はてなキーワード: 飽食とは
所々で思うんだけど、あの他罰的に見える姿勢は非常に『女』らしさがある。
まぁ、お嬢様キャラだから、という理由で許容されてると思うんだけど
でも中高生ぐらいまででそういうじゃれあいは終わらせておくべきだったよね、っていう
そういう意味で言えば運営の幼さ、それこそ中高生レベルの罠の掛け方をしてるというか
でも、それ以上にDWUの怒りはヒートアップしていて、多分運営が本気でDWUのガワじゃなくてアジア人男性12ドルのガワしか渡せません、ってなってもDWU自身もそれこそファンもマジでついていってたと思う。
お口が悪いけど、ちゃんとやってるから彼女は評価されるし、V界でもそういう人がちゃんと多くて
だからそういう人間相手に中高生がよくやってそうな「言った」「言ってない」「死ねって言うなら死にまーす」みたいなこと言い出しても
最後は「うるせえさっさと死ね、表では後悔してやるけどそれぐらいの負の感情はこのキャラクターと共に背負ってやるからさっさと死ね」と覚悟をした大人が返答してくる訳で
まぁ、「ほれ、このカッターでスパッとやらんか、見届けちゃる。」と言いださないぐらいには冷静だったか、と。
それこそ、深層を扱ってるんだから、もっと雑に生殺与奪してくる奴だっているのに、常識の範囲内にいる人はそこまで込みで死ねと言うとは思わないのだろうか。
え?流石にそこまで考えてない?感情が昂って死ねって言っただけ?よく言いがちなだけで本当に死んだ時に動揺する顔が見たくてやってる?
ああそういう性癖の話か。
でもまぁ、ところどころで「何言ってんだこのアマ」と思うところもあるよね
「あの飲み会で頑張ろうって言ったじゃん」も『がんばろー!えいえいおー!』みたいな感じじゃなくて『頑張ろうね!?』『お、おう…』みたいな感じだったんだろうし
「この二年で2万ぐらいしか貰えてないスタッフもいます」に「当たり前だろ」と返答してたところに、普通に「テメェが当然だとか言えねえからな!」って逆ギレするスタッフが居なかったのはそれは運営としての最低限の自負があったからか、
普通に冷静にDWUが悪いんじゃなくて仕事を勝手に判断して断ってたセバス長が悪いのがわかっているからか周りのスタッフは静かではあったけど
でも「当たり前」ではないって、それぐらい酷い環境にあってそれでもついてきたスタッフの報酬を二年で2万は安すぎるって。
いくら遊びでも。
でもそういうところに噛みついても仕方ないし、そういうトゲがいくつもあったからもうキャラごとくれてやってもいいかってなったのかもね
だから、DWUお口が悪いなぁって思ってた。
でもここまで言ってもDWUの良くなかった部分ってそこぐらいで、後は普通に仕事としてちゃんとやってる訳だし、それこそただ雇われてるだけなのに自分から仕事の是正もしていこうとしたし、
それは労働者としては花丸をあげてもいいと思う。
そして、運営は言ってない、わかってるだろと思ってやってないことが多すぎる。
正直、それだけでケーヤクイハンみたいな話にはなると思うけど、そこはもう離れてしまったんだから言わないことにしよう。
でも「キャラだからそういうことやってました」って言われても『そこでキャラ通すならお前が表でやれよ』って話であって、裏方に徹してて裏方で通したい筋があるならちゃんと敬語でその返信をしなきゃ、ただの出来損ないになる。
これをRPとして優れてるとか言うやつは馬鹿よ、なんたらの病気だからどうのってのもよろしくないよ。それで商売するってなったらそこら辺越した上でやんなきゃ、相手に失礼だよ。
僕はセバスチャンじゃないですかだのセバス長じゃないですかだの、執事を語るなら主人の不利益になる行動はしちゃダメでしょ。それともそれが原因で主人が背中からぶっ刺されることになったとして、それもネタにすんのか?
いや〜うん十年前のアングラは最高だな〜いい加減にしてくれ〜だからお前ら怖がられるんだよ〜ちゃんと口にしないから闇の中に身を落とさせるだけになるんだよ〜それで金儲けしたいとか笑わせんでくれ〜
最近のインターネット利用者が光属性なんじゃなくてYouTubeやインスタに集まるのが光属性なんだよ〜お前が金稼ぎを考えてるプラットフォームに光属性が多いんだよ〜だからお前らみたいな中途半端な存在が生かされてるだけであってめんどくさい闇の集団は普通にお前の配信してる場所を特定してそれをネタにしてくるから本当に光属性相手に商売出来てたことを感謝しろ〜
僕ってそんなキャラじゃないですかを貫くなら本当にお前が表に出てぶっ刺されなきゃならんよ、もしくは壺おじさんみたくDWU for セバスチャンみたいなタイトルつけて何もかんもの責任はセバスチャン達にあります、ってやっときゃ「あ、Dちゃんがゴミなんじゃなくてセバスチャンがカスゴミなんだね!仕事を依頼させるときのプラットフォームも詳細も返事もなんもねえのによく働かずに自分も金が欲しいなんて言えたな、作るだけで生かす気がねえならただ死ぬだけだぞ」って回答がもらえる訳で
でもまぁ、そんな心配もなくなりましたと、これからDちゃんがDちゃんと信用できるスタッフでひとまず運営をして、沢山の荒唐無稽な依頼を直接その身体に受けて、その対処に追われて、その途方もない放浪の旅に疲れたらどこかの事務所に入ることになるんだろう。
少なくとも、ちゃんとした返答もなく彷徨い続ける訳ではないんだし
大いにある。
俺も軽く『あの吸血鬼の事務所』とあわよくば『お友達が多い事務所』とか考えたけど
『よくわかんねえけど資本はありそうな人間達』に買われた可能性だってある
あの体質だと変な借金して働いて返そうとかしてそうだし、でも一番有り得そうなのはやっぱ吸血鬼の事務所なんだよな
DWU関連で迷惑被ったのって明確にあの事務所ぐらいだし、それで一番やらかしたのって多分セバス長だし、アイツだけは無理だからクビにしてくれ〜って裏でやってたんだろうな、と素人ながらそう思う訳で
でも今回の配信でセバス長がああいう言い方をして、DWU自身も意地になってそれを必要ないと言ったし
予想外なのがあの拍手をした集団で、そいつらからも縁切りをした訳だから
ただでさえめんどくさい予定の放浪の旅がもっとめんどくさくなるんだろうなぁって
でもそういう覚悟をせざるを得ないほど、出来損ないで、無責任で、遊ぶことすら満足にできない人達だったから
だからあの子はめんどくさい旅をしなきゃならなくなるんだろう。
本当はDWUという名前ですら抱えなくてもいいのに抱えてしまって、あっちへ、こっちへ
それでも彼女が幸せだったのは、彼女自身がとてもしっかりした人間だと思ってもらえたことで、それは彼女の活動と発言をちゃんと見て判断してもらえたことなんだと思う
それこそ、運営と揉めて、私は悪くない!って言い続けてるのにその異常な行動を見抜かれて人が去っていった人なんて幾らでも表で見てきた訳で
そして、それを揶揄して笑っていたけど、自分達の後ろがそれ以上に出来損ないでもっと酷いことになるなんてよくある話
正直言えばあんなことやって「こんな事務所があるんですよ〜!」なんでやった時点でセバス長にはエンタメを語る資格がない。おまえのおもしろは誰かが必死に守ってる普通を指差して笑うことにしか無いのかよ。ってなっちまう。
それのどこがいけないの?普通のYouTuberみんなそれやってんじゃん。って思った奴はそういう類のYouTuberはYouTubeで自分を宣伝して他のサイトで金稼ぎしてることを忘れちゃいけない。
そして、それを作る気がないし、投げ銭の場所を作るでもない、積極的に宣伝するでもないなら、理想に溺れて死ぬしかない。いや本当に、荒唐無稽かつろくでもない理想像を掲げて生きていけるのは昭和の作家ですら無理よ。短命よ。
で、文書の内容に関してだけど
まぁ、前々からあの人たちを見てる人からすれば、『こんな文章書けるようになってえらいね〜』だ
馬鹿にしてんのかって思うかもしれないけど、それで文野外の人間しか集まってない会社が多少なりとも生き延びれるなら声をかけてもらえるだけマシ、だ。
本当はもっと静かに客が去っていくもんだ。静かに狂っていくもんだ。
なんなら元から似たような緩さ、軽んじ方をしていて、だけどその人気のつき方の本質を多少なりとも理解してきた人達だ
どこぞの会社なら本気の命令を出すならびっくりマークがいくつも付くようなもので、今回は箱のトップがブチ切れるような事態でもあるのに、
あまり強く責めても仕方がないし、我々にも非があるだろうから教えてくれると助かる。があの文章だ。
そこまでへりくだってることを理解せずに会話のついでに貼った馬鹿については知らん。アイドル事務所の監視はもっとダルいし、お前に配られてるiPhoneに追尾機能やらが付けられてないだけまだマシ。
本当言うならどれもこれも出来損ないなのにファンに愛してもらえるから「今の需要はこんな感じなんだ」と合わせてくれてるだけであって、あの会社があの体質をやめて、この基準に満たない人はクビにします。この基準を満たしていてもこれをしていたらクビにします。と言い出したら何人去らなければならなくなるのかはわからない。
ましてやどこかで居直ってる程度ならさっさとクビを切った方が変に達成して空虚だった時と比べたらマシなはずだ。
でも残酷なことに彼等はそれを下さない、それは違うでしょ。どれだけ大人気でも突然去る人が居ても止めなかったし、どれだけ不人気で辞めたいという感情があってそれでも続けると決めた人には寄り添ってたじゃんっていう。
だから、本当に売ったバカが居たらしばらく首から私はバカですの札でもかけててもらいたい。それこそ、本意気のアイドル事務所はその程度じゃない訳で。ナメた行動取ったら給料も無くなるし、仕事もない、配信なんてさせてもらえると思ってんのか。馬鹿が。お前みたいなのを愛してもらえると?そして愛してもらえていなかったと?
だから、あの文章は誰かが会話のネタに貼ったか、セバス長が頭おかしくなって作ったか、もしくは、ただのフェイクか、だ。
それこそ、本当にアレをやったのは私です。なんて言い出す馬鹿が居たら、マジで一年ぐらいその人のチャンネルを非表示にする。何か不適切な表現があればすぐさま通報して収益化が解けるまで行う。
やることがショボすぎて笑う。
辞めることになっても仕方ない。悲しいことになっても、そんなに悲しくなくても仕方がない。
だけど、そうやって心を落ち着けようとしたくもないから、セバスが自分で作った、セバスをD嬢だと思った馬鹿が話のついでに貼った、もしくはただのフェイク。だと思うことにしている。その方が平和だし、平和じゃなくなったら一方的に一人が責められることになる。それが見たいのか?
あのおもしろが続けば今頃は、なんて、インターネット何年もしてる人からすれば、おもしろとかいうのは永続じゃないし、その日、その時の気分次第になる。アレでなんで笑ってたんだっけ?って何度も思うことになる。
それを維持する才能があったらそれで生き残ってる筈だし、それが無いから別解を手に入れてああやって生きている。
それこそ、明石家さんまの凄さを理解してないのに、忌野清志郎やオーケンの凄さを伝えられる訳じゃ無いし、そんなビッグネームの凄さもわからずに、自分の面白だけは天を貫ける程のものだと勘違いしているなら、やっぱりその自惚れのダメージをその身に一身に受けるべきだろう。
そうでもない限り、芸術は磨かれないだろう。どこまで届くかなんてわかんないままだろう。なのに、誰かに渡したナイフを見て、まさか料理用に使われるなんて思わなかったと言うとは、その商品を捨てるのが今の飽食社会の有り様だってのに。
人間が集まるならロクでもなくなるに決まってるし、それはファンでも同じ。ファンを装ったアンチなんてのもあるめんどくさいとこ。でもどこ行ったって一緒。
ただ、ずっとクリエイティブしてる人は別。一応配信業もただ垂れ流してるんじゃなくて、その人達なりの技術でもって配信の面白さを安定させている。
俺のような素人が一発でスムーズに高画質高音質な配信を個人の家で行えるかって言えば断然NO
そしてD嬢にしたって結局月に一回濃密な動画を上げている、だが、その程度では収入足りえない。そして想像以上の危険性が深淵にはある。
理解しない人は多数いる。弱者と見抜けば牙を剥くから彼等は深淵に居る。
そして、多分なんだけど本当はそういう深淵にあの子が攫われるようなことがあって、それを笑って動画にすることであのシステムは完成する筈だったんだろう。
俺はそれを面白いと思えない。
だから今単純な配信者となって別解を手に入れようとしてる彼女を応援している。
その方がまだ笑えるから。
「●●下さい」
「●●読みたい」
旬なジャンルであればそんなことを願うまでもなく需要と供給が凄まじく、満たされているのだろう。
うん10年の腐女子人生、初めてのどマイナージャンルに、今私はいる。
本を出しても5冊も出ない。
恐れ多くも私にもお声がけくださり、
無論私は一も二もなく引き受けた。
問題はその後だ。
ぽつぽつと過去にそのジャンルにいたであろう人たちが企画について呟くのを見ていたのだが、揃ってこのセリフをほざくのだ。
「●●下さい!」
「●●読みたい!」
私以外の人間がこの界隈にいたこと自体が奇跡だというのに、何贅沢なこと言ってんだ??????????
お前のそのアイコンとヘッダー、普段の原稿をしているであろう呟きは飾りか????
絵師にも文字書きにも書く自由があるのは承知しているが、当時の私には残酷な言葉のように思えた。
エゴサして引っかかる人間は私だけっていうやせ細った土地どころか死んだ土地の界隈で、どうしてそんな贅沢で残酷な言葉が言えるのか。
結局その企画は、私と主催の二人しか集まらず、その上主催曰く、
「過去に好きだと言っていた人はみんなこのジャンルを捨ててしまった。彼女らの中にジャンルに対する愛が少しでもあれば、参加を考えてくれただろうけれど、ジャンルを消費したいという飽食ツイばかりで、それは愛ではない。ただの欲求だ。心が折れてしまった」
その後その主催がどうしたかは知りませんが、垢消ししたし、多分ジャンルから去っていたんだと思います。
この世に神はいないのだなあ。
保存性の高さから年貢としても用いられてきた白米はいつしかただの食品とは一線を画する物と信じられてきた。
白米は栄養価が高い。
白米は偉い人が食べるもの。
白米さえ食べていれば幸せ。
その名は「脚気」。
細かい話は本題から外れるので結論から言えば、白米は万能の食品でなどでは全くなく、白米に偏った食生活は栄養バランスの崩壊を招くのである。
物資不足の中、多くの食品が庶民にとって貴重品となっていった。
あらゆる食べ物が貴重品となる中で、庶民が口にする機会の減少を最も嘆いた食品の最大公約数こそが白米である。
白米が万能の栄養を持ち合わせないという事実は、戦後の飢えた民衆とは無関係の事実である。
純粋なカロリー不足による死すらも目前に迫る世界では、栄養という言葉はカロリーという意味に置き換わる。
白米の持つカロリーは純粋な栄養として扱われ、カロリー不足という万能の死を回避する無敵の栄養商品として白米は再び蘇る。
栄養という言葉の意味は、タンパク質や様々なミネラレル、ビタミンをバランスよく取るという意味に置き換えられていく。
カロリーの摂取目安は到達目標ではなく制限目標として設定されていく時代。
嗜好性の高い書品の増加により街にはカロリーが溢れていく。
何気なく飲んだタピオカミルクティーの500㌔㌍と同じだけ何かの摂取を諦める必要があると人々が悩む時代。
白羽の矢が立ったのは白米である。
聖域となっていた白米はゆっくりとその神秘のヴェールを解かれていく。
白米が食べられることを有難がっていた時代、当たり前になっていく時代、そして食べないという選択肢に人々が辿り着いた時代。
戦争という暗黒時代が1度は戻した時計の針、それは再び運命の場所へとたどり着く。
白米2度目の死。
おおよそ6000のフォロワーに向けて放たれる漫画には、少し呑気で鈍感で、やや精神的に打たれ弱く、妻を愛している私がいた。
決して嘘ではない。
ただ、ツイッター上の私は妻の的を得たひと言に感動したり、ウィットに富んだ切り口に泣いたり感動したり「しがち」なようだった。
しかし私は、妻が「私にそうなって欲しかった」という事に気づかされた。
色々と至らない点があるにせよ、生活や趣味、仕事全てにおいて妻の負担にならないように努めていた。
全ての物事で妻を優先していたつもりだった。
私は彼女のためになれていると思っていたが、もしかすると、彼女の重しになっていたかもしれない。
更新が止まるのか、それとも本当に起こったことを描く日記に変わるのか。
もし、妻の飽食が終わらないとすれば。
妻がツイッターに新しくどんな私を登場させるか楽しみで仕方がない。
私だけがこの余興を楽しむことができる、格別の。
何を持って普通と言うべきかなんて知らないが、ともかく普通なんだ。
不衛生というわけではないが、綺麗と評するのには無理がある内観。
カウンターに貼り出されるメニューは、ちょっと離れた場所から見るだけで全部読める。
そして料理の見た目は精彩さを欠き、味に至っては繊細さの欠片もない。
そんなの“自己責任”さ。
食堂を利用する生徒の半分はそう答えるだろう。
1位は唐揚げ
2位はハムカツ
3位は細切りフライドポテト
4位は素ラーメン
5位がカレー
例えば4位の素ラーメンに放り込めば、若者の飽食に応える「揚げ物が入ったラーメン」が完成する。
衣から滲み出た油はスープに溶け込み、そのスープを衣が吸うという循環システム。
コショウをかけて麺と一緒にすすれば、別々に食べるより何倍も美味いという幻覚をもたらす。
或いは、5位のカレーに乗せてもいい。
具があるのかないのか良く分からないカレーは、「明らかに具のあるカレー」に生まれ変わる。
飯とルゥの配分に苦戦しながら頬張れば、「1+1=2」という真理に辿り付けることだろう。
生徒の間ではあまり評価されていないが、このコッペパンは割とちゃんとしている。
甘さも塩気もないが、ほのかに感じる小麦の香りは食欲をかき立て、素朴な味は期待を裏切らない。
バターが塗られていないため艶はないが、しっかりと保たれた楕円形によってパンは輝いているように見える。
トッピングは多くないものの、マーガリンや生クリーム、チョコに粒あん、いくつかの惣菜があったりと要所は抑えていた。
更にはサイドメニューで応用が利くので、その可能性は数倍に膨れ上がる。
そんなわけでコッペパンは人気こそ上位ではないが、安定した需要のある公務員だ。
時々、無性に食べたくなってしまう人もおり、かくいう俺もその一人だった。
特に、その日は月に一度あるかないかというコッペパンモードに突入しており、加えて空腹にも襲われている。
頭への栄養が不足しているせいもあり、わずかな理性で押さえつけているのが現状だ。
俺は焦りを表に出さないよう意識しつつ、平均速度で歩行しながらカウンターに向かう。
とりあえず、たんぱく質が欲しいからハムカツとタマゴは外せない。
それに糖分も欲しいから、シンプルに砂糖だけまぶしたやつを……小豆マーガリンもいっておくか。
それを口当たりのよい牛乳で流し込めば申し分ない。
近々訪れる未来をシミュレートし、自分の口内に唾液が分泌されていく。
「はい、ご注文どうぞ~」
唾液が溢れないよう気をつけながら、俺は注文を口にした。
「オバチャン、コッペパンください」
電気仕掛けの絵箱に据え付けられた振動増幅器がそんな言葉を繰り返す。
遠くの空から飛んできた電気の波が、海の底から流れ込んできた光の束が、カロリーがいかに健康に害をなすかを諳んじるようになり幾星霜。
健康飲料とは体からカロリーを追い出す飲み物の事となり、健康食品とは食物繊維やミネラルの含有量に対してカロリーが低い合成食品の名前となった。
種族を問わずあらゆる動植物が反映するか滅びるかを決めるのは安定したカロリー確保の如何であった。
穀物による人類の奴隷化と、人類による動物の家畜化が同時進行するうちに、人類の中から一握りの貴族が生まれた。
貴族達は美食を追い求める中ですでに食べたものを吐き出す術を身につける。
より美味いものをより沢山食べるためにカロリーを悪として捨てる時代がゆっくりと幕を開けた。
それから幾度も王が変わり帝が変わり、平民がカロリーを毒と扱う時代が訪れた。
その時代は遠い昔に過ぎ去った
実家は山間にある水田農家で、遠くに高速道路が走る風景は昔から変わらない。
小さな駅に車で迎えに来てくれた両親と共に、私は私の家族と共に実家に帰る。
山際の家に到着し、一泊して今日を迎えた。
近くの家の庭先を訪ねると、アウストラロピテクスに会える。昔からいるやつだ。とっても。
アナメンシスなのかアファレンシスなのかは尋ねたことがない。骨格は外面からはうかがえない。
骨を割り続けるアウストラロピテクスのとなりに蹲踞する。
作業を続けながら、彼が問うてきた。
「ホモサピエンスもさ、骨食うよね」
「場合によってはな」
「この飽食の時代だ。俺も骨以外も食べる。ところであんたたちの主食は?」
「米だと言われている」
「いや、それは最近のことだろ。もともと何食ってたんだよ」
そう言って私は、もう少し考えて言葉を出すことにした。
「精確に言うと、現在の日本列島とされる空間に住した人間は魚だ。まずは魚だったはずだ」
「そうかい」
「俺たちより昔は果実だった」
「そうだ」
「未来はどうなるだろう」
「藻とかじゃねえのかな」
「ありだな」
例年他愛ない話だ。互いの親戚の話とか共通の友人とか。仕事の話とか。
そしてそれぞれの社会に戻って行く。