はてなキーワード: つけまつげとは
最近twitterでキャンメイク云々で炎上したり、マジョマジョががらっと方向転換したりするのをみてて、まあなんとなく思うことをつらつら書いていこうかと。
スペックは96年生まれ20歳、中高大と女子校。都内在住実家住。そのほかは文章から察してほしい。
メイク自体するようになったのはほんとうにここ数ヶ月。去年の秋口くらいからで、通ってるところで発表会があったのと、バイトで接客してて、たまにくるメイクばっちりの人や同じ職場の人に刺激を受けたのが最終的な動機だと思う。
ちょっといいところで働いてるから、秋なのにフューシャピンクのアイカラー乗せてくる人とかいるし、ビューラーやつけまつげでまつげばっちりくるんとさせてくる人も多くて、しかも私は人より背が高い(170cm)から割と見放題で。それをしばらく続けてて、あ、そうか、男の人ってこういう視線の高さから女の人を見るんだな、って気づいた。今までメイクって女の子側が楽しくて、自分に自信があるからするんだって思ってたんだけど、それをみる男の人(をはじめとした相手)を楽しませるためにもするんだなって。現に私がそういうのを見て楽しんでいるようにね。
あと通ってるところ、ってぼんやり書いたけど、その先生が男の人なんだよね。今ふっと思ったけど、人生で男の人に外部でなにか習うのはじめてだ、もしかしたら無意識の中でそれも関係してたのかも。まあそれはそれとして、一応大学生が素顔で彼のところに出向くのはどうなのかな、って薄々感じてたのもあって。それまでは美術館でもどこでもほいほい着た服のままで出かけてたのにね。
で、メイクをするようになった話だ。
発表会で一応人前にたつから似合ってない色つけてたらやだな、って思って慌てて駆け込んだのが百貨店のちふれ。いわゆるデパコスと違って、ちふれだけ別フロアなことが多いから、当時ドラッグストアの化粧品売場をダッシュで素通りするような私がめっちゃがぐぶるしていくってことはなかった。それでも十分緊張はして、普段はおしゃべりな方なのにBAさんと一問一答、みたいな感じになってしまったけどね。お財布も傷まないし必要以上にひよらなくて済むから同じような状況に陥ってる子にはとりあえずちふれをすすめたい。
ともあれ彼女のおかげで無事私は人前に出るときと、習い事の日だけだけどメイクをするようになったわけです。問題も抱えてるけど後述。
で、どうして今までお化粧できなかったのかってついでにぼんやり考えてみたの。
今まで自分の顔立ちとかについても全然考えた、気にかけたことがなくて、それこそ中2の時から「化粧映えする」「もっとメイクしたらいいのに」とか「ハーフっぽい顔立ちだよね」とか「大学デビューしたらいいのに」とか言われまくってたけど、それひとつひとつにどう反応していいのかほんとうにわからなかった。羽目外せるところは外しまくってたから目立ってたけど、基本的にはいい子ちゃんしてたからそういうの興味あるって表明するとなんかアウトだと思ってしまってたんだと思うのと、どれだけそういうことを言われても、自分には装うだけの価値がないと思ってた。メイクを、自分自身の防御力をあげるもの、仮面をつけるものだっていう認識があった気がする。
今は違うんだ、メイクって自分をちょっと拡張する、自分が受け入れられるものを増やすような儀式の気がしてる。甘いメイクをしたらかわいいおんなのこっていうものを受け入れられるし、ギャルっぽく盛ったらいわゆる若者文化を受け入れられる。ロトムがフォルムチェンジするような感じとか、まだ途中までしか追えてないけどまほプリが力を借りる宝石によって違う姿になるとか、そう考えるとしっくりくるところがあるのでは。
多分メイクにひよるような同世代って、少なからず「自分に装う価値がない」「自分にそんなかわいいものは似合わない」と思ってしまっているんじゃないかなっていう私感。少なくとも私がそうだったから。でも、やるきっかけとする場所、ちゃんと見てくれる人さえ見つかれば、思ってるよりも簡単に壁は越えられる気がする。運よく私はそれが重なっただけって話。それができれば苦労しないって叫びが聞こえそうだけどいったんここで。
とまあ偉そうに言ってるけど、してるかしてないかくらいのうっすい化粧だけど、母親の前で化粧できないんですよ、私。外に出るときはメイクポーチもって駅前の多目的トイレにこもらないと化粧ができないし、同じところで落としてからじゃないと家に帰れない。ポーチは棚の奥に隠してる。
これはちょうど1年くらい前、色付きのリップクリーム買って帰ったときに見つかって、「あかくち○○○(本名)www」みたいにいじられたのが遠因だと思うし、成人式の前撮りで濃い化粧されたときに「清水ミチコwwww」みたいな風に言われたのも一因だと思う(私は眉をやたら濃くされた以外はプロにしてもらうとこんな感じなんだー、って楽しかった)。年離れすぎてる(去年還暦)なのもあるけど、そういう親の前で化粧する、した顔をみせるのはしんどいっす。彼氏できたとか思われてまた一通りイジられるのもほんっとやだし。
なんだか思いの外長くなってしまった。今でもキャンメの語尾にハートついた商品説明苦手で展開してる前で長く立ち止まれないし、ピンクのコスメに手が出せないけど、まとめると、装うことは楽しいぞ、っていうことです。
あ、あと、自分の好きなキャラクターがこの化粧品つけてたらかわいいよな、素敵だよな、っていう視点が入ると買うのちょっと楽になるかも。私もそれで最後の背中を押してもらった覚えがあるし、今でもちょいと助けてもらってる。そういう考え方を意外とバカにしちゃいけない。
以上。なにかあればブコメまで。できる限り答えます。記事にするのだけは勘弁。
2/22 0:46時点から拾えるところだけ拾って追記
>死んでください
そうか、人間生きてたら必ず死ぬんやで。私が死ぬ時はあなたも一緒に死のう♡
上にも書いたように私は身長が高くて男性の平均身長並みだから、男の人はこんくらいの高さからこういうの見て楽しんでるんだー、って思った次第。メイクしてる人を見てかわいいとか、素敵だな、とか思ってるので、それは物理的には男性と同じ立ち位置からみてるってだけで、ある意味で女性的な視点なのかもね。
>一回親をビンタすべき
そうかもね。一瞬このブコメみて反射で涙が出た。
前撮りの時、一応素敵だよ、とは言ってくれたけどね。
化粧するしない色々あるけど、化粧は他人の為にするんじゃなくて、自分の為にしてるんだと思うよ。
自分のブサイクな、ぼこぼこの肌、線みたいな目、腫れぼったい一重、大きい潰れた鼻、薄い唇、そういったものを隠して、ブサイクを普通の存在にしてくれるのが化粧だと思う。
私は自分の小さな目に、初めてつけまつげを付けたとき、自分の目が信じられないぐらい大きく、可愛く見えて、感動したのを覚えている。
あなたは「似合ってないつけまつげ」って思ったかもしれないけど、それでも元のブサイクな顔がちょっとでも変わるのが、たまらなく嬉しかった。
今までずっとスクールカーストの最底辺で、なに一つ良いと思えなかった自分を、ちょっとだけ好きになれた。
それから化粧しているときは、普段より明るく過ごすことができるようになった。お店の店員と目を合わせることもできるようになったし、他人に笑いかけることもできるようになった。
男性と話すという辛くてどうしようもなかった行為も、そこまで苦痛ではなくなった。
化粧をしている、ただそれだけのことで、とびきりおしゃれなカフェで、ゆっくりと紅茶を飲むこともできるようになった。
ある時、出先のトイレで鏡を見たとき、一瞬、自分がごくごく普通の女の人に見えた。
その時、心の奥の方から、ぶあっと自信が湧いてきて、ああもう私は誰かと話すときに怯えなくていいんだと思った。
ツイッターとかでみんな化粧をめぐって喧嘩するのは(特に化粧しろ派・ブランド派が強い言葉で攻撃してくるのは)、怖いからだと思う。
化粧をどうにか学んで、みっともない姿を晒しながら、沢山のお金を使いながら、やっと可愛くなれた自分を、否定されるのが。
私はとても怖い。
やっと好きになった私のことを、根本から否定されるのがとても怖い。自分がやってきた化粧の努力を、馬鹿みたいだと一蹴されるのがとても怖い。
「自分の化粧した顔を好きって言う人、やばいと思う」みたいなコメントを見るたびに、じゃあブサイクに生まれた自分は、この世界で、どうやって生きていけばいいの?みんなブサイクはひどい言葉でいじめるくせにって思う。
自分語りになってしまった上に、なんかクソリプみたいになってしまった。お恥ずかしい。
私みたいな人間がすっぴんで外を歩ければ、化粧をしないあなたの肩身が狭くなることもなかったのかもしれないって、ちょっと思って。
今日、化粧品に関する議論がTwitterで盛んで、それで私はなんだかつらくて泣いた。
(今から書くことは、なんだか無性に悲しくて、しんどくて、そういう気持ちを吐き出したかっただけで、「ここが正しくない」とか「こうすればいいだけじゃん」っていうのは、もうどうでもいいです。)
内容は安いコスメ使ってる人間を下に見たようなツイートと、それに同調、または反論するたくさんのツイート群。
私は元ツイートにマウンティングされる側にすら入らない1人だ。
大学生で、顔面偏差値低いのに化粧はしない。安いコスメ以前の問題。化粧をしない。お金を使うのはもっぱら漫画やアニメ関係。友達は少ない。サークルは飲み会文化に馴染めなくて辞めた。そんな絵に描いたようなカースト底辺の人間。
なぜ化粧をしないのか。
そもそも、女は高い化粧品使って化粧してるのが当たり前で、それが社会に対する礼儀、常識なんだ、という社会規範が嫌いだった。
女にだけ見た目の商品的価値をつけられているように感じ不快感すら感じた。
化粧自体も嫌いだった。公立校に通っていた中学時代、女子の間ではすっぴんでサイゼリヤに集まって、食事をするテーブルに持ち寄った化粧品を広げみんなで化粧をするのが常識だった。頻繁にあることなのでサイゼリヤの店員も注意を諦めていた。
普通に、馬鹿なんじゃないか、と思った。でもそこでの"普通"はサイゼで化粧することだった。"馬鹿"はそこに馴染めない私の方だった。そんな空気に絶対に同調したくはない。けれど注意はできなかった。空気の読めないことを言う奴は無視されていじめに発展する、ということを理解していたから。「私はブスだし化粧しても変わんないからやらなくていいや〜笑」なんて言ってごまかして切り抜けていた。
化粧なんて低脳なダメなやつのすることで私は化粧なんてしないいい子でいたいって思っていた。親もそういう私を求めていて、そういう考えだった。
大学に入ってから急に化粧を要請されるようになった。化粧の仕方なんて分からない。私は元々ひどく不器用であるということも手伝い全然うまくいかなかった。小学校のとき公園の遊具で下手くそな化粧してた先輩や、サイゼリヤで似合わないつけまつげをつけていた同級生は、もう化粧がうまくなっていた。
なんだ、それ、必要なプロセスだったのか。化粧に憧れて、みっともない姿を晒して。そうやって失敗して、100均の化粧品でサイゼで化粧してた子たちは、シャネルでかわいいメイクをしていて。"そっち側"の人間を、社会は求めていたんだ。最悪。
自分の顔が好きではなくて鏡を見るのすら苦痛ということもあり、化粧なんてしたいはずもなかった。でも社会は最低限化粧のできる人間を求めていた。そんな社会規範に縛られずに自由に生きていけばいいだけだと思って、大学でも化粧せずに普通に過ごしていた。髪のセットの仕方なんかも分からないままだった。
化粧したいと思うこともあった。
大学では友達が1人だけできた。その友人はお化粧もちゃんとしていて、良識もあって、大変真面目でいい子で、そしてかわいかった。
自分が恥ずかしくなった。自分が社会に後ろ指さされようが、社会規範の方が間違ってるんだよ!で生きてきたけど、今この社会の中でその友人が私のことを「化粧しない常識のないブス」ととらえていたら。怖い。すでにむこうにとっては数多くの友人の中の1人の、冴えないオタク女にすぎないかもしれないけど。嫌われたくない。友人はそう思ってなかったとても、周りの人間からの私の評価が低いせいで、友人の評価も低くなるということはあってはならない。
化粧をしなければ。
私は実家暮らしで、家庭環境が別段悪いというわけでもなく、母親との関係も良好だ。
母親は私のことを中学時代のこともあり「化粧に興味を示さない娘」と認識していた。
なぜか、化粧したいなんて親の前で絶対に言えなかった。家での「母親の中での私のイメージ像」に沿わない行動をすることができなかった。
親に化粧を禁止されてるなんてことは一切ない。しかし、「化粧なんてめんどくさいと思ってるタイプ」という親のレッテルから逸脱することは難しい。本当に、なぜかは私もよくわからないけど。でもそれには本当に勇気がいることで、私はその勇気を持っていなかった。化粧したいなんて絶対に言えない。絶対に親に逆らえない。親に笑われたくない。自意識がクソでかいだけなんだけど。つらい。美容に興味のある態度なんて、見せれるわけない。親からの目が怖い。「この行動は私のキャラじゃない」という考えに縛られて、何もできない。ファッションメイクに関する相談をできる友人もいない。もうどうしたらいいんだ。わからない。
本当は、親の目関係なく家で安かろうが高かろうが化粧品使って身なり整えたいですよ。メイクしたい。メイク文化にコミットしたい。
もっと本当は、女子の化粧なんて必要ない世の中になってください。社会規範は最悪。メイクしたくない。メイク文化はダメ。
追記:
「もうどうでもいいです」って書いたとおり、解決策を求めたわけではなくもやもやした気持ちの行き場がなくどこかに書いて終わりにしよう、と思って書いたのですが…起きてみれば想像以上にレスポンスをいただいてびっくりしました。少しだけ書きます。
いろいろ書きましたが、なにもかもご指摘の通りです。私はただの自意識が巨大な病人です。化粧だけじゃなくて結局就職も親の求める方に行こうとしているし、元々そういうこじらせた性格なんですね。親が、友人が、社会が、と言っていますが、結局自意識と感情の塊なので、親の目が、友人の目が、社会の目が気になって仕方ないだけです。きっと友人にメイク教えてって言えば教えてくれますし、親にメイクしてみたいなって言えば多分協力してくれますし、社会はそれほど私を気にかけてはいません。わかっています。でもそうできない。その勇気がないまま今まで生きてきました。これからもその勇気を出せる気はしません。早く自意識小さくなりたいな。はい。そういうことです。化粧しなくても許容される世界を求める気持ちは本当ですが、私に世界を変えられる力なんてありませんしね。
家族好き、友達好き、仕事もまぁ好き、彼女は3年以上いないけど処女ではない普通のレズです
あまりにも彼女ができないし興味があったので深夜のテンションで予約
Gmailから偽名で予約メール送ったけどGmailを本名で設定していたからバレたかもしれない、ちょっと恥ずかしい
こちらからは女性に触れず、向こうからマッサージ+性的サービスのコース60分
全部合わせて2万弱
当日の午前中に電話連絡をしなくちゃいけなくて、それはオッサンが出た
正直レズ風俗なんて嘘で、行ったらエロ同人みたいになると思ったりもしたけど別にそんなことはなかった
女性は顔が見えない写真でかわいい感じの子を選んだら、本当にかわいい感じの子が来て驚いた
カラコンとつけまつげしてるけどそんなケバくなくて、普通にこの顔の子にしてもらうんだと思ったらドキドキした
使ったピンクローター持って帰りますか?って聞かれたけどそれは断った
向こうもお仕事だし、こっちもブス気にしてたら集中できないからね
次はこっちからも触れるコースにしたいし、またお金貯めて行くかも
意外と怖くなかったよというレポでした
初めて会った時は、友人の友人だった。
美容系の専門学生で、将来はメイクアップアーティストになりたいと、キラキラした目で言っていた。
中学生の頃いじめられていた彼女は、高校生になって近所に住んでいた先輩に習ってメイクするようになってから、自信が生まれ、どんどん綺麗になっていく自分が楽しくてしょうがなかったという。
そのメイクを教えてくれた先輩が通っていた専門に入学して、毎日大変だけど楽しいよ、と綺麗に巻かれた茶髪の巻き髪が揺れていた。
共通の友人に連れられて、その日はホストクラブへ行った。私も彼女も初めてで、未知の世界に怯えつつも自分なら絶対ひとりで足を踏み入れられない世界にちょっと酔っていた。
その後は彼女の家へ泊まり、ホストって思ったよりも怖くないね、やすかったしね、マジで客のタバコに火をつけるんだ~って初々しい会話に花を咲かせて眠りについた。
確かに思ったよりは怖くなかったけれど、ネオンに溢れキラキラした店内はどこか吸い込まれる闇をはらんでいるようで、私はそれっきりその世界を忘れて生きていた。
でも彼女は違っていた。
次にあった時は、彼女はひどく酔っていた。なんとなく早起きしてTVを見ていた時に携帯の着信がけたたましくなり、びっくりしながら取ると、ろれつがまわらない声で家に遊びに行っていい?ときかれた。
彼女が今いる場所からタクシーで1500円ちょっとの距離にある私の家を、酔っ払いながらも覚えていたらしい。
家に招き入れたこともないから不安だったが、なんとなくほっとくのもきまりが悪いので、家の近くの目印になる建物を指定し、彼女が乗ってくるタクシーを待った。
少しふらつきながら降りてきた彼女は、きっちりと盛り髪のヘアメイクをしてあり、着ている私服が毛玉だらけで少し汚れているのとひどく対照的だった。アイメイクが少し崩れ、つけまつげが片方なかった。
荷物を少し持ちながら家へと連れて帰った。とりあえず眠そうだけれどシャワーを浴びることをすすめ、着ていた服を洗濯機に放り込んだ。
彼女は専門学生をしながら、夜はキャバクラで働き始めたらしかった。
シャワーからあがった彼女は少し仮眠をとると、今日も授業があるんだとものの15分でメイクを済ませ、お礼を言いながら学校へ飛び出していった。
それから半年ぐらい、その間何回か共通の友人たちと一緒に飲みに行ったり、買い物を共にしていたが、彼女が少しずつ変わっていくのに特に何も言えず時は過ぎていった。
つけまつげは綺麗なまつげエクステに、つけ爪からジェルネイル、スカルプチュアへ。いつもばっちりお洒落をしているから、余計にあのときのギャップが凄かった。
茶髪はクリーム色へと代わり、より一層派手になるメイクとよく似合っていた。元が地味な顔だからメイクが映えるんだよ、って自虐気味に言っていたのを思い出す。
ある日会った彼女は、専門学生からバイト掛け持ちのフリーダーへ変化していた。
別に夢ができて、どうしても専門に通う時間がなくなったから退学したと言っていた。私は驚いた。しかしアドバイスできる立場でもなく、そうなんだ、と軽く返事して頑張ってねと告げた。
内容をきくのは怖かった。キャバクラはアルバイトから週5回の本業へとレベルアップし、その他空いた時間に昼のバイトをこなしていたらしい。
厚くなったファンデーションから少し見え隠れするクマが痛々しかった。
夢ってなんだろう。
その夢の1つが叶った次の月、彼女はとあるマンションから飛び降りて亡くなった。
客の1人が自殺したホストのスレは荒れまくり、ついにホスト自身も店から飛び行方不明になった。
あれから彼女はキャバクラ兼ヘルス嬢、デリヘル嬢、ソープ嬢、企画女優と順調に落ちていった。ヘルス嬢になったところで連絡が途絶え、最後を含めてその後は聞いた又聞きでしかない。
初めて訪れた先で出会ったホストを応援し、その時は新人だったカレを遂にNo.1にまでのしあげる夢をもっていた。
No.1になったら夜の世界を上がって、結婚しようと言われていたらしい。
夢は確かに1つは叶った、しかしもう1つの夢は敵わず彼女は飛んだ。
どう考えても彼女の本当の夢は後者だったことは想像に難くない。
今でもあの町へ行くと思い出す。変わっていく彼女と、変わっていないこの町を。
なんか既にさんざん色々言われているが、渋谷と六本木のハロウィン行ってきたし、コミケにおいてはスタッフ参加・コスプレ参加・サークル参加もしたし、所属企業が企業参加もしてたんでこの件については意見をいう資格があると思って、言う。
とにかく、コミケと比較してハロウィンコスプレ連中を叩いている奴はアホだ。私は断言する。
「コスプレは自分たちが主流」という考え方もあるだろうけど、確実にあちらのほうが主流になっている。「人数が多ければメインストリームなのか!?」という意見もあるけど、人が多けりゃまぁメインストリームでしょう。さて参加者の数を正確に測定するのは日本野鳥の会を雇っても難しいんだけど、まぁコミケととなコスを合わせた数よりは多いだろうな、と言うのはチラ見でも分かると思う。
「多数がやってるからと言ってマナー違反はマナー違反だ!」という人は、自分を振り返れば分かるだろうけど、コミケ参加者だってマナー守るひともいれば守らないひとも居る。人数が多くなれば守らない人が多いような気になるものだ。
これは最大の問題なのだけれど、渋谷六本木のハロウィンは本質的には主催者がいないイベントなのだ。川崎ハロウィンはほぼ実行委員会の下にあるが、渋谷六本木については、個々のクラブイベント等の集合体に過ぎず、全体を統括する責任者だとか、共同代表だとかはいないのだ。ゆえに警察の対応も場当たり的な交通整理になるし、人の流れの動線についても責任を持つものがいない。交差点の真ん中で写メろうが、ニコ生しようがUstreamしようが、だれも止めない。警察も止める権限がない。
一応シブハロ実行委員会というのもあるが、あれもパルコとか幾つかの店舗のイベントの統括に過ぎず、渋谷のハロウィンについてなんら責任を負うものではない。
この点、コミケについてはコミケット準備会の私的なイベントであり、主催者の決めたルール(コスプレ来場・徹夜組・過剰な露出・消防動線の確保など)に従わないものはもちろん、「単に気に入らない人間だから」というだけで参加を拒否する権限すらある。一方で、その範囲内で法令違反(わいせつ物・火災・動線の失敗による転倒事故)などがあれば管理責任として、最悪は代表者や担当者が刑務所に入るリスクすらある。
また一般的な神社などのお祭りと比較する意見も見られるが、あれも神社の氏子組織とかが実行委的なものを作ってたりしますね。
ゴミ箱については、コミケのひとたちもあの巨大なコンテナゴミ箱がない状況で、ゴミをキレイに捨てられるなら言ってくださいね〜と思う。
公共担当した人ならわかるけど列移動後のゴミはどうしたって残ってるし、館内担当の人もサークル撤収後にゴミが残ってるのは何度か見てると思う。
東京都が早く、ハチ公のとことセンター街の角海老のとこあたりとかにコンテナゴミ箱設置してくれれば改善されると思う。逆にコミケだってコンテナゴミ箱を無くして「ゴミは絶対に絶対に持ち帰ってください。コンビニで買ったとかしるか!」ってやったらゴミだらけになるのではないかな。上野公園の花見だって、コンテナゴミ箱を設置するまでは恐ろしい量のゴミだらけだったし(平成元年はまだそんなだったぞ)、まぁ今も酒入って朝までやってるから多少はゴミだらけだけど、昨今はちゃんと片付ける度も高いと思うよ。
あ、あと意識高い参加者はどちらにもいて、コミケだって16時過ぎに隣サークルのゴミを拾って捨ててる人とかもいるし、渋谷も朝の…6時だっけな?ゴミ袋とトングを配ってて、路上のゴミを拾うボランティアコスプレイヤーたくさん居ましたね。素晴らしいです。
まぁ酒飲みながらコミケやるやつもあったんだけど(コミケットスペシャル)、あんまりガッツリ飲む感じじゃなかったんですよね。その点、シブハロは終電過ぎてからがメインで、クラブやバーなんかの酒を呑む店がメインだったりするのもあって、ちょっとテンションがおかしい人が増えるってのはあると思う。
「酒飲んでるからって許されるなと思うなよ」ってのはあるが、正直コミケでマナーが良いのは酒が飲めないからであって、アニソン系のダンパとか行くとわかるけどぶっ壊れっぷりはヲタ層でも昔から酷かったような・・・。
理由5:着替え場所(更衣室)の問題。または「コスプレ来場(家からコスプレ)はノーマナーなんですけど!?」問題。
更衣室が無い、そしてハロウィンメイクは化粧室を汚しやすい(血糊とかが飛んで洗面台がひどいことに)というのはある。
例えば六本木ヒルズのお手洗いについては、「ハロウィンメイク禁止」の札が貼ってあった。そうでなくとも、トイレで着替えたり仮装のためのメイクをするのは他の利用者の邪魔になる行為だ。
一般のコスプレイベントでは、これは禁止事項にあたる。コートを羽織って参加すらダメという扱いがほとんどだ(一方でメイク・つけまつげ・カラーコンタクトは許容される傾向がある)。だが、コレは必須事項だろうか?
これらは実際には、運営者側の問題であり、さらに言えば徹夜組等で苦情が来たため・・・とかじゃないだろうか。コミケは運営方針として、基本的には『禁止事項は少なく』の方向で動いている。だから禁止事項になるのは「明白な危険(あからさまな武器と判別つかないもの)」「他人の迷惑(コス着替えでの化粧室専有とか)」に限っている。
そんななかで、長年ずっと疑問だったのが「コスプレ来場禁止」のルールだ。これ禁止するくらいなら、もっと前から「エロ紙袋禁止」をするべきだった。
ただし、正直なトコロで言えばコスプレエリアトップは館内や公共・外救とかとは違うルールっぽくてよく知らない。
とにかく別に、コスプレ来場したってそれが本人に恥ずかしく無いのであればいいんじゃないか?と思う。過激な露出がある場合ならコートとか羽織ってね。
むしろコミケの更衣室はゴミゴミした大部屋に押し込められて、キャリーバッグの上に鏡置いてメイクして…ってやってらんねーんですよ。メイク終わったあとにカラコン入れ忘れたことに気がついて手を洗いたくても洗面台は無いので外に行くかそのままの手でカラコン入れるか(目が荒れるのでやってはいけない)。。。あそこで血糊コスやったら、ジュータンの上に血糊ぶっこぼすやつが毎日10組は出るね。
血糊の話は次節に、露出については次次節に譲る。
今年も去年も、電車の中で血まみれナース服の連中をダース単位で見てたし、血まみれリーマン風ゾンビさんが酒飲んでぶったおれて寝てるのはどう見てもガチでオヤジ狩り後なんじゃないかと心配になる。血まみれでもシュッと立ってスマホ見てつり革掴んでりゃ多少はマシなんだけど。
いずれにせよ、これは
扇情的な格好、という意味ではコミケやとなコスのほうがひどいのは多いと思う。なお一部クラブとかでは過激な格好をしてるところもあると聞くが、そういうのは会員制で入れなかったりするしさておく。
一般の路上で扇情的な(谷間やヘソ・下乳が出る程度の)格好をすることの是非はあるが、コミケやワンフェスでシェリル・ノームやキルラキルコスプレがたくさんいた事を考えると、路上における露出の程度は問題ではない気がする。
「公共の道路でやることが問題なんだ!」というのも、最近のコミケでは庭園エリアとかの公共エリアとほぼおなじところでやってるのはある。
はいはい盗撮で毎年逮捕者出てるコミケはおうちに帰ろうね。。。
なお警察が100人以上出動しているのは、主に交通整理の問題であって、コミケだって公共の人たち(駅の案内・信号周辺などなど)に数百人を配置してるうえに、そもそも信号がほぼ無い湾岸エリアだもん…。
「そもそも渋谷とか狭いとこでやんなよ!」と言うのは納得ではあるが、ガイジンは渋谷と六本木がやたら好きなんだよ!理由は知らん!
「コミケは外国人がたくさん参加してる!」って言うけど、少なくとも所属企業の外国人従業員30人前後のTwitterやFacebookを見る限り、コミケに行ったのは2,3人くらいだけど、ハロウィンは20人以上いってたからな。
もちろん外国人にも趣味はあるけど、初音ミクが好きすぎて日本に就職したガイジンですら、ハロウィン参加していたからな(コミケももちろん行ってたけど)。
あと、やっぱりパット見でガイジンと分かる人たち(非アジア系の外国人たち)の存在率考えても、渋谷六本木のハロウィンはコミケの10倍はガイジン密度高いと思います。
実際に歩くとガイジンばっかだなーって思いますよ。コミケじゃごくたまに見るくらいですね。
まぁコミケは既に文化となってて、日本に留学してコミケ含むオタク文化について論文書いて博士号取った人とかもいるのにくらべると、ハロウィンは文化的にまだまだーというのはありますが。
巨大レンズぶら下げて取る専なカメコは多分ハロウィンには居ない・・・か居てもかなり少ない。コミケだとカメコ率以上に高いのに比べると、みんなスマホかせいぜいコンデジ。
何十人も取り囲んでローアングラーが張り付いてスタッフがカウントするまで囲みが動かない・・・ということはない。
コレについてはよくわからない。結局のところ外部経済であるのは飲食ぐらいで、コミケだってなんだかんだでオタク同士の輪のなかでの内部経済みたいなもんじゃないのだろうか。ハロウィンの警備で警察が出て税金使ってるけど、コミケも救急車も警察も消防もキテルんだヨー。だから熱中症対策はちゃんとしようねー。
ROを経験した人間にはなかば常識ではあるが、ノーマナーという言葉は
> 「自分にとって不愉快な行為をした人間」に対して「ルール違反」的な意味合いとして、レッテルの貼り付け
として使われている。
総論:
そんなわけで、渋谷と六本木のハロウィンを綜覧して語ってみた。とは言え六本木も渋谷も、ストリートではなくてクラブの中で様々なことが行われていて、その中では新堂エルのマンガに出てくるような黒人が、新堂エルのマンガに出てくるようなことをしているのかもしれない。新堂エルのマンガに出てくるようなことをしたい。
とにかくコミケ参加者たちが自分たちが特権階級のように言っているのがムカつく。既にメインストリームはあちらに移っていて、完全に時代から取り残されつつあるのに「マスコミはダブルスタンダードだ」としか言ってないのがムカつく。時代は現在、新たなる局面へ向かいつつある!我々も表に出ていくべきときなのだ!時代は新たなオタクたちのものだ!立てよ国民!
努力しないブスが嫌いだ。
自分のことをブスとわかっていて、何も努力しないブスが大嫌いだ。
私が自分のことをブスだと気付いたのは高校生になった頃だった。
それまで親族から可愛い可愛いと言われ育て上げられ、すっかり自分は可愛いのだと刷り込まれた脳ミソが、ある日やっと、鏡に映った自分をどうしようもないブスだと認識したのである。
その時のショックは忘れようとしても忘れられない。
自分が今まで生きてきた世界を自分で否定してしまったのだから。
周りの同級生はバレない程度に化粧を施し、可愛く髪をアレンジしている子もいた。
そうじゃない子もちゃんと肌のケアをして、最低限、眉毛を整えていた。
そんな中、私はそれまでの十数年間、化粧水の使い方一つも知らなかった。
アンタはまだ若いから早い、親にそう言われたのを間に受けてなんのケアもしてこなかったのである。
時は思春期、度重なるニキビ軍の猛攻によって肌はボロボロだった。
こんな状態でロクにケアもしないと、顔面が荒れに荒れた戦場地帯となるのはサルでもわかる。
長年自覚のないブスだった私が、ようやく美容に手を出した瞬間だった。
それからというものの自分のお小遣い(月3000円、バイトは禁止されていた)の中でファッション雑誌や化粧品を少しずつ集め始めた。
私は筋金入りの腐女子だったため、化粧品代は同人関係にお金を割く中でのごく一部であったが、そのごく一部の範囲でなるべく良い物を買おう、と@cosme等に張り付くことが多くなった。それに比例して化粧品の知識も増えていった。
途中途中でサボったこともあったが、つけまつげを付けれるようになったり、コンタクトを入れれるようになったり、一重を二重にすることができたり。
自分のできることが増えていくにつれて、自分が少し可愛くなれたような気がして嬉しかった。
と同時に、垢抜け切れない自分に腹が立っていた。
大学に入ってしばらくした頃、自分の顔をきちんと鏡で見ることを心がけた。
今までは、自分の顔があまりにも嫌いすぎて、見るのもイヤだと目を背け続けていたからだ。
こうなりたい!という顔を決め、その顔と自分は何が違うのか、どうすれば近づけるのかを徹底して研究した。
私がなりたい顔は平行二重にぱっちりと開いた大きな目、ぷっくりとした涙袋に高く小さな鼻、薄い唇、シュッとした輪郭の俗にいうドール顔。
対して私は重い一重に開ききらない瞼、小粒で蒙古ひだの厚い目、涙袋は皆無で正面から穴が見える低い鼻、分厚い唇に面長丸顔かつ老け顔。
全く違う。そもそもパーツが違いすぎる。
再び向き合った現実に嫌気がさしながら、来る日も来る日も空いた時間でメイクを練習した。
どうやれば鼻が高く見えるのか、どういう髪型にすれば輪郭がマシに見えるのか……。
涙袋の書き方を覚えた日、鏡の中には、すっぴんの私とは違う人が座っていた。
ようやく一人前に化粧ができるようになってから、街中で声をかけられることが多くなった。
以前は全くされなかったナンパやスカウトも、鬱陶しいくらいにされるようになった。
すれ違った後に可愛いと言われることが現実に起きるなんて、昔の私は信じないだろう。
元の顔が大きなコンプレックスなだけに、今、容姿を褒められることが何よりも嬉しい。
冒頭に戻るが、私はブスが嫌いなわけじゃない。ブスを自覚してなおかつ何の努力もせず、「私ブスだからな〜」「〇〇ちゃんは可愛いから羨ましい」と言ってくるようなブスが大嫌いだ。
本当に脱ブスしたいのなら体毛を処理するところからでも始めればいいのに、と思う。
皮膚が弱いから化粧品使えないという主張も嫌と言うほどに聞いてきたが、正直、何もしないことへの言い訳としか思えない。
肌が弱い人向けの化粧品なんか今の時代はたくさん出ているし、それすら使えないほど弱くてもボサボサの眉毛くらいはなんとかできるはずだ。
元の顔がどんなにブスでも、努力さえすればマシにはなれる。
私の元の顔より恵まれたパーツや配置、輪郭を持った人達がブスに甘んじているのを見ると、私と顔を交換してよ、と無性にイライラしてしまう。
最近、増田で非モテだったけど、脱喪したみたいなエントリーが流行っているよね。
それを見るにつけて思うのは、女のブスは甘えだよなぁ、ってこと。
なぜ甘えか。女性の容姿は、後天的な努力でどうとてでも出来る部分が大きいからだ。
女性の容姿における良し・悪しはメイク技術が大半を担っている。たとえば、『【化粧詐欺】女の化粧凄すぎワロタwwwww http://girlsvip-matome.com/acv/1008800641.html』とかを見てもわかるように、メイクや髪型のセットでかなりの部分がどうにかなる。
たとえば、顔の輪郭が悪いなら、上手く顔の輪郭をカバーできるような髪型にすればいい。目が小さいなら、アイプチをして、つけまつげをつけ、アイラインを引けばいい。多少の毛穴なら、ファンデーションで隠せる。特に、目に関しては、ほとんど「お絵かき」に近いくらい化粧で描画可能だろう。顔面というキャンパスに、カワイイ顔を描いていけばいいのだ。人間の印象、特に女性の印象は、目元が大きく影響する。これを化粧でいじくれるのだから、女性の容姿は努力次第でかなりどうとでもなるといえる。
もちろん、努力でどうにもならないものもある。たとえば、身長だ。だけど、問題ない。日本には「スタイルがいい女性が好き」という人もいれば「可愛くて守ってあげたい子が好き」みたいな需要も存在するからだ。低身長に生まれても、高身長に生まれても、どちらにもそれなりにそれを好む異性がいる。
つまり、顔に関しては、作画技術を磨けばいいのだし、生まれ持ったスタイルについては、それを好む異性を狙えばいい。だから、女性の非モテというのは、かなり努力不足、甘えによるものが大きいんじゃないだろうか。
一方で、男性はどうだろうか。
まず、化粧ができない。髪型の自由度が低い。これで、生まれ持った顔面をカバーできる度合いがかなり低くなる。もちろん、髪型をそれなりオシャレに変えることもできるだろう、眉毛をセットしてキリッとした印象に変えることのできるだろう。でも、足りないんだ。女性がメイク次第でコイキングからギャラドスくらいには進化するけれど、男性はキャタピラーがトランセルになるくらいのもの。「わるあがき」をしてレベルをあげても、僕らはギャラドスにはなれないんだ。
また、身長に関してもそうだ。男性は生まれ持ったスタイルで、モテ度が決まってしまう。低身長が好きという女性はあまり見たことがない。かなりハンサムでも、身長が170cmないと、実際に見た時にはかなり見劣りする(V6の岡田君くらいかっこ良ければ別だけども)
パイオツに関して、貧乳には貧乳好きというジャンルがあるけれど、チンコに関して粗チンが好きって人はあまり見たことがない。イケメンでも、粗チンの人はそれなりにコンプレックスを持って生きてるんじゃないだろうか。
もちろん、男性にもできる努力はある。デブなら痩せるべきだし、ガリなら筋トレをするべきだ。銭湯に行くとき、僕は男性の体を観察してしまうんだけど、十分痩せているのに、腹筋は割れていなくて、お腹がポコンと出ている。このくらいは直すべきだろう。お腹がっぽっこりでているのは、姿勢が悪いのがひとつ。姿勢が悪いのは、姿勢を支える脊柱起立筋が弱いから。もうひとつの原因は、腹横筋(腹筋の深層にあり、腹圧を高める=お腹を引き締めている 筋肉)が未発達だから。これを改善するには、スナッチグリップのデッドリフトが良い。脊柱起立筋、腹筋、腹横筋、広背筋を同時に鍛えることができるスグレモノのエクササイズで、これをやっているだけで、整った姿勢と、広い背中、引き締まった腹筋が手に入る。これに加えて、チンニング、ディップス、スクワットでもやっておけば、十分すぎる。
あと、思うのは、みなジムでは一生懸命トレーニングするのだけれど、その熱意を台所に向けていない。体をつくるのは栄養だ。君が食らっているものが、血となり肉となる。ダンベルに向ける熱意を、献立にも向けなければならない。筋肉が育つのは、ストレス(ウェイトトレーニング)への適応現象で、ヘビーなウェイトで負荷をかすことで、体が「この重さに対応できるようにならねば」と復讐を誓い、筋肉を育てようとする。だけど、あくまで筋トレとは「筋肉をつくらなければダメだぞ」という合図でしかない。設計図だけで、ビルはできない。材料が必要だ。均整のとれた体は、それをつくりあげる栄養素がなければ生まれない。たとえば、タンパク質。筋肉を育てるには、だいたい除脂肪体重×2.5〜3.3g程度のタンパク質をとる必要がある(腎臓に負担がかかると心配する人もいるかもしれないが、健康な人は大量のタンパク質をとっても問題ないと、FDAも厚労省もいっている)実験によって、タンパク質を2〜3時間おきにとるのがベストと示されている。タンパク質を1日に6〜8回に小分けにして、体重×2.5gとろう。(職場でプロテインを飲みにくいという人は、水筒に入れておけば、バレにくい。まぁ、1日3食でも、量さえ確保すれば、それなりの効果はあるから無理をする必要はない。)これで3ヶ月くらいトレーニングをすれば、君の体は見違えるほど変わってくるはずだ。
もっと結果を求めるなら、炭水化物にも気を配ろう。炭水化物を摂取した時に分泌されるインスリンは、最強のアナボリックホルモンだ。(テストステロンよりもはるかに強い)インスリンは、体の中にある栄養素を筋肉に届ける。その結果、筋肉が成長する。先ほど、筋肉が育つ過程を建築にたとえたけど、インスリンは現場に資材を運ぶトラックのようなもので、トラックが資材を運ばなければ建築(筋合成)なんてしようがない。炭水化物を、若い人なら体重×4g、オッサンでも3.5gはとりたいところだ。
だからといって、白米を食べればいいわけでもない。白米のような吸収されやすい炭水化物(高GI)は、すぐに血糖値をあげてしまう。いきなり高くなった血糖値に反応して、インスリンが大量に分泌され、血糖値を一気に下げる。すると、低血糖の状態になりやすくなるんだ。十分な栄養が行き渡っている(適性な血糖値に保たれている)時間が少なくなってしまう。これを防ぐには、低GIの炭水化物をとること。たとえば、オートミール、たとえばパスタ、たとえば玄米。食物繊維と一緒に取ると更によい。こういった食品はゆっくり吸収される。だから、長い時間にわたって、筋肉に十分な栄養が行き渡っている状態が続く。結果、筋トレの効率が飛躍的に高まるんだ。吸収の早い炭水化物(ブドウ糖、白米等)は、トレーニング中、トレーニング後、朝などのインスリン感受性が高い時にとるようにしよう。
筋トレをはじめたけれど、いまいち結果がでなくて、やめてしまったという男性はかなりいるだろう。男の子なら、誰でも一度は、ブルース・リーを夢見て、自宅のリビングで腕立て伏せをしてみる。でも、頑張って続けても、たいして体に変化が現れずにやめてしまう。俺には向いていないってね。だけど、献立を変えれば、体が変わる。週3回ジムに行き、献立に気を配りさえすれば、3ヶ月もしないうちに目でわかる結果が出てくるはずなんだ。だから、それまで頑張って欲しい。
まぁ、そのくらいの努力はするべきだろう。とはいっても、マッチョになったからといって、女性にモテるわけではないけれど…むしろ、腹筋を見せる(裸になっている、あるいは水着で海に行く)のフェーズまで持ち込めるなら、それはもう十分モテているんじゃないかと思うよ。マッチョになってもモテない、持てるようになるのはバーベルだけだ。だけど、バーベルを持ち上げることが自信につながる。それはきっといいことのはずだよ。
最後に、どんなにいい男でも、少しずつ魅力を蝕んでいくハゲについて触れなければならない。切れ長の、深い瞳をして、鼻筋は通り、身長は高く、筋骨隆々だとしても、禿げ上がっていると「ハゲた人」になってしまう。女性や一部の男性の中には、ハゲは努力不足(頭皮ケア・栄養不足)と勘違いしている人がいるけど、それは違う。ハゲは遺伝だ。遺伝なんだ。遺伝なんだよ。
DHT(ジヒドテストステロン)というホルモンが、頭皮にあるアンドロゲンレセプターと結びつくと、皮脂を大量に分泌することになる。その結果、頭皮の育毛サイクルが乱れ、ハゲが進行する。頭皮にあるアンドロゲンレセプターの数は、遺伝により決まっている。頭皮にアンドロゲンレセプターが少ない人は、たとえシャンプーを全くしなかったとしてもハゲない。(たとえば、作家の五木寛之はシャンプーがキライで、一ヶ月ん一回くらいしかシャンプーをしなかったが、フサフサだったというのは有名な話)DHTが頭皮のレセプターと結びつくのは、ある薬を飲めばブロックできるけれど、薬事法に触れるので、ここでは取り上げない。
でも、多くの男性は、そういうことも知らずに、せっせと亜鉛のサプリを飲み、スカルプDに無駄な金を払い、戦争で焼けた大地を慈しみ育むように懸命に頭皮マッサージをしているけれど、その結果、「まだ頭皮が消耗しているの?」とばかりに、どんどんと禿げ上がっていくんだ。これを「努力不足」と叩くのは可愛そうだよ。ちなみに、自分がハゲの遺伝子を持っているかどうかは、DNA検査で簡単に調べることができるから、気になっている人は調べてみるといいかもしれない。
書いているうちに、ブスとかそういうのはどうでも良くなってきました。男性でも女性でも、与えられたカードの中で最大限努力する人は素敵だと思うし、それを馬鹿にする人にはなりたくないものですね
わかるわー。
一度セックスレスというか妻では勃たなくなった。
AVなら勃つからEDでもないし、試しに妻にノーブラでピタピタのTシャツとTバックと超ミニスカート履かせてみたの。
そしたらびっくりするくらい勃ったんだわ。
以来、いろいろといやらしい服着せて楽しんでますよ。
あと、化粧も大事だな。
できればいつものメイクじゃなくて濃い目でエロいキャバクラっぽいメイクがいい。
アイシャドウはブルー系で口紅は赤とかつけまつげするとか、まあ相手の好みもあるから研究したらいいよね。
夫にそういう目で見てもらうところから始めないと男は勃たないのだよ。
これは嗜好でしかないけど、きゃりーぱみゅぱみゅに最近すごく惹かれる。
いきなりめちゃくちゃかわいくなったように感じた。
Zipperをかじっていた時期があったので、きゃりーがCDを出したいと発言している記事が載ってるZipperとか持ってるけど、
そのときはウィッグもつけまつげもすごく似合ってなくて、簡単に言うとかわいくなかった。
PONPONPONのMVをはじめて見たときも、全然世界観がまとまってなくて単に毒々しいだけのように感じた。
ずっとMVとか見るだけ見ていたと思う。気になるアーティストだったけど、好きではなかった。
バイト先のコンビニで流れていたにんじゃりばんばんも、MVを見るまで、変な曲だなあ、としか思っていなかった。
それが、あれである。恋に恋する鯉に乗ったきゃりーぱみゅぱみゅ。
galaxxxyのような衣装、やわらかそうな茶髪、唇、目、肌…。
その次もすごかった。インベーダーインベーダー。MVのモチーフが好みだったし、完成度がすごく高いし、
http://www.bbcworldnews-japan.com/uk_topics/view/0000217
これを読むと、「日本人一般とは違って、不完全さをそのまま取り入れる」というイメージで作曲してるらしいけど、
私にとっては、どこが?と思うくらい、すごいポイントで、完全なかわいさを表現できていると思う。100%。
お気に入りの曲。
どれも、PCで聴くより、コンポで聞いたほうが10000倍いい。
発売順。
PONPONPON…もしもあの街のどこかで、の前に入る音が最高、サビの裏で鳴ってる音が、主音よりベース音が唸ってて、クール!
CANDY CANDY…コードが切ない、MVは少し背景に予算かかってなさすぎ感があるが、きゃりーがキャンディを掴んだ後の展開がいい
おねだり44℃…ばかばかしい歌詞!まさかのforty four!おこられちゃうよ~!!! しかも実話
にんじゃりばんばん…チップチューン風味、サビがまた結構エグい音です
Unite Unite…シンプルな演奏、シンプルな振り付け、歌詞にかかれているのは、本人のもがき。
きゃりーが公言したり他人が言及していたりすることだけど、きゃりーは結構普通の人間で、
それでも必死にパフォーマンスの完成度を上げていこう、スーパースターになれたらいいのに、
そんなことを思いながら活動しているんだなと思うと、彼女を身近に感じるし、よりリアルな応援ソングとして受け取れると思う
インベーダーインベーダー…上記の通り
恋心に近いような憧れの感情がまた生々しい
ちなみに、特別オススメというわけではないが、きゃりーぱみゅぱみゅのラブソング
Drinker(これもまた生々しい、彼氏の飲んでるカクテルを眺めるきゃりーを想像する)
スキすぎてキレそう(苦しい…)
人は見た目で判断される。
それを確信した。
中学生くらいから、自分のことをものすっごいブサイクだと思っていた。
肌は汚いし、目は小さいし、全体がのっぺりして、丸顔で太って見えるし、髪の毛はゴワゴワ。
理由はいろいろある。
実妹が某モデルにそっくりの美人で、ずっと比較されていたこと。
化粧が濃いだけなブスでビッチな同級生に、好きな人を奪われたこと二回。
自分の中ではスキンケアやメイクも努力していたつもりだけど、いいことなんて一つもなかった。
コンプレックスが根強すぎて、ふとした瞬間に、なんで自分はこんなにブスなんだと一晩中泣いていた事もしばしば。
彼氏は事実、私の性格が好きで付き合っていると言ってくれている。
そんな私だけど、無事就活が終わったので、バーテンダーとして働き始めた。
夜の商売ということで化粧を濃くしろと言われた。
つけまつげをしたら、まぁ一応ギャルっぽくはなったけど、当然のっぺりのまま。
化粧カウンターでBAさんに化粧してもらってものっぺりなのだ。
と、上の流れを簡単にアハハハなんて笑いながら話してたら、常連の水商売のお姉さんが、
「いや、●●ちゃんの顔はすごい化ける」
と、真剣な顔で言い出し、その場で手持ちのメイク道具で化粧を始めた。
アイプチをして、今までにない太さでアイラインを引いて、濃い色のアイシャドウを厚めに塗って、眉の形を変えた。
私の顔は、別人の顔になった。
まぁそれでも土台が土台だから、改善って程度だろwwwと思うようにして、調子に乗らないようにしてた。
けど、化粧変えてから、明らかに周りの反応が変わった。
客に口説かれまくる。
一ヶ月程度の間に、五回ナンパされる。
久々に会った友人に、なんか大人っぽい!と絶賛される。
小さい頃から、美人に生まれていたらリア充生活で人生薔薇色なんだろうなーと妄想していた。
うまく化粧をすると、元が童顔で暗い髪色なのも相まって、清楚系美人になった。
リア充も、今までガリ勉扱いでpgrしてたくせに、馴れ馴れしく話しかけてきやがって。
特に男が嫌いになっていく。
なんであいつら体裁とプライドとセックスのことしか考えてないんだ。
顔でもてはやされても、くっだらねぇーとしか思えないしね。
顔で得るものは、益より損のほうが多い。
今まで顔の分、性格と頭と根性を磨いてきたけど、その評価の方が気持ちがいい。
で、信頼感がどんどん増しているのが彼氏だ。
化粧が上手くなってから「可愛くなったね」と言ってくれるけど、今も変わらず、性格が一番好きだと言ってくれている。
人間は、見た目で判断される。
俺は疲れていた。
二転三転したお店の選定、花束の準備、あいさつの根回し。会場は人気店で、乾杯のビールが少し遅れた。遅れて参加した古参は、「こんなことならボクの推薦したお店にすればよかったのに」と、同じセリフをのべ三度申し述べ、その度に会場の空気を底冷えさせた。俺は笑顔をほほに貼り付け応対し、ビールジョッキを五杯空けた。ビールは嫌いだ。
やたらクラッシュする俺らの成果物。うだつの上がらぬ俺の評価。「3-」と書いた俺の自己評価シートを指差し、「マイナス3の間違いか?」と、上司はゲラゲラ笑っていた。気の利いたジョークのつもりか。
「営業のノジマです。ASAPで明日の朝までにお願いし」俺はメールを読むことを放棄し、電源ボタンを長押しする。ネクタイを外した。
俺は疲れていた。
予定の降車駅の手前で降りた。まだ終電には間がある。少しだけ新鮮な空気が吸いたかった。よれたスーツで街を歩き出す。
「どうですか帰りに一杯?」・・・うるさい。
「さっ、キャバクラのご利用は?」・・・うるさい。俺の気は晴れない。俺の居場所はこの街にも無いのか。
ふと、ゲームセンターの前を通りがかり、気まぐれに自動ドアをくぐる。一時避難だ。
何年ぶりだろうか、ゲーセン。
高校時代は、ストII。予備校に通っていた時分は、バーチャファイター、鉄拳。1フレーム単位の読み合い、思惑のやり取り、日々、開発される新しいテクニック。一度も話したことはない、「馴染み」の対戦相手の客たち。当時のオレはゲーセンには「何か」があるように感じられた。
就職した頃、馴染みだったゲーセンの前を通りがかると、「プリクラ屋」に変貌していた。UFOキャッチャーとプリクラの前にあふれる笑顔、優しさ。彼氏彼女。明るい店内。かつて「ギャラクシアン^3」が稼働していたこともある一階は、屈託のない笑顔に塗りつぶされていた。オレはゲーセンに行かなくなった。どのみち、時間もない。ゲーメストのバックナンバーを処分し、俺はいつしか「社会人」になっていった。
このゲーセンは「プリクラ屋」ではないようだが、あの日の空気とはやはり少し違うもので満たされている。しかし、「行くあてどない、どこか弛緩した匂い」を感じとることはできた。「イラッシャイマセ」ぎこちなく声をかける店員に反射的に笑顔を返す。まずは店内を一望してみるとしよう。
何やらロボットものの大型筐体の前を通りがかる。少し興味をそそられるが、こういうものをやり込む根気が俺にはもう無い。
「レトロゲーム100種類が遊べます!」・・・いまさらパックマンやペンゴでもあるまい。俺に懐古趣味はない。
「鉄拳」シリーズの筐体の前で足を止める。少し懐かしい気がした。だが、俺の知っている「鉄拳」とはすでに大きく異る別物のように思えた。「鉄拳」のインストラクションカードを眺めていると、学生風の二人連れがコインを入れ、CPUを翻弄し始めた。
ぼーっとその鮮やかな手際を眺める。俺が彼に追いつくにはいくら必要だろうか?楽観的にみて、一週間の事前研究と、数ヶ月間に30,000円ほどの資本投入というところか。俺はそれほどゲームが上手いほうではないから、どうにか勝負らしくなるにはそんなところだろう。
しかし、仮に勝負になったとして、その先にあるものは何だろう。さらなる研究と、技の正確さの向上、日々開発される新しいテクニック。俺にとって新しい体験は無いように感じられた。しばらく画面を眺め、その場を立ち去った。
気がつくとまた入り口の付近に来ていた。「音ゲー」と呼ばれているものが固まっている一帯らしい。デイパックの太っちょが目にもとまらぬ勢いで両腕を繰り出し、画面中に降り注ぐバーを消している。俺はギャラリーの間に割り込んでしまったらしく、少しいたたまれぬ思いで脇によける。
しばらくギャラリーの後ろに佇んでいた。ふと、振り向くとそれはあった。ポップンミュージック。誰も気に留めている様子はない。こういうのが俺向きかもしれない。俺は「音ゲー」をやったことが無いが、気まぐれに、コインを投入した。
「オッケーイ♪」不思議な世界が展開しはじめた。ちょっと毒の効いたデザインのキャラクターが画面を飛び跳ねる。明らかに若者向けのキャラクターたち。今の俺は擦り切れたようなオッサンだが、不思議と、彼らに受け入れられたような気持ちがした。
キャラを選択する。「オッケーイ♪」なんだか、少し楽しくなってきた。一曲目が始まる。どうもボタンの対応がうまくいかず、隣のボタンを叩いてしまう。タイミングも合わない。バッシバッシとボタンを強打していているうちに終わった。
あまりスコアも良くないが、二曲目が選択できるようだ。どういうルールかまだ把握していないが、命拾いしたらしい。続いて二曲目を選択する。
やはりボタンを強打してしまう。これは良くない兆候だ。手前の緑、赤、緑を意識に入れ、ほかを「例外」として扱うようにイメージを切り替える。少し押し間違いが減った。余裕が生まれたせいか、タッチも少し柔らかくなる。まだタイミングがあわず、目押しのコツを探っているうちに終わる。やはりスコアはあまり良くないが、不思議と楽しくなってきた。
そうこうしているうちにゲームが終わる。続けざまに2コイン目を入れる。「オッケーイ♪」俺たち、もうフレだよね。そんな感じ。また少し、心が軽くなってきた。
2クレジット目はあまり上達を気にせずに、好きにボタンを叩いてみる。女々しくて女々しくてー、少年よ神話になーれ、つーけまつーけまつけまつげ。そういえばカラオケも何年も行ってなかったな。
3コイン目は入れず、店を後にした。深呼吸し、空を仰ぐ。まだ終電には間がある。一駅だけ歩いてみることにした。
ポップンミュージック、いいじゃないか。
たまにはこういうのもいいもんだ。
スーツを肩にかけ、歩き出した。
http://news.livedoor.com/article/detail/7060441/?utm_source=m_news&utm_medium=rd
これを読んで思い出したことがある。
出産したのは某公立病院。最近では出産できる産科のある病院が減っているのはそれなりにニュースになっている通り。いろいろな口コミサイトを見て公立病院を選んだのはほかでもなく出産費用が安かったからだ。出産費用もピンキリで高かったり安かったりする。最近では費用と比例して産院にもいろいろ個性や特徴や多様なサービスがあって、そんな中で公立病院というのはとても色気がない選択肢だった。必要最低限のサービスしかない。
出産後の入院中の部屋も個室などではなく6人部屋だった。カーテン一枚隔てた隣のベッドからは新生児を迎えた母親とその家族の様々な人間模様が透けて見えてくる。箱はあくまで病室の形をしているのだけど病気で入院しているわけではないし、生まれたばかりの赤ちゃんを見ようと来訪者もひっきりなしに入れ替わり立ち替わりする。
私のいた6人部屋の一つのベッドに見るからに若いギャルママがいた。入院中なのにいつもばっちりお化粧をしてつけまつげもつけていた。そして他の母親がみんな入院用のパジャマを着ているのに、そのギャルママはパーカーとホットパンツという服装。彼女の他にそこまで若そうな母親はいなかったし、とても新生児を抱えた母親には見えない彼女の姿は必要以上に注目を集めていた。
若いってこういうことだろうなぁと私は彼女を見て思っていた。どんな経緯があって若くして母親になるのかは人それぞれだから、自分で選んだ選択肢に見合った人生がその先に待っているだろう。
そんな中、何日か入院して顔を合わせているうちに母親同士の間でコミュニティが形成されるようになっていった。面倒なので私は係わらないようにしていたけれど、そのコミュニティを仕切っているやかましそうな人がいて、仲のいい数人とでギャルママの彼女をなんとなく目の敵にしているのがわかった。
こんな数日の入院で解散するような浅いコミュニティでも目の敵にされてしまうんだから、この先もやっぱり何かと目をつけられやすいんだろうなぁ。ギャルママであるということはなかなかどうして、面倒も背負っていくことにもなるのかなぁ。
もうちょっと長引けばいじめにもなりそうなその雰囲気を感じたかどうかはわからないけれど、数日後、彼女は夫のおばあちゃんという人と一緒に退院していった。ギャルママの派手な服装と濃いメークと、夫のおばあちゃんという人のしわくちゃの顔と地味極まりない服装の対比をなんとなく印象に残したまま。