はてなキーワード: リブロースとは
昔ステーキくにのワイルドステーキ1000円を食べた時は衝撃だった。
分厚い炭火焼きステーキがこんな手軽に食べれる店があるなんて知らなかったし。
家では和牛ステーキとかたまに食べてたけど、それと赤身の炭火焼きとでは、焼肉とステーキぐらい別の料理だと思ってる。
そしてしばらくして流行り始めた同じグループのいきなりステーキ。
炭火焼きの厚切りリブロースステーキがこの値段で気軽に食べれるなんてとやっぱり嬉しかった。
今ではあちこちで手軽な値段で分厚い炭火焼きステーキが食べれるようになったけど、それだっていきなりステーキが流行らなかったらそうなってなかったと思う。
最近はほんとにいろんな店ができて、安い日は400グラム1000円とか2000円しないで食べ放題とかあるからあまりいきなりステーキ行かなくなったけど、それにありつけるのも、やっぱりいきなりステーキが流行ったおかげかなと思ってる。
店舗作りすぎとか別業態に変えるとか色々言われてるけど、社会貢献としては素晴らしいことだと思う。
今年はじめに、車で30分弱のところに「いきなりステーキ」が開店したという話を聞いた。
新しいものがほとんど入ってこないこんな田舎にどうして、と思ったが、
この話に心を踊らせて、休日に車を飛ばし、開店してまもない店で食べたリブロースステーキの味を今も明瞭に覚えている。
私は東京で学生時代を過ごし、地元に帰って仕事をしている社会人2年目の男だ。
大学3年のころ、借りていたアパートの近くにできた「いきなりステーキ」に週一度は通っていた。
比較的時間のある文系の大学生だったので、よくランチタイムに匂いがついてもいいような半部屋着を着て、ワイルドステーキを喰らっていた。
が、色々あって田舎にUターン就職をすることになり、いきなりステーキから足が遠のいてしまった。
インドアな趣味で、出張などない仕事をしていたので、働き始めて1年近く「いきなりステーキ」に行かない日々を過ごした。
そんななか喰ったステーキは、最高の味だった。
それから、毎週のように通いはじめた。
毎週同じ時間に同じメニューを頼む人として、店員に顔を覚えられ、私と同じような動機で店に毎週通う肉食女子と友達になった。
家族を連れて行ったとき、普段は寡黙な親父がハイテンションになったのもいい思い出だ。
「いきなりステーキ」に行くことは、週に一度の楽しみだったのだ。
西日本豪雨だ。
店舗があった場所が水没しやすい場所だったため、大雨で氾濫した川の水に店舗は浸かってしまった。
一帯の店舗は同様に水に浸かり、一時的な閉店を余儀なくされた。
そして、1ヶ月と少し経った今でも、多くの店はいまだに閉店したままであり、
地元住民の間では、今回水没した多くの店は今後再オープンしないのではないかと噂されている。
それは、仕方のないことなのかもしれない。
今後人口は増えないと言われているまちだし、この地域に大雨や地震という災害は確実に起こり大きな被害を受けると言われている。
企業側からすればこの機に撤退することは、賢明な判断なのかもしれない。
だが、そうなったら、とても悲しい。