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はてなキーワード: 2001年宇宙の旅とは

2023-03-21

高校の頃の倫理教員は、授業中にanother brick in the wallのMVを見せる(多分フーコーかなんかにこじつけて)痛い人だった。

いわゆる進学校で、生徒も教員も事あるごとに「自由」と「個性」を口にするし、その倫理教員特にそれに乗っかっているような感じだった。生徒からは良く言えばゆるい、悪く言えばいい加減という専らの評判で、その教員自身もそれを自負してこと演じている節があった気がする。

他の環境を知らない一貫校で、しかもそこそこ以上に裕福な家庭の男子という画一的環境。そんな場所で周りがしきりに個性だのキチガイだの変人だのと口にするのがいけすかなかった。捻くれたガキだったから。だからそれに乗じて「変人エピソード披露するその教員にもあまり良い印象はなかった。

最後定期試験に「倫理教員イメージ」というアンケート欄があり、多くの生徒の答えは「変人」だったし、それは教員の想定ないし期待する答えでもあったんじゃないかと思う。私はそのノリが気に食わなかったので、確か「哲学科に入ったかと思えば教員職を得る、趣味人なのか現実志向なのか分からない、でも運任せの人。変人巣窟の凡人」みたいな事を書いた。真面目にそう思っていたのだが、「すげえブラックジョーク!」と書かれて返された気がする。その辺はちゃん大人だったんだな。

彼の授業のスタイル大学のそれっぽかった。教科書は使わずプリントを配り、指導要領通りの内容もほどほどに授業内容とこじつけた内容の映画を見せられた。定期テストも、映像レポート(という体の感想文)のウェイトが結構大きかった。

生徒を大人として扱いたかったのか、ガキ相手のなんか型に嵌った授業をするのがバカしかったのか、どうだったんだろう。

なんにせよ、倫理なんて3年の選択で取る少数以外には無縁な科目だし、それならばと好きにやりたかったのかもしれない。

作品ラインナップは、映画好き1年生みたいな感じだった。

マトリックス

エターナルサンシャイン

トゥルーマンショー

2001年宇宙の旅(一部)

フルメタルジャケット(一部)

空気人形

愛のむきだし

マルコヴィッチの穴

あとなんかインディーズ映画と事変だか椎名林檎だかの百色眼鏡ってMV

こんな感じのを見せられた。愛のむきだしが一番好きだった。あの作品が好きなのか『空洞です』が好きなのかは未だに分からんけど。

映画垂れ流し授業には結構人生に影響を与えられたような気がする。その後ネット映画好き必修作品に挙がるようなのを片っ端から観るようになった。

今や映画鑑賞は自分人生の核に近い部分にある。本当は何か自らの手を動かして脳内のものを描き出すアウトプット趣味を持ちたいのだけれど、怠惰には中々勝てないな。

あの教員の嫌いな部分は嫌いなままだが、悪い人ではなかったなと思う。

2023-03-01

クラシックって括りが雑過ぎてイラッとする。

管弦楽編成の楽器が使われてたら取り敢えずクラシックて呼びやがる。バロックロマンも、アンサンブル管弦楽オペラも全部クラシックで一括り。

下手すりゃ映画音楽まで「クラシック」扱いの始末だ。

ジョンウィリアムスマンシーニモリコーネ久石譲も素晴らしいBGMを書くけど、それはあくまムード映画の一要素であって、それ単体で主題を完結させる音楽作品とは異質なもの

とは言っても、エヴァ旧劇はバッハ引用なくしてあのムードは成立しないと思うし、ツァラトゥストラ2001年宇宙の旅で知ったという人も少なさそう。

ストラヴィンスキー辺りから近代音楽は、まあクラシック範疇にあるんだろう。でも、「クラシック音楽家」のショスタコーヴィッチは映画音楽も書いてたりもする。

ジョプリンは他の何物でもなくラグタイムと呼ぶのが相応しいけど、「クラシック」と言えなくもない?ガーシュインはどうだろう?

ともあれ、何でもかんでもクラシックと呼ぶのはやめて頂きたい。

2022-12-30

anond:20221230044506

2001年宇宙の旅を観て退屈だけどなんか凄いっぽいと思う事もあるだろう。

あれはつまらないけど退屈だと思う人間馬鹿だと思う

ただ過剰に褒めてる奴は考察厨の匂いがする。それこそチェンソーマンオタクみたいな

名作ばかり観るか、凡作も観るか

人生は有限だし、触れる事のできるコンテンツなんて全体の中の一握りの一握り。だからこそ限られた時間の中で普遍的に好かれる、自分にとっても良いと思える可能性が高いものを選び抜かないといけない。凡作に付き合う暇などない。

名作は凡作駄作との差異によって名作たらしめられる。凡作何が悪いかを知る事で初めて名作の良さを知る事ができる。名作ばかり観ていたら、それは自分にとって普通のものになってしまう。

どちらも説得力のある意見だと思う。

良いものは良い。駄作など関係なくこの世に本質として存在する美に迫った普遍的な良さというもの存在する、という本質主義的な考えに立つか、いや本質的な価値など存在しない。実存差異によって「良いもの」が浮かび上がるのだという考えに立つかの違いなのではないか

あと、後者の方がより作り手側に立った側面が強い気がする。良いものの良い部分を取り入れようと思っても何が良いのかが分からないと無理だし、悪いお手本を見る事の大切さ、みたいなのは当事者性の強い問題だと思う。

チェンソーマンでもデンジくんに「クソ映画のある世界の方が良い」みたいな事言わせてたし、クリエイターにはそういう意識があるのかもしれない。でも悪役にこそ作者の主張が込められていて、主人公一般論良識ねじ伏せるのが定石だ、みたいな話もあるしな。

「名作」と言っても、それそものの出来の素晴らしさを讃えられたものエポックメイキング価値評価されたものがある。後者過去にない新しい価値手法を世に突きつけたという文脈があってのものだし、それはまさに「差異」が価値を生み出している訳で。何も知らない人が、絵ならキュビズムやら印象派やらの代表作を見ても、知識がなければ変な絵だとか寝ぼけた絵だとしか思わんだろうし。映画ならヒッチコックなんかを今観ても、教科書を読んでるような気分になるだろうし。新しい手法を使いつつより洗練されたフォロワー作品の方が面白いだろうし、今の人にとってはそちらの方が魅力的な訳で。

でも、教科書に載ってるような絵画を見てよくわからんけどなんかいいなーと思ったり、2001年宇宙の旅を観て退屈だけどなんか凄いっぽいと思う事もあるだろう。その「なんとなく」を説明できないのなら、それは本質的な美があるという話になるんじゃないかと思う。

まああんまり頭でっかちにならずに、自分の「好き」を大切にしたい。

2022-11-14

ファミコンカラーリングレトロ感を感じるのは何故か

ファミコン茶色と白のカラーリングレトロ感を感じる。

自分が初めて遊んだゲームスーファミから灰色スーファミ本体には現代っぽさを感じたし、64の流線形PS2モノリスっぽさはまさに未来的だった。Wiiで一転ホワイトになったのも、Apple製品のような洗練さを感じた。

新しいハードが出るたびにその本体デザインに新鮮味を感じ、時が経つとレトロ感を抱くようになるサイクルの繰り返し。でも出た当時の未来感は心の中に残っている。

では自分より上の世代ファミコンからゲームに入った人はあの白と茶色カラーリング未来を感じたのだろうか。

演繹法で考えれば当然答えはYESに違いない。でもどうもそれが想像できない。あれは出た当初からレトロだったんじゃないかと思えて仕方ない。ウルトラマンスターウォーズ2001年宇宙の旅などの過去SFをみても、茶色コンピュータなんて出てこない。ファミコンレトロフューチャーではなく、レトロのものだ。

実際ファミコン世代からするとどうなんだろう。

そしてWii DS世代はPS1やNintendo64未来的だった頃の感覚想像できないのかな。

2022-10-11

これは基礎教育として見るべきもの

良く聞く昔の名作というか今の作品を語るときに必ず出てくる過去作品。そういうのを見るようにしてる

七人の侍とかゴジラとか戦場のメリークリスマスとか日本のいちばん長い日とか

ショーシャンクの空にとかファイトクラブとかアメリカンビューティーとか猿の惑星とか2001年宇宙の旅とか

でもよく話題に上がるから興味はあったけど好きって訳でも無いから多分理解足りないし、忘れてる部分も多いと思う

基礎知識なしで娯楽をただ楽しむのは頭が悪そうっていう自分思い込みで「歴史」を学んでいるけど、役に立っているかは怪しい

2022-10-10

上等お子様ランチ

映画デリシャスパーティプリキュア観てきた

笑いあり涙ありの王道ストーリーで腕のいいシェフによるお子様ランチって感じだね

そろそろこの映画町山智浩解説してほしいわ

ちなみに俺はアラビアのロレンス2001年宇宙の旅が昔70mm映画だったと知ってリバイバル上映観るくらい映画は好き

2022-08-13

anond:20220812185156

昔ヒットした映画を見ておけばいいと思う。2001年宇宙の旅とか。

2022-08-07

anond:20220806204113

相手がどんな映画を好きなのかによるとしか……。

ダメといわれがちな『ゴーン・ガール』『ミスト』『2001年宇宙の旅』とかも妻は大喜びだったし。

ただし、君らが映画館に着いてから映画選ぶような一般人タイプなら

とりあえず常にやってる青春恋愛映画とかTVドラマ劇場版系とか

あとはハリウッド大作系とかの中から選ぶのが無難。他は当たり外れが大きすぎる。

あと『花束みたいな恋をした』はオタク界隈がファッションサブカル嫌いを拗らせたせいで

悪評が先立ってるだけで、レビューサイトだと比較的評判良い方だぞ。

デート映画観に来るような層は普通に楽しんでるのでむしろオススメ

2022-08-05

anond:20220805023209

ファイアパンチは、1巻ぐらいのインパクトが凄すぎて見逃されがちだけど

あれは普通に難解すぎるテーマを扱った、作品なので

分かる人が少ないぐらいのが普通

 

チェンソーマンキルビルだったら、ファイアパンチ2001年宇宙の旅ってぐらい

読み切りもわりと難解寄り。直観的な楽しさは少ない。

まあだからサブカルに受けるのだが

2022-07-24

20220724[アタック25]2022年7月24日40代大会 2022-07-24結果

BSジャパネクストで日曜昼などに放送

BS1からボタン2回とか

ケーブルテレビSTBでは見られない場合が多いようなのでBSパススルーとか

地域によってはSTBで見られるようになったかもしれないので最新情報確認

 

今日の答え(放送とは表現が異なる場合があります

・01 [ある国の名前]ペルー

・02 ルビー

・03 聖飢魔II せいきまつ

・04 commercial コマーシャル

・05 芥川龍之介 あくたがわりゅうのすけ

・06 [すべて]憲法 刑法 民法 商法 刑事訴訟法 民事訴訟法

・07 ポケットビスケッツ

・08 FCバイエルン・ミュンヘン

・09 メラニン(色素

10 [近似値]36

11 奈良女子(大学

12 [択]うどん

・13 リオデジャネイロ

・14 中村菫 なかむらすみれ

・15 苗場(スキー場

・16 [択]22

17 [2択]ゲンジ ボタル

・18 レイモンド・チャンドラー

・19 [ふるさと][ある文学作品名前]『陸王

20 [頭文字]てがみ

・21 モルディブ

・22 平野ノラ ひらののら

23 ドラクロワ

24 回文

・25 [AC]『2001年宇宙の旅』

・26 市川)新之助

・27 [3択]ビル(の名前

28 鳥瞰(図 ちょうかんず

・29 10(か国

・30 トロイア(戦争

・31e 倉本聰 くらもとそう

・xx [ある国の名前]アイスランド

2022-06-30

解決済】ぱーぱーぱー、ダダーン!!

みたいな曲なんだったかわかる人いる?

 

追記

色々ご回答ありがとうございました

先ほど母から連絡があり2001年宇宙の旅OPの「ツァラトゥストラはかく語りきであると判明いたしました

ご協力ありがとうございました

2022-02-07

人生は続くからソ映画も観てほしいわけさ、

今年初めて観た映画が、スパイダーマンだったんだけど

うそれは今年のこの時点で2022年NO.1って言いきれるわけ。

そりゃあ君たちの異論反論認めるよ。

映画はとりあえず一通り観るヤカラだから

今までの歴代スパイダーマン映画館で観てきたけど

どれも面白いと思わなかったし、あんまりきじゃなかったんだよ。

で、今回も期待せずに観たら、すげー良かったんだよね。

高校生の時に付き合ってた彼女ポップコーン食べながら観たことや、

友達ガーフィールド版は絶対面白いからと無理やり連れて行かされたこととか、

急に思い出したんだよね。どれも面白くなかったんだけどね。。。

だけどさ、今回のスパイダーマンは昔の敵キャラが出てきたりして、

初めてみんなで出会うのに同窓会みたいなんだよ。

色々あったけど元気でやってたか!、

またお前さんに会えて嬉しいよって気分になったんだよね。

それと同時にさっき話した過去映画館での思い出が一瞬で蘇って

すごい幸せな気分になれたんだよね。

例に漏れず、「大怪獣のあとしまつ」の感想を言うと

クソつまらなかったんだよね。

色々、告知の話とか特撮とか2001年宇宙の旅とか言ってるけど

そんなのどうでもいいレベル面白くなかったよ。

だけどさ、それでもいいんだよ。

とりあえず観てみてよ。それで感想言い合おうよ。

人生が続いて、いつかこの点がまたいつかの点に繋がって、線になるかもしれないから。

人生は続くからソ映画も観てほしいわけさ、

今年初めて観た映画が、スパイダーマンだったんだけど

うそれは今年のこの時点で2022年NO.1って言いきれるわけ。

そりゃあ君たちの異論反論認めるよ。

映画はとりあえず一通り観るヤカラだから

今までの歴代スパイダーマン映画館で観てきたけど

どれも面白いと思わなかったし、あんまりきじゃなかったんだよ。

で、今回も期待せずに観たら、すげー良かったんだよね。

高校生の時に付き合ってた彼女ポップコーン食べながら観たことや、

友達ガーフィールド版は絶対面白いからと無理やり連れて行かされたこととか、

急に思い出したんだよね。どれも面白くなかったんだけどね。。。

だけどさ、今回のスパイダーマンは昔の敵キャラが出てきたりして、

初めてみんなで出会うのに同窓会みたいなんだよ。

色々あったけど元気でやってたか!、

またお前さんに会えて嬉しいよって気分になったんだよね。

それと同時にさっき話した過去映画館での思い出が一瞬で蘇って

すごい幸せな気分になれたんだよね。

例に漏れず、「大怪獣のあとしまつ」の感想を言うと

クソつまらなかったんだよね。

色々、告知の話とか特撮とか2001年宇宙の旅とか言ってるけど

そんなのどうでもいいレベル面白くなかったよ。

だけどさ、それでもいいんだよ。

とりあえず観てみてよ。それで感想言い合おうよ。

人生が続いて、いつかこの点がまたいつかの点に繋がって、線になるかもしれないから。

人生は続くからソ映画も観てほしいわけさ、

今年初めて観た映画が、スパイダーマンだったんだけど

うそれは今年のこの時点で2022年NO.1って言いきれるわけ。

そりゃあ君たちの異論反論認めるよ。

映画はとりあえず一通り観るヤカラだから

今までの歴代スパイダーマン映画館で観てきたけど

どれも面白いと思わなかったし、あんまりきじゃなかったんだよ。

で、今回も期待せずに観たら、すげー良かったんだよね。

高校生の時に付き合ってた彼女ポップコーン食べながら観たことや、

友達ガーフィールド版は絶対面白いからと無理やり連れて行かされたこととか、

急に思い出したんだよね。どれも面白くなかったんだけどね。。。

だけどさ、今回のスパイダーマンは昔の敵キャラが出てきたりして、

初めてみんなで出会うのに同窓会みたいなんだよ。

色々あったけど元気でやってたか!、

またお前さんに会えて嬉しいよって気分になったんだよね。

それと同時にさっき話した過去映画館での思い出が一瞬で蘇って

すごい幸せな気分になれたんだよね。

例に漏れず、「大怪獣のあとしまつ」の感想を言うと

クソつまらなかったんだよね。

色々、告知の話とか特撮とか2001年宇宙の旅とか言ってるけど

そんなのどうでもいいレベル面白くなかったよ。

だけどさ、それでもいいんだよ。

とりあえず観てみてよ。それで感想言い合おうよ。

人生が続いて、いつかこの点がまたいつかの点に繋がって、線になるかもしれないから。

2022-02-06

anond:20220206022647

 書いた増田です。

 深夜のテンションで書いて放り投げるように投稿したため、観てくれてる人、感想が多いことに驚いた。

 そもそも俺は一連の文章を、「自分の言いたいことを言葉も選ばずにぶちまけてる」つもりで書いていたので、むしろ読んだ人を怒らせるだろうな、と思っていた。そうでなければ匿名サービスを使わない。

 が、感想を見させていただき、嬉しいコメントもあるなか、「2001年宇宙の旅と同じくらい退屈」というフレーズ批判があることに、驚いた。

 驚いたと言うのも、自分のアホさ加減にだ。

 その一つ前の例えが映画とは関係なかったために、同じジャンルで揃えようと持ち出したが、この作品を退屈だと思ったのは俺個人の感想であり、それを持ち出した挙句デビルマンっていうのどうなのよというのは自分でもかなりおかしい。自己矛盾を起こしていて説得力がガタ落ちしている。

 これに関しては顔から火が出るほど恥ずかしい思いだ。同じ穴のむじなだ。

 一連の文章において、「そもそも言葉を選んでないから人が傷つけられて不満がくるのは仕方ないな、覚悟しておこう」とは思っていたが、これに関しては別だ。怒らせても仕方ないと思っていたターゲット層以外を爆撃している。

 なのでこの部分に関しては「ごめん!これは俺がおかしわ!ごめんね!」と言わせてほしい。

 マジごめん!

anond:20220206022647

2001年宇宙の旅、ほんと退屈だよな。なんであんなに名作扱いなんだろ

anond:20220206022647

ブクマについて

https://b.hatena.ne.jp/entry/4715023022544762146/comment/maninthemiddle

maninthemiddle “同じ映画で例えるならば「2001年宇宙の旅」を観てる時とおんなじなのだ。音も場面も数倍賑やかなのに、おんなじぐらい退屈になっちゃった2001年宇宙の旅面白いやん…

https://b.hatena.ne.jp/entry/4715023022544762146/comment/marsrepublic

揚げ足取り申し訳ないけど「2001年と同じ」なら終始興奮しっぱなしの超絶面白い歴史に残る名作、と言うことになってしまうんだが……?

もううんざりだ。2001年宇宙の旅が退屈な作品であることは間違いない。未だに不朽の名作だと持ち上げる回顧老人は回顧老人の自覚を持て。

2001(略)はそもそも冗長作品だ。意味の変わらない長尺シーンが非常に多い。現代基準で再構築したら上映時間は半分以下になるだろう。

それでも当時のファンは2001に熱狂した。それは革新的で鮮烈な映像体験を伴っていたからだ。あの映像を見ているだけで興奮したから、無意味な長尺を楽しめたのだ。

しかフォロワーとなる作品が次々と生まれCG技術進歩し、表現技法さらに洗練され、SF表現もより先鋭化した。

そして時代を経るにつれ、物語作品定型化が作り手と受け手の双方に共有され、作品テンポはどんどん早くなっていった。起承転結のサイクルは加速し、画面内を意味が埋め尽くす作品が当たり前に享受される世の中になったことで、相対的過去作品冗長化したのだ。

現在視点から見ると、2001は「映像陳腐化」「物語冗長化」のダブルパンチを食らった過去作品となっているのだ。

そりゃ退屈だよ。

この無意味でつまらない映像は一体いつまで続くのか?という拷問のような作品だよ。

2001公開当時に衝撃をウケたおじいちゃんにとって、その体験は色褪せない黄金記憶として残っているんだろう。

2001が後世に多大な影響を及ぼした歴史的巨作であったことも間違いない。

だがさらリッチ映像物語を過剰摂取して育った世代が2001を「退屈」とバッサリ切り捨てることも同時に間違っていないんだ。

昔話をしたいなら、自分センスが古いことを自覚して、現実理解した上で発言しないと若者に疎んじられるだけだよ。

反響について色々言った俺が大怪獣のあとしまつを観たぞ

 2022年2月5日22時。某TOHOシネマズ第一スクリーン

 一際広い劇場内に敷き詰められたシートの中心の一席、J-22

 そこに一人の男性が呆けた顔で座っていた。

 いや、特徴的なのはその顔だけではない。その両手両足を乱暴に投げ出し、尻は座面からこぼれ落ちそうなほどずり下がり、首は赤子のように垂れ落ちる。だがかろうじて眼球だけは、正面のスクリーンを向いていた。

 何を隠そう、俺である

 炎上必至の数々のマナー違反は許して欲しい、レイトショーからか左右どころかその列には誰もいなかったのだから、誰にも迷惑はかけていないもん、と駄々をこねることも許して欲しい。それになにより、彼は普段はこんなことはしない。映画に限らず定められたマナーを守る善良な一市民なのだから。原因はただ一つ、目の前のスクリーンに映る映像だった。

 「大怪獣のあとしまつ」

 クソつまんなかった。

 本当にクソつまんなかったなあ。

 以下に書き綴るのは、大怪獣のあとしまつの感想である

 【ネタバレ】も含んでいるから、これから見る人は要注意だ。

 まず、俺は以前、こんな文章を書いた。

https://anond.hatelabo.jp/20220204190811

 上の文章をまとめると「この作品おちゃらけパロディ映画だと嘘をつかない広報をしているため、シンゴジラパシリムを期待して見に行き、その尺度批判しているのはおかしいぞ!」と言うものなのだ別に「みんながクソ映画って言ってるけど、絶対違うよ!」と言ってるわけではない。

 あえてハッキリ言うが、映画を観た後でもこの感想は変わらなかった。シンゴジラパシフィック・リムとはそもそも土俵が違うので、その点で批判するのはやっぱりおかしい。

 が。

 それはそれとして、明らかにモチーフパロディにしている「特撮」と言うものについてのリスペクトが感じられないとは強く思う。

 感じられないどころか、コケにしているのでは、とも。

 そりゃあ、怒る人もいるだろうな、と。

 俺個人としては特撮に関しては全くのにわかだ。

 パシリム二作とシンゴジラと、ゴジラが光線で空を飛ぶシーン、ラドンもそうだそうだと言うシーン、シェーをするシーンだけ知っています。この知識の質で比較して語るのは不可能どころか怒られかねないので、その視点では今回何も言えない。

 あ、あとゼンカイジャーの2021年放送分は見てました。今年に入ってから終わるのが寂しくて見れてない。おわんないでくれ……頼む……。

 話を戻して、「そりゃあ不満が噴出するだろうな」と言うところ以外にも俺の目には悪い点がかなり写った。

 ただ、俺はこの映画に対して怒りは抱いていない。

 先程貼ったリンクから文章に書いた通り、俺はクソ映画を見るのが好きなためだ。

 なので、クソ映画を見るぞと思いながらお金を払ってクソ映画だなあと思いながら見てクソ映画を観たぞと今に至るため、何も裏切られていないからだ。

 さて、これから感想主題、いい点と悪い点に分けて感想を言っていきたいと思う。

・いい点

 アイデアテーマ着眼点

 「倒された怪獣をどうするか?」という点は「なるほど!面白いところに気がついたなあ」と膝を打つものがあった。既出かもしれないがそれは知らん。

・悪い点

 ギャグネタシナリオ台詞、演技、画面、演出オチ

 要は他全部。

 いやー、酷かったな。

 セリフ説明しすぎて不自然になってるし、ギャグは好みはあれど全体的に下ネタで塗れていて、しかも俺は下ネタが嫌いなので聞くたびに不愉快気持ちになった。画面も凡庸すぎて目が滑る演出に関しても、「映画を良くするため」のものはほぼないようなもの

 挑戦的なことをしろとまでは言わないが、映画として形を作る最低限のものすぎて、きつい。

 そもそもシナリオがひどい。

 「今何をしているのか」が全くわからない。

 「今は作戦が始まっているのか?」「今ピンチなのか?ひと段落してるのか?」「あいつ結局どうなったんだ?」「今は結局誰が味方で誰が敵なのか?」が、観ていて全くわからない。

 例を挙げる。

 【怪獣死体を水で流して海に捨てる】という作戦が始まり死体は巨大な水流によって流され始める。

 ↓

 しかし、口へと流れ込んだ水が何かがどうにかなって(不明)、なんと腐敗ガスが怪獣の尻から出てしまった!オナラみたいに!

 ↓

 主役、ギャグ顔で「えええええええええ!?

 ↓

 場面転換、主役たちは別の場所にて沈鬱な顔で別のことを話し出す。ここからさらに数分後、次の作戦の話し合いが始まっているのでどうやらアレは失敗扱いらしいとここでようやくわかる。

 ……ん?え?は?

 作戦はどうなったの?成功したの?失敗したの?失敗したなら、なんで失敗したの?

 意味がわからない。

 水流によって死体は「動いた」のであれば成功であり、「死体がオナラした」からって失敗にはつながらない。しかもそれをギャグで茶化しているのでシリアスなシーンなのかもわからない。「少し流れたけどオナラが押し戻しちゃった」とかでもない。なにこれ?

 これはこのシーンだけではなく、ずーっとこんな感じなのである

 シナリオ整合性が取れていないため理解できない上に、演出も最低限で目を引くところがない。セリフ説明ばっかりでつまらない。ギャグに関してもクドくて下品不愉快うんこチンコゲロチンゲセックス……それが一瞬出てきてクスッと笑わせてとっとと引っ込めてくれるならともかく、つまんないくせに場面が変わってもまだ言ってる。

 結果どうなるかと言うと、俺は映画を観ている最中――

 ――この映画に「飽きた」。

 脳の処理が虚へ向かい、耳は音を聞き流す。

 目の役割は「スクリーンを見る」から「光を見つめる」とタスクぼんやりし始める。

 飽きた。

 飽きちゃった。

 飽きちゃったでヤンス。

 これはとんでもないことである

 信じられない。

 今でも衝撃を受けている。

 少なくとも楽しいエンタメ作品のテイで作られた映画を観ている俺の心境は、「三回サボった大学講義に参加している時」と全く同じなのだ講義ならスマホをいじれるだけまだマシだ。スマホいじるなカス学徒!

 同じ映画で例えるならば「2001年宇宙の旅」を観てる時とおんなじなのだ。音も場面も数倍賑やかなのに、おんなじぐらい退屈になっちゃった

 画面を見る気が失せ、後どのくらいで終わるのかを気にし始め、普段なら絶対興味ない窓枠の掃除の手順を思い返していた。

 そしてやがて、俺が「捕まえたアルセウス、畑作業させたらギャップ可愛い気もするなあ。農作業従事してたまに顔を見せるとこっちを観てニコッと一鳴きして挨拶するアルセウス……うーん、可愛いかも」とおおよそ1400円払って映画を観ている最中とは思えない、毒にも薬にもならなければ益体もないことを考えていると、ヒロインが叫んだ。ヒロインが叫んだらクライマックスの合図だ。意識が久しぶりに作品に向かう。

 山田涼介が光の巨人になって怪獣死体を抱えて飛んでいき、エンドロール

 俺の意識は再び虚に沈む。「いや、畑仕事パルキアもいいかもしれない。水タイプだし」

 俺はふと、なんで反響に対する文章を書いて、「三木聡映画作ったんだぞ!」って言ったんだっけなどと考える。

「あ、そうだ。俺俺だ」

 かつて「俺俺」と言う映画があった。星野智幸の同タイトル小説原作にしたそれを、俺は原作をいたく気に入り、映画存在を知って借りたのだ。観た記憶はあるけれど、内容が思い出せない。ただ、ハッキリと思い出せるのは「この映画、何やってるのかわかんないし退屈でつまんない」と言う感想のみ。おんなじじゃねえか、なつかしいな、俺はクスリと笑う。この時映画が始まってから初めて笑った。

 劇場が、明るくなった。

 いやー、クソつまんなかったな。

 ただ、多くの人から批判を見る、「山田涼介が光の巨人になる」については反感はない。

 序盤からデウスエクスマキナ」と言うワードと「主人公の謎」はちゃんと敷かれていたので違和感はないし、過去特撮物のヒーローを「デウスエクスマキナ」というもの定義した点はなるほどと思った。「最初からそれをやれ」とも実は思わない。「デウスエクスマキナ」は物語収集つかなくなって初めて登場する物だから

 だけど、俺がこの映画について興味を惹かれた「この死体、どうする?」というテーマにおいて、やれることをやらずに終わらせた。というのはハッキリマナスだ。

 仮にこの映画シンゴジラだったなら、「ゴジラを倒したけど、行き場を失ったゴジラの内部のエネルギーが爆発するーっ!」というところでデウスエクスマキナが登場するなら、それは好意的に観れる。

 けどこの作品死体ガス抜きをしただけで発動している。死体の処理の完了まではほど遠い。やれることはまだある、もっと散らかせる。ゴジラの例えを使えば在来線爆弾が当たったくらいのところだ。

 なのに現れた。なんで?映画時間に収まらいから。

 これは擁護もできないマイナスだ。作り手側の事情を見せられることほど白けることはない。

 総評としては、「映画構成するすべてが下手くそであり、シナリオテーマを書き切ることもなければ、そもそも意識や目を引くものが出されることなく、途中で飽きた」となる。

 ギャグに関してはかなり個人的なものなので分けるが、「面白くないどころか不愉快だった」となる。

 これにて、俺の感想は終わりだ。

 長々と読ませてしまい、申し訳ない。

 俺はネットにおける「叩いていいものから叩く」みたいな風潮が大嫌いなので、今後この映画についてどうこういうことはないと思う。別に怒りを抱いたわけでもないので。

 それに関して、少し思うところがある。

「令和の実写版デビルマン」という表現について、だ。

 実写版デビルマンが現れてから十数年、この作品タイトルを出して何かを表現することがとても多くなった。

 俺としては、それに強い反感を抱いている。

 もし、まだお時間があるとするならば、別に投稿したものも読んでほしい。

 では。

 バイビ〜。

【余談】

 畑仕事アルセウスにさせることにした。

 なんて可愛いんだガハハと思っていたら、全く同じことをしている人がバズっていた。

 クソが……!

2022-01-18

そもそも論なんだが元増田(anond:20220117172702)が主張している様な事実は無いで終わる

anond:20220118101125

ウェアラブルデバイス(手首や腕、頭などに装着するコンピューターデバイス)として描かれることが多いだけだぞ

現実でも Apple Watch が実現させたがまぁ喋りづらいわな。スマートグラスも同様

2001年宇宙の旅ですらタブレットみたいなの映ってるしな

  

時折、スマホ流行ると予測できなかった(ドヤ)が現れるが

それはフィクションではなくて"現実"の話で

なおかつ広義でスマホではなくiPhoneiPadの話だ

そんでもってiPhoneは爆売れしたがシェアAndroidの方が上なのはご存じの通りだし

iPadはずっと売り上げはイマイチ

2021-12-29

anond:20211228133030

銃弾を避けるときスローモーションになって回転しながら避ける映像効果だろう。

当時斬新ですごいとされた作品は、時代が経つと技術進歩でそれが当たり前になって何がすごいのかわからなくなるものだ。

2001年宇宙の旅とかも、今見たら斬新さを感じずに逆に荒いところだけが見えて何が面白いの?って思う。

でもね、その当たり前を作ったというは本当にすごいことだと思うよ。

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