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はてなキーワード: 第二新卒とは

2021-11-29

就活も量ではなく質が重要だと思う

知り合いの大学生男の子来年から就活するとのことで、無性にアドバイスしたくなった。

自分新卒時に失敗したから、反面教師にしてほしいんだよなぁ…。

わたしジョブホッパー

なんと4社も経験していて、今は地方でひっそりしがない自営業をしている。

30代後半で年収が400万円弱なので、同世代と比べたら全く稼いでない方だと思う。

ただ、会社めしていた頃より今の方が断然幸福度が高い。

それは、そもそも自分に合う仕事会社がわかっていなかったからだと思う。

地元で人気の企業でも働いたし、東証一部上場企業でも働いた。

なのに、どこも全く合わなかった。

どこもよく社風や経営方針などを調べず、「内定取れたからここでいっか」という感じで決めてしまった。

これが大きな間違いだった。

新卒時に入ったのはインターネット広告会社で、就活仲間が受けていて「何となく面白そう」というだけで選んだ。

入社して、ゴリゴリ営業会社だということと、突然出社しなくなる人が多いブラック企業だと知ってめちゃくちゃ後悔した。

もちろんすぐに辞めた。

ただ、結果を出していたのと第二新卒扱いだったこともあり、幸い転職先はすぐに見つかった。

ここが地元で人気の優良企業だったのだが、配属されたのが新設の部署だったため全く社内にノウハウがなかった。

基本的新入社員に丸投げするスタイルで、上司は指示もしない。

ただマーケティング目標に向かって数字を出すだけ。

誰とも仕事の話ができない。

上司たまたま異動で来ただけの人で勉強中という感じだったので、むしろ教えることばかりだった。

こういった状況だと知らずに入って、めちゃくちゃ後悔した。

もっとよく調べてから入社すればよかった。

ただ、前職と違ってブラック企業ではなかったので非常に辞めづらかった。

親には喜ばれ友達からは羨ましがられるレベル会社だった。

にもかかわらず、段々辛くなってしまった。

数年働いてから辞めたのだが、もちろんわたしのように合わないから辞める人はほとんどいなかったので、当時はめちゃくちゃ自分を責めた。

定年退職が当たり前の会社が合わなかったのは、本当に参った。

働いてみて、自分広告マーケティングもそれほど好きじゃないことに気付いた。

新卒時に自己分析もっとしていれば、絶対にこんなことにはならなかったと思っている。

こんなこと就活プロからしたら当たり前なのかもしれないけど、まずはちゃん自分長所短所・向き・不向きを知ること。

気になる業界企業は徹底的に分析すること。

このふたつがめちゃくちゃ大事

なので、就活は量より質が重要

友達恋人だって、数より質を重視した方が幸せになれる。

就活も同じ。

どれだけ時間をかけて自分を知り、業界企業を知り、対策するかで決まると思う。

それは面接100%見抜かれる。

相手採用プロなんだから、当たり前だ。

新卒時にインターネット系の人気企業を手あたり次第受けていたのは、本当に時間無駄だった。

なぜ本当に自分のやりたい仕事が何か、それはどんな内容でその仕事は本当に自分に向いていそうかどうか調べなかったのか。

当時の自分をぶん殴ってやりたい。

SPIもまともに勉強しないで適当エントリーシート書いて面接受けてたら、そりゃ二十社近く落ちるわって話だ。

プロアドバイスを求めたり、就活本を徹底的に読んだり、もっと本気で対策すればよかった。

ホワイト企業を辞めた後、あまりに暇だったのでWebメディアで好きなことを書いていたら、運営企業から誘われて入社することになった。

インターネット系ではあるものの、メディア運営は未経験だった。

これがたまたま向いていたようで、かなり社内外で評価され、結果も出せた。

そして、一部上場企業もリファラルで入社することができた。

ただ、3社目は社長と合わず、4社目は上司と合わなかった。

辞めた後に見たクチコミサイトにはちゃんと「この会社ワンマンなので気を付けて」「部署によって全然文化が違うので要注意」などと書かれていたので、事前に確認しておけばよかったとめちゃくちゃ後悔した。

4社経験して、もう会社勤めは懲り懲りだと思い、自営業を選ぶことにした。

自分には上の言いなりになる覚悟がない。

一人で気ままに仕事したい。

向いている仕事なんてやってみないとわからないけど、本当に好きでやりたい仕事なら続けられる。

新卒時は、これがわかっていなかった。

自分に合う会社に入るのが一番。

会社知名度や人気度、給料の高さ、「興味がある」程度で就活するとわたしみたいに後悔するかもよ、と言いたい。

合わない会社に入ってもすぐに辞めることになるので、第一志望だろうが落ちた会社は本当に入らなくてよかったと思った方がいい。

単に自分と合わなかっただけなのだから、落ち込む必要は全くない。

もちろん、自分の好きな仕事イコール向いている仕事ではないかもしれない。

ただ、才能やセンスなんて存在しない。

基本的に何でも、努力解決する。

大体どんな仕事も、失敗したら原因を探って対策を練ればどうにかなる。

PDCA回せばいいだけ。

ただ、その仕事が本当に好きじゃないと、そこまで頑張ろうと思えない。

わたし広告マーケティング仕事で頑張れなかった。

Webメディア仕事でやっと頑張れたので、これから就活する人はしっかり自分と向き合って、プロに頼って、本を読んで勉強して、対策してほしいと思う。

転職時にプロアドバイスがかなり役に立ったので、とくに新卒はいアドバイザーを調べておいた方がいいと思う。

2021-10-20

新卒をよく潰す上司新人教育の流れ(一例)

上司最初は面倒見るつもりで新卒に指示する→

忙しい、細かいチェックめんどいから放置

最初に指示された通りに新卒が出してくる→

イメージ通りじゃないし、一から教えてもらえます勉強にならない(僕は独学でここまできたからとのこと)から具体的な指示もなく戻す→

どうしようもなくなって新卒メンター相談する→

メンター上司相談する→

上司メンターに介入されると面倒みてないのばれるかも→

メンター、もしくはほかの部長クラスに怒られる可能性ある

自分がやったほうが早いし、品質高いし、周りもうるさくなくて楽

上司新卒ができるわけないだろw」と仕事巻き取る

新卒、誰を信じればいいかからなくなり、仕事はできないけど親身になってくれるだけの人に懐く

上司あいつに懐くようであれば、あの新卒はもうダメだと諦める

仕事スキルは上がらず、上司理不尽

新卒第二新卒の間に転職するために一年経たずに辞める

2021-09-13

採用面接担当することになった。

知見をメモ

ちなみに当方外資系


1. 若手が欲しいということで「未経験可」という内容を書いたら40代、50 代の応募が多かった。

第二新卒が欲しいからそういう言葉を使わざるを得なかった。

これらの人は管理職経験とかが全然無い。業務請負とか、派遣とかで便利な人として重宝されてきていた方々なのだと思う。

年齢が上がるほど、大きな人と金額を動かしてきた的な自分役割の話が書いてない限り評価の場にすら出てこなかった。


2. 転職給与を着実に上げてる人がいない。

ちょっとこの結果はショックだった。

会社昇給は難しいか昇給を狙って転職する、というのが当たり前なのかと思ったけど大体の人が過去転職昇給できてない。

ほぼキープか前後しているだけ。年齢関係なく最後職場給料から全然上がっていない人がほとんど。

昇給できた幸運な人もいるかもしれないが、大多数がそのように給与固定化されていると知ったらどう思うのかと思う。

これを知ってから、次にもしも転職するとしても日本企業絶対行きたくないと思った。


3. 冷やかしの人が多数存在する

通勤できない距離なのに、応募してくる人がいる。(関西企業なのに北海道から応募してきた)

ハローワークから失業保険もらうためにやっているかもしれないが正直、邪魔


4. 自分人生を何も考えてない人が結構いた

経済活動は「毎年、去年よりも多く売り上げる」という前提で動いている。

価値がある物を作る、売るということで給与が貰える。将来性があるから銀行やら色々な所から支援してもらえる。

明日どうなるか分からない、というのは理解できる。けれど自分でできることも放置してやりたいことだけやってたら、自分可能性を見捨て続けてる人なのかと、評価してしまうことに気がついた。

自分人生結構左右する場面なのに他人に言わない、言えないというのはかなり良くないと感じた。

入社後に表明したところで仕事サボる理由しか受け止められない。

anond:20210913001049

かつての就職氷河期世代は今後二度と発生しないよ。

あれって景気の問題よりも人口構造問題から

現代日本社会ではどの企業も喉から手が出るほど新卒第二新卒を欲しがってる。

今年来年あたりはコロナ求人倍率落ちるだろうけど再来年当たりはまた過去最高の求人倍率更新するようになるよ。

そのとき若年層の転職市場活性化するから実力があれば選び放題になる。

2021-09-08

太いってほどでもないけど貧乏ではない実家

が、あると焦らないのはガチ

ワイの実家特にちゃんこ金持ちってわけではないけど、毎月10万の仕送り私大学費を払えるくらいには余裕があった。

社会人1年目にメンタル病んで仕事辞めた後も、次の職場が決まるまで一人暮らし家賃生活費を3ヶ月分ほど振り込んでもらっていた。

おかげで焦って変な会社に入ることもなく、熟考の末そこそこのホワイト企業(大手ではない)に第二新卒ヌルンと入社

社員は男女関係なくキモオタのワイに優しくしてくれるし、残業ほとんどないし、怒鳴るおっさんや嫌味ったらしいおばさんは一切いない。離職率が低いので平均年齢が高く、20代半ばになった今でも若手扱いでヌクヌク仕事をしている。

最近は親ガチャなんて言葉があるみたいだが、ワイは少なくともSRは引いた。

頑張り屋のパッパと専業主婦としてパッパを支えたマッマ、ありがとやで。次の正月帰省難しそうだったら、またお取り寄せグルメでも送ったるわ。

2021-08-29

anond:20210829213753

今でこそ第二新卒転職が当たり前になったけど当時は何それって世界だったからなあ

anond:20210829225001

それな

人口構造若者不足なので景気がちょっと上向けばたちまち求人倍率2.3とかになって第二新卒転職フリーになる

からコロナ世代若者はあまり気を病むことなく前向きに生きていってほしい

ゲーム大好き!→プログラマーなるわ!→(略)→無理!→公務員やるわ

→全く面白くもないし生産性も感じられない。たまに偉い人が集まる会議担当者として出席すると各部署のトップが「お仕事してる感出したいよね。俺たちめっちゃ仕事してるじゃんってアピールしたい。だって仕事って仕事してますよってアピールするのが本体じゃん?」みたいなことばっか言ってるの聞くと本当に死にたくなる。俺はこれからずっと定年までこの仕事をしていくことになって、その仕事の中で毎日こういった仕事ごっこしか今日観がない連中の顔色を窺ってはスタンプラリーをするんだ。未だにデジタル印鑑すら使わず生のハンコに紙の書類。そうやって作った書類は「ミスったけどもう一回書類貰うの恥ずかしいじゃん?3と8ならなぞれば変えられるし、それでストーリー組み立てなおそうよ」と平気で書き直されていく。頭が悪くて、ずるくて、自己保身だけしか考えてなくて、人の役に立ちたいなんて気持ちはとっくに捨てた連中のゴミ捨て場。逃げて逃げて転げ落ちてきた俺に相応しい職場じゃん。でもこの職場にいるとここに相応しい人間なんだって毎日突きつけられてるみたいで死にたくなる。ここに10年20年といるうちに疑問に思わなくなるのも怖いし、疑問に思い続けながら暮らすのも気が違っちゃいそうだ。その隙間で俺だけは違うんだ俺はクズの中でクズの作ったもの浄化していく大事人材なんだと言い張るようになって、でも実際にはそんなこと全く無い勘違い野郎になることでしか心の平穏が保てないんだろうな。でもそれって狂ってしましか無いってことじゃん。狂いたくないし、狂わなくてもなんとかなれるような人間になれる気もない。ここからまた逃げられるだけの位置エネルギーが俺の人生に残っているとは思えない。高齢フリーター警備員ビルメンナンス、ここからもう一度転がり落ちて逃げ込めるのなんてそれぐらいだけど、IOC民間ではドンドン進んでいく中でそれらの仕事が10年後に残っているのかと問われると疑問が残る。本当の上流において状況を管理する仕事は減らないだろうし、一番下流人間やらせたほうが安いからで機械に置き換わらない仕事も変わらないだろう。でも上流に行くには新卒第二新卒幹部候補生として入っていかないと無理だし、最下流の掃き溜めはいよいよもって外国人実習生レベル待遇になっていくことが想像に難くない。自分が生き延びることだけを考えるならこのまま公務員としてクズからクズの群れの中にいるのは当然なんですって自分にも他人にも言い訳を続けるのが一番なんだろうな。鈍感力って言葉が昔流行ったけどまさにそれぐらいしか解決手段はない。俺は徹底的に鈍感になって、もう何も感じることがない人間になるしか無いんだ。全ての感情を失った上で薄ら笑みを浮かべ続けて30年生き続けよう。もって生まれたモノだとか今までの人生選択だとか単純な運の良し悪しで人生しょうがなくしょうもない事になるんだ。他人には平気でそう声をかけられるのにいざ自分の事となると何とかなってほしいと蹲って震えだしてしまうのも鈍感力が足りないだけだ。もっと他人事と同じように自分人生を扱おう。どうなってもいいやこんな奴の人生って感じよう。馬鹿にされてもヘラヘラ笑って辛くてもニタニタしてよう。毎日がつまらなくても諦めて、やってることに意味がなくても当たり前で、ひとまず飯が食えて寝れて土日のどっちかにゲームが出来ればそれでいいって考えよう。子供とかはもう諦めて結婚も諦めればいい。あとは親さえ寿命死ねばもう俺の人生は俺だけのものだ。自分だけの人生ならどんなしょーもなくても大丈夫だ。たとえば子供がいたら親の人生がしょーもないと子供不憫だけど、従兄弟人生がしょーもなくなたって気にもならないか大丈夫だ。諦めよう。全部。

https://anond.hatelabo.jp/20210828230636 ←コイツが突然飛んできて傷口を広げられたので応急処置として言いたいこと全部描きました。落ち着いたわ。メシ買ってこよ

anond:20210829094141

ゆとり以降の世代だと寒い時期があっても第二新卒とかで救済されたろ

そもそも数が少なくて売り手市場だしさぁ

2021-08-08

anond:20210808101159

採ってくれるかわからないけど第二新卒で目指すのでどこか教えてください泣

2021-07-25

anond:20210724235205

この会社1020年と働く未来想像できない。

業種に問題がないのに、こんなことを言うのはなんでなんだろうな。

営業が思ったよりしんどかったとか、バックオフィスつまんねーとか、そんなレベルことなんだろうな。

 

第二新卒オープンポジションで応募する奴多いけど、「『現職仕事の何が不満で何が魅力なのか』が明確に分かってないけど とりあえず辞めちゃいました」みたいな底の浅さがその時点で露呈してるんだよな。

応募の入り口を広げたいし、ミスマッチを防ぎたいから、設定してはいるけど。

一度、転職してキャリアアップしてる人の話を聞いた方がいい。

2021-07-24

転職準備を始めた

今年4月入社したての新卒1年目だけど、

この会社1020年と働く未来想像できない。

内定をもらったときは嬉しかったし上司もいい人達だけど、

ここには長く居たくない。

職種業種の方向性自分に合っていると現時点では考えているので、

第二新卒は使わない。

仕事を真面目にこなしながらこまめに職務経歴書を書いて、

資格をいくつか取るか社会人大学院に通うかして、

2、3年後に転職しようと思っている。

今の仕事へのモチベーションが”いつできるかもわからない転職”になってしまった。

今日資格取得に向けた資料請求をした。

転職用にTOEIC高得点も揃えておきたいけど、今取っても転職する頃には古すぎるから取り直しだろうな。

あいいや。今取れない点数は2、3年後も取れないだろうし秋頃に一度取っておこう。

あとは何かやれることがあるだろうか。仕事か。

2021-07-14

anond:20210714190525

「25歳で第二新卒もなくなって人生詰んだどうやって死ぬか考えてるわ」って言ってる人がいたら

君は「詰んだ感は共感するがやることなくなるにはお前は若過ぎるだろ」とツッコミを入れたくなると思う

君はそのツッコミ入れられる側の状態

2021-05-16

まりに爽やかな同期

Y:文章を書くのは好きな文系出身。うっかり第二新卒大企業で働くことになった。

  片付けや家事が大の苦手。この日記の筆者。

Mくん:Yの同期で工学系の院卒。国家資格複数持つエリート

    Yと研修で同じグループになり、仲良くなった。基本的ヘラヘラしている。

ーーー

今日見たものは本当に口外しないでね…」Yは憂鬱だった。

今日は部屋に同期のMくんがやってくる日だった。

ボーナスも入るし、そろそろ家具を新調したいなぁ。在宅で残業するのに今の椅子だとちょっと辛いし…)

数日前、Yは在宅勤務での残業が辛くなってAmazonで新しい椅子を探していた。

「在宅勤務におすすめ」と書いてある特集ページを見ていると、今の部屋の雰囲気似合いそうなゲーミングチェアを見つけた。

(ゲーミングチェアって黒地に赤とか、やたら光るやつとか中二病イメージがあったけど、レザー調のもあるんだ。

このベージュのなら部屋の雰囲気に合いそう)

少々値段は張ったが、レビュー評価もよかったのでYはベージュのゲーミングチェアの購入ボタンを押した。

その恐ろしさも知らずに…。

届いたのは、予想を超える大きさのダンボールだった。

玄関に入れるのがやっとのことで、洗濯機でも入っていそうな大きさだった。

ダンボール解体作業だけでも息が切れてしまった。

やっとの思いで出したパーツを床に並べ、手順書を開いて組み立てに着手する。

まず椅子の下部から組み立てることになっていた。

キャスターを土台に入れ、ガス圧調整レバー差し込み、その上にカバーをかける…はずだった。

(あれ、キャスターが土台に入らない…)

色々な角度から嵌め込もうとするが駄目だった。

キャスターの根元についているリング状の金具が邪魔しているようにも見えたが、

手順書に書いていないことをしたら余計面倒なことになりそうだった。

10近くある組み立て行程のうち、1で頓挫してしまった。

(だめだ…)

その日は疲れてしまったので組み立てを諦め、同期のMくんに愚痴を言った。

「ゲーミングチェアを買ったのに組み立てれなくて詰んだ」、と。

ただの愚痴を言うはずが「じゃあ手伝おうか」と予想外の提案を受け、心臓が飛び跳ねた。

こんなことってあるのだろうか?

戸惑いの中、Yは脳内会議を開く。

そもそもMくんを部屋にあげてもいいのだろうか?

このまま組み立てられずにいるのも嫌だけど、わざわざMくんに来てもうのも悪い。

自分の部屋を晒すのも恥ずかしい。

そもそもちょっと気になる男性を部屋に上げていいものだっけ?

男性を部屋に入れるのって何年振りだっけ…?

そもそも部屋に入れていいものだっけ?

でもせっかく提案してくれてるし断るのも変か…?)

「うーん、じゃあお言葉に甘えて…!」

ぐるぐると考えたが(考えても仕方がない)と思い切り、

Mくんに組み立てをお願いした。

そして冒頭部分に戻る。Mくんが部屋に来る当日だ。

不用品は捨てたし、シンクも磨いたし、洗面所も隅まで磨いた…)

できる事は全部やったが、それでもYは不安だった。

プレゼン前よりも緊張していた。

今日見たものは口外しないでね…本当に汚ない部屋だから

Mくんに対して差し当たってできることは、自分の部屋に対するイメージを下げておくことだった。

あらかじめ部屋の綺麗さのイメージを下げておくことで、現実ギャップを減らす作戦だ。

めっちゃ気にするじゃん」

「それもう、気が気じゃないよ…

家事できないのバレるし家具の組み立てもできないの恥ずかしいし」

緊張の中、部屋の鍵を回す。

ガチャリと音が鳴って扉を開ける。

Mくんに入ってもらうと、さっと靴を脱いで揃え、手前の洗面所に向かった。

(ここまで誘導の通りだ)

Mくんが手を洗う。

汚部屋って言ってたけど、ここまで汚いとか特にないんだけど…?」

「いや、生活感がバレるのが恥ずかしいんだってば」

キッチン不用品ほとんど処分したので、がらんとしている。

シンク下に食器とかしまってるの?」

「いや、このスペースにある分だけ」

「確かに一人暮らしだとこれくらいでいいかも。今度引っ越すから参考になる〜」

そうして奥の部屋。

「え、別に汚部屋じゃないじゃん!カーテンベッドカバーの色とか揃ってるし

あ!このガラスモニター置くやつ?おしゃん〜」

「あ〜その辺はごちゃごちゃしてるし見んといて!!!

とっさに大きな声を出してしまった。

(Mくんと密室ってだけで緊張するのに…自分のだらしない所まで見られたら死んでしまう!!)

はいはい、これを組み立てればいいのね」床に散乱したパーツを見てMくんが言う。

渡した手順書をふむふむと読んで「え、ここで躓いてたの?」と少し驚かれる。

「すいやせん…」

「あ〜これ、角度とか、力の入れ方がちょっと独特なんだよね」

Yがしみじみと謝っている間、Mくんはしれっと土台に4つのキャスター全てをはめ込んだ。

「え、早くない…?神?教祖って呼んでもいい?」

教祖になるつもりはないな〜」ヘラヘラ笑いながら、Mくんはやすやすと組み立てていく。

またたく間に椅子らしい形が出来上がってきた。

「このパーツと背もたれを繋ぐ時、ちょっと床傷つけそうだからベッド借りてもいい?」

「え?う…うん」

自分のゲーミングチェア組み立てる時もベッド使ってて」

ベッドを使うことに異存はないが、Mくんがベッドにいると思うと、ドキドキする。

変な緊張をしているYをよそに、Mくんは「作業者」として完璧だった。

手順書を読み上げ、パーツや作業内容に誤りがないか一点一点確認する。

可動域を調べ動作確認をするMくんの手つきが滑らかで、綺麗だった。

「大きい方の六角レンチとって〜」

はい先生!」Mくんの手つきに見とれていると、指示が飛んで来た。

「あ〜、確かにこれ、女の子一人だと難しいな」

背もたれの部分だけでも結構な大きさだったので、片手で支えながら座席部分と組み合わせるのはかなりしんどそうだった。

Yが背もたれの部分を持ち、応援する。

「あ、助かる」

「うん…」Mくんとの距離が近くなると当然ながらMくんの香りがする。なんとなく安心する香りだった。

柔軟剤香りかな?いい匂い。あと首筋きれいだなー)Yはぼんやり見とれてしまった。

「あー、来週の構築作業もこんな感じなんだろうなぁ」組み立て作業中のMくんが仕事の話を投げてきて、急に現実に引き戻された。

Mくんの「聖域」を邪魔できるはずもなく、ただ作業を見守っていた。

座席と背もたれを接合し、土台にはめ込む。

それにフットレスト、アームレスト、各種クッションをつけて、ゲーミングチェアが完成した。

できたてほやほやのゲーミングチェアに座ってYが「わーい」とはしゃいでいると、Mくんがぐるぐると回して来る。

あかん三半規管がやられるって」

「この椅子本当にいいな〜持って帰ってもいい?」

結構なお値段でしたからね…いや駅まで運ぶの無理でしょ」

「じゃあ作業費3万もらうわ」

「そこを同期割でなんとか」

「1万5千円になりますね」

「いや高いわ!冗談を一通り言うと「よし、じゃあ撤収する!」とMくんが言った。

「来週引越しだよね?荷造りとかお手伝いします…」とYは申し出た。

「うーん、来週はちょっとスケジュール的に難しいんだよね。夜勤だし」

「そっかあ。じゃあ今度なんか奢らせて!」とYはぼんやりした提案しかできなかった。

(こんなんじゃ社交辞令みたいじゃないか)いつものことながら、

YはMくんと会うと、いつも言いたいことを言いそびれる気がする。

Mくんと駅まで他愛のない話をしながら歩く。

「またなんか組み立て必要だったら呼んで」へらりと笑ってMくんは言う。

「まじか、本当に助かる…」

じゃあ、と言ってMくんは改札まで向かう。

じゃあね、と言ってYはくるりと方向を換える。

Yは少し歩いて振り返ると、Mくんが階段を降りようとしていた。

後ろ姿まで颯爽としている。

天然記念物レッドリスト、あるいは人間国宝

そんな言葉が思い浮かぶ爽やかさだった。

2021-05-11

今のお願いごとはなんですか

神社に行くたび祈ることが年々とっ散らかってるのに気づいちゃう

昔は高校合格しますように!とか彼氏欲しい〜とか就職活動がうまくいきますように……とか割と祈ることは絞れた

今は仕事ができるようになりたい………いやいやそれより第二新卒のうちに転職した方がいいのか………とか痩せたい健康……いやそれより好きなものいっぱい食べたい…………とか結婚しなきゃ………でも今はまだちょっと…………そもそも今の彼氏と別れて婚活すべきかどうなのかでもなあ…………とかお金欲しいとか引っ越したいなーとか交通安全とか猫飼いたいとか旅行に行きたいとか煩悩無限に湧いてきてしま

まあそういうのを自分で決めてお願い事は一つに絞ってそれに向かって努力しなさいってことなんだろうね神頼みって

2021-05-05

もう5月なのに

なんでランドセルCMいっぱいやってるのだろう。

熱いひとが羽つけて踊ってるやつとか

こまっしゃくれた子が偉そうなやつとか

第二新卒なのか?

いま流行りの弱者一年生の救済処置なのか?

2021-04-24

anond:20210423234432

さっさとやめて第二新卒枠で転職したほうがいい。なんなら研修も3ヶ月あるんじゃ終える必要ない。

仕事が嫌だとかは慣れるかもしれないが、自分能力と課せられる業務内容のギャップで不満を抱いたら無理。

自分能力を見誤ってたら悲惨だけど、そしたらまたSIer入ればええわ😅

anond:20210423234432

研修オンラインじゃないの?SIerなのに。

第二新卒狙うか、転職できるスキルが身につくまで待つかだよね。

うちも大手子会社で、研修中に現れる偉い人全員が親会社からの出向or兼務or転籍萎えたけど、

増田と同じように福利厚生コンプライアンスホワイトオブホワイトなのと人はまともだから

これから頑張ってスキルつけて転職狙うかーと思ってる。

2021-04-18

anond:20210113134805

就職氷河期に対しての施策はいろいろとあったと思うんだけれど、大して功を奏しなかったというのがワイの認識

試用期間中賃金自治体が持つからとりあえず雇ってもらうチャレンジ雇用みたいな制度とか第二新卒採用とかあったと思う。

でも、雇用の調整弁をいくらでも開け閉めできる派遣労働者という果実を手にしてしまった企業にはそんなにリスクを伴う制度は受け入れられなかった。

若者雇用拡充のためにニューディール政策みたいな手段もとれたと思うけれど、国の借金問題が声高に叫ばれるようになり、緊縮財政が当たり前になってそれもなくなった。

その一方で男女共同参画により、若者たちは分断されたから集まって暴動を起こすみたいなことはしにくくなったね。

男女共同参画が生み出したものパワーカップル相対的貧困層。氷河期世代でも親の代よりもずっと稼いでいる人もいれば、親のすねをかじらないと生活できない人までいる。かつては収入の多い男性専業主婦というペアリング普通だったので、世帯収入に今ほどの格差はなかった。貧乏夫婦でも共働き世帯収入を上げられたからね。今は、パワーカップル貧乏夫婦を金で殴ってくる。ものの値段が需要供給で決まる以上、不動産などパワーカップルが値段をつり上げ、そうでない層は買えなくなった。若者共闘できるはずもない。

2021-04-15

anond:20210415103732

マジレスすると、既卒第二新卒の人なんかゴロゴロいるか大丈夫

既卒対応してくれるエージェント見つけて、対策とか企業紹介してもらいつつ(エージェントだけだと求人が限られてしまうので)自分でも求人探してみよう。

エージェントアドバイザーにもよるので複数登録して自分に合う人を見つけてね。

面接もコツさえ掴めば問題ない。

自分価値を低く見積もったら悪循環だよ。

新卒で失敗してもめちゃくちゃ会社戦略になってる人たくさん知ってる。

大丈夫から、落ち着いて頑張ってね。

人材業界の者より。

2021-04-11

anond:20210411000436

大変厳しい物言いではあるが、新卒就活内定がなかった、紹介してもらって非常勤職員として働いた、それが「コピーを取ったり簡単な打ち込みをしたり、来客にお茶を出したりするような仕事だった」という時点で、ずっと問題を先送りにしていたように思える。その結果が「転職も考えたが、スキルがなかった」わけで、コピーお茶出しを続けていたらそりゃそうなる。どうすればよかったかというと非常勤職員最初の数年の時点で簿記でもなんでも資格を取得して、第二新卒あらためて就職すべきだった。スキルがなくても常に転職活動アンテナを貼るべきだった。もちろん、転職市場の状況が良くなかったから、それまでの仕事内容が次に活かせるようなものじゃないから、といったどうにもならない点があったことは同情する。だからこそ早めに危機感を持ってあがくべきだった。「私は公務員だったのに」というタイトルがその危機感や正しい立場理解してなかったことの証左だなと思う。さて、過ぎたことはしょうがないので今の中小企業契約社員営業事務という状況からさらにどう動くか。契約終了となる前にじっくり考えてみて欲しい。チャンスは自分で探さないといけない。

2021-04-02

RE: 新社会人になれなかった者による戯言

https://anond.hatelabo.jp/20210401174952

から10年前自分もこの増田と同じく新社会人になれないまま卒業した。

そのためこの記事を読んで当時のことを思いだした。

共感したこと:

地獄要素は書ききれないほどあるが大まかに分けると3つだ。配慮の無い人事との面接家族への引け目、友人との比較

これは本当に共感する。自分もこの3つがとにかくきつかった。

配慮の無い人事については一発芸は無かったが、その質問をして意味あるの?というのは山程あった。

あと地味にキツい質問が「なぜこの時期まで就活をしているのか、説明して」というのがあって、いやこっちが知りたいと常に思っていた。

自分が振られた理由企業によってケースバイケースだし、仮にあっても正直に言うのも微妙。どういう回答が欲しいのかよく分からなかったしそれを見極めるのがあなた仕事ではと思った。

家族への引け目もきつかった。当時、卒業後に姉が結婚式をしたり祖母が亡くなったりして親族一同と会う機会があって気まずかった。微妙に気遣ってくれるのがまた心苦しくていたたまれなくなった。

家族も気遣ってくれるのが伝わってきて、それに対しての申し訳無さもあった。ただ、両親もアドバイスをくれたが両親が新卒の時と時代が違いすぎて参考にならなかった。

友人との比較もあった。友達就活が終わり悠々と卒業旅行をしているのを聞いた時は羨ましさ半分、どうせ一緒に行っても純粋に楽しめなさそうだなとも思った。

また友人の新社会人生活愚痴も聞きたくなかった。こっちはそもそもそのスタートラインにすら立って無いのだがと思っていた。またそうやって友人と比較して卑屈になっていく自分も嫌いになって落ち込んだ。

さてその後自分がどうなったのかというも書いていく。

ただし、これはアドバイスではない。参考にしたいところだけ取り入れればいい。

■ 志望企業について

増田と同じように100社にぐらいは自分もそのぐらい受けたと思う。というよりもそのレベルになるとどこの会社を受けたのか覚えていない。

ただ、既卒になってやめたのは受けたくない企業は受けないようにしたこと。恐らく増田もそうだが普通に考えて100社も行きたい企業はない。

かに志望度が低い企業を落ちても精神的なダメージは少ないが、結局ダメージは0ではないし、時間交通費無駄であるので闇雲に受けるのはやめた。

また世の中には新卒至上主義業界企業存在する。残念だがこれらの業界企業既卒になった段階で受かる確率が低くなるのでこれらは受けるだけ不毛になるので調べられるなら調べといた方が良かった。

アルバイトについて

既卒になってまず実感するのは社会との繋がりが希薄になった。今まで学生ですと答えていたが、既卒ですというのもなんか変な気がする。

そのため、面接以外にも普通大人と喋る機会はあった方が良いと思う。何かしらアルバイトをして社会との繋がりは残しておいた方が良いし、少しでも金銭面で家族への依存がなくなるだけで気は楽になった。

あと自分は近所でアルバイトをしていたが、振り返ってみると出来るなら興味がある業界アルバイトをした方が良かった。

正直今の時代アルバイト正社員かという経験の有無よりも、「何ができるか」ということの方が重要になってきている。だから自分は〜が出来るという具体的な引き出しは増やしていくことの方が正社員経験有りますよりも有利。

たぶん採用からすると業界経験第二新卒採用するよりも、業界経験有りの若いアルバイトの子採用すると思う。アルバイトからそのまま正社員登用が無難だけど、それよりも経験ちゃんと積めるアルバイト先を見つける方が優先度は自分なら高いかな。

面接について

相手企業のペースに合わせるのではなく、自分のペースに巻き込むようにして面接をする。増田もそうだが自分もわりとマイペース人間だった。

から相手企業に合わせて自分を作り変えるというのがそもそも向いていないし苦痛を感じる。もちろん訓練によっては改善できるのかもしれないが、そもそも不得意なことを頑張っても費用対効果が薄い。

自分マイペースに話してダメなら、それはその企業と縁が無かっただけだし、むしろ自分違和感を感じれば辞退してもいいと思う。

もちろん言うは易く行うは難しではあるが自信に繋がるので重要である。コツは相手の話をよく聞き、友達感覚で話す(多少敬語が崩れていても問題はない)

ただし、注意としては正直過ぎる必要もない。別に言う必要のないことは言わなくても良かった。分かりやすく言うと自分メリットにならないことは喋る必要はない。

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そんなこんなで自分はその後就職して今は独立して仕事している。

結局自分会社所属して仕事するというのが合わなかったから、当時の面接官の見る目は結果的に正しかったのかもしれない。

でも、傲慢だが就職した後は抜群の結果を残しいたのでやはり見る目がなかったのかもしれない。

新卒就職するのも全てではないし、企業所属して仕事するのも別に全てではないし、タイミングもそれぞれ。

どんなときでも、思いこんだものと違うやり方はあるし、違う価値観があるよ。

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