はてなキーワード: 甲斐とは
7月からは昇進もした。(一応「がんばりが認められた」ものと解している)
休みが少ない(年85日くらい)のは難点だが、色々なことができて新鮮味が多いのでそれほど大きな不満はない。
彼女はほしいと思うが、恋愛を楽しみたい(勿論S○X含めて)だけであって結婚したいわけでもない。
それに彼女といっても「見た目がかわいい女を連れて歩いて周囲から羨望の眼差しを浴びたい」程度の浅はかな狙いしかないから、他の物事でも代替できそう。
しかしこれを「いい歳して狙った女をものにできない魅力も価値も能力もない不甲斐ない自分」と捉えてしまうと、途端に惨めになる。
仕事も大きな不満はないとはいえ、特段昇進の意欲があるわけでもなく、特別何かやりたいことや目標目的があるわけでもなく、このまま続けて十分な報酬を得ても、それがなんだという気にしかならない。
経験&年齢的に転職は考えられないし、独立したいとか一発当てようとかいう野心もない(そんなものはリスクでしかない)。
何かを買いたいとか、どこかへ行きたいとかいう欲求も特にない。
毎日を無為に無目的に過ごすだけで、何の楽しみもない、何も生み出さない。
生きる気力など生まれるはずもない。
もはや改善しようという気さえ起らない。
わかる。
ケイティ・ペリーのロアーが流行った時、ついに日本もこれを受け入れたかと思ったけど全然そんなことはなくて、感受性が死んでるやつらがなんとなくPVが可愛いとか思ってるだけだった。それと同じだよね。
女子力、という言葉は、girls powerの真逆だ。ということが話題になったこともあったね。
ガールズパワーってのは、誰にでもノーと言える私、みたいな意味だそうだ。甲斐甲斐しく家事をする力、みたいな意味の女子力の発露は、最もガールズパワーが無いと言える。
俺は本当に、ガールズパワーを持ってる女が好きで(屈服させたいという意味ではなく、大人しくされても面白く無いし、人の世話をやくのも苦痛なのだ)、それこそエルサみたいな行動をとる女性が現実に増えて欲しいと本当に思っているのだが、現実には大抵の女が未だにデートの飯屋の決定権すら持ちたがらない。しかも、決定権を持たないのが当然だし、決定権を持たされることは不当だとすら、世間に教えられている。
こういうの、ほんとにあと30年とかで変わるのかね?
1stアニバアイプロの直後辺りに彼女に出会い、ほとんど一目惚れのような形で担当Pになってもう5年以上が経った。
5年の間本当に色々なことがあった。干されていた期間も当時で言えば長かったし、「社長」と言えば今は桐生つかさだが当時は紗枝のことだった。社長とネタにされるくらいしか話題に上がらなかったし、突然のCDデビューの話もあった。
そんなデビューが決まった時から散々言われ続けている言葉がある。
この言葉を目に耳にするたびに思うことがあるのだ。
こっちだって好きで声をもらったわけじゃない。望んで声をもらったわけじゃない。声無しアイドルの担当Pに言わせればふざけた話に映るだろうが、正直、こんな風に担当アイドルをコケにされなければならないならボイスなんてつかなくてよかったのに、と思ってしまうことがある。
勿論発表当時は嬉しかった。正直ボイスなんて望める日が来るとは思えなかったし、実際にボイスが実装された日や彼女の歌を聴いた日、リアルライブでの中の人を見た時、デレステで自分のデビュー曲を歌いながら特別な衣装でセンターで踊る紗枝を見た日、全部嬉しくて愛しくて泣いた。それはもう、気持ち悪いほどに泣いたし、中の人のことも彼女の声自体も大好きだ。それは大前提としてある。
それでも、どうしても思ってしまう。
私だって正規のルートで、総選挙で上位を取ってボイスを獲得させたかった。
そうすればこんな風に大好きな担当を「所詮運営のお気に入り」「万年圏外のくせに出しゃばってる」なんてこき下ろされる風景を見ずに済んだかもしれないのに。
その機会は突然奪われたし、あの日紗枝のCDデビューが決まった時から今日までずっと、こうして紗枝をコケにする他担Pは後を絶たないし、これからもきっとそれは変わらないのだろうと諦めている。
総選挙上位常連アイドルの担当Pは「それなら今からでも総選挙上位狙えよ」とでも言うのだろう。私もそう思うけれど、それははっきり言って無理だろうと思う。無理なのだ。
今の紗枝は不人気のくせにと罵られるほど、昔ほど不人気ではないとは思っている。それは声がついたおかげだと思っているし、確実に昔より紗枝を好きだと言ってくれる人が増えたのは間違いないだろう。けれど実際に結果を残せていないのは何故なのかと言えば、ボイスがついていて出番もそれなりに保証されているからだと思う。
だからこそ、紗枝Pたちは総選挙に本気で取り組む人口が驚くほど少ない。紗枝を上位にしようという気がほとんどないのだ。そして、私の知る限りでは他の好きな声無しアイドルに投票している人がほとんどだった。
こんな状況で紗枝を圏内に入れるなんて、できっこない。私がいくら1人で頑張ろうと、せいぜい投票出来て500票程度が限界だ。そんなもの人気アイドルの得票数から見ればほんの紙切れでしかない。だからと言って諦めて投票していないわけではないし、毎年圏内を目指して出来る限りで課金もして投票しているし、周りの他担Pたちに紗枝を売り込んだりと自分の出来る限りのことはしている。
それでも結果は知っての通りだ。私がいくら頑張ったところで紗枝は万年圏外の不人気アイドル、から抜け出せない。
これが声無しアイドルだったら少しは違ったんじゃないか、もしかしたら紗枝Pがみんな頑張って圏内入りを目指していたんじゃないか、上位とはいかなくても、サプボがついて順当だと思われる位置くらいにはいけたんじゃないか。
そうすれば、こんな風に、運営の采配のせいで紗枝がヘイトを受け続けるようなことはなかったんじゃないか。
紗枝が何をしたというのだろう。紗枝が総選挙で圏内に入れないのは紗枝のせいではないし、ましてやずっと圏外にも関わらず声が付いたのだって紗枝のせいじゃない。声無しアイドルよりも出番が多くもらえるのだって紗枝は悪くないし、紗枝が罵られなければいけないところなんてどこにもないのに。
どうして私の担当アイドルは、他のアイドルたちと同じようにただトップアイドルになりたいと頑張っているだけなのに、彼女のことを何も知らない人たちにこんなにも罵られなければならないのだろう。
運営の采配で声を付けられただけなのに。ただそれだけなのに。
言うなと言っているわけじゃない。やめてくれという抗議でもない。これは紗枝を不人気のくせにと愚痴る他担Pたちと同じ、ただの愚痴だ。心からの愚痴だ。
また来年も総選挙は開催されるだろう。自分なりに頑張るつもりではいるけれど、また圏外になってしまったらと思うと不甲斐なさや情けなさで紗枝に申し訳ない気持ちにしかなれないので、次の総選挙が今から憂鬱で仕方ない。
身だしなみに気を遣ったり、トークを勉強したりしても全く状況は変わらなかった。
そこで僕はフェミニスト正義感キャラに活路を見出すことにした。
女性蔑視や女性軽視に不快感を露わにして、女の知り合いにはレディーファーストを徹底したり、肉体労働を肩代わりしたりした。
「とにかく良い人♪」と評判の男にはなれた。
消極的だったということはない。ちゃんと告白もしている。全敗に終わったけど。
どの子も「増田くん本当に優しいし感謝してるし、すっごいすっごい好きだけどごめんなさい」みたいな文句で僕を振った。
それだけならまだいいのだけど、そいつら女のことを穴としか思ってないような露悪的な男とサクッと付き合い始めやがる。
もうくだらないよ。
あいつら脳味噌マンコじゃん。動物じゃん。バカじゃん。人権いらないじゃん。
みなさんどうぞよろしくね!!
フリーランスだから、サラリーマンだから、じゃなくて楽しんでるかどうかなんだだろ
もしその同期の実情が家ローンの返済に追われ、子供も金掛けた甲斐のないクソガキに育ってたとしたら
笑いが止まらないんだろ?
声が好き。品がある。優しそう。
性格良さそう。お母さんっぽい。
真面目そう。頼り甲斐がありそう。引っ張って行ってくれそう。
真面目そう。面白い。
叱られたい。赤ちゃんごっこしたい。
○朝食:なし
○夕食:うどん、納豆、卵、海鮮サラダ、秋野菜のごぼうのサラダ(超うまかった、お酢がきいたサラダにハズレなし)
○調子
はややー。
お仕事はお休みでしたが、昨日かいた首の腫れがひどくて、ぐったりしてた。
ただ、ぐったりした甲斐があったのか、午後からは腫れも少し引いて楽になった。
とはいえ、あまり無理をしてもよくないので、今週はあまり無茶なことをせず、落ち着いて過ごそう。
●iOS
メガギャラドスが報酬の船イベントに参加して、無事にメガギャラドスを入手。
よかったー、本当によかった。
満足!
○グラブル
ついでに、日課のマグナ周回をしてたら、ティア銃がドロップ、これで3凸が5本。
ググると6本揃えろみたいなことかいてあるけど、まあ一区切りにしておこう。
次は水と火と闇と光…… うーむ、先が長いなあ。
この結婚の失敗の原因は、下方婚と言いながらも、子供が生まれた後も離職したり時短労働を選ばずに出張・残業と仕事にフルコミットメントし続ける男を夫に選んだことにある。
妻子を養える程度の甲斐性のある男が家事・育児を女に任せるためにする結婚(つまり下方婚)の相手として選ぶ女は、子供が生まれたら仕事を離れ数年のブランクの後に再就職するにしてもパート程度しかする気の無い(または、パート程度しかできない)女だ。
だいたいは就職に繋がらない学校を出て卒業後は親元で家事手伝いか腰掛け仕事の一般職か、あるいは新卒で総合職に就いたものの燃え尽きてもう仕事にフルコミットメントは懲り懲りというパターン。
下方婚をする男と同じように、女もパートしかしたくない男を見つけて、
「私が一家の大黒柱としてあなたと子供を養えるだけの収入に責任を持つ、あなたは家の中のことに責任を持つ。子供の手が離れたら家計の補助のためにパートに出てることは推奨するが、家事・育児に差し支えない範囲でしか働いてはならない」
と役割分担を決めてから結婚すれば、下方婚で子供が生まれても問題は起こらなかった。
同じ大学出身で長く付き合い30歳頃に結婚した、妻は大組織の専門職、夫は士業事務所でアルバイトしながら難関国家資格に挑戦して落ち続けていたというカップルがいる。
子供が生まれた後、夫の方は資格受験をきっぱり諦めて、子供が保育園に入った今でも同じ事務所で週1-2のアルバイトに留まって子供の世話や家事を引き受けている。
女が男と同じように下方婚をするというのは、こういうことだ。
31日 17:00 までに完了しなければならない仕事 XX を 29日になっても増田チームは手をつけていない。
手助けが必要かを繰り返し確認しつつ、全チームの進捗を全社公開しプレッシャーも掛けたが、問題ないとの回答。
ナメてんの?
1. 増田のマネージメントがうんこなのにメンバーのせいにしているから
2. なんで増田はマネージャーになってみようと思ったのか?誰が推薦/承認をしたのか?
1. 『マネージャーならXXは当然』は他者には関係ない。自分のMy仕事ルールでありMy人生のルールである
2. うんこでもマネージャーになりたいと思っていいし、推薦/承認されてもいい。増田の仕事の取り組み方や人生を決めるのは増田であって他者ではない
3. 増田マネージャーを許容するかは『会社(雇い主)』が決める事であって自分ではない
1. 増田は仕事をしないことが許されるが自分は許されない、不公平である
2. 増田は適当な働き方/キャリアでも生活を維持できるが、自分はそうはいかなかった、不公平である
1. 期限のバッファーは設けてある/準備はしてるので「そっすか」と巻き取る
自称フェミニストを気取る学者(大学の先生)や弁護士や高級官僚になれるなら、自分も結婚しても仕事を続けるかもしれないけど、結婚しても子どもができても、なお続けるに値する専門職に就けないのなら、妻の労働はただの家計補助であり、遣り甲斐のない単純な作業でしかない。仕事の代わりはいくらでもあるが、わが子の母親の代わりはない、と。女性問題は、階層問題にとって代わられ、高階層にいるフェミニストが、すべての女に「結婚しても働きつづけよ」と叱咤激励する資格は何もない。誰もが、意味のある、自己実現のできる仕事なら、したいのだ。
若手俳優厨をやめたいと何度も何度も繰り返し言ってきた私が、とうとう降りようとしている。
10代の頃は、推しぴのオタク(ハート)と名乗り、同じ公演に何回も入ることも、地方へ遠征することも凄いと言われ調子に乗っていた。
何故こんなに入るのかと聞かれたら板の上に立つ推しが好きだからと常に答えていた。
セリフが冒頭のシーンしかない時でも、総合的に出演するのが10分くらいでも、死ぬほどつまらない舞台でも、私の推しが一番上手いと思っていたし、回数を重ねるごとに本当に上手くなっていく姿を見るのが好きだったから何度も足を運んだ。
カテコで誰よりも深いお辞儀をして笑顔で去っていく推しを見る度に何十万もつぎ込んだ甲斐があったと思っていた。
でもいつしかそれが変わっていった。
ひょんなことから入待ち出待ちをするようになり、公演内容より入と出で彼に会うことのためにチケットを買っていた。
初めはよそよそしかったものの、名前も顔も覚えてくれて、容姿の変化に気付いて褒めてくれたこともあった。
公式では言えないことも沢山教えてくれたし、推しの愚痴だって聞いて一緒に悩んだりもした。
誘われて一緒に帰ったり、出待ちしなきゃ出来ないことが沢山ありすぎて、私は一生出待ちを辞めれないと思ったし、この人から降りれないとも思った。
今は良い面を書いてるから出待ちっていいんだと勘違いする子もいるだろうが、実際はこんなにキラキラした世界ではない。
出待ちした分公式での構い方が変わるし、向こうは絶対来てくれると思っているから、感謝の言葉は少なくなるし、言葉だって砕けてはくるというが、少し乱暴になる。
町の対応をしたくない時には、冷たい態度を取られるのでそこは空気を読んで話しかけないようにしなきゃいけないし、今日は話しかけられなかったとか、冷たかったとかもうそんなことで落ち込んでられなかった。
次第に出待ちのオタクが増えれば、新規の方が大事にされ、蔑ろにされる。
私にとっては高い貢物だって、彼からしたら底辺なものなのか反応は少なくなるし、ほかのオタクより高額なものをあげないといけないのかとプレッシャーにもなる。
気付けば社会人になり、平日公演に入れない事も増えた。私はいないのに他のオタクが待ってると聞けば心は不安になるし、会わない期間が長いと忘れられてるのではないかと心配にもなる。
可愛い子がいれば出待ちしてても公式で構ってもらえるのだと見せつけられ、その差を見て死ぬほどつらくなることもある。
抜け駆けした子がいい思いをし、今まで話した内容も自分だけに話してくれたわけじゃないんだと気付いてひどく落ち込んだ。
所謂ガチ恋とかリア子なのではないかと悩んだ時期もあったが、そういう時に限って彼女と歩いてるところを何度も目撃し、自分は俳優をしてる彼が好きなんだと思いながら彼を待ったこともあった。
彼を応援して9年待って7年。
いつしか結婚適齢期オタクになった私は1人取り残されていった。
周りは彼氏を作り結婚し子供を作り、そんな中私は貯金もせず、もう若手と呼べないアラサーの俳優に貢物を贈り何時間も彼を待ち10代の子たちと何かを張り合っている。
リアルには目を向けないで彼だけを見てきたから、何も思わなかったのに、あるイベントで私は夢から覚めてしまった。
最前にいた私を見て位置を確認した後、一切見向きもせずファンサもしなかった。
してもらえるだろうと思っていたからこそ何故という疑問が浮かびイベントも楽しめないまま終盤を迎えた。茶の間や町勢関係なく自分のオタクを探して手を振っていたのに、彼は私に見向きもせずステージから去っていった。
今まで出待ちしてるからファンサをもらえないと思っていたし、一年に数回程くれるファンサで十分だと思っていたのに、ここぞとばかり出待ちに対応していたのに私だけされなかった。
だから思った、
あ、なんだオキラだったのか、と。
いつの間にかファンだった私はオタクになり出待ちをするクズオタに成り下がり最期はオキラという地位にたどり着いた。
覚えてもらってカテコで見つけたよって言われただけで舞い上がったし、自分のファンだという認識のされ方に優越感を感じていた。
次第にファンが増え、対応が周りと変わらないことに気付き、それでも特別が欲しいと思い追っかけていたのに、自分の中いる彼と実際の彼とのズレが生じ、解釈違いを起こしていた。
無視される理由がわからなかったし、出待ちで聞く勇気もなかった。
ただ私の脳裏に焼き付いているのは見下すような視線を向けた彼の顔だけだった。
ファンサが無いことなど今に始まった事ではないが、オタクを辞めどきか続けるべきかと悩んでいた私にとっては夢から醒める良いきっかけになった。
今私が彼に対していくらお金を使っても、高額なプレゼントをしてもこの対応をされるんだろう。
残るのは、ただの紙切れであるチケットの半券や、大量の写真集、そしてブロマイドだ。
好きという気持ちを継続させたいのであれば、ちゃんとファンと俳優との距離を保ち、大勢いるファンの中で、自分だけ飛び抜けておいしい思いをしようと思わないことだ。
元々眠りが浅く、夢を見やすいほうではあったが、好きな人の夢を見ることはまずなかった。
年甲斐もなく夢占いなどというものを紐解いてみたが、いずれも大した意味はなく(単に仲良くしたい願望が夢に表れただけ)、しかも大半の夢占いは女性視点でしか書かれておらず、どう解釈したらよいのか微妙な感触。
その人とは知り合って1年ほどになる。
顔を合わせればとても楽しく話ができるが、LINEのやり取りは9割こちらから、返信はほぼ必ずあるがラリーは1,2回しか続かない、そしていまだに2人だけで出かけられたこともない。
あるときやけに距離感近いなーと思ったら、またあるときはちょっと距離を置いている感じがして少しがっかりしたり。
追いかけても手が届かないが、追いかけるのをやめれば少しだけむこうから近づいてきて、今度こそと手を伸ばすと、絶妙にかわされ、以後ループ。
この1年間でほんのわずかだけ様子が変わったことがうかがえるが、劇的な進展というにはほど遠い。
近々3ヶ月程度の短期留学に行くそうで、留学の話は前々から聞いていたものの、何か金品を奪ってやろう的な悪い雰囲気などもまったく見られない。
先日出発前最後となる会う機会があり、こちらとしては「心から応援する」旨伝えるのが精一杯、ドラマチックな展開はなかったし、まだそこまで持ち込める空気ではないと諦めざるを得なかった。
ただ、以前から共通の話題として上がっていた本を貸してくれた。
彼女としてはそれを私に差し上げてもよいと言っていたが、私としては3ヶ月後に再会するために使える貴重なツールだ。
この本を読み、共通の話題を深めながら、借りた本を返すという体で、「おかえり!」と彼女を温かく迎え、これまでのように細々と薄くではあっても接触を続けることが、残されたわずかな可能性ということになるだろう。
いずれにしても、自分が楽になるためだけの告白やアタックはしない!
経験上、それはうまくいかないばかりか、そもそも全然楽になりゃしない。
吐き出した瞬間は楽になった気がするが、間違いなくあとからくる。
酔っ払って逆に眠れないから今思っていることを書く。
クローゼット(ゲイを隠してる人)に限るけど当たり前だ。嘘なんてつきたくないけどつかざるを得ない。
小学生の頃から始まる好きなアイドルや好きな女性のタイプ、好きなAV女優なんて毎回嘘だ。
望んでもいないのに毎回嘘をつかないといけない人生を送っているやつがいるって知ってほしい。
頼むからいい年こいて独身のやつにわざわざ詮索するような質問を面白がってするのはやめろ。
こっちは子供の頃から何度もそれに対応してきてるんだ。何度聞かれたって結局嘘をつくしかないんだ。
誰も望んでゲイになった訳じゃない。治療できるかもとかいってるやついるけど本当にできるなら治療してくれ頼むから。(数百万かかるとかなら金ないから無理だけど)
ところでまわりの人がみんな結婚していく中、いつまでも指輪もなく子供も連れずに結婚式に参加してる奴の気持ち考えたことある?
結婚式に参加するのは取り残されて辛い部分もあるけどそれでも嬉しいことなんだよ。自分ができないことをまわりの奴がやってくれてることが。
日本の未来を支える子供を作れることの素晴しさはさ、作れないからこそこっちは痛いほど感じてるんだよ。例の人が生産性がどうのとか言わなくたって。
休みの日に暑い中、何人もの子供をプールに連れていってるお父さん、電車で子供抱えたまま立ってるお母さんとかみんな尊敬してる。(席譲れとかいうアホなツッコミはやめてくれ)
そんな訳で自転車乗ってる時とか子供やベビーカーは大回りで避けてる。自分が危害を加えることがあったら嫌だし。
電車で大泣きしてる子供はみんなかわいいし元気でいいと思う。まあ自分の家で毎晩やられたら多分そうは思えないんだろうな。
生産性やらの話で自分の意見がはっきりいえるのはオープンにしてるゲイだけで、本当は色々言いたいことはあるけど言えない人間は俺以外にもいるはず。
だって言ったらゲイだってばれるから。「バレたっていいじゃん、まわりはあたたかく受けいれてくれるはず」っていう人もいるけど、違うんだよ。
受けていれてくれる人にはむしろ言いたいけど、言うのはエゴだって思う人もいる。
そして何より理解のあるあなたにはバレてもいいけど親には知られたくないんだよ。親もうすうす感づいているだろうけど、面と向かってバラしたら最後だ。
孫ができるかもしれないっていう期待を完全に裏切ることになる。親にとっても、自分を育てた甲斐がなかったってことになるかもしれない。いわゆる「生産性」から見れば。
まあごちゃごちゃ書いたけど、要は隠れゲイはみんなサンドバッグだよ。何を言われてもこういう場所でしか言い返せない。デモにも参加できない。
まわりにもゲイがいるってもっと知ってもらった方がいいのは分かってるんだけど。まわりにゲイがいないと信じ込んでる人は平気で差別的なことを言うから。
あなたのよく知ってる人が実はゲイだと知ったらちょっとはものの見方が変わるんだろうけど。
※ そういや日本はゲイにとって住みやすいみたいなことを言ってる人がいたな。それはあなたがまわりの人に恵まれてるんだよ。心底うらやましいよ。