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はてなキーワード: シャッフルとは

2022-11-17

三爆神「神様ドォルズ神様のメモ帳猫神やおよろず

神様ドォルズ

よく言えば非常に堅実なつくりの、悪く言えば地味な作品だった。

原作にそれなりの強度があったためそこそこ面白いという評価はあったが

深夜アニメありがちな「そこそこ売れている連載中の作品アニメ化」だったため

何一つ話が解決していないままで続きは原作でも読んでくださいやみたいな感じで終わった。

今でもたまに話題になる「不完全燃焼」はこの作品オープニングテーマ

 

神様のメモ帳

第一話を作者が書き下ろしオリジナルエピソード60分スペシャル配信

池袋ウエストゲートパーク彷彿とさせる作風が多少話題を呼んだが、

その後の時系列シャッフルなどで話の辻褄がどんどん合わなくなっていき、

加速度的に視聴者離れが進み、最終的に無事爆死した。

 

猫神やおよろず

毒にも薬にもならん女の子かわいいだけのアニメだった。

チャンピオンREDでそこそこ売れてはいたのかな?くらいの隙間埋め原作だったのに

戸松遥堀江由衣茅野愛衣竹達彩奈三瓶由布子豊崎愛生高垣彩陽等々

声優周りだけはやたらと豪華だったのがよくわからなかった。

全然そんな内容ではないのにピンナップがいつも微エロだったのが謎。

俺は買ったのに無事爆死した。

2022-11-07

anond:20221107115428

毎日同じ時間アラームかける

アラームが鳴ったら何の感情も持たず(めんどいとかダルいとか)、とにかくテレビの前に行きSwitchを起動させる

・何も考えずアドベンチャー選択、画面の指示に何の感情も持たず従う

戦闘基本的シャッフルモード


これだけ!これでずっと続く

別に基本的には割と楽しい

慣れれば楽しさは若干減るがまぁ作業

そのうち音楽や声に飽きてうんざりする日がくるが、テレビ消音にして適当スマホ好きな音楽ラジオ動画流しながらやるといい

自発的にやる運動と違って指示があるのがデカ

自分で考えなくていい

シャッフルにすることで自分で何かを選択することを避け、ストレスを減らせる

2022-11-05

anond:20221102154429

問題A「『ジョーカーを除いたトランプ52枚を裏向きのままシャッフルして2枚ドローし,そのうちの任意の1枚を表にしてカードの種類を確認する』という作業を表にしたカードが黒になるまで繰り返した.このときドローしたカードのうちのもう一方が赤である確率はいくらか?」

答えは 1/2

https://wandbox.org/permlink/CZGwXYsbxHvwgK2F


問題B「ジョーカーを除いたトランプ52枚を裏向きのままシャッフルして2枚ドローする.ドローしたカードに黒が含まれていなければシャッフルからやり直す.ドローしたカードに黒が含まれていれば,その中から黒のカードを1枚任意指定する.このとき指定しなかったほうのカードが赤である確率はいくらか?」

答えは 2/3

https://wandbox.org/permlink/CSagigjxNxfKlKNR


問題C「『ジョーカーを除いたトランプ52枚を裏向きのままシャッフルして2枚ドローする.そのうちの1枚を指定した後にドローした2枚のカードの種類を確認する』という作業ドローしたカードに黒が含まれるまで繰り返した.このとき指定したカードが赤である確率はいくらか?」

答えは 1/3

https://wandbox.org/permlink/6P2CkxioYoNk7Nh7

2022-11-04

amazon music駄目だな、これ

シャッフル再生強制が使いづらすぎるし、スキップも何度かするとスキップ回数の上限に達しましたと言われる

primeのおまけで使えてたものが使えなくなっただけと見るしかいか

2022-11-01

なんかamazon musicがすっごく使いづらくなってんやけど

何これ? 全部シャッフル再生になってんのか?

anond:20221031193429

選択をご破算にすると、もう一度カードシャッフルし直すを勝手錯覚してるだけの話し。

実際には選択だけをご破算にすることはできない。

2022-10-26

から世界中ちんこシャッフルしま

明日起きたら、誰かのちんこと交換されてます

どのちんこになるかはお楽しみに!

希望がある方はトラバブコメに書いたら叶うかも!?

2022-09-16

30分ほど前になんとなく見様見真似のアリシャッフルやったらすっ転んだわ

クソ痛ぇ

2022-08-26

anond:20220826185233

ただでさえあの世界の遺伝子操作も色々問題を抱えていて行き詰ってる状態なのに、現代の人が遺伝子だけで職シャッフルなんて罰ゲームを受けて人類社会ボロボロになったら次の世代がまともに生まれてこれなくなりますよ~

そんな調子では教育から最適化された世代一般化するなんて一体何十世代先になることやら・・・

そしてその最適化された人間とは、「長い目で見て得られるメリット享受する人達」ではなく、「悲惨社会植物の様に生きのびる人達」になるでしょう。

そもそも正当な評価を得たくてプラン肯定してるのに、その手段としてプラン判断人間最適化して合わせてたら本末転倒です。

2022-07-23

当たる占い師

占いに凝っていたことがある。

しばらくして、何の根拠もないな、とごく普通結論に至って熱が冷めた。

その後、家族が某心理系診断にハマった。(どうぶつ占い的なやつ)

よくもまあこんな詐欺的なものを大層な名前でやっとるなと思ったが、それ(診断結果)を踏まえて行動様式を変えようというアプローチには百歩譲って一理あるなとも思わないでもなかった。(まあ大元が腐ってそうなのと、根拠ないことを理解してない人いっぱいなので拒否反応しか出なかったが)

本題。

まず占いが当たると仮定してみた。

そうすると2系統に分かれる。当たる占い師。

ひとつは、相手の話を聞いたり反応を見たりで、結果をアジャストしていく占い師。

タロットでも他の占いでも、読み取り方によってどっちともとれることが多い。

別れ、清算意味するカードだと、彼氏との関係との別れともとれるし、不安定な状況の清算みたいに肯定的にもとれる。例があってるかどうかはもう忘れたが。

こっち系の占い師は、まあ相談者として無益ではない。


もう1系統の当たる占い師はほぼオカルトだ。

たまたま”都合よくタロットシャッフルできる偏り(運命)をもって生まれた人。

たまたま自分占い合致やすい客が訪れやすい人。

馬鹿馬鹿しいようにも思えるが、運の偏りはあると思ってる。

カオスとかバタフライエフェクトとか、量子力学っぽい浅井千絵とかかじったらそっち系の考えが浮かぶ

そこからなんだかんだあって結局、決定論非決定論とか自由意志の有無みたいなころで行き詰まる感じ。

シミュレーション仮説とかまで広がってまた平常に戻って占いとか細かいこととか深っぽいこととか気にしなくなってのループが始まる。

2022-07-05

人生は配られたカード勝負するしかない

20年以上も生きていれば自分が持つ能力立ち位置がなんとなく見えてくる。

人の前では精一杯虚勢を張っているが、二流、三流の人材なんだろうなあと内心思っている。優しいのか、周りの人から直接言われることは無いが。

私は鈍感で、物覚えとか要領が悪く、いわゆる「トロい」人間である。何かを学んだりするのは好きだが苦手だ。センスが悪いので、地道に一つのことを頑張り続けて、ようやく要領が良い人が片手間にやるぐらいのレベルに到達するような感覚だ。

気が弱いので(自信がないのだろう)はっきり自分意見が言えず、気づけば面倒なことを押し込まれていることもしばしば。

テレビインターネットでは気の利いたことが言える人、スポーツが上手な人、頭の良い人、容姿に優れた人、絵が上手い人、商売上手な人、まだまだ色々あるが、とにかく才能に溢れた人が可視化され、クローズアップされ、社会的地位を構築し、金を稼いでいる様子が目に入ってくる。マルチな才能を持つ人も少なくない。

凄いな、よくやるな、自分には無理だな、といつも思う。勿論、自分のような凡人には見えていない世界での苦しみがあるはずだが、才能を持たない人間、開花させられなかった人間からすると羨ましく思うと同時に、自分馬鹿らしくなってしまう。

そこで思う。

自分だって教育熱心で理解のある裕福な家庭の元に生まれていれば、今頃は周囲から一目置かれるような人間になっていたかもしれない。

何か一つでも、飛び抜けた才能を生まれた時から持っていれば、それを使って人生を切り拓けたかもしれない。

そんな幻想を抱いてしまう。

人生は配られたカード勝負するしかない。そんなことは言われなくても分かっている。

トランプ大富豪のように、誰かが革命を起こしてくれてゴミ屑だった自分の手札が急に光り輝くようなことは人生でほぼ起こらない。最初カードが悪ければ、どんなに頭を捻って考えたとしても、結局は周りがカードを出し合っているのを指を咥えて見ているか他人ミス自分ラッキーなどの不確定要素に一縷の望みを繋ぐしかない。

人生というゲームは待ってくれず、間違えたとしても巻き戻してはくれない。何もできずにカードを手元でシャッフルしているだけで、ゲーム勝手に進行していく。

いっそ、このゲームから降りてみようか。そう思うことだってある。競争することだけが人生じゃないはずだ。

そう思うものの、ゲームから降りた後の行き先がわからない。まず、降りる勇気がない。

仕方がないので、自分なりに足りない頭で考え、一応ゲームに参加しているような感じにはなって、微妙な結果で終わる。そんなことを繰り返してきている。

自分は今まで最善を尽くせていただろうか?即答できる。答えはNOだ。後から振り返ってみると、少なくとも、もっと上手くやることができたはずのように思える。最善手を選び続けようと日々生きていたはずなのに、こうなってしまったのはなぜなのか?

自分自身の判断ミスがあったことは明白だが、それでも、今の現状を形作った原因を外部に求めたくなる。だから最初自分に配られたカードが悪かった、と言い訳したいし、最初から良いカードが揃っていた他人をみると嫉妬してしまう。

才能と発信力のある若者が、恵まれていない環境で育った、とインターネット発言して炎上するのをしばしば見かける。特に実は親が世間的に見るとちょっと裕福だった、なんてことがわかった時の叩かれっぷりは恐ろしい。私は炎上には加担しないが、つい叩きたくなってしまう心情はわからなくもない。ついつい、自分よりも恵まれてたじゃん、いいカード持っていたじゃん、なんて言いそうになる。他人自分の生育環境を比べてもなんの意味もないんだけど。

もはや、恵まれない環境からの鮮やかな成功劇、という単純なストーリーは成立しづらい時代だと思う。

自分自身を振り返ってみても特段良い環境で育ったわけではなく、むしろ周りを見る限り平均より下だったような印象だったが、それでも下には下がいるだろうし、今までの人生が恵まれていなかったなどと本名晒し公言する勇気はない。

話が脱線してしまった。私は配られた中途半端な手札でゲームに惰性で参加するトロ人間だ。ゲームの勝ち筋は見えない。面白みのないゲームはこの先も続いていく。私は誰かに、「あなたは、最初に配られた手札の割にはよく頑張っているほうだよ」と言ってもらえれば、それだけで救われるのかもしれない。

好きだからグループから脱退してほしい

めちゃめちゃ嫌われてるグループ自担がいる。昔は違うグループにいた自担だけど、前のグループにいたままのほうが、人気はそんなになくてもこんなに叩かれることはなかったと思う。

正直私は自担以外のメンバー別にそこまで興味はなくて、こんなに叩かれるくらいなら脱退したほうがまし。一人だけ応援できるし。

まあ自担炎上ブログ書いたけどね。

ほんとに、⛄️ってひとくくりされるのが耐えられなくなってきた。

私も💖は某音楽番組平成💙にくっつきすぎだと思ったし、💛は原作漫画とは全然違う顔だと思った。顔も別に自担以外イケメンだと思ってなかった。

もうシャッフルメドレーで⛄️が叩かれるのは分かってたし、カウコン自担が一位になったときTwitterの反応が怖かった。もう無理だ。

何しても自担が叩かれる。他のメンバーやらかしても、⛄️でひとくくりにされる。

⛄️担って言いたくないよもう。自担しかきじゃないのに。なんでこんな変に人気が出ちゃったの。別にかっこよくないじゃん。別にダンスもそこまで揃ってないじゃん。身長あるだけじゃん。おもしろくもないじゃん。

💖と❤️がブサイクって言われるのも分かる。

🧡がうるさいって言われるのも分かる。

オタクキモくてうるさいのも分かる。

他のグループオタクが関わらないでほしいって言うのも本当に分かる。

本当にごめんなさい。ただのオタクが謝ったところで何にも変わんないけどほんとに他のグループ迷惑かけてごめんなさい。

自担ジャニーズとしての歌もダンスも大好きだけど苦しいよ。うわーーーーーんどうしたらいいかわかんない。降りたくない。

2022-06-23

オフィスでできるボードゲームを教えて

オフィスに出社して、オフィスの同僚と少しずつボードゲームを進めていけると楽しいのでは?

以下の条件に当てはまるボードゲームがあったら教えてほしいです。

まあ、オセロとか将棋とかなのかな。

パンデミックとかで試してみるか。

2022-06-17

primemusicの星野源星野

何でアーティスト名二つに分かれてるの?シャッフル再生する時どっちの星野源にするか迷うじゃん。

2022-05-28

アマプラで残りあと3日!君はもう「人生逆転ゲーム」を見たか

とある邦画キチガイ漫画の影響で私はこの映画を見てしまった。

凄い。

とある美少女が言っていた通りでゲームはほぼ全部運だ。

全部運なのでネタバレ不要と思われるので語ってしまうが、

トランプを引くだけのギャンブルは本当にただトランプを引くだけで誰もセカンドディールみたいなことはせずただ全員が淡々と引いてくるから驚く。

おかしい……普通こういう展開になったらこっそり数枚引いてるやつや持ち方で数字ごまかすやつがいるはずだ。

コイン入れも最初の調整が適当すぎて完全な運ゲーになっている。

ありえない……脱脂綿も傾けもないし表面張力を見破って途中で一気に加速させるやつもおらずビンゴゲームでただ数字を待っているようなものだ。

神経衰弱にてようやく運以外の要素が絡んでくるが……ただ記憶力が絡むだけだ。

シャッフル戦略的に使うこともなくただ誰かが当てそうになったら妨害するだけで終わるので本当に凄い。

最後ロシアンルーレットは流石に物理的な重さとか回転回数とかで何かをやると思っていた……思っていた……信じられない……。

この映画は本当に凄い。

ギャンブルが運任せというよりも、やっている連中が運任せなのだ

生死のかかった極限状況の中で、生き残るために尽くす最善がただ祈ることと神経衰弱カードを覚えることぐらいだ。

ギャンブルを扱う作品とは究極を言えばイカサマ駆け引きを扱う作品だ。

ギャンブル駆け引きの要素がなくなれば、残るはイカサマだ。

そこで誰もイカサマをしなかったら何が起こるだろう?

もう何も起こらないのである

ただ黙って祈りながら死を待つだけなのである

すごい映画だ。

だがこの映画に描かれる「死にものぐるいで最善を尽くす気はないが、俺は運よくうまく凌げるはずだ」という多重債務者特有思い込みカイジ以上に描けているのではないか

カイジシリーズに出てくる債務者は逆転を目指して努力をしすぎている。

そのガッツがあるならもっと早く頑張ればよかっただろと言いたくなる。

だがそれが出来ないか多重債務者だと作品は言うのだ。

それよりも「人生逆転ゲーム」の語る多重債務者最後までまともに努力なんてしないで全部運任せだよだってそういう奴らだものという態度はより強い説得力がある。

凄い映画だ。

なによりこのギャンブルの安っぽさもリアルがある。

単に借金まみれのクズトドメをさすためだけなのに大規模な施設なんて不要と言わんばかりの態度だ。

世の中には世界を牛耳る巨大な黒幕がいるというギャンブル漫画世界からほんの少しダウンサイジングするだけでグっと世界に生臭さが増す。

これは凄い。

本当にこういうことが起きているのではという説得感では本家を上回っている。

圧倒的低予算で作られているのだから本家に一つでも優ればもう十分だろう。

すごい映画だ。

君もこの映画を見て人生の1時間半をゴミにしよう

2022-05-18

anond:20220518002202

まあ平均回帰効果で親が優秀なら親より無能子供が生まれることは普通にあるし、それがないと社会階層シャッフルが無くなって腐敗するから、あるべき健全機能と言えると思うで。

2022-05-13

anond:20220513182540

シャッフル乱数の生成回数が多いので

const list = [0,1,2,3,4,5,6,7,8,9];
const a = list.splice(Math.floor( Math.random() * 10), 1); // 0~9のインデックスランダムに得てそのインデックスの値を取りだす、その要素を配列から削除。
const b = list.splice(Math.floor( Math.random() * 9), 1); // 0~8のインデックスランダムに得て(ry
const c = list.splice(Math.floor( Math.random() * 8), 1); // 0~7の(ry

とやると乱数生成3回で済むのでもしかしたら少し軽くなるかも

anond:20220513182540

JavaScript にはシャッフル機能が無いので、

function shuffle(array) {

for (let i = array.length - 1; i > 0; i--) {

let j = Math.floor(Math.random() * (i + 1)); // 0 から i のランダムインデックス

[array[i], array[j]] = [array[j], array[i]]; // 要素を入れ替えます

}

}

みたいな関数シャッフルして。

anond:20220513182123

たいていの言語には配列シャッフル機能がある。

なので、(0,1,2,3,4,5,6,7,8,9) の配列を作り、シャッフルさせる。

→(1,5,8,2,3...)

みたいになる。

3桁の数字が欲しいなら、最初の3つをつかう

→(1,5,8)

2022-04-13

さよなら絵梨の論点を整理したい

追記:整理と言いながら大分とっちらかってしまったので要約。

・少なくとも、スマホ主観視点になっていないシーンは編集済み=虚構。ほかのシーンについては解釈余地あり

・どこが虚構でどこが現実かについては作者にとって重要ではない。重要なのは読者が気持ちよく思い出を残すこと。

・爆発オチや、思いつきそうな感想を先回りして潰して大量に予防線を張ることで、まじめに言及したら負けのような状態を作っている。多少の言い訳なら鼻につくところだが、やりすぎることによって逆に面白くなっている。

■本作は五重構造になっている

母親最期を看取る主人公

②を映画にして上映したが、盛大に失敗。謎の女と共にリベンジ映画作る主人公

③の出来事を振り返る中年主人公

④に爆破オチを追加した主人公

⑤という映画体裁にしたマンガ

あとは無数の映画オマージュそれから作者の過去作や実体験も重なってくる。

■どこまでが虚構でどこから現実か?

身もふたもないことを言ってしまえばすべて虚構。なぜなら最後の爆破オチ現実ではありえないから。また、マンガなんだから全部虚構だろともいえる。ただ、それだと何も言っていないのと同じなので、作中世界で起こった事実を基に編集によって脚色されている、と捉える。じゃあどこが事実でどこが脚色なのか?これは作中でわかりやす表現されている、主観/俯瞰視点と、手ブレ表現を手掛かりにする。この二つを抑えておけば切り分けできる。

■①

最初主観視点スマホ撮影している。全体を通してだが、移動シーンやシーンの切り替えの際は、いちいち手ブレ表現を入れている。このへんはいわゆるドキュメンタリー映画王道表現なだがマンガでこれをやって読者に伝わるのか?

18P、主観視点になっていない=スマホで撮っていないので編集シーン。ここテストに出ます

P19、雑な爆発シーンは後付けであることが容易にわかるのだが、P18の構図には映像を取っているはずの主人公が映っている→誰が撮影している?→後撮り。さらに、P123において優太は車から出ていないことが示されており、そうするとP16からすでに父親が演技していることまで疑えてしまう。

■②

P21の俯瞰視点、これは何をどうやっても後撮りでないと撮影できない。P23も怪しい。P27はスマホ隠し撮りしているとすれば後撮りでなくても可能。そして最初作品批評がここ。読者の思ったことをわざわざ言語化してくれているのが、逆にこの作品の非常に批評しづらいところ(どういう感想をつぶやこうとしても、作品内で先取りされてしまう)、そのまま引用

★"母親の死を冒とく"”あん映像流して母親申し訳ないと思わないのか”そして極めつけの"ラストなんで爆発させた?"

続いて自殺シーン。P32のメメントモリ、は死を思え、という慣用句だが映画文脈では映画メメントを思い出させる。いっそメメントみたいに時系列シャッフルすればよかったのに、と思うところだが、実は時系列編集によって巧みにシャッフルされているという捉え方もできる。実際にリアルタイムスマホで撮った映像と、後撮りした映像シームレスに混ざっているが、普通にマンガを読んだだけでは気づかないようになっている。もちろん全部後撮りの可能性もあるが、それだと考察のしようがないので手ブレしてるところは本物と考える。

P39、作中で言及されている通り本来眼鏡かけてて矯正もしているので、A.めちゃくちゃ頑張って撮りためた映像ソフト編集した、B.わざわざ撮影のために演技して撮り直した、C.完全なる創作かの三択となる。中学生技術力を考えるとBかC。

P45、プロジェクターの真ん前にカメラを置いているから、完全に後撮り。ちなみにここで映っているのは映画ファイトクラブファイトクラブは、本作のどこまでが現実空想かわからないというネタ元の一つになっている。話がそれるが、ファイトクラブといえば選挙演説で有名な外山恒一批評が異様に完成度が高く、未視聴でも必読。ほかにメタ構造ネタでヒットしたカメラを止めるな!も思い浮かぶ。あとニューシネマパラダイスとか、そもそも本作のタイトルとページ数の元ネタであるぼくのエリ 200歳の少女など、挙げればきりがないと思うし俺なんかより作者の方が100倍くらい映画をみてそうなんでネタ元を挙げ切るのは不可能だが、個人的にはこのへんの映画を思い出した。

★P52、作品批評"どこまでが事実でどこまでが創作かわからない"。

P63、二人はしばらくずっと映画見ているが、ここもプロジェクター視点になってる。ちなみに、このひたすら映画を見て感想言う特訓だが、これは作者自身過去編集と似たようなやりとりしてたことを過去インタビューで語っていた。

★P79にて、これも一応作品批評になるのか、一見意味不明な爆発シーンを入れた動機主人公の口から言語化されている。

★P82で、作品テーマである"ファンタジーひとつまみ"=吸血鬼と爆発要素。

P84で、①のネタばらし。実は母親の嫌なところは編集でバッサリカットされていることが判明し、作中描写編集ウソが混ざっていることが明示される。

★P86にて自己分析という体で、①を批評している。"主人公の抱えている問題は…多分…映画バカにされた事じゃなくて…母親の死を撮らなかったこと"そして、吸血鬼死ぬシーンの説明

P87で絵梨が意味深沈黙しているシーン、ここで彼女の死期が近いことが偶然にも主人公提案したプロットと被ってしまい、その動揺を表すために意図的に同じコマが挿入されている。動揺しているからこそ表情が動かないというのは逆説的だが、P85の喜怒哀楽表現との対比により、余計に目立つ。P85~86過去回想シーンのため、編集

P90~P93もそう。意図的沈黙を配置することで画面に緊張感を作っている。さっきの彼女沈黙と比べるとわかりやすい。こういう間を作る表現は、週刊連載のページ数に囚われないからこそやりやす表現で、電子掲載特性が生かされていて良い。

★P93~の父親の名演技。これも作品批評になっている。"自分面白いと思って作った作品馬鹿にされオモチャにされたらまともじゃいられないんだ"。

前のルックバックに対する批判を思い出す。ちなみに作者の自伝的要素としては思い当たるふしがもうひとつあって、チェーンソーマンの前作ファイアパンチでも作中のある印象的なコマが切り取られて海外(主に4chanの/a/)でネットミームというおもちゃになっている。"kino meme"で検索したらたくさん出てくる。

P97、この父親の怒りすらも演技という体。父親作品批評をそのまま言わせてしまうのとわかりやすすぎだが、あえてそれを"演技ですよ、本当はそんなこと思っていませんよ"と自虐的ネタにしてアピールすることで、ネタマジレスを防ぐと同時に、この作品テーマの一つである虚構現実の境目がわからない状態を作り出していて一石二鳥となっている。

★P99、ここで批評をもう一発かましてくる。"創作って受け手が抱えている問題に踏み込んで笑わせたり泣かせたりするモンでしょ?作り手も傷つかないとフェアじゃないよね"

ここは非常に巧妙で、さっきの作品批評がわざとらしい感じだが対比してこっちは本音を語っているように見える。傷つきはするけどしょうがないよね、そしてなにより、創作ってのは受け手も傷ついてなんぼのもんだろ、という主張を相当オブラートに包んで発言している。

P100、"今のセリフいいでしょ?"とこの本音を語っているように見せた発言すらメタってしまう。これすら本音ではないと言っており、さすがに照れ隠しじゃねーのと思うが予防線になっている。

P108。最初出会い病院なわけで、何らかの病気であることは元々暗示されていたが、ここで絵梨が倒れこみ、病気存在が劇的な形で示される。手ブレにより躍動感が表現されていて気持ちがよいがこれ伝わるのか?(2度目)。

P109、病院では一切手ブレがなく動と静の対比。P117、①のような素人臭い動きの画面が続き、主人公の動揺する心理が表れている。この漫画ほぼモノローグがない代わりに、マンガなのにもかかわらずこういうカメラワークでの映画表現をうまく使って心情を表現していて、作者はやはり天才か?となる。

P122、お母さんの性格の悪さが開示され、①はかなり編集が入っていたと判明する。ただし、嘘だったとしても、思い出を美化するのはいいことだと主張している。

★P130、作品批評。"優太はどんな風に思い出すか、自分で決める力があるんだよ それって実は凄い事なんだ みんながどういう風に絵梨ちゃんを思い出すのか 絵梨ちゃんは優太に決めてほしかったんじゃないかな……"

ここは今までと違って、一切茶化していない。編集により現実が捻じ曲げられる恐ろしさというネガティブな側面を前もって提示しておきながら、でも思い出を美化するのもいいよね、と肯定する流れ。否定的にしたいなら順序を逆にすればいいだけなので、これは割と「作者がほんとうに伝えたかった事」としてとらえていいんじゃないかな?と思う。

P131、編集シーンが入ることで、②もまた生の現実ではなく、美化された思い出、編集された虚構ということが暗示される。

P133廃墟主観視点でないので、後撮り。

■③

P151にて場面転換。

P155、本来の絵梨は矯正している、眼鏡をかけていることが明らかになり、②のネタばらし。P130~132に対するわかりやすい答え合わせになっている。

P164、ここから主人公モノローグ。終盤の展開がモノローグではしょられるの、低予算あるあるで笑える。本筋じゃないし時間内の200Pに収まらいかカットされたのかもしれない。そうなると、ディレクターズカット版の単行本では未公開映像流れるのかな?

P167、低予算映画あるあるの、父親役と本人役が一人二役なんじゃないのかという考察を見たが、見た目違うとはいえ割とありそう。

■④

P177、ここにきて見開きばーん。P151以来のタメがあるのでとても気持ちが良い。①~④の間の場面転換すべてに共通して、見開きが挿入されたタイミングで、作中作現実メタ構造が切り替わる仕組みになっている。そして、さんざん言ったように主観視点になっていないので、これはすべて後撮り。よって吸血鬼実在しない。Q.E.D. あとこれ面白いのが、絵梨がメガネしてないし矯正もしてないところ。この吸血鬼映画の美化された絵梨を真似しているため、見た目も現実ではなく映画準拠になっている。

★P180、"そうかっ 夢か…… それか僕のイカれた幻覚で…"とわざわざ口に出して言う。

映画タイトルだけ羅列してもわかりにくいので、夢か現実かわからない状況を読者向けに解説する。あとシックスセンス定番ネタバレなんでしょうがないけど笑うわこんなん。

★P181、作品批評。"恋人が死んで終わる映画って在り来りだから後半に飛躍がほしいかな… ファンタジーひとつまみ足りないんじゃない?"

恋人が死んで終わる映画って在り来りだよねーという批判が飛んでくることがわかっていて予防線を張っており、後半の飛躍をまさに今行っている最中なので、言うまでもなく非常にメタい。

★P191、最期作品批評、"見る度に貴方に会える… 私が何度貴方を忘れても 何度でもまた思い出す それって素敵な事じゃない?"

作中の元になった出来事が忘れられても、作者が死んだとしても、作品が残れば思い出は受け継がれていく。たとえそれが美化され、脚色され、編集されたものだったとしても。つまり映画の内容がどこまで虚構でどこまで現実かはどうでもよく、受け取る観客がいい思い出を残してもらうことが大事、という壮大なちゃぶ台返し最後の爆破オチで壮大に茶化されているとしても、作者の伝えたい主張にウソはないだろう。

P199、ここは皆さん一番好きな映画の爆発を思い浮かべながら。予防線をあまりにも張り巡らしているせいで作品予防線の塊になっており、最後に爆発オチを持ってきてすべては創作だと主張することで、主客転倒が完成。終幕。

すべては爆発のための前振りととらえることもできなくはないが、ルックバックで思ってもなかった方向からダメージ食らったので、思いつく限りの主張を先回りしてそれ自体作品にしてやろうというところなのではないか脚本作る労力を考えると本当に頭が下がる。

2022-04-07

居住地シャッフル

様々な争いに地理的要因が絡んでいる。

どうしようもない。大地は動かせない。そこにアイデンティティがあったら退去はできない。

ここで旅行会社朗報居住地シャッフル法を推進すれば世界のすべての問題解決

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