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はてなキーワード: バンパイヤとは

2024-10-16

隠れた攻撃性を放つ彼女

追記】:

なんかたくさんブクマコメを貰ったのですが、一部誤認されている方も多いので言っておきますと、すでに彼女達とは別れています

追記2】:

一部の方々に強い賛同をもらえて嬉しいです。特に増田はこの考えに至るまでにとても多くの時間を使ったんじゃないかな。彼女さんはどれだけ時間使ってくれてたんだろうね」と言ってくれた方、とても嬉しかったです。

気づきのとおり、彼女自分気持ちを知って欲しいだけなので、相手側の立場に立って考えるということをしません。

少なくとも私は誠実に相手理解するために、たくさんの時間を使いました。それこそ、一部の方々から粘着揶揄される程度には、きっちりと相手を見ていたし、それに対する自分自身の反応も分析してきました。そのうえで、やはりこのコミュニケーションは駄目だと思います。詩への昇華転嫁自己解決手段として使う事は出来ますが、それを使っても相手との関係値は深まることがなく、永遠に平行線が続くだけです。そうするしか選択肢がなくて追いやられた結果なら悲しいことですしそうするしかないのかもしれませんが、最初から相手と向き合うつもりがなく自分精神世界に引きこもって独り遊びをするのは、単に子ども卑怯なだけです。

誠実なパートナーとして相手を信頼できるかどうかは、何か大きい障害問題が起きたときでも、この人となら一緒に解決していけるという自信や確信が持てること。彼女たちの多くは、自分自身を理解されたがってはいましたが、自分の方が相手理解しようとしたり相手テーブルについて、同じ土俵で擦り合わせをする能力に欠けています。促しても教えても、受動である限りこちらが相手リードするしかない。それは見方を変えるとコントロールであり、立ち位置が変わればモラハラと表裏一体です。

私は彼女支配下に置きたくはなかったし、コントロールするのもされるのも嫌でした。

私は自分彼女に対してモラハラをしないため、自分を守るために彼女から離れるという決断しました。

故に、私はモラハラでもパワハラでもないと自信をもって言う事ができます

導入

昔、私とのすれ違いか何かで彼女が詩か何かを作って投稿したのを見てた事があって、その詩が私が原因で落ち込んだ事と、その落ち込んだ自分気持ちを詩で昇華してる事が傍目から見て私にはわかったんだけど、そのとき滅茶苦茶モヤモヤしたのを覚えている。別にそのすれ違いはすぐにでも解消可能ものなのに、勝手に落ち込んで勝手に詩を作ってsns投稿して反応もらって慰めてもらっている一連の状況が、私からすると私との関係性においてなにひとつ自分から努力も行動もしないのに、気持ちだけは慰めを欲して周りにぶつけているようにしか見えなかったからだ。本人が見えるところにそれを投稿することも含めて、語彙力を極限まで薄めて誰にでもわかりやすい言い方をすると「すごい嫌な感じ」だ。寂しさもすれ違いも、相手ときちんと向き合って自分解決すればいいのに、それを詩に昇華して間接的に周囲から同調を買ったりこちらに訴えてくるやり方に、とにかくひたすらモヤモヤした。

モヤモヤの原因

もちろん私はその事を本人に直接伝えた。

ものすごくモヤモヤする投稿で、あなた気持ち良いだろうが私は嫌な気持ちだ、と。

結局、彼女投稿自体を削除するわけだが、そのときに「ここでは詩は投稿しない」(後に短歌も作らないということになった)という風に彼女は言ってくる。

今考えると、これは戦略的無知だったのではないだろうか、と思う。


気づき分析

私がモヤモヤしたのは、仮にも交際している相手との間で起こったことをネタに詩を作って本人の見えるところで投稿し、自分自身にも改善することやできる事があるはずなのに、それをせずに投稿から同情や共感を買ってる姿に腹が立ったのであり、創作のもの否定したことはない。そもそも論創作自体苦手な彼女だったので、詩も短歌ももともとライフワークではなく、たまたま私が短歌趣味としていたので向こうも関心をもって作るようになったという部分があるなかで、これみよがしに不安や不満を詩にして頑張ってる自分への応援みたいな形で出される事が、私にはあてつけのような行為しか見えなかった。互いの間にすれ違いがあるなら、互いの間でシンプル解決すればいいしそれが可能なのに、それが出来ない自分自身を見つめ直すことも相手と向き合うこともせずに、突然始めた創作にそれをぶつけて見えるところに置いておくというのが、たまらなく私には嫌なことであった。

気づき分析

そして何よりも嫌なのが「詩を作ること」をやめる、という解決手段彼女がとったことだった。問題は、二人の間のすれ違いそのものと向き合わずに、外側にそれを向けて共感を買ったり同情を得ている姿にあるのに、根本問題を「詩を作ったこと」にすり替えていた。そうすることで、「彼氏は私が詩を作る事を嫌がる」という認識すり替えを起こし、まるで「詩を作る事を制限されている」かのように認識バグらせていた。そうすることで、何か異常な要求自分がされているような状態引き起こし、それでも相手に合わせている自分という構図をマッチポンプのように作り出して、被害者意識を拗らせた上で自分深層心理を守っている様子がまざまざとこちからは見えた。それは自分自身が行った陰湿コミュニケーションへの罪悪感から目を逸らすための行動だったし、恣意的相手発言に対してストローマンを作って詭弁を使って相手から批判否定を封じるための行動だった。

カヴァート・アグレッション(隠れた攻撃性)とは

こういう戦略的無知詭弁は、相手とのコミュニケーション破壊する。

自分にとって都合が良いときボケて何もかも分からないふりをする老人のように、自分と向き合っている人の尊厳やあり方に対して、低いところからジリジリと行われる攻撃だ。

カヴァート・アグレッションの特徴は①はぐらかす ②問題をすりかえる ③真相を隠す ④被害者を演じる ⑤無知・混乱を装う ⑤人のせいにする といったところに現れる。当時は、それが隠れた攻撃性だとは認識していなかった。いま冷静になって分析すると、こういう見えない攻撃をたくさん受けていたなと思う。何故、かつて自分が付き合っていた人たちが、エネルギーバンパイアと化してしまったのか、それはどのようなところに現れていたのか。こうして形にして整理することは、未来自分のために必要なことだと思った。彼女達はこういうコミュニケーションを取ることで、隠れた攻撃性を向けていたし、それを通して私をコントロールしようとしていたのだなという気づきが私にとっては大きな学びだった。

総括

何故か運気がどんどん下がっていた理由は、こういうところに原因があったのだと思う。エネルギーバンパイヤ定義を調べたときに、彼女たちに対して抱いている認識とは異なる印象を持っていて、自分の中で彼女たちがエネルギーバンパイヤであるという確信を持たないでいたが、自分自身に起こった現象状態エネルギーバンパイヤと一緒にいるときとまったく同じだった。多分、意識していないだけで、本当はもっとあるんじゃないかと思う。ひとつひとつ向き合って見つけて、彼女達との関係性の中で受けてきた傷や絡まった糸を解いていこうと思う。

2023-05-18

anond:20230518211811

気持ち悪さの原因が分かったよ。あれは日本大正時代の振りをしているけれどもアメリカゾンビ欧州バンパイヤミックスしたよくわからない話になってるんだよな。鬼神も神、鬼も最終的には救われるという仏教感が全然ない。

2022-08-05

滑り込みバンパイヤ配信見てるけど面白い 一昔前の懐かし番組特集だと変身すると可愛い狼になっちゃ水谷豊ネタにされてたけど

結構ホラー実相寺アングル演出がおどろおどろしくてちょうど良い癒しになる そしてロックがカッコいいのなんの!!

2021-01-08

吸血鬼って子供作れるんだろうか

繁殖方法は血を吸う(血を注入する?)だけなのかな

いやでもビザンチウムって映画うろ覚えだけど実の母娘バンパイヤが出てきた気がする

まあなんでそんなことを思ったかと言うと、元は「吸血鬼って生理あるんかいな」と思いついたのがキッカケだ

生理だばだば血が出ますが、これが吸血鬼だったら勿体無いとか思うのかな

人間でいうと、股から米が出てくるみたいな感じ…??

生理もそうだけど血しか吸わないならうんちしないの?

でも赤ちゃんミルクしか飲まないけどうんちする→吸血鬼もうんちはするのかも

作品の設定によりけりだとは思うけど、吸血鬼の生態を考えるのおもろい

2020-12-19

今一番読まれている”少女マンガ”は『鬼滅の刃』 という意見は正しいのかもしれない。

小学館発行の少女漫画雑誌少女コミック」。現在は「Sho-Comi」という名前になったらしい。

トーマの心臓」や「風と木の詩」などが連載していた雑誌と言えばピンと来る人も多いかもしれない。

鬼滅の刃の大ヒットについてその「Sho-Comi」の編集長からこういう意見があった。

https://alu.jp/article/kOyx6lll8bfy1UsFImfL

ーー『鬼滅の刃』が、小学生から大人まで幅広い層から人気を得た理由が分かった気がします。

女の子からもすごく人気ですしね。きっと、今年一番読まれている少女マンガといえば『鬼滅の刃』ですし、部数やピュアな読者数で定義すればジャンプが一番の女性読者を抱えたマンガ誌かもしれません。

ーージャンプ少女マンガ…!

少女マンガって、恋愛マンガが多いと思われがちですが、本当はもっと広いんですよ。私は、女の子が読めば、どこで連載されていようとも「少女マンガ」だと思っています

女の子が読めば、どこで連載されていようとも「少女マンガ

この言葉に、とても驚いた。

間違ってはいないと思う。今現在最も少女の心を魅了し読まれている漫画が「少女漫画」で無くて一体何なのだろう。

驚いたのは、この言葉少女漫画雑誌編集長を務める人の口から出てきた事である。どんな想いだったのだろう。

週刊少年ジャンプで連載している漫画のどこが少女漫画だ?言ってみろ」と思う人も居るかもしれない。『鬼滅の刃』は、何故「少女漫画」と呼ばれるのか。

少年漫画雑誌を読む女性は古くから居た。女性ファンが多い古の少年漫画と言えば「キャプテン翼」や「聖闘士星矢」「キャッツアイ」等が有名かもしれない。

そのもっと昔、それこそ水島新司先生の「ドカベン」や手塚治虫先生の「バンパイヤ」の頃には少年漫画を好む熱心な女性読者が大勢居た。半世紀以上の歴史がある。

少年漫画を読んだ女性達は、「自分達もこういう漫画が描きたい」と少年漫画雑誌自分作品を持ち込んだ。あの高橋留美子先生もその一人だ。

「好きな漫画・描きたい漫画少年漫画だったから」以外にも男性向け漫画雑誌作品を持ち込む女性が多い理由は他にもある。

全ての雑誌がそうであるとは言わないけれど、最近少女漫画雑誌は「恋愛物」以外を描く事が許されない傾向にあるのだ。

現実での恋愛を題材にした作品以外、バトルやファンタジーの要素が強い作品は「そういうのは少女漫画雑誌ではちょっと…」と拒絶され追い出されてしまう。

それは少女漫画ではない、そういうのが描きたいなら少年誌なり青年誌なりに行けという事らしい。女性は、創作という界隈でも無言の圧力に縛られ、抑圧されている。

鬼滅の刃』の作者・吾峠呼世晴先生学生時代ジャンプで連載していた大人漫画銀魂」を読んでジャンプ自分作品を持ち込んだらしい。

吾峠先生性別は今のところ公表されていない。女性ではないかと噂されているが、公式には性別不詳の漫画家さんである

ジャンプに限らず少年漫画雑誌自分作品を持ち込む女性男性ペンネームを使う事が多い。

高橋留美子先生など一部例外も居るけれど、男性向けの雑誌で連載している女性漫画家の中で男性的・中性的でないペンネームを名乗る方は極少数派だと思う。

少年漫画雑誌という極めて男性社会的場所で、女性が「自分」を隠さずに堂々と振る舞う事は難しい。男性が多いコミュニティでは、女性排除される傾向にあるからだ。

これまでアニメ化まで至った人気少年漫画の作者の中には女性も多く居るが、男性名を名乗っているため「女性」とは認識されず殆ど男性漫画家の功績とされてきた。

鬼滅の刃』の連載が始まった当初、真っ先に「この漫画面白い!」と『鬼滅の刃』に食い付いたのは、当時のファンアートや感想を見るに女性読者だったらしい。

作品アニメ化してから社会現象に至るまで作品を盛り上げたのも女性ファンだった。1年ほど前から「鬼滅女子」がTVでも頻繁に取り上げられていた事をよく覚えている。

りぼん」や「マーガレット」などの少女漫画雑誌、「Seventeen(セブンティーン)」や「anan」など女性向け情報雑誌が『鬼滅の刃』とコラボレーション特集を行い大きく取り上げられた。

近年社会現象になった少年漫画は他にもあるけれど、『鬼滅の刃』の女性人気はその中でも最大であるらしい。老若を問わず女性の心を強く惹き付ける物が、あの作品にはあった。

鬼滅の刃』は勿論少年向けのバトル漫画としても読める作品である。全国の男児は『鬼滅の刃』に出てくるキャラ必殺技に今夢中になっているし、男児向けの玩具も売れに売れている。

あの作品が「少女漫画」と呼ばれる理由は、細やかな心理描写や丁寧に掘り下げられたキャラクターの人間関係少女漫画に馴れ親しんでいる女性達に違和感無く受け入れられた事が大きいだろう。

女性、主に少女を読者層に想定している雑誌編集長が、「週刊少年ジャンプ」に掲載されていた『鬼滅の刃』を日本で一番読まれている少女漫画と認めた。

これは「少女漫画は最早少女にさえ読まれなくなった」という事ではない。むしろその真逆と言ってもいいと思う。今現在日本で最も少女に愛される『鬼滅の刃』が「少年漫画」の世界で一番の人気がある。

女性存在を疎み排除する傾向にある少年漫画という界隈で、少女漫画作法で描かれた「少女漫画」が頂点を取っている。少女漫画の在り方が、今少しずつ変わり始めているのかもしれない。

anond:20201217153037

追記

でも俺が読んでるから風と木の詩」はおっさん漫画って言われたら嫌でしょ?

もし風と木の詩が今の鬼滅の刃くらい人気が出て、男性ファンが沢山付いて男性向けの商品が大量展開されるような事があれば…おっさん漫画と呼んでも良いかもしれない。

そういえば最近だと「名探偵コナン」なんかはある人気キャラが登場してからから多かった女性ファンが激増して女性向けの作品と言われる事が増えたんだとか。

この手の言説でいつも疑問なんだけど、少年漫画と違って少女漫画では男性作家男性名のまま連載して受け入れられてるの? ジャンル排他性をミソジニーだけに求めようとしすぎじゃない?

少女漫画開祖達が手塚治虫赤塚不二夫横山光輝等々偉大な先人の男性漫画家さんなのは有名な話だけど、少女漫画を描く男性というのが極めて稀なケースなので何とも言えない。

あだち充先生魔夜峰央先生少女漫画雑誌で連載したけれど…男性少女漫画を描くと線の太さや内容ですぐ性別が分かると聞いたけど実際の所はどうなのだろう。

立原あゆみ先生新谷かおる先生など、一見少女漫画意識している画風の人でも見る人が見ればすぐに男性が描いている絵だと分かるそうな…。

2018-10-12

俺の考える最強の手塚リメイク

もう、ブラックジャックアトムはいいだろ。

飽き飽きしたわ!

リメイクするならバンパイヤをやれ。バンパイヤ!!!

主役はトッペイでも、ロックでもなく、手塚治虫だ!!

手塚先生は、『ブラック・ジャック創作秘話』に出てくる、

リアル寄りの手塚先生でお願いします。

めっちゃ強いぞ。

2018-08-03

SNKヒロインズってゲーム

頬を染めた巨乳露出度の高いエロ女なテリーボガードが流れてきて意味がわからなくて見に行ったら

不知火舞カウベル首輪ビキニなのはまだ解らなくもないけど

頬を染めて切り込みの際どい水着?的なバンパイヤイメージの完全に痴女みたいな露出をしてるナコルルとか

猫耳露出ビキニレオナとか

へ??って感じのキャラ続出で

基本的殆どキャラが頬を染めて羞恥表情なのもキモい

今はSNKってこんなエロ狙いしてるのかと驚愕した

これ青春時代SNKやってたおっさん向けエロゲーなんだろうけど、巨乳テリーボガードでおっさんはぬけるんだろうか

つーかナコルルエロくして嬉しいのか

2018-02-24

anond:20180224094930

こないだ手塚治虫召喚したんだから

ネオファウスト

ルードヴィヒ・B』

グリンゴ

『どついたれ』

バンパイヤ

火の鳥・大地編』

の続きを描かせろよ・・・

2015-08-04

実写映画版「進撃の巨人批評違和感

感想なら、クソを素晴らしい香りと言おうが白地図に対して白い!と文句をつけようが自由だ。

だが、「進撃の巨人」と「Mad Max: Fury Road」を並べて批評するのは、適切だろうか?

クソリプ、という言葉がある。便利かつ端的だ。

例えば、最近映画だと『ドラゴンボールZ 復活の「F」』がある。

フリーザ進化形でゴールデンフリーザってダセえ!子供か!」と言うのはクソリプだろう。

無意味比較

作品の質を「進撃の巨人」と比較するなら、「スポンジ・ボブ 海のみんなが世界を救Woo!」とかのハズだ。

フィニアスとファーブ ザ・ムービー」と「映画けいおん!」を比較してはいけないのだ。

どちらが偉いとか、どちらの方が優れていると言う意味では無く、分類が違うのだ。

同じ図鑑に載っていない。動物園なら違うコーナーに展示されているのだ。

似ていても「パシフィック・リム」と「巨神兵東京に現わる」を比較するのは違うというのは判るだろう。

同じように「Mad Max: Fury Road」と「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の比較ナンセンスだ。

羽生善治と町内一将棋に強い八百屋の親父の打ち筋を比べるような、傲慢でかつ無意味比較だ。

なぜ、「ローレライ」や「日本沈没」での実績がある樋口真嗣監督を、

音痴だがタップダンスの上手いペンギンタップペンギン世界を救うという

愛らしくもマッドさとは無縁な「ハッピー フィート」でアカデミーまで取ったジョージ・ミラーと比べるのだ。

ペンギンで稼いで世紀末映画撮れるって小躍りするジョージジョージだが)

映画目的

例えば、樋口真嗣は「日本沈没」で国内50億から稼いだ。

パシフィック・リム」は、全世界でこそ400億だが、日本に限ればわずかに15億の興行収入だった。

まり広報宣伝テレビが大きく絡むキャスティング出資者の納得するシナリオ必須など、

魑魅魍魎跋扈する邦画界において稼げる稀有監督が、樋口真嗣なのだ

その意味で、「みんなの感想面白いけど批評としてはなんか違う」というのを言語化するきっかけになった

壁から出ることを拒んだ制作者たち 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN - 小覇王の徒然はてな別館が「ハンガー・ゲーム」や「メイズ・ランナー」をあげているのは、実に慧眼だと思う。

内気な女子高生イケメンバンパイヤが恋をする少女漫画のような「トワイライト」とか

高校生になると性格診断で中二病名前グループに振り分けられて争う「ダイバージェント」とか

様々な欲望をストレートに発散できなかった鬱屈を青臭さでコーティングしたようなヤングアダルト映画比較すべきなのだ

クソリプにならずに批評するには

そうした文脈を踏まえれば、以下のポイントが見えてくる

  1. 芸術作品ではなく、娯楽商品として稼ぐ映画
  2. ごくパーソナルな悩みや疑問、恋愛友情などを描く
  3. 思想整合性、筋立てなどは、描きたいシーンよりも優先度が低い

これを外すと、クソリプになってしまう。

大金庫の奥に女性たちを大事保護し、同時にモノとして扱っていると端的に示すシーンや、

急な方向転換にもボス意向確認してから迅速に隊列を組み直すウォーボーイズ

轢くまいと同乗者を無視して咄嗟ハンドルを切るイモータン・ジョーの姿など、

アレだけ判りやす演出しながら終始ハイテンションマッドマックスとは違うジャンル映画なのだ

文脈を踏まえた上で「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」を観ると

娯楽商品は、まず手にとってもらうことから

三浦春馬水原希子渡部秀などで、顔立ちの整った役者

國村隼長谷川博己などで、演出意図を汲める大人枠を

石原さとみピエール瀧高橋みなみなどで、広報班を

桜庭ななみ松尾諭本郷奏多などで、演技の締めを

水崎綾女武田梨奈などで、お色気担当

主要なキャスティングで、手堅くまとめている。

所属事務所の調整がエクストリームなのに、比較的演技派で固められている。

演技や配役に関しては、さほど文句は出ない(観た人が納得する)キャスティングと言える。

かつ、きちんとバラエティー出演やワイドショーで取り上げられやすい人を入れていて、広報的にも万全。

日本映画は(洋画邦画も)「テレビ宣伝→一斉に人が来て儲かる」という流れなので、

たまに演技の素人さんが入るのもご愛嬌なんだけど、そんなことはない手堅い布陣。

はてブよりさらに「あのシーンが良かった」をする観客向け

はてブは、ワリと「要旨全無視で1行だけにツッコム」という日本人(主語)の減点指向を振り返る場所だが、

邦画を観る観客は、それよりももっと訓練されている。

面白かったね!じゃ、ご飯食べてラブホ行こっか」みたいなカップルとか、

「カッコ良かったな!キモかったし!カラオケ行こうぜ!」みたいな高校生とか

「あのシーン泣ける~とツイートしたしファミレスお茶行こ」みたいなグループとか、

ターゲットとなる観客たちにとって、本作は微妙ラインではある。

要らないエロがある。エロならエロ、重いシーンなら重いシーンと、きちんと分けないと観客が戸惑う。

また、主役級のキャラクター動機フラフラすると理解できずに置いてけぼりになる観客が多くなるので、

その意味で単純に「必要のないシーンが有る」「描きたいシーンを繋ぐシナリオが甘い」という残念な出来ではある。

描きたいシーンが、大きなウリになる

矛盾するようだが、シーン優先、つまり場面やある瞬間の一連のお芝居だけを覚えて帰る観客は意外に多い。

機関銃ぶっ放して快感言っとけば客が喜ぶ時代から人間さほど進歩してないとも言える。

特撮は流石に良い出来で、その点を見に行くのであれば問題はない。

ただし、ドラマパート監督脚本思想によるものか、全体を通して複数人レビューを受けてないお芝居に見える。

動機付け感情の流れ、イベント対応演出、全てがパッチワークというよりは、ツギハギになっている。

まとめに代えて

クソリプ良くない。

例えばオーストラリアゴア映画と、ハリウッドマイケル・ベイ映画比較しても意味は無い。

同じように「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」と「Mad Max: Fury Road」との比較ナンセンスだ。

キチンと適切な比較対象を持ってきた上で、クソな部分をクソだと言うのが、批評だ。

儲かる、だがしかし面白くはない。ハリウッド映画とは方向性が違う。

そういう実に邦画らしい邦画で、ちゃんと儲けて実績も残ると思う。

たぶん、次のゴジラもそういう映画になるんじゃないかな。

平成ゴジラハリウッド2回めGODZILLA中間みたいな。

個人的には、町山智浩文句つけながら諫山創ヘッドギア脚本書いてもらえば良かったと思う。もう遅いけど。

総評としては、「良いキャスティング」「演技は良い」「特撮は良い」「シナリオは悪い」「演出は悪い」。

演技が良い分、邦画特撮映画としてはマシな方だと言える。まあ夏休み中高生若者向けだろう。

蛇足

映画には様々な見方存在するので、ハリウッド映画フランス映画が優れているというわけではない。

映画館内で飲み食いして踊る社交場になっているインド事情的には、フルコーラスで踊りが入っている映画が良い映画だ。

インドも南の方は保守的なのでそこまで騒ぐわけではないみたいだけど)

話題性テレビ宣伝して人に来てもらって稼ぐ邦画が悪いとは言わないし、そういう方向性もあると思う。

ドニー・イェン仕込みのアクション和風に落としこんで撮り切った谷垣健治だってワーナーからカネ引っ張る理由に「るろうに剣心」を使ったわけで。

好きな映画は見に行く、嫌いな映画積極的に見に行かないを徹底しないと、いつまでたっても方向性変わらないぞ。

世の中カネ稼いだものが偉い。勝てば官軍負ければ賊軍

2012-08-03

ゲームセンター同窓会

中学校・高校とゲームセンターに入り浸っていた。そこには、某アニメーション学校声優科の人たちが常連でよく通っていた。彼・彼女たちは全員18歳の若者だった。

僕は彼らより3つ年下だったが、すぐに仲間に入れてくれた。面倒見が良いお兄ちゃんやお姉ちゃんができたようだった。

夜、こっそりと家を抜けだしては、友達になったゲームセンター店員に無料クレジットバンパイヤ遊んだり、オールナイト1000円のカラオケアニソンを朝まで歌ったりしていた。毎日毎日が本当に楽しかった。

初めてお付き合いした女の子もそのグループの中のひとりだった。半年付き合ったが童貞自分は「キス」がやっとで、最後までする前に別れてしまったが今となっては甘酸っぱくも良い思い出だ。

彼らは、みんな生き生きと声優役者歌手ナレーターを目指して輝いていた。一方の僕はと言えば、受験勉強で悶々とし、モラトリアムで何をやったら良いかからず、卒業講演やオーディションに励む彼が本当に羨ましかった。

それから20年。

僕は36のおっさんになった。

受験を頑張らなかったため都内は諦め地方大学に行き、就職氷河期に凍え、ブラック企業に入って苦労し、転職したりフリーになったりを繰り返しながら、なんとかここ数年はやりたい大きいシゴトにも恵まれ始めていた。

そんななか、あのゲームセンターが取り壊されると連絡があり、みんなで久しぶりに集まることになった。

自分青春を彩った当時の仲間に会えることに僕は心からときめいた。もしかしたら、声優の夢を叶えて12チャンネルの夕方のアニメで出てる奴や、舞台俳優とかで頑張ってる奴とかいるのかななんて思った。

集まったメンバーはみんな歳をとっていたが、それなりに元気そうだった。

でも、なんとなくあの頃の目の輝きはなく、すすけていた。

今、なにやっているの?と聞くと、

コンビニバイト

カラオケ屋の店員、

ゲームセンター店員、

新聞配達員、

ガソリンスタンドスタッフ

そんな答えが帰ってきた。

僕は意外だった。どんなことがあっても「声優」を目指し何度も「オーディション」に挑戦し、「絶対に声優になってみせる」とキラキラと輝いていた先輩たちの姿は、そこにはなかった。

その日来ていなかった、あの子が気になって聞いてみると僕と別れてからすぐに、メンバーの1人と結婚出産したという。実は彼女は相当な「させこ」だったようで、そこに来ていたメンバー何人も関係を持ったらしい。

知らなかったのは自分だけだった。

今は離婚再婚を繰り返しどうなっているかよくわからないという。最後に会った人によると夜のお店で頑張って働いているから今度、遊びに来てねと言われたとのことだった。

僕らはあの頃を思い出すかのように、もうじき撤去されるであろう対戦ゲームを何度もプレイした。みんなゲームを始めると昔と変わらなかった。全く時代が止まったかのように変わってなかった。僕のサスカッチのショートダッシュは昔程の精度は無かったけど、しゃがみ強Pから竜虎乱舞は上手くつながらなかったけど、笑いながら何度も何時間ゲームをした。

それから近くの呑み屋で2件ほど、明け方まで飲み明かした。あのころの恋の話、あのころゲームの話、あのころの失敗した話。あのころの話。僕が地方に行っている間も、ブラック企業で身体を壊したときも、彼らは時が止まっているみたいだった。

朝の5時、僕は渋谷で彼らと別れた。

2008-10-08

ウィルスミスのアイアムレジェンドみた。

ついさっき見たよ。この映画ではウィルス感染者がミュータント化して生き残った人間を襲うという設定なわけですが、

どうしてキリスト教圏の人たちは、こういうダークなシチュエーションが好きなんだろう。

いろいろ考えた。

バンパイヤにしろゾンビにしろこういう洋物の化け物って、キリスト教文化圏精神的な歪みの現れに思えるんだよなぁ。

キリスト教的な倫理的綺麗事の裏にある暗さというか、宗教的な教条で抑圧され鬱積した劣情が、その化け物のすがたに現れているんだよ。

だってさキリスト教では「右の頬を叩かれたら左の頬も差し出せ。」とか言っちゃうんだぜ。

普通人間らしい感情ならば、殴られたら殴り返したくなるのが人情だ。

しかし、その自由な感情を宗教的に教条で縛ればどこかに無理が溜まって、裏で劣情は歪んだ形となり噴出する。

それがあのなんとも言えないダークさであり、光に弱いバンパイヤの姿です。バンパイヤは実はキリスト教徒の内実であり裏側の姿なんです。

別にキリスト教に限らずとも、教条的に綺麗事の多い宗教はどこかにダークな裏側があると思ったほうが良い。

そういえば、以前mixi仏教カテゴリーで、念仏者が裏コミュ作って、表のコミュの人たちの悪口を散々やっていたのを見たことあったなぁ。表では歯の浮くような綺麗事言いながらなにやってんだろうねぇ。

 
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