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2024-01-11

ワコムの話と『反AI』さんたちへの手紙

 Wacom炎上が止まらない。

 株式会社Wacomは、高品質ペンタブレット類を筆頭に、クリエイター向けのデジタル製品を展開する埼玉県企業だ。

 超有名ペインソフトCLIP STUDIO』のセルシス提携してイラスト情報サイト運営したり、YouTubeにて著名作家による液晶ペンタブレットでのメイキング動画配信するなど、顧客だけではなく、クリエイティブ世界全体に寄り添ってきた印象の強い企業だった。

 そんなWacomが、言うまでもなく数多のクリエイターから侮蔑され、今に至るまで常に批判を浴び続けているAI生成画像広告使用した。

 当然、界隈には激震が走り、すぐさまWacom非難誹謗中傷雨あられさらされることとなった。

  全ての発端となったその画像は、Wacom米国支社が新春セールの告知バナーとして掲載した画像使用されている龍のイラストだ。

 それは昨今の精緻化しつつあるAI画像事情を考えればまったく稚拙と言っていいAI丸出しっぷりのカスみてえなクオリティポンチ絵であり、切り抜きすらガバガバで、目にしたユーザー正気を失うのも無理はない瘴気を放っている。

 Wacomの弁明によればストックフォトサイトから購入した画像であり、説明には手描きですって書いてたらしい。信じるなよ。

 ゆえに、

ペンタブという、血と汗と涙を流してがんばるクリエイター相棒となる機器を売っている会社が、クリエイター成果物を無遠慮に搾取して作られたAI画像なんぞを広告に使いやがったことへの怒り

②たとえ本件が広告代理店単独やらかしであってWacomは悪くないのだとしても、創作現場と密接に関わってきたはずのトップ企業あんな分かりやすAI画像を見抜けなかった、あるいはチェックさえせず素通りさせた可能性があることへの懐疑

そもそもWacomかいう超有名かつクリエイターと親密なはずの企業が、自社の広告に使うイラストを新たに発注せず、ストックサイトから拾って済ませたことへの落胆

ユーザー告発がバズったさいに、迅速な対応を見せることなく火元の投稿を無言で削除してしばらくだまりだったうえ、ようやく出た謝罪文がどうも歯切れの悪い内容であることへの🤔

Wacom製品の宿痾であるタブレットドライバ虚弱体質への不満が炎上ついでに大噴出

上記を主な理由として燃え燃え、もはや消し炭すら残さなフェーズに入っている。

 自分は生成AIゴミだと思っている人間であり、Wacombambooに導かれて絵を描くようになったおえかきオタクであり、同じくWacomが展開する液晶ペンタブレットのフラグシップである"Cintiq pro"に憧れてきた一介のユーザーであるため、Wacom燃えているのは我が事のように苦しく、歯痒い。

 

 はじめはWacomに対する困惑と、とにかくは炎上を追わねばという気持ちけがあり、なぜAI画像を使う羽目になってしまったのかさえ知れればよいと思っていた。

 だが、炎上が際限なく広がり、どこまでも飛び火しまくっている現状を見るほどに、自分でもよく分からない様々なお気持ち悪態自分の内で噴き出しまくってないまぜになり、どう整理すればいいかさえ分からなくなってしまった。

 非難にあわせて拡まった不買運動や、やおら他社製品液晶ペンタブレットを持ち上げ始めるインフルエンサー挙動イラつく自分も情けない。

 その代替として挙げられた製品だって過去AI広告作って燃えてるし、そもそもそいつらがCintiqに敵うものかよ。

 一方で、そんな悪口が出てきてしまうのは、私が持ち合わせているある種の国粋主義的な、権威主義的な部分が強く認知を歪ませているせいであるという点を否定できない。私はWacom信者だ。恥ずかしながらこの目は曇っている。

 なんにせよ、よく分からないお気持ちを抑え込むことさえできない自分があまり馬鹿みたいでつらいのだ。

 AI慎重派の筆頭論客でもある某イラストレーターが「XP-PEN(Wacom以外であれば真っ先に候補に上がる中国の優秀なメーカー)の液タブ買ったよ」というツイートをしただけで「Wacomへの当てつけかよ!!!!!!!!!!?!」となってしま自分単細胞が恨めしい。

 だから、彼がとてもとても理性的な筆致で書いてくださっていたnoteを読み、示されていたフラストレーションの殺し方のすすめに従って、こうして文章の形で消化しようとしている。私は絵でしめすより文章をしたためるほうが相対的に得意だから。うまくいくかな。

 ファックAIファッキン創作ヘイターども。

 思いついた順に書く。くどいので今後は液晶ペンタブレットを「液タブ」と表記する。

 本件を概観するうえで見落としてはいけない気がするファクトとして"Wacomの液タブ"という存在概念が、デジ絵に親しむ者にとっては単なるハイエンド製品に留まらない、絵描きとしてのステータスシンボルでさえあった実情がある。

 「Cintiq」という名は単なる製品名前ではなく、それこそCHANELの「N°5」のような、ある種の象徴を背負ってきた。なぜなら長い長いあいだ、Cintiqこそが唯一の“本物の液タブ“だったからだ。

 どういうことかといえば、Wacom特許でもある電磁誘導方式(EMR)という動作形式作動するの液タブは、長らく新生Cintiqシリーズしか存在していなかったのである

 EMR方式は、グラフィックタブレット動作方式として最も優れていると言っていい代物だ。飛び抜けて高度な筆圧感知と動作検知能力を持つため、まるで紙に線を引くかのように繊細な描画が可能であり、ペンの充電に煩わされることもない。

 かつては板タブの専売特許であった強力な描画能力を、液タブだてらに誇示してみせたことでCintiqは伝説となった。

 EMRの特許が切れた現在となっては、他社も盛んにEMR方式の液タブを発表しはじめているものの、依然としてそのクオリティの高さは変わらず、Wacom歴史に根ざした信頼もあって、“Cintiqという名前“は永遠に“すんげーつよつよ液タブ“の比喩であり続けている。

 趣味であれ生業であれ、デジタル創作に親しむ人々はみな、ショーウィンドウ越しのトランペットを見つめる黒人少年のごとく、Cintiq proに憧れながら絵を描いているのである(主語デカ案件)。

 だからこそ、"あの"Wacomが!!?という衝撃は大きかった。よその企業AIを使いやがったときのそれとは、話が違うのだ。

 むろん、いくら創作にまつわる機器を扱う会社からといって、告知に使う全てのイラストにコンペを設けたりできないことは、さすがに分かる。

 それでも、だとしても、誰しもが「なんで社内イラストレーター使わねえんだよ」と失望するほどには、Wacom名前は重かったのだ。

 当のWacomにさえ抱え切れないほどに。

 また、消費者による企業への信頼とはすなわち資本への信頼でもある。

 資本といっても、なにも小難しい株価とかの話ではない。

 ただ、ただ単純に「高え金払ってんだからしっかりしてくれよ頼むよ」という話だ。

 「Cintiq pro27」とかでググっていただければ分かるとおり、Wacomフラグシップ製品は、おしなべてアホみたいに高い。Apple製品とタメを張るくらい高い。ちなみに企業姿勢もどとこなく似ているところがある。

 Wacomがどんだけ儲かってるかは知らんけど、あんな高いもの売ってるなら相応にお行儀よくあってくれたまえよという話なのだ

 これはカスタマーが企業に怒りを覚えるポイントとしてあまりに分かりやすく、またその気持ちを分からない消費者はいないだろう。

 ちなみに、米WacomAI画像をうっかり購入したフォトストックサイトが、よりにもよってAdobe Stockであるのも見逃せない点だ。

 かのAdobeもまた、AI魑魅魍魎占拠され AI汚染震源地とすら揶揄されるようになったAdobe Stockの有様をユーザー咎められ、「高えAdobe税払ってんのに自社のフォトストックすら守れねえのかよ」という失望を集めて絶賛失速中の身である。どうも示唆的なものを感じずにはいられない。

 ただまぁ、個人的上記の諸々は単なる背景情報であって私には正直どうでもよかったりする。ここまでクソ長々と書き綴ってきたうえでこんなことを言うと正気を疑われるかもしれないが。

 私はただ、頭が固くて権威主義旧弊オタクであり、Wacom埼玉の誇りだと思ってる埼玉県民ゆえ、ただただ、たった1回の過ちでWacom製品を投げ捨て、""有象無象"“の""中華""製品に手を伸ばせるみんなのフットワークが信じられないのだ。

 そして今回の傷が重篤な致命傷なのは否定できないとはいえ、なにもWacom主体的AIを推進したわけでもないのにここまで炎上が広がっていることに引いているのだ。

 なんかこう…例えばCintiqの次世代モデルAI積みますとか言い出したわけでもなく、ただAI画像をなんとなく手にとってしまっただけなのに、叩かれすぎじゃないかと思うのだ。確かに迂闊で許される範囲じゃないとは思うけどさ。

 とくに、まるでWacomが生成AIを大歓迎し、諸手を挙げてユーザー押し付けようとしている企業であるかのように罵っている一部のAI慎重派の言動あさましく思えて仕方がない。

 むしろWacomは絵柄を署名のように扱える技術研究し、「AIAIをぶちのめす」道を探ろうとしている途上にあるというのに、というかその話題が出た当時はみんなしてさすワコしていたというのに……。

 ……長い長い冬を抜けて、ようやく著名なイラストレーターの方たちでさえ腹を括ってAI被害を訴えてくださるようになり、ここ最近にきて生成AIに関する議論が持ち直したように感じられる場面が増えたように思う。

 一方で、その暗い冬のあいだに摩耗した精神を顧みぬまま、あれもAIこれもAIAIAI呪詛言葉を撒き散らすようになってしまったインフルエンサーの方が何人か思い浮かぶ

 特に最近になって「2023年8〜10月以降にいきなり生えてきためちゃう絵師は基本AIだと思え」というド失礼な認識自然発生し、ぽつぽつと苦言が出ることがあっても、とくに大きな反発もないままその認識が界隈に定着したのを見たとき、私は「底が抜けてしまった」と思った。

 そこに畳み掛けるようにして、絵描きの最良の友であったWacomへの過剰な警戒がドバドバドバドバ噴出しているのだ。しっちゃかめっちゃかだよもう。

 AIbroが吐き捨てていった「AI規制派はフェミ!」というお里が知れる鳴き声を、彼の意図した形ではないとはいえ、私は捨て置くことができない。

 今の「AIカスどもVS絵師とかの連合」の泥沼バトルは、慄然とするほど「"フェミニズム"VS表現の自由」の界隈が辿った道筋に似すぎているのだ。

 

 あの人たちはどうなった?

 ギャグみてえな炎上の渦中にあっても気高く振る舞ってきた、"フェミ"と蔑称されるいわれなき本物のフェミニストたる女性達は、数回の炎上ですぐさまインターネッツレスバの無意味さを悟り彼女らがまだ"まなざし村"という懐かしい名で呼ばれていた時代の終わりと共に雲隠れしてしまった。

 こうして萌えコンテンツをひたすら理不尽に憎み、ダブルスタンダード思想を振り回しながらLGBT迷惑をかけまくる、だいぶ苛烈女性けが鼻息荒くリングに残ることとなった。

 一方の"オタク"の側も、愛するコンテンツを守りたい一心不器用にも声を張り上げていた層が、本当はそんなふうに怯えなくてもいいことを知り、安心して去った。オタクコンテンツを傷付けやがる連中の正体見たり枯れ尾花。好きなものを愛でる時間のほうがよほど大切なことに気づいたのだ。

 そうして気持ち悪くて不謹慎処女厨童貞が一番カッコいいという化石じみた価値観のまま、アニメゲームに言うほど思い入れがないにも関わらず、現実女性逆恨みする原動力として自分オタクだと思い込まねばならない可哀想男性けがオタクバトン勝手に引き継いだ。

 そんなこんなで、かの界隈は"炎上のための炎上"の火の手が毎日どこかしらで上がり続ける、オタク嫌いとミソジニストがこの世の終わりみたいなナワバリバトルをやるだけの地獄と化してしまった。

 他人事とは思えない。

 「絵が描けるだけで好きなだけイキれてvtuberフォローしてもらえるキモオタどもが羨ましい」という凄惨嫉妬が胸の内で渦巻いていることにさえ気づけないまま、自分最先端技術理解しているすてきなテックギークだと心から信じて、満たされることな価値のない画像を貪り続ける“彼ら“の壮絶さを思えば、相対する我々はたしかに、さすがに、今のところは同じ場所まで堕ちてはいないと言っていいだろう。

 今のところは。

 だが、その尊い正気が首の皮一枚でつながっているに過ぎないことを、前線にいる多くのひとが忘れてしまっているように思う。

 自分がすぐにでも怪物に成り果ててしまうほど疲れ切っていることに気づかず、このまま怒りと悲しみを免罪符にして諍うだけの日々を送っていれば、すぐにでも炎上熱狂と、レスバのライブ感に飲まれしまうことだろう。

 これは自戒でもある。

 ここが正念なのだ

 この戦いはコップの中の嵐ではない。

 議論の場としては最悪なインターネットが唯一のフィールドというのも逆風だが、それでも。

 ヒュドラの頭を潰し続けることに拘泥してはいけない。

 非常に緩慢なテンポで、ときに腹立たしい揺り戻しに見舞われながらも、世界は確実に、ゆっくりとまともな方向に舵を切ろうとしている。

 それもこれも、生成AIという忌子の産声に迅速に反応し、大衆がことの重大さに気づく前から、狼少年のような扱いを受けながらも折れることなく声を上げ続けてくれた人々がいたおかげである

 あなたたちが戦ってくれたからこそ、ようやくたくさんの人々が目を覚ましはじめている。

 だから、我々はその目を裏切ることなく戦い続けなければならない。

 だから、少しでいいから、休んでほしいのだ。ふと立ち止まるだけでもいいから。

 この局面にあって、些細なことから「やっぱ反AIって頭おかしいわ」と思われるような事態があってはならないのだ。

 なにもあなたたちの活動疑義を唱えているわけではない。

 私は恥ずかしながら、かつて表現の自由戦士と揶揄される感じのあのへんの活動に片足を突っ込んでいた。

 そしてその日々の中で、素晴らしく聡明で、洞察力があって、敵を糾弾する時も優しさを忘れない、人間としても尊敬を集めていたオピニオンリーダーがある日突然ぶっ壊れてよくわからないことを言い出し、クソほど炎上するのを何度か目にしてきた。敵にも味方にもそんな人が出ていた。彼らはそのまま、“炎上のための炎上”をやるためのゾンビと化していった。

 思い返せば彼らはいつも最前線に立って、独りで戦っていた。“界隈の人間ではない“人間そばにいて、エコーチェンバー反響を適度に遠ざけることさえできていれば、ガス抜きさえできていれば、何かが変わっていたかもしれない。

 怪物と戦うもの怪物にならない方法は、ひとつだけ。連帯することだけだ。

 あなたたちの仕事は言うまでもなく私が、そしてなによりあなたたちが呼び覚ました無数のビジランテが引き継いでいく。

 だから、少しでいいから息をついて、AIbroどもにもみくちゃにされる中で削ぎ落とされてしまった何かを取り戻してほしい。我々にとってあなたたちが必要からこそ、壊れないでほしいからこそ、私はこんなことを言っているのだ。

 Wacomを許せるなら我々はまだ引き返せるはずだ。

 ibis paintとクリスタを許したように。

 このエントリあなたたちの目に入ったら、お前は手ぬるいだの悲惨現実理解できてないだのの有難いお言葉が飛び出してくることだろう。

 確かに前半のWacom擁護は、贔屓にしている会社かわいさゆえの妄言ではあると思う。正直。

 でも、後半で言っていることを取り下げるつもりは絶対にない。

 現実がまじくそだとしても、だからこそ、意地汚くAI押し付けてくる連中とこれからも戦っていくためにもここで少し立ち止まり、あたりを見回して我が身を振り返らねばならない時期にきていると私は強弁する。

 匿名の陰に隠れてこんなことを言っても説得力がないだろうが、どうか私を、Wacomを信じて矛を下ろしてほしい。

 それが私の祈りである

2023-09-05

Web3ヤーたちはどう生きるか

Not Financial Advice。個人的メモ、現状の文字起こしと雑な未来予想。自分Web3ヤーとして整理したかった。

ビットコイナーが望まない形でBTCがATHを迎えるシナリオ

根源的にビットコインは規制禁止することはできないので、できるところから規制されるトレンドは今後も続くだろう。目下、短期ナラティブETF承認であるAML/CFT観点ビットコイ現物流通はなるべく制限したい規制当局側と、ビットコインのエクスポージャーが欲しいだけの大多数の投資家の思惑の両方が、現物ETF承認という形で結実するのである。その後、ビットコイETFが高い流動性を持つようになれば、既存金融機関ビットコイETF担保にした金融サービス派生金融商品を展開できるようになる。

また、大手マイニングプールと、(すでにマイニングプール株主となっている)ETF取扱金融機関提携する未来もありえるだろう。例えばマイニング収益プール参加者ウォレットアドレスに引き出されることはなくなり、プール参加者証券口座ETF残高として入金されるようになる。これはプール参加者規制当局どちらにも利点がある。プール参加者にとっては、ブロックチェーン手数料秘密鍵保管といったブロックチェーン特有リスクを負わなくて済むし、ビットコイETFを通して既存金融多種多様流動性へ容易にアクセスできるようになることも喜ばしい。規制当局にとっても、本質的規制できないマイナーとBTC現物が切り離されることは喜ばしく、win-winなのだ。すでに大手マイニングプールマイナーにKYCを求めているので、マイナー分散思想よりも規制された安定を選んでいる。マイナー投資家保護環境の整ったETFに乗り換えるのは合理的選択なのだ

ビットコイナーの思想とは相反するものの、市場原理とは相反しない力が優勢となって働くことで、ビットコインはATHを迎えるのである

少数マイナーの寡占は問題か?

先日Twitter話題になっていたので急遽追加する。

マイニングプールが結託して51%攻撃を起こすことは、マイニングプールにとっても合理的ではないので、少数マイナーの寡占状態が直接的にビットコインを破壊に導くとは考えにくい。しかし、大きな金額を動かさないといけない巨大プール既存金融保護されざるを得ず、規制圧力に対しては脆い。同じ51%でも1 ✕ 51よりも25+26の方がCensorship ResistanceやOpennessといったブロックチェーンの本源的な価値は損なわれやすい。なのでマイナーに寡占が起こることを問題視しないのも間違いである。

ツイートの人の反論もあるので一応参考程度に

https://x.com/nook_ethereum/status/1696476655475171759

仮の話だが、完全に当局規制を受けてコーポレートが牛耳る、本源的な価値を失ったビットコインが、too big to failな状態ゾンビ化した時どう振る舞うのだろうか?そのタイミング古参クジラ離脱して一時的に売り圧が発生する気もするが、そのままトリクルダウンとなるほどのトリガーかというと分からない。これはビットコインに使われる暗号の危殆化などのリスクと一緒で、起こるまで想像ができない。そのフェーズP2P電子決済システムビットコインという壮大な社会実験重要ハイライトになるに違いない。

Drivechain

ビットコインのブロックスペースを使って、レイヤー2上で好きなブロックチェーンを誰でも立てられるようにする新機能。まだ提案段階の機能だが、賛否両論を招き、界隈を真っ二つにしている。

https://www.drivechain.info/

ちょっと前に流行ったStacksの仕組みと異なり、BTCを子チェーンにオプトインするような仕組みも備える。もちろんオプトアウトもできる。

ただし、Drivechainが認められると、ビットコインのスケーラビティを向上させるソリューションとしてのLightningネットワークの意義がかなり失われる。Lightningは”P2Pで”高速決済したい人が使うための機能という、かなり思想が強い人向けの錆びついた技術になり得る。

Drivechainの提案自体は昔からあったが、最近になって流行り出したのは単なるナラティブ作りであろう。ordinalsやStacksもそうだが、新しい技術はそれだけで盛り上がりやすい。ordinalsの場合だと、昔から追っていた人は、自分が優位でいられる情報非対称的な時期に、短期で出口流動性イナゴ養分)をたくさん集めて、たんまり儲けて売り抜けることができた。

ちょうどBitcoin, not Cryptoな時期で、Drivechainのような特大アップデートがあればナラティブとしては強力だ。しかし、だからこそ、どうしてもDrivechain利権存在を勘繰ってしまう。Lightning利権とも対立しそうだ。

Lightningはビットコインにマルチシグだけあればできる機能だが、Drivechainはソフトフォークとは言え、これだけのために新規のオプコードメッセージの追加など、開発リソースをかなり費やす大幅なアップデートなので非常に図々しい。ソフトフォークをexcuseにすればなんでもありだと言うわけではない。

今更dAppsが走るサイドチェーンを作っても、Ethereumで起きているようなゴタゴタをビットコインに持ち込むだけで、Bitcoin, not Crypto神話を汚すだけになるだろう。

DeFiはDaFi(Dark Finance闇金融)へ

実質管理者のいるDeFi規制煽りを受けて存続は難しくなっていくだろう。ハッキングインサイダー、スキャム(詐欺)、ラグプル(持ち逃げ)から投資家保護できないファイナンスは、たとえゲイリーゲンスラーSEC長官を退任したとしても長期的には必ず規制対象になる。また、そうはならなくとも投資家の方から勝手離脱していく。

しかしながら、オフショア規制の及ばないチェーンを舞台に、リスクを恐れない投機家の間でDaFi(Dark Finance闇金融)に転じたDeFiがしぶとく生き残るのはどうしようもない。

ただ、そのようなDeFiはもう社会生活金融インフラになることはないだろう。結果的に今のDeFiはDaFiかCeFiに分岐していく。

CeFiの意義

CeFiという語彙は以下のツイートから使わせてもらった。ブロックチェーンを使っているが、規制もされている金融サービスくらいの意味だ。

https://x.com/kimurayu45z/status/1695988782871498898?s=46

ブロックチェーン上の金融サービス規制をかける場合、どのようなものになるだろう。まずCeFi事業者に対する当局による管轄投資家のKYCは必須になる。そうなってくるとブロックチェーンでやる必要はあるのかいよいよ分からなくなってくる。かの有名なWhy Blockchain?の声がまた聞こえてくるのだ。

少なくとも、トークンガバナンスするような機能プロトコルに組み込む必然性はなくなり、ガバナンストークンは株や証券に近いものになっていく。また、仮にアプリケーションどころかL1チェーン自体規制されれば、PoSなどのトークンベースコンセンサスアルゴリズムはもはや茶番になる。

ユーザー目線でも、KYC済みのアドレススマートコントラクト登録してまで、入札や取引したい投資家がどれくらいいるのか今のところ分からない。

もしもかつてのDeFiバブル違法事業者非合法的な取引で盛り上がっていただけの幻想だった場合、KYC後のクリーンなCeFiにどのような実需があるのだろうか。

MEVは重い問題

MEVというのは、ブロック生成者が承認前のブロック内の取引を盗み見れることをいいことに、他人取引を先取りしたり、順序を利己的に入れ替えることが可能である性質から生じる、ブロック生成者が独占できる収益源泉のことである

筆者は以下の記事勉強させてもらった。

https://keccak255.substack.com/p/mev

https://mirror.xyz/0x95d7660ceb04b402fdBAf112a8278980335616d4/aDB1Zh4ybztR3DJsY1pgoK8h63wH05PlOMOEj0zvL3U

MEVがあるせいで、ブロック成行為が中央集権化しやすくなったり、ユーザーサービス体験が低下したりするため、dAppsが動くブロックチェーンにおいては重要課題だ。

もちろん技術的に解決するSuaveのようなソリューション提案されているのだが、分散化にメドがたっているわけではない。また、問題が外部化するだけで本質的解決にはなっていないのではと思う。

Suaveについて参考までに

https://writings.flashbots.net/mevm-suave-centauri-and-beyond

また、MEV利権がすでに巨大化している政治的事情もあり、問題はかなり複雑化している。このように込み入った問題を、さまざまなステークホルダーの思惑が入り混じる、非効率的分散ガバナンス解決するのは前途多難と言わざるを得ない。

チェーンのTVLが巨大化し、RWA(real world assets)などのMEVファクターがチェーンのエコシステムの隅々まで組み込まれれば、MEVがもたらすマイナス・サムの影響はユーザーにも感じ取れるくらい甚大なものとなるだろう。さらに、可視化できないリスクを嫌う大手投資家の参入を阻むことにもつながる。

そうなったときパブリックブロックチェーンの夢は雲散霧消するか、中央集権正当化された世界でregulatedなブロックチェーンが生き残っていくかのどちらかになる。

DeFi社会限界

一旦DaFiやCeFi、MEVのことは忘れて、全てが解決して、DeFiがそのままメインストリームになった社会を想定してみる。そこで注目したいのは、チェーンに閉じたDeFiでは信用創造ができず、分散型ステーブルコインなどの場合は常にover-collateralized(過剰担保)させなければならない点だ。つまりロックされた資本以上の価値市場に再投資されない。原資本は再投資のたびに指数関数的に薄まっていく構造になってしまうのだ。

そのような先細りの金融インフラの上に展開される資本主義及び自由市場経済社会が、規制された金融に基づいた現状の社会よりも、高い資本効率経済成長率を達成できるのかは甚だ疑問である

一昨年のDeFiバブルの正体が、USDTなどの法定通貨担保型のステーブルコインがチェーン外から流入することで起こったに過ぎなかったのだとすれば、DeFi世界はCe要素なしには拡大できないということになる。実際、USDT、USDCなどの法定通貨担保型のステーブルコインの時価総額無視できないほどに巨大だ。そういった規制アセット流入なしにはリターンが期待できない構造的欠陥がある限り、DeFi規制を拒んで信用収縮の道を選ぶか、信用創造のために規制を受け入れてCeFi化していくしかない。

ブロックチェーンイノベーションなのか?

分散自己主権といったブロックチェーン思想を全く気にしない大多数のユーザー目線で見ても、国際送金や金融取引が瞬時に透明性高く行えるブロックチェーンが便利なのは間違いない。しかし、それは既存金融サービス規制というかなり重いハンデを付けられた状態で戦ってくれているからそう見えるだけで、ブロックチェーンという技術自体イノベーションからではないのではないか?つまり、仮に規制の側が妥協して、金融業界リバタリアン並みの自由化を勝ち取った時、ブロックチェーンは、例えばApple銀行のような大規模なWebインフラを使った金融サービス技術として勝てるのだろうか?

もしも、ポンジスキームやスキャムであることが明らかなミームトークン、発行主体を名指しできるXRPや、ガバナンストークン全般が、規制されない(もしくは証券ではない)と判決された場合Apple銀行プログラマブルトークン発行プラットフォームを立ち上げればブロックチェーン競争に負けてしまうのではないか?秒間取引処理数が少なくて、手数料も高く、ウォレットも使いにくいブロックチェーンの優位性はどこにあるのだろう?

とはいえ実際に既存金融が完全自由化することはありえない。あり得るのは、既存金融業界ブロックチェーン業界が融合していく中で、その両極からの声を取り入れながら、長期的には両者の境界線が最も曖昧となるような規制環境が整備されていくシナリオだ。それはトークン証券化かもしれないし、証券という概念が古くなるような全く違う新しい法概念規制フレームワーク誕生かもしれない。そうなったとき果たしてブロックチェーン技術市場競争力を持つのかは、改めて問われなければならない。使いやすさより分散思想を優先するユーザーなんて殆どいないはずだ。

日本海外Web3コミュニティ

日本Web3界隈は、昔から霞ヶ関巡回する界隈と海外組の界隈に二分されていたが、最近海外からの出戻り組が増えてきたように思える。かつてJapan色がなかったAstarが最近Japanを押し出すことが増えてきたので、これも出戻り組と言えるだろう。京都で開催されたIVS Cryptoでは、かつての海外組が、今後は日本にもコミットしていくしたたか姿勢も見せていた。

Astarが政府機関やJTCと手を取り合って、提携関係や共同研究関係を結び始めたときは、何をしているんだと正直思っていた。しかし、当時から規制側に歩み寄らなければブロックチェーンは存続できないと読んでいたのか、単なる嘘から出た誠なのか、こうなった今では一定妥当性が理解できる。

とはいえ規制と近づきすぎるとパブリックブロックチェーン特性邪魔するはずなので、その擦り合わせは茨の道だろう。Why Blockchainの最前線で闘う姿勢評価したい。

渡辺氏も、もしAstarがダメになっても、日本は偉い人と仲良くしておけば何とかなる国なので、かつてのホリエモンのような毒を出さなければ、どこかしらの利権に入れてくれるだろう。そこら辺を踏んでいるのか、彼のポジショニングは上手いなと思う一方で、FTXのサムが破滅直前まで政府蜜月関係を結ぶのに奔走していたことを思い出させるから少々怖くもある。当局に近づくと不透明性が増すので、個人的にはまだASTRに買いを入れる勇気が持てない。

さて、クリプトコミュニティ一般の話だが、これも昔よりは成熟してきたと思う。悪しき通貨自然淘汰される市場原理が働いたというのもあるが、個人の中にも、かつては歯に衣着せぬ物言いオピニオンリーダーになったインフルエンサーが、今ではバランスの良いコメンテーターになったりと、心境の変化なのかポジショントークなのか、変化を感じざるを得ない。日本人垢にも外国人垢にもそんな人は多い。

例えばVitalik氏は、かつては大衆向けに過激なことを吐いていたが、最近難解な理論提示にとどまり過激な使い道を見つけるかどうかは受け手自由ですよ、という我関せずな態度に改まった。

しろ危ないのは、陰謀論界隈や極右派をバックにした米国会議員をはじめとするすでに過激コミュニティが、ビットコインやWeb3に活路を見出そうとしていることだろう。余計なポリコレリスクを抱えると面倒である

Web3ヤーたちはどう生きるか?

このタイトルは煽っているように聞こえるかもしれないが、流行りに乗っただけで煽ること自体は本意ではない。ジブリのあの映画を見た頃、こんなこと考えてたんだなぁと後でエモくなるための筆者なりのギミックなのだ。もし不快な思いをしたクリプトに携わる人や投資家の方がいれば、そこは大目に見ていただきたい。

また、ビットコイナーは Permalink | 記事への反応(0) | 21:52

2023-08-22

anond:20230822101202

エビデンス、余裕であるんだよなあ。

メディア効果論」で検索とかすればいいよ。

 

いま俺がパッと思いつくの例示だけするわ。

 

  

アメリカ大統領選挙CM効果を測定した。CMの影響によって考えを変えた選挙民はごく少数であり、主にみられた効果は既にある閑雅を補強するものだった。(考えを変えたりするには、CMで補強された人=オピニオンリーダーの話を聞いた、とかが必要だった)

  

暴力的ゲームプレイ歴と犯罪率を検討した。関連は無かった。

 

ポルノが広まっている国と、そうでない国で、性犯罪の発生率を比較した。後者のほうが多かった。

 

フィクションを見て行動を変える割合を長期的に観察した。フィクションを見て行動を変える効果はみられたが、その効果はごく短期で消えることが分かった。(キャプ翼を見てサッカーを始めた少年は、多くが思春期までにサッカーを止める、みたいな話)

2023-07-16

りゅうちぇるのことで思うんだけど

誹謗中傷が原因!誹謗中傷は悪!ばかり言われてるじゃん?

まぁ、誹謗中傷彼女が傷ついていたってのは事実だと思うし、亡くなった原因であろうことは確かだと思うんだけどさ。

それと同じぐらい、過度に期待されていたこともキツかったと思うんだよね。

つの間にか、お馬鹿タレントだけど世の中の歪みに対して鋭いこと言う人みたいなポジションなっちゃったでしょ。

そこでアレコレ言って称賛されたりボロクソ言われたりしてたけど、それって本当に言いたくて言ってたことだったのかな?

インフルエンサーとかタレントって立場から、やっぱり人の期待には可能な限り答えたいっていう、根っからサービス精神の塊みたいな人だったんだと思うんだよね。

そんな中で本人が思ってもないことだけど周りが言ってほしそうにしてたから言っちゃいましたってことはなかったとは思えないんだよ。

本当の自分と周囲から求められる自分の間で自分が分からなくなって……ってのはあったと思う。

りゅうちぇるがそうだったという確証はないけど、俺は精神疾患を患っていた時期があって、そういう時の自分言動ってとにかく滅茶苦茶なのね。

思ってもないことが口からポンポン出てきちゃうくせに、言いたいことはなぜか言えない。

心も体もまるでコントロールが効かない。

から、そういう状態でもおかしくない大きなストレスを抱えて生きている人間に、自分にとって都合のいいことを言ってくれるオピニオンリーダーなんて立場やらせちゃ駄目だよ。

彼女訃報に対して「りゅうちぇるさんは素晴らしい言論でこれから日本を正しい方向に導く力になってくれると思っていたのに残念です」みたいに言ってる人達も少しは責任感じた方がいいんじゃないかな?

芸能人政治的なことを言うべきではないとは思わないけど、「それは本当に心から言いたくて言っているのか、それとも言いたくないけど周りが喜ぶから言ってるだけなのか」を周囲の人間ファンはきちんと考えて、他人自分に都合のいいことをするだけのマシンのように扱わないようにしてほしい。

2023-06-05

ひろゆきの「女性社会進出少子化の原因、少子化のせいで国力落ちた」発言はすごいな

ひろゆきって、若者オピニオンリーダーみたいになってて。

そのひろゆきが、とうとう「女性社会進出少子化の原因、少子化のせいで国力落ちた」を明言しちゃったか

  

いやあ。そりゃ女性社会進出とか、そりゃ少子化の原因って誰もが思ってたけどタブーだった。とうとうこれがまともに世の中のイシューとなるんかあ。

日本って微妙ポリコレが効いてないから、この発言が、世の女性真剣に受け取ってくれて、納得してくれたらでかいんだけどなあ。

勘違いした女性が、フェミちゃうのが本当に面倒だけど。

  

でも、無理かなあ、女性も、頭ではそんなことわかっても、「仕事能力なくて、夫や姑からいじめられて、逃げられないの嫌だ」みたいな自己保身が、子供を産まないで手に入るならそりゃ自己保身に走るよなあ。

2023-05-02

近年はてブから得られるものが少なくなっただけでなく有害だなと思うようになってきた。

最近よく思うけど、

そもそもホッテントリに入っている話題ニュースバリューが低すぎるものが多い

女性権利関係とか芸能炎上とかSNS炎上とかクレーマーバカッター炎上とか

・5chスレ立てと並列でブクマされているのも見かけるけど、ソースツイッターのおじさんおばさんのボヤキとか結構ある

②信じられないような低レベル素人ブコメ偏向ブコメトップコメとして星を数十集めていることがある

→こういうのってお金で買っている星なんだろうか?でもあまりにも目立つ

そもそも本文読んでないでしょレベルブコメも目立つ

→やっぱりお金で買われてるブコメなんだろうか

はてブ舞台にしているオピニオンリーダーが出なくなってきた。

きちんとコラムが書ける人としてはフミコフミオさんとかが最後世代って感じ。

2023-03-19

『知らなかったのか?尾崎日菜子から逃げられない

>「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」……ナン年たっても「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」。なにかあったら「尾崎日菜子」「尾崎日菜子」。これ、要は“他になにもない”ってことですから

https://twitter.com/nogawam/status/1636910482710724608

能川センセ、それはちゃう

尾崎日菜子を極端に例外的トランス女性で片づけたいんだろうが、無理なんだな

尾崎日本学術会議トランスジェンダー提言立法根拠の一つを書いた人物であり

http://xs819169.xsrv.jp/blogs/blog_entries/view/6/dec050c7b63cad0b2f53db769cab5f27?frame_id=83

尾崎暴言オピニオンリーダー清水晶子教授がわざわざ論文書いてまで全面擁護してるんや

https://note.com/mojamojappa/n/n85bf4dd885e9

まり尾崎こそ、トランスジェンダリズムを代表するトランス女性から批判されてるわけやね

https://womaniswoman.whoa.jp/db/w_trans/dbv/search?tag=%E5%B0%BE%E5%B4%8E%E6%97%A5%E8%8F%9C%E5%AD%90

『知らなかったのか?尾崎日菜子から逃げられない

2023-01-06

anond:20230106212358

当事者とそのオピニオンリーダーよりちょっとそこの斜め下にいるくらいの人が気になっちゃ小市民なのでわかるわ

サポートする奴が悪いみたいな物言いもチラチラ出てるしな

2022-09-04

anond:20220904011754

おまえらオピニオンリーダー呉座はそういった下種な陰口で破滅したんだが懲りない奴らだな

2022-06-13

オタクはいい加減オタク差別をやめろ

オタクの人に対して、「どうして君は○〇ができないの?」と訊くと必ずと言っていいほどこういう答えが返ってくる。

(〇〇の部分は、人として最低限できて当たり前とされているものなら何でもいいよ。あいさつとか、身だしなみとか、他人への思いやりとか)

「あぁ、自分オタクなんでwできないのはしょうがないですよねwそれが何か?w」

えっ、君がそういうことをできないのはオタクっていう立場のせいなの?

君の好きなものの教えを守った結果がそれなの?

俺は知らないけど、アニメアイドルってのは一般的に、人にあいさつはしなくていい・人に会うときに身だしなみは一切気にしなくていい・他人を思いやるなって教えてるもんなの?

ふーん。そうまで言うんだったら、オタク=人として最低限できて当たり前のことができないって考えてもいいってこと?


で、後日同じ人に「君はオタクから〇〇できないんだね」と言うと今度は

オタクからって決めつけるな!それはオタク差別だ!」

とか言うんだよ。

いやいや君が言い出したことだよね?

自分がどうしようもない人間なのは自分のせいじゃなくって、オタクという立場のせい、つまりアニメだったりアイドルだったりがそうさせてるって言ったよね?

結局さ、本当はアニメだのアイドルだのが好きなわけじゃないんでしょ?

ただ、それらの近くにいればオタクっていう立場が手に入って、自分のどうしようもなさの責任押し付けスケープゴートとして使えるからやってんでしょ?

こういう連中がそこかしこで「オタクは〇〇できないんスよ~俺は悪くないんスよ~」と吹聴して回るせいで、オタク悪者扱いされてるんじゃないの?

君らがオタク差別って呼んでるものは、君ら自身が作り出してるんじゃないの?

ハッキリと、「自分が〇〇できないのは自分がだらしないからです。オタクであることは関係ありません」と言えば、オタク=〇〇できないしょうもない人間ってイメージはつかないよね?

いやまぁ、そこらへんの名も無きオタクが何を考えていようが制御できるわけがないし、もうどうでもいいんだけどさ。

オタク同士の付き合いみたいなものを長年経験してると、オタク業界オピニオンリーダーみたいな人も平気でこういう主張をしてることって結構あるのね。それも一切の悪気なく。

そうやってコンテンツ業界の評判を落としながら、同じ口で「あの人はコンテンツへの愛があるorない」だの「あのコンテンツオタクカルチャーへの愛があるorない」だのを語るわけ。

いやいや、自分にとって都合の悪い、コンテンツと一切関係ないことの責任押し付けヘラヘラしてるあなたに、愛だのなんだのを語る資格はないよ。

2022-05-10

求めるもの勝利じゃないからだろう。

今回の騒動批判派は口々に、議論に混乱をもたらす、と言っているが。

議論スムーズに終わらせたいのなら、必要なのは事前の根回しだ。

熱心な水面下のロビー活動を通じて密かに賛同者を集めることで、自分たち要求が通りやすくなる。

名声を得たオピニオンリーダーフォロワーの期待を受け、彼らの信じる主義主張を先導する。

配下信者リーダーを後押しして力となる。代わりにリーダーは彼らを背負う重圧を負う。有形無形の守るべきものを囲う。

リーダー自分党派イメージに気を配らなくてはいけない。対人論法犠牲にならないように潔白に振る舞うのだ。

ここでは誠実さが信頼の土台になる。その先にあるのが、党派勝利だ。

勝者側は、人々を一様に平す力、同調圧力理屈を通す。

まったく逆を行うとどうなるか。

つの仮面を着け外ししながら、クルクルと主張を変える。恥をかき棄てて、人々にどう思われるかなど気にせずに、軽薄短小振る舞うマッチポンプをフル稼働させて界隈をアジテートする。議論エネルギー供給し続ける。

論者は、頼られなくなるだろう。代わりに、論の内容が重要視されるようになる。誰についてるか、味方が何人かなどが説得力にならないから、主張の本質勝負するしかなくなる。

正反対の二つの視点から物事を見ることで、片方からでは見えなかった何かが浮かび上がってくる。相手の話の妥当な部分を受け入れ、自分の説の弱い部分にアッサリ見切りをつける。そうして議論は深まるだろう。

激しい論戦の末に生き残った理屈は、人間にも時代性にも独立になる。あらゆる視座をくぐり抜けてきた理屈は、高い説明可能性を備える。老人にも子どもにも説明できるものになっているはずだ。

検証可能性が唯一、正しさを支える。

真理を求めたいのなら、このスタイル有効だ。

真理は、説明を通して流通する。誰が言ってるか? を気にしなくていいから、QoL が高い。

2022-04-27

anond:20220426233859

SYNODOSの、日経たわわ広告アンケート記事感想にいくつか補足。

はてな記法は少しだけ使えるようになった。改行が足りなかったんだな。

 一

ネット調査であることによる標本の偏りを指摘したトラバを見かけた気がしたけど、なくなってる?

かにインターネットでのアンケートに回答する人は、普段ネットを使わない人より広告肯定的だろうと直感的には思う。田中氏の調査では10代以下の子供や60代以上の老齢者も対象じゃないから、日経新聞を購読してる層全体を見れば、実際はもう少し批判的になるのかもしれないね

 二

https://anond.hatelabo.jp/20220427084110

で、自分が気になったのは、9)性別役割分業志向10男性優先社会認識だけどね。

本来ならこれは同じ方向をむく、というか合わせて「フェミニズム志向」と呼ぶべきものだろう。

でも実際は、10男性優先社会認識は明確に反対傾向があるけど、9)性別役割分業志向有意じゃないけどどちらかといえば逆方向

ごめんこれ、何言ってるか分からない。9)性別役割分業意識は、「男性仕事に専念してお金を稼ぎ、デート食事お金負担すべきだ。女性感情的で、女性らしい感性を持つ。仕事より育児に傾注するべきだ」に賛同するか否かの、保守的な男女観を持つかの傾向をみる質問だよね。

フェミニズムとは全くの反対だと思うが……。

この数字有意ではないので、田中氏にはあっさり流されてるけど、どちらかといえば逆、つまり保守的な男女観を持つ方がたわわ広告肯定的かもしれないのは興味深い。

 三

SYNODOSの記事でたわわ広告問題視しない人が着目されていない理由について、前の増田で「たぶん無関心」と書いたけど、違う理由も考えられる。可燃性がすごいんだ。

広告問題視する人が多いのは、既婚者、クリエイター痴漢厳罰を求める人、フェミニズム賛同である

に並べて、

広告問題視しない人が多いのは、未婚者、自分では絵やイラスト漫画を描かない非クリエイター痴漢厳罰求めない人、フェミニズム賛同しない人である。また、主に男性である

と書けるか?自分なら恐ろしくてよう書かんわ。書いたけど。

記事で触れなかったのは何故か、何らかの配慮かもしれないが、本当のところは田中氏でないと分からない。ただ読者は、書かれてないことに気づき、その理由考察できるはずだけど、増田の見た限りあまり言及している人はいなかった。

明示されない限り、何が伏せられてるのか気づく人が少ないのも、結構エグい、と思う。

透明性、無徴性の話にもつながるんだけどね。

 四

前の増田では、「萌え絵」にカギカッコをつけて表記した。前提なしに使うにはふわっとしすぎてるんだよな。

田中氏は、

漫画アニメ調の絵が電車街角ポスターなどに大々的に出始めたのはおそらく2000年ごろ以降である現在20代の若年層にとって萌え絵は生まれときから周りにある日常風景であり、抵抗が少ない。これに対し40代以上の人にとっては萌え絵日常世界への大量進出大人になってから体験した出来事であり、違和感がぬぐえないのではないかと考えられる。 

と書いてるけど、漫画アニメ調の絵=萌え絵 ってこと?それって自明かな?

40代・50代の男性20代男性と傾向が全然違うなら分かる。慣れないか違和感があるんだなと解釈できる。けど、9%と12%~14%の差だよ。20代女性(18%)より50代男性(14%)のほうが「萌え絵」に抵抗が少ない要因を、電車街角日常風景時代性だけで解釈するのは無理がないだろうか。

今の40代・50代も小さい頃から漫画アニメに触れている。

うる星やつらラムちゃん宇宙戦艦ヤマトの森雪は70年代ヒロインだし、少し前もはてぶは90年代アニメで盛り上がっていた。

はいからさんが通る、ガラスの仮面ときめきトゥナイト、ふしぎ遊戯天使なんかじゃないフルーツバスケットなど、女性たちに支持されてきた往年の少女漫画はないことになっているんだろうか?

同じ時代を生きてきた40~50代の男女でこれほど意見が違うならば、たわわ広告のような「萌え絵」とは、「漫画アニメ調の絵」全般ではなく、「男性目線のいやらしさを含んだ漫画アニメ調の絵」を言うんじゃないか

田中氏の示した調査結果だけでは、年齢が意見に与える影響が「漫画アニメ調の絵への慣れ」によるものとは言えないように思う。

男性全般抵抗感の低さは、「萌え絵」(男のエロ目線を含んだ漫画アニメ調の絵)への慣れに影響されているのかもしれない、とも思う。

 五

男性には違いが分かりづらいらしい、一般漫画アニメ調の絵、例えば少女漫画の絵と「萌え絵」を、女性はどこで見分けているのか。

2000年代以降の漫画、たとえばハチミツとクローバーカードキャプターさくらやとんがり帽子アトリエはなぜ「萌え絵」扱いをされず、女性に受け入れられているのか。男性評論家か何かに萌え絵扱いされてるのは前に見たけどね。

これは増田の仮説に過ぎないが、肉体の生々しさの強調ではないかと思う。

顔や髪の毛の表現は似通っていても、衣服の布が体のラインをなぞり、皺や陰影で凹凸を強調する描写への念の入れ方が違う。

たとえばアツギ企画のメイン絵師なら、黒タイツから透ける脚や足の肉感描写に並々ならぬこだわりがあった。

極端にいうと、リカちゃん人形の顔にリアルセックスドール身体がくっついているような感覚を、女性の45.6%と男性の22.5%は受けているのだと思う。

この仮説は田中氏の調査では検証できない。検証には、対象者にいろいろなタッチイラストを見せて判定してもらうという方法などが考えられるけど、残念ながら増田には調査設計から実施検証までやる余裕もスキルもない。興味のある誰か偉いひと頼んだ。

では、女性の43.9%、男性の68.2%はなぜ「萌え絵」に男のエロ目線を感じないのか?男の性欲が自分に与える効果クリティカルさが大きいと思うし、クリエイターの反応が考察の参考にはなるけど、ひとまずおいておく。

 六

なぜ女性は年齢が上がると、子供がいなくてもたわわ広告批判的になり、男性は年齢が意見にそれほど影響しないのか?

これも増田の仮説に過ぎないのだけど、

女子高生表象が、男性にとっては「性的アイコン」であり、女性にとっては、子供だった頃の「かつての自分」だからではないかな。

田中氏の記事では統計的有意ではない数字とされていたけど、中高生の娘がいると、全体で2.0%、女性のみでは-1.3%批判的に傾くことから男性中高生の娘がいる場合広告にかなり批判的になるように見える。

おそらく女性は、自分子供がいなくても、かつては自らも女子高生であったため、女子高生10代の若い人間子供に見えている。歳を取り、年齢が離れるほどますます女子高生が幼く見える。

男性は、自分に年頃の娘がいて初めて、女子高生が「性的アイコン」ではなく、人間子供に見え出す人が多いのかもしれない。

たわわ広告へのネットの反応を見ていたら、子供未成年)に性的視線を向けることを社会として許容しないでほしいという声が多く上がっていた。

増田も、新入社員や新入生がこの広告を見て、女子高生に向けられる性的視線、男のエロ目線を感じ取り、いやな思いをしてほしくない、不安や怯えを味わってほしくない、と思ったのを、この増田を書いていて再認識した。

当の新入社員や新入生自身は、特に気にしていないのかもしれないけどね。

 七

ただそれは田中氏の記事では分からないんだ。図2・図3には年齢別の詳細がないので、「広告として不適切とまでは言わないが、不快だ、いやらしいと思う」と感じる20代女性がどれだけいたかは、生データを見ないとなんとも言えない。

ちなみに増田自身は、7つの意見

1.男性目線のいやらしさを感じる

2.新聞広告としては不適切

3.女子高生性的に扱っており問題

4.はっきり言って不快

5.性的な要素はあるとしても問題ない範囲

6.女の子が可愛くて素敵

7.全体として表現の自由の範囲

については、1.思う、2.思う(日経新聞等、一般紙の広告として)、3.思う、4.思わない、5.思わない、6.思う(絵柄は好みの方)、7.「表現の自由」が出てくる意味がわからないので、どちらとも言えない。

たわわがヤンマガに連載されるのも、広告日刊ゲンダイ週刊現代に載るのも、一般書店高校生が買えるのも、問題ないと考える。

 八

月曜日のたわわというマンガストーリーへの感想はともかく、性加害描写がないと評価する言説があった。いや、あるだろ。そこ否定してどうする。女から男への痴漢、同性間のセクハラと、かなり暴力的だと思った。

 九

SYNODOS掲載の、田中辰雄氏による日経たわわ広告に対する調査記事は、女性の反応しか見ず、男性の反応を無視してデータ解釈したことで、少し的を外した結論になっていると思う。

増田としては、

男性は(女子高生表象性的アイコンと捉えており、)「萌え絵」、つまり男のエロ目線を含んだ漫画アニメ調の絵に慣れているため、違和感が少なく、「萌え絵広告容認である

女性は(女子高生表象を「かつての自分」と捉えており、)男性ほど「萌え絵」に触れる機会が少ないため、違和感が強く、男性より批判的になる傾向がある。また、年齢が上がり、女子高生と年齢差が大きくなるほど批判的になる。

時間の経過とともに容認する人が増えるかはなんとも言えない。男性目線のいやらしさを含む「萌え絵」がより一般的になる(日常風景に溢れ、女性向けの作品にも肉体の強調表現が増える)場合は、男女とも慣れるので、現在よりは容認的になる。ただし、現在の若年層女性が将来、未成年を描く「萌え絵」に批判的になる可能性はある。と読むかな。

もちろん、追加の調査等で、田中氏の仮説と予想「若年層は漫画アニメ調の絵に慣れているため萌え絵広告容認である時間の経過とともに容認する人がしだいに増えていく」が正しかったと分かるかもしれない。田中氏は調査生データを持っているので、記事には表れていない情報をもとにこう分析している可能性はある。

とにかく、これだけ面白い調査内容を無料で公開してくれたことを田中氏に感謝したい。萌え絵広告とその反応を考える上でとても貴重な記事だと思う。

 十

日経謝罪すべきか?というと、個人的には全く思わない。出してもどうせご不快メソッドだろ。

たわわと絡めず、「日経新聞社は未成年性的に扱うことを認めない」というメッセージを何らかの形で出してもいいとは思う。社会の公器だかオピニオンリーダーを気取るなら、それくらいはね。

2022-04-10

anond:20220410225924

どうなんやろ?SNS広告だらけでちゃんと筋の通ったオピニオンリーダーみたいな人いなくないすか?

Facebookとかも今日の昼飯とかうちのぬこ、みたいなトラフィックばっかりだし。

2021-12-12

立民・枝野代表 野党共闘「誤解で世の中を染められた」

えだのんにはこれから日本オピニオンリーダーとして国の品格を落とし続けて頂きたい。

2021-11-17

フェミニストオピニオンリーダー社会的成功者、反フェミニズム社会的敗北者」

「だからフェミニズムの方に正義がある」ってもうめちゃくちゃだな。

だったら森喜朗なんか日本における最大の社会的成功者の1人だろ。

そこに正義があるって話になるんだが。

2021-10-21

表現の自由とか、逆にフェミニストとか言ってる連中はみんな恰好をつけすぎてる

好きなエロ本エロ動画についてIDつきで発言したら、表現の自由とかの話をしなくて済むようになるよ

私は数年前まで表現規制についてあれこれブログで書いてきたのだけれど

なんかばかばかしくなって

「僕このエロ本好きなんだよね」とか「ぼくこのAV女優さんすき」

みたいなことをブログで書いたら、

それ以降「ああ、これでどうせ何言ってもエロ本すきだからそういううこと言ってるんだって突っ込まれるなー」って思って

れいらいまじめに表現の自由についての話をしなくなった。

・私は、〇〇〇(ちょっとマニアックで人によっては嫌われそうな趣味)が好きです。

・私はこういう表現が亡くなってほしくないです。

・私は私の好きな表現を守りたいから、他の人の表現が気に入らなくても排除しようとしたりしません。それは自分のためです

のこの3つだけでいいと思うんだ。

どうせ、表現の自由なんて話題について論じてるやつ、全員ムッツリだろ?

はてなのおかげで、フェミニストの連中ってだいたいが腐女子とかであることは可視化されたよね。

はてなオピニオンリーダーぶってた「U野憂鵜華」やら「苦旅礼果子」やらも全員BLが好きなただの変態オタクであることが分かったわけじゃないか

特に苦旅礼果子は「田亀先生ガチムチホモ作品」が好きなのを公言してて笑ったわ。なにをどうかっこうつけたらあんな偉そうにオタク批判ができるんだか。

同じようにはてなサヨク五車星って呼ばれるQやらRやらCだってみんな変態なんだよ。

みんなしょせんただの変態オタクにすぎないんだから、格好つけて他人表現ケチをつけようとしないだけで平和になれるよ。

争うなら「公共の場における掲示」だけにして、他人趣味善悪判断をしようとするんじゃあないよ。



って思えるようになった。

みんな、俺と同じように自分お気に入りのHENTAI作品を一度高らかに宣言すればいいんだよ。

そうしたら、みんな格好つけることをやめて、「おけらだってアメンボだってHENTAIだって、生きてるんだ友達なんだ」の精神で仲良くできるよ。

なに?BL好きを公言しておきながら男オタク趣味にどうこう言ってるネトフェミがいる?

そういう人には「あ、BL大好きな〇〇さん」ってリプ送っておけばいいよ。

2021-08-07

社会自然に降り掛かってくる悪意

河村たかしメダル試食サッカーユヴェントスFC公式Twitterアカウントアジア人の細い目のジェスチャー画像あげたこと、フォロワーが1万人もいる海外ジャーナリスト日本コンビニ飯に冗談で「放射性ありそう!w」とか発言ちゃうこと。

自分尺度からしたら信じられないような悪意が相手の悪気がない状態で突然降り掛かってくる。そういう場面に陥ったとき自分を守るために何をしなきゃいけないか、って多分ブチ切れて意見を発信することだと思う。

でもそれが出来る自信がない。

最悪な気分になった上にさらに「キレる」で不快な気分にならなきゃ自分立場、というか存在を守れないなんて最悪じゃないか。いわゆるオピニオンリーダーみたいな気質の人はそれが自然にできるかもしれないけど、どっぷり日本社会で育った自分にとって「キレる」というのは本当に面倒くさくて、億劫で、疲れることだと思う。

人間の関わり合いに俺を不快にしないドレスコードみたいなものがある社会になればいいのにな〜〜〜。

ここ最近社会普遍的存在する悪気なく人を傷つける振る舞いの骨頂のようなものをいくつも見せられて、それの唯一の対処法として要求されるのが「怒り」であることにまたうんざりしている。そういう社会に生きなきゃいけないのがすご〜〜く嫌だなぁという内容でした

2021-07-15

anond:20210715063023

ひろゆきが支持されているというよりは、お前らが支持されていない

ひろゆき台頭論は色々語られているけど、結局、ここが肝なんだよね。

他にご意見番的なことをしている人達が情けないから、ひろゆきが再台頭した。


知性だけならひろゆきなんかよりもっと相応しい人はいくらでもいるんだろうけど、そういう人達増田が言うように若者馬鹿にしていたり、偏った思想に傾倒していたりで、若者からの信頼を得られていない。

オピニオンリーダーに慣れる人物って言うのはその集団の中の大衆と同じ目線に立てる人物じゃないといけないのに、大衆、とくに若者に対して目線を合わせてくれる知識人がいなさすぎる。

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