はてなキーワード: BLとは
、TSF、異類婚姻譚などなどあるがとにかく何でもいい。私は人の恋愛模様をひたすら見ていたいのだ。それも特にイチャイチャ度数高めだとかなり助かる。
適度なイチャイチャでも、終わり方がハッピーな明るい雰囲気で終わってくれるのも好きだ。
みんなそんなオススメの作品を教えてくれ。ドメジャーな作品ですら見たことないような増田だ。遠慮なく教えてほしい。
とにかく恋愛小説というものにはからっきし縁がなくて、昔の文学小説ばかり読み漁るという自分の読みたいジャンルの本ばかり見てたらこんなザマになっちゃったよ。
とにかく基本的には漫画が多いのだが時折ツイッターで流れてくる恋愛模様を描いた作品にとにかく癒やされて興奮して何か満足感のようなものに満たされる。
方向性を誤っているように思う。
違うだろ。
なぜゴールが恋愛でなければいけないのだ。
違うだろ。
最良の友との間に性欲が介在する必要はない。
なぜ全てに性欲を絡めたがるのだろうか。
だが一次創作までもが、友情が極限まで高まった果てには百合があると信じる態度には違和感を覚える。
最愛の存在としての友が居て、その上で家庭を持ちたいという本能のままにそれぞれが異性とは結婚をするという、それで何が問題なのか。
異常だ。
いい加減ケリをつけよう。
冷笑ぶった態度をいい加減辞めろ。
そういった態度を取る奴らをターゲット層に入れるために友情を描くことを投げ出すのを辞めろ。
いい加減辞めろ。
こんな程度の低い所に踏みとどまるのを辞めろ
本質的には全く別の話なんだけど、セックスレスに関するエントリやそれに対する「セックスレスはDVだ」という旨のコメントを読んで、性行為に対する嫌悪感が自分やパートナーの人生に及ぼす影響について思うところがあったので自分でも書き起こしてみたいと思う。
私の性嫌悪の根本は、幼い頃に5つ上の親戚から受けた性的ないたずら?によるものだとぼんやり思っている。
小学校低学年か保育園児くらいの時、近所の親戚のお兄ちゃんに性交渉の真似ごと(というかほぼ本番に近い)のようなことをされている時期があった。相手も私も子供だったし、その時は何をされているか分からずただ痛いから嫌というだけだったんだけど、あとからその行為の意味を知って気持ち悪さが追いついてきた感じだ。
今でもなんとなく性行為に対して汚い、気持ち悪い、という感情がある。
性欲がないわけではないので、10代後半から20代前半くらいの頃はBLや百合もののエロ漫画なんかはよく読んでた。だけど男女のものになると嫌悪感が勝ってダメだった。BLと百合なら大丈夫なのはファンタジー感が強いからだったのかな。今はもうBLだろうが百合だろうがそういう性的なものに興味が湧かなくなっちゃった。
高校生の時に付き合っていた彼氏とはプラトニックな関係だったので、自分が「性嫌悪」にあたると気づいたのは大学生の頃だったと思う。
お互い一人暮らしで家が近かったこともあり彼氏とは家で会うことが多かったのだが、並んで座って笑いながらテレビを見ているとなんとも居心地の悪くなるような視線を感じることが多々あった。
私はなるべく目を合わせないようにしたが、ハグしたいという彼氏の要望を断りきれずやっつけ仕事みたいにハグをしたのを覚えてる。それから彼氏と会うのが嫌になって結局数週間後に別れてしまった。その後にも一人付き合ったけれどハグもせずに別れてしまった。
世の中のカップルがどんな流れで性行為に至るのか想像もつかない。特に女性の方、抵抗ないのかな。
学生時代には彼氏以外にも好きな男がいたから、Aセクというわけでもないと思う。
ただ、今考えれば私が好きになる男性はいつも友達として仲良くしてくれていた人で、私のことをよく知っているのに私のことを一切女として見ない居心地のよさを気に入っていただけかもしれない。
最近は結婚のことも考え初めてマッチングアプリを始めたけど、マッチングしてデートするところまでは行ってもその次のステップのことを考えると親密な関係になるのが怖くてその先に進めない。
仕事に生きるには能力が足りないし、趣味で時間潰すほど凝り性でもないし、30超えてから結婚相手を探せるほど美人でもない自覚があるので今のうちに彼氏を作りたいんだけど、相手の望むような性生活を提供できる自信がない。
かといって自分に女という性以外に差し出せるような魅力があるとも思えない。
生涯のパートナーがほしいのはもちろんだけど、彼氏にお弁当作ったり、記念日にはちょっといいレストランに行ったり、2人で旅行したり、っていう普通のカップルがするようなことへの憧れがある。ただ、そこに性行為は含まれてない。
セックスレスはDVだってコメントがあったけど、セックスがファンタジーでしかない世界で生きてきた人間からするとけっこうな衝撃だった。
実際のところその考え方がどれくらいの割合の人に当てはまるのかはわからないけど、もし大半の人がそう感じるとしたらこれからDVする可能性があるのに恋愛をしたいと思うのは傲慢なんだろうか。
今まで付き合った人に心を許せてなかっただけで、自分が本当に好きになった人に望まれて、ちゃんと心の準備ができれば普通にセックス出来るかもしれない。今はそれに賭けてマッチングアプリやってるけど、1回女風にでも行ってみた方が肩の力抜けていいんじゃないかとすら思い始めた。
こういう話をすると同じように性行為苦手な人と付き合えばいいって言う人いると思うけど、そういう人はまずアプリあんまりやってないし性欲のない男性探すのって若いDINKs希望の20代の婚活以上に難しいと思う。
いや人の嗜好がどうだろうが知らんけど、他人の世界まで浸食してくのはやばいからそっちでやってくれませんか?
スクエニの新作スマホゲーのトワツガイの話題を見てたらヤバイのなんの
「きらファンみたいな百合関係を女体に変換して男を釣るゲームとは違う」とかいうのもまぁまぁヤバかったんだけど、
百合絶対主義者の中で流行ってる「ヘテロ厨」ってワードが一番ヤバイ
「ヘテロ厨」っていうのは「男女で恋愛している下等人種共(この表現でも足りないくらいの蔑称)」を指すワードで、もう人類の根幹を否定している激ヤバ思想なのよ
トワツガイの件も「せっかくの百合ストーリーで男は全くない清い世界なのに装備に男がいて実質寝取られた気分」といってるようだ
くそ喪女にマッチングアプリで彼氏ができるまでの備忘録。普段は二次創作BL字書きなので、ところどころ小説チックになってしまい我ながらキモイ。
私は小学5年生のときに同級生の男子に貸してもらったギャグマンガ〇和でオタクになり、程なくして同時期に腐女子にも目覚めた。ちょうど、小学生はもれなくDSを所持していた時代で、ニコ動はちょっと怖かったから見られなかったけど、うごメモがめちゃ流行っていたので、あっという間にオタクが重症化した。
それに加えて、翌年くらいにはキッズ携帯を得て(確か英検4級合格のご褒美とかだった)パケ死に怯えながら、友達とメル画やら個人よろずサイトを巡回しまくっていた。
つまりは生粋のオタク。初恋よりも先に、推しカプの恋に夢中になっていたような女児だった。
その後も、中学時代はとにかく部活に明け暮れ、高校は女子校で趣味に奔走し、その間もずっといろんなジャンルの推しカプのことばかり考えていた。
好きな人がいなかったわけではない。けど、私はいずれ結ばれることが約束された二次創作のBLの恋愛の展開にはアホほど詳しいが、毎日校内で顔を合わせる相手への好意の伝え方や、友情と恋愛の両立についてはさっぱりだった。ので、本当に、本当に何もないまま、恋愛経験値0のままで高校卒業を迎えた。
それでも、大学は共学だしもう大人だし、さすがにこれからは何かしら起きるのだろう。漠然とそう信じながら、買うのを楽しみにしていたR-18同人誌を片っ端から虎穴で得つつ、私は大学生になった。
が、お察しの通り4年間はあっという間に終わった。かけがえのない気の合う友人たちと出会い、飲み会やら合宿やら、p〇xivでよく見たラッキースケベが起きそうなイベントも一通り経験したが、普通に楽しく過ごしていたら、普通に何事もなく終わった。
それでも、毎日推しカプは愛おしいし、この間ずっと家族の仲は良好で、友達も最高の連中ばかりだったので、特に人生への不満はなかった。まじで恵まれた人生に感謝している。これは今もずっと。
ただ、それもあって余計に、恋愛的に焦りや寂しいといった気持ちが生まれにくかったんだと思う。しかしさすがに、大学卒業後はちらほらと身近なところでも、恋人ができたとか結婚したとかいう話を聞くようにもなってきた。
23歳で処女なのはまあいい(?)として、経験が0なのはいかがなものか。くらいには思っていたので、2021年の年明けに同じように彼氏がいない友達と、ノリでマッチングアプリを入れた。忘れもしない、地元の激狭だけどケーキがめっちゃうまいカフェのカウンターの隅っこで、お互いに少しでも写りのいい写真をアイコンにして、嘘ではないプロフィールをうんうん考えて、本気で出会いを求めていたというよりは、それすら友達とやいのやいのするおもちゃの一つみたいなノリだった。
で、当然始めればリアクションをいただくのだが、気づかないだけで世の中にはいろんな男性がいるんだなあと勉強になった。そして、何人かとやりとりをするうちに、気づくことも多かった。主に自分の内面について。
基本に新しい環境や人との出会いは得意なほうではなかったのだが、逃げられないのなら覚悟を決めてどんと構えるしかない。というスタンスで生きてきたのだが、恋愛については最悪「逃げる」がコマンドのひとつとして選択可能で、時としてそれは正解だったりもするので、むっず! と思った。
悪い人じゃなさそうだけど、友達やもっと深い仲になりたいかと言われればうーん? てこともあったし、趣味はかなり合いそうなのに会話のちょっとした言葉選びとか考え方がたぶん合わないな……みたいなこともあった。学歴や経歴は全てではないけれど、この辺の相性を判断する材料にはなること。そしてそれは、お相手側にとっても同様であったんだろうと思う。
飽き性なこともあり、仕事の閑散期にちょっとアプリを覗き、稀にお会いするところまでいくも、まめに連絡を取り合うのがだるくなってしまい二度目に繋がることはない。その繰り返しの中でコロナが職場で大流行したり、自分が罹ったりしたこともあり、変わらず恋愛経験0のままいつしか25歳の秋を迎えていた。
大学卒業の少し前、同じく女子高出身で彼氏がいなかった友達と冗談で言い合った言葉を思い出した。
「25歳のときにお互い彼氏ができてなかったら、この間テレビで見た相手が自衛隊員オンリーの合コンに一緒に行こうよ!」
筋肉ヤバそう! イケメン多そう! 逆に楽しそうじゃない? なんて、たった数年前の話だが、もうあの頃みたいに本気で冗談としては笑えない。
というのも、卒業後も特に仲良くしていた友達グループ5人のうち、ついに彼氏がいないのが私だけになってしまったのだ。
それでもまだ、焦っているわけではなかった。相変わらず人生は楽しく、仕事はしんどいが日々は十分に充実しているといえる。友人らも別にこちらを憐れむでもなく、まあこういうのはタイミングもあるし、それだけが人生じゃないしね〜というスタンスでありがたかった。
だが、年末年始頃になってくるとじわじわとこみ上げてくる思いもあった。
数年前まではクリスマスパーティーに忘年会に新年会と、友達と楽しい予定を入れまくり、さらに寝る間を惜しんで推しを愛でて最高になっていた。が、やっぱり周りに彼氏ができれば、そちらを優先してもらって予定を立てることになる。今年もクリスマスパーティー兼忘年会も新年会もやったが、あと数年もすれば今度は結婚する子が出てくる。子どもが生まれれば、さすがに今と同じようには遊べなくなるだろう。
その分、推し活が捗る。とも思ったのだが、実際暇だったクリスマス前後はイベント用の原稿がめっちゃ捗ったのだが、同時にめっちゃ眠いし疲れがやばい。
まだまだ若者だと自負しているし実際25なんてまだまだ若いのだが、確実に学生のときより衰えている。多分体力作りや体調管理で盛り返すことは可能なのだろうが、仕事がなかなかの漆黒分野なので、今すぐに改善していくのは難しそうだ。それに、推しとの時間は一期一会。新たな出会いもあろうが、いつサ終や最終回も迎えるかも分からない。
二次元三次元問わず、何事にも終わりはくる。家族がいても友達がいても推しがいても、仮に恋人がいても、最終的には一人だ。そのことへの、漠然とした不安があった。
そうなってくると、己の進むべき方向は大まかに二つではないか。
もうなりふり構わず、とりあえず一度は恋愛というものを経験しておいて、合わないなら止めて一人で楽しく生きていく。それか、もう腹を括って一人で生きていく。どちらを選んでも、幸いなことに漆黒だが安定で安泰な手に職はある。
ということで、なあなあにしていたアプリを、インストールから2年経った2023年1月に改めて本腰を入れて再開してみた。
初めこそ、趣味やノリが自分と近そうで、リードしてくれそうだから少しだけ年上の方……なんて思っていたときもあったが、休み休みでも2年アプリをやっていると理想と現実がわかってくる。
趣味やノリが合うかはプロフィールだけじゃ最低限しか分からない。そもそも私が好きだと言っている漫画もゲームも全部、二次創作BLを含めて言っている時点で重視すべきポイントにはなり得ない。この趣味をリアルの知り合いにカミングアウトするつもりはないからだ。
年齢もあまりに離れていなければ、この際どうでもいい。そもそも誰ともお付き合いしたことがないのだから、年下年上同級生、どんな人と合うかなんて分かるわけもない。
ということで、ほぼフィーリングでピンときた数人に「いいね」を返し、そのうちの一人と数回電話で雑談し、会う約束をした。この間、アプリ再開から約2週間。25年何もなかった自分にしては、なかなかのスピード感である。
それなりに楽しみにしながらデート当日を待っていた。浮かれて久しぶりにワンピースなんか買ってしまって、たぶんはしゃいでいたんだと思う。
前日の夜に「明日って、〇〇駅に何時ですよね?」と送ったきり、返事が途絶えた。その前日までは普通にやりとりしていたのに。
それでも、万が一でもお相手の方を待たせてしまっては申し訳なさすぎる。ので、電車で1時間半かけて当日私は待ち合わせ場所に会いに行った。案の定、そこには誰も来なかった。悲しくて恥ずかしくて、追加の連絡はできずに、一人で駅ビルを3周くらいして、ご飯を食べて、何か一つでも納得したくて可愛いヘアクリップとずっと欲しかったSABONのフェイススクラブを買って帰った。
帰りの電車の中はカップルばかり目について、まじで最悪の気分だった。けど、冷静な自分もいた。会う約束までしてすっぽかしたことはなかったけど、だるくなってアプリ内のチャットを切ったり、LINEをスルーしてしまったことは私にもある。たぶん、アプリで出会いを求める以上これはよくあることだ。
だからこそ、もう決着をつけたい。
明日から一週間は恋愛のとこは考えない。ちょうど推しカプのオンリーイベントにも参加するし、全力で楽しむ。そして、イベント明けの一週間に最後にもう一度だけ、ちゃんとアプリをしよう。どんな相手でも真剣に向き合って、それで一週間でなにもなければ、アプリを消そう。
25歳なんて、これから恋愛経験を積もうには少し遅いかもしれないけど、長い人生の中ではまだまだ若い。
これ以上、自分の恋愛でうだうだ悩むのに時間を割きたくない。そもそも、人生における恋愛が占める部分は、人より少ないタイプだ。今までがそうなのだから、そういうものなのだ。それならもう恋愛を諦めるわけではないけれど、中途半端に振り回されるより、推しカプ並のご縁とやらに巡り会うことがあるまでは、恋愛のない人生でいいや。
そういうつもりで、ラスト1週間アプリをしっかりめに見る日々が始まった。
確か、彼からいいねが来たのは水曜か木曜くらいだったと思う。そのときちゃんとやりとりをしていたのは、彼を含めて二人。(マッチングアプリでは、お互いにいいねを送り合うとやりとりが始められるが、いいねを送りあっても会話が始まらないこともままある)
同い年の人と、一つ年下の人。
正直なところ、どちらの人もプロフィールや写真はあまり印象に残っていない。ごく普通っぽい感じの人だった。ほぼ同時進行で二人とアプリ内チャットでやりとりしていた。
もともと、やや人見知りする性格なこともあり、今までの人生で先輩や後輩とは、仲が悪くなったこともないが、仲良くなれたこともなかった。ので、同い年の人のほうが話しやすいかな? と思った。が、話をしているうちに、何とは言えないのだが、なんとなくこちらの恋愛経験が浅いことや学生時代の思い出なんかを話しているうちに、ちょっと上から目線を感じた。互いに品定めする場でもあるのだから、当然といえば当然なのだが、今回の私はこれ以上もう恋愛で不快な思いをしたくないという思いが強かったので、ごめんなさいと思いながらフェードアウトした。(「女の子は〜だもんね」、「(部活や勉強について)それなりに頑張ってたんだ、真面目だね(笑)」的な言葉に、なんとなくモヤってしまった)
一方、もう一人の年下の方。
仕事のことや漫画のことなんかの当たり障りのないことを話していると、一度通話をしないかと持ちかけられた。今週は頑張ると決めていたのでokすると、「初めましてだし、だらだらしちゃってもあれなんで時間を決めましょう」と相手から言ってくれた。
友達と電話するのは好きだが、そんなに関係が深くない相手と世間話をするのは得意じゃないのでありがたかった。
30分だけという約束で週末に通話をしたのだが、驚くことにとても話しやすかった、とても初めて話す相手とは思えないくらいで、それでいてお互いに敬語は崩さずに程よい距離感で楽しく会話ができた。今までもアプリで知り合った相手と通話したことはあったが、こんなにも話が弾んだのは初めてだった。30分があっという間に過ぎ、私のほうから「少し延長しませんか?」とお願いした。これも初めてのことだった。
結局、一時間以上通話が続き、「よければ会いませんか? 会わないと分からないこともあるだろうし」という相手の言葉に同意して、電話を終えた。恋愛経験が乏しいこと、なかなか進展できていないことも伝えていたため、「それなら早いほうがいいですね」と3日後に夕ご飯をご一緒することになった。
これもなかなかのスピード感で、正直展開の速さについていけていないところもあったのだが、25年間で0だった経験値が、25年間で1になったと考えれば、別に早くもなんともない。
すぐに当日を迎えた。仕事終わりに、前述した浮かれて買ったワンピースに着替え、待ち合わせ場所のレストランに車を走らせた。
今度はちゃんとそこに相手が待っていて、私はもうそれで少し嬉しくなっていた。我ながらちょろい。でも、そのレベルのくそざこ恋愛初心者なのだから仕方ない。
写真で見るより、感じがよかった。1つ年下ということだったが、そんな感じは全然せず、まあ1歳違いなんて誤差みたいなものかと年齢差という偏見を取っ払うと、より人として良いなと思えた。
ご飯を食べながら話をしたが、対面してもやはり楽しく過ごすことができた。
仕事の話、学生時代の話、恋バナ。まあこっちに話せる恋バナなんてカスみたいなのしかないのだが、それもちゃんと聞いてくれた。そして私にはずっと縁がなかった、高校生や大学生のときの恋愛話をぽつりぽつりと語ってくれた。トキメキしか詰まっていない推しカプの妄想とは違っていたが、それはそれで興味深かった。
印象に残っている彼の言葉がいくつかある。
「僕も楽しいです。できれば、また会ってほしい。けど、もし他にもいい人がいれば、全然そちらと会ってもらっても大丈夫なので…」
程なくして
「そろそろ敬語やめない?」
タメ口で距離を狭めてくる人は、Twitterでもアプリでも苦手だったのに、電話でもたくさん話したからか自然と受け入れられた。
「誰とも付き合ったことないんてしょ? なら、僕と付き合ってみない?」
からかわれているんじゃないかと思い、「冗談?」と聞き返すと「本気だよ」と言われた。どんな顔をしていいか、これは進研〇ミことp〇xivでも同人誌でも予習したことがなく、たぶん半笑いの変な顔をしていたと思う。
だめかな? と問われたので、信じられなくて「逆に私でいいの?」と聞き返してしまった。
「いいよ、いいに決まってる。付き合ってください」
改めて言われてしまって、目の前の人が好きなのかどうかなんて全然分からなかったが、少なくとも一緒に話していてずっと楽しかったこと、沈黙も気まずくなかったこと、腹をくくってアプリをしていたこと、いろんなこと思い出しながら、一言
「はい」
と答えてしまった。
これからよろしくね。うん。とお互いに照れながら言い合って、恥ずかしいような、でも数週間前のような惨めさはない、知らない気持ちで溺れそうだった。
ラストオーダーも過ぎていて、焦って退店するともう駐車場に車は疎らで、次の日も仕事なのでどの道我々も解散の流れになった。
車の前まで一緒に歩き、でもなんとなく別れ難くて立ち話をしていると
「手を繋ぐのも初めて?」
と手を握られた。「うん」と答えると、指を絡められ、なるほどこれが恋人繋ぎかと思った。推しカプはよくやる、というより脳内のデフォはこれだ。
「……じゃあ、キスも?」
あれ、この流れ。推しカプで予習はしてないけど、数多のBL読んできたから察しはつくぞ。そう思いながら「……うん」と答えた。
見つめ合うのも初めてだけど、伝えるタイミングはなかった。
本当にキスするときってチュッていうんや……と頭の片隅で感動していると、再び唇を合わせられた。
今度は軽く唇を噛まれて、舌が入ってきた。口内を吸われて、舌を甘噛みされたりした。たぶん時間にして10秒くらいだったけど、25年間0だったものが一夜にして、自分的に200くらいに跳ね上がり、すっかりノックアウトだった。
顔が離れて目を開けると、彼との間に唾液の糸が切れる瞬間で、内心
「こ、これは進研〇ミで死ぬほど見たことあるやつ。なんなら自分の小説でもよく書くやつ……こんな感じやったんか――」
と謎の感動に包まれていた。
そしてぎゅっと抱きしめられ、
「あー、離したくない。でも、これ以上は止まんなくなるから我慢する」
と言われ、夜も更けてきたのでバイバイした。
帰りの車内では完全に放心状態だった。だって、まさか、25年なにもなかったのに、この数時間でこんなことになるなんて、思ってもみなかった。今思い出してもやばい。
26歳の誕生日まで、あとちょうど2ヶ月という夜だった。
その後はじわじわと恥ずかしさが込み上げてきたが、同時に彼のことが日に日に好きになっている気がする。
断言できないのは、もちろんその経験がないからだ。でも、お相手は程よく優しく、こちらに経験がないことも承知である程度ぐいぐいリードしてくれるのが、ありがたくもある。そして、その振舞いから、「本当にこの人、私のことが好きなんか……」と実感できることもままあり、なんともこそばゆく嬉しい。
経験してみて、合わなければ止めればいいと覚悟して臨んだが、今のところはとりあえず幸せに過ごせている。
推しカプも相変わらず愛おしい。家族も友達も愛してる。そこに、もう一つ楽しくて素敵な気持ちになれる存在が加わった。
無論、よいことばかりの毎日ではないが、それでもまあいいかと思いながら生きている。本当に、本当にありがたいかぎりである。
※利用していたアプリはペアーズとwith。今回の最終的な出会いに繋がったのはペアーズだったが、使用感がおもしろかったのはwith。用心してまじめに使えば、怖い目に遭うことは少なそうだと思う。
そうなんだよねー
「女性に対する配慮」よりも「子供に対する配慮」として、テレビでやるコントとかから「エロ」が消え
(ドラマとかでも裸体や濡れ場は消え去って久しい)
これからは「女性に対する配慮」として二次元からも消えていくのかもしれないし、そうならないかもしれない
まあ、いずれにせよ「実際に起っているわけでもない(想像・創造上の)表現」を「閲覧」しているだけで「準性犯罪者」扱いは差別だと思うわ
そんなことが罷り通るとしたら(前述したことにも関わるけど)、「女性の性を娯楽とした作品自体を禁止」ってことになるわね
テレビ業界は甘んじて受け入れるだろうけど、二次元作品界隈はどうかな?
コンプラ最優先の世界になりつつあるけど、表現者達がこのまま黙って受け入れるわけないと思うけど
「嫌なら見るな」「見ないで済む方法」を明文化するしかない(後者についてはBL界隈で作品の前に「こういった表現があります。地雷な人は見ないでね」と一言あるので、「配慮できない」ってことは無いと証明されている)
あと、「映画」はR指定等明示することで割と自由に作っていても批難を逃れていると思うし(それこそあれは「金払ってわざわざ赴かないと見られない、ある意味秘匿された娯楽作品」だからというのもあるだろう。それでも「逃走犯が車に乗るシーンでシートベルトする」なんてのを押し付けられてるけれども)、
聖闘士星矢も弱虫ペダルも東京リベンジャーズもヘテロの男が読んでBL展開を想像することはないだろう。
二次創作BLはすべて腐女子が勝手に妄想して作り出してるだけ。
だから吸血鬼すぐ死ぬみたいに男からすると「どこにBL要素が?!」みたいな二次創作もある。
つまり腐女子が少年誌を読まなければ少年誌が元ネタの二次創作BLなんて生まれないということである。
ただ、一つだけ男性読者でもBL的展開が出る作品がある。呪術廻戦だ。
話もキャラの設定もバトル展開も聖闘士星矢やBLEACH!のフォロワーでスタンダードな作品なんだけど、キャラ同士の関係性がホモっぽい。
他の週刊少年誌と同様に男性の仲間・男性の好敵手・男の強敵が配置されているんだけど、その関係がなんというか「ねっとり」してる。
キャラ同士のお互いの思い入れが他の平均的な少年漫画と比べて強い というか重いのだ。
作者の芥見下々さんが女性である という話題が前にあったけど、その理由となるのがこのような男キャラ同士の関係性の描写の特異性による。
呪術廻戦はいま二次創作BL界隈で現在一番量の多いジャンルである。
「人気作品はBL化されて当然」とまで断言するのはちょっとおかしいなと思う。
そもそも女のファンがキャラを勝手にゲイだと解釈して二次創作で男同士でセックスさせるというというのは随分醜悪な趣味だと思う。
魅力的な女性キャラを出したらエロ同人で消費されるのが自明なのと同じく、男性同士の人間関係を深く描いたら腐女子がBL化するのもやっぱ自明なの、みんなわかってるでしょ。