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はてなキーワード: 日本家屋とは

2022-06-26

最新の住居でエアコンを使わず猛暑を乗り切る方法

かつての日本家屋

かつての日本家屋猛暑気持ちよく乗り切れるように下記の特徴があった。

「軒が深い」

「壁が少なく開放部が大きい」

「南から北への風通しを考慮した間取り

「畳、土壁、板の間などの湿気を吸収する素材」

現在日本家屋

現在日本家屋は同じ木造であっても暑さへの対応思想伝統的な日本家屋とぜんぜんちがう。昭和56年の新耐震基準法を境に日本住宅はそれまでのものとは全く違う。猛暑への対応についてのみ着目した場合連続性がない。特徴は下記の通り

建ぺい率の影響で軒が短い」

石膏ボードなどの断熱壁」(断熱性にすぐれているが熱がこもりやすい)

「壁を多く確保することが義務付けられ開放部が旧来の半分以下である

「風の通り道などの考慮がない。空調をエアコン換気扇に頼っている」

現在の住居でエアコンを使わず猛暑を乗り切る方法

夜間にすべきこと

とにかく、夜間に涼しい空気を取り込んでおくことが快適にすごせるポイントになる。どんな暑い日でも夜間は25℃ぐらいまでは下がるのでこれで室温を下げる。そして壁を冷やす石膏ボード製の壁は冷気を溜め込んでくれる。壁が冷えていると同じ室温でも人間から体温を奪ってくれるので快適にすごせる。

日中にすべきこと

現在住宅に「軒がない」というのがかなり致命的。これに対処するためには、日中雨戸を締めるしかない。雨戸、または、シャッター、断熱性カーテンを閉じて直射日光を遮る。窓は熱風が吹き込んでくるだけなので締めておく。とにかく夜間にためた冷気をキープするようにつとめる。

 

上記方法方法を取り入れた結果。日中の気温を34℃以下にたもつことができた。エコに貢献できてうれしい。そして。原発を停止させた民主党は滅んでほしい。

2022-04-10

anond:20220410232915

この辺ずっと昭和文化だよな。逆に高級な日本家屋庭園執事家政婦食客文化人維持していくみたいな殿文化はなくなってて貧しい。

2022-04-05

anond:20220405202818

狭小な日本家屋兄弟たくさんで育った団塊が我が子に同じ苦労させたくないっていう80年代特有少子化とそれ以降の持ちたくても持てない少子化混同するのは頭悪い

2022-01-20

anond:20220120110435

よかねぇよ!!💢

…必ず頭や顔にクモの巣ひっかけるんだぞ!

日本家屋鴨居絶対にヒットするし…

2021-11-17

おっさんになると畳の良さに気づく現象

子どもの頃は畳の敷いてある和室は芋っぽくてダサいフローリング洋風な部屋に憧れる

成長して初めての一人暮らし、部屋を選ぶ時も和室の部屋はボロっちくて嫌だから、まずはフローリング物件を選ぶ

しかアラサーになるにつれて段々畳の良さを見直し賃貸物件を選ぶ時も一部屋は和室が欲しいし、家を建てる時も和室を作りたくなる

定年を迎える頃には、昔ながらの平家日本家屋に住みたくなっているだろうな

2021-10-18

とらの話

うちは普通サラリーマン家庭なのですが、父方の祖母は、占い師か拝み屋みたいなことをしていました。とはいえ、謝礼にお金はもらっておらず、食べものばかりだったようです。それも手をつけることはなく、近所のお稲荷さんお供えしていました。

私が大学の時、先輩と出会いました。先輩はゼミOGで、就活相談で知り合いました。色白で、黙って座っていたら良家のお嬢さんという印象です。しかしどこか掴みどころがない人でした。

祖母が先輩と会ったのは、相談の時に私が忘れ物をしたのがきっかけでした。

春先だったか梅雨だったか、よく覚えていないのですが、雨が続く時期だったと思います

友だちからもらった、ディズニーお土産タオルハンカチでした。大事ものだったので、同じ沿線から駅まで持っていって渡そうか、という先輩の言葉に甘えました。

出掛けに、祖母駅前へ花を買いに行くというので、一緒に向かいました。

先輩を見るなり、祖母は「とら」と言いました。ハンカチを渡してもらいながら、何を言い出したかと、私はポカンとしていました。

お嬢さん、ごおうのとらでしょ。お母さんとお父さんの干支は何?」

「母はひ(き?)のえうまです。父はごおうのとらです」

先輩はちょっと驚いていましたが、割と平然と答えました。

「昔、古いおうちに住んでた?」

はい日本家屋ってほどじゃないですが」

ここで根掘り葉掘り尋ねる祖母をたしなめようとしましたが、「色々聞いちゃってごめんなさいね」と、自ら質問を切り上げたので空振りになりました。

から聞きましたが、先輩は育ちが西の方で、昔住んでいた家が、さるお屋敷の離れを一戸建てに改築したものだったそうです。訛りが全くなかったので驚きました。

その時はそれで解散となり、おばあちゃん何なんだろな、と思いつつも、それで終わりでした。

祖母と先輩が次に会ったのは、夏になった頃です。祖母はこの時期に、一番拝み屋的な仕事をしていました。とはいえ、詳細はよく知りません。謝礼のお供えものをもらってくるので、そうと知れただけです。息子の父が何も言わないのはともかく、嫁の立場の母は、こういうのどう思っているんだろうと思っていましたが、母は全く咎めませんでした。祖母と母は、仲良しとまではいかないものの、ごく普通関係でした(それが実は大変なことだというのは今はわかっていますが)。

7月の中頃だったと思います。先輩と連絡を取りたいと祖母に言われ、私はびっくりしました。拝み屋絡みか、と訊いたら否定しませんでした。しつこく粘られ、「先輩が承諾したら」「私にも詳細を教えてもらう」という条件でしぶしぶLINEしました。先輩は祖母が拝み屋ということにもさして引かず、むしろ面白げにあっさり了承しました。

手伝いというのは、祖母指定する家に一晩泊まるという内容です。孫の私でも、かなり怪しい話です。

心配なら、W(私)ちゃんも泊まりなさいな」と祖母は言い、私もそうすることに決めました。

向かった先は、有名な温泉街の駅でした。交通費は先方持ちとのことで、温泉に入った後、駅からタクシーで向かいました。山坂のある道で、結構距離はあったと思います

途中、神社にお詣りし(なんという神社失念しましたが、たぶん八幡様だったと思います)、着いた先は、ごく普通の一軒家でした。

祖母は入る前に、先輩に「和室で待ってる人がいるので、やってもいいと思うなら、肩を叩いてあげて」と言いました。それから、二階には上がらないこと、全員一階の和室で寝ることを言われました。

インターホンを押すと、奥さんらしき人が、扉を開けてくれました。少し疲れた印象でした。二階に上がる階段は、入って正面の突き当たりにありましたが、赤ちゃんペット用の柵みたいなものが塞いでいたので、うっかり上がることもなさそうでした。

和室には祖母の言ったとおり、高校生ぐらいの男の子がいました。背の高い、いかにも運動部という感じの男の子です。集団でいたら避けたいタイプかもしれません。しかし妙に落ち込んでるように見えました。歳や見た目割りに、大人しいというか。先輩は、特になんともなく、その子と叩きました。

その泊まりは何もありませんでした。

ラップ音とか、怪しい影とか、変な声とか、何も。

というか、実はこの話、最後までそういうのはありません。

まあ、私も先輩もいわゆる霊感などなく、先輩に至っては、夢で幽霊や化け物が出たら、怒り狂って殺しにいくとのことでした。だから怖い夢が怖くないと言っていました。

夢占いだとそういう化け物殺しはストレス兆候らしいのですが、今となってはどうかはわかりません。

夜のご飯弁当(高いの)を持ち込みましたが、朝はおにぎり味噌汁を出してもらい、そのまま帰りました。帰り際に、祖母封筒(おそらく交通費弁当代)と、お菓子か何かをもらっていました。

私と先輩は訳がわからなかったものの、温泉・高級弁当・タダということでラッキーという感じでした。当初の怪訝さはどこへやら、うまい話ヤッターみたいな感じになりました。

結論として、この手伝いは数年続きました。夏が多かったものの、季節関係なく、先輩のスケジュールが空いていれば成立しました。

色々なところに行きましたが、大体条件は同じでした。

まず地元神社に寄る。

温泉があれば寄る。

先輩が居間の人の肩を叩く。

二階や特定の部屋には入らない。

祖母・先輩・私は同じ部屋で寝る。

ほぼ、先輩は肩を叩きました。

時折、臭う不潔な人や、ずっとうめいてるような露骨に変な人もたまにいましたが、普通に叩きました。

しかし、数回だけ、叩かないことがありました。

その時はその家には泊まらず、謝礼も貰わず祖母持ちで、ビジネスホテルや空いている旅館に泊まりました。

叩かなかったいずれの時も、先輩がものすごく機嫌が悪くなりました。本当に、露骨に触るのも嫌という様子でした。普段飄々とした先輩が、突然牙を剥くみたいになるのです。

先輩の声は女性にしては低い方なのですが、「叩けません」という声にはドスがきいて一層迫力がありました。はたから見ていても、とても怖いのです。

叩かれない人は、ずっと呆然としていたり、逆にニヤニヤしていたり、やはり変な様子でした。しかし、叩かれた人にも変な人はそこそこいたので、正直私には差が分かりませんでした。

先輩に後で訊いてみると、先輩も理屈はわからないものの、とにかく本当に触れない、触りたくもない、汚らわしい、腹が立つ、という気持ちになったそうです。

今思えば、そういう不思議なことは間違いなくあったのに、直接的に怖い訳ではないと、存外平気なものなのだな、と思いました。

この手伝いがなくなったのは、突然でした。祖母が「今までお手伝いありがとうございました、これで最後になります」と、宣言したのです。秋か、冬のことでした。

最後のおうちは、特に印象はありません。そこの人は、肩を叩かれました。白い猫ちゃんがいて、私にも先輩にもゴロゴロいってかわいい子でした。

先輩は「役に立ちました?」と訊き、祖母は「大変助かりました、ありがとうございました」と言って、先輩にお礼は何がいいですか、と尋ねました。

先輩は遠慮したものの、祖母は食い下がりました。

「それじゃ最後にWちゃんも含めてお食事しましょう、それがうれしいです」ということで、祖母の奢りで3人でふぐを食べました。祖母は奮発してくれ、一番いいコースで食べました。

その後、先輩は引っ越して県外に行ってしまい、私も仕事に慣れて忙しくなり、疎遠になりました。

結局あの手伝いはなんだったのか。

祖母が亡くなる前、割と最近になってから尋ねました。

その時、祖母は、私が先輩から借りっぱなしにしているものはないかと訊き返しました。先輩とはものの貸し借りはなく、お金などは代わりのものを奢ったりして都度トントンにしていたので、そういうものはありませんでした。

それを聞くと、祖母は話してくれました。というかメールですが。

「K(先輩)さんはね、とらです。悪いものには、ものすごく怖いとら。動物のとらみたいに、いるだけで怖い。巡り合わせもありますが、滅多にいないひとです」

「泊まりの都合が、合わなかったひとは、もう最初から、助かるご縁がなかったんです。来てもらって、肩を叩いてもらえたひとは、許されてもいいってこと。叩いてもらえなかったひとは、だめ」

「強いと因果も色々あるんだけど、Kさんは、絶対大丈夫。あのひと、甘やかされてないから、馬鹿みたいに運がいいとかはない。だから負ける時は負けるけど、それはそれで、怖いことなんです。自分を負かした相手の運を、埋め合わせに、根こそぎ持っていってしまう。貸し借りのことを聞いたのはね、それと同じで、借りっぱなしで泥棒するのが、とても良くないことだからちゃんと謝って返すか、許して譲ってもらうかしないと、持ってるものぜんぶ無くなるまで、持っていきます自分からは、どうこうしないけど、ずうずうしいとか、わきまえないひとに、容赦しない」

祖母がこのことを言うのは、たぶん私と先輩のご縁が切れたからで、でも忠告でもあるんだろうな、となんとなく思っています

コロナが本格的に流行り出す前に、祖母脳梗塞で亡くなりました。

お稲荷さんへの謝礼のお供えの話は、葬式の後に父から聞きました。

父も詳しくは知らないそうですが、他人様の不幸せを、自分の稼ぎにしてはいけない、ということでお供えにしていたようです。

母が嫌がらなかったのも、たぶん金儲けじゃなくて人助けだと思っていたからなのかもしれません。

今でも、我が家はちょくちょくお供えをしています

先輩は、人づてに聞いたところ、普通に元気で、バリバリ仕事をしているそうです。

お手伝い中、会社パワハラで有名なお局さんに嫌がらせされている、とボヤいていたのですが、結局そのお局さんが部署たらい回しにされ、会社をやめたそうです。

たぶん、そのお局さんはこの先いいことはないんでしょう。知らないとはいえ、恐ろしいことをする人もいるものです。

もう一つ、昔の友人にCD借りパクされたという話を聞いたのも、今書いていて思い出しました。それもどうなるのでしょう。

特にまとまりのない文章になってしまいました。まあ、別に怖くもないでしょう。

こんな話は誰もリアルには信じないと思うのですが、やはりこうも変な体験だと誰かに話したくて(フェイクも混ぜてますが)、ここに投げています

唯一怖いといえば、都合のつかなかった人、叩いてもらえなかった人のことがあります

どうなったんだろう、とふと思います

気にはなりますが、出来もしないことに深入りしないのも大事でしょう。

私は虎のように強くもないし、祖母のようにそれを見極めることもできないので。

うそう。また書いていて思い出しました。そういえば、タオルハンカチを届けてもらった時に「親切にしてもらうのだから、お礼を持っていかなきゃ」と、祖母ゼリーを用意してくれました。あれは今思えば、なかなかファインプレーだったのかもしれません。

礼儀って大事ですね。

オチのない話で申し訳ないですが、あなたの暇潰しにでもなれば幸いです。

***

虎の威を借る狐だった。

こんなこと何度もないですよ。これが初めてです。

皆さんもお気をつけて。

***

から気をつけてと言ったのに。

まだ気付いてないんですね。

これはとらの話なんですよ。

残念です。

***

縁がなかった、許された、許されなかった。

その差は?

何がその判断基準抵触したのか?

でも、聞いても理解できないかもしれない。

だって良かれと思ったことが、こちらは些細と思ったことが、向こうを怒らせてずっと恨みを買うなんて、よくある話じゃないですか。人間相手ですら。

びっくりするぐらい真反対の考え方の人って、実際いるでしょう?

多数派なら大丈夫

私は間違えない?

私は正しい?

本当に?

主観や肌感覚って、そんなに信じていいものなんでしょうか。

信じるって、そんなあっけらかんにしていいことなんでしょうか。

***

急に寒くなりましたね。

狐よ、肥えろ肥えろ、どんどん肥えろ。

***

黄質黒章、鋸牙鉤爪。

のこぎりの歯とかぎづめを持つ、黒いすじを持つ黄色の化け物。

訳が分からなくて、怖いですよね。

でも、それに「虎」と名付けたら?

あらびっくり、「虎」以外の何ものでもなくなる。

から「とら」にした。

少しでも縁のある器に注いで、形を捉えた。

そういうことなんですかね。

でも、名前が付いたからって、虎は本質的に虎のままじゃないですか。

ましてや「とら」だなんて、図々しいじゃありませんか。

そういうものの名を、人の分際で決めて、しかも領するなんていうのは。

定義付けるべきじゃなかったなら、せめて、よくある作り話とみんなが思って、薄まらいかなって思ったんです。

これも、いまいちでした。

あんまり詳しく正しく書いて、道理を通そうとするのは良くないんですよ。この手のは。

言うじゃないですか、ラテン語か何かの格言で「神秘は秘匿されるが故に神聖也」って。

でも今時って、皆さん考察したり、伏線矛盾を突いたり、暴くのがお好きでしょう?

かえって、あちこちに細く尾が走っていってしまってね。申し訳ないことに。

大丈夫、そろそろ終わりますよ。

ほら、もう、大分日にちが過ぎちゃいましたからね。

***

これで手打ちにしてくれるそうです。皆さんどうも。

明日もっと寒いそうですから、よく肥えてくださいね

***

長らくお付き合いありがとうございました。

こち出張の片手間に推敲もせず書いたもので、始末に困って貼ったのですが、存外見ていただけたようで、驚いております

かような人生初の乱筆乱文に、大変恐縮でございます

それでは、本当のお開きでございます

皆様、余さず頂戴し、骨の髄まで堪能させていただきます

ご機嫌よう。

2021-08-08

エアコンがある家はいいなーーー

は?エアコン?なにそれ?あるわけないじゃん。田舎日本家屋なめんな。

は?田舎なら涼しいだろって?

エアコンにまみれた生活しかしたことのない都会人に言われたかいね

2021-07-25

闖入者排除

超絶クソ田舎の古びた日本家屋なので、暑い季節には宅内にゆかいなお友達がたくさん闖入してくる。

蚊やアブは言うに及ばず、クモだのカナブンも来てうぜぇとか思いながら、それより困るのがムカデだったり。あいつら刺すからなぁ…

我が家では火箸を常備しており、闖入者発見したらそれでつまんで屋外へ放り出している。

(火箸:トングを長くしたような形で、火ばさみとかゴミ拾いとかゴミはさみかい名前で売られているやつ)

今日は小さな蛇(祖父母曰く毒があるらしい)を祖父が火箸で殴り倒していた。

さきほど屋内でナメクジムカデを同時に発見したので、それはぼくがつまんで屋外へ放り投げた。

何回やっても慣れない。

ナメクジはやわらかくて変形して気持ち悪い。ムカデはつまんだら暴れるからガシガシする感じが火箸に伝わってきて怖い。

2021-05-27

夢日記 病院

母親の知り合いであるEさんが食事をおごってくれると言ったので、高校時代友達であるNちゃんとYちゃんを誘って一緒に行くことにした。

Nちゃん卒業した大学の附属病院を待ち合わせ場所にしたが、Nちゃんは「診察を受けてくる」と言って私たちを残し、病院いちばん奥の診察室に入ってしまった。

異様に大きいトイレ看板ソファーしかない廊下で、Yちゃんと一緒に立ち尽くしていると、看護婦さんがやってきた。

「当院では、スタッフ以外は全ての衣服を脱いでいただく決まりになっています

「でもNちゃんは脱いでませんでしたよ」

「あの方は大学OGからいいんです」

「そうなんですか……」

そんな会話の後、看護婦さんに連れられてしぶしぶ更衣室に入った。ドアもなくカーテンで仕切られただけの狭いスペースで、床に直置きされたカゴには誰かの服が脱ぎ散らかされていた。

面倒くさいことになったな、と思いながら私も服をカゴに放り込んで全裸になった。今まで何もしゃべらずボーッとしていたYちゃんも、いつの間にか全裸になっていた。

よく見ると、部屋のすみっこの方に固まっていた5,6人ぐらいの女性グループは、全裸にならず水着に着替えていた。彼女たちはどうやらグラビアアイドルで、健康診断に来ているようだった。

「この病院トイレがいっぱいあっていいね」とか「何でみんな全裸なのかな」とか、そういう会話をしていた。こっちが訊きたいよ、と思った。

Nちゃんの診察が終わると、やっと病院を出られた。私とYちゃんは何故か全裸のままだった。恥ずかしくはないけれど、なんだか貧乏臭くていやだった。

「何の診察受けてたの?」

「私、鼻の血管が一本足りないらしいんだ」

「怖いね

そんな会話をしながら歩いた。Yちゃんは相変わらず何も喋らないし、ボーッとしていた。

Eさんの家は古い日本家屋で、玄関がどこにあるか分からなかったので窓を叩くと、Eさんが顔を出してくれた。

ご飯おごってください」

「あ、はいはい

Eさんは私に一万円札を三枚渡し、「元気でね」と言って窓を閉めた。確かに奢りといえば奢りだな、と思った。

お腹が空いていなかったので、小さな民宿で昼寝をすることにした。畳に布団が三枚敷いてあるだけの質素な部屋だった。

Yちゃんはさっさと寝てしまい、Nちゃんは「珍しい同人誌を見つけたんだよ。レアなんだ」と一冊の本を見せてくれた。

B5判で、クリアファイルみたいな素材の黄色カバーがかかったそれは、どのページを見てもボディコン服を着た女の人(多分アメリカ人)の単調なイラストが載っているばかりで、セリフストーリーもなくてつまらなかった。

私が「英語教科書みたい」と言うと、Nちゃんは怒ってしまった。何とか機嫌を直して欲しかったけれど、その本には褒めるところが見つからなくて困った。

いちかばちかで思いついたギャグを言ったら、笑ってはくれたがやはり怒っていた。どうしようと思っているうちに、室内にはグルグルと赤い光が回り、サイレンが鳴り始める。

近くの駅の電車の時刻に合わせて鳴るサービスらしく、若い男の人が妙に嬉しそうな声でアナウンスをするが、強烈に音割れしていて不快だった。

物騒で暴力的な赤い光のもとで、私は呆然として、Nちゃんはまだ怒っていて、Yちゃんは安らかに眠り続けていた。

おわり。

現実のEさんの家は普通の一軒家で、Nちゃん出身校に病院はないし、彼女が怒ったところを見たこともない。Yちゃんも無口ではない。

2021-05-18

anond:20210518195105

元彼実家(アパート)に呼んでドン引きされたの思い出した。

うちの場合は、父方の生家が地主金持ちだけど母が義両親と住みたくないってゴネてアパートに住んでたんだよね。父は一人息子なので、いずれはデカい一軒家を受け継ぐのが決定事項→じゃあそれまではアパート暮らしでいいや!ってことだったらしい。

父方の祖父母が亡くなってからは、うちの親は蔵と離れのあるThe日本家屋みたいなデカい家(私にとっては祖父母の家という感覚が強い)に住みつつ家賃収入悠々自適暮らしてる。ここを実家だと紹介してたら元彼の反応も変わったんだろうなぁ。

2021-05-17

anond:20210516201049

昔の日本家屋では、ふすま一枚隔てて姑が聞き耳立ててるのが当たり前だったんだから、そんなの誰も気にしてないよ

2021-05-15

anond:20210515153941

築年数も大事だけど地盤特性とかのほうが重要な気がする

手抜き工事じゃないか見分けられる方法があればいいんだけどね

田舎とかならむしろ築年数50年超えの日本家屋とかをリノベーションとか補強したほうが安心感高いのかもしれない

2021-02-23

屋根裏部屋に憧れた

が、

現実の(日本家屋の)屋根裏暑い、熱い!(薄いから)

(むかし、二階の天井板が押し入れの中から持ち上げられるのを弟が発見して兄弟屋根裏探検してた)

最上階は間にはさむ断熱材の役目をする階層が無いので、夏の日光ですぐ熱せられるし、冬は暖めたはしから熱が逃げていくから寒い

しかし、

今でも他人の家の尖った形の最上階とか三階建ての三階とかを見ると、ついつい住んでみた場合妄想してしまう。

なんだろ、

二段ベッドの上の段やロフトや昔の寝台列車の三段寝台の最上段!に喜んで上がってしま子供心みたいなものなのか?

あのせまそうな空間に何故か憧れがある。

2021-02-05

京都ギョ苑

今日京都ギョ苑行った!

御苑かいてギョエンと読むのがなんかまだ受け入れられてないので、間をとってギョ苑と書く

ギョ苑、目的地の近くにあり、暇な時間もあったので、わりとついでというか、なんとなくって感じで行った

まず思ったのが、なんつうか、デカ

由緒ある日本家屋日本風建築?、だいたい砂利道があるイメージなんだけど、その砂利道がアホみたいに広い

なんだろう 普通感覚だと、学校グラウンドトラックくらいの幅の砂利道だとけっこう広いなと思うんだよ

ギョ苑の砂利道、グラウンドのものみたいな幅で、長さにしてもグラウンド5個分くらい連なっている レベルが違う

砂利道がバカかい面白い、という知見が得られた

ほんで!ギョ苑のなかに御所があるのですが、これもよかった

素人目には面白さがわからん典型的な古い建物ですね、OK!という部分ももちろんあるんだけど、なんかデカくて明らかに荘厳な部分がところどころあった

今日全然人いなくてなかば貸切みたいな状態だったのも効いてるかもしれん

特に良かったのが、なんやっけ、紫宸殿(変換できたから多分コレや)

どういう場所なのか知らんが、建礼門っていうなんか名前いたことある有名くさい門から直結で、間取り的にもエエところにあるので、本丸みたいなモンなんだと思う

右近の橘と左近の桜とかいって木が2本植えてあるのがボスっぽくてカッコ良かった

月華門と日華門ってのが左右にあるのもかなりいい RPG文脈なんだよな

紫宸殿を臨む広場は基本立ち入り禁止で、端っこからちょろっと見してもらえるだけなんだが、だからこそ砂利が綺麗にならされていて、えもいわれぬ迫力があった

そもそも建物が妙にデカいしな

さすがに権威のようなものを感じさせられた 

ギョ苑、良かったですよ

日本史全然しらず、感受性も弱い俺が行って感動する場所があったということは、マトモな人がいけばもっと感動するだろう

すげえ広い割に人いねからコロナ対策バッチリだし(ほぼ何にも触らないしな)、基本無料だし、いいですよなかなか

おすすめ度:★★★★☆(デカすぎて疲れたので一個減点ですっ!)

2020-12-01

anond:20201201085652

稲作やってるような湿潤な地域はもちろん風通しガバガバやぞ

設計士や建築士日本家屋の背景を理解せず、現代の建材と生活様式に合わせた建て方してないクソな家が多いってことだぞ

anond:20201130124718

【要約】全館空調を前提としない古い設計の家は底冷えする

気候的に風通しが良くないとカビだらけになるからだよ

ノウハウ持ってない工務店が気密断熱住宅を建てると10年経たずにカビだらけになる

日本家屋は柱と梁以外はすべて分解掃除可能な作りになっている

分解掃除しないとカビや虫に家が食われてしまうから大掃除といって定期的に手入れをしていたのだよ

柱と梁以外分解できる、といったが必要なら壁も塗り直したり屋根も葺き直したりした

 

昭和に入っても日本家屋思想を引きずってエアコンを前提としない設計だったから古い家はクソ暑いしクソ寒いんだぞ

 

追記:お前ら!古い一軒家が前提の話だよ!集合住宅はまた別の問題だ!

   日本家屋は障子が窓で襖がドアの建築だよ!

   西洋建築の建材で日本家屋っぽさを残そうとするからクソみたいな家が残ってんだよ!

2020-08-07

四面楚歌

夫のためにバレンタインフェアに行った。

人気のフェアなのか会場の入り口に入場待機列ができている。

並ぶ。

列の何組か前に見知った顔を見つける。

夫だ。

しかも女連れ。

「誰よその女」と、まるでドラマのような科白で詰め寄る。

周りも気にせず大喧嘩

修羅場を抱えながら列は進む。

入場の順番になったがこっちは全くそんな気分ではない。

しかしせっかく並んだのだ。

一応入場はする。

ブースの1区画をぐるっと歩いた。

怒りでほとんど何も視界に入らない。

思考もろくにできない。

夫が追いかけてくる。

腕を掴まれたが振り払って無茶苦茶に歩いた。

帰ろうという結論に達したところで爺ちゃん鉢合わせる。

ちゃん小学生のころのまま、不器用ながらも優しく語りかけて慰めてくれた。

少しクールダウンになった。

会場から出る。

ひどい雨だ。

傘を差す。

入ったときと違う出入口だ。

この建物は丁字路の右下部分に建っているらしい。

道を渡ろうと横断歩道信号を待つ。

片側一車線ながらも交通量はそこそこあり、車のスピードも速い。

「この横断歩道渡りづらいのよね」と見知らぬ年配が独り愚痴を言う。

信号が変わった。

丁字路とは思えない速度で車が進む。

なるほど渡りづらい。

運良く車の列が途切れた。

さっと渡る。

まっすぐに道を進む。

傾斜はゆるいが長い下り坂だ。

ふと違和感を覚えて上を見る。

傘の骨が折れている。

さらに何か所かつゆ先から布が外れている。

ボロボロだ。

憂鬱になりながらも坂を下り続ける。

どんどん道が細くなる。

車一台となんとかすれ違う。

左右には古い日本家屋が並ぶ。

やはり瓦屋根は良い。

時折小さな畑を挟む。

胡瓜、茄子西瓜

夏野菜だ。

道は続く。

いつしか田が目立つようになる。

丁字路に出た。

左か、右か。

右の道5メートル程のところに、細い脇道がある。

行方向と合う。

あの道を行こう。

しか漠然不安だ。

スマホを取り出す。

位置情報ゲームを起動する。

地図確認する。

よかった、細いもののまっすぐ続いている。

細いあぜ道を進む。

交差点を突っ切る。

急に道がかなり広くなる。

相変わらず地面は土。

だがさっきと違い、しっかりと固められている。

端には草が生えている。

周囲には水田しかない。

6月の稲が青い。

道がまた少し細くなる。

実家に着いた。

いつしか雨は止み、傘も無い。

思い出したかのように怒りや不満が広がる。

ごろんと横になり、例のゲームで遊ぶ。

気付けば隣に父がいた。

だらけた姿勢で父に話す。

ちょっとくらいそんなこともある」なんと父は夫の味方だ。

母と妹がやってくる。

ソファに座る。

同じように愚痴る。

「許してあげなよ」という母に妹が同意する。

ここまできて四面楚歌

居たたまれず飛び出す。

そんな夢を見た。

2020-05-29

高卒ニートだけど俺の部屋の向かいの家で小鳥さんが巣作りしてる

チュンチュン!!じゃなくてギーギー!!って鳴く小鳥さん

夫婦で交互に口に巣の材料を咥えて行ったり来たり

さな身体一生懸命飛び交う姿を見てると「人間も精一杯生きなきゃいけない……」っていう気にさせられる

時おりカラスが不穏な偵察飛行をしているので小鳥さんが心配になるけど、俺が見張ってるから安心しろ!ってさっき小鳥さんにサムズアップしてみせたか大丈夫だろう

将来金持ちになったら立派な日本家屋を建てて縁側に座り庭で遊ぶ小鳥さんを眺めながらお茶を飲みたい、そう思った

2020-05-10

anond:20200510074233

「〇〇っち」というのは静岡地方方言です。例えば「おれっち」や「きみっち」というのは「俺の家、君の家」という意味ですので、「きも」の固有結界内に衛宮家のような日本家屋存在しているのだと推測されます

2020-04-13

[]細引

麻を縒って作った縄。

昔は日本家屋で釘にひっかけて使っていたらしいが、今でもアウトドアで大活躍だそうだ。

2020-01-23

田舎の古い日本家屋

どこからともなく隙間風が吹きつけてすごくて寒い

主力暖房石油ストーブ。給油がめんどい

エアコンは誰もいない部屋にならあるが、肝心のリビング的部屋や食卓にはない。

あとはちっちゃいセラミックヒーター。寒い

2020-01-16

anond:20200116091849

自宅だとこんな感じ

・めったに化粧しないけど(アレルギー)、したときは顔がパリパリ乾燥していく感じで気持ち悪くて一刻も早くクレンジングしたいしそしたら髪も体もさきに洗う

ムダ毛恋人いないなら顔だけでいいしそれは洗面所で朝やる

冷え性なので湯は長めに浸かる。たのしい。ただ他の家族はほぼシャワーですますので自分でいちいち風呂洗うのは面倒だが入るのも洗うのも自分から手抜き可能

・上がったらニベアしか塗らない、ほんと乾燥肌だから化粧水塗ったら塗っただけ乾燥する

ただし北関東とか古い日本家屋だと風呂が一瞬で冷める、ほんとう風呂から一刻も出たいので携帯ポチポチして上がる気持ちはわかる

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