「性愛」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 性愛とは

2022-11-29

性的」の定義はさ

オカズにした男が100人中15人を越えたら、とかにしようや。

100人中3人とかにすると対物性愛の人とかが引っ掛かって、街中の車とか建物までアウトになりそうやから

問題は「オカズにした」の判定やけどな。

エロい」という言葉多義性について何度言っても理解してもらえないというより、二次元表現あくまで末端のものとして処理しておきたい対人性愛男性諸君としては、今まで通り「エロい女にはセクハラしてもいい」ということにしておきたいという思惑があって、意図的無視されているのだろうな。

2022-11-28

結婚制度かいう対人性愛しか喜ばないものを維持するために非対人性愛者も税金を払ってるのに、対人性愛者は非対人性愛表現広告ちょっとセクシーな程度も許せないのかよ。

対人性愛者ってマジで傲慢だな。

anond:20221128073456

まあ「表現の自由」というよりは「セクシュアリティ平等」の話だよね。

対人性愛者が「恋人」と公共の場で手を繋いだりキスをしたりすることは性的行為文脈と地続きだったとしても、眉を顰められる程度のことはあっても結局のところ許される。さらにはそうしたモチーフ広告に利用することでさえ、「性的消費」などとレッテルを貼られることは無い。その程度のことについて、立法府議員有権者に向かって「問題提起」することな時代錯誤だと認識されている。

フィクトセクシュアルとかそういった人々のジェンダーセクシュアリティ、そして文化といったものが、「現実の性」を不可分なまでに社会構造に組み込んできたマジョリティ文化に比べて、不当に差別されているのではないか?ということが指摘されているんだよね。

2022-11-27

anond:20221127203636

対人セックス、対人恋愛も対人結婚も構わないけど、公共の場には出してくれるなというのが、現在娘をもつ親の率直な気持ちなんだが、これはお気持ち案件性愛自由をどーのこーのになるのかね…

もううんざりだよ…

売る側は人の欲につけ込んでるし、

性愛自由戦士とやらは自分達の嗜好が否定されたとでも思ってるのか攻撃的だし…

公共やそれに近い場ではやめてくれよという話なんだけどな…

2022-11-26

anond:20221126114053

二行目までは同意だけど

 

今の百合オタは

性愛匂わせて、シスターフッド関係で終わる展開では満足しない

クィアベイティングだ!」と、まるで差別受けたみたいに被害者面して

製作スタッフ叩く厄介オタも増えたか

一話で百合婚約してしまった以上、どうとでも取れるラストを作る

難易度は高くて、いばらの道

2022-11-23

anond:20221123013124

「こいつらもキモいけど味方してくるし、使えるうちは使っていらなくなったら捨てればいいや」

という言い方はともかく、まあ「長い目で見ればフェミニズム裾野を広げるだろう」と考えて批判に躊躇する気持ちはわかるんだけど、空想性的対象とする人々が「これもフェミニズムだよね~」程度の軽口を叩くと謎の勢力ワラワラ集まってきてボコスカに叩かれるのを考えると、シスヘテロ対人性愛者は随分甘やかされてるなとは思う。

anond:20221121153206

陰謀論いたことを言うけど、マイケル性的虐待されそうな子供保護していたという。ハリウッドなんて児童性愛者の巣窟からな。それが気に入らいやつらにハメられて虐待の容疑をかけられたと。

2022-11-15

anond:20221115172056

ちがうんだよな、そういうまともな大人は粉かけたって不倫なんてしないし鼻で笑われて終わり そういう性愛云々からはもうあがりましたみたいなところが羨ましいのかもしれない

最後の一文に関してはその通りですね

anond:20221115171408

そーゆー若いのが正義がどうのって性愛について限定の話でしょ。

例えばその年上の先輩の旦那にお前が粉掛ければまあまあな確率不倫できるんじゃねーの。

逆に先輩方がお前の彼氏を寝取ろうとしても、まあ無理な確率の方が高い。


知識とか仕事能力とかはそら年上の方が有利よ。

2022-11-11

anond:20221111105841

飽きやすい人は自分の飽きやすさと目的恋愛性愛を楽しむのか生活パートナーを得たいのかなど)を勘案して

できるだけ自分にとって快の状態が持続するように適宜工夫してください。

2022-11-09

anond:20221108113938

これはマジョリティ侮辱してるんだけど、まあ実際、「性欲がないと異性に優しくできない」オスとメスはまあまあマジョリティだろうなとは思う。

それがシスヘテロ対人性愛者の実態でしょ。知らんけど。

2022-11-04

BL描写絶対必要だけど百合描写は要らぬしセックスすら要らない

実際ポピュラー百合ってどれくらいあるかな

俺が好きなのはToLoveるのナナとメアとか

あれはめちゃくちゃいい

百合っていい塩梅必要なんだよ

あれはかなりいい塩梅

別に百合じゃないかもしれないよ

でもダークネス最終回主人公そっちのけになっちゃレベルってなかなかだよ

やすごいよ普通に

6巻のリトがナナ抱きしめるやつとかさ

性愛とかスケベを入れないんだ!?って

2022-11-03

うるせーいちいち児童性愛とか言い直すんじゃねー

いちいちNGに入れ直すのが面倒くせえんだよクソッタレロリコン!!!!!

児童性愛についての疑問

俺はロリコンではないしむしろ友達や後輩からロリコンカミングアウトされて説教したことが何回かある

ロリコン嫌いな理由は2つある

1つは男が圧倒的な力の差で支配するということ

ロリコン側が力や立場のみで支配できてしまうので相手意思決定権を放棄しがちである

もう1つは幼い子どもはまだ個性がハッキリしていないためロリコンの頭の中では特定個人に対する恋愛ではない

いうなればぷにあなのような無機物相手恋愛のようなものをしている

俺みたいに同い年や自分より3歳くらい下までが好きという嗜好はいわゆる対人間、対個人として相手意志存在認識している

ロリコンには恐らくそれがない

恋愛対象である人間を「幼女から好き」以外の理由なく行くからである

では逆に幼女から責められ力関係が逆転してる場合問題がないのだろうか?

関係は何も個人同士に限らない

屈強な男がロリコン捕縛幼女が責めるのであれば?

この場合は前述のような問題こそ起きていないのである

しかし単純にロリコンはそれで満足なのだろうか?

幼女支配されたい」というロリコン自体は少ないのではないだろうか?

現実問題として幼女側が責めるというのはフィクション以外でまったくあり得ない話である

ロリコン基本的に力で屈服させたいと思うので、幼女に屈服させられたいという思いがある人間はいるのだろうか

いるとは思うが果たして性愛としてなのだろうか?イクメン子供四苦八苦している所も少なくないと思うが性愛に結びつくだろうか?

追記

トラバに返信しようと思う

by-king この手のジャンルはかなりポピュラー。そんなに珍しくないよ “では逆に幼女から責められ力関係が逆転してる場合

現実の話をしてるからちょっと的はずれかな。

この手の質問が割と多かったのでそこは割愛

kuzudokuzu その説教相手鬱屈を深め、挙句に実際に児童へ手を出してしまったとしても、この増田なら相手が全部悪いんだロリコンが悪なだけだと、自分の行動を顧みることはなさそう。自分気持ちよくなるための行動だから

言いたいことは山程あるけど1つだけ。同性同士だろうと「俺実はロリコンなんだ」的な会話が結構安易に投げかけられるってなんだろうなって思う。ホモアウティングと比べたらそりゃ危害及ばないけどあぁコイツ恋愛個人を見てないなって思って軽蔑はする

djsouchou 頑迷宗教右派面白い事を書こうとして滑ってる感じがキツい。増田カトリックに入信したら確実に男女問わず未成年略取に走るタイプ 増田大事

お前がいうな。

小児性愛には2種類あって、1つ目は「本当に幼い子どもしか性欲を抱けない人」、もう一つは「本当は大人(の女性)が好きだが人間関係を構築できないので支配やす子ども(男女)を標的にする人」。大多数は後者らし

ようするにコレだよね。嗜好ではなく勝てる相手を選んでるだけ。その選び方が最悪の一手ってだけ。

atoh 「俺みたいに同い年や自分より3歳くらい下までが好きという嗜好」範囲せっま(笑)(笑)(笑)しかも年上はなしというのが(笑)(笑)(笑)もしやそこまで含めて釣りか?

今までが年下と付き合ったことがないから年下と付き合いたいかなぁって言う感じです。

4つ上の初めての彼女に「弟みたい」って振られたから。いくら気取っても結局年下は年下扱いだからなぁって。

2022-11-01

anond:20221031213304

時代の流れ

って言うけどさ、空想性愛排除する「時代の流れ」なんて↓みたいな意味での「時代の流れ」でしかないだろう。

https://togetter.com/li/1719565

時代の流れで、入店を断る入浴施設は増えています

暴力団排除しよう」という「時代の流れ」は確かにマジョリティかもしれないが、「タトゥーアイデンティティとする人々に対する差別をやめよう」という「時代の流れ」だってあるわけで。

話を戻すと,論文でもメディアでも「フィクトセクシュアル」が何度も取り上げられ、戸定梨香の一件はリベラルメディアでもVtuber側に味方する論調が目立った。そういう「時代の流れ」だってあるわけで。

規制されるのが「既定路線」みたいな言い方する人、いくらなんでも「時代」が見えてなさすぎる。

2022-10-29

anond:20221029212424

デミセクシャルというのもある

 

▼ デミセクシュアル(demisexual)

他者に対して基本的性的欲求を抱くことはありませんが、強い愛情や深い友情を持った相手に対してなど、

ごく一部の場合性的欲求を抱くこともあるセクシュアリティです。「半性愛」とも呼ばれています

 → たとえ結婚しても本心から心が通じ合ったと納得できるまで性欲が湧かない

https://anond.hatelabo.jp/20210313193522#

 

あと昔の彼氏ガーとかセックスガー男ガーとかやっているどう考えても性嫌悪男性恐怖症としか思えないものもある

 

しかし、トランスジェンダーを認めるというなんとも意識高い世の中みたいなので、

元増田自称の自認についてはここでは追求しません

 

重要なのはここ、

世の中はセックス恋愛義務付けていないってご存知でした?

世の中はセックス恋愛以外のコンテンツが無数にあるってご存知でした?

日本宗教警察もいなければ、カップル圧も強くないのに、具体的に何で困ったり・困難を感じたの?

 

『世の中は子どもを作ることを強要しているけど、子作りに興味がなくて辛い歌を聴いて共感したい』とか言ったら、

何言ってんだこいつ?????ってなりません?

 

まぁ好きにすればいいんですけどアセクシャルは外した上で、

『世の中は恋愛強要しているけど、恋愛に興味がないことが辛い歌を聴いて共感したい』って言ってほしいです

人間に対するカッコイイとか可愛いというのは性愛対象という前提のもとでの加点評価しかないと考えるのは極論か。

自分タイプ性的嗜好に引き寄せてかその人のカッコイよさやら可愛さやらは評価しようがない。否応なく引き寄せられてしまものだと思っている。

よって野郎ジャニーズセンターとチー牛どっちがかっこいいですかと訊いても本気でよくわからないという反応になる。

あるいはレズビアンに同じ質問してもそうなるかもしれない。

沈魚落雁第一

魚や鳥から見ればただの人にすぎず、恐れて逃げるだけだ

まり

男やレズビアンから見ればただの野郎に過ぎず、むさくるしくて不快なだけだ。

こういうふうに考えてるのは俺が俗にいう性欲ゾンビなだけかもしれないのか。

anond:20221029005537

動物」と「人間愛情」は性質が異なるので比較は成り立たない。「動物」と「人間愛情」で一個と二個を同じものとして比較してはいけない。

人間」と「人間愛情」を比較しているのと同じ。

動物愛情」と「人間愛情」の比較なら適正。

そして性愛を抜きにするなら「動物愛情」と「人間愛情」に違いはない。

2022-10-23

1夫婦セックスを紹介しま

周囲やSNSセックスレス話題が重なったんだけど、そこで聞くのが「もう夫(妻)との間でのセックス想像つかない」というもの。そこで夫婦間でのセックスの一事例を紹介する。私はシンポジウムや授業で必要セックス連呼することはできるが、知人との会話やSNSなどプライベートで性の話はできない性格しかしここならいくらでもおおっぴらにできるのでね。

我が家子供2人の40代前半夫婦。私も夫も研究者であり教員夫婦間での行為は週に2、3回。交際期、新婚期、現在までペースは変わっていない。全くしない週もあれば、ほぼ毎日する週もあるので、週2、3というのはあくまで平均。誘いは夫6、私4くらいの割合。どちらかの「する?」または「したい」に対して「うん」または「いいよ」で始まる。夫や私は「これからセックス」という意識ハグキスをすれば勃って濡れて興奮できるタイプ人間らしく、所謂ムード作りは不要。夫は私の胸や性器を弄り、私の口に自分の指を突っ込みながら「話の続きだけど、生協学部生用の教科書発注忘れて朝から輪転機スキャナーフル稼働だよ」なんて言い、私は「馬鹿じゃないの?」と返しながら夫に愛撫する。私と夫は研究対象は異なるがお互いの分野に口を出し、結合しながら口論になることもある。私が1番感じるのは後背位。夫は正常位が好きなのでこの体位を繰り返す。私は体質的に達しやすいのか夫が達するまでに2、3回は達する。

こんな感じで、私にとってセックスという行為それ自体あくまで肉体的、性的快感を得るためのもの。ただ、達した直後の夫に抱き締められ「気持ちよかった?」と囁かれると胸がキュンとし、「うん…」と返すのである。しばらく無言で抱きしめ合うこの時間のためにセックスをしている。私にとっては事後の接触こそ愛を感じるため、性愛のためのセックスらしい。

セックスというのは、若い頃のようにムードのあるイチャイチャからまり無我夢中で求め合わなければならない、性欲解消ではなく愛を感じることが目的でなければならない、というセックスへの固定観念を取り払えばレスが解消できる夫婦は多いのではないか

Let’s make love

私よ、こんなことを書く暇があったら早く中間試験を作り、未読メールを処理しろ学生へ、期限超過の課題提出は一言添えろ!!!!!!!!!

2022-10-19

魔力を有する性器、その他の話

女性が陰部を見せることで魔を祓う」という伝承に関する、本しゃぶり(honeshabri)さんのエントリ拝読したので、それに便乗して、思い出した雑多なことを書き残す。先に断っておくが、かなりくだらない話が多い。

中田雅喜(なかた・あき)という女性漫画家がいるのだが、彼女代表作の一つで、80年代に成年向け雑誌漫画ブリッコ』に発表した連載作品を一冊にまとめた『空は女の子でいっぱい』というタイトル単行本がある。作品のものの別名は『真・ダ○ボ』シリーズとも言う。伏せ字にしても意味が無いような気もするが、とりあえず○ィズニーが怖いので、形式的に伏せ字にしておく。

○ンボと言えば、耳が普通の象よりも大きくて、それで羽ばたいて飛行することが出来る、子象が主人公物語である

この『空は―』の主人公である少女も、身体の一部が通常の人間女性よりも大きく、それによって羽ばたいて空を飛ぶことが出来る。ただし『空は―』の主人公の巨大な身体パーツは、耳ではなく陰唇である

念のために再度言っておくが、作者の中田雅喜女性である

ある日突然、X-MENミュータントのように陰唇が○ンボ状態になってしまった主人公女性に悪さを働く暴漢を巨大な陰唇で退治したり、人類から差別迫害に立ち向かったり、同じダ○ボ族たちと巡り会ったり、ダ○ボ族と人類戦争が起きて巻き込まれたり和睦したりと、奮戦する主人公の姿と、普通少年との淡い恋の行方。これら全てを描き切った一大ファンタジックSFエロチックコメディ絵巻である。念のために言うが、嘘は言っていない。ろくでなし子以前に、ここまでポップに女性器を強調したキャラクター創造したクリエイター存在したことは、日本アート史上に記録しておいてよいであろう。

この最高に馬鹿げた漫画執筆した切っ掛けが果たしてどのようなものであったのか。それは、同じ作者によるエッセイ漫画『純情ももいろ日記』に経緯が描かれている。

この『ももいろ―』についても説明すると、現在でこそ、女性漫画家性愛などについて赤裸々に語るエッセイ漫画自伝漫画のような作品は、決して珍しくもないが、中田による『ももいろ―』は、そのようなジャンルの先駆的作品である日本漫画史上、もっと高い評価を受けて然るべき作品であると、個人的には考えている。

ももいろ―』の内容も少し紹介する。例えば、成年向け作品執筆に関して、誌面では最終的にボカシで消されるとはいえ、生原稿では性器を描かざるを得ない。他にモデルもいないし仕方が無いので、作者である中田雅喜は、自身彼氏性器の実物を見ながらスケッチしたという。そういったユーモラスなエピソードの数々が『ももいろ―』では、ポップで可愛らしい絵柄で描かれている。ちなみに、性器スケッチモデルにもなった彼氏は、後に中田雅喜結婚して夫婦になるのだが、漫画で描かれている外見的な特徴を見れば、彼氏の人の自画像そのままなので、誰なのかは一目瞭然である。よく本人がオーケーしたな……。器が大きすぎる……。ダ○ボだけに。

それで『ももいろ―』によれば、若き日の中田雅喜は、隙間風が吹く風呂無しアパート暮らしており、冬の寒さに難儀していたため、ガス湯沸かし器を購入する資金が欲しかった。ちょうどそんな時に、知り合いの編集者が成年向け雑誌仕事を持ってきた。その依頼を受けたことが切っ掛けで、中田は成年向け作品執筆するようになった。そうして傑作『真・ダ○ボ』シリーズが生まれた。なお、中田雅喜は、無事にガス湯沸かし器を手に入れたそうである

成年向け雑誌仕事中田雅喜のところに持ってきた、その編集者とは、何を隠そう「オーツカ某」である。この呼称を覚えている人がいたら、その人は若くない。これは、現在大塚英志である大塚英志といえば、千葉徳爾宮田登の教え子であり、その学問的な素養を活かして『北神伝綺』『木島日記』『黒鷺死体宅配便』など数々の傑作を生み出した人物でもある。当時オーツカ某だった大塚英志が、漫画『真・○ンボ』の内容にどれほど寄与していたのかは定かではないのだが、もしかしたら民俗学神話伝承などについて学んだ経験を活かして、アイデア中田雅喜提供したりしたのかもしれない。何か情報を知っている人は、教えて下さい。

かなり前置きが長くなったが、ようやく神話伝承話題に繋がった。中田雅喜の『真・ダ○ボ』では、物語の終盤において「牙が生えている性器を持つ、女性の姿をした怪物伝承」「自らの手で牙の生えた性器を広げる女性の姿を描いた石像」について言及される。そして「この恐ろしい怪物に関する人類伝承は、遠い未来に遭遇する運命にあるダ○ボという異種族に対する、未来記憶による恐怖の産物だった!」という話になる。分かる人には分かると思うが、これは勿論、アーサー C. クラークSF小説『幼年期の終わり』が元ネタパロディである

さて、牙の生えた性器を持つ女性神話伝承については、金関丈夫が「Vagina Dentata」と題した論文(岩波文庫木馬と石牛』に収録)で、台湾東南アジアなどに分布するもの特に詳しく紹介している。この神話は、日本列島にも存在する。

この神話群は、おおむね次のような内容である。「昔、とても魅力的な女性がいて、大勢の男たちから求婚された。しか結婚しても、初夜に夫が死んだり逃げ出したりして、夫婦生活は長続きしなかった。その原因を調べてみたところ、彼女性器に牙が生えていて、夫の性器を食い千切って死に至らしめることが判明した。その牙を抜いたり砕いたりすることで、彼女普通女性となり、新たに夫を迎えて幸せに暮らすことが出来るようになった(バリエーションとしては、単なる怪物として退治されて死んだといったもの存在するようである)」

この物語典型の一つが、江戸時代奉行根岸鎮衛(ねぎやすもり)の著した雑話集『耳嚢(みみぶくろ)』に収録されている「金精神(こんせいじん)の事」と題する一篇である。これは、津軽で「カナマラ大明神」と称して祀られていた、黒銅(黒鉄)で作られた男性器型の御神体について、その由来を聞き書きしたものである

この由来物語でも、やはり、牙が生えた女性器を持ち、それが夜の夫婦の営みの際に夫の性器を食い千切って死に至らしめるために、結婚しても夫婦生活が続かないという女性が登場する。その悩みを聞きつけた或る男が、この女性結婚を申し込んだ。そして迎えた初夜、新しい夫は、自らのものを初めて挿入する代わりに、まず黒銅で作った男性器を妻の性器に挿入した。すると牙の生えた女性器は、黒銅の男性器に噛み付いたために、牙が砕けて全て抜け落ちた。それ以後、女性普通女性となり、つつがなく夫婦生活を送った。その時に夫が用いた黒鉄作りの男性器が、後に神として祀られ、今のように崇敬されるようになったとの由。

古今東西神話呪術において、男女のいずれの性器も、生命力呪術的な力の源泉として神聖視される事例が数多い。その中で特に女性器は、妊娠出産による人間誕生という重要役割を担うことから生命象徴のものであった。しかし、それとは対照的に、Vagina Dentata神話で描かれている女性器は、牙を生やしていて、生命を生む存在ではなく、むしろ奪う存在である。これは、陰唇と口唇の形態的な類似と、性行為時に男性器を受け入れるという機能から男性器を喰らう女性器という発想に至ったと考えるのが自然なことであろう。けれども、それだけではないように思われる。

Vagina Dentata神話根底には「生命を生み出す魔力を持つ女性には、それと表裏一体のものとして、生命を奪う魔力もまた備わっているのが当然である」とする、呪術的な発想もあったのではないだろうか。ニギミタマ、アラミタマという言葉が示すように、聖なる力は、好ましい側面だけでなく、同時に好ましくない側面や荒ぶる側面を併せ持つとされることも多い。聖なる力が人間の役に立つ時には「カミの力」とされるし、人間に害を及ぼす時には「妖怪の力」とされる。こういった「カミと妖怪の間を振り子のように行き来し、変貌する超自然的な存在」という妖怪の有様は、京極夏彦作品に多大な影響を与えたことでも知られる妖怪学者小松和彦著作で、詳しく論じられている。女性器の神聖性に対して人類が抱いた、善悪判断を超越した畏怖の感情。それがVagina Dentata神話には残されているのであろう。

もう一つ。生命力の源泉という呪術役割を巡る主導権争い、すなわち、女性原理男性原理との間に生じた闘争対立記憶を、Vagina Dentata神話は今に残して伝えているのではないだろうか。『耳嚢』の金精神(こんせいじん)についての伝承は、生命を生むための呪術的な過程において、vaginaを重要視する女性原理から、phallusを重要視する男性原理が、地位や主導権を奪ったこと、男性原理の側から見た勝利記憶を留めているのではないか。牙を失い、呪われた存在ではなくなった女性器は、その代償として呪術的・超越的な力を失って馴致されたとも読める。

しかしまた、こうも考えられる。生命力の源泉としての呪術的な力は、女性原理場合女性器の妊娠出産の力として発揮されるが、男性原理場合男性器の種付けの力として発揮される。その一例として、田植え神事において、男性器を模した御神体田圃の泥土に突き刺し、稲の豊穣を祈願するという儀礼存在するという事例が挙げられる。金精神(こんせいじん)の由来物語も、新たな生命創造する過程である男女の営みの中において、生命の根源に係る呪術的な部分で、男性原理の種付けの役割にも"平等に"重きが置かれるようになったことを示しているとも考えられる。そう考えるならば、つまり精神(こんせいじん)の由来物語とは、男女双方の原理二人三脚でなければ、人間生命を生み出す呪術的な力を得ることは出来ない、女性原理だけ或いは男性原理だけでは決して呪術は成り立たないのだという「男女の共存和合を説く物語」だと解釈することも可能である対立征服物語として捉えるよりは、そのように考えた方が、建設的で平和的なのではないだろうか。

ところで、魔を祓うのとは少し違うが、男性器もまた、困難時に着衣を脱いで曝け出すことで窮地を脱するための呪術的な行為とするという事例がある。例えば、猟師が山で迷った時に、勃起した陰茎を山に向けて見せれば、山の神(女神)が喜び、その男性を助けて無事に下山させてくれるという伝承がある。

また一方で、女性器にも似たような発想の伝承がある。田植えをする時に女性和装下着を着けていないと、丸見えの女性器を田の神(男神)が見て喜び、田植え作業が早く進んで終わるように手伝ってくれるという伝承がある(そういったエロ話をしながら、田植え作業に勤しむ農村女性たちの活き活きとした姿を、宮本常一が記録に残している)。

このように性器を曝け出して超自然的な存在に祈願する人間の姿は、文明化した我々現代人の目から見れば、大らかではあるが、馬鹿馬鹿しく滑稽に映る。しかし、自らの肉体の恥ずかしくて重要な部分を曝け出すことができるというのは、相手が神(カミ)であろうと人間であろうと、それを捧げる対象に全幅の信頼や愛を抱いていなければ出来ないことであり、ある種の真摯さや敬虔さの証となる行為でもある。そう考えると、男女間の異性愛だけに限らず、全ての性愛行為根本において、信頼や愛が何よりも大切であるとされることの原点が、これらの呪術行為図像には秘められているとも言えるであろう。

そう考えれば、魔力を持つ性器を曝け出すという古来の伝承図像、それらの子孫として現れるポップカルチャー的な表現は、単にこれらを面白がるだけでも全く構わないとは思うが、改めて見つめ直してみれば、案外と我々現代人が真面目に学べる何かをも多く含むのかもしれない。

―――――――――――――――――――――――――――――

過去駄文こちら。

anond:20220926034101

anond:20220928183445

anond:20221001090653

anond:20221009074333

anond:20221010212603

anond:20221018180027

現実同性愛は知らんが

百合作品って

NLみたいにヤっても

子を孕むリスク意図も生じないか

後先考えずにインスタントにおっぱじめるキャラが多いんよ

そもそも性愛自体

愛の証として決して悪いものではないんだが

どっちが性欲優先のケダモノかと言われれば、百合の方だわ

 

こいつらエロ漫画世界常識みたいになってるから

男に寝取られる気配には過剰に反応しつつ

百合NTR百合レイプ積極的にやる、むしろ好物

汚らしいことこの上ない

2022-10-16

anond:20221016053457

アセクシャル存在を忘れないでください

というかフツーに他者に向ける性愛持っている人でも年がら年中発情してないでしょ

そもそも何をもってうまくいくなのか?

それ以前のところでコケているだけだぞ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん