はてなキーワード: 学術とは
インターネットがつまらなくなった、と言う人がちらほらいることに気がついている人もいるかもしれない。皮肉を言いたがる鬱陶しい人は、すぐに「それはお前がつまらなくなったからだ」と言うが、それは物事のほんの一つの側面でしかない。
長文を読むことが苦手な人のために、結論から述べようと思う。インターネットがつまらないのは、人々がタイパと刺激を求めた結果である。限りある人生を有効に使いたい。ここまではよかったはずだ。だが世の中を見渡せば、「簡単に理解できるコンテンツ」「刺激的なコンテンツ」「感情を煽るコンテンツ」で溢れている。マスターベーションを覚えた猿が繰り返すように、インターネットから刺激性を学習した猿は狂ったようにスクロールする。
私がソフトウェアのブログを書いていた時、あることに気がついた。難解でユニークなアルゴリズムを公開するよりも、「○○のインストール方法」といった初心者的コンテンツのほうがアクセスが多いのである。何かをインストールする方法など、ドキュメントを見れば一発でわかるのに、ブログにアクセスしてくる。いや、検索エンジンがドキュメントではなく私のブログをTopに誘導するのがそもそもおかしいだろう。悲しいことに、ドキュメントをちゃんと読める人が少数派であり、平易な言葉で書かれたブログの方を好む人が多いということだ。
個人的価値観を述べれば、インターネットに私が求めるのは「深遠」である。ゲーム理論と確率微分方程式を組み合わせたらどうなるのかとか、プラグマティズムをソフトウェア工学に適用するAndy Huntの最新の哲学的考察を知りたいとか、そういうことだ。
深淵の理解には時間がかかる。タイパと刺激の発想とは逆だ。一見退屈に見える無刺激な長文を、ゆっくりと地道に隅々まで理解しなければならない。深淵は真面目でストイックで、人生を共に歩むように接する。コンテンツを書いた人間を個人として尊重し、友達と語り合うような気分で読み解くのである。
「コンテンツは見て射精して賢者タイム。それで終わり」というのが現代人がやっていることだ。インターネットは元々学術的な(つまり深淵的な)情報交換のために作られたが、今では娯楽(つまりオナニー)が大半を占めている。そういう消費者に合わせて作られたものは、簡単に理解できて、極端で、やたらに感情を煽りたがる。コンテンツだけではなく、検索エンジンや推薦システムなどありとあらゆるものが、刺激性の猿回しになっている。
逆説的だが、今のインターネットが面白いと思っている人間がつまらないのである。猿がオナニーして、それが楽しいというのなら文化的ではないだろう。インターネットがつまらなくなったという人は、意識的に努力しなければ深淵にたどり着くことが難しくなったことを嘆いているかもしれない。私が高校生の時は、「ハッカーになる方法」と調べたとき、Eric S. Raymondの深淵的文章がトップに出てきたのだ。現代では、なぜかコンピュータセキュリティについてトップに出てきて、まさに中二病患者が求めるものをそのまま出してきていると言える。
といっても、いきなりarxivを読むのも、またそれはそれで時間がかかりすぎてしまうこともある。具体的数式ではなく、個人の持つ哲学を知りたいと思うこともあるかもしれない。哲学にも概ね2種類あり、本質を平易に説明するものと、無意味なものを難解に説明するものだ。後者はポストモダニズム的で忌み嫌われる。
ポストモダニズムに陥ることなく、本質的深淵にたどり着くためにはどうすればよいのか。検索エンジンだけでは、そのコンテンツが深遠なのか浅知恵なのか区別する能力に欠けている。おそらく、我々が本当に必要としているのは「ブックマーク」であり、場当たり的な検索ではないのかもしれない。本質的な深淵を語る人をブックマークし、その人の哲学を友人のように尊重したいのだ。大量の刺激的情報を消費してオナニーするよりは、少数の人の長文に触れたほうが充実するに違いない。
VTuberが生理的に受け付けられない、VTuberというだけで生理的に無理、という人は割といる。
自分はVTuber大丈夫な人間なので、そういう人の理由が思いつかず、そういう人がいたらコメントしてほしい。
ラブライブがめちゃめちゃ流行った時期に自分はこの感情になった。ラブライバーの人が各地で問題行動?を起こしていて話題になり、ラブライバーこわ……となってた記憶がある。
今思うと作品が流行るとファンが増えるわけで、ファンが増えるとどうしてもヤバい人もいるわけで、作品側に何か問題があるわけじゃない。
また、スーパーチャットという文化も嫌悪感がある人多いと思う。嫌な言い方をするとネット乞食っぽいし
自分はVTuber見てるけど一度もスパチャをしたことがない。シンプルにお金がない。
人気のあるVTuberはめちゃめちゃ稼いでいると思うので、大して稼いでない自分がその人にお金を送るという行為に疑問がある。スパチャする人、ぜひどんな気持ちでお金を送っているのか教えてほしい。
バーチャルキャバクラなんて言われたりもするけど、ホストクラブに貢ぐ人も同じ感情なのだろうか
にじさんじは女性ファンからの収益の方が多いみたいな話もあった気がするし、そういう傾向があるのか?知らんけど
ゴチャゴチャと書いたけど、
VTuberが広く人気になりたくさんのファンができたことで、ヤバいファンも発生した
となっているんじゃないかと思う。VTuberが苦手なんじゃなくて、VTuberのファン層(バチャ豚)が苦手なのだとしたら、一度見てみたらいいと思う。
普通にVTuberなんてLive2Dでフェイストラッキングしているだけの、配信者の一つの形態だから、ウェブカメラで配信してる人と変わらない。まあそもそも配信者が苦手という人もいると思うけど。
そういう人でも学術系の解説をしている人とかは普通に見れると思う。
https://dot.asahi.com/articles/-/203327?page=4
細田氏によると、男女の脳がちがうという認識が広まったのは、1982年に権威ある学術誌「サイエンス」に掲載された、一つの論文の影響が大きいという。その内容は、「男性9人、女性5人の脳を調べたところ、男性より女性のほうが、脳の右半球と左半球をつなぐ“脳梁”が太かった」というものだ。この論文によって、「脳梁が太いと左右の脳の連絡がスムーズになるため、女性は細やかでマルチタスクが得意」という定説が生まれたが、何千人もの脳のデータを解析した、その後の研究では、脳梁の太さに男女差は認められなかった。
にもかかわらず、40年も前の研究をもとにした、男脳/女脳という概念は、いまだに幅を利かせている。その理由について、細田氏はこう分析する。
彼の発言は垢消しで残っていないが
わかり手こと小山が最近の持ちネタ、ゴールディンの主張=アンチフェミと大体一緒を展開してたところ
デビットライス「ゴールディンの本なんて読んでないけど彼女の問題意識の解釈として間違ってる」
小山「読んでない本の著者の問題意識がわかるのすごい。エスパーかな?」
小山@iikagenni_siro_
デビット・ライス、かねてより馬鹿だとは思ってたけどついにふくろうおばさんと同レベルにまで堕ちててほんま真顔になるな。党派性に凝り固まってテクストを読まず妄想で物事を判断するようになったら言論人としては終わりやで。
昨日も言ったけど「ちゃんと読んだ上で反論する」人たちと「読まずに妄想で反論する」低脳は明確に違うからね。前者に対しては一切悪感情ないけど後者は一生黙ってろカスとしか思えん。これは党派性ではなく知的誠実さの話。
要するに彼にあるのは「俺は作者の意図が全部わかる!」という妄想なんですよね。芸術作品にせよ学術的成果にせよ自分は製作者の意図や問題意識が全てわかっており、それに沿わないものはどれだけ根拠が並べられていようが悪辣な扇動だ!となる。俺に言わせりゃもう一種の病気だろと思うんだけど。
映画「バービー」評にせよ、ゴールディン評にせよ、通説を論駁するためこっちはひたすら根拠を積み上げてるんだけど、彼は一切根拠を示さず「アンフェよる扇動だ!」というレッテル貼り一本槍で勝負しており、なぜそこまで自説に自信が持てるのか本当にわからないんですよね。
本のエア解釈をしだす大馬鹿を晒したのもそうだが、人文っぽい態度をとりながら知的不誠実の極みをし続けるのには反吐が出るね。
アンチフェミはフェミニズム本だけでなくて、なんならデビットライスの本すら買って読んでいるが、デビットライスは彼らの主張を読むことすらせずに脳死で批判し続けた。
https://twitter.com/iikagenni_siro_/status/1713806522701205612
反アンチフェミをこじらせすぎて、「彼らは間違っているなぜならアンチフェミだから」をやりすぎて
ノーベル賞受賞作者の内容すら読まずに反論とい始末は目も当てられない。
まあ、彼からしたら嫌悪してるアンチフェミ連中にボコボコにされて堪忍袋の緒が切れたってとこで一切の反省はしなさそうだけど。
このコメントの通りだ
いくら相手が女性歌手とはいえ「早く死んだ方がいい」とかはただの悪口で済むけど、さすがに女性に対する差別は許されんだろう
まずもってあの吊し上げがかなり異様だったからな。
あの事件のときに、日本歴史学協会(色んな歴史系学会の寄り合いみたいなやつ)が「日本中世史を専攻する男性研究者による、ソーシャルメディア(SNS)を通じた、女性をはじめ、あらゆる社会的弱者に対する、長年の性差別・ハラスメント行為」を糾弾する声明文出してたんだけど、俺にはめちゃくちゃ異様に感じられた。
http://www.nichirekikyo.com/statement/statement20210402.html
日歴協の声明って、過去のを見ればわかるけど、「学術会議問題で政府を批判する」とか「建国記念の日に反対する」とか「貴重な遺跡を保全してくれ」とか「ロシアのウクライナ侵略に反対」とか、そういう、何といえばいいかわからんけど「大きな問題」に対する声明が多かったんだよね。賛否は別にして、こういった問題になら、学会の寄り合いがわざわざ声明を出すのもわかる。
http://www.nichirekikyo.com/statement/statement.html
でも、呉座への糾弾だけ、公人ではない個人に対する攻撃で、なんだか異様なんだよな。呉座のやったことが良いか悪いかといえばそりゃ悪いけど、日歴協に日本学術会議とか建国記念の日とかウクライナ戦争とかと並んで声明出されるレベルで悪かったか? って言われると、そこまででもねーだろ、バランス失してないか? って思うよ。万引き犯に向けて発砲してるみたいなやりすぎ感がある。
考えてみてほしいんだけど、たしかに呉座は知名度もあって、大河ドラマの監修に抜擢されたりしてたけど、たかがテニュアトラック助教やぞ? 終身雇用でも何でもない助教のやらかしで、歴史学界全体がこうも右往左往する必要があったのかね。直接の雇用者である日文研が右往左往したのはまあわかるけど、何であそこまでの蜂の巣をつつくような大騒ぎになったのかがまるでわからん。
ネット上で害悪垢を運営して、見ず知らずの他分野のテニュア持ち准教授を誹謗中傷してました、なんて、見聞きしてきた中ではもっとやべーやついるしな、程度の感じ。同じ分野の若手研究者に圧力かけて発表済みの論文を修正させようとしたり単著で剽窃やら出典捏造やらをやらかしたりした教授(ちなみに女性)はのうのうと逃げおおせて「あいつヤバいんだよね」と陰口叩かれながらも世間ではそこそこ名の知れた研究者として通ってるし、そういうの見てると呉座へのオーバーキルがますますわけわからなくなる。
でもお前らが頭ひねって出てくるの東北大テニュアトラックとかPHD48*じゃん
まあPHD48については自分らだけでハンドリングできるものはどんどんやれば良い
例えば日本の学術誌に投稿してエルゼビアやらシュプリンガーへのお布施を減らしつつ日本の学術誌のプレゼンスを上げろと30年前から言われてるでしょ
なぜしない
わかるよ
ご自分の立派な研究を本邦のクソちょぼ学術誌なんかでくすぶらせるわけにはいかないのだね
他人にも「日本の科学のためにお前が損をしろ、リスクを取れ」と求めてはいけないよ
まあ博士号を持っていない人間に人権はない世界に生きているから、そういうことができるのだろうが
*ググってみたら不正競争防止法にかかるかもしれないということで名称変更になったらしいがこの増田は揶揄目的なので旧呼称を採用する
https://qiita.com/ngtkana/items/d7fc4463e56b966d1ebf#%E7%96%91%E4%BC%BC%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89
学術的な文章とか教育目的とかで言語に囚われない記法をする必要があるなら擬似コードで書く必要があると思うけど、そうでないならそのままソースコードを載せれば良いのでは?って思った。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2310/06/news073.html
大学に入ってから初めて帰省するとき、駅の書店でNewtonを買って電車で読んだのを思い出す
難しい本だと思ってたのだが、中身はむしろ中高生向けという感じで拍子抜けだった
赤地に白でNewtonという妙に格式の高い(?)表紙が、学術誌のNatureを想起させたせいかな
いやこれまでの黒字を吹き飛ばす勢いで貿易赤字が続いてるし注目論文数も順位を落とし特許出願数も減っては横ばいを繰り返してて緩やかに坂を下ってるやで・・・
上がってる部分を探す方が難しいやで・・・
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA19DHV0Z10C23A4000000/
>財務省が20日発表した2022年度の貿易統計速報によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は21兆7284億円の赤字だった。
https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20230818_n01/
>文部科学省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、日本を含めた世界主要国の科学技術活動を体系的に分析した「科学技術指標」の2023年版を公表した。主な指標のうち、日本は1年当たりの論文数は世界5位で前年順位を維持したが、注目度が最も高い「トップ1%論文」数は昨年の10位から12位に、「トップ10%論文」も同12位から13位に順位を落とした。
https://www.matsuda-pat.com/tokkyo-nagare/kensuu.html
>出願件数は2008年後半からリーマンショックなどが原因で大きく減少し、2011年まで少しずつ減り続け、2012年に微増(186件増)、2013年に14,360件減り(前年比4.2%減)、2014年,2015年も少しずつ減り続け、それからほぼ横ばいで推移し、2018年からまた少しずつ減り続けていました。
学振落ちたとか、受かったとかの話が研究者界隈、大学院界隈で散見される時期になりました。
DC1は研究室移動の関係で提出までたどり着けず、D1のときのDC2は指導教員との不仲でこちらも提出までたどり着けず、そしてD2のDC2は提出までたどり着くも不採用でした。不採用だった結果に「研究者に向いていないのかも」と感じている人も大勢いると思います。私もそうでした。
学振は落ちましたが、結果として、私は今、大学で研究者として働いています。任期付きですが、助教です。
学振不採用だった結果、もちろん落ち込みましたが、そのお陰で(?)別の奨学金をもらって、留学しました。その奨学金は日本の機関のものではなく、留学先国のものでした。そのとき、もちろん日本の奨学金にも出しましたがすべて不採用。「日本では評価されないけど、あの国では評価してもらえるんだ。もう日本には帰って来なくてもいい。」と思って日本を出たのを覚えています。
結果として、色んな縁があって日本に戻ってきて、日本で研究者をしています。
日本では評価されなかった私の研究も、今では科研費をいくつか貰えています。この先も科研費が貰えるのかわかりませんが、日本の学術を取り巻く厳しい環境に、再び日本を出ようかと思っている今日この頃です。
大学受験一発逆転組。
初等教育、中等教育で常に一定の成績を取り続けることが出来なかった人を排除する仕組みが必要。
日本ではなぜか一発ペーパーテストを過度に尊重し、日頃の成績を軽視するどころか馬鹿にする風潮まである。ちなみにペーパーテストを無意味だと言っているのではない。アイビーリーグの学部生たちもペーパーテストは受験する。
大学受験一発逆転組が大学で全く勉強に打ち込まないことは大学職員や教員の間では既に知れ渡っている。
世の中には「小中高と全く優れた成績を取らず、大学受験期のみ猛勉強して大学に進学し、大学進学後も講義には全く出席せずに学外活動に力を入れてきた」という経歴を辿った上で実社会で活躍する者は多くいるが、彼らが活躍するフィールドは起業やビジネス、芸能界においてであり、ならば大学に進学させる必要はない。時間は有限なのだから大学で彼らの言う無駄な時間など過ごさせずとっととビジネスや芸能の世界に進ませれば良い。学術分野においてはそのような人物は少ない。もちろんゼロではないが。
G7において日本の大学の論文引用数は最下位である。ドイツやフランスにおいて「(日本の)小中高(に相当する教育機関)と全く優れた成績を取らず」という人間はその時点で高等教育から排除されている。
よく「推薦入試や内部進学組は勉強ができない」ということが言われるが、これは全くの間違いである。だいたいこういうことを言い出すのは大学教育に全く関わったことのない人間だ。慶應義塾大学を例に出す場合、文理、学部に限定されず成績、学力の最底辺は内部進学組であるが頂点も内部進学組である。学部からの外部生はその間に分布しており、どちらかと言えば最底辺の内部進学組に近い。
なんかわかるわ
ガチの人、丁寧な批判も書く、感想を書く行為とは何かを理解している鑑賞者としての素質の豊かな人もいるが、
鑑賞者とはとても言えない頭が悪い小学生みたいな視野が狭い人、全肯定するだけの人、学術的な見解からはかなり遠い個人的な考察を書いてる人もいて(心理学や倫理や差別や経済など既に社会に集合知があるような分野では、専門外の人間の駄文という自覚はせめてほしい)
創作への感想は自由だ!創作者は神!感想なんだからなんでもいいじゃん!を免罪符に何言ってもいいどう扱ってもいいと思ってる人とか、全肯定の後者しか受け入れない人がいたりとか
ぶっちゃけ後者なんて外から見たら小学生のお絵かきノートみたいなものなのに、そこに必要以上に権威性持たせてるオタク界隈とか
やばいやつあるよね
大卒の人がいないのかな
自省や自浄が一切ないのがキツすぎる