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はてなキーワード: リア充とは

2017-03-12

結婚にはメリットがない!」「結婚コスパが悪い!」

結婚しない理由として、

結婚したいと思える相手がいない」

結婚式子育てには金がかかるので今の給料じゃ無理」

「今は優しい彼女でも数年したらヒスババアになるかもしれないから」

とかそういうのは分かる

だが

メリットがないか結婚しない」「コスパが悪いか結婚しない」ってなんなんだ?

俺は母港拡張指輪のために明石さんに金渡したり

アイマスで好きな子SR出るまで回して数分で数万飛んでいったり

好きな声優サイン会のためにけっこうな電車賃出して遠征したり

めちゃくちゃ好きだった漫画がクソみたいな展開になってたくさん買ったグッズと雑誌の山の中で途方に暮れたり

たから見れば無駄金ばかり使ってバカなことばっかやってる

リア充からは、ただの絵に何やってんだ?付き合ってくれるわけでもない相手に何やってんだ?と思われるだろう

でも好きなんだからしょうがない。俺は何度でもクレカを出す

交際経験のない非モテが言うのもなんだが三次との恋愛もそういうことじゃないのか?

子孫を残す必要のある由緒正しい家系で、知らない女との結婚を迫られてるなら

「知らない女を養うなんて!俺に何の利点もないじゃないか!」って言いたくなるのも分かる

でも別にお見合い結婚強要されているとかそういう状況じゃないわけだろう

なのに「結婚にはメリットがない」と言う

これはどうしたことか

メリットってなんだ。コスパってなんだ

メリットは利点

コスパ費用に対して得られるもの

優しくて可愛くて思慮深い理想女の子好意を向けてくれて夢心地になっとしても

「イヤ、恋愛にはメリットがないから」「結婚コスパが悪いから」って交際を断るんだろうか?

2017-03-11

普通に生きてれば彼女とかできるっしょwウェイwww

リア充は30歳まで童貞とか都市伝説だと思ってるし友達がいないのも無職なのもありえないと思ってるよ

でも現実には30歳童貞クソぼっち無職増田実在しているわけじゃん

数百万人に一人とかそんなレアじゃなくて数十人に一人とか数百人に一人とかけっこうな割合でさ

それと同じで

「卑屈でクソブスでキモヲタ人生で一度も彼氏ができたことがない女なんかこの世にいるわけない!」みたいなこと言われても

存在しているものしょうがないんだよな

2017-03-05

リア充の悪い癖

童貞処女)なんて信じられない、損してる。絶対経験した方がいい」みたいな勧め方。

そりゃ食わず嫌いもあるし、実際にやったら楽しいかもしれない。知っておくべき経験というのも分かる。それに話題を共有としたいとか、本当に気持ちいか経験して欲しいという善意から勧めてくるんだろう。

でも世の中には本当に興味が無かったり、嫌いなジャンルっていうのがあるんだ。それを無理矢理経験させようとしてくんな。

映画でもスポーツでも宗教でもこういう押しつけがましい奴は本当に鬱陶しい。

http://anond.hatelabo.jp/20170304230221

http://anond.hatelabo.jp/20170305120814

不特定多数に向けて何かを発信というならそうだろうけど

基本メンションしかしないような、

SNSコミュケーションツールとして駆使しているリア充存在する

はてなー観測範囲であることが多いからあまり意識されないんだけど

2017-03-04

増田facebookシェア数が多くなってきている

おれはフェイスブック民、リア充もの娯楽のためにマスかいてるわけじゃねーぞ

2017-03-03

リア充お断り学園

世界を救いたいキッズが集まって互いの傷をなめあう

http://anond.hatelabo.jp/20170303104221

あれってリア充同士がマウンティングを絶えずやり続ける楽しいゲームから

最後に上に居た奴がその後の主導権を握り、駄目だった奴は腰巾着決定

そもそも、飽きられてるでしょ。一人でやって景品貰う系が残ってる感じで。

2017-03-02

てかマスコミ賞賛する「いわゆる商業主義的な旅行」はリア充趣味かもしれんけど

あの増田に対して大量についてる提案トラバみたいな

ガイドブックに従わない短期貧乏旅行

なんて根暗趣味代表例なものみたいな向きもあるし

根暗旅行しないとか結構無茶苦茶な言い方なのでは

2017-02-28

http://anond.hatelabo.jp/20170228123701

なんもわかってないじゃん。

俺みたいに誰から相手にしてもらえないゴミクズもいるんだよ。

好きかどうかなんてわかるか。機会がないんだから

まぁ俺はリア充様の優越供給源として生きていくしかいか別にいいけどさ。

私はオタク燃えカス

何かに夢中になれる人がうらやましい。

私は見た目だけで言えば、オタクである

太っていて、オシャレに興味がなく、漫画アニメなどのインドア趣味を好んでいる。

しかし、コミケに参加したことも、同人誌を買ったこともない。アニメのグッズを買うこともない。

オタクは何かに熱中するものである。私のようなにわかオタクを名乗ってはいけないように感じる。

からオタク友達もできない。

何かのために必死に働いてそのお金趣味に注ぎ、そこで出会った友達と楽しんでいる人がとてもうらやましい。

しかし、働くことの苦痛がそれを上回ってしまう。コミュ症を極めている。

リア充にもオタクにもなれない。私はオタク燃えカスだと常に感じている。

からも愛されず、なんのために生きているのかわからない。

寝ていることが一番の幸せだ。こんな自分を変えなければいけないと常に思っているけれど、行動に移すという努力すら面倒だ。

なぜみんなは何かに夢中になることができるのか。そのために頑張ることができるのか。

私が思っているだけで、夢中になっている訳ではないのだろうか。

4月から社会人だ。趣味も何もない、けれど今よりストレスは確実に増すのだろう。どうやって乗り切ればいいのか分からない。

こんな無気力人間明日には死んでいるのかもしれない。

2017-02-26

さみしいのかな

「こう言ったら嫌われるかな」

「変に思われたらどうしよう」

「いい子だって思ってほしい」

誰と過ごすときもそう思うんだよね

全然素が出ない

疲れる

その割に会話が続かなくて相手苦笑い

微妙空気

そこに第三者が加わると、自分責任分散してくれる存在が現れたようでほっとする

でも第三者と今までの話し相手が楽しそうに喋り始めてるの見るとさ

なんで自分はうまくできないんだろうって

こんなに我慢してるのにって

同性の友達全然いない

2人くらい

すっごく見下してる子

自分から誘えるのはその子たちだけ

異性の友達はいない多分

友達っていうのかな

最初は媚びて、自分に惹かれてきたなと思ったら放置して

そうやって転がして

告られたら振る

そのあと何回か遊ぶ

もうほんと人といるのって疲れる

化粧するのも面倒だし家から出るのも面倒だし

相手の自慢話聞くのも面倒だし

話すことないしただ気を遣うだけ

気を使わなくていい相手は見下してる相手

自分より下の女の子とか自分に惚れてる男とか

そういう相手と会うのは楽しいかも

ちょっとの親切ですぐ喜ばれてさ

コスパいいよね

でも一人でいるとき大喜びでご機嫌かといわれると

そうでもない

弟がいるんだけどね

いわゆるリア充大学生

彼が毎日飲み会行ってるの理解できない

私だったら疲れる

でも楽しいだって

そう思えることも

飲み会毎日誘ってくれる相手がいるのも

うらやましいよ

でもどうすればいいの

私は他人に何を期待してるんだろう

この先いろんな人と出会うだろうけど

楽しくなるのかな

2017-02-25

電車で初めて遭遇した

今日電車に乗っていてスマホの音声入力機能を使ってる人に初めて遭遇した。

日中だったからか車内の混み具合は席が半分埋まる程度ではあったけど、

「〇〇駅から〇〇駅(キリッ」

って感じに急に話し出すからビクッとなった。

どんな人かと思ったら普段サラリーマンしてそうな普通中年男性で、なんとなくモヤモヤした。

iPhoneとかGoogleとか、いかにもリア充若者たちに軽いノリで音声入力させて広めようとしている努力は認めるが、あんな感じに朗らかに音声入力している場面に出くわしたことがついぞ無いし、自分も人前で使ったことがない。

なぜかと問えば、そもそも自分のようなひとり者はあんなイベンティーな毎日を送ってない。それになんだろう、スマホアシスタントに人前で尋ねる行為に言い知れない背徳感みたいなものを感じるからだろうか。

あの感じはなんなんだろう、いくらリア充宣伝を繰り返し見ても、あの男性みたく電車内でキリッとSiriに指示する気持ちになれない。そこには越えられない壁がある気がするし、だからあの男性尊敬する(でも羨ましくはない)。

というわけで優秀なアシスタントSiriはご主人様の自室内で「俺のこと好き?」とかいキモい質問相手いつまでもさせられるのであった。

なぜ人前で人工知能を使えないのか。これはコミュニケーション論に繋がる以外と深いテーマかもなので、研究室の人たちはぜひ頑張って調べてください。

(完)

2017-02-22

ブクマカだけど

ブクマカです

毎日せっせとブクマしてはコメントしてるのですが

曜日によって全然星の付き方がちがうのはなぜでしょう

土日と水曜日はどれだけがんばっても星がつきません

神様の思し召しなのでしょうか

土日はリア充ブクマカがヒャーヒャーいって遊びにでかけてるので

星をつける暇がないのはわかりそうですが

問題水曜日です

なぜでしょう?

すいすいすいようび~の呪いでしょうか

http://anond.hatelabo.jp/20170222202257

すごくよく分かる。なんだかんだ言って普通にメイクしてる人をオタクはそこまで嫌ってない。

たぶん、非オタリア充系でも引くような「とんでもないけばい化粧」を嫌ってるオタクが多かったか

それが飛躍してイメージになってしまったんだろうと思う。

髪染めだって、極端な色のに引いてるオタクは確かに多い気がするけど、普通の染めならそこまで嫌われてない感じ。

2017-02-21

気づいてしまった

吐き出すところがないので、初めてだがここに記しておく。

付き合ってウン年たつ彼氏と、そろそろ結婚かなームードになっていてもイマイチ踏み切れていない。

彼氏のことは好きだし、仲はいいと思うが、踏み切れない要因として、私は妹が好きすぎるのがいけないと思っていた。

妹と二人で暮らしているが、二人ともオタク趣味範囲が7割は被るので、正直妹と遊んだり会話するのは楽しい。それがなくなるのが嫌なのかと思っていた。

ただ冷静に考えれば妹と縁が切れるわけでもなく、普通に会えばいいので、ちょっとそれだけが理由だと腑に落ちなかった。

昨日、芸能人でいいから、自分はどういう男性が好きなのかを考えていて思いついたのが、及川光博風間俊介だった。二人の共通項が何かなあと考えていて、ハッとした。

二人とも、オタクだ。

ミッチーアニメというかガンダムが好きだし、風間くんはディズニーオタクだ。

そう、私が欲していたのは、オタクとして熱中できたり語りたかったりする何か、のある人だったようだ。

そこに行きつくと、自分気持ちも納得ができてしまった。そういえば昔友人にはマニアックな人じゃなきなダメそう、って言われてたことを思い出した。

あぁー、彼氏、今から何でもいいかオタクになってくんないかなあ。リア充感が滲み出てるんだけど、もっとオタクになってほしいなぁー。「俺、オタク理解あるよ?」じゃないんだよー、お前がオタクになるんだよ!!

2017-02-20

あの非モテ集団特有の男同士で集まって「ハヒ」みたいな感じの笑顔で寄り添い合うの

あれなんていうんだろう?

オタクとかニートたちが誰かの家に集まって一緒に飯食って家族ごっこするやつ

うまくいえないけど作り笑顔でもないけど陽側の顔でもない笑顔

擬音にしたら「ハヒ、ハヒ、ハヒヒw」みたいな感じの笑顔でみんなして集まってる現象

逃げてる自分正当化するために必死楽しい雰囲気演出してるアレ

から相手してくれなかったからお互いで相手してやって仲間ごっこするのはいいけど

何の解決にもなってないわけで

10年前の自分もそんな感じでオタクで集まってハヒヒwみたいな感じの顔してたけど

今では当時のやつらと一切交流ないしまた持ちたいとも思えない

結局、一緒に集まったから何なんだよって話で

お前、何も変ってねえだろ

 

まあ、これ非モテに関わらずリア充にも全部当てはまるんだけど

 

ニートドキュメンタリー番組見てて、それ思い出したわ

追記:

「何かを解決するために集まってるわけじゃないと思うよ」

から意味のない集まり不毛なんだといってるんだが通じないのか

 

自分過去否定するために、他人過去さえ巻き込むことは間違っているのだと自信をもって言えるが。」

何が正しいかどうかは極論個人に内在するエゴしかいから俺が間違ってると思ったら間違ってるんだよ

それに対して間違ってないと俺からみて他人であるその人が思ってたのなら俺がどう思うがそう思う事実は変わらない

俺の発言や態度でそいつの中で価値評価が変わるとしたら本当にそいつの中でも間違いであり誰かに是正して欲しかった欲求が元々あったってことだ

叱ってほしいなら素直にそう言え

2017-02-16

[]

基本アクティブダメ人間じゃないからすぐ次の仕事もきまりそうなリア充っぽさが文面からにじみでてる

まあ貯金もあるんだろうなあ

[]よくある質問

真面目に答えず、出来る限り嘘と虚構を織り交ぜて答えていきたい。

Q.童貞を殺す服を殺すにはどうすればいいですか。

いい質問だ。

童貞を殺す服とは、童貞から殺されるわけではない。

殺されるから童貞なのだ

童貞と非童貞の間に大した差はないからな。

なれば真の敵は童貞を殺す服ではなく、童貞という概念のものだ。

まり童貞を殺したまえ。

Q.リア充を殺す服はありますか。

無理をすればあるだろうが、基本的にはないな。

正確に言えば、それでリア充は殺されない。

リア充自意識客観性バランスが異なるからだ。

童貞自称するのと、リア充自称するのとは訳が違う。

Q.自意識客観性バランス

おっと、そこに大した理屈はないんだ。

エヴァみたいなものだと思えばいい。

起こる事態の壮大さに対して、フォーカスされるのは個の問題といった作品群があるだろ?

そういった自意識社会問題が絡まっていた時代なのさ。

童貞だとかリア充もその名残だな。

2017-02-15

http://anond.hatelabo.jp/20170215074621

なんか観念としての「リア充」に逆らえない的空気あるよな。

しか問題だと思う。

リア充蔓延日本

バイク好き高校生大学生や車好きの大人が支持されて、発展してしまい、最早社会が我々(こちら側)ではなくそちら側を向いているのが「21世紀日本社会なのだということを、左翼希求する人はぜひわかってほしい。リア充をぼろ糞に罵るクリエイター文化人が一人もいないのが、今の日本

ところで、ネトウヨ脳内では道路族左翼のようだが、私には軍国主義のにおいがする右翼シンパのように思う。昔の珍○団のダサさとかリベラル鉄道好きが多いのも、一貫した伝統的流れが、「日本仕様」のメッキを剥いで露出しただけだろ。

個性的ものを避ける、ヤバイと思うリテラシーを持たない人って案外多く、仮に、あからさまな右翼趣味DQN趣味みたいなものヤバいと思うほどのリテラシーがあっても「リア充精神」を抱えている人の場合は、その方面から染まっちゃう恐れがあるし、染められているのが今の時代

オタクになることは選択しない自由によって避けることはできても、中高レベルから同化」されていると、よほど強い信念や思考力がないとそれを否定することはできない。だからこそリア充精神的なるものをぼろ糞に罵るカウンター表現文化を私は渇望しており、もっとオタククリエイターは頑張れとしかいいようがないのだ。

2017-02-14

1人で初ラブホテルに行った

 初めてラブホテルに行った。ただし1人で。理由興味本位。聞いた話では、ラブホ内装の豪華さや部屋の広さはビジネスホテルの比ではなく素晴らしいという。しか価格ビジネスホテルとさほど変わらず、宿泊せず日帰りなら「休憩」という扱いでさらに安くなる。豪華で安いとは、それだけで興味を惹かれるではないか。そんな素敵な施設たちが、どれも性行為のために建てられているというのもまた興味をそそる。では実際に行ってみようと思ったわけだ。(恋人を作って2人で行ったほうが楽しかろうということは承知しているが、恋するアテがないので1人だ。)

 まず地元ラブホ検索してみたが、どれも市街地から離れていて微妙に行きづらい場所にある。車があれば簡単なのだが、そのためには親の車を借りねばならない。行き先を親に尋ねられては面倒だから、やっぱりバスで行こう。早速バスに乗り、30分くらいして降りた。それからラブホまで1km以上歩く。遠い。これ、せっせと歩くのが私だけだから良いけど、もし恋人を連れていたらきっと文句を言われるんじゃないかラブホの一部屋のためだけに、何もない山道を進むデートプランなんて無理がある気がするぞ。地方住みの人間にとって車は大事だとよく聞かされるが、その理由の1つがデートか、と納得した。

 しばらく歩いて目的地に到着した。いざホテル看板を前にすると羞恥心が出る。いやしかしここは山道だし、人通りは極めて少ない。今は誰も見てないから、さあ入ってしまおう。18禁マークが描かれたドアをえいと開けた。中は薄暗く静かで、フロントにすら人影がない。営業時間外か?いや営業しているはずだ。私のスマホの画面によると、○○号室と××号室は今現在使用なのだから。(ホテルのWebページで、何号室が利用中かをリアルタイム確認できるのだ。「今この部屋で誰かが性交してます」という情報一般公開するシステムが真面目に運用されていると思うと、何だか笑ってしまう。)さてフロント付近には、ボタンの付いた大きいパネルがある。これが噂に聞いた部屋選択パネルか。よさそうな部屋を選び、ボタンを押す。するとパネル上の部屋を示すライトが消える。…それだけ?特に音は出ず、案内もなく、これで本当に入室手続きが出来たのか不安になる。私よ安心しろ、事前に調べたとおりだ、と自分に言い聞かせる。ボタンを押し、部屋に行くだけ。フロント係が姿を見せないホテルも珍しくないと聞いたではないかパネルライトが消えたのは、部屋の状態が空室から利用中に変わったということだろう。緊張しながら部屋に向かう。急な階段を登り、角を曲がると、目的の部屋のドアが見える。ドアの上のランプがちかちかと点滅しているのは「ここに入室してください」のサインらしい。しかし人の気配がないのが不気味だ。暗く狭い廊下で、誰一人見かけない、誰の話し声もしない。時々遠くからドンッと重い音が聞こえるが、何の音か判別できない。防音性能が良すぎるゆえの不気味さか。点滅するランプだけが唯一の歓迎の証だ。これを信じてドアを開ける。いざ入室。

 入室すると靴を脱ぐ場所があり、そのすぐ前にまたドアがある。二重扉、防音は安心できそうだ。2つ目のドアを開け、部屋を目にした瞬間に驚いた。広い、そしてオシャレだ。同価格帯のビジネスホテル2部屋分はあろうかという広さ、2人どころか3人は悠々と座れそうなフカフカソファガラス製のモダンテーブル、でかいテレビ、控えめに流れるイージーリスニングのBGM、マッサージチェアウォーターサーバーまで。照明の雰囲気もとても良い。部屋の数の多さ、広さのために照明は沢山あるが、どれも暖色系の色合いで統一されている。照明自体に飾りがあったり、間接照明を多用していたりと、部屋の上質さを演出するために様々な工夫がされていることがわかる。部屋のデザインは豪華だが落ち着いていて、いやらしくないどころか上品さすら感じる。さて目立たない場所自動精算機がある。これは部屋の鍵と連動していて、一度部屋に入ると精算機にお金を投入するまで出られないと聞いている。玄関のドアを確認すると、確かに開かない。不払いを防ぐ見事なシステムだ。それから風呂場も見てみようと重い、別のドアを開けるとまた驚いた。そこは風呂場ではない、脱衣所だ。顔を洗う用の蛇口と鏡、その横に大量のアメニティが並んでいる。タオル歯ブラシは当たり前として、マウスウォッシュ化粧品が5種類、整髪料が2種類、ローションなどなど。これ全種類使っていいのか…豪華だ。この部屋からトイレ風呂場に繋がっている。バストイレ別だ。風呂場も広い。ビジネスホテル風呂場3つ分くらいの広さはありそうだ。(こんなに広い空間を何に使うのか疑問だ。マットプレイをするにしても、もっと狭い場所で良さそうなものだが。)さてメインの部屋に戻って、周りを見渡してみる。一見すると上品な部屋でも、よく見ると性行為に関連するグッズがたくさん置いてあることが分かる。ベッド脇にはコンドーム、大きなジュエリーボックスのような箱の中には電気マッサージ機があり、テレビ台の中の自動販売機にはピンクローター、ローション、バイブ、まむしドリンクなどが売られている。洒落テーブルの上にあるファイルは、グッズのレンタルの案内だ。コスプレ衣装やマットプレイ用品などを借りることができる。レンタルは1つまで無料…って本当に?安すぎるのでは?しかし1人でコスプレをする気分ではない。他にはアロマディフューザーレンタル…これは私でも楽しめそうだ。せっかく無料から頼んでみよう。ベッド脇の受話器を取り、フロントコール相手はおばさんの声だ。

 「はいフロントです。」「アロマお願いします。」「お持ちします。少々お待ち下さい。」

 この声を聞いて、ようやくホテルスタッフ人間であることを理解した。今までスタッフの気配を全く感じなかったから、自立型ロボット運営していると言われても信じてしまうくらいだった。しばらくすると部屋のチャイムが鳴った。玄関のドアは開かないはずだが…向こうから入ってこないということは、こっちから開けろということか。試してみると、ドアは普通に開いた。目の前にはサービスワゴンと、そこに乗ったアロマディフューザーしかスタッフの姿が見えず、声もしない。ラブホスタッフは客との接触を最小限にしていると聞いてはいたが、まさか物品の受け渡し時ですら姿を隠すとは。恐らくスタッフは客の気を散らさないよう、柱の影に隠れているのだろう。私は廊下の暗がりに向かって「ありがとうございまーす」と声を掛けながら、ディフューザーを手にとってドアを閉めた。しばらくするとガチャンと音がした。ドアがまた施錠されたみたいだ。うーん、まるでサービスワゴンがひとりでに動いて来たみたいだ。やっぱりロボットなのでは…?

 アロマを試してみると、普通に良い香りだ。でも機械の音が大きいから、性交時には使いにくいような気がする。

 レンタルの次に気になるのは、やはり電マだろう。実物を手に取ったことはないから、どのようなものなのか興味が湧く。ベッド脇に置いてある大げさな箱を開けてそれを手に取る。意外と重い。形はよく見るタイプ(見るといっても液晶や紙の中でだが)で、細長い取っ手とテニスボール大の先端部からなる。コンセント差しダイアルを回す。これがあの振動か。先端部を握ると手が痺れるほどの強さだ。さらにダイアルを回すと電マはけたたましい音を上げ、最大の強さにするとかつてないブルブルが私の手を襲った。先端部を握った手は重いパンチを受けたかのように力が抜け、強く握っていられない。これほど強烈だとは…どうりで有名グッズになるわけだ。ところで、電マの箱には注意書きが書いてある。「使用時はおもちゃゴムを付けてください。」そのようなゴムがあるとは知らなかった。よく見ると箱のそばにはゴムらしきものがある。製品名は「トイラップ」と書かれている。「コンドームではありません」という表示のとおり、普通スキンよりも分厚くて固い感触をしているが形状はコンドームと同じだ。説明書きによると、このゴムを内側から指で広げて電マの先端部にかぶせるらしい。なるほど面白いせっかくだから使い方を覚えていくことにしよう。さっそく試してみるが難しい。コンドームを広げてテニスボールにかぶせるような動作といえば難しさが伝わるだろうか。すんなりとは輪っかが広がらず、無理に装着しようとしたら摩擦で破れてしまった。

 しまった。もう一度挑戦したいが、そのためにはフロント電話して替えのゴムを持ってきてもらわないといけない。これをお願いするのはかなり恥ずかしいが、それでも好奇心のほうが上だ。新しいアイテムの使い方を知りたい。意を決して受話器を取った。若い男性の声が電話に応答した。

 「はいフロントです。」「トイラップ?っていうやつの、替えを持ってきてもらえませんか。」「トイラッ"ク"?えーっと…」「いえ、トイラッ"プ"を…」「トイラップ…?ですか?」

 おかしい、相手に伝わっていない。電マにかぶせるやつだと言えば一発で伝わるだろうが、電マなんて恥ずかしくて言いたくないぞ。

 「試そうとしたら破れちゃったんで、新しいのを持ってきてほしいんですけど」 「破れ… ああ!あれですね。あの、で、でん…、電…」

 お前が恥ずかしがってどうする。スパッと言ってくれないと、こっちまで恥ずかしくなってしまう。とはいえ、「でん」の2文字があれば意思疎通ができたことは分かる。

 「そう、それです。」「分かりました、お持ちします。」ガチャリ。

 思わずベッドに突っ伏した。想定よりも恥ずかしい会話になってしまった。お互いが「電マ」と言えないのに、電マに関することを伝えなければいけなかった。とはいえ、これでもう一度あのアイテムに挑戦できる。しばらく待機すると、またチャイムが鳴った。玄関のドアを開けると、やはり人がいない。目の前のサービスワゴンには小さなゴムけがちょんと乗っている。奇妙な光景だが、人がいなくてよかった。もしこれを人から手渡されたら、さらなる羞恥を味わうところだった。「どうもー」と言いながらゴムを取り、ドアを閉めた。しばらくしてまた鍵を閉める音がした。

 

 さて再トライだ。トイラップをかぶせる前によく広げるのがコツなのだろう。ちょっとした試行錯誤の末、装着に成功した。これで電マの先端部はカバーされ、局部に当たる部分が衛生に使えるようになった。しかし取っ手の部分まではカバーされない。ここにも他人の愛液なり精液なりが付くと思うのだが…まあ見た目には汚れはなく、ベタベタするわけでもないので衛生問題はさほど気にならない。ただ潔癖症の人は使用を嫌がるかもしれない。とにかく、これでようやくトイラップに関する私の好奇心は満たされた。

 

 さて、まだ部屋にはアイテムがある。部屋の隅、目立たない場所にある額縁の中には「命を守るために。売上の一部は日本赤十字社寄付されます。」カップルで命を作るついでに命を守る…面白いシャレだ。ベッド脇の分厚いファイルの中にはコミュニケーションノートがある。過去にこの部屋に宿泊した客が、思いの丈を書き記したノートだ。見るとただのノートではない。情事を書き記すために作られた記入欄がある。例えば「今日の想いに○をつけよう。彼女記入欄: 今日望むプレイは? ハードに・やさしく・ちょっとだけ・さわらないで  彼氏記入欄: 今日は何回がんばる? 彼女の望むだけ・3回・1回・もう帰る」といった生々しい質問がズラリ。そこに律儀に回答している沢山の恋人たち…。1人で冷静に部屋を観察している私と、熱々なノートの温度差が心にしみる。「好きすぎてやばい」「素敵なデート」「愛してくれてありがとう」 愛の記述パレードラブホテルが人々の幸せに大きく貢献していることが分かった。どうぞお幸せに。

 次はテレビでも点けよう。このホテルにはVODがない。(ネット口コミレビューが言うに、「今時ラブホでVODがないなんてありえない」らしいが。)見れるのは地上波といくつかの有料放送。BS、CS、アダルトチャンネルが3局など。しかし興味を惹かれる番組はない。食事を頼んで映画を見ながらまったり、といった楽しみ方はまた別の機会にしよう。

 

 さて色々部屋を観察していたら、いつの間にか2時間を過ぎてしまった。料金プランの休憩2時間コースは超過し、代わりに休憩5時間コース適用されるはずだ。5時間コースで今帰宅するのは勿体無い。もう2時間くらいは部屋にいよう。しかし何をしようか。食事も頼めるみたいだが、お腹は空いてない。とりあえずベッドに潜り、ダラダラとスマホを見た。うーん、他に楽しいことがあるような気がする。周りを見渡すと、私のそばに電マが横たわっている。そういえば先程のゴムの挑戦のあと、ベッドの上に放り投げたのだった。2回も挑戦した甲斐があって、先端部はしっかりとカバーされている。私はしばしそれを眺めた。さて。ベッド、私、電マが、飾り付き照明に照らされている。私はおもむろにそれを手に取る。ここから割愛

 結局、休憩5時間コースを目一杯に利用してしまった。シャワーを浴び、服と荷物を整え、精算機に対面する。想定通りの料金になっているだろうか。何かの間違いで宿泊料金になっていたらどうしようか、と緊張する。「精算」ボタンを押して表示された金額は、よかった、想定通りだ。千円札を何枚かガーッと吸い込ませると、玄関のドアが解錠される音がした。さあ帰宅しよう。

 

 「帰路」の案内に従って進むルートは、入室時とは別になっていた。他の客とすれ違わないようにするために、別の廊下を準備するとは驚きだ。出口の扉を開けると、入った所とは違う場所に出た。もうすっかり夜だ。公道に出た私を待っていたのは、闇だった。そういえば忘れていたが、この山道には街灯がない。目を凝らさなければ道路が見えないほどの闇の中、バス停まで1km以上歩かなければならない。ああ、これが2人デートじゃなくてよかった。恋人にこんな怖い道を歩かせていたら、興ざめなことこの上ない。このリア充界では車があるのが当たり前で、徒歩での移動は想定されていないわけだ。私は世のカップル達との温度差を感じながら、闇の中をせっせと歩いた。

 

 バスに乗り安心したところで、今日の出来事を振り返った。美しい場所だった。内装の美しさ、性の美しさ、人と会わずサービス提供する奥ゆかしさ。そのような場所に初めて足を運んだのは大きな冒険だったが、次は気軽な気持ちで利用してみたいと思った。旅行時にコスパの良いホテルとして使えるし、コミケに参加した後で薄い本に没頭したい時にはうってつけの場所だ。設備があるホテルなら、映画食事カラオケでダラダラするのも良い。きっと1人でも、様々な使い方ができるはずだ。さあ、今日は新しい経験をした。このことは詳しく日記に残そう。私は帰宅して間もなくパソコンに向かい、この文章を書き始めたのだった。

リア充的な言葉

今だとパリピとか少し前だとリア充かいうけど、その前はなにがあったんだろう。

DQNちょっと違う?

もっと昔だと、イケイケ、根アカとか? 

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