はてなキーワード: ipod nanoとは
ワイヤレスイヤホンが主流になった今となってはもう無くなった文化かもしれないが、ふと思い出したことがあった。わかる人はいるだろうか、セーターの袖からイヤホンを出して音楽を聴くあれ。
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音楽もサブスクなんてもんはなかったからCDを買うかTSUTAYAに行ってレンタルをして、PCにインポートして自分のプレイリストを作っていた。
男子中高一貫の自称進学校(笑)に通っていた僕はひたすらオタク道を進み続けていた。当時のオタクコンテンツを思い出すと、けいおんやら超電磁砲やらその辺になるだろうか。
そんな中僕のiPodにはひたすら当時流行ったアニメのキャラソンが詰め込まれていたし、自分でも引いてしまうが当時ニコニコ動画でやたら流行っていた「ヤンデレCD」シリーズも入っていた。
話題を元に戻そう。とにかく男子中高生なんてものは基本的に馬鹿でくだらないことが大好きだ。僕達はいかに授業をやり過ごすかを考えていた。そして学校は携帯所持禁止。見つかれば即没収の罰点累積の厳重指導という厳しい校則だった。
そんな中でも僕達は授業から逃げたかった。そこで考えたことが「授業中に音楽を聴くこと」だった。しかしイヤホンは有線。そこで誰が考えついたのか、始めたのか分からないがセーターの袖からイヤホンを出すというテクニックだ。窓際で頬ずえをついてつまらなそうな顔をしている分には自然だ。それがカースト上位勢の中でとても流行っていたのを覚えている。授業が終わるとわざとらしい大声で「マジでRADいいわぁ」やら「今どきはエミネムだべ」(当時僕はエミネムを知らなくてアメリカのチョコレートのことだと思っていた)やら音楽への感想を述べていた。
あの頃彼らが聞きたかったのは音楽じゃなかったんだと思う。いや、何も聞きたくなかったのかもしれない。
(学校生活に支障が出ない程度に)悪いことをしたい。つまらない授業をやり過ごしたい。友人から尊敬されたい。そんなちっぽけな物を求めていたんだろうと思う。
今の高校生ってワイヤレスイヤホンだからそのまま耳に入れて授業とか受けられそうで便利そうだなと思いつつ、簡単に出来るようになったのは風情がないなと思ってしまう自分がいる。アラサーになったらもう世間の中心ではないなぁと思った。ポケットに入れてたiPod nanoに思いを馳せつつもうおっさんだということを自覚した。
iPodのことを何度か書いている人がいるけど、俺の周囲の人たちでiPodを使っている人は殆どいなくて(ちなみに言うとWalkmanだっていなかった)、大体が中韓の作ったmp3プレーヤーを使っていた。格段に安かったし、iTuneとかいうできの悪いソフトを使わないでも、フォルダごと音楽ファイルを放り込めば再生してくれたからだ。
やっぱこの辺の感覚がないからiPhoneが売れた理由が分かってないんだと思う。
中韓のmp3プレイヤーは大変に優秀で安かったけれど後発かつアングラな代物だったよ。
そもそもmp3がアングラだったのに、表舞台に引っ張り出したのがAppleのiPodであって市場を席巻した。
特にiPod nanoは性能どうこうじゃなくてデザインとかカラーリングが無茶苦茶受けてた。
iTunesは出来が悪いなんてことは全くなくて、iTunesのStoreで音楽を買ってiPodに転送できるっていう流れが大変に良く出来てた。
もうCDは終わるだろう、っていうのは誰しも感じてたし記事とかにもなってた。iPodで全部完結したらいいのに、っていう思いも抱いてたよね。
ただぶっちゃけこの辺は米国と洋楽好きの一部の人の話であって日本人はそんな思いをあまり抱いてなかったかもしれない。
特にWindows版は重くて使いにくいし日本だと邦楽は全然提供されなくて当初は意識高い系の持ち物だったかな。
Mac版は良く出来てたからiMac利用・洋楽好きな人達が神として崇めてた理由もよく分かる。
とはいえ日本でもiMacに続いておしゃれなCMとiPod nanoの登場で徐々に広まっていったし、先頭走ってたのは確か。
俺もiRiverとか使っててiPodは使ってなかったけど空気感としてアングラ・マイナーモノを使ってる意識はあったし、iPod nanoの段階で乗り換えた。
邦楽も(ソニー以外が)提供され始めたぐらいで日本でもiPod一色、walkmanとか何それっていう流れだったと思う。
慌てて携帯会社が着うたフルとか頑張ったけど、そもそもmp3でダウンロードできるわけではないし携帯機種変したら聞けなくなるとか、そういうのが受け入れられなかった。
iTunesはその辺無視して普通にmp3ダウンロードできたしコピーし放題だし何でも聞けたからな。そりゃ流行るよ。
正直WinMXとかWinnyとかの違法ダウンロードもかなり後押ししたんじゃないかと思ってる。
あと、mp3のファイルの連続再生で音が途切れずに再生できるのはAppleだけだったはず。
他のメーカーはどうしてもファイルの切れ目でプツッっていう音が入ってしまってた。その辺の技術力も相当に高かった。
なので、iPodを使ってた人がiPhoneを受け入れたという説は、そうかも知れないけど自分にはわからん、となるのであった。ごめんね。否定しているわけじゃないんですわ。こうやって現場の人に周りが見えてなかったってのも、我々の敗因のひとつなんだろう。
iPodを使ってた人がiPhoneを受け入れた、じゃなくて、そもそもiPodを使ってた人達がiPhoneを望んでた、ってことだと思う。
携帯との二台持ちを解消したいけど、日本のメーカーは音楽業界に忖度して埒があかないからAppleの黒船にどうにかして欲しいっていう思いが強かった。
iPod nanoの発表やshuffleの発表とかの度に世間は沸いてたし、その頃から「iPhoneはやく」みたいな感じだったよね。2chとか特に。
そんな感じでiPhoneを語る上でiPodは欠かせないし、iPodを語る上でiMacも欠かせない。
そんでiMacを語るにはMacOS Xの大きな方針転換も欠かせないし、ジョブスが再ジョインしたことがやっぱり大きかったな、と思う。
ネットで声がでかい人の意見が歴史修正するのはちょっとどうかな、と思う
そもそもiPhone登場の前にiPodの躍進っていうのが史実としてあるし欠かすことはできない
2001年に初代が登場、躍進したiPod nanoが2006年、iPhone登場が2007年。
iPod登場以前からmp3の音楽違法ダウンロードっていうのはインターネット普及と共にあって
しかし日本の各社、特にSONYはmp3の違法性から開発に難色を示し、MDを推進したりATRAC作ったりした
そんな中で空気を読まないAppleっていう会社がiPodを発表、mp3が聞けるってことで大流行。
当初はMacとしか連携できなかった(気がする)けど、WindowsでもiTunesが使えるという当時としてはビックリな対応で世間を賑わせていく。
時を同じくして韓国系メーカーも参入。Rioとか懐かしいよね。当時からFLACとかOgg Vorbisとかが聞けるっていう尖ったデバイスもたくさんあった。
後はCDにmp3を焼いたらフォルダ構成読み込んでアルバムとして再生してくれるやつとかもあったし、wmaとかとの覇権争いもあった。
日本は権利問題が難航して全然そういうデバイスが出てこず、確かAIWAが発売してちょっと世間が沸いたぐらいだった。
そんな中でiPodが更に躍進したのがiTunesのおかげ。これで音楽ダウンロードっていう商売を成立させた。
日本では長らくiTunesで聞けるのは洋楽だけで日本のレコード会社が提供してくれないっていう状況が続いたし
SONYはレーベル持ってたりするのでますます違法コピーの可能性があるmp3配信に難色を示して結果としては完全に出遅れた
そんな中でiPod nanoが発表。信じられないくらい小さくなっておしゃれになったデバイス。
巷を席巻して、もはや携帯音楽プレイヤーはiPod nanoって感じになった。
この頃から携帯電話が音楽再生機能を盛り込み始める。(まぁ前からあったがおまけみたいな機能だった)
しかし例によって音楽業界の圧力なのかSONYの圧力なのかmp3は聞けなかったりして独自仕様に固執。
SDカードは吸い出しできるからMemory Cardとか、いろんなプロテクションをかけてとにかく使いにくかった。
とはいえ邦楽聞くにはそれしか方法が無いので着うたフルとかLISMOとかが出て、SONYからはwalkmanケータイが発表。
まぁそれはそれで結構流行ったけど海外で流行るはずも無く完全にガラパゴスになった。
その頃からみんな噂してたのが
っていう話。
だって携帯とiPodの2台を持つのが面倒だから一台にしたいっていうのが強い思いとしてあった。
Appleが日本の携帯メーカーと協業するっていうイメージが全くなかったから出るならAppleから直接出るだろう、と。
2004年に発売されたNintend DSがタッチスクリーンでUIの新しい方向性を見いだしてた頃だったので
Appleが乗り込んでくるならタッチスクリーンだろうことは間違いなかった
そもそもiPod nanoのディスプレイがタッチスクリーンになるのでは?っていう話もあった。
だって当時のUIのCover Flowなんてタッチすること前提っぽい作りだったから。
まぁ乗り込んでくるなら名前は「iPhone」だろうっていうのもみんな予想してた。
iMacとかiPodとかiで攻めてるからまぁ安直にiPhoneだろうな、と。
ただ、全面タッチスクリーンっていうのは難しいだろうという意見が多かった気もする。
これは自分の周囲だけかもしれないが、キーを無くすと視覚障害者が使えないのでユニバーサルサービスの電話での導入は難しかろう、という話があった。
当時は画面が指紋で汚れるのは御法度でクロスをみんな持参してことあるごとに拭いてた。
その画面を触りまくる携帯なんて考えられない、というのが大勢だった覚えがある。
ところがAppleはやってのけた。そういう弱者は全部切り捨てて全面タッチスクリーンのiPhone発表。
日本の音楽業界と繋がりの強いdocomoは絶対に販売しないと分かってたのでソフトバンクの独占販売。
下手したら日本で販売されない可能性もあったからソフトバンクには感謝しかなかった。
このiPhone、iPodで音楽業界を席巻したAppleだから携帯業界でもやってくれるだろうという期待があった。
ただ初代は流石にしんどい部分が多くて音楽聴いてたら電池なくなるし電話はしづらいし画面が指紋だらけになるし。
とはいえiPod nanoとの二台持ち解消のためにiPhoneを選ぶ人も結構いた。
最初はiPodの代わりっていう立ち位置だったけどApple Storeがその情勢を変えていく。
Nintendo DSがゲームとして提供してたタッチパネルを活かしたいろんなアプリのアイデアがApple Storeでアプリとして提供される。
ギターアプリをインストールしたらギターになって、それを披露するとキャバクラでモテるとかいう噂が流れておっさんがみんなiPhone買い始めた。
後はもう、ご存じの通り、という感じ。
iPhone 3Gとか3GSとか4とかで盤石になっていった。
Androidが対抗馬として出てきたときはかなり期待したけれど
Appleのようにデバイスを固定化できるOSとは違ってAndroidはいわばWindowsを目指したので立ち上がりに失敗した。
デバイスに合わせてゴリゴリにチューニングすることができず、逆にOS内部まで手を入れるとアップデートが出来ないというジレンマ。
そもそも各社がOSのチューニングをするのはAndroidの思想に反するし、とはいえ各社サプライチェーンがあるからデバイスはバラバラ。
Androidでまともに動くケータイの方が少なかったけどXperiaは頑張ってた。そこはSONYの意地だったな。
とはいえAppleみたいにクローズド戦略じゃないから世界的にAndroidの数の方が多いのは当たり前
デバイス差分が大きいからAndroidっていうプラットフォーム上で商売するのはちょっとしんどいんだけど
ただ、Androidデバイスが多いとはいえ公開したアプリが全てのAndroidデバイスで動く保証が無いので
iPhone向けにアプリ作る方が実際に動くデバイスが多いのは確かだろうな
1台36万円のコーヒー機器が100台売れたからなんなんスかね
そういうニッチ商品作りたがってる人の話とイノベーションって水と油なんじゃないの
高性能なものがそれなりに高いってそんなのどこにでもある話で
便利で性能の良いものが多くの人の手にわたる価格で提供できてこそのイノベーションでしょ
Appleに帰ってきたジョブズがまずiMacやiPodでやったのっってそういうことでしょ
iPod nanoの開発に関わった人だそうだけどけっきょくiPod nanoってデザインや機能が二転三転してるうちに
頼んでいたFireTVStickが届いたので。
ついでに、外用のイヤホンがぶっ壊れていたので物色する。
割とJVCを買うことが多いのだが、今回はSonyのh.ear in 2を買った。アマより安かった。
というか、スマホの音を綺麗に聴かせてくれる。
エージングしてる訳でもないのに最初からそれなりの音。に聴こえる。
耳良くないから分からんけど、Sonyは本当に日清みたいなメーカーだなと思う。誰の口にも合うカップヌードルを作る会社。
あと、昔の人はタイマーなんて言ったけど全然壊れる印象が無い。
ずっと使っているBTレシーバー。いつ買ったのかもう忘れた。長いipod nanoにドングル挿して使っていた時代のものだ。
海外製のSonyドングルもとても良かったが、先に逝ってしまった。
帰宅してFireTVStickを設定する。アマから買えなかったから自分でアカ登録しないといけない。
面倒。
ネトフリアプリにログインしようとするも、何故か全然passが通らず。
ほんともう面倒。覚えてねえよ…。
この上huluもやらないといけないと思ったら力尽きた。
諦めて古いFireTVStickに戻す。
Complyのイヤーチップを着けるかな?どうしようかな?
これのことですかとiPod nanoを見せる
手に持ってて落とすというよりは、鞄から取り出すときに落とす感じ。
これでipod touch2台とipod nano3台ダメにした。
WWDC2015観たがApple大丈夫か?みたいなのと、そのブコメを読んで、急にスッキリした。
Appleは、表で魅了するビジョナリストと、影で徹底するリアリストの両輪の会社だったんだな、と。
Appleは、特にジョブスが追放後に復帰してからは、「Cool」なブランドイメージの構築にシャカリキだった。
だからこそ、クールで無いモノはアッサリと捨てられた。皆が早すぎると思うタイミングで。
フロッピーディスク、Flash、CDドライブ、イヤホンジャック以外のインタフェース。
逆に言えば、それ以外の「基幹的な技術」は、大したことが無かった。
Appleはクールなブランドイメージとは裏腹に、絶対に逆鞘にしない会社だった。
どんなに高いと言われようが、利益にならない製品は売らなかった。
逆に言えば、凄まじい勢いで、見切って行った。
そして、クールな製品が安いと判断された時点で、市場を制覇できた。
ジョブスの変質的な「今まさに必要な製品を市場に出す」コダワリは、ほどよく成功した。
iPadではなくiPhoneから、MacOSではなくiPadから。
忘れがちだが、ジョブスのファナティックな執着は、それほどの熱狂を生み出さないこともあった。
歴代のiPod nano、Apple TV、いくつものOSのギミック。
また、ジョブス本人も「これ何に使うんだ」と思っているものが売れることもあった。iPod Touchが良い例だ。
そして、デザインやクールさに金を出す、空前のベータテスター達が生まれた。
繰り返しになるが、Appleの製品に逆鞘は無い。必ず売れば売っただけ儲けが出る。
どんなに性能が低くても、使い道が不明でも、不満が生まれても、売れさえすれば儲かる。
だから、事実上のベータテスター達が大量に居ることで、儲かりながらテスト出来る。
Apple Watchは、後発の時計メーカーとしては凄まじい勢いでスタートした。
Appleは、そのクールさが維持できている間は、ホトンド無敵のハードウェアメーカーだ。
AppleWatchしかり、Macbookしかり、どんなに欠陥があっても、アーリーアダプターであろうとする人達が買う。
そして、その不満点や運用上の問題点を取り込んで、高速に改良品を作り上げて販売する。
3,4世代もすると、こなれた製品になり、一般消費者もこぞって買う。
そこまでに、Appleがハードウェアを販売することで損することが無い。
とんでもないレッドオーシャンに後発組としてドヤ顔で乗り込んでいって、そして成功する。
(失敗したとしても損することだけはないので、簡単に切り捨てていける)
AppleはAmazonとは真逆の経営方針で運営されている。
MicrosoftやGoogleのように、ビジョンを全面に打ち出す必要すらない。
売れば売っただけ儲かる。売ったものからフィードバックを受けて改良する。
ハードウェアメーカーの王道であり、恐ろしいリアリストが経営している。
機械学習やIoTのような「今すぐカネにならない」ことを吹聴せずに着実に儲ける。
「これからはウェアラブルデバイスだ!」とAppleが言う時は、利益が出る製品を出す時だ。
GoogleやMicrosoftや、その他未来の技術を謳う企業は、プロシュート兄貴に怒鳴られると良い。
「ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終わっているんだッ!
歳をとるごとに好みが変わったせいか、
使っていくうちに味が出てくる。
そんなとこに魅力を感じます。
でも、
ふと思ったのですが
使っていくうちに味が出てくるのは
そう思ったのも、
社会人1年目に買ったiPod miniを引き出しの奥にみつけたんです。
ちょっと奮発したHeadporterのケースに入ったやつを。
まともに動かなくなったので、
使わなくなってしまったんですねけどね。
もう2度と本来の役割として使うことはない
このiPod miniですけど、
捨てられないんですよねぇ。。
ちょっとした傷とか、
塗装のはげている感じとか。
あぁ、これはオレのiPod miniなんだと。
動かないし、動いたとしても
今の基準で考えると使う理由もない。
これって、味が出ているからということなんだと思うんですよね。
皮じゃなくて金属にも味は出るんですよ。
デジタルガジェットなんて、
ほぼ金属です。
ケースに入れて大事に使うのもいいけど、
無骨に使って味を出させるのもいいものだなと
そう思った次第です。
ものを粗末に扱っていいというわけではなくて、
自分だけの唯一の味が出ると。
傷のないキレイな新品は誰でも手に入れられるけど、
自分の味のある逸品っていうのは
だから、
なんでもいいんですよね。
皮にこだわるとか、意味がない。
http://anond.hatelabo.jp/20110527203744
HTMLとかデジカメとかMacとか、いろいろ改変できそうなネタだけど、すでに成熟期に入っているデジタルオーディオプレイヤー(DAP)を同じように分けてみたい。
最初期の録音可能なデジタルオーディオはDATだが、当時の民生用としてはややオーバースペックだったためもっぱらプロユースだった。DATなんか趣味で持っていたような人は、たぶん今は逆にアナログレコードとピュアAUが趣味なんじゃないだろうか。ヱヴァでシンジ君が父親の形見(生きてるけど)として使ってたあれ。その後MDが発表され、ようやく一般家庭にデジタルなポータブルオーディオが普及する。ただこれらはあくまで「オーディオ機器でメディアに録音する」物であって、現代的なDAPとは違った。
現代的なDAPが発売されたのは1998年から。この当時はまだフラッシュメモリが高価で64MBとかが当たり前だった。この時代はソニー以外の国産メーカーは殆ど無く、iRiverやiAUDIOやMpioなどの韓国勢が主流だった。
この時期のDAPは、PCにつないで使うということで、家電量販店のオーディオコーナーではなくPC周辺機器のコーナーで売られていた。ちょうどWindows98がPCがマルチメディア化してったころ。ただMP3プレイヤーはまだまだマニアックなシロモノだった。この時期にMP3プレイヤーを使っていた人は、結構なギークではないだろうか。
その後ポータブルオーディオのシェアを大きく塗り替えるiPodが発売される。他のメーカーがプレイヤーのために変換転送ソフトを付属させたのに対して、iPodはまずiTunesが先にありそこからiPodを開発した。あと、HDDを採用しPC内のプレイリストを全部持ち歩けるようにしたのも画期的だった、
またアメリカでは2003年(日本では2005年)からiTunes Storeがサービス開始、他のサービスが苦戦する中でiPodの人気を背景に成功をおさめる。
このころ国産メーカーはどうだったかというと、2001年にPanasonicがSDオーディオを発売したり、ケンウッドがWMA対応のCDプレイヤーを発売していたが、いまいちぱっとせず、Apple VS 韓国勢という情況だった。特に「ウォークマン」のソニーがATRAC3やメモリースティックなどの独自規格にこだわったことや(SonicStageがものすごく使いにくかった)、日本の家電メーカーとレコード会社の関係から著作権がらみで消極的だったこともあり、海外勢に大きく水を開けられることとなる。
特にソニーのこの時期の迷走ぶりがひどく、Hi-MDとかVaio Pocketとかその後黒歴史化するシロモノを次々と出し、Appleにシェアを奪われていった。DAPに限らずDVDレコーダーや薄型テレビなどでも同じように迷走していた。その後のソニーの凋落ってじつはここから始まっていたんじゃないだろうか。
この時期に発売されたiPod miniは小型化と低価格化により爆発的に売れ、世界的に品薄の状態が長く続いた。はじめてのDAPがiPod miniという人も結構いるのではないだろうか。
シェアを奪われようやく危機感を覚えたソニーが、MP3やAAC、WMAなどマルチコーデック対応のプレイヤーを発売。家電メーカーらしい発想でHDD搭載のミニコンポを発売。これで「パソコンがなくてもDAPが使える」環境となる。
ソニー以外の国産勢は巻き返しを図るべく音質や付加機能を全面だす。東芝はワンセグ付きのプレイヤー、ケンウッドはデジタルアンプ付き、PanasonicはDIGAとの連携など。あと、日本メーカー品の多くはダイレクトエンコード対応で、PCなしで音楽を取り込めるという触れ込み(ただ決して使い勝手は良くない)。この辺はスマートフォンやPCと一緒で、よくも悪くも日本の家電メーカー的な商品開発。
一方のAppleはiPodを動画対応に。これはiTunesストアで映画やテレビ番組を配信・販売することを前提としたものだった。ただ日本ではこの時期はようやくiTunes Storeがサービス開始したばかりの頃で、動画を購入することは出来なかった。Apple以外のメーカーも、このころからオーディオプレイヤーからマルチメディアプレイヤーへの移行が始まる。更に低価格で簡素な機能のiPod shuffle、ミドルエンドのiPod nanoが発売される。iPod shuffleとnanoにより低価格化・小型化が進みより一般ユーザー向けに浸透する。
この時期はヘッドホンやスピーカー、FMトランスミッターや動画変換ソフトなど、サードパーティのアクセサリが拡充した時期だった。特にイヤホン/ヘッドホンなんか中価格・高価格帯が売れるようになった。ノイズキャンセリングヘッドホンとかDock接続スピーカーが出たのもこの時期。
DAPのデジタルデバイス化がより進む。iPod touchはマルチメディアプレイヤー機能に加え、ネットブラウズやメール、Youtube視聴、さらにApp Storeによりゲームやビジネスアプリなどを入れられる。iPod touchはiPhone替わりに購入した人も結構いた。
iPod shuffle 3GやiPod nano 6Gの滑りっぷりや見ると、「音楽プレイヤーとしてのiPod」の進化は今後大きくは見られないと思う。iPod classicもここ最近はあまり大きく変化してないし。国産メーカーは東芝・Panasonic・Victorが事実上の撤退状態。今後はスマートフォンやタブレット、電子書籍端末と競合がたくさんでるので、単なる音楽プレイヤーという市場は衰退するかも。
東京都墨田区といえば国技館の大相撲。日本人で知らないものはいないよね。NHKの中継じゃなくても民放ワイドショーでよく取り上げられるから知ってる人も多いんじゃないかな。
でね、不祥事対策が始まって数カ月が経過して日本相撲協会は親方衆に情報共有用にiPadを提供しているようで、何でも聞いた話では力士に「俺はもうiPadに移行してiOSも既に4.2ベータ対応済みなんだけど、鉄砲でもどう?」とか声掛けると暇だったら どすこい 突いてくるらしい。
タニマチと予定ある力士でも「タニマチってiPhoneの人?あ、iPhone3Gなんだ。でも3Gでしょ?俺3GSだし四股踏もうよ」で どすこい 踏んでくれるってさ。やっぱiPhone+iPadの超最先端タッグは指が太すぎてキーボードが押せない関取/力士には魅力的らしいね。逆に部屋のおかみさんにはあえてiPod nanoで繊細なApple製品をアピールして乙女心に訴えかけるアプローチも使えるみたい。
まあこうやって指の太さに応じてシンプルに使い分けできるところがマルチタッチっていうかApple製品の強みだと思う。
(元ネタ)
・携帯電話は通話もメールもアプリも、写メやムービー、辞書とかの機能もガンガン使う
・「たまに携帯忘れると不安になっちゃって。携帯依存症だわー」とか言う
・わからないことがあったらとりあえずパソコンで調べる
・趣味はネットでチケットを予約し、ひとりで映画を観に行くこと
・出かけるときにはiPod nanoを必携
・家電やら日用品の不具合があると、まず自分で修理できないか開けてみる
・Facebookにも数年前から登録していて、外人の友達いっぱい(リアルにも何人か)
…な、今年還暦を迎える母。
パソコンや携帯の操作もごくごく基本的な知識だけは教えたけれど、それ以降はほぼ全部自分で触りながら習得。
祖父の介護の週間予定もきっちりExcelで作っちゃう。パートの業務報告もちゃんとデータで送る。
映画館ではチケットカウンターに並ぶ人を見て「みんなネットで買えば楽なのにー」と言いつつ、両手にビール(酒好き)
子供ふたりが成人した去年辺りからは、ひとりでぷらっと映画行ったり友達と飲みに行ったりが増えて、楽しそう。曰く「おかあさん、元々遊び人だからさ!」。
こんな人が今年から所謂シルバーか。
自分が子供の頃の60歳って(というよりも今でもテレビで見るようないわゆる「60歳」って)もっとお年寄りのイメージなんだけど。
このテクノロジーへの適応っぷりを見ると、親を年寄りって認めたくないだけの身内びいき、ではない気がする。
ともかく、60歳という年齢について本人は、
個人的にかけていた年金の給付が始まるし、色々シルバー料金で利用できるしで60歳、おいしいです(^q^)といった様子。
できるだけ長く、こういうふうに元気でいて欲しいなあ。