2018-01-03

プロライセンス騒動にみる、「俺らの世界」で閉じたがるゲーマーたち

プロゲーマーライセンスが物議をかもしていて、2013年流行った"「うちら」の世界"という記事を思い出した。

その記事の一文を引用


>彼らの社会は「うちら」で完結する。「うちら」の外側はよくわかんないものである。よくわかんないもの干渉してくれば反発する。

eスポーツの業界団体プロライセンス制度を発表後、多くのゲーマーが反発した。

ゲーマーTwitterゲームニュースサイト(Game*SparkEAA!!、格ゲーチェッカー)、ゲームまとめブログチゲ速、シャコ速)での反応を読むと、次のような反発が最も多かった。

あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」

かねてより一部のゲーマーは「eスポーツで金儲けを企む悪いオッサン」を仮想敵にしている。

よくわかんない連中が俺らのコミュニティ荒らしに来ているぞ、と。

実際は被害妄想なのだが、今回のプロライセンス騒動によって日頃の不信感が爆発した。


アホかと思う。

ライセンスを発行する団体は、昔からビデオゲームに関わってきた人物組織されている。

東京大学デジタルゲーム研究をしていた教授プロゲーマーのチームを運営する経営者、eスポーツのTV番組企画してきた事務局長

特にCESA東京ゲームショウ主催なのに、その名を聞いてピンと来ないゲーマーに呆れてしまう。


eスポーツ団体の顔ぶれを知らない、調べない、受け入れられない。

自分達と縁のない"お偉いさん"はよくわかんないものであり、ゲーム愛が無いと思い込み拒絶する。

女性ゲーマーに対しても、一部の男性ゲーマーは同じように拒絶する。


League of Legendsプロリーグ女性解説者が来た時。

"はつめ"という女性が、株式会社コンプ契約してプロゲーマーになった時。

女性アイドルがeスポーツに参入してきた時。(サンフアリーズ、つくる女など)

その時は必ず「ゲーム愛あるのか?」「ちゃんとゲーム上手いのか?」という見定めが始まる。

合格であれば彼らの仲間入りを果たし、不合格なら延々と叩き続ける。(例:チョコブランカ

女性新規参入に手厳しいのも「俺らの世界である所以

いい加減、その排他的な立ち振る舞いを改めろよ、と思う。



あと、eスポーツ団体ゲーム愛やコミュニティへの配慮必要ない。

eスポーツ団体に求められるのは、「景品表示法による賞金制限回避」「オリンピックアジア競技大会への選手派遣」「プロゲーマーへのビザ発給」である

消費者庁日本オリンピック委員会法務省とのやり取りに長けていれば良い。

ゲーム愛に溢れているものの、ロビー活動が下手では話にならない。

あなたたちは誰ですか。ゲームが好きな方々なんですか。」という反応のはてな匿名ダイアリー

https://anond.hatelabo.jp/20171222114122

https://anond.hatelabo.jp/20171222111954

https://anond.hatelabo.jp/20171222113610

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