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はてなキーワード: 日焼けとは

2023-01-26

anond:20230126145748

同じ理系でも少し専門が違うと「何で出来ねぇんだよ」の日焼け文系おじさん化しがち

理系に進んだら一生奴隷人生だ、やめとけ

理系に進んだら一生搾取されて終わるぞ

理系に進んだ就職先なんてせいぜいメーカー研究職だ

まさか自由研究できる!」なんて思ってないよな?

上の方針に従って研究するだけだぞ

じゃあ「上」って誰なのか?

クソマッチョ日焼け文系おじさんだよ。

日焼け文系おじさんの思いつきで研究させられるんだよ

思った成果が出なかったら「ちっ、使えねえな」って舌打ちされんだよ

管理職役員もみんな文系理系理系に進学した時点で出世の見込みがなくなる

日焼け文系おじさんの無理難題に付き合わされて酷使されるだけの人生だよ

ITなら自由なはず!」って思った?

残念、IT企業を立ち上げるやつはみんな日焼け文系おじさんだよ

技術的にできないことを押し付けられて「なんでできねえんだよ!労働時間が足りないんじゃないか?」って罵倒される毎日だよ

この世を牛耳ってるのは日焼け文系おじさんだよ

理系に進んだら一生そいつらに搾取される奴隷人生だ、やめとけ

2023-01-23

anond:20230122232937

アラサーで小じわなんか出ねえし腹もたるまねえよ

運動習慣なくても暴飲暴食深酒夜更かしヘビースモーカー日焼けしまくりとかじゃなく

あと老化が早い家系でもなければ見た目にそんな出ない

2023-01-08

人魚

人魚ってやっぱり「人」と言われるだけあるんだよね。

物語に出てくる人魚ってみんな可愛かったり美人だったりするじゃん。

鏑木清方の「妖魚」ってどこだったかな、都会の美術館特別展で見たんだけど、美人えっちなお姉さんじゃん。

でも違うんだよね。俺は釣りをしによく三方五湖の方のあんま人のいないところにいくんだけど、やっちゃダメなんだけどたまにちょっと海入るんだよね。

腰くらいまでしか行かないんだけど、1人でパシャパシャしていたらいつの間にか海側の背後にスッって立ってた。

いや立ってたってのはおかしいな下半身魚なんだから。そう言う風に浮いてたってこと。

音もしないでいきなり後ろにいたからかなりビビった。

いや上半身を出す音はしていたんだろうけど、他の波音と風の音で気づけなかったってこと。

顔はさちょっと浅黒くてそんな目鼻立ちは際立つ感じじゃない。鼻も低いし。

んで髪も濡れてるからボサボサと言うかお手入れしてない感じ。リトルマーメイドとか髪綺麗じゃん。その逆。

そりゃ外にいるんだから日焼けもするし髪も乱れるわな。よくない例えかもしれないけど昔の、写真で見る明治とか大正労働者階級みたいな感じ。化粧なんかもしてないしね。海だから

おっぱいもさ、肝心のおっぱい普通な感じよ。

大体人魚って描かれる時はおっぱいエッチじゃん。描く方も気合入れるところだと思う。

でも普通よ。

そりゃそうだよな。普段生活しててもみんなグラビアアイドルみたいな感じじゃねーもんな。俺だって純烈みたいにカッコよくねーもん。人魚もそうなんだろ。

んでおっぱいよ。邪神ちゃんドロップキック邪神ちゃんみたいにおっぱいが髪で隠れてる感じだった。邪神ちゃんみたいに全然エッチな感じがしない感じだったな。

じっとこちらをみてくる。人間に興味があるのだろう。

言葉はわかるか」と聞くと「少々のことは覚えはべり」と答える。

古い時代に人の言葉を覚えたのだろう。

室町時代の地下官人が書いた日記『康富記』に人魚の肉を食べた女(やおびくに)が若狭から上洛したって記事がある。

でも目の前にいたらさすがに食べようとか思わねーな。

しかしやっぱ福井県ってのは謎の多い県だと思うわ。

2022-12-25

相手は覚えてないこと。誰かが僕のことを覚えてて、僕が全く思い出せ

僕は23歳で、そのとき歌舞伎町とあるイメクラでの話だ。フリーで入ったけど、同世代くらいの明るい可愛い普通女の子が来た。「じゃあ服脱いじゃいましょうか」。お店はシミーズ着て待機が普通だと思うけど、その子シャツジーンズだった。ブラもショーツ普通ので、僕がトランクスだけになったとき「脱がしてあげる」と脱がしてくれた。それから真っ直ぐ立って「私も脱がせて」と言うからショーツを脱がせた。なんか良い。それから背を向けてブラを外して、バスタオルを渡してくれた。僕は腰に巻いて、彼女自分に巻いて振り返った。「シャワー行きますね」と電話をして、「空いてるって」と手を繋いで、外にシャワーがあるから部屋のドアを少し開けてお客さんが通ってないかかめから


女の子が外を見てるときに、僕は一応のために、バスタオルに手を入れてちんこの皮を剥いたんだけど、振り返った女の子に「いま皮剥いたでしょう」とにこやかに言われて、恥ずかしかった。手を引かれて薄暗い通路を連れてかれて、一人用のシャワー室に二人で入って、女の子水着の跡が消えかける日焼けをしてた。


「よく来るんですか?」「月に1回くらい」「そうなんだー。私、今日からなんです。あ、ここが初めてで前は同じ歌舞伎町の店にいたんですけど。ここ働きやすいかな」「お店の雰囲気は悪くなさそう」「そっか。頑張ろうかな。会いに来てね」とシャワーをかけて泡を流してる。


戻る通路で「歩いてると部屋の中の声が聞こえちゃうね」「なんかエッチかな」。部屋に入って「バスタオル預かるね」と自分の巻いてるタオル取って、僕もタオル取って渡して二人全裸で立ってるけど、女の子が僕に抱きついてきて「よろしくお願いしす」って。「こちらこそ」「じゃあ横になってくださいね。どんなふうがいいですか?」「普通にで」「じゃあまず私が攻めようかな。苦手なところ無い?」「無いです」「ここはくすぐったくない?」「気持ちいい」「ふふへ」。


終わった後は歌舞伎町の昼飯事情を聞いたかな。またシャワーに行く前に、「あ、キスしてないよね。いまからする?」「したいです」「当たり前か」と立ったまま1分くらいキスしてくれた。僕も思わず腰に手を回してた。「順番がおかしなっちゃった」。


シャワーで洗ってもらって、「先に部屋に戻って着替えてて。部屋わかるかな」「確か10番」。部屋に戻るとそこに彼女が脱いだショーツがあるから、手に取って汚れを見てくんかくんかして、元に戻して服を着た。日常生活の汚れがあって匂いはしなかった。


彼女ジーンズを履いたくらいに戻ってきて、「私も服着なきゃ。一緒に出るから座ってて」。女の子ショーツを履く時のがに股とか、背を向けてブラを着ける生活機微よ。「これから帰るの?」「伊勢丹に寄ってくかな」「この時間から人が多くなるよねー。人が多いの嫌い」「新宿なのに」「新宿でも人が居ない時間帯があるから。おまたせ。今日ありがとうございました」と抱きついて、「最後キス」とちゅっとされた。出口まで見送られて、カーテンに隠れるまで笑顔バイバイしてる。


そのときアンケート書いたかな。書いてたら満点にしてる。そうじゃなくても満点にしてるけど。


空は黙っていても 何かを教えてくれる

2022-12-17

『あの時好きだった子の結婚式』のダメージ、でか過ぎて息ができん

時間は止まらない。ハレルヤ・チャンスは来なかった。一度だけスポットライトを眩しく感じて、もしかして、と、一縷の希望を抱いてみたりしたけれど、キザなシルクハットの初老妖精が私の前に現れることも、テーブル芽キャベツを摘んで飲み込み、私の過ちを揶揄することも、「後悔しているか」、と問われてどうしようもなく狼狽える瞬間も、ついに空想のままで終わった。当たり前だ。

彼女は数少ない私の貴重な友達の内の一人だった。そしてそんな私とは反対に、彼女にはたくさんの友達がいた。学生時代というのはこの世で最も尊く煌めいて、同時に最も残酷な数年である特に女の人生にとって。

女の子は可愛ければ自然友達ができる。綺麗な女は同性の好意さえ簡単に集める。綺麗でなくては、女の子特別にはなれないのだ。というのは、私が散々惨めな高校生活を経て脳裏に刻み込んだ偏屈極まる私見である。器量が悪くても幸せな女など無限存在していることに薄々いや割合はっきり勘付きながら、私はなんとブスであることに諦めがつかないとんと哀れなブスだった。要するに学校で一番痛ましい存在である悲劇はブスに生まれた所からではなく私だって美人になりたいと望み始めたところから始まる。一軍になりたい二軍、美人になりたいブス、男にモテたい喪女、目立ちたい陰キャ…………。

そんな救いようのない私の目前に彼女はまるで天使のごとく現れた。今で言う「たぬき顔」みたいな甘たれた顔立ちで、柔らかく日焼けしたセミロングの髪を緩やかに編んで両耳の下から下げ、私より背が高かった。本当にかわいい子だと思った。入学と同時にバスケ部に入部し、放課後はいつも臙脂色ハーフパンツを履いていた。

私の何を気に入ったのか知らないが、彼女は私に本当に良くしてくれた。二人で写真を撮ってくれたし、連絡もマメに取り合った。ビタミンカラーペンケースは色違いでお揃いだった。勉強で多数の上に立つことにしか一生懸命になれない私だったが、彼女に誘われればテスト前だろうと遊びに出かけた。

当時の私は所謂一軍グループに属することしか考えていなかった。そしてその野望は結論から言えば5割方は達成されていた。要するに、キラキラグループには入れたが当然自分自身キラキラにはなれず、なぜか一軍にいるぱっとしない子、という塩梅にそれでも自分立ち位置にそれこそしがみつくようにして生きていた。自分自身の最も忌むべき点は、身の程知らずに一軍になりたいと望んだことより、そこにいる友人たちをステータスしか捉えていなかったことにある。

7人グループは8年の時を経て解体し、彼女の式に呼ばれたのは私を入れて3人だった。

彼女と遊ぶとき、私はいつも憂鬱だった。

何人かで約束した日は良かった。でも二人きりの日は不安だった。なんのために私と二人で会い、何を求められているのかまったく不明だったからだ。私にとって、彼女かわいいというだけで彼女を好く理由は有り余るほどにあった。だからその逆が本当にわからなかった。けれど、顔を見れば不安は消えた。彼女はいつも本当に楽しそうに笑う。

好きな人がいるの、と、仲良くなってすぐ彼女は私に打ち明けた。あいつに可愛いって思ってもらえたら、他の誰に思われなくても構わない。校外学習に行くバスの中でひっそりと告げられた声の温度も、一緒に口ずさんだ阿部真央の曲も、午後3時半頃のあつい夕日も全部はっきり憶えている。

私も気になる人がいる、と、口から出まかせのように呟いた。そうしないと彼女がどこかに行ってしまう気がした。彼女好きな人がいたから、私にも男の子必要だった。彼女と恋話をするために必要だった。クラスメイト脳内で全員スキャンして一人の名字を口にした。彼女のくりくりしたタレ目がおおきく見開いて、絶対いいよ、とひどく嬉しそうに笑った。

咄嗟名前を上げた男の子ホームベースのような顔の形がバスの前の方に見えていた。彼女の「絶対いいよ」、を聞いて、私もなんか、そんな気になった。

同じ教室で過ごしたのはたった一年のことだったが、その後の文理選択教室棟ごとクラスが離れたあとも、彼女と私の友人関係は変わらず続いた。休みの日には二人でカラオケに行ったし、相変わらず毎日のようにラインも続けた。何でも話せるふたりだった。けれども、いつまでたっても彼氏ができない私に気を遣ってか、いつしか恋愛の話だけはしなくなった。

高校3年生の頃、私が隣町から通っていたその市で一番のお祭りに一緒に行こうと誘われた。テレビ取材もくる大きなお祭りで、5月連休という時期的条件もあり、受験の年を迎えた同級生たちが最後の楽しみにと、こぞって一番の関心を寄せるお祭りだった。その高校生にとって特別な1日に、彼女はどうしてか私を選んだ。彼氏でも気になる人でも他の多くの華やかな友人たちでもなく、私を。やはり意味がわからなかった。

彼女がお揃いにしようと言ったから、一緒に服を買いにいった。その頃の私は醜形コンプのまさにピークにいて、服屋の商品に触れるときすら手が震えた。それでも、明るい彼女に悟られたくなくて我慢してひょうきんに振る舞った。

当日のことはよく覚えていない。彼女が知り合いとすれ違って挨拶するたび居た堪れない気持ちになっていた気がする。その日もやはり最後まで、彼女がどうして私なんかといたかったのか、ほんの少しもわからなかった。ただ、群衆を避け、駅前の寂れかけのイオン屋上で見た小さな花火だけはなんとなく覚えている。幼い日の名残りか、彼女はいつまでもその建物ダイエーと呼んでいた。いつ行っても盛れないプリクラ機のある小さなショッピングモールだった。

いいのか、と問うと、いいのだと答えた。疲れたからいいよと。彼女にとっては、十数年住んだ街での最後祭りだった。それなのに、小さな花火でいいと言った。暗がりの中の少し眺めの顎先まで好きだった。

長く続いた私達の友情がぷつりと途切れたのは大学入学してすぐのことだった。互いに遠く地元を離れたあとも私達はまめに連絡を取り合っていたと思う。夏休みに私が彼女の家まで行き、二人で遊園地に行った。例のごとくおそろいのワンピースを着て、髪を染めてまた綺麗になった彼女はとても目立っていて、キャストによく声をかけられた。それっきりだった。

その後私は整形をし、地元に顔を出さなくなった。加えて、正しくいなくても済む大学での人間関係に夢中だった。何より、また性懲りもなくその内の一人のことをしごく特別に感じていた。その子もまた、私には釣り合わないくら可愛い子だった。

たまにインスタで見る彼女はやはりあの本当に楽しそうな顔で笑っていた。気がつけば同じ高校の別の友人とおそろいの服を着て旅行していることもあった。もしかしたらそこにいたのは私だったかもしれない。そういう写真を見るとき、私はいつもそういうことを未練がましく考えた。自分から手を離しておいて全く自分本意な話である。けれども横に写っているのは私達の高校で一番かわいかった女の子で、その方がずっと彼女釣り合っている気がした。

彼女から招待状が届いたのは、それから数年後、すっかり社会に出て2年が経つ頃だった。

式は、まったく素晴らしいものだった。

私のイメージにあるステレオタイプな挙式とは全く違って、カジュアルで、愛に溢れ、来てくれるすべての人に楽しんでもらおうという新郎新婦の人柄がこれでもかというくらい詰め込まれた温かな数時間だった。遊び心とホスピタリティに溢れ、ほんのひと時も漏らさず楽しめる、本当にいい式だった、と、思う。円卓に集められた同じ高校の友人たちは皆美しく、ドレスの中で綺麗だった。

数名の友人代表が立ち上がり、彼女のために手紙を読んだ。どの子もとても綺麗で、どの子も同じように泣いていた。泣いていたのだ。チャペルのドアが開いた瞬間、披露宴に現れた瞬間、新郎が亡き父親手紙を読む瞬間に、その場にいる大勢が泣いていた。

ついに私は親友にもなれず、それでもなぜかここに呼ばれて、のこのこ顔を出しては無理に笑って突っ立っていた。

ありえないほど似合わないドレスに妙な頭に、他の友人達とはとてもじゃないが釣り合わない不器量な面構えで、たった一度も笑顔で手を振る花嫁の目を見れないまま。

久しぶりに会いたくて、と、彼女電子招待状と一緒に添えてきた。思い切って招待状を送ったのだと、だから、こ断ってくれても構わないのだよ、と。

そういうところが好きだった、私の臆病も偏屈も一息に飛び越えてなんでもないような顔で笑うあなたの、正しいところが好きだった。数年言葉をかわさない友人を、同窓会キャンセルするような私を、逢いたいと言う一言で誘ってくれるような貴方のその身軽さが、屈託のなさが、あなたのことが好きだった。

"嬉しいときは私より喜んで、悲しいとき自分の事のように泣いてくれる"

名前も知らない友人代表は立ち上がってそう読んだ。

知っている、と思った。

知っている、そんなこと。だから好きになったのだ。そういうあなたから、私はあなたを好きになった。

もしも私が男だったら、と、百万回近く考えた。もしも私が男なら、私はあなたと付き合いたい。

本当は違った。本当は、女のままでも、私のままで、私はあなたと添い遂げたかった。真っ白なドレスを着たあなたの、あなたの立っているのは私が良かった。スポットライトの当たるソファに私と一緒に腰掛けて、私の物語に泣いて欲しかった。

名前の知らないたくさんの参列者が、かつて同じ制服を着ていた友人達が、あなた幸せを願って涙する中でたった一人わたしが、私だけが、私のためだけに泣いていた。あなたのことが好きだった。たった一つ、その気持ちだけで泣いていた。ピンクグレーのカクテルドレスに身を包んで笑う、彼女世界一綺麗だった。

性格の悪い私は、あわよくばこれを読んでくれないだろうかとさえ思っている。ほんの小さな爪痕でも残せたら。

それでも、正しい彼女ははてぶなんて見ない。だからこのまま私の恋はここでゆっくり死んでいく。

祝儀袋に手紙を入れた。マナー違反かもしれないが、知るかと思ってぶち込んだ。「あなたのことが大好きだった」「今も、そしてこれからも」

大好きだよ、愛してるよ。

高校時代彼女はよくハグをしながらそう言った。大好きだよ、愛してるよ。

何でもないことのように付け加えた、大好きの意味はきっと伝わらない。それでも、私はあなたが好きだった。今も変わらず、好きだった。

2022-12-11

中古品を買う習慣が抜けない

しかった学生時代の名残だろうかと思いながら生活してきたが、30代になっても全然変わらない。それどころか使い古されたものの方が好きになってしまった。中古品には誰かの影が残っていて、耳を傾けるとものを言う。昔の何気ない日常を熱心に語る。そういうのを聞くのがすごく好きだ。

車も中古車だし、服も靴も半分は中古だ。椅子中古コンテッサ。パナの加湿器モンベルテントクリステルの大鍋も中古。これは蓋が別売りなのだが、それも中古。鏡面仕上げの隅に磨き傷がある。その他に目立った傷はない。気軽にクリームクレンザーか何かでひと拭きしたところで、粒度が粗すぎたことに気づいたのだろう。

フェールセーフ機能したが、蓋を閉めるたびに自分ミスを突きつけられているようで我慢ならなかったのだ。ところが私は他人である他人些細なミスを引き受けるのは容易い。その蓋は「本来そういうものなのだ。少し奮発してぴかぴかの鍋を買い、うっかりから無用の傷をつけてしまたことにどうしても耐えられなかった。この悔恨の情が彼女の影を色濃くし、おでんを味わい深くする。

オーブントースターは知り合いの厨房お下がりだ。ボロボロの佇まいが妙に魅力的で、もう使えないというのに無理を押して譲ってもらった。洗い場の棚にあったもので、戦場罵声と泡まじりの飛沫にさらされ続け、2015年製とは思えない錆び方をしている。引き取るときグラタン用だったから...」と口を濁していたのが印象的だったが、電源を入れると漂うチーズ香りで腑に落ちた。私の好きな磯辺焼きがまずくなるため、しばらく使っていたのだが捨ててしまった。

正直にいうと中古電気シェーバーを買ったこともある。先回りしておくが、いくらなんでも刃は取り替える。一応健康リスクという言葉くらいは知っている。だが日常的に使いこんだ道具には特別な魅力がある。いずれ中古住宅も買うだろう。割れ石畳が並び、炭酸カルシウムのこびりついた亀の子格子がついているといい。長く使われた板の間はゆるやかに窪んでいて、松の木は取り返しのつかないほど枯れているといい。秋めいてきて、私は出どころのわからない隙間風を止めるのに必死になる。これは懐古趣味が行き過ぎていると思う。

食器中古の方が好きだ。それもできるだけ多くの人の手に渡ったものがいい。骨董屋も好きだが、掘り出し物を探しに行くというよりは単に古い食器を見に行く。欠けたり萎びたりしているもの、古いものほどよい。こういう目線も一つの美観だと思えなくもないが、その一方で品評基準技術的なことはあまりからない。開き直ったように、不完全な主観を甘やかしながらものを愛している。貴重性のようなわかりやすものなら理解できるのだが、知れば物怖じの原因になるだけだ。かといって知らないまま使って台無しにしてしまっては寝覚めが悪い。人並みの道徳心が働く。したがって、ただ古いだけの日用食器が一番よい。器の前に座った昔の人々を想像しながら、手の中でくるくる回して欠けやひびに入った汚れを眺めるのが好きだ。あまり酒は飲まないが、熱い湯を李朝の徳利に移してから注ぐと、300年前の丸い赤ら顔がうっすらと蘇ってくる。底座はすり減っていないがヒビは濃く色づいている。清潔な卓の上で大切に使われていたに違いない。奥の間の文机には美しい硯が置かれていて...

状態が良い中古もまた良い。大切に扱われてきたものには独特の緊張感がある。タグが破れかかるほど繰り返し洗濯されているのに、型崩れもせずきれいに保たれている服。裏返しにしてネットに入れ、丁寧に洗って乾かしてもらっていたんだろう。自分几帳面な人ではないので、几帳面の染み込んだ服は神々しくさえ見える。隅に手垢がつくほど読み込んであるのに、折り目の一切ない本を見たことがある。それは大正後期の本で、日焼けして小口にはポツポツとカビが生えていたが、中は一昔前のCGみたいに均一だった。人が何度も開いた本は湿気を吸ってごわごわしていくので、それとわかる。奥付に強い朱色で購入年月日が書いてあった。尾の長い達筆だった。日常生活勝手に楽しまれるのは気味の悪いことかもしれないが、増田に書くぐらいはよかろと思う。

本は好きでも間の悪いことに古典思想書が好きだ。浅学なので最先端思想技術吟味するような知識はない。開拓された新天地を後から眺め、「おお」とのけ反ることしかできない。だから勧められて読むことはあっても新刊あさりをすることはない。死ぬまで教わる側だろうと思う。買うのは電子書籍を優先しているが、それはスペースが足りないからだ。遠慮なくびっしり引いた傍線や、付箋や、日付入の署名はいつでも恋しい。折り目もないよりはあった方が好みだ。

新しいものというのは、誰にも使われていないものだ。時代の御沙汰を経ていないものだ。自分には後世に残すべきものを見抜く目がない。最大多数の最大幸福というものが、わかるようでまるでわからない。誰かが作ったもの勝手理屈でうなずき、あるいは名批評情熱を譲り受け、誰かの生活勝手に愛することくらいしか幸福に向けた積極性を持っていない。でも世の中の多くのもの価値は、そこにくっついた誰かの影ではないかという気がする。誰かの生活を愛する時間時間の間に、それらの記憶記憶の隙間に、ガスのように後の未来からゆっくり幸福が満ちてくるのではないかという気がする。中古品を買い漁っているとき、この作用に期待しているという自覚がある。それらを構成するのは自分記憶でなくとも良いのだ。

作った場所から直接やってきたものが、何か恐ろしい未知の存在に見えることがある。そこに何が宿っているのか、自分の目には判断がつかない。それはひとりでに明らかにはならない。誰かが指摘してはじめて、私達は宿るものの姿を見ることができる。ここまであえてこの言葉を使わずに来たが、どうしても気持ちが悪いので書いておく。私はこれが魂だと感じている。私が勝手ものの中に見出し、呼びかければ話し出す誰かの姿。恋人にもらったネクタイに宿ると感じるもの。死んだ犬の首輪に宿るもの。それに触れた子供の指に宿るもの。それを見た私の目に宿るもの。こうして文字したことでどこかのあなたの目に宿るもの言葉と物とが受け継がれる中で、それは形を変えながら宿主を移り、誰かの指摘によって唯一性を獲得しながら無限に増えてゆく。歴史生活の集合であり、魂の集合であり、決して失われない無限価値だ。こういう虚構を片手に中古品を愛でている。あと中古品は安い。そこもいい。

2022-11-30

2次元での肌の色の正しい再現ってあるのか?

2次元キャラって現実人間とは顔も体型もぜんぜん違うけど

肌の色だって割りと違ったりするよね

そんな状況で肌の色が濃い人種・薄い人種の肌の色はどうするのが正解とかあるんだろうか

日焼けしたキャラと元々肌の色が濃いキャラ区別つかねえ作品も多い

もし作品内のキャラ達の肌の色が全部一緒で名前現実とは違うカタカナキャラだったら

この作品内のキャラは全員黒人と思っても全員白人と思っても構いませんよって作者が言っても通るのでは無いだろうか

ふと思った

2022-11-20

anond:20221120151944

トラバの元をたどるとUVカットガラスを使っても日焼けしまくってる事例があるとか書いてる

99.9%カットできても毎日直射日光を当ててたらすり抜けたぶんが蓄積して目に見えるダメージになるんだろう

本が日焼けしたくらいでブツクサ言うなとかいうやつは

まさか税金無駄遣いを許すな!」とか言ってないよなあ?

本が日焼けしてようがどうでもいい、読めればいいという人が大半では?

しろ建物が薄暗くて入りづらい方がどうかと思う。

それって、すべての市民に開かれてない一部の人間のためのサービスになってるのでは?

図書館は、本の品質よりも、数多くの市民が使うことを目標としてほしい。

一部の市民しか使わない図書館なら、不公平なので廃止すべきだと思う。

結果的に一部の市民しか使わないというのはわかるが、多くの市民が使うような努力否定してはいけないと思う。

「本」というものに過剰な思い入れがある人が居るみたいだが、消耗品ひとつにすぎないということを忘れてはいけない。

主役は市民自体なのだから

2022-11-19

anond:20221118232747

ベストセラーなんかを除くと、図書館の本って年に数回でも借り手がいればいい方なんじゃねーか?

そうすると1年の大半は書架で借り手待ちになってるわけだから、そこそこ需要がある本でも日焼けしてることになる

2022-11-18

anond:20221118124511

置きっぱなしで借りられてない本が日焼けしてなぜ悪いのかわからない。

anond:20221118124511

マジレスすると分かってないのはおまえだ、

図書館のああいガラス紫外線100%カットガラスなので、

日には当たるけど原因である紫外線カットされてるので日焼けという意味での劣化はありえません。

2022-11-05

[]

今週月曜から左手がさわるとピリピリする

日焼けした肌を手でなでるとピリピリするのと同じ感じ

当然、別にこないだの土日でアウトドアしたわけでもない

じんましんとかしっしんとかみたいな見た目の変化もない

週初めは手の甲とか親指と一刺し指の間の股の部分だけだったけど、だんだん左腕のおもて面ぜんたいに広がってきた

ふつうにしてて日光があたる面

あと左の脇もさわるとピリピリ感と違和感がある

あとは左手をぐっぱーすると筋肉痛っぽい違和感がある

いろいろぐぐって片腕がうごかないとかだったら脳梗塞からしーけど、

なんかどうも適応障害っぽいきがすんだよなー

神経がばぐってる感じのやつ

きのう祝日だったけど丸一日ほんとに寝ててトイレでおきる以外なにも食べ中ttあくらいだし

ほんとしっかりやすんだほうがいいか

すきでやりたいはずのゲーム全然できてないしな最近

風呂も2週間はいれてない

からだふいたりボディソープからだになすりつけてごまかしてる

まじでしごとのためにいきてるかんじでほんとしにてえわ

まあ鬱で休職した前科もあるしなー

鬱で休職する前は不整脈みたいなのが出てたりしたな

いがいと体も敏感に症状だしてくれてんだよな

思い込みだけじゃなくて

2022-11-04

[]おい、ボウヤ、待て(米沢市福田町2丁目)

不審者情報について(米沢市福田町2丁目)

11月4日午後3時頃、米沢市福田町2丁目地内の道路上で、下校途中の男子児童が、

車に乗った見知らぬ男から後を追いかけられた上、「おい、ボウヤ、待て」などと声を掛けられる事案が発生しました。

【男の特徴】

・年齢:30歳位

・体格:中肉

・顔色:日焼けして浅黒い

・頭髪:黒色短髪

服装:黒色長袖ジャージ

・丸形黒色レンズサングラス着用


【車の特徴】

塗色:グレー

セダンタイプ

登下校や外出の際は、出来るだけ複数で行動すること、明るい道を通ることを心掛け、不審者を見かけたり、身の危険を感じたりした場合は、身の安全を確保した上ですぐに警察通報して下さい。

保護者の皆様は、お子様に対して同様の指導をお願いします。

https://www.gaccom.jp/safety/detail-974332

https://www.gaccom.jp/img/safety_avatar/974/974332/974332_avatar_detail_1667557588584.png

2022-10-25

登山ガール ガールズバー

登山用のミニスカートと高機能Tシャツを着た健康的に日焼けした女子大ハイキング部や登山部の登山ガールが迎えてくれて、お店の企画北アルプスとか登っちゃうようなガールズバーがあったら、毎日のように通うのにな。

2022-10-18

anond:20221018152420

女学生自転車を漕いで

日焼けしていない白い

モモの裏が見えるの禁止すべきと申すか!

そこに直れ!

歩きたくねえ〜

理由1 用事がない

2 日焼けする

3 洗濯物が増える

4 体が汚れる

それらを全て含んだ上でなおあまりあ健康というパワー

ムカつくぜ

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