はてなキーワード: iPhoneとは
サーバのデータをスマフォから見ることになった。perl必須と書いてあったけど、perlならやったことある。
androidもやったことがある。iosはない。マックやiphoneすら持っていない。
androidと同じようにサーバの情報を受け取って画面を表示するだけだと思った(受注者もそう思ってたらしい)のでiosも込みこみで受けた。
しかし、今、不安である。色々あって、この仕事に手をつけるのが延び延びになってしまい、営業に調整を任せているが、どうなることか。
知らない技術も「お前ならどうにかなるんじゃない?」といわれて、実際どうにかしてきた。しかしそれはちゃんと知っている人が傍にいたからだ。聞ける人がいたからだ。
ま、やっての後悔。仕事も、それ以外も気づくことがたくさんあったので、最終的にお金を払ったとしてもオレとしては悪いことじゃなかったよ。
”iosはやったことないからできない”で断っては、今までの堅守過ぎる人生と変わらない。多少分からない技術でもいけ!っと思ったけど、無理だね。できたとしてもこんなに時間を持っていかれるんだったら寝ていたほうがましだよ。
制服を止めるかを問う全校アンケートをとったら、大多数が反対して結局、制服のままになりました、って話を村上春樹がエッセイで言ってた。
それはそうと、僕は制服というのが昔から大嫌いだった。高校時代は学生服を着せられて、あれには本当にうんざりした。まったく無意味なことだと思った。でも僕が一番驚いたのは、全校生徒に制服廃止、私服化についてのアンケートをとった時に約七割くらいが「制服のままでいい」と答えたことだった。これには僕もいささか唖然とした。そうか、日本人というのは基本的にとことん制服が好きなんだと思った。みんなが私服化に反対した一番の理由は「私服になると服装が華美になり、競争が生まれて好ましくない」というものだった。僕にはこれが信じられなかった。それはあまりにも管理者的な、ことなかれ主義的な発想である。
(中略)
それ以来僕は日本という国を、心の底であまり信用しなくなった。今でもあまり信用していない。何かことがあったら、どうなるかわからないぞ、と肝に銘じている。この国の七割の人間は心からは自由を求めてはいないんだぞ、と。
あと、制服やめた後、人気が落ちたから戻しました、ってケースもあるんだって。
一方で、制服の高価さ、不便さなどから、制服の廃止を訴える声も少なくはなく、最近は制服を廃止する学校も増えてきている。
しかし、一度制服を廃止した途端に受験者数が落ち込むケースが存在する。制服を再導入する学校も出てきている。千葉県立小金高等学校では、公立の学校としては珍しく1993年から私服通学を認めていたが、志願者が減少の一途を辿っていたため、2011年から制服を再導入すると決定したところ、志願者数が増加した[6]。また北海道富良野高等学校が、式典などでの服装の乱れについて指摘を受け、2011年度から制服を復活させることにした[7]。
そして制服がない高校でも、わざわざ制服っぽい服――”なんちゃって制服”を大半の学生が好んで着てくる、ってところもあるらしい。
http://girlschannel.net/topics/110743/
まあ、同調圧力って言い方は昨今なんだか、諸悪の根源みたいな扱いだけど、言うなれば、『みんなと同じがみんないい』。ってことでしょう。
だから子どもたちは皆、ランドセルを背負って歩く。学生は制服を着て満員電車にのる。女子高生のほとんどがiPhoneを撫でてる。オッサンたちはAndroid。で、ハイヒールの社会人女性がさっそうと駅の階段を登っていく。
別にそれでいいと思うぜ。
制服を私服に変えたところで、今度はそっちが痴漢の対象になるから無駄、ってブックマークコメントが有ったけど、間違ってると思う。より多様な服装をすれば、若い人を表す記号としての意味は、ぼやけるはず。痴漢を防ぐ意味では、たしかに効果はあると思うよ。でも個人的な意見を言わせてもらえば、たとえ痴漢被害が減りそうだからってそんなことすべきじゃないと思う。
「女子は痴漢被害に遭いやすい制服をわざわざ好き好んで着ている」という図式になってしまう。
いやいや。別に悪くないでしょ。どうして痴漢に合わせて服装を変えなきゃならないんだよ。それじゃあまるで痴漢に屈服したみたいじゃないか。着たい服を着たいだけ着れる。そんな国に住みたいじゃん。
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問い合わせの内容はアニメ興味ない人にとっちゃどうでもいい話なんだけどまぁ一応説明すると
ソフトバンクの「アニメ放題」ってサービスがPCで視聴できるようになったわけよ
で、アニメ放題はdアニメストアよりも京アニに強くて「CLANNAD」や「AIR」「Kanon」「たまこマーケット」とかあるんだが、検索に引っかからないし一覧にもない
「検索まだ正常に動いてないのねお茶目さ〜ん」と思って履歴から辿ろうとしたらCLANNADとかだけ飛んでる、iPhoneには残ってる
そういう仕様なのかとも思ったけどPCとスマホで視聴可能なタイトル数が変わるとか特に書かれてない
だから「PCで視聴できないタイトルがあります」ってことを教えてあげようと思ったわけ
まずメールで問い合わせようと思ったけど「混んでるからフォーム停止してます」(は?)とかいって使えないわけ
http://www.softbank.jp/mobile/support/contact/email/
仕方ないから電話で問い合わせてやろーもん!と思って電話したんだけど
http://www.softbank.jp/mobile/support/contact/phone/general/
だってどこにも出口がないんだもん
4で探したけどこれサービス変更とか全自動で、機械としか喋れないからサービスについて聞いたりはできないわけ
で、いろいろ探してたら
こいつなら何でも答えてくれそうなわけ
でもな、アニメのサイトについて意見するために俺のTwitterアカウントで呟きたくないわけよ
リアルのフォロワーいるし良い年したオッサンだよ?アニメ見るとか周囲に公言もしてないし
サブアカウントも持ってないしそのためだけにTwitterアカウントつくるのも嫌なわけ
結局、問い合わせることを諦めてこの増田を書いてるわけ
久しぶりに恋に落ちた。
相手は同じ会社の人間だけど支社も部署も違うから滅多に会わない。
先日合同でのイベントがあって、移動がらみでその人の車に小一時間乗せて貰った。
その中には初対面の人もいて、その人は運転しながらいろんな人に気を使って話題を振ってくれて終始雰囲気が良かった。
単純な私でも、さすがにそれだけでは惚れない。ただ好印象だった。
イベントの途中、打ち解けてきたこともあってなぜかその人から弄られる回数が増えた。
その中で一発芸ネタの無茶ぶりをされ、アタフタしていたら「いいからやれwww」とニヤッと命令されたとき、
ドキッとしたというか、ストンと何かがハマったというか。
上手く言語化できないけどとにかくその時に意識し始めてしまった。
なめやがってッ!クソッ!そういうの好きだッ!!
イベントの帰り、終電間際ということもあって車で自宅まで送ってもらったのだけど(2人きり!)、
たった1日のイベントで一緒になっただけなのに結構プライベートな話も出来たし何よりずっと楽しかった。
一応連絡先は交換済みだったので帰宅後に、車で送ってもらったお礼と楽しかったことをメールで伝えておいた。
「9月にそっちの支社数日間行くからよろしくね」 と言われたけど遠いよ!!
会いたいけど会えなくて切ないよーー
誰かたすけてーー
ちょっと思ったんだけど、
ためしに今、手に持っているiPhoneに快楽を与えようと思ったとする
そうしたらどうするのが正しいのか
iPhoneにはタッチパネルと電源ボタンとホームボタンと、電源用の差し口がある
タッチパネルを撫でたらiPhoneは気持ちいいのか、差し口にケーブルを挿したらiPhoneは気持ちいいのか
気持ちいいことっていうのはそれをしたらメリットがあるってことを気付かせるシグナルなんじゃないかと思う
iPhoneの気持ちになって考えてみると、電源ケーブルを挿すのは充電のためだから気持ちのいいことでいいと思うし、
プッシュ通知でリアルタイムで地震をしらせるけど、この前の大分の震度5の地震は、揺れてから遅れてお知らせがきたね。
ググったら、iPhoneは地震速報に対応してるけどAndroidスマホはほとんど対応してないって書いてあったわ。
今は二台持ちで、そのうちスマホの一台に移行しようかと思ってたけど、地震速報はYahooのアプリはいまいちだしiPhoneは宗教上の理由で使えないし、なんか悩ましい。
携帯電話のいわゆる「2年縛り」の見直しを総務省が大手携帯電話会社各社に要請したらしいが(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150716-00000013-asahi-bus_all)
この「2年縛り」とは、なんなのか、少し考えて欲しい。
携帯電話にかかる費用は大きく分けて2つある。1つは、通信料や通話料といういわゆる利用料。もう1つは、携帯の端末代だ。
いわゆる「2年縛り」というは、この2つに二重にかけられている、1つは、2年間の定期契約する場合に、毎月の基本料金を割り引くというもの。
もう1つは、携帯端末を24回払いで購入する際、その毎月の支払い分を24ヶ月割り引くというもの。これがいわゆる「実質0円」というやつだ。
最初の2年間で、端末代の支払いは終わる。ただ、毎月の携帯の基本料金の割引は続く。長期で契約するから安くなるのであって、いつでも解約出来てしまうのでは割り引く意味がない。
一例として、ドコモのiPhoneの料金プラン(https://www.nttdocomo.co.jp/iphone/charge/index.html)の場合でも、月額基本使用料の部分を見てみると「定期契約あり 2700円」「定期契約なし 4200円」となっている。これは、auもSoftBankも一緒。
2年間の定期契約をしてるから、月1500円安くなっている。だから、途中で解約したら違約金取るよって話になってるわけで、自動更新しなくていいとなると、3年目からは月1500円基本料金が上がるだけ。もちろん、そのかわり、いつでも解約してもOKになるわけだけど。
というように、端末の縛りと携帯料金の縛りは別。二重に縛りがあるということを知るべきだ。
ここまでを踏まえると、更新以降5ヶ月以内に解約すると、1500円×5ヶ月=7500円(基本料金の差額ね)なので、定期契約を更新しない方が、違約金の額よりも安くなるので、更新月前にどっちか選択できるようにするといいのかもしれない。更新以降6ヶ月目だと9000円(基本料金の差額)で若干違約金より安いが、差が少なすぎるので、5ヶ月目あたりが線引になるんじゃないかな。
はてな王しなもんは二〇一三年の六月に死んだ。その後、ミニマリストの時代になった。物語の舞台はこの時代である。はてなダイアリーにもはてなブログにも長文を読み書きできる者が誰もいなくなった時代。終わりが近づいていた。当時のはてなでは、インターネットの終わりを待ち望む者と待ち望まない者がいた。一方は右翼、他方は左翼。ただし、両者は渾然一体としていた。彼らにも自分たちを見分けることはできなかった。なぜなら、インターネットの終わりは毎日毎秒ごとに訪れるから。それは、日本が滅びる前のことだった。
アナニマスダイアリーと呼ばれる古いサービスがあった。そこに、増田という若い増田がいた。人は彼のことを増田と呼び慣わしていた。「名無し」を意味する古い言葉だと人は言う。彼は美しかった。彼の書いた記事はさして評判を呼ばなかったが、いつも寄り添うように一本のブクマがついていた。Nettouochi は彼を愛していた。
Nettouochi は向かいの家に住んでいた。ブクマで生計を立てていた。気が狂わんばかりに増田を愛していた。朝も昼も晩も、ブラウザから増田を見つめていた。眠れなくなった。
ある晩、ねつけなくてベッドの上で寝返りをうちながら、彼女はひとりつぶやいた。
「休めない。あのひとのことを考えると、おなかがポカポカする。涙がまぶたのまわりにあふれてしまう。痩せこけて、いばらのよう(ずっと働かず増田にはりついているせいだった)。あのひとの名前がたえず気にかかる」
翌朝、彼女は服を着ると、青と白でおおわれたトップページをすっとばし、通りを渡った。そして、ブラウザの縁をたたいた。増田は不機嫌そうに眼をあげた。ネカマ仕事の邪魔をされたからだった。彼女は、あなたを愛しています。あなたの妻になれたらどんなにうれしいでしょう、と言った。さらにこう言い添えた。
「あなたのすべてが好きです。あなたの文字の響きさえ好きです。あなたにとって、自分の文字の響きとはなんでしょう。ただの文字です。でもわたしにとっては、命をかきたてるものなのです。」
増田は脱糞した。女を見た。考えさせてくれと言った。その申し出は光栄だと言った。夕暮れと夜と夜明けの時間をくれないか、よく考えてみるからと言った。
翌朝、正午のホッテントリが更新される前に、増田は Nettouochi の家の戸をたたいた。彼女は招き入れた。増田は彼女のほうを向くと、その手で彼女の手を包みこんだ。おまえの夫になることを考えてみた。ただし、結婚についてひとつ条件があると言った。
「Nettouochi よ、おまえのブクマ速度はアナニマスダイアリーで一番だという。はてなのトップを飾る他の増田記事とおなじように美しいホッテントリを作ることができるだろうか? わたしにはどうしてもできないのだよ」
そう言いながら、増田は腰に巻いていた自作記事を Nettouochi の手に託した。
Nettouochi は記事を手にして、顔を赤らめた。その記事には、増田のからだのぬくもりが残っていたから。彼女はこう答えた。
「やってみます、増田。だってわたし、あなたの奥さんになりたいのですから。きっと満足してもらえると思います」
Nettouochi は何日もぶっつづけで自演した。何日も徹夜した。でもどうしても、まったく3 users 以上を呼べる記事は作れなかった。
連日の徹夜の疲れに、ついに成功しないのではないかという怯えが加わった。情けないブクマカだという悲しみに、約束を守ることができないために増田に見放されるという苦しみが伝わった。
絶望がやってきた。PCの電源をつける意欲が失せた。食事も喉を通らなくなった。彼女はつぶやく。
「わたしは彼を愛している。わたしにはブクマの腕がある。休まず働いている。でもどんなにがんばっても、できない」
彼女はひざまずき、神に祈った。
「ああ偉大なるコーギーよ、助けにきてください。増田の妻になるためには何が足りないのでしょう」
ある晩のこと、Nettouochi が泣いていると、扉をたたく音が聞こえた。彼女はろうそくを手にした。
ウィルスを防ぐために共有ソフトで落としてきたセキュリティソフトに顔を近づけると、見慣れぬヨークシャーテリアの姿が見えた。
Nettouochi はおずおずと扉を開けた。テリアは言った。
「怖がることはない。わたしは夜に迷ったわんこだ。アナニマスダイアリーを覆うゴミ記事の霧をかきわけここまでやってきた。夜に灯るこの家の液晶が見えた。迷惑でなければ、ちょうどいいウォッチネタを少し所望したいのだが」
Nettouochi は客を招き入れた。
「青二才の新作をごらんにいれましょうか」
「いや、kawango と浩光先生のバトルのほうが良い」
テリアはネタをかじった。かじりながら、Nettouochi がこっそり涙をぬぐっているのに気づいた。
「娘よ、泣いているな」
Nettouochi はおっしゃるとおりです、と答えた。
「わたしは増田を愛しています。こんな時間まで働いているのも、増田にホッテントリを作ってあげると約束したからなのです。でも、夜を日に継いで五週間もたったというのに、ちゃんとした記事に改良できないのです。これをごらんになってくださいまし」
テリアはほほえんで言った。
「待て。世間は狭いと言うべきか、偶然は不思議なものだというべきか。たしか、わたしの首にかけてある袋に、それと実によく似た記事が入っているはずだ。」
二人は記事を見比べ、同じ文体、同じ内容で 300 users をこえていることを確認した。同じでない単語は一語もなかった。同じでないダジャレはひとつもなかった。
ところが Nettouochi はにわかに泣き崩れた。そして言った。
「わたしが泣いているのは、自分が貧しいからです。その記事にはすくなくとも三〇〇〇はてなポイント、色付きスター七十個の値打ちがあります。わたしにはとても買い取ることができません。わたしは増田と一生結婚できない。」
テリアは Nettouochi のすぐそばまで寄ってきて、その禿げ上がった頭を舐めた。そしてこう語りかけた。
「おまえが望むなら、ただでそれをやろう。」
「何と交換に?」と Nettouochi はテリアの舌を払って聞き返した。
「どんな約束?」
「お名前はなんと?」
Nettouochi は思わず笑い出した。手をたたいた。そして言った。
「kanose、そんな簡単な名前をどうして忘れることができましょう。からかってらっしゃるんだわ」
「からかってなどいないよ。そんなに笑うのはよしなさい。いいか、一年後の同じ日、真夜中のこの同じ時刻、もしおまえがわたしの id を忘れていたら、おまえはわたしのものになるのだ」
「名前をおぼえてることくらい簡単だわ。でも、あなたをだましたくはありません。わたしは増田を愛してます」
「増田との約束のことはすでに聞いた。だが、わたしと交わした約束のことも忘れてはいけない。わたしの id を忘れてはいけない。記憶がおまえを裏切ったときには、その増田には気の毒だが、おまえはわたしのものになるのだ。」
「おなじことを繰り返しているのはあなたです。わたしはばかではありません。 kanose という名前をおぼえていることは、Nettouochi という id をただしくおぼえているよりむずかしい仕事ではありませんし、自分の id をおぼえていることにログインするとき苦労した記憶もないように思います。一年後、あなたの腕に抱くのは風と後悔だけでないかと心配でなりません。」
「あるいはそういうことになるかもしれない。」 kanose は不思議な笑みを浮かべてこのような言葉を言い放つと、家を出て、また闇のなかへ去っていった。
二人は結婚した。結婚式はトピシュが取り仕切り、オフ会マニア、プログラマー、大学院生、メンヘラ、ネカマなどが列席した。
nettouochi はホッテントリ記事をかかげて、増田の家を訪れた。増田は妻に id とパスワードを教えた。彼女は不要な過去記事を削除した。風呂に入り、髪を上げ、首のところでリボンをまとめ、右手に iphone を持ち、床に横たわり、脚を開き、男を受けいれた。ふたりとも幸せだった。九ヶ月がたった。
九ヶ月目の終わり頃、日課のアナニマスダイアリー巡回をしているとき、Nettouochi の顔がにわかに曇った。
あの夜、彼女のもとを訪れたテリアのことを思い出した。そのとき交わした約束を思い出した。そのテリアの id を思い出そうとしたとたん、ふとその id が頭から逃げ去った。
その id は肛門の縁まで出かかっているのに、彼女はそれを排泄することができないのだった。その id は腸壁にこびりついていて、そこにあると感じているのに、それを蠕動させることも、放屁することも、発音することもできないのだった。
気が動転していた。彼女は室内を歩きまわった。あの夜自分が口にした言葉を繰り返したが、その時の仕草、あのテリアがブクマした記事、その毛並み、その言葉、その言い回しは思い出せても、その id は思い出せないのだった。
彼女は眠りを失った。
悲しみが寝室に忍びこんだ。夜になると彼女は怖がり、夫の記事へのブクマを拒み、背を向けて失った id を探し求めるのだった。
夫は驚いた。
Nettouchi は炎上するようなブコメを残すようになった。炎上しないときは、ブクマすること自体を忘れた。アナニマスダイアリーを巡回しなくなったので、クソみたいなイデオロギー論争であふれるようになり、煙が立った。それほど彼女は失われた id を思い出そうと必至になっていた。
夫は怒った。
彼女は痩せていった。また茨のようになっていた。アナニマスダイアリーに Nettouchi 以外のブコメも一切実らなくなると、ユーザーもいなくなった。すべてが静まりかえった。
夫はいきなり妻をぶった。
「おまえは泣きすぎる。そんなに泣くなら、これからはおまえのことを sabacurry と呼んでやろう。この村に潜む魔の id でおまえを呼んでやろう。まるで一日中泣いてばかりいるおまえとおなじように、一年じゅうわけのわからないブクマをつけてまわっている、その id でおまえを呼んでやろう」
Nettouochi は言った。
「わたしはあなたに嘘をつきました。あのホッテントリ記事はわたしのではありません。わたしにはそれへブクマをあつめることはできませんでした。わたしはずるいことをしました。わたしがどうしても記事を改善できないでいると、あるヨークシャーテリアが扉をたたきました。その人はわたしにホッテントリ記事をくれました。わたしは、一年後にそのテリアの id を忘れてしまったら、彼のものになるという約束をしました。もう九ヶ月以上たちました。id って何でしょう? id をおぼえるより簡単なことってあるでしょうか? 増田ということば、どうしてそれを忘れることがありましょう? あなたの名前、わたしはそれを『退会理由』欄に書いてアカウント削除することでしょう。それなのに、あの名前はどこかに行ってしまった。」
増田は近づいてくると、ホッテントリ記事を放り捨て、妻を抱き寄せた。
「泣くな」と彼は言った。「おまえが好きだ。わたしがその id をみつけてやろう。さもなくば、そのテリアを見つけてやろう」
増田は旅に出た。二時間歩くと、すっかり疲れてわんわんパーク跡地に座った。彼は泣きだした。すでに十ヶ月目のなかばになっていた。不意に彼の前にシロクマが鼻先をつきだした。シロクマは言った。
「なぜ泣いているの?」
「傲岸なテリアを探しているのだよ」
シロクマは言った。
「ついておいで!」
導かれると、そこは大きなお城だった。城の中庭では、従僕たちが大きな黄金のアドオンを磨いていた。
「よろしかったら、どうしてそのアドオンを磨いているのか、わけを教えてもらえませんか。」と増田は聞いた。
「ご主人様がもうじきアナニマスダイアリーへご出立なさるんだ。若いブクマカを探しだして、結婚するのさ」と従僕たちは言った。
「その御方の id は? さぞかしこのアドオンに劣らず立派な id に違いない」
「そうとも。加野瀬末友さまの、kanose さまのアドオンときちゃあね」
増田はみぶるいした。
彼は城を出た。加野瀬の領土を後にした。ちなみに、加野瀬とはニフティサーブのかつての住人たちが地獄(彼の瀬)をさして言った言葉である。
ちなみに地獄とはこの世のあらゆる人間たちがインターネットを指して言う言葉である。
彼はアナニマスダイアリーを目指して走った。彼は kanose という id を繰り返していた。繰り返しながら、頭に刻みこんでいた。懸命にその名を繰り返していた。
アナニマスダイアリーにつくと、店長の記事が迎えたお祭りが行われていた。彼は立ち止まった。その隠し切れない顕示欲が美しいと思った。浮かれ騒ぐブクマカたちに見惚れた。そのとたん、空腹を感じた。
からだを起こし、id を言おうとした。それはすぐ間近、肛門の縁まで出かかっていた。近づいてきたかとおもうと、肛門から逃れ去っていった。だが、それを妻に告げる段になると、その id は完全に奥へ引っ込んだ。
彼は息も絶え絶えに妻に自分のアカウントにログインするよう言った。
「あいつの id をわたしの本アカウントに書いた。それを使うのだ」
彼はしずかに首を振った。
「もういい。人を呪う人生にも飽きた。信じてもいないイデオロギーを信じているふりをし、嫌いでもない id を罵倒するのはもう疲れた。かつて、わたしにも名前があった。本アカがあった。それをおまえのブクマとともに永遠にしてくれ」
そして、増田は床に崩れ落ち、息絶えた。
増田の命が尽きると同時に、深夜の最初のアラームが鳴り、にわかに風が起こってブラウザが勝手に立ち上がり、地獄のテリアが戸口に表れた。
テリアはしっぽをふりながら進み出た。彼は Nettouochi の手を舐めようとした。彼女は手を引っ込め、こう言った。
「なぜわたしの手をお舐めになろうとするのですか」
「わたしの id をおぼえているか、 Nettouochi よ」
「では申せ。わたしの id はなんという?」
Nettouochi は笑みを浮かべて亡き夫のアカウントではてなにログインした。
「kanose、加野瀬末友。地獄の kanose 。それがあなたのお名前です」
すると、テリアは叫び声をあげた。あたりが暗くなった。メイン、サブ両方のPCの電源が落ちた。今、ガリガリと悲鳴をあげてフリーズしかけているわたしのこのPCのように。
そして、闇夜に犬の遠吠えだけが響いた。
Nettouochi が勇気をもってふたたび自分のアカウントでログインすると、テリアはすでに姿を消していた。
Nettouochi は冷たくなった増田に寄り添い、その唇に最期のくちづけをしようとした。
アナニマスダイアリーはいまでもそうであるように、あまりに暗かったので、Nettouochi はブクマを集めて users 表示を紅くし、男の顔のそばにその 10 users を置いてから、おおいかぶせるようにして、静かに横たわっている男にそっとブクマをつけた。
6/26の書き込みを最後に id:goldhead がネットから姿を消した。ツイッター、はてなブログ、はてなダイアリー、そして「ラーメンが獣臭い」はてなブックマーク。
くそ、おれには英語の本を読むなんてことはできねえ。おれが酒と躁鬱病でどうにかなっちまう前にとっとと出しやがれ、ちくしょうめ。おしまい。
ただ、いつ死んでもいい。おれはもう十分に生きた。好きな女と楽しい時間を過ごした。総火演も見た。オーボンヴュータンのケーキも食った。もう思い残すこともないのだ。ほんとうに、なにも。
ブログやSNSの更新がしばらく途絶えるなんて、ありふれたことだが、なぜ自分がこんなにも落ち込んでいるかといえば、彼はネットの誰ともやりとりをしない人だったからだ。連絡の取りようがない。分かることといえば「横浜市中区はじまったな在住」の「周辺的正社員」で、頭を黄金に染めていることくらいか。すばらしいコルナゴのロードバイクに今はもう乗っていないのだろうか? 横浜の路上ですばらしいソニーの一眼レフを構えてはいないだろうか? 二回り年上の美しい彼女の人は元気だろうか? はてな村の住人たちが全員で横浜を探し回れば、どこかの路上にでも泥酔したgoldheadさんが寝転んでいないだろうか?
おれが持っているコルナゴとかいうのはフルカーボンの室内用のコートとスボン掛けなので、盗まれる心配が少なくていいと思った。
わたしはあずにゃん。わたしはゼレノグラードとソーネチノゴルスクの中間、モスクワの北西40kmに位置するポヴァロヴォの、ロジェキと呼ばれる小さな村の近くにいた。
あるいはgoldheadさんは横浜市中区を出て、すばらしいコルナゴのロードバイクで走り出し、今はゼレノグラードとソーネチノゴルスクの中間、モスクワの北西40kmに位置するポヴァロヴォの、ロジェキと呼ばれる小さな村の近くにいるのかもしれない。UVB-76を通して、いつかgoldheadさんからのメッセージが届くこともあるだろう。そのときまで、お元気で。
絵を描いたり、詩を書いたり、歌を歌ったり、楽しい踊りを踊ったり。
修士2年になってから休む暇もなく作業をし続けていて最近体のあちこちが不調になり始めてる。
1日5,6回はトイレの個室に駆けこまなければならないし、胸痛がある。
胃も焼けるように感じることが多い。食欲は過食傾向にあって3ヶ月で6kgぐらい太った。
久しぶりに会う人みんなに輪郭が変わったと評される。
もうやる気が出なくて、簡単な作業をするにも気合を入れないとできないレベル。
研究室には毎日いけている。というか行かないといけないという想いで行ってる。
多趣味なのでいろんな気分転換の方法があったのだが、最近は何をやっていても研究のことが気になって休めない。
暇さえあれば「うつ チェック」とかでググって診断してみてるけど
「うつ病の疑いがあります」「うつ病の傾向にあります」と診断される。
精神科にかかりたいけど、予約制だからすぐには診てもらえないんだろうなと悲観してる。
ボスから昼夜問わず土日問わず気まぐれに急に指示が飛んでくるし、すぐに反応を求められるので、
心の休まる瞬間がない。指示が来たり催促されたりすると心臓が縮むように感じる。
「できて当たり前」という評価が多くて、アメなしでムチを打たれ続けてる感じ。
iPhoneをおやすみモードにしてどこかに逃亡したこともあったけど、
結局あとで見返すことになるし、逃げたことを後悔してまた胃が痛くなってた。
今の研究もボスもすきじゃない。M1まではうまくやれてたし充実していたけど、今年の頭あたりから変わり始めた。
研究室の同期はいいやつらで社会人になってからも飲みに行きたいぐらいの連中だが、今やってる研究からは逃げたい。
早く逃げたい。やりたくない。なんのためにやってるのかわからない。卒業するためだけにやるとしたらつらすぎる。
他の研究室の奴らが羨ましい。俺も一晩中スプラトゥーンとかやりたい。
なんども死ぬことを考えた。遺書書いてボスをdisりまくってあいつの社会的地位を貶めてやって末代まで祟ってやろうと思ったけど、
死んだら育ててくれた家族に申し訳が立たないと思ったから、退学を考え始めた。
親も「やめたいならやめてこっち帰ってきてもいいんじゃないの?身体壊すよりマシよ」とのことだった。
就活はもうとっくに終わってて行くところは決めたけど、修了までの道のりが長すぎて絶望してる。
このひどい環境が半年も続いたら俺の心が崩壊するか死ぬかのどちらかだと思う。
ベンチャーだから交渉すれば3月までバイト、4月に退学して入社というのもできるかもしれないし、
いろんなコネがあるのでそのツテを頼れば職はなんとかなると思う。
ただ、このいっときの辛さから逃げてしまって、修士が取れずに一生履歴書に「中途退学」の文字が躍るのと、
やり遂げられなかった奴という烙印を押されるのがつらすぎる。それらも考えると死にたくなる。
甘えなんだろうか…。
まだマシなうちに退学したほうがいいんだろうか、と考えている。
はやく2年前ぐらいの健康的な心身に戻りたい。
自称「ミニマリスト」の皆さんはすべからくMacとiPhoneとブログは捨てられず、同じような記事を同じ様な視点でしか書けない。
ブロガーとして独り立ちしたいという夢だけは一人前だが、日々の仕事や生き方に独自の視点は持っていない。
本業で贅沢できるような資産や収入があるわけでもないから、レビューブロガーになることも出来ない。
或いは、イケダハヤト師のように地方ブロガーと称することで、不便を売りにすることも考えてはみるが、
地方に行って仕事を出来るほどの能力も無く、気概も覚悟も無いから、東京(大都会)からは離れられない。
出来れば安定した場所でリスクを取ったような雰囲気を醸し出し、ブロガーを名乗りたいのだ。
・貧乏でも名乗れる
・東京在住でも名乗れる
東京で消耗するけど地方に行ったら死ぬと思う木っ端ブロガーにとって、
めんどくせー質問をする奴だなw
1: 別に怒り出したりはしないが、目標を十分に達成したと感じたことは人生で一度もない。常にいかにダメなところがあったかを真っ先に考える。
2:計画は立てるのも守るのも無理。血を吐きながら立てた計画はその後見ないので忘れることが多い。
3:やりたくない仕事はギリギリまでやらない。「1ヶ月かかる」なんていう見積もりが立つことが理解し難い。
4:アイデアがあって仕掛かりの仕事いくつあるか不明。10個はありそう。
5:会議とかではよく空気読めない発言をする。つーかよく分からん曖昧なやりとりで何か情報交換した雰囲気になってるのが理解不能。
7:歩き回るのはデフォ。会話中でも興味なくなるとiphoneいじってしまう。仕事が退屈になったら転職する。
8:頭の中で思考が濁流みたいに飛び交っていて、今日の夕食を考えるぞ!と気合い入れた3秒後になぜか幾何学の定理について考えてたりする。
10:マニュアル見ながら細かい手順を正確に踏んで行くとか考えるだけで発狂しそうになる。絶対無理。やっても漏れ抜けが絶対ある。そういう仕事には死んでも就かない。
常々いろんな人に知ってもらいたいなーと思ってることを書き連ねてみる。
誰も読まなくても結構!
んなこと知っとるわボケ、今更言うもんでもないわい!っていう人は、温かい気持ちでスルーしてください。
iPhoneを長らく使ってる人はわかると思うんだけど、経年と共にホームボタンはへたってきます。
買い変えりゃいいんだけどそれのためだけになーって気持ちもあると思います。
そこでお伝えしたいのがAssistiveTouch。
出し方だけど、iOS8.3だと、
設定→一般→アクセシビリティ
と進み、下の方にあります。
それをオンにするだけです。
こいつは使ってみればわかるんだけど、ホームボタンだけじゃなく、コントロールセンターや通知センターも呼び出してくれる。
画面ロック機能もあるので、スリープボタンがへたるのも防げるってわけだ。
是非一度お試しあれ。
余談、充電コネクタの接触が悪くなった時は、つまようじかなんかでほじってみてください。
モロりとホコリが取れて、接触がよくなるかもしれません。
デリケートな部分なので優しくね。
んじゃ、そんな感じで。