はてなキーワード: ローストとは
お店で食べるとき、ローストビーフって運ばれてきたときにはもう薄めに切られてることが多いじゃん。丼でもサラダでも。
調理とか加工とかしてない客にとっては、店員が運んできたときの状態でどこか表面か決まるよな。レアステーキは中は赤いけど表面は焼いてあるだろ。そういうことだ。
だが、だがな? ローストビーフは薄く切られた状態で出てくるんだよ。表面ゴリゴリに赤いじゃん。ここは表面じゃないのか!? ってなるわけだよ。
ローストビーフが切られていない状態で持ってこられたとする。自分で切る。中はそりゃ赤い。これは大丈夫なんだ。レアステーキもそうだからな。
しかし多くの店では薄く切った状態で出してくる。何でなんだ。「ローストビーフサラダ、ローストビーフ切ってない状態で」って頼めばいいのか?
ま、ローストビーフ好きなんだけどね。
ラーンゴシュというのはハンガリーの揚げパンみたいなもので、わりと平べったくてそれ自体に味はない けっこうシッカリしていて食べ応えがある
それに鴨肉のローストとサラダがのっている料理があるのですが、異常にうまい
見た目もいい 鴨肉のローストというものがそもそもかなりテンションが上がる見た目ですからね サラダも加わって彩りもバッチリだ 見た目はいいけどこれ組み合わせとしてどうなんだ?バラバラではないのか?という疑問は食うと瞬間的に消える
なんせうまい 肉の旨み・サラダの爽やかさ・ラーンゴシュの油分と歯応えとコク これが合わさってトライアングル・アタックということになってくる もう手がつけられない
なんでうまいのかわからないがとにかくうまい これよりうまいものは食ったことがないかもしれないと思わせられる 腹にもたまる
値段もお手頃 2000フォリントだから千円しないくらいだ(倍額だった気もするがそれでも充分安い) 雰囲気も素敵な店で超うまいものを結構お腹いっぱい食っての額だからな
Korhely Faloda & Daloda
https://goo.gl/maps/u5sXgiSyWCD6ybVz9
俺は貧民なのでたぶんもう2度といけないし、そうでなくともなかなかキビシー世界情勢だ しかしブダペストはコルヘイの鴨肉乗せラーンゴシュ あれは本当にうまくて食う価値がある
これを期にドリップパックなんて言わずに自分で淹れるのにチャレンジしてはどうだろうか。
豆を挽くなんてのっけからこだわり過ぎず、粉で買ってササっと淹れるところからやるのがオススメ。
最低限の投資なら千円ちょいで揃う。
ハリオの円錐型のプラスチック製のドリッパー、1~2杯用で¥297。
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コーヒーサーバーはコイツ。一番コンパクトだけど2人分いれても十分。¥654
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器具だけで\1,236で揃う。
ちなみに自分でコーヒー淹れるようになって10年近く経つが、いまだにこのセットを使ってる。
1kgでドーンと。AGF ちょっと贅沢な珈琲店 レギュラーコーヒー キリマンジャロブレンド。¥1,382
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スタバで豆を買う人もみるけど、あそこの豆は高い。そして価格ほどの味かと言われると正直微妙。
あの額を払うなら市販のコーヒー粉でキリマンブレンドとかをチョイスすることをオススメする。
保管も面倒がられがちだけど、200gぐらいを小分けにビニール袋にでも入れて冷凍庫にぶちこんで保管が経験上ベスト。
マメに買う習慣が苦にならないなら多くても200g、10日間くらいで使い切るくらいが鮮度を保てる。
ドリップパックだと何がアレって、粉がフィルターに触れている面積が広くて、お湯がフィルターを伝って薄いまま落ちちゃう。
フィルターで淹れると(淹れ方次第だけど)フィルタに触れる面積を少なくしてお湯が十分に豆の層を通過するようコントロールしやすくなる。
(よくプロが入れるとこんもりドーム型になってるのが多分表面積を減らしたいがためにやってるのだと個人的に解釈してる。)
何よりアレ1回でオシャマなティーカップ1杯分しか淹れられず、大き目のマグカップだったら足りないんだよ。
それでササっと淹れることに慣れてきたら、ポットとかコーヒー用のを使うと淹れやすさに驚く。
月兔印のポットが何といってもイイ。見た目が。¥3,800くらい。
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臼式とカッター式に大きく分かれるが、
前者は指定した目に均一に豆が挽かれるのが特徴。
一般的に目が細かいと雑味が出るとか言われるけど、個人的には目の細かさじゃなくて豆の表面につく渋皮の影響だと思っている。
なので安いカッター式でやっちまっている。
渋皮のエグ味を取りたいのであれば、グラインダーで3秒ほどガリガリっとやってから、フーフー吹くと渋皮だけが排除できる。
やり過ぎるとピュアすぎる味になっておもしろみがなくなるので適度にやることをオススメする。
メリタのカッター式ミルに500gの豆がセットになって\3,848
https://item.rakuten.co.jp/gourmetcoffee/2641/
臼式は割愛。
前述したようなコスパ重視の豆も悪くないが、近所に焙煎するような豆屋があれば試してもいいかも。
200gで1200円とかにはなるけど、焙煎仕立てのコーヒーはやっぱりちょっと違う。美味しい。
酸味よりコク派な私がたどり着いたのはブラジル カフェ・ドルチェのシティロースト。
大き目の豆でコクが強く、中煎りより少し深煎りが苦みも最小限、何より香りが一番好き。
「肉焼いただけ」の料理と言えば他にイギリスのローストビーフがあるけど、あれは塊肉を人や犬や機械でぐるぐる回し、薪で長時間あぶって食べる直前に薄く切り分ける。
一方韓国風焼き肉は食べる前に薄く切ってタレに漬け、高温の炭火で短時間焼いて食べる。
なんでこういう風な違いがあるかというと、東洋では牛肉の生産量が少ないから無駄なく食べられるようにしたとか、イギリスは木材資源が豊富だったとか色々あるわけ。
ターンスピットが回して焼いてた肉はローストビーフです。もちろん豚肉や鶏肉をローストすることもありましたが。
ただしイギリスでも開放型のかまどはあまりにも非効率的だということで廃れてしまったため、現代人が知っている閉鎖型のオーブンで焼いたローストビーフとは結構違うものでもあります。
カフェイン中毒と言って良い位にコーヒーを飲む。フレンチプレスで淹れるかエスプレッソかで飲むわけだが、豆を買いに行く度に面倒な思いをする。
もともと家にはハンドミルがあってそれで挽いて淹れる。二年程前に全自動のエスプレッソメーカーを貰って、それにはミルが組込まれているので、エスプレッソはそのミルで挽くことになる。いずれにしても豆をそのまま買うわけだ。飲む量が多いので豆の消費量もそこそこある。だからあまり高い豆でなく、それでいて炒り具合も選べるところ……早い話が成城石井とか……で買うことになるわけだ。ちなみに豆は買って帰ると冷凍庫に放り込み、使う分だけ出して挽き、飲むことになる。
エスプレッソに限らず、豆をそのまま買うというのは、最近のスーパーでは結構面倒な話だ。何年か前に豆のまま売られていた商品が今では中細挽きの粉になっているケースが多い。大手スーパーも、豆のままでリーズナブルなものをひとつ置いていればマシな方だろう。ましてやエスプレッソ用の豆なんてのはない。illy の粉とかあればまあマシな方。だから、成城石井でエスプレッソ用(「エスプレッソ」「イタリアンロースト」「フレンチロースト」辺りの名前で売ってるものね)の豆を探して買うわけだが、
と必ず聞かれる。オートマチックに、だ。いや、エスプレッソの豆を挽いて売ってもらって、密閉できる缶とかなしでどうするわけ?これはむしろ豆で売るのが普通なんじゃないのか?と首を捻りながら、何と言うか考えて、「……そのままで」とか「豆のままで」とか言うわけだ。これが本当に面倒で嫌になる。少し丁寧な店員で、
「こちらは豆のままでよろしいですか?」
とか聞いてくれる人には一度、二度位しかお目にかかったことがない。
要するにdefaultは粉なんだな。世間のdefaultはそうなんだろう。別にスーパーで中細挽きの豆を見て憤る気なんてないんだ。でも、深く炒って少々油の滲んでいるような豆を売っていて、それを挽くのがdefaultって、そうなの?そうなのかなあ。何かいちいち「お前は標準じゃない」って言われてるような気がして面倒で面倒で。俺はただエスプレッソやカプチーノを、同じ値段でちょっと手間をかけて美味しく飲みたいだけなのに。マニュアルでそうなっている、っていうのなら、その辺り、ちょっと考えてもらえないのかなあ。
冬場食べるミカンは外側から味の善し悪しが全く分からないから、
酸っぱそうなものも揉んだら甘くなるんだけど、
なんとかの猫っているじゃない。
そーっと猫の頭の上にみかんを乗せてみるんだけど、
そりゃ嫌がるわよね。
私だっていきなり頭にミカンを乗せられて鏡餅みたいになっちゃったら、
もうその時点で
甘いか酸っぱいかの問に対しては絶対的に越後製菓!と言う答えが出てる訳なのよ。
あと私あれが欲しいわ!
ねるねるねるねでねって味見してバックが光るセット
越後製菓の正解は!って答えて正解だったときのバックが光るセット
あとアメリカ横断ウルトラクイズで解答者が解答するときに頭に被るアメリカンピンポンハット。
この3つが欲しいわ。
とりわけ、
光るやつはこれからの時期のクリスマスイルミネーションとしても抜群の輝きを永遠と書いてトワと読ませ、刻み続ける理由と書いてワケと読ませるぐらい輝くわよね。
あー私それ欲しいわ。
しかも売り切れだったし!
でね、
昨日小学生が自作のサンシャインブレイドを肩に担いで「わーい」って私の目の前を走って行ったから、
ぶん回せないのでコマツフォレストのハーベスターで丸太をぶんぶんぶん回すやつに持たせたら、
危なくて危険だわね。
あれこそが本当の空前絶後だわって思うし、
さすがにクリスマスプレゼントに
コマツフォレストのハーベスターは嬉しくないなって思っちゃうし
使えないかも知れないわよね。
昨晩だからずっとコマツフォレストのハーベスターの動画見てたわ!
うふふ。
最近ちょっと美味しくてお気に入りのローストビールサンドとタマゴハムサンドにしました。
ホットのヒーコーと一緒にいただくのが朝のホッとするホットタイムね。
柚子の実もらったので、
でも酸っぱくなっちゃったらハチミツ少し柔らかくする意味で入れてみるのもオーケーよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
Day,6
6日目
『おいしい』街へようこそ
初日の到着の時は機内でほとんど眠れなかったうえに、そのまま素通りに近い形でマラッカに行ったので、今日がクアラルンプールで迎える初めての朝だ。
しかし、この街の散策はほとんどせずに、今日は美食の街イポーに向かう。
当初、高速鉄道で向かうつもりだったが、本数が少ないために売り切れており、バスで向かうことになった。
よくバスに乗る旅だ。
「すごい渋滞だね」「今日は酷い、バスセンターからはどこに行くんだ?」「イポー」「ビジネス?」「観光」「何日前にクアラルンプールに来たんだ」「4日前(これは間違って伝えた)。KL、マラッカ、シンガポール、で、今日はイポー」「とんでもないな!」英語というのも使っていると慣れるのもので、簡単なタスクにまつわるコミニュケーションなら7割くらいの確度で成立するようになってきた。
これだけ会話が成立すると、多少の予想外は対応ができるので達成感と安心感がある。
「Thanks a million, have a good day.」タクシー運ちゃんに礼を言ってバスセンターの受付をすませる。
3時間ほどの乗車になるので、食事を済ませておきたく、フードコートにいった。
ローストした鳥のもも肉と揚げ豆腐、スパイシーでバジルと共にカリカリに炒め合わせた瓜っぽい何かとご飯。
何系料理だろう。
よくよく聞いてみると中国語。
「広東話?」「你識廣東話嗎?」しまった、広東語といえば香港旅行のとき軽く勉強して手に負えなかったやつだ、首を振る。
外国でなんとかコミニュケーションが成立して喜んでいたが、意識の外から来るボールは取れなかった。
プラットフォームで待っていると、やがてイポー行きのバスがやってきた。
途中、スコールを窓の外に見ながら、バスはマレー半島を北上し、3時間余りの乗車をへてイポーのアマンジャヤバスターミナルに到着した。
この近辺に多くの飲食店がある。
駅に降り立つ頃には雨も風もいよいよ激しい。
この旅程で初めて本格的な雨に当たった。
雨を避けながら、この街での大きな目的の一つ、イポー・オールドタウンホワイトコーヒーショップに入る。
マレーシアはコーヒーもよく飲まれており、特に名産とされるのがここイポーのホワイトコーヒーだ。
席に座って注文すると、やがてレンゲを添えられて泡立ったコーヒーが供された。
じんわりと甘い。
クラシカルな店内でコーヒーをすすりがなら、ひとときゆっくりする。
そうしているうちにさすが南国、雨もほとんど上がってきた。
美食の街、イポーを堪能するために、店を出て飲食街へと向かった。
目的の店は老黄芽菜鸡沙河粉。
ここイポーはマレーシアでも中華系が特に多い街で、名物の美食はほとんど中華か、中華風マレー料理らしい。
席に座っているとオーダーと関係ないおばちゃんが声をかけれきた。
「日本から?イポーは『おいしい(日本語)』よ」「イポーにはおいしい食べ物がたくさんあると聞いています」今日はいろんな人がめっちゃ話しかけてくる。
モヤシ炒めを食べてみる。
しっかり太くてシャキシャキしており、味付けもあっさりめだが食べ応えがある。
驚いたのはチキンだ。
近縁のシンガポールチキンライスを日本でも食べた事があるが、ちょっと比較できない程の旨さだ。
さすが美食の街。
感動を噛み締めながら店を後にし、立ち寄ったデザート店の豆腐花で締めた。
完璧だ。
帰りのバスの時間の関係で非常に短時間の滞在となるが、大満足だ。
小さな一歩は役に立つ
イポーのアマンジャヤバスターミナルは出発ゲートが1つで、どのプラットフォームのバスが正解なのか分かりづらいので一瞬焦ったが、受付のお兄さんに聞くと教えてくれてなんとか正しいバスに搭乗することができた。
バスが出発すると降り出す雨。
マレーシアは今は雨季に入った頃なので、雨が多いのは当たり前なのだが、尽く乗車中に当たるのは運がいいのかもしれない。
3時間半の乗車ののち、バスはクアラルンプール中央バスセンター、BTSに到着した。
しまった、昨日の夜チェックインして翌朝直ぐにイポーに向かってしまった為、部屋番号がうろ覚えだ。
「Your room No?」「1937・・・・Probably.」流石に怪訝な顔をされたが、個人的には面白いやりとりだった。
その後、カードキーが作動しなくて、フロントに静電気を取るか磁気を復活してもらうかするなど、一悶着あって、しっかり1937番の部屋に帰ってきた。
朝の高速鉄道の予約失敗から、小さなエラーの多い1日だったが、コミニュケーションをとる事で概ね対処できた。
1ヶ月半ほど、Youtubeの英語レッスンの5分ほどの動画をできるだけ毎日見る程度のことしかやっていなかったが、旅行で使うくらいの初歩基本文法は身についていたし、なによりヒアリングにもスピーキングにも慣れていたのが大きかった。
本当に小さな努力でも、毎日に近いペースでやれば役に立つものだ。
【7】2019 秋、マレーシア・シンガポール 7日目 |This journey is my treasure. へ >>
Day,2
2日目
多民族国家へようこそ
日本代表のプール突破は嬉しいが、このまま頭がラグビーモードだと初めて訪れる国では差し障りがあろう、羽田深夜発の機内では眠りたかったが、毎度のごとく機内での不眠グセが顔を出し、結局一睡もできなかった。
今日は到着のクアラルンプールからいきなりバスで2時間ほどのマラッカに移動して、ホテルへのチェックインとなるので、こなすべきタスクが多い。
不安もないではないが、その不安自体について考えすぎるのも精神衛生上悪いので、あまり追いかけないことにした。
現地時間午前6時に到着したクアラルンプール国際空港、手荷物預かり時までモノレールで移動するという、日本ではちょっとお目にかかれない構造に軽く戸惑ったが、入国管理はカードすら必要なく、拍子抜けするほどあっさりしたものだった。
空港内のコンビニで水を買い求めたりしたが、マレーシアの人は柔らかな笑顔で応対してくれる。
これは南国の気質なのか、旅人を価値あるものとする、イスラムの教えなのか。
クアラルンプール国際空港から一旦、市内中心部のKL セントラルに向かうため、高速バスの切符を買う。
バスのチケットセンターのお姉さんんがちょっと硬い感じだったのと、スーツケースをバスに積もうとトランクの近くにいたおじさんに声をかけたら客だったという小さなイベントはあったものの、ここでも概ね笑顔の対応を受けた。
しかし、バスが走り出してすぐ、東南アジアあるあるの「異様に強い冷房」に遭遇。
日本からやや厚手のスウェットブルゾンを持ってきていたので、ジップを上げてなんとかしのぐが、これはなかなかの強さだ。
見ると、前の席のお兄さんはダクトに空港の手荷物預かり証のシールを貼って塞いでいる。
そうか、その手があったか。
でも、おそらく日常でここを使っている人たちの姿を見ると、その多彩さに驚く。
長い髪も露わにひたいにビンディをつけてる女性がいる。
きっとタミル系だ。
カフェでは中華系の壮年男性が30台ほどに見える浅黒いマレー系の男性とビジネストークをしている。
全く違う人種宗教の人々がここまで日常感を放ちながら共に暮らしている姿は、日本ではなかなか見ることができない。
セントラル地下には好レートの両替所があり、此処での目当てはそれだが、両替所開店にはまだ早く、カフェで時間つぶし。
初めてのマレー飯、カヤトーストを食す。
トーストに挟まれた謎のスプレッドは色といい味といい、ランチパックのピーナツクリームを連想させた。
開店した両替所でリンギットとついでに少額のシンガポールドルを手に入れたら、次は今日の宿泊先マラッカ行きの高速バスに乗るため、中央バスターミナルにかないといけない。
ここで、東南アジア版UberといえるGRABを使って見ることにした。
アプリにアカウントと支払い情報を入力し、地図上で行き先にピンを指して配車すると、やがて銀の車がやってきた。
日本以外のアジアは「運転が荒い」という印象があり、事実マレーシアも聞くところによるとそうらしいのだが、GRABで配車されるタクシーはアプリに評価システムが内在されているからか、実際に乗って見ると非常に安全な運転だった。
乗り込む前に腹ごしらえすることにした。
このラクサは中華系マレー人の作る「ニョニャ料理」とされていて、それならばこれから向かうマラッカが本場なのだが、どうもマレー料理は地域によってかなり味が違うようなので、クアラルンプールでも食べて見ることにした。
ココナツのマイルドさとゴロゴロとはいっている鳥の骨つき肉が味に厚みを与えているが、かなり辛い。
幸い先ほどよりも冷房がキツくなかったバスに揺られて2時間、古都マラッカに到着した。
思った以上に海が近いらしい。
さっきの流れで慣れたので早速GRABでタクシーを呼び、今夜の宿、ダブルツリーバイヒルトン・マラッカへ。
ホテルが世界最高レベルで安いと噂のマレーシアだが、通された部屋を見て驚いた。
広々としたリビングにキングサイズのベッド、眼下にはマラッカの町並み。
ベトナムで泊まったホテルニューワールドにも驚いたが、1泊7,000円弱という値段を考えるとこちらの方が衝撃は大きい。
マレーシアなら東急イン以下の値段でラグジュアリーホテルに泊まることができる。
チェックインも済んだので、マラッカの旧市街に繰り出して食事でもしよう、そう思ってホテルを出たが、少しオランダ広場を見てから繁華街に向かうと、ほとんどの店が閉まっている。
目当ての店もどれも閉店だ。
気になって調べて見ると、マラッカの街は夜が異様に早く、食事の店でも多くは18時、早い店だと16時には店が閉まってしまうらしい。
晩御飯を食べに出たら店はどこも開いていないというわけだ。
辛うじて空いていた中華系の店でローストダッグと空芯菜炒めをつまみながら、「これは世の中の常識の定義が全然違うなぁ」と思った。
ポストしたレビューは応援してくれるコメントも頂いたが、辛辣な評価もついた。
寝不足で動き回る異国の地、曇天の空には海鳥の鳴き声が響きまくり、店は閉店、レビューにはお説教。
うまくいかない日な気がしてきた。
まあ店が開いていないなら仕方がない、昨日からロクに寝ていないんだし、今日はさっさと寝て、朝早くからマラッカの街でニョニャ料理を楽しもう。
ちょっと前はてブで話題になってたアルテという漫画を一気に読んだ。
2巻で主人公達が手掴みで肉を食べている。
漫画絵でこの描写は新鮮に感じて良いなーと思った。(パンも不味そうなやつのままで良かったと思う)
良いなーと思ったので今日は肉を手掴みで食べることにした。
どんな肉を食べようか。
漫画だとフライパンで焼いた手のひらサイズの大きさの骨付き肉だ。そんなものは近場のスーパーで売ってない。
そもそもあれはなんと呼ぶべきか。炙り肉で良いのか。焼き肉と呼ぶとイメージが違う。
だが炙り肉も串刺しのイメージがある。ローストorソテー?ソテーで骨付き肉に十分な火はとおるのか。
まよったあげく茹で肉にすることにした。
茹で肉は良い。まよいがない。必ず火がとおるし油も無駄にならない。清い水が極めて安価に手に入る現代では選ばない理由がない。
豚の骨付き肉を買った。残念ながらスペアリブ。漫画内のは豚の足の気がする。多分。おまけで鶏ももからあげ用も買う。
味付けはどうするか。下味をつけたりーのは面倒なのでパスしたい。
ので、味無しで茹でて濃いめのソースを付けて食べることにする。
ソース。肉に付けるソース。とろりとした感じにしたい。ということは糖分か、ゼラチナスマターか。
イチから作るのは御免被りたい。市販の焼肉のタレ棚の前で迷う。だが焼肉のタレはサラサラしている。とろみがたりない。はちみつで割るか?
ドミグラスソース。悪くはないが今の気分では豪華すぎるソースに思える。煮汁を煮詰めるような贅沢さは手で食べる気分とはそぐわない。
他、てりやきのもと、ミートソース、おたふくの焼きそばソース、はちみつなどを経て結局ジャムを買った。
中華鍋に肉と水を入れて火にかける。水から?お湯から?水からにした。理由はお湯が沸くのを待つのが面倒だったから。
ゆでてゆでてゆでてー。どんぶりにやまもり引き上げる。
ほかほかと湯気が上がっている肉に手を付けたらあつかった。そりやまそうたろう。
ほどよく冷めるのを待つというのはわりと興味深い体験だった。熱々出来たて至上主義な部分が自分にあったことに気がついた。冷や飯は好きなほうだと思っていた。
小皿というかシェラカップにジャムを盛り、肉に塩をふりかける。塩はわりとどっさり。下味なしなのでパラパラ程度では物足りない気がする。
手で掴む、前に念入りに手を洗いアルコールティッシュで拭く。ひ弱な現代人なもので。
掴んだ指に肉汁が流れた感覚がする。シズル感ってこれか?かぶりつくとさらにあふれる。「じゅし…」というオノマトペな感じで肉に歯がはいっていく。
ジャムに肉をつっこむ。手だと適量のジャムをよそって肉の乗せることが出来る。べんり。
うまい。
うまかったー。とはいえ当初の目的とずれた食事になった気がする。
うますぎた。もっと粗食にするイメージだった。焼いてすこしぽそっとした肉をむしむし食べたいという欲求からはじめたのをすっかり忘れていた。