はてなキーワード: 中学生とは
担当は喜多見柚。喜多見柚に変なイメージがつかないように喋ることを心掛けますが、もしこの記事に不快な思いを抱かれても、それは私への不快感であり喜多見柚や今の喜多見柚Pへの気持ちではないと思って頂きたいと思います。一部記憶が薄れてますので間違いがあればご指摘ください。すぐに訂正します。
初めて行ったデレマスの現場が名古屋ドームで、柚の誕生日の日でした(柚の声を担当されてる武田さんの出身地でもあった)。なんとなく特別感があって楽しみだった。もちろん柚の誕生日を会場が祝ってくれた。
その時には柚のシングルは発表されていない(それは仕方がない)。
新アイドル投入決定の発表もここだった。
私は柚の声がない頃から応援していて、モバマスもやっていて、当時高校生だったので課金はそこそこだったので票に関しては「頑張った」とかそういうことは言えない。けど選挙で声が付いて嬉しかったです。柚は人に譲るために一歩下がることも出来るような損な性格だったので(でもその場所でも一生懸命に全力で楽しむ子だったので大好きだった)。いろんな人が柚を押し上げたのに感動しました。
時系列は多分合ってないですけどたくさん連ねます。まずは柚がたしか初めて声付いて総選挙ユニット外でのCDで、そしてたしか声付いて初めてのイベントで上位報酬。そしてたしかイベSRは2枚目だったような気がする。柚の設定が改変されました。
たしか未央が高校生で、薫が小学生で、間に中学生を持たせたいというようなシナリオの感じで女子高生設定の柚が中学生扱いに。歳は15歳なのでどっちとも取れる年齢。もうこの時点で吐きそう。公式がそんなことする?
次に新アイドル。もうここが全てです。
新アイドル本人へのdisじゃないけど、新アイドルの環境が最悪すぎました。公式もファンも。新アイドルもある意味被害者です。そして新アイドルの本当のPも悪くない。
まず吸血鬼と従者の新アイドル登場が声付きで、新曲とイベントを引っ提げて登場。その時点で、選挙でそこそこ好成績を残しているけど声がない子のPや、(特に選挙で)声付いてるのにCDがないP筆頭に疑問、悔しさ、悲しみなど上がります。先駆けたモバ登場の3人もいたので。しかもMVはめっちゃ手が込んでるし(当時の最近の手抜きはすごかった)。そして一番酷かったのは、吸血鬼の方の新アイドルに「私たちはこのステージに立てる特別な存在」みたいな発言をさせたことです。嫌味にしか聞こえない。
もっと最悪なのはこれでアイドルそのものの評判が下がることで、運営何も考えてないなと思った。例えばこの発言をフレデリカとかがしたとしたら、あれおかしいな、フレちゃんこんなこと言う子じゃないなと思う。今までのフレちゃんとの蓄積でフレちゃんがどんな子が分かってるし、それから逸れたなと感じられるので。
でも新アイドルは初見。積み重ねがないから、この子こういう子なの?にもなりかねないし、じゃあこれを運営が言わせてるなら本当はどういう子なの?
ちなみに双子の登場イベントのときもしっかりしてる方の子がこんなようなこと言ってて、もう運営隠す気ないなと思いました。あと新アイドルの参入を人気アイドル(選挙の上位常連)にフォローさせてて、もう荒れるの分かってやってるじゃんと思った。
次の最悪はそれを擁護するあまり声なしPを蹴る害悪ファン。これが後々繋がってきます。
まず、新アイドルを擁護(新アイドルそのものを叩いてる層もいたのでこれは分かります)、次に声なしdis。このアイドルに声が付かないのはブスだから、お前らの努力が足りなかったからと言ってくる。この発言を覚えておいてください。
間にも色々あった気がしますけど繋げるために少し飛び、次の選挙期間。
たしか選挙チケットみたいなの(アイドルに投票する券)が販売されるのと同時に、シンデレラフェス(SSR率2倍だった記憶)が始まります。シンデレラフェスでしか入手できない強いカードもあります。たしかこのシンデレラフェスの新カードのスキルも新スキル(でもぶっ壊れではなかったような記憶)、あとシンデレラフェスは2~3人登場が常なんですけど、誰かをピックアップできる初めてのシステム。抜擢されたのは吸血鬼と従者の新アイドル。忖度すぎる。
選挙期間のシンデレラフェスの新カードはガチャブといって順位が上がりやすいんですよ。つまり順位をある程度運営が操作できるんです。当時シンデレラフェスでは声なしアイドルは新カードにならないので声有りの子から選ばれるんですけど、まあそこか。露骨すぎて辛い。
その選挙期間にも色々あったような気がしますけど、選挙結果へ。吸血鬼と従者の新アイドルは圏外。今まで色々言われてきました、お前らの努力が足りなかったから声付かないとか。
おい、あんだけガチャブ貰って、曲貰って、豪華なMV貰って、限定SSR貰った新アイドル圏外だって!!!!!声実装戦争には参加してないことを抜きにして、せめて圏内だろと。お前らの努力はどうなってんの?って。
ここで誤解しないでほしいのは、これは票を入れなかった新アイドルPに言ってるんじゃないよ。票を出さないことを責めれないよ。声なしアイドルをdisってたのはきっと新アイドルPだけじゃないんだよね。そいつらが新アイドルはテコ入れって言ってきたの。そいつらはだれに投票したの?ここでも新アイドル巻き込まれてるやん(新アイドル発端だから仕方ないけど…)。
圏外圏外言われる罪もないアイドル可哀想すぎる。でもお前らが新アイドルをかさに着て言ってきた、「見込みもない既存キャラに声つけるくらいなら有望な新キャラ実装する、運営も商売でやってるんだよ」って言ってきた。商売なってるか?結果出てないけど。って言いますよ、今まで散々言ってきた誰担当してるか分からないPへ。
ここから泥沼です。ここまでを知らない新アイドルP(特に新規参入で流れが分からないP)は、自分の担当アイドルがけなされてるから当然参戦。こっちはアイドルが悪いと言ってるわけではないと言い(でも新アイドルのことを圏外だとは言いふらす)、最初からいましたけど新アイドル自体をdisる人もいる。みんな戦う相手違うのに混戦状態で埒が明かない。
あとここらへんの時期は新アイドル発表のライブから結構経ってて、柚が所属するフリルドスクエアもユニット人気で結果残してるのもあって、サプボ(言い方悪いけど、選挙じゃなくて運営が判断して声つけたアイドル)の子もソロ出してたりしてるのに、柚はまだ?となっていた。もちろん柚の前から順番待ちしてる子もいたからその子から出してもらって全然良かった。
【※これは完全に言いがかりですが積もり積もった結果思ってしまったことでもあるので一応書きます。】
それから歌手のゆずコラボもあり、名前が柚なため当然期待するがハモリパートで起用されたこと。その後ゆずさん作詞作曲で出された新曲が「無重力シャトル」だったこと。柚はバトミントンをしていてそれが個性の1つでもあり、バトミントンの球もシャトルという。柚はもともとこの曲メンバーに内定してたのに外されたんじゃないの?とか当時思ってましたけど今考えるとこれは言いがかりでした。
やめたきっかけはたしか周年曲に新アイドルみんなが参加して、周年曲のメンバーはデレステのトップ画面になるのでデレステの起動時にその子たちの顔見てあーあと思う自分がPやめてたのでやめました。アイドルは悪くないです、そういう立ち回りをさせて運営が悪いです、もちろん。ただアイドルの裏に運営をもろに感じてしまったのはありました。だからと言って私があーあと思ってしまったのは私の器のせいでもありますが運営のせいでもあると勝手に思っています。でも柚Pとして柚のことをだけ考えてれば続けられてたのかなとも思うので、怒りに我を忘れた時点で柚のことより先に怒りが来てましたから、柚のことを好きだった気持ちを忘れてたかもしれないです。
最近の運営はなんか変わったみたいですね。当時やっぱりあれはおかしかったと思うし、柚関連のことしか言ってないけど他の被害にあったアイドルもいたはずです。あと、ここに書いてあること以外にも色んなマイナスなことが起こってましたし。アイドルは好きなままなので、環境良くなっててほしいなと思ってます。新アイドルにも、他のごり押しと言われるアイドルにも、露骨なのはやめてほしいと思います。結局そのアイドルがヘイト買うのは避けられないですよ。
最近柚のソロが出たらしいですね。柚と言えば冬、出会いも冬です。サンタの衣装じゃなくて雪だるまの衣装を着るような子です。聞けてませんが、冬の、柚らしい優しい人に寄り添う曲らしいですね、感想を見ていたら。当時柚のソロまだ?って思ってたけど、当時の運営に作ってもらわなくて全然結構でした。今、いい曲作ってくれてありがとうございました。柚はとても良い子なんです。
「これ以上負担をかけないでくれ。このままだと、父さんも母さんも過労死してしまう」
愚痴る相手もいないので、せめてこの場を借り発散させてほしい。
私の両親は学校の先生だった。常に多忙で、食事や看病など日々の世話は、祖父母にみてもらっていた。
冒頭の言葉を投げかけられたのは確か中学生の頃だ。父からの説教は珍しいことではなかったが、〈過労死〉のインパクトは強かった。
私は日頃から親に負担をかけないよう、手のかからない良い子でいるよう努めていたつもりだった。部活で悩んでいた時も、学校でいじめられた時も、愚痴だって全部我慢した。親に反抗するなんて以ての外だった。
その時の父はきっと大層イライラしていて、つい口走ってしまったのだろう。(母の名前も出たが、父が説教する時の主語は基本「父と母」である。母本人の意向を無視していることも多い)
それでも私は真面目に考えた。何か気に障ることをしてしまったのか?家の手伝いが足りなかった?成績が少し下がったから?外出の誘いを断ったから?そんなちいさな不満の積み重ねが父の負担になった?
私の存在そのものが負担なら、いっそ消えてしまったほうがいいのではないか?と、この頃から漠然と思うようになった。
ここでタイトルの話に入る。
父は授業や部活顧問のほか、生徒指導の担当として、非行に走る生徒や素行不良、不登校の子のサポートを行っていた。
そういう仕事なので熱血も何もないが、イメージが伝わりやすいと思い、少し大袈裟だが〈熱血教師〉という言葉を使わせてもらう。
父はよく生徒指導の話を私にしてくれた。
例えば、暴走族が学校に入ってきたと思ったら、かつて指導した子が笑顔で挨拶しにきたこと。
不登校生徒が夜になると、父とお喋りをしに職員室にやってくること。
大人になった元不良少年が、先生のおかげで更生できたと感謝の手紙をくれたこと。
そんなことをいつも誇らしげに語っていた。
家庭に問題があったり、居場所がなくて道を外した子供たちの親代わりになって導いた、教育者として立派な仕事だと私も褒めそやした。
が、胸の内は複雑だった。
実の子供である私は、手を煩わせないようにいつも良い子でいるのに。甘えたくても「今疲れてるから」で後回しにされるのに。私が父の帰りを待っている間も、彼は問題児たちの世話をしているのだ。
他所の子供の面倒を見るのが教師の仕事。それは理解している。家庭を優先的すると保護者からクレームがくる。だから仕方ない。学校行事に親が来ないことは当たり前だったが、それは気にならなかった。
でも、〈手のかかる子〉の話はどうしても耐えられなかった。
私の父親が、顔も知らない子供に取られてしまったようで、嫉妬のような恐怖のような感情を抱いた。父の仕事は立派だとは思う。けれど私の前ではその話はしないで欲しかった。
そんなに手のかかる子が好きなら、いっそ私も家出して消えてしまおうか。親はとても不安になり、血眼になって探してくれるだろうと、ふと魔が差したこともあったが、できなかった。
その後も良い子を続けた私はそれなりの大学に入学できたものの、今までストレスを堰き止めていたダムが決壊したことにより、現在は鬱の寛解と再発を繰り返しながら社会の底を這いつくばっている。
私はとうとう〈手のかかる子〉になり、両親の不安の種となってしまった。
こうして文章を書きながら自分の弱さを省みる。厳しくも根気よく育て上げてくれた家族に対し、本当に申し訳ない限りだ。
未だに実家に寄生を続ける私に、定年近くなった父はこう言った。
「我が子も満足に育てられなかった自分が、他の子供をちゃんと教育できているか、もう自信がない」
私は何も答えられなかった。
女だけどアトピーだったので学校中の男子に同じことされたよ〜。
同学年だけかと思ったら下級生の男子が同学年の男子に「見ましたよ〜マジ人間じゃないっすねw」って聞こえるように言ってた時は絶望したな。
パンティーとかうんことか言いそうも無いのが言ってて意外だろ?みたいな感じであの手の下ネタを年がら年中あげてるけど、もう単に下ネタ好きの中学生通り越してうんこなげてる猿山の猿みたいになってんだよ。
いやもうホントに嫌なんでやめてほしいよ。
いつもは環境的セクハラとかいう言説にそうだそうだって諸手を挙げて賛成してるくちだろ?
その道徳心を発揮していこうよ。
中学の頃、2chの専門板である「詩・ポエム板(以下詩板)」に俺は入り浸っていた。今から十六年ほど昔の話になる。というか高校三年間を含めて四年以上俺は詩板に入り浸っていた。高校時代には文芸部に入っていたんだけど、自分の書いた詩について発表するのは年に二回刷られる部誌が発行される時に限られていたから、専ら俺は2chで自分の詩情を解き放っていた。
当時詩板で有名だったコテハンの数人は覚えている。underbar。アルファ。後誰だっけかな。やっぱあんまり覚えてねーわ。とにかく、詩板には詩情においてセンスを認められた何人かのコテハンがいて、そいつらが話題の中心になっていた。特に人気だったのが上記の二名だ。underは毒舌で他人の詩をバッサリ切って捨てる芸で人気だったし、一方でアルファは丁寧に他人の詩を読んで論評を上げるので人気だった。
当時2chの詩板で人気だったスレは、「君のセンスを五段階+αで評価するよ」ってスレだ。
簡単に言えば、自作の詩を発表して、不特定多数の有志によってE-からA+の十五段階に短文を添え評価してもらうというスレだ。当時は凄まじい人気で、とにかくポエジーとリビドーを腐らせた何人もの人間がひたすら詩をスレに書き連ねていた。つまりは俺もそんな連中の内の一人だった。スレの主旨は評価漏れをゼロにすることで、投稿した詩は必ず一回は評価される。未評価の詩はテンプレ欄に随時更新されていた。
どちらかと言えば詩を評価するよりも詩を投稿する方が人気で、評価する作業は詩板の中でも勤勉で責任感の強い連中が持ち回りでやっていた。
まあ御託を並べたんだけど、何で俺がこんな文章を書いているかと言えば、つまり、当時と同じことをやろうとしているってわけだ。
俺は今から、俺が十五歳の頃に書いた詩を以下に載っけるので、是非それを増田たちに、E-~A+のアルファベットと、短文によって評価してほしいってことなんだ。
ついさっき、スマホをいじってたら何故か当時のスレの過去ログをスクショした写真が見つかったもんで、その写真の中に、当時書いた詩が収められてたんだね。
1名前はいらない2007/03/26(日) 21:50:08.32ID:gXbMg/db
Aランクを目指して詩を書き込もう。
C:光るモノを感じる。
D:素人。
◇
走って行く
離れてくんだ
走ってるからさ
仕方ない、って、言い訳はしない
でも、死んじゃうんだ
歩くとさ
走ってないとさ
腹をてらてら光らせて
仰向けになるわけにはいかないのさ
あぁ走って
離れてく
もう声は聞こえない
世間ではマッチングアプリというものがもてはやされており、自分も利用しています。
テレビでは恋人を探す場所のように紹介されていますが、私にとっては違います。
絶好のネトスト場なのです。
私は中学生のころから、ネットで拾った画像で出会い系サイトやるのが趣味なのですが、
利用女性の個人情報をつなぎ合わせて、本名を特定したり、勤め先を特定したりすることをついついやってしまいます。
最近の実例では、プロフィールに乗せているInstagramの画像から、OnlyFans(課金制の画像共有サイト、R18画像もOK)に投稿していることを知ったり、
Amazonの欲しいものリストがデフォルトの設定では送り先は伏せられるが、宛名は本名になってしまっている仕様を利用して本名を特定したりしてしてまいました。
自分でも異常だと思います。しかしパズルを解くように、人の個人情報や隠していることを暴いていくのが非常に楽しく、辞められないのです。
自分でいうのもなんですが、自分はまっとうに生きてきたつもりです。中学高校大学を大事なく卒業し、会社でもそれなりにうまくやっているつもりです。
自分の異常性が怖いです。いつか自分が犯罪を犯してしまわないか心配です。また、なにより人倫に悖る行為をしている自分が許せないのです。
自分ってどうしたらいいですか?
=== 1 ===
私は今、過去へとタイムリープして、2度目の「現在」を生きている。
まあ、そう言ったところで多くの人には信じてもらえないのだろう。
だからまずは、どのようにタイムリープが可能となったのか、その理屈を述べ、
今回のタイムリープには協力者が居て、その人のおかげでタイムリープが実現できた。
それ以上のことは先方との約束により、絶対に明らかにできない。
しかし、タイムリープの理屈など、私にとってはどうでもいいのだ。
私が伝えたいのは、タイムリープを以てしても、結局人生はやり直せなかったという事実だ。
タイムリープで人生をやり直すには、タイムリープの誘いを受けたという幸運だけでなく、
ある種の「快適さ」を打ち捨てるだけの強い意志が必要だと知ったのだ。
身を以て知ったその事実を、強い驚きに加えて、ある「期待」を持って皆に伝えたいのだ。
=== 2 ===
そもそも私の場合、入試や恋愛、大きな事件事故など、「現在」に至るまでの人生の中で、
強い悔いを残し、これだけは絶対に変えたい!というイベントは特に無かった。
それでも、先方からのタイムリープの誘いに乗ったのは、既に結果を知る過去を再度歩めるのだから、
そこに現れる人生の選択肢もより良いものが選べるはずだと考えたからだった。
例えば、学生の頃のテストは「現在」の知識によって、より良い点数が取れるだろう。
また逆に、記憶の限り日々のトラブルはすべて回避できるだろう。そういったことだ。
すなわち、自分の記憶によって、2度目の過去ではより良い選択肢が選べ、
「現在」までの人生をもっと高いステージに引き上げることができるだろうと思ったのだ。
おそらく、大多数の人間がそう考えるように。
ちなみに、私には中学生の頃から、大学ノートに日記を記す習慣があった。
さすがに、過去の細かなことなど覚えていないわけで、過去をより良く選択するには、
日記という貴重なデータを絶対に持っていく必要があると思った。
だから、先方にも無理を言って説得し、
その十数冊ある日記の束と共にタイムリープすることを許してもらった。
しかしながら、今になって思い返してみれば、それが一番の悪手だった。
その日記という紙束が、自分の選択肢を強く制約し、新たな可能性を潰してしまったのだ。
すなわち、実際にタイムリープしてみると、日記の記載と記憶どおりの人生を歩んでしまい、
新たな選択肢を選び直すことなどほとんどできやしなかったのだ。
いや、タイムリープして最初のうちは、出し惜しみのつもりだった。
その不思議さは、自分が全知であるかのような錯覚を生む。このままで居たい。
そこで、新たな選択は未来を知るアドバンテージを損なうことなのだと理屈を付けた。
そして、自分はまだ中学生なのだから、さほど大きな選択肢も無いだろうと、
タイムリープして最初のうちは意図的に、1度目の過去とわりと同じ選択肢を選び続けていたのだった。
さらに、先に述べたとおり、私には絶対に変えたいというイベントが特に無かった。
そのため、新たな選択肢を出し惜しむ状態は、数年間にも渡って続いてしまった。
しかし、高校生にもなれば、日々の会話の中で「バタフライ効果」の存在に思い至る。
どんな小さな行動でも、新たな選択肢を選んでしまえばその影響の大きさは読み切れない。
未来を知るアドバンテージもその行動に留まらず、完全に失われかねない。
それに気づいてからは全てを不安に感じ始めてしまい、いつか来る大きな選択肢のために
そのアドバンテージを保持しようと、それが自分にとって良いことであろうと悪いことであろうと、
ひたすら日記の記載と記憶の通り行動した。それは大人になっても同じだった。
例えば、その日は職場でトラブルを起こし、大迷惑をかけるとわかっていた。
それでも出勤し、何の対策も取らず、上司に怒られながら対応に奔走した。
例えば、その日は旅行でどんな光景を見たのか、おぼろ気ながらも覚えていた。
それでも出発し、同じ忘れ物をして、退屈を感じながらも時刻表に追われた。
もちろん、毎日何を食べて暮らしていたかなど、日記にも記憶にも無いこともあったが、
それらは詳しく追わなかった。それなら、意識しないことこそ自然だと思ったから。
そして日記も書いた。
日記を書くというよりは、持参した日記の単なる引き写しでしかなかったわけだが。
それでも、日記を書かないことも「バタフライ効果」を起こすと信じてしまい、
持参した日記をまっさらな大学ノートにそのまま書写するという、
客観的に見ればまさに馬鹿馬鹿しいだろう行動を、「現在」まで真剣に続けてきたのだった。
=== 3 ===
そうやって、タイムリープの出発時点である「現在」に十数年もかけて、ただ出戻ってしまったわけだ。
外見的には、同じ日記の束が1組増えただけのひたすら長い時間だった。
前節に述べた思考過程により、人生を変えるような選択肢は何一つ選べなかったわけだが、
それでも、一つだけ新たに気づいたことがある。
それは、2度目の過去は少々退屈ではあるけれど、ひたすら快適だということだった。
2度目の過去の後半はむしろ、自発的に新たな選択肢を選ぼうとしなかったのかもしれない。
なにしろ、選択肢を選び直さなければ、明日に何が起こるのかまたわかるのだから。
その明日がトラブルだらけだったとしても、それはいつどのように治まるかを知っている。
「止まない雨は無い」ということを、実体験によりわかっていたのだ。
それゆえ、「バタフライ効果」の影響が狭まったやり直しの後半においても、
トラブルを回避するつもりの選択肢を選ぶリスク(「バタフライ効果」でリスクにもなり得るのだ)より、
そうして、私は「現在」に至るまで、リスクのある新しい選択肢ではなく、
苦しくとも理解できる未来が選べる「快適さ」の方を選んできたのだった。
たしか小学生の頃には、私もいわゆるロールプレイングゲームで遊んだことがある。
なぜなら、ガイドブックが存在する範囲のシナリオが終わってしまうと、
何をどう進めて最終目標に向かえばよいかわからなかったからだ。
そのことを、2度目の「現在」に戻ってようやく思い出す。
これからの、日記も記憶も、当然ガイドブックも無いまっさらな未来が本当に恐ろしい。
それに比べて、あの「快適さ」に包まれた過去の日々は、本当に素晴らしいものだった。
強い意志の無い私のような人間には、新たな選択肢が選べ直せないと重々わかりきった上でも、
もう一度、日記とともにタイムリープを繰り返したいと思うくらいに。
そして、今はあの「現在」だ。
1度目の人生と同様、かの先方は再び現れるはずだ。
迷惑メールのようなぎこちない文面で、タイムリープの誘いを持ち掛けてくるはずなのだ。
=== 4 ===
そう、そのはずだったのだ。
しかし、タイムリープの誘いを持ち掛けるメールは、いまだに来ない。
その時期が日記の記載から遅れていても許すから、どうか早く現れてほしい。
京アニ放火事件で疑問感じた中学生が発明…緊急時に室内から外せる窓の格子柵 「建設業界にまず無い発想」(東海テレビ) - Yahoo!ニュース
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/news.yahoo.co.jp/articles/b42a60d3814a50c7587d87a1ee8209cb9c063e18
これ、未成年にも過激じゃないコンテンツは見れるみたいにすべきって事になるのかな