い返してみると、作っていたものは世の中に明らかに価値を生み出している大企業の、明らかに必要なシステムだった。
もちろん、SIer だって世の中に必要ないシステム(誰にも使われないシステムとか)を作っているケースもあるのを知っているが、概して数は多くないのではと思う。
今の会社も黒字化など到底無理そうなので、潰れる前に転職しようと思っているが、SIer に出戻るのも悪くないかなと思わないでもない。喉元過ぎれば熱さを的なやつ。
まぁ SIer よりも外資のイケてる企業に行けるならその方が良いし、誰かいきなり 10 億円くれたりしたらもっと良いのだけど。
初代から今の代まで本家ゲームのポケモンは一切プレイしたことはなかったが気が付いたら泣いていた。
増田は年代的には赤緑世代だったが、親から携帯ゲーム禁止令が出ていたので当時はプレイすることはできなかった。
プレイステーションは家にあったのだが、どうしてもポケモンがやってみたくて母親に強請ってみたところ、
「プレステでもポケモンができるようになったら買ってあげる」と言われたことを今でもよく覚えている。
(姉はちゃっかり祖父からGBとソフトを買ってもらっていたので揚々と遊んでいて今それなりにポケモンエンジョイ勢である)
幸いにもアニメや漫画には寛容な親だったのでアニポケや4コマ漫画劇場はビデオテープやページが擦り切れるまで見ており、例のポリゴンショック回を録画したテープは数年前まで家にあったはずだ。ポケモンカードも家庭の事情で一緒に遊ぶ友達はいなかったがそれなりに集めていたし、ゲームはできないが買ってもらった攻略本を読んだり、ポケットピカチュウを見つからないかドキドキしながら学校に持って行ったりした。
(今思えばGBはダメでなぜポケピカは買ってもらえたのだろう)
それだけポケモンが好きなら今からでも最新作を買って好きなだけプレイすればいいとは思う。
だけど大人になりこの手の育成要素があるゲームは不得手だと知ってしまった今ではどうしても二の足を踏んでしまっている。
もし子供の頃マサラタウンから旅立てていれば何か変わったのかもしれない。そんな考えがよぎる。実際はなにも変わらないのだけれど。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64406810Q0A930C2MM0000/
第4のキャリヤなのに、まだ大手扱いしてもらえないんや。
これほんとツライよね……。
俺は初めて出来た彼女がこれだった、なにか相手に不満を感じさせるたびに「別れる?」と一言だけメッセージが届く日々だったし、何より初めての彼女ってこともあるから「童貞だからだろうけど女心わかんないんだね」と責められたもんだよ。
交際レベルでも罪悪感を刺激するような脅しを座った目で突きつけられるの相当苦しかったのに、結婚生活の中でこれをされていると考えると想像を絶する。本当に増田はよく頑張ってると思うよ。
他の人も挙げてるけど境界性人格障害の可能性が高い。なんとかカウンセリングを受けさせたとしても3年は治るのにかかる。
どれだけ可哀想でも、罪悪感を刺激されようとも、心の消耗が3年という月日に最低でも耐えられるか自問して、それが無理なら幸い子供もまだいないようだし離婚を考慮したほうが良いと思う。
1年ほど似たような女に振り回されたからわかるけどあれは本当に気が滅入る。携帯から通知音がなるだけで動悸がおかしくなるようになったぐらいだから。
理系大学院生にとって実験というのは食べて寝て呼吸をするのと同じくらい当たり前にするものである。
人間ってどうして呼吸するの?なんて日々考えてる人がいないように、毎日研究室に行って論文を読み先生と先輩の研究の雑務をし自分の研究も進めて後輩の面倒をみるのに疑問なんか持ってなかった。
でも自粛期間を経て一回立ち止まってみたら、当たり前にしていた研究室生活ができなくなっていた。自主自粛期間が6ヶ月を超えて修了出来るかも怪しくなってきたM2の、心と生活の変化を記録してみる。
コロナ前は月-土で8時には家を出て研究室に行き、9時過ぎに帰って、日曜日は一日中バイトしてたから、毎日疲れてて自分のことも必要最低限しかできていなかった。夜でも日曜でも先生からメールは来るし、後輩からも添削お願いしますメールがくる。結局は自由時間も研究室業務をしていたから、本当にメールを確認せず過ごせるのはなんとか時間を作って高校の友達とご飯を食べに行く時だけだった(同じ大学の友達はみんな同じ境遇だから、一緒に何かしてても研究室関連の連絡が来たら即対応してた)。でも、連絡にはすぐ対応しないと先生から色々言われるし、特に先輩は嫌な感じでストレスだったから、すぐ対応できるよう携帯が手元にないと不安だったし、友達がトイレ行ってる間とかに新着をいつも確認してた。とにかく時間がないから付き合える人間が限られてくるし彼氏ができてもわたしは週7で労働してるようなものだから続くわけもない。
3月末、大学は研究自粛となり、バイト先も休業し就活も終わっていたから、大学生になってから初めてなんの予定もない1週間ができた。うちは実験室に行って手を動かさないと基本何もできないタイプの研究室だから、本当にやることがない。(この時はデータも大学から持ち出せなかった)。みんなすることないから誰からもメールがこない。携帯が手元になくても、不安にならない。思い切って1日電源を切ってみたけど、次の日つけてもメールが一通もなかった。幸せを感じた。
久しぶりに2時間とかかけて料理してみたり、道具と材料揃えていろいろなお菓子作ってみたり、夜になったらYouTubeみながら毎日45分運動してみた。どうぶつの森を買って一日何時間もSwitchと向き合ったり、録画して観る時間がなかったドラマをみたり(やっと逃げ恥みれた)、Netflixに入ってずっとみたいと思ってた作品を一気に観た。1時間くらい散歩したり、zoomで高校の友人と久しぶりに話した。夜も時間あるからパックしたりストレッチしてみた。メイクも、集めてても結局考えたくなくて同じものばっかり使ってたけど、毎日いろいろな組み合わせを試した。髪も巻く時間たっぷりあるし、実験しないから好きな洋服を毎日着れる。食べる量とかは変わってないけど、生活習慣が格段に良くなったおかげでニキビとかも無くなったし、体重も減った。何より毎日肩が軽くて快適だった。
そんな日々が1週間を超え3ヶ月が過ぎ研究が解禁された頃、研究ができない体になってた。研究室に行ってた時も、全く自分の時間がなかったわけじゃないけど、気力が起きなくてせっかく1時間あってもずっと横になりながら意味なくSNSを眺めてて終わってた。もうそんな日々に戻れなかった。
研究室に行かないと人生がこんなに楽しいのに、なんで年間50万円の学費を払ってあんなことしなきゃいけないんだろう。っていうかなんで50万円払って先生の研究の手伝いと後輩の指導してたんだろう時給マイナスじゃん。マイナスなのにストレスまで多くてなにこれ。あーもう無理無理。明日こそ行こうって毎日思って寝るけど全然家から出れない。買い物とかには行けるのに、研究室に行こうと思うと家から出れなくなる。
今思えば、ブラック企業みたいなものだった。もしこれが会社だったらみんな辞めて転職しろって言ってくるやつでしょ。会社はいいね、やめて次踏み出せるから。てか辛くても長時間でもお金もらえるからいいな。研究室ってね、入ったら合わなくてもストレートで卒業したかったら耐えるしかない。やめたら就職に不利だし、他大学に移動できるタイミングも限られてるし、仮面浪人なんて莫大なお金かかるし。学科のパワハラ相談室とかあるけど、有名な教授よりどうせ卒業する生徒を切り捨てるから何の役にも立たないし。
本当なら7月から大学行けてたけど行かないでもう9月も終わって自主自粛期間6ヶ月になっちゃった。
3ヶ月の空白分を実験するのも大変なのに6ヶ月ってやばいよね。だって今から実感してデータまとめて考察して修論書くの?無理無理。
何より今更先輩と先生と顔合わせたらなに言われるか分からなくて無理。同期からは気にかけてるよって連絡くるけど、2人きりになったらわからないじゃん。
でもせっかく就職先決まったし、今週内定式もあるのに就職できないのは嫌だな。推薦じゃないから迷惑はかけないかどもう就活したくないし…。
とうとう携帯の電話番号がどこからか漏れて、投資用なんちゃらの、初めての勧誘電話がかかってきたよよよ。なんたるこっちゃ。
タイトルのまんま。
夫の育児ノイローゼは、誰も助けてくれないし、労いの言葉すらかけてもらえない。嫁にさえも。
もちろん子供の成長度合いもあるけど、コロナ前は割と激務の中を週1頑張って早上がりして、子供を風呂に入れて、家事も食器洗いや洗濯や風呂掃除、洗濯物畳んだりとやれることはやっていて、嫁からは感謝されていたし、俺も家事と育児をやってくれてる嫁に感謝していた。
業務上出社しなくてはならない時にそれを告げるとあからさまに不機嫌な態度になったり、
挙句もっと家事や育児を積極的に手伝って欲しいと泣いて喚く始末。
いやいや、こっちだって最大限やってるんですよ?
仕事の調子が出てきた時にだって、必ず夕方には一回中断して子守とお風呂に入れるし、
そのためにどうしてもじゃなければその時間に会議入れないようにしてるし、
出社する時も夕方には退勤して子供の風呂の時間に間に合うように帰ってるし、
その間も、俺は携帯でメール返したりLINEで業務指示飛ばしてたり電話対応したりしてるのよ?
食器洗いは日課だし、風呂掃除だって洗濯物畳むのだってやってるじゃん。
もし俺がボーッとしてて、何かをやれる状態なのにやってないアイドル状態があったら、
これやってくれない?これお願いできる?って言ってくれ、
って言ったら、いちいち指示するの疲れるから自分から積極的に目配りしてやって欲しい、だって。
その理屈が成り立つなら、俺が在宅で仕事中に俺がして欲しいこと全部汲み取ってやってくれ、ってことだよ?それは無理だし、そんなこと言われたら怒るでしょ?
って言ったら泣いて不貞腐れて寝た。
自分と同じ種類の苦労を、自分と同じかそれ以上に経験しないと、
相手の指示に従って、望むことを粛々とこなす方がお互いに幸せでは?
赤ちゃんが泣いてる原因を探って欲求を満たして泣き止ませるっていう育児と同じじゃん?
それでノイローゼになってるわけじゃないですか。
子供は仕方ないにしても、大人は言葉でコミュニケーション取れるんだから、ちゃんと言葉で伝えようよ。
そしてこういう場合、奥さんは育児で大変だから夫が支えてあげないと、っていう人たちが必ずいるんだけど、
俺のつらさは誰にも理解されないし、労ってすらもらえないの?
嫁が復職したらお互い同等の立場だから、また意識も行動も変わるだろうけど、
今は育休で仕事してないんですよ。
嫁:育児
で俺にプラスで育児と家事の負荷をかけようとしてくるのまったくもってフェアじゃなくないですか?
俺がなんも家事も育児もやってないなら、もっと育児やれ!家事を手伝え!という批判は甘んじて受け入れますが。
あと、在宅勤務なんてクソ食らえだ!!
在宅勤務解除になって、今までやってもらえてたことがなくなったときに、嫁が反省するのかまたキレるのか。
早く週5で出社したいと願う日が来るなんて思わなかった。
自分(兼業主婦経験者)なら、大人2人の家事なら、生活費込み月10万円で喜んでやるけどな。
生活費込みってのは、水道光熱費、食費、日用品などの消耗品のこと。
家賃、保険、設備導入代金、修理等の大き目の臨時費用は入らない。
子供がいたり、介護、介助、その他特別な手当てが必要な病気持ちとか、
病的な潔癖症(掃除の要求レベルが高い)だったら別問題だけど、
妻もフルタイムの仕事を持ってて、その仕事にある程度理解あって
(冷蔵庫に食事さえ用意しておけば帰りが遅くなるのを許容してくれる、
宿泊を伴う出張も協力してくれる、忙しい時期に掃除が週末だけになる
のを許容してくれる、等)
恥ずかしがるから好きとか愛してるーーーとか言わなかった。だからその分大丈夫だよ。とか、安心してとかいってた。
わたしにとっては大丈夫だよが、愛してるに近い言葉だった。その頃は。
でも今になってみたら愛してるよって言えばよかったなって思う。
化学療法が始まってみたら1回目は軽い手足の痺れ程度で旦那も私ももっと辛いものだと思ってたからこれな続けて行けそう、なんか治りそうじゃん!!って2人で喜んでた。
でも2回、3回とか続いていくとどんどん旦那の身体とか顔つきとか変わってきて。入院するとそれまで食べれてた食べものが食べれなくなって。大きかった旦那が以前の半分ぐらいになってった。
旦那それでも頑張りたい。少しでも長く私のそばにいたいってかすれた声でいって。私はその時に大丈夫だよしかいえなくて。
家に帰ると泣いて泣いてずーっと泣いて。そのまま寝て翌朝起きて泣いたことがばれないように冷やしたり温めたりして病院に行って。
最後の日そばにいて手を握って寝るまで大丈夫、大丈夫だよってばっかりいって。旦那が寝たら家に帰って。そしたら携帯鳴って。
そこからは記憶が曖昧。あっという間にいろんなことが進んで。全ての式がおわると改めてあーそうか。明日から病院行かなくていいんだって思った。そう思うとわーーって泣いてた。私につられるように私の親と旦那の親族も泣いちゃって。みんな泣いてた事だけははっきり覚えてる。
題名で半分くらい言いたいこと言っちゃってるんだけど。
どれも文字通り解釈するとお願いベースで実効力を伴う法的根拠が弱いよね。
なんできっちり根拠になる法律作って法的効力のある施策にしないの?
それとも何かの障害があって出来ないの?(例えばマスコミのバッシングを避けるとか?)
ひと昔前なら賛否分かれる政策でもきっちり立法化してたよね?例えばイラク特措法とか。
あるいは値下げや賃上げなら政策的に誘導する事もできそうだけど、矛盾すること平気でやってるよね?
携帯代値下げならイーモバイルを最初から楽天に買収させておいて競争進むようにしたら良かったのにソフトバンクの傘下に入るのを認可しちゃったりとかさ、
賃上げなら団塊世代の退職の人手不足で放っておいても自然に達成出来そうなのを移民促進で安価な外国人労働者増やして逆に賃下げの方向性へ誘導したりとかさ。その移民促進も政策として明言せずに実習生制度とかでなし崩し的に進めてるよね。
なんかその時々の世間や圧力団体の空気見て政治やってるのがもろ分かりでポリシーの無さにすげーストレス感じるんだけどどうにかならんものなのかね?
うちの夫も元増田の夫と似たようなもん。こんなになるまで何で妻を放置して自分はやりたい放題してるのか……私がうちの夫を十六年間観察し続けて思ったのは、夫の中の「夫婦像」がどえらく殺伐としていて、しかもその思い込みが強固なんだよね。他にも夫婦の在りかたってあるだろうといえば、夫にとっては夫婦というのはそれしかないんだな、本当に。
私の夫が思ってる夫婦像はこんな感じ。
これ一度に聞き出したんじゃなくて十六年間小出しに聞いてきた夫の価値観なんだけど、書き出してみるとすげーな!と感心してしまったわ。何でこんな糞みたいな価値観が形成されて来てしまったのかというと、夫周りにはろくな同性の先輩や友達がいないからなんだよね。親だってかなりのもんだし。夫の子供時代、父親が母親を酒瓶でぶん殴って母親が流血とか、そういうんだもん。
だから「離婚だ!」なんて脅しにもならないわけ。離婚するのをおかしいと思ってないから。女は卑怯な生き物だからいつだって男を捨てて逃げて行くものだと固く信じて疑わなかったせいで、物凄い人数の女遍歴があるわけだが、長くて一年未満しか続かないという。
でもうちの夫は十六年でだいぶ変わった。さすがに毎週末はキャバクラと風俗を梯子して朝帰りなんかしなくなったし、私の話を少しは聴くようになった。
でもそれは私の努力が実ったんじゃなくて、単に夫の置かれる環境が変わっただけ。転職したら、職場の先輩や同僚に愛妻家が多くて、夫は自分の価値観で家のことや私の悪口を話したりしたら、同僚や後輩に本気で引かれたり、先輩や上司にこんこんと説教されたりして赤っ恥かいたのが利いたみたい。
あと、子供ができたことで幼稚園の行事などを通して他所の家庭の旦那さんと知り合ったのも大きいと思う。これまでの女を泣かせた自慢でマウントが取れた人生が、全然自慢にならなくて、良い旦那・良いパパ選手権みたいな……まあ夫が勝手に張り合ってるだけなんだけど……それに負けたくなくて、最強の愛妻家になりたがってるみたいだよ。私はなんかガックリしちゃうけど、前よりはずっとマシだからまあいいか、と思って諦めた。そんなことより私は私の楽しみを見つけようと思って……。