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はてなキーワード: アリーとは

2018-03-26

[] #53-1「イアリーランド

兄貴は、お金のことを良く「便利なもの」だと表現する。

お金のものは、金属か紙切れだ。でも、それで大体は交換できるように世の中は出来ている。だから、みんな欲しがる。俺も欲しがる」

兄貴の主張はともかく、「お金には価値があるか」と問われれば、ほとんどの人はイエスだと即答するだろう。

だって、そう答える。

現実問題、そうなんだから

にも関わらず、その“お金価値は誰が担保しているのか”について、俺は今まで全く考えていなかった。

そのことについて考え始めたのは、とある遊園地での出来事きっかけだ。


その日、俺たちは学校行事遠足として、『イアリーランド』に来ていた。

人気ランキングでは上から数えても下から数えても遅く、大人気ともいいにくく、かといって不人気だとネタにもしにくいビミョーな遊園地だ。

遠足場所に選ばれたのも、学校から最も近かったからという理由だ。

それでも俺たちは、普段なら授業をやっている頃に遊べるとあって、内心ワクワクが止まらなかった。

園内のパンフレットを読みながら、逸る気持ちを抑えるばかりだ。

「えー、あれがこうして、これがああして……他の人に迷惑をかけないよう……園内ではルールを守って……」

先生が注意事項を話しているが、生徒の大半はマトモに聞いていなかった。

子供でも分かる常識的なことしか言っていないから、守るやつは聞く必要がないし、破るようなヤツには最初から意味がない。

実のところ先生たちも、そんなことは重々承知だ。

結局は、一定距離から生徒たちをマークするしかないことは分かっていた。

それでも一応は説明しないと、面倒事が増えるかもしれないからやっている。

機械についている、バカ丁寧な説明書みたいなものなんだろう。

「じゃあ、なんやかんやで気をつけて……A組のA班から順に入場して……ちょうだい」


…………

こうして俺たちの班の番が来て、小走りでイアリーランドに入場する。

班の仲間たちは、ミミセン、タオナケ、ドッペル。

まあ、いつものヤツらだ。

「じゃあ、どうしようか」

「やっぱり、まずはアトラクションだろ!」

「でしたら、イアリーチケット両替しませんか?」

近くの窓口にいた人に、そう呼び止められた。

「イアリーチケット?」

「イアリーランド現金と同じように使える、紙幣みたいなものです」

そういって受付の人が、サンプルの紙幣を見せてくる。

100、500、1000の三種類で、イアリーランドマスコットキャラらしきものが、それぞれ印刷されていた。

単位は『イアリー』らしい。

アトラクションはそれがないと乗れないの?」

「いいえ、現金も使えますよ」

え、じゃあこのチケット意味って何だ。

「何かの特典があるとか?」

「あるかもしれません」

すごく漠然としてる説明だなあ。

「私、興味ないけど、試しに買ってみる」

そういってタオナケは、おもむろに1000円札を受付に渡した。

「マジかよ、タオナケ。普通金も使えるんだからチケットに換える必要ねえじゃん」

「私もそう思うけど、こういうのは雰囲気を楽しむことが大事だと思うの」

雰囲気、なあ。

まあ、園内のみとはいえ現金と同じように使えるんだから、損するわけではないだろうけど。

「ではこちら、100イアリーとなります

「私、1000円渡したんだけど……」

「1000円はイアリーに換算すると100なんです」

何だ、そりゃ。

1000イアリーにしたほうが分かりやすいだろ。

次 ≫

2018-03-21

anond:20180321120224

そんで、ここは「アノニ・マスダ・イアリー」だね。

2018-02-03

自由に呟ける場所がない。

ネットってこんなに窮屈なところだったっけ?と最近よく思う。

 

ツイッター愚痴を吐き出す場所として使おうと思っていたが、気付くと中途半端フォロワーも増えて、大体はアクティティ少な目なんだけど時折どーでもいい呟きが数百人の目に触れていて焦る事が増えた。

そしてしばしば「ネガティブな呟きを見せられるほうは迷惑」「ポジティブな呟きを心がけなければダメ」といった文意ツイートRTで流れてくる。

では愚痴を控えて普通つぶやきだけにしようとしてみると、なんとも自分言葉が空々しく空しい呟きにしか思えない。

 

では他に良い場所はないものかとTumberだったかを使ってみたが、明るくも空虚な妙な雰囲気がどうにも肌に合わない。

ではでは匿名日記が書けるアノニ増田アリーをと思って登録してみたが、ココはココで妙な感じですね。まとめサイトコメ欄のような馬事雑言で普通増田日記が流れていく。

 

ネット黎明期だと個人HPなんてのが普通で誰もが気兼ねなく自分HP日記とか愚痴とか書いていて、その後にもっと簡単日記が書けるブログというもの流行して、その後にはお膳立てが整ってるSNSというもの流行して、そのあたりまでは結構みんな好き勝手に好きな事を書けていたと思うんだよね。通りすがりの見知らぬ人に文句を言われる事も殆どなかったし。

 

気付けば主流のネットサービスは軒並み外国会社提供する日本語版だったりするし、規制検閲も当たり前で、非難するほうが偉いという風潮さえあったりなかったりするので、棘のない言葉しかネットに書き込めないようになったような不自由さというか堅苦しさが付きまとう。

 

こういった事を書いていると「ネットをやめろ」と言われそうだが、実は半年ほど止めてみた。

止めてビックリしたのが、世の殆どの人がネット依存状態だという事。スマホのおかげで猫も杓子もネットやってる。

なのでネットやめると連絡も取れず、共通言語も激減し、人との関わり合いが結構減ってしまう。スマホがないと何もできないという人も多いようだ。いまやネット社会コミュニティスペースと化しているのかもしれない。

 

しかしどうにも、僕がネット自由に呟ける場所というものがみつからない。

時には本音で言いたいことを言いたいじゃないか

 

でもそれが出来る場所って、案外と無いみたいだ。

2018-01-03

プロライセンス騒動にみる、「俺らの世界」で閉じたがるゲーマーたち

プロゲーマーライセンスが物議をかもしていて、2013年流行った"「うちら」の世界"という記事を思い出した。

その記事の一文を引用


>彼らの社会は「うちら」で完結する。「うちら」の外側はよくわかんないものである。よくわかんないもの干渉してくれば反発する。

eスポーツの業界団体プロライセンス制度を発表後、多くのゲーマーが反発した。

ゲーマーTwitterゲームニュースサイト(Game*SparkEAA!!、格ゲーチェッカー)、ゲームまとめブログチゲ速、シャコ速)での反応を読むと、次のような反発が最も多かった。

あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」

かねてより一部のゲーマーは「eスポーツで金儲けを企む悪いオッサン」を仮想敵にしている。

よくわかんない連中が俺らのコミュニティ荒らしに来ているぞ、と。

実際は被害妄想なのだが、今回のプロライセンス騒動によって日頃の不信感が爆発した。


アホかと思う。

ライセンスを発行する団体は、昔からビデオゲームに関わってきた人物組織されている。

東京大学デジタルゲーム研究をしていた教授プロゲーマーのチームを運営する経営者、eスポーツのTV番組企画してきた事務局長

特にCESA東京ゲームショウ主催なのに、その名を聞いてピンと来ないゲーマーに呆れてしまう。


eスポーツ団体の顔ぶれを知らない、調べない、受け入れられない。

自分達と縁のない"お偉いさん"はよくわかんないものであり、ゲーム愛が無いと思い込み拒絶する。

女性ゲーマーに対しても、一部の男性ゲーマーは同じように拒絶する。


League of Legendsプロリーグ女性解説者が来た時。

"はつめ"という女性が、株式会社コンプ契約してプロゲーマーになった時。

女性アイドルがeスポーツに参入してきた時。(サンフアリーズ、つくる女など)

その時は必ず「ゲーム愛あるのか?」「ちゃんとゲーム上手いのか?」という見定めが始まる。

合格であれば彼らの仲間入りを果たし、不合格なら延々と叩き続ける。(例:チョコブランカ

女性新規参入に手厳しいのも「俺らの世界である所以

いい加減、その排他的な立ち振る舞いを改めろよ、と思う。



あと、eスポーツ団体ゲーム愛やコミュニティへの配慮必要ない。

eスポーツ団体に求められるのは、「景品表示法による賞金制限回避」「オリンピックアジア競技大会への選手派遣」「プロゲーマーへのビザ発給」である

消費者庁日本オリンピック委員会法務省とのやり取りに長けていれば良い。

ゲーム愛に溢れているものの、ロビー活動が下手では話にならない。

あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」という反応のはてな匿名ダイアリー

https://anond.hatelabo.jp/20171222114122

https://anond.hatelabo.jp/20171222111954

https://anond.hatelabo.jp/20171222113610

2017-11-21

anond:20171121042347

面白くなる阻害要因しかならなくても、ねじまれ被害受けるって言ってるんだけど

元増田とか典型的被害こうむってんじゃん

お前みたいな人の話を聞かない馬鹿は生きてなくていいよ

あと馬鹿の一つ覚えの「リアリチイ~」もマジで恥ずかしくて鳥肌立つからあと半年くらい使ったらやめよーね

星の王子さまとか桃太郎にリアリチイ~とか必要あんのか

から人間が産まれ科学解説をリアリーにチイしなければお前は楽しめないわけか、頭おかしいんかお前はちい覚えた

そういうのはシン・ゴジラエヴァ一生懸命すれば?ボケが、結構殺意わいたわ

お前のオナホバイブのリアリチイでも追及してくれりゃいいけど

こっちは最初から嘘の世界として作品を楽しんでんだよ

価値観押し付けてくんな、きっしょいからとっととオナニー心筋梗塞起こしてあの世で究極の現実でも追及してこい

2017-10-11

マチアソビにて片渕監督講演会覚え書き

キャラクターに宿る存在感

この世界の片隅に」が目指したこ

片渕須直監督

藤津亮太アニメ評論家

いつもだと自分パソコン開くんですが。今日は藤津さんのパソコンで。

コメンタリー上映会2回目。まだ喋る内容がある。というかしゃべる時間が足りない。映画ポーズで止めたかった。

キャラクター作りについて。すずさんがそこにいるということを目標ひとつとしていた。これはマイマイ新子の頃から

絵空事では無く。肉付け。外側の世界を充実させることで、結果的パーソナリティを描けるのではないか

世界構成要素を本物で描く。我々の作るアニメーションファンタジーとなるのだが、日常空間から逸脱することでファンタジーを描くのだが、実際の世界を描くことでファンタジーリアリティが与えられる。

名犬ラッシーからラッシーイギリス舞台エリザベステイラー時代アメリカホームドラマの影響で作ろうとしてた。ロケハンにも行けなかったので、行ったことの無いヨークシャの炭鉱想像と調べたことの組み合わせで作っていった。

町に住んでいる人達準レギュラーにすることで、街自体を描く。そうやってストーリーにしていった。炭鉱の浮沈や犬を手放すことになったサブシーンを描いていく。考えながら走りながら作っていった。

町を本物らしく見せる鍵は町自体歴史があるという背景。町の川側から町を描くシーン。その世界を裏側から描写する。立体的に書き割りでは無い町。

アリーテ姫リアリティのあるファンタジー。国がどうやって運営されているかとかが描きこまれていた。城下職人暮らしを描くことで、アリーテの気持ち世界を描いた。

人の生活を示すことで、キャラクター存在感が出てくる。

大学入った頃に観た、高畑勲さんの作品の影響もある。ハイジの話し。ドイツの町に住むことになって、ハイジクララピクニックに行くが、楽しんでいたクララが突然限界がきて辛そうになる。二面性。リアル世界

当時はすごいめんとくさいなと思った。学生の頃はみえてない。世界みえてなかった。

人間を描くのはめんどくさいなと思った。名探偵ホームズはやりやすかった。宮崎駿さんが、人間の深みとか書くつもりの無い人だったから。

魔女の宅急便の時にそのあたりに踏み込んだ。普通の人がどう生きてるか。成長していくか。心の構造精神発達心理学など。伊丹十三さんとか岸田秀さんの唯幻論。人はどうできているか

1人の人の中には複数個性バランス。その場に応じて表面に出てくる割合が変わっていく。

アリーテ姫原作は単純なキャラ。悪役の魔法使いボックス原作主人公クレバーでは無いが、ボックスの悪役を掘り下げたことで、アリーテ姫は機転がきいた子になる。

自分を偽って生きているのが、自分たちの正体ではないか?虚飾の魔法使い。本当の人生を生きていない人の描きこみがアリーテ姫から始まった。

ブラックラグーンの作り込み。原作が途中から追いつかなかったので、ストーリーを聞いて描いていった。

この世界の片隅にの径子の台詞。径子は自分自分の道を選んだから。すずとりんはそうじゃない。ブラックラグーンOVA。周りのキャラにも、そうじゃない人生があったというエンディング悪漢たちの別の顔。

自分が選んだ道を歩いていけてる訳ではない。だからこそ、そういうありたかった人生に触れることでその人間を描く。

原作を超えたところを描きこんだブラックラグーン。立体的な背景。タイのような舞台タイ基本的外国支配を受けていないが、南の一部はインドネシア領フランス占領されたりしていた。

アリーテ姫自分人生を歩き始めたところから始まる。

そうじゃないところから始まったのが、ブラックラグーン

最初丸山さんは監督無しで3話ごとに交代でやる予定だった。さすがにそれはまずいだろうと基本設定決めるところをやってたら、丸山さんが監督を全く考えてなかったので気が付いたら監督していた。

ブラックラグーンはこれまでの片渕監督作品イメージと違うので、ペンネームでやるかという話しがあった。マイマイ新子と同時期。

うまくいかなかった人生を書いたブラックラグーンマイマイ新子の周りの大人たちは上手くいってない。原作には1000年前の設定は無かった。国府の話しは出た。

でも、1000年前の話しが出たら、そこをふくらませてそこに見えない世界を描くのがファンタジーであり、そこを描き込むのが本能みたいなもの

1000年前のことをきちんと調べることでファンタジーの描きこみができる。実際の280回くらいの発掘調査報告書を読んで、その中の図を集めて今の地図に重ねる。でも全然足りない。国衙調査でも足りない。でも道路などがわかる。1000年前と今の間にもいろんな世界がある。

1000年前の世界1000年前の話し。1000年前が真ん中。

ブラックラグーンタイ取材にいこうとしてたら、洪水でいけなかった。ベトナム香港などは行った。

マイマイ新子は3回くらいしか現地に行ってない。終わった後の探検隊10回。そちらの方が多い。

発掘調査報告書がメイン。古本屋から写真など。干拓地のきーこ。カネボウ工場社宅。そのカネボウ最後工場長から写真などをもらえた。

事前の知識を持ってロケハンに行かないと見てもわからない。塀のイメージなど発掘している現地でイメージが湧くためには知識が無いと出来ない。

事前に知っているからこそ、現地で発掘している人と話しがきちんと理解し合える。情報をもらえる。今でもあって昨日も泊まらせてもらった。

ハイジクララ矛盾マイマイ新子では子供たちは純粋だけど、周りは思ったように生きられてない。

マイマイ新子金魚が戻ってきたのが最後原作者体験らしい。死んだはずの金魚がまた出てくるという思いが子供世界。おじいちゃんの死の原作での書き込みを外して。

原作者は男女の性愛を描く人。それを入れなかった代わりに死の表現がにじみ出ている。死を描くための映画にしたくなかった。

普通に歳をとって死んだおじいちゃんの話しは重くしたくなかった。で、ヤクザの話しを膨らませた。

この世界の片隅にのすずさんは大人少女から大人への端境期という面が原作より強いと原作者から言われた。すずさんは18歳で自分意思とは関係無く嫁にいかされる。

すずさんは自分空っぽだと思っていたが、実は中にはたくさんあった。

マイマイ新子のきーこ。新子に対して現実的な子。自分には無い想像力を持った新子をうらやましいと思っている。きーこと新子は2人とも主人公

すずは自分の内側にあるものから変化する。空っぽな人はいないが、それを表に出せないタイプのすず。アニメーションやってる人も普通の人。

日本アニメドキュメンタリー性を持って進化してきたと思う。記録性。

年齢層が上がってきた。巨人の星読売巨人軍や二軍。実際にある世界を描くようになってきた。オバケのQ太郎とは違う。観る年齢層があがる。

長くつしたのピッピルパン企画書を見つけた。タバコや銃のブランド定義ピストルで済ませるのでは無くワルサーP38ルパン三世カリオストロでは赤いきつねコカコーラを描いてる。

日本アニメにそういうリアルを描く流れができた。母を訪ねて三千里は、周りの人間リアリティが入ってきて、中学生くらいがみられる作品

手塚治虫さんの漫画の描き方の本。アシスタントに車を描けといったらできなかった。手塚治虫さんの言う車は抽象的な車だったが、今は実際の車。

この世界の片隅にでは実名のある描きこみ。実現できなかったすずさん。抽象的な戦時中ではなく、現実カケラを組み合わせた。

出来るだけ背景を捉える。人物サイズを大きくしがちだが、もっと背景を描く。背景にあるもの存在感

効果音BGMについて。この世界の片隅にでは、出来るだけ実写の音響でということをお願いした。アニメ表現より実写の表現BGM無しでも良いかとも思ったが、BGM心理描写ができた。

2017-10-09

■マチアソビにて片渕監督講演会覚え書き



キャラクターに宿る存在感

この世界の片隅に」が目指したこ

片渕須直監督

藤津亮太アニメ評論家

いつもだと自分パソコン開くんですが。今日は藤津さんのパソコンで。

コメンタリー上映会2回目。まだ喋る内容がある。というかしゃべる時間が足りない。映画ポーズで止めたかった。

キャラクター作りについて。すずさんがそこにいるということを目標ひとつとしていた。これはマイマイ新子の頃から

絵空事では無く。肉付け。外側の世界を充実させることで、結果的パーソナリティを描けるのではないか

世界構成要素を本物で描く。我々の作るアニメーションファンタジーとなるのだが、日常空間から逸脱することでファンタジーを描くのだが、実際の世界を描くことでファンタジーリアリティが与えられる。

名犬ラッシーからラッシーイギリス舞台エリザベステイラー時代アメリカホームドラマの影響で作ろうとしてた。ロケハンにも行けなかったので、行ったことの無いヨークシャの炭鉱想像と調べたことの組み合わせで作っていった。

町に住んでいる人達準レギュラーにすることで、街自体を描く。そうやってストーリーにしていった。炭鉱の浮沈や犬を手放すことになったサブシーンを描いていく。考えながら走りながら作っていった。

町を本物らしく見せる鍵は町自体歴史があるという背景。町の川側から町を描くシーン。その世界を裏側から描写する。立体的に書き割りでは無い町。

アリーテ姫リアリティのあるファンタジー。国がどうやって運営されているかとかが描きこまれていた。城下職人暮らしを描くことで、アリーテの気持ち世界を描いた。

人の生活を示すことで、キャラクター存在感が出てくる。

大学入った頃に観た、高畑勲さんの作品の影響もある。ハイジの話し。ドイツの町に住むことになって、ハイジクララピクニックに行くが、楽しんでいたクララが突然限界がきて辛そうになる。二面性。リアル世界

当時はすごいめんとくさいなと思った。学生の頃はみえてない。世界みえてなかった。

人間を描くのはめんどくさいなと思った。名探偵ホームズはやりやすかった。宮崎駿さんが、人間の深みとか書くつもりの無い人だったから。

魔女の宅急便の時にそのあたりに踏み込んだ。普通の人がどう生きてるか。成長していくか。心の構造精神発達心理学など。伊丹十三さんとか岸田秀さんの唯幻論。人はどうできているか

1人の人の中には複数個性バランス。その場に応じて表面に出てくる割合が変わっていく。

アリーテ姫原作は単純なキャラ。悪役の魔法使いボックス原作主人公クレバーでは無いが、ボックスの悪役を掘り下げたことで、アリーテ姫は機転がきいた子になる。

自分を偽って生きているのが、自分たちの正体ではないか?虚飾の魔法使い。本当の人生を生きていない人の描きこみがアリーテ姫から始まった。

ブラックラグーンの作り込み。原作が途中から追いつかなかったので、ストーリーを聞いて描いていった。

この世界の片隅にの径子の台詞。径子は自分自分の道を選んだから。すずとりんはそうじゃない。ブラックラグーンOVA。周りのキャラにも、そうじゃない人生があったというエンディング悪漢たちの別の顔。

自分が選んだ道を歩いていけてる訳ではない。だからこそ、そういうありたかった人生に触れることでその人間を描く。

原作を超えたところを描きこんだブラックラグーン。立体的な背景。タイのような舞台タイ基本的外国支配を受けていないが、南の一部はインドネシア領フランス占領されたりしていた。

アリーテ姫自分人生を歩き始めたところから始まる。

そうじゃないところから始まったのが、ブラックラグーン

最初丸山さんは監督無しで3話ごとに交代でやる予定だった。さすがにそれはまずいだろうと基本設定決めるところをやってたら、丸山さんが監督を全く考えてなかったので気が付いたら監督していた。

ブラックラグーンはこれまでの片渕監督作品イメージと違うので、ペンネームでやるかという話しがあった。マイマイ新子と同時期。

うまくいかなかった人生を書いたブラックラグーンマイマイ新子の周りの大人たちは上手くいってない。原作には1000年前の設定は無かった。国府の話しは出た。

でも、1000年前の話しが出たら、そこをふくらませてそこに見えない世界を描くのがファンタジーであり、そこを描き込むのが本能みたいなもの

1000年前のことをきちんと調べることでファンタジーの描きこみができる。実際の280回くらいの発掘調査報告書を読んで、その中の図を集めて今の地図に重ねる。でも全然足りない。国衙調査でも足りない。でも道路などがわかる。1000年前と今の間にもいろんな世界がある。

1000年前の世界1000年前の話し。1000年前が真ん中。

ブラックラグーンタイ取材にいこうとしてたら、洪水でいけなかった。ベトナム香港などは行った。

マイマイ新子は3回くらいしか現地に行ってない。終わった後の探検隊10回。そちらの方が多い。

発掘調査報告書がメイン。古本屋から写真など。干拓地のきーこ。カネボウ工場社宅。そのカネボウ最後工場長から写真などをもらえた。

事前の知識を持ってロケハンに行かないと見てもわからない。塀のイメージなど発掘している現地でイメージが湧くためには知識が無いと出来ない。

事前に知っているからこそ、現地で発掘している人と話しがきちんと理解し合える。情報をもらえる。今でもあって昨日も泊まらせてもらった。

ハイジクララ矛盾マイマイ新子では子供たちは純粋だけど、周りは思ったように生きられてない。

マイマイ新子金魚が戻ってきたのが最後原作者体験らしい。死んだはずの金魚がまた出てくるという思いが子供世界。おじいちゃんの死の原作での書き込みを外して。

原作者は男女の性愛を描く人。それを入れなかった代わりに死の表現がにじみ出ている。死を描くための映画にしたくなかった。

普通に歳をとって死んだおじいちゃんの話しは重くしたくなかった。で、ヤクザの話しを膨らませた。

この世界の片隅にのすずさんは大人少女から大人への端境期という面が原作より強いと原作者から言われた。すずさんは18歳で自分意思とは関係無く嫁にいかされる。

すずさんは自分空っぽだと思っていたが、実は中にはたくさんあった。

マイマイ新子のきーこ。新子に対して現実的な子。自分には無い想像力を持った新子をうらやましいと思っている。きーこと新子は2人とも主人公

すずは自分の内側にあるものから変化する。空っぽな人はいないが、それを表に出せないタイプのすず。アニメーションやってる人も普通の人。

日本アニメドキュメンタリー性を持って進化してきたと思う。記録性。

年齢層が上がってきた。巨人の星読売巨人軍や二軍。実際にある世界を描くようになってきた。オバケのQ太郎とは違う。観る年齢層があがる。

長くつしたのピッピルパン企画書を見つけた。タバコや銃のブランド定義ピストルで済ませるのでは無くワルサーP38ルパン三世カリオストロでは赤いきつねコカコーラを描いてる。

日本アニメにそういうリアルを描く流れができた。母を訪ねて三千里は、周りの人間リアリティが入ってきて、中学生くらいがみられる作品

手塚治虫さんの漫画の描き方の本。アシスタントに車を描けといったらできなかった。手塚治虫さんの言う車は抽象的な車だったが、今は実際の車。

この世界の片隅にでは実名のある描きこみ。実現できなかったすずさん。抽象的な戦時中ではなく、現実カケラを組み合わせた。

出来るだけ背景を捉える。人物サイズを大きくしがちだが、もっと背景を描く。背景にあるもの存在感

効果音BGMについて。この世界の片隅にでは、出来るだけ実写の音響でということをお願いした。アニメ表現より実写の表現BGM無しでも良いかとも思ったが、BGM心理描写ができた。

2017-09-27

手作りのバームを増田添えて狗母魚出す魔をムーバの陸津手(回文

アウフヘーベーン!!!

ってよく意味からないけど、

たぶんヘーベルハウスバームクーヘン

ハンでバーグしたような意味しらね

なんだか、

アバントラッシュ

バーンナッコーとか

パワーゲイザーはたまた

バルキリーターン的なニュアンスだわ。

きっと、

美容院に行って、

ヘップバーン的なエアリーヘアーにして下さい!

って注文したら美容師の方は困っちゃうわ。

でさ、

新名神かが時速120キロだか110キロで走れるようになるかは知らないけど、

パータッチの足元にはぜんぜん及ばないし、

アウトバーンなんかは

時速300キロとかででビュンビュン走ってるから

もう速さが最高に強まってるわ。

あの、これ手作りなんです~って

バームクーヘン手作り出来るのかよ!

バームなクーヘン機が家にあるのかよ!?

ベテランの技かよ!?

って思ってたら、

ドゥーイットヨアセルフでお馴染みの

ジョイフル本田バームクーヘン焼き機売ってたわ。

エドモンドじゃない方のね。

ジョイフル本田は広いから探すのに三日三晩かかっちゃったわ。

よく、

水族館本屋さんに泊まれイベントあるじゃない。

あれジョイフル本田でやっても面白いかもね、

エンジョイなんちゃって

うふふ。


今日朝ご飯

アップルパイとか甘いの苦手なんだけど、

それのカレー版があったので、

カレーパイって言うの?

それ試しに食べてみたわ。

チージーでカレースパイシーさがバーンとくるわ!

デトックスウォーター

今日レギュラーグリーン色茶ウォーラーよ。

お茶っ葉買ってこなくっちゃ。

切らしちゃったから。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2017-07-14

メアリー・スー

日本メアリー・スー検索すると二次創作しか当てはまらないみたいな書き込みを見かけるけど、

海外では二次・一次関係なく、明らかに過剰な優遇を受けているとみられるキャラメアリー・スーと呼びます

個人的メアリー・スーだと思うキャラを書き出すと、

御坂美琴超電磁砲

・金木研(東京グール)

金色の闇(toloveる

コナン名探偵コナン

アラジンマギ

個人的に絵は好きだけど優遇される描写が多すぎてつまらないと思っているキャラたちです。

男の場合はゲアリー・ステュー (Gary Stu) だけどメアリー・スーの方が一般的認知されやすいです。

2017-06-13

最近おにぎり増田やる気ルや出す魔乗り着にオノン奇異さ(回文

最近おにぎりのやる気について、

言いたいことがあるわっ!

海苔で巻かないタイプおにぎり

最近のはめっぽい崩れやすいのよ!

これ困るんだなぁー。

そもそもとして

おにぎりおにぎりの役を果たしてないというか。

これじゃまるで、

おくずれじゃない、おくずれって何よ!

たぶん、これは

おにぎりファクトリーオートメーション化の功罪ね。

原材料高騰の最中

いかに少ないお米でボリューミーに柳原可奈子ばりの最大の体積感をもたせつつ

しかもあふれるエアリー感も兼ね備えるという。

ふわっふわで握らないといけない世の中の流れ、

すべてがそれよ。

おにぎり握りマシーンのエアリー度がマックスなのよね。

もうちょっと

ぎゅっと詰まった感じのおにぎりがいいのよね。

世間おにぎりはみんなそう!

海苔で巻かないタイプのやつはっ!

やる気あるのかしら?

自ら崩れていくかのよう、

まだバルスとも言っていないのに、

あのラピュタの護衛のロボット的な人が

キリンコロンキリンコロンって

鳴りながらおにぎり握ってる姿を思うと

儚すぎる、儚すぎるよ!


今日朝ご飯

そんなおにぎりでした、

最近枝豆が入ってる美味しいのをよく見掛けるわよね。

枝豆の食感のアクセントの妙ね。

お店のおにぎり研究も大変ね。

デトックスウォーター

初夏の風香る早めのカットスイカウォーラー

プライスダウンカットスイカがお得に買えたの。

水分量の多い果物

デトックスウォーターにしがいがあるわ、

うふふ。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2017-02-24

伏字の◯を置換ではなく挿入するのはどのような思考の結果なのか

例えば 某はて◯な匿名ダイアリー のような。

複数単語でやっているので、おそらく単なる消し忘れでもない。

しかすると、伏字ではなく検/索/避/けの意図なのかもしれないけれど、なぜ文字を入れられそうな◯を選択するのかは説明できない。

からぽつぽつ見かけるので、同じ思考に至る人は少なからずいるらしい。

もし使ったことがある人がいたら、その秘められた意図を教えて欲しい。

2017-02-02

トクメイダアリー 名前を隠して楽しく日記

いい大人なのに うんこ漏らした 椅子のシミに あせってリセッシュ

煽るも釣るのもも ナイ知恵しぼって トラバ一つとして付いたりしない

トクメイダアリー 名前を隠して楽しく日記

他人トラバに 入れ込みすぎて 自分増田は 0ブクマばかり

2017-01-11

#細かすぎて伝わらない夢小説物真似グランプリ について

この文章は現役で夢小説書いてる人間が書いてます

あんまり文章整ってないと思いますがめんごめんご。

----------

で、本題。

最近自分のTLに流れてくるこのタグ、非常につまらない。

※これ自体が「『あるあるw』で笑いものにしてるじゃねーか何が細かすぎて伝わらないだクソが!!」っていうのはあるけれど、それは本題ではないので置いておく。

でもこれを流してるのは現役夢者ではないという言があって、自分もそうだと思う。

この辺りのアノニマスアリーでも言及されてる(http://anond.hatelabo.jp/20170109182936)。

じゃあ何で彼女腐女子、と限定しているので敢えて『彼女』と限定しています)はそんなことをするのかと、『自分がそれらとは離れているから笑いものに出来る(自分はそんな幼稚なことはもうしていないのだ)』という、ある意味過去自分と決別するためにDisっているのだろうなぁと。

から、きっとこっち側が何を言っても、ウィンドウの向こうの彼女たちには伝わらないんだよな。

だって彼女たちには『加害者である精神いじめをしている)』という感覚が無いのだから個別具体的に責めてるわけじゃないんだから、と。

傷つくなと言うのは無理かもしれないし、声を上げるなとは言わないけれど、悲しくなる必要はないと思う。

あれらは感情のない人形のようなものだ。相手がこちらを感情のない人形として(もしかしたらそれすらも認識していないだろうけれど)扱うのなら、あれらが人間ではないと思ってもいいのではないだろうか。

何にせよ、自分の好きなことじゃないからってDisれる人間はロクなもんじゃねーなって思う。

そんだけです。

2016-12-29

増田アリー2017

この増田までの分で集計

投稿459
ブクマ4420
トラバ267

釣り記事とか書かずに、思い出話とか実体験とか困りごとばかり書いて、

こんなにブクマトラバがもらえているのはとてもありがたいと思います

今年も大変お世話になりました。

来年もよろしくお願い致します。

2016-11-04

http://anond.hatelabo.jp/20161104044525

ごめん、うちもハロウィンときに手持ちの石で回したらけっこうSSR 出たわ

アリーザ、ヘルエスお姉さま、イシュミールシャルロッテちゃん、ジュリエットハロカリオストロ先輩

冬馬由美さんの声すごくいい

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