「●●下さい」
「●●読みたい」
旬なジャンルであればそんなことを願うまでもなく需要と供給が凄まじく、満たされているのだろう。
うん10年の腐女子人生、初めてのどマイナージャンルに、今私はいる。
本を出しても5冊も出ない。
恐れ多くも私にもお声がけくださり、
無論私は一も二もなく引き受けた。
問題はその後だ。
ぽつぽつと過去にそのジャンルにいたであろう人たちが企画について呟くのを見ていたのだが、揃ってこのセリフをほざくのだ。
「●●下さい!」
「●●読みたい!」
私以外の人間がこの界隈にいたこと自体が奇跡だというのに、何贅沢なこと言ってんだ??????????
お前のそのアイコンとヘッダー、普段の原稿をしているであろう呟きは飾りか????
絵師にも文字書きにも書く自由があるのは承知しているが、当時の私には残酷な言葉のように思えた。
エゴサして引っかかる人間は私だけっていうやせ細った土地どころか死んだ土地の界隈で、どうしてそんな贅沢で残酷な言葉が言えるのか。
結局その企画は、私と主催の二人しか集まらず、その上主催曰く、
「過去に好きだと言っていた人はみんなこのジャンルを捨ててしまった。彼女らの中にジャンルに対する愛が少しでもあれば、参加を考えてくれただろうけれど、ジャンルを消費したいという飽食ツイばかりで、それは愛ではない。ただの欲求だ。心が折れてしまった」
その後その主催がどうしたかは知りませんが、垢消ししたし、多分ジャンルから去っていたんだと思います。
この世に神はいないのだなあ。
同じ状況になって逃げました。我慢は体に良くないとだけ。