はてなキーワード: 歯科医とは
都市部でも歯医者が殆ど無い。歯医者を見たことないと言う人も居る。
食べ物に加工食品が少ない。未だに外で木臼で餅つきしてご飯作ってる。
一部の民族は木の棒で歯をみがいていた。
歯科医療が発達していないのかペンチで歯を抜く医者がいるぐらいだ。
歯の治療はそれでオッケーみたいな。
ガーナ人の友人は日本に来て20年経って50代で初めて虫歯になった。
ガーナ人はみんな歯が白い。
幼い頃はチョコレートなど甘いもは買ってもらえませんでした。両親は3歳まではチョコレートなど甘いものを与えていなかったそうです。もちろん大人の食べ残しを与えたり食器の共有なども避けていたそうです。
小学6年生まで毎晩母が仕上げ磨きとフロスをしてくれていました。自分で磨けるようになってからも、フロスは欠かさずにしています。
どんなに両親が気を付けていても、結局は、いずれ虫歯になるのです。大人になるにつれて、回し飲み、食器の共有、恋人ができればキスだってする。虫歯菌はあらゆる経路で口腔内に入ります。
わたしの場合は、幸いなことにすぐ治療したのと、両親が一生懸命幼い頃から虫歯予防してくれたおかげで、神経まで進行したり歯を抜いたりまでは至らずに済みました。
長年虫歯で悩んでいる友人は、幼い頃に両親が仕上げ磨き等の虫歯ケアの努力をしてこなかったそうです。増田さんが子供さんの為にした努力は、虫歯になってしまったとしても、虫歯の程度という尺度でみると将来的に報われると私は思います。
自分は虫歯もないし、歯科医にお世話になった経験もないのだが、自分以外は両親、兄弟全員虫歯があった。
...子どもの頃、発達障害って言葉は一般に知られてなかったと思うが、
夜泣きもしないが言葉覚えが非常に遅かった自分は幼稚園の頃、ようち、ようちと
喋れなくても理解はしてるんだと今になって不思議に思うが、当時から死ぬほど家族が怖かった。
虐待死されなかったのが奇跡かもしれないくらい、愛された経験が全くなくて
3歳までに虫歯をもらわなければというのに心がひりつくのを感じて横レスさせていただいた。
自分はもらえなかったんだなと思う。
娘さんをこれからも愛してください。
[追記あり]
当方、歯科医師夫婦。長女が5歳の時に乳歯に虫歯を作ってしまいました。見つけたときはショックでした。
夫婦ともにそれなりに専門知識もありますから、元増田さんとおなじかそれ以上に気をつけていました。食器の共用はもちろん、ジュースなども他のお子さんより少ないか、ほぼ与えなかったと思います。歯磨きも毎日していました。
それでも虫歯はできていました。虫歯は臼歯隣接面と呼ばれる、奥歯と奥歯の間です。長女はその部分がくっついており、歯ブラシだけでなく、本来はフロスをつかって清掃すべきでした。この部分の虫歯はある程度大きくなって一部が欠けてこないと、普段の歯磨きでは気がつきません。
おきてしまったことはしょうが無いので、父親である私が治療をしました。長女は涙を流しながら、痛いのを我慢して治療させてくれました。
それから、子供の虫歯については永久歯に虫歯を作らないことを中心に治療、指導するようにしました。虫歯を作りたくて作る親はいません。ちなみに、3歳まで菌が入らなければ、、、と言いますが、現実はなかなか難しいですよ。
元増田さんも、歯科医院に連れて行ったのであれば、責任は果たしていいると思います。痛い治療はかわいそうですが、なんとか連れて行ってあげて下さい。
何歳のお子さんかはわかりませんが、「痛いけどがんばれ」と言って応援してあげてください。「すぐおわる」とか「痛くない」とかウソはだめです。痛い治療をがんばったということを褒めてあげないと続きません。
・両親で交代して行うこと。(磨き残しのクセがだれでもある)
・仰向けで明るいところでしあげ磨きをすること
・最低でも小学校6年生までしあげ磨きをすること
・フロスをつかって、引っかかったり、繊維がばらけるようなところがないか(あれば受診)を確認すること
を注意してください。
そして、定期的に歯科医院に連れて行ってください。(「虫歯がありそう」で構わない)
初期の虫歯は、明るいライトの下で、乾燥させないと判別できません。
こういうことを書くと「宣伝だ」と言われるかも知れませんが、虫歯になった時点で歯医者も親も本人も負け戦です。
[追記]
たくさんコメントを頂いたので、追記します。(10/5 0時頃)
多くの人にいっぺんに伝える機会も普段はありませんし、コメントもたくさんあったのでこの際ですから長くなりますが書きます。コメントに賛否があり、特に否定的な意見は普段の歯科医師対患者の会話ではほとんどありませんから、とても参考になります。
これはラットの実験で証明されています。ただ、人間を無菌で育てることは現実不可能です。どの段階で感染するかはいろいろな意見がありますが、教科書的な結論はないかと思います。
ただ、細菌を増やさない、細菌の餌になるショ糖をとらない、細菌のすみかであるプラークをなるべく早く落とすというのは虫歯予防の原則になります。
歯は生えた直後は柔らかく、虫歯になりやすい状態です。実際歯を削ってみても、80歳の歯と6歳の歯ではかたさが違います。食事の度に脱灰と再石灰化を繰り返して、硬くなるのです。このときフッ素は再石灰化を進めるため、乳歯や幼若永久歯に塗布することが推奨されています。
ただし、進行したう蝕には効果はありません。
歯を磨け、甘い物を避けろ、食器の共用はやめろとうるさく言うかというと、過去のこれらの啓蒙で子供のう蝕は明らかに減っているからです。1975年頃をピークに一人あたりの虫歯の数は右肩下がりです。これは歯科医師(業界)にとっては大きな成功体験なのです。虫歯が減って仕事がなくなったと憤る歯医者はいません。
虫歯になる子供を減らし、重症化させないためには、歯科医院にう蝕を主訴にきた子供と親に対しては、耳が痛いだろうなとは思っても言わないわけにはいかないのです。
例えば、4歳で右上の乳臼歯に虫歯がある子供がいます。いままでと同じ生活をしていれば、左上も左下も右下も虫歯になるのは時間の問題です。数回の治療で1本の虫歯を治しても、他の歯の虫歯が進みます。そうこうしているうちに6歳臼歯が生えてきて、使いもしないうちから虫歯になってしまうことがあります。治療ができるようになる3~4歳から、永久歯の生える5~6歳まで、思っているほど時間が無いのです。しかも、6歳臼歯は永久歯の中でも最も大きく、咀嚼に重要な歯なのです。
少しずつ治さないで一度にたくさんやればいいと思う方もあるかも知れませんが、そんなに長く子供は頑張れません。抜けばいいという方もあるかも知れませんが、麻酔をして抜歯をするのも小学生まではなかなか難しいのです。あまりに早く抜くと、歯並びが悪くなります。磨きにくくなって虫歯のリスクが上がります。
何度も何度も歯磨きを指導して、時には乳歯の虫歯の治療を一回休みにしてでも、永久歯を守らなければいけません。
「負け戦」という言葉に思いのほか反応があったので、言葉の選択を気をつけなければとも思いましたが、上記の様な例がまさに「負け戦」なのです。乳歯を犠牲にした撤退戦です。乳歯が犠牲ならいいのではと思うかも知れませんが、その間、子供はいつもどこか痛いのです。食べるたびに痛いのです。親は仕事の合間をぬって毎週のように歯科に通うのです。夜は歯が痛いと泣かれるのです。歯科医も顔を見るだけで泣かれる子供をなだめすかして、治療をするのです(これは仕事なのでたいした問題ではない)。新しく虫歯ができたり、進行するので、計画がなかなか立たない治療です。
小さい虫歯が1個2個なら負け戦ではありませんね。これは訂正します。
磨かないのに虫歯にならないという人は確かにいます。唾液の性状、歯の形、性質、食生活に個人差があるからです。(歯周病のリスクは別ですので、綺麗な歯が中年以降にぐらぐらになって抜けていく人は結構います。)だからといって、予防をしなくても一緒とはなりません。
しあげの歯磨きについて
6年生までやるの?→高学年になれば毎日出なくても良いと思います。適当に毎日やるくらいなら、しっかりを週1回です。
身長が170cmの6年生でも寝かせるの?→寝る場所でやればいいだけです。布団やベッドでやってください。立った状態で上の歯はみれません。
2歳の子供に咬まれます。→たぶんブラッシングの力が強すぎです。歯肉に歯ブラシが強くあたると痛いので咬みます。歯肉と歯の境目も磨くべきですが、優しく細かく動かしてください。。
口を開けてくれません。→まずは親が歯磨きするのをみせましょう。子供の前に座って歯磨きをしながらテレビでも見ててください。まねするようになります。立って磨くのは余りみせないほうが良いと思います。子供がまねをして、歯ブラシ咥えて歩き回り、転んで突き刺さることがあります。
歯磨き粉は?→子供用のフッ素入り低発泡のタイプが良いかと。いつも使う必要はありません。スッキリするので、磨けた気がしてしまいます。使いたければ、子供が自分で磨くときに少しだけつけて、しあげ磨きの時は歯磨き粉無しでよいかと思います。
歯ブラシは?→ギザギザなどがない普通の形のものを。開いたらすぐ交換しましょう。
「子供は自ら虫歯を予防することはできない」という点は明確な事実だと感じています。「虫歯にならないように努力をする」、「初期の虫歯で治療に連れて行く」というのは「交差点で飛び出さないように周囲に気を配る」程度の親もしくは周囲の大人の責任だと思います。「虫歯の1個や2個で大げさな」という意見もありますが、1個や2個ですまない事例を見ているからこそ、そうならないように指導されていると思ってください。取り返しがつく失敗だからこそ注意されると思ってください。
ちなみに、私の母とその父(私の祖父)も歯科医師でした。私の乳歯には1本虫歯がありました。母は「おじいちゃんが「じぃじあそんで」とうるさい孫を黙らせるために、しょっちゅうあめ玉をあげていたから、それで虫歯になった」と言っていました。時代としてはそんなものでした。
母親がしっかりしてさえいれば虫歯はなくせる(減らせる)というのはそろそろ限界に来ています。実際、減り続けていた子供の虫歯は近年横ばいです。ゼロにはなっていません。周囲の大人の責任ですという啓蒙をつづけることで、もう一段階減らせるのではと思っています。母親が自分の「息子」に「虫歯はお父さんが防ぐのよ」と伝えることで、次の世代につながると思います。
長くなりましたが、元増田さんのエントリを通じて、たくさんの人に自分のエントリが読まれたことを感謝します。元増田さんは子供を歯科に連れて行っただけでも責任は果たしています。あとは完治まで根気よく通ってください。
歯科医の給料っていくらなんだろうなんて考えながらセミダブルベッドに横になった。
私には彼氏がいる。
半同棲をしており、狭いシングルベッドに横になって毎晩くっつきながら大好き、大好きと言い続けるバカップルだ。
私は彼氏のことを愛しており、大切にしたいと考えている。
結婚もそろそろだろう。
なのに浮気をした。
「付き合いたいな」
そう言われた。
「誰とも付き合う気はない」
そう返した。
「寂しくなったら、いつでも来てほしい」
そう言われた。
これまで付き合ってきた人と別れた原因はすべて私の浮気にある。
といってもバレたものは少なく、浮気をした結果、私の心が離れたことがきっかけだ。
今回は離れなかった。むしろより恋人のことが好きだと実感した。
私もまだ切る気はない。
「いやぁこれやばいですよ」と歴代の歯科医に言われ続けて幾年月。
痛み自体は顎関節症のもので、親知らず由来のものじゃなかったのだけど
これも機会じゃ、と抜歯してきました。
https://anond.hatelabo.jp/20190508063336 の経過日記的なものに大変励まされたので別例も挙げてみます。
ただ私の場合は寝そべっている親知らずが顎の骨に癒着していたようでちょっと大変でした。
ぐいぐいメリメリ器具に力をかけるので患部より、負荷のかかる顎が痛い。
舌の上にコロッと抜けた歯がころがったところで試合終了。その後何針か縫います。
そりゃもう痛い、という事だったので痛み止めを受け取った薬局で即2錠飲む。その後も5時間おきに2錠。
これは用法用量ギリギリなので後で怒られました。(けど怖いので飲む)
ズキズキじんじんしてくるものの、耐えられない感じではないかなぁと思いました。
口が痛みで開かないので、ウィダーインゼリーをあらかじめ買っておいて本当によかった。
この日は痛いし疲れるしで、仕事?何いってんだという感じ。
コブ取り爺さんの様に頬が腫れる。おもしろがってぱしゃぱしゃセルフィーを撮ったのだけど
この日は抜歯した総合病院ではなく地元の歯医者さんで術後の消毒/検診。
とにかく血餅(患部にできるかさぶた)がとれちゃうとドライソケットという
とはいえ痛み止めが合うのか?結構余裕。ちょっと仕事しちゃったり。
舐めてた。患部の痛み、腫れもさることながら喉が腫れ上がって唾液を飲み込むだけで激痛。
喉の皮膚を触るは勿論、顔をひねって腫れた部位が伸びるだけでも痛い。
脂汗だらだらで何回か熱も上がってたように思う。とにかく動かず痛み止めに希望を託して微動だにしない日。
腫れは継続。痛みで覚める断続的な睡眠を終えて朝一地元の歯医者に。
化膿はないが炎症してる、とのことでしっかり消毒清掃してもらい、追加の抗生剤をもらいました。
その後、午後にはあれ?痛くない!と思えるほど急に回復。時間が経つにつれ少しずつ腫れも引いてきた。
夜寝ようとしたら抜歯箇所が少し疼くのと同時に猛烈にかゆい!痛み止めで飲んで就寝。
腫れはさらに軽減。少し頬がアザっぽく色がついてきた。
痛み止めは飲まなくてもほぼ大丈夫。夕方頃疼いたので一度だけ飲みました。
夜にはまた痒くなってきた…
ほぼほぼ回復。おっかなびっくりなので食事や歯磨きに神経使うけど、
通常生活に戻れるかなという感じです。
痛みもかゆみも治まりつつあるなか、口開かないのがわずらわしくなります。
麻酔もなく痛みもそんなない(ちょっとはある)のがほんと謎。ずるって抜くんじゃないのかな…。
ご飯類は事前に用意しといたほうがいいです。と、仕事、学校などはある程度休める状態でやったほうがいい。
私の場合は3日目がピークだったので人によって山場はずれるが概ねキツイのは1日だけっぽいです。
抜歯前に2,3個用意しておく。
上に同じ
上に同じ
お湯をかけるタイプのやつ。私はアマノフーズファンなので色々試してちょっと楽しかった。
すする
すする。
すする。
試す機会がなかったのですが、湯豆腐的なものを色んな味で作るのもいいかも。
細かくちぎってボウルにいれてすりこぎ棒で潰す。
ヨーグルトいれても。そしてすする。
https://togetter.com/li/1375538
なんか、歯医者の悪いクチコミを書いたら訴えられたっていう話がでてるので、歯医者目線でガチャの確率を上げる方法を考えてみる。
リンク先の人はもともとガチャの確率を下げてる気がするのでその点から。
いずれも維持するのに結構コストがかかる(上から順にね)ので、自費診療を勧めなければ経営がきびしくなるよ。
自費診療の価格は自由に決められるから、高い安いは当然あるよ。でも、寿司屋や焼き肉屋ほどの差はないとおもう。この歯科医院も特段高いとは思わない。
人が集まる便利な場所で、いろいろなものが高くなるのはしかたないとおもう。
自費診療は間違いなく素材は良いので、被せものや義歯は検討する価値は十分にあるよ。
歯医者ガチャの確率を上げる一番の方法は知り合いの歯医者にみてもらうこと。
知り合いにいないから困ってるんだっていわれるかもしれないけど、知り合いにいないなら知り合いになればいい。要は、患者:歯医者の関係以外にも繋がりがある歯医者に診てもらおうってこと。
この人も、遠くの知り合いの歯医者に意見を聞いたのなら、「同級生や先輩後輩で、近くで開業してたら紹介してくれ」って頼んででみたら良かったと思う。
それがないなら、家族や親戚が通ってるところでもいいし、職場の同僚でもいい。歯科医院の名前だけきいて、勝手に行くんじゃなくて、その人の名前をだして、予約をとればいいよ。それか、最初の問診の時に言えばいいよ。
それでもできないっていうなら、自宅近くの歯医者で、地元出身の先生にみてもらうといいとおもう。
ちゃんと近所に住んでることを話せば、近所って言う繋がりができるでしょ。
駅前の歯科医院だと、患者も勤務医の歯医者もいついなくなるかわからないから、セラミック希望なら、その方法がベストでなかったとしても、可能ならするよ。
いままでの経緯とか、これからどうなるかは二の次。長期的にメンテナンスで通ってくれるかどうかもわからないから、「虫歯になりかけてるからしっかり磨いて様子を見ましょう」なんてことはせずに、どんどん削って治すよ。
自宅の近くなんて行く時間が無い、仕事が忙しいから駅前の歯科医院にしかいけないっていうのもわかるけど、ガチャの確率はグッと下がるよ。
この人も、仮歯10本なんていってるんだから、仕事休んで行くレベル他と思うよ。立派な病人。もしかして仕事休んで行ってたらごめん。
あとは、その医院の空いてる時間に行くべき。「一番予約の取りやすい時間帯や曜日はいつですか」ってきけばいい。
anond:20190616212541 の続き。
爪は短く切り鑢を掛けた。家を出る前にシャワーは二度浴びた。髪を切った。歯を磨いた。歯科医でスケーリングを受けた。服も靴も下着も全て新しく買った。
思い起こせば、自分はこんな、異性と会うために装いを整えるという経験すら一度もしたことがなかったんだということに気付かされる。経験の差というのは気付きの差だ。世の多くの人はこんな経験を10代のうちに済ませているのだろう。なんでソープに行く決意をした矢先に己が人生の空虚さを思い知らされるのか。
焦りすぎて一駅前で降りてしまうというアクシデントに見舞われながらも怪しげなビルに入り、払い、待ち、そして用を済ませた。
読む立場では全く思わなかったが、当事者になってみると密室に於ける男女の睦みごとを微に入り細に入り語るのはなかなかに趣味が悪いものだな、と思うので適当に端折りたいと思う。
(全てを読むにはワッフルワッフルと書き込んでください)
童貞のソープ挑戦には思想の潮流が二つある、童貞を告白すれば丁寧なサービスをして貰えるという説と逆に童貞なので手を抜かれる説とだ。童貞は卒業したときに前者を口実にし失敗したときに後者を言い訳にするそうだ。
しかし隠したところで経験豊富のプロにはお見通しという強い意見もあるので、大人しく従う道を選んだ。じゃあ一通り色々試そう、的な話になったので姫のスタンスにもよるのだろうが強ち悪い手では無いのだと思う。
生身の異性の肌に意識的に触れ手を握ったのなんて何年、いや何十年振りだろうか。小学校の林間学校でのキャンプファイアで指の先だけ繋いだフォークダンス以来の可能性が高い。当然、その頃の触れた感触の記憶など勿論無いし、そのようなものは経験とは言えない。
初めて意識的に触れる異性の肌はシルクのように滑らかで艶やかな生地だった。本当にこんな皮膚を持った人間が存在したのか。しかも柔らかく細く透き通り美しいとまできてる。
なので後は姫にお任せコース。挿入は都合3回の機会があったが素直に射精ですに至ったのは2回目のみ。
挿入さえしてしまえば非童貞だと思うのだけど、どうやら巷では射精に至ることを以て童貞を脱したという言説があるらしい。そも血が出るわけでも無いのだから完全に精神性の問題なのだが、射精に至るまでを含める辺りがさらに輪を掛けている感じがする。
というわけで、一応、挿入し射精に至るという目的は達せたわけだが。
AVの童貞卒業ものはファンタジーにファンタジーを重ねたファンタジーで、「リアル再現!」等と謳うオナホもまた150%大嘘なのだな、と。
前者はあんな動きを童貞ができるわけねーだろ早く起きろだし、後者は作り物としての刺激があまりに強すぎてそりゃ膣内射精障害とかいう言葉ができると思った。
とりあえずオナホ相手に太刀打ちできず早漏だと思ってる人は安心していいと思う。あれは生身ではなくシリコンであって別ジャンルだと考えるべき。
(恐らく)予め膣内に仕込んでいるらしいローション的なもので摩擦力は下がるし、腰を動かそうものなら数分も経てば慣れない動きに疲れが出始める。それでいて相手と動きを合わせつつ性感を高める、とはなんだこのエクストリームスポーツ。途中、入ってるのか入ってないのかわからないというよく考えたら大変失礼極まりない言葉を飲み込んだのは童貞にしては上出来だったと自画自賛したい。
今回は高級店なので俗にいうNS/NNだったが、これがゴム付きだとさらに難易度が上がるのではないか。
いわゆる2回戦目は、あと2歩、3歩という具合までにはなるもののちょっと足りず、時間を掛けてもダメそうな空気なので断念。ここでふと思ったが、標準的なセックスの所要時間って何分なんだろうか。自分が動くにしろ相手が動くにしろ、疲労を考えるとそう何分も持つものでは無いと思うのだが(AVの10分以上のセックスがファンタジーなのは何となく分かる)。
あと厄介なのが中折れ。言葉として知ってはいても実感したことのある童貞はどれ程いるのだろうか。勃起現象は精神面が影響すると言うが、まさか自分も当てはまるとは思ってもみなかった。恐らくは無意識の緊張と焦りによるものだとは思うが、一瞬気が緩む、集中が切れる、辺りでいとも容易くとは思わなかった。
風呂、マット、ベッド、と基本的な流れを一通り終えて良い時間になって終了の雰囲気になってふと気付く。キス、してませんねそういえば。そうかー、童貞は失っても唇の処女(か童貞か)はそのままかー。話が盛り上がった(大いに疑問)から単純に忘れられていた? 童貞アピールが裏目に出て、セックスをしに来た人と認識されてしまった? 生理的にキスは嫌悪された? セックスはしてもキスはしないとか心までは許さない的な清純さを感じるけど普通に死にたくなるな。手抜きされたとも嫌われたとも思ってはいないけど、ただ天上の月を眺めるしかできなかった童貞に月の裏側は見通せない。何か失礼があったのなら、心から詫びるしか無い。
結局、夢が覚めようという空気の中でキスがしたいなんて言う死ぬほど恥ずかしいプレイをする勇気はなかった。
店を出て空を見上げる。
無彩色だった世界が色付いて見えるwwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
空って青かったんだwwwwwwwwwwww!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あーそうかー、こういう感じなのかー。
射精後に訪れる全宇宙、森羅万象、人理の果てをも見通すほどの全知全能感と虚無感。射精するために来て、射精することで虚無感に苛まれるとは一体何の拷問なのか、と。
しかし残ったのは疲労感と満足感、僅かばかりの人肌の温もり。この世に虚しくない射精があるのだと私は知った。
そして同時に、愛し愛される世の人々はとうの昔に知ってるのだなということにまた気付いてしまった。
これが救いになんてならないし、なってもいけないのだが、必要とする人は必ずいる。