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2021-09-27

HIPHOPシーンが知らぬ間にめちゃくちゃ面白くなってた

HIPHOPというかフリースタイルとかMCバトルに限った話。

まだ見始めて3日の超浅瀬人間なので、細かな分類とかよくわからないので間違ってたらご愛嬌

きっかけは相席食堂に出てきた呂布カルマという人に興味が湧いたこと。

正直な話、ラップHIPHOPもそれまで一切興味がなく、むしろ日本語ラップは無理やり踏みに来る韻がダジャレしか感じられずむしろ見下しているくらいのつもりだった。

そもそもメジャーシーンに出てくるHIPHOP大人の手で汚されまくってて、感謝しすぎだしオーケストラで泣かせようとしすぎだしそんないいヤツのほうがむしろ信用できるわけないしって感じだったせいもある。

実際、ほとんどが女性問題を起こして自らを台無しにしていくようなやつらばっかりだったしね。あとひとつあとひとつ言いながらどんだけ手を出してんだよって思うと草しか生えてこない。

それはメジャーに限ったことじゃなくて、薬物問題とか暴力沙汰とか聞こえてくると、純粋音楽として楽しめないよなって思うってしまうのもある。

なので要するに、どれだけサジェストされようとも開くなんてことは絶対になかったので全くもってノーマークだった。

相席食堂に出てきたときラッパーなら見なくてもいいかなと別のことを始めようとしたら、まずその風貌の独特さに引っかかってしまった。

ラッパーといえばあごひげ、ガテン系、フードかぶってダブダズボン定番R指定さんを見たときも、メジャー向けにちょっと小綺麗にしてきたねくらいに思っていた。

ところが出てきた呂布カルマはどこからどう見ても下っ端のチンピラ

吹けば飛びそうなひょろい感じで、服装と顔ばっかりがいかつい30年前の小岩チンピラみたいだった。

なにそれ。今どきのHIPHOPどうなってるの?というのが最初の印象。

実際にロケが始まってみると、大吾さんが「お人よしオールバック」と表現するくらい、いい人よりの普通の人。

とにかく終始ポンコツ。肝心のラップ部分すらポンコツ

結局最後までポンコツ

この人のどこがカリスマラッパーなの?という疑問が見れば見るほど湧いてくる。

疑問が湧いてきた以上、とりあえず見てみよう。それで音楽性もポンコツならそれまで。また来世のつもりで検索

youtube適当MCバトルを選んで開いてみる。

先攻はいかにも絵に書いたようなラッパー一生懸命韻を踏んで暴力的な言葉を並べる。会場は沸いているけどやっぱり全然きじゃない。

そして呂布カルマのターン。

いきなり遠くの視点から矢じりのような言葉を飛ばす。そうかと思うと一瞬で懐に入って重い一発を食らわせる。

別に韻を踏むわけじゃないけど、言葉選びと相手との距離感の行き来がめちゃくちゃうまい。

会場も沸く、というより唸る。

その一撃で相手自分立ち位置を完全に見失って、顔を真赤にしてまっすぐ掴みかかるような言葉を返す。それには観客も首を傾げるか失笑

まだ2ターン目、軽く笑って王者の余裕とばかりに相手を諭してから踏み潰すような上から目線言葉選び。圧倒的な火力差を見せつけながら相手の逃げ道は塞がない。

3ターン目、相手に残された手段はそれほど多くない。

玉砕覚悟で突っ込むか、一旦下がって相手の隙を伺うか、煽って失敗を誘うか、負けを認めてパフォーマンスアピールをするか。

選んだのは玉砕。本人には玉砕自覚はないかもしれない。とっくに圏外まで下がっている相手に至近距離攻撃を火力全開で繰り返すも、当然一発も届かない。

それをわかっているのか、心理的距離とは裏腹に相手の眼前至近距離まで顔を近づけて挑発を繰り呂布返すカルマ

相手言葉は全て空振りで終わる。

呂布カルマのターン。

相手のつま先をしっかりと踏みつけるような言葉を選ぶ。

相手はその時はじめて自分の居場所を思い知って、もはや逃げられないことを知る。

猛烈な威圧感を前に、逃げることも攻めることもできず、しかし止めをさすことはせず、独り相撲だったことを観客にも知らしめる。

そこにいる全員が呂布カルマ勝利確信する。

勝敗はバトル後の観客の反応の数で決まる。

先攻の名前が呼ばれると、ちらほらと手が挙がるのみ。呂布カルマ名前が呼ばれると全員と思えるほどの手が挙がる。確信事実に変わる。

なんだこりゃすげー面白い

今のHIPHOPってこんなに面白いの?とサジェストに出てきた見知らぬラッパー同士のバトルを見る。

そしたら全然違う。

そこには今までのイメージ通り、韻を踏むことばっかりに一生懸命で、肝心の勝負のものベタ足の殴り合い。

学生同士の喧嘩みたいな、距離感も力加減もわからず、ただ全力で殴り合ってるだけの野蛮な戦い。

面白みよりも不快感のほうが何倍も強く、2つ3つも見たら絶えられずにリタイヤ

それで呂布カルマたまたまだったのかと思ってまた別のバトルを見る。

やはり抜群に心理戦面白い。この展開の速さの中、あの手この手相手翻弄して、気がつけば相手の体力は残っていない。

どうやら呂布カルマという人間だけ別次元だということがわかる。

いわゆる総合格闘とか、もしくは対戦格闘ゲームとか好きな人絶対にはまる。

とにかく心理的駆け引きが抜群にうまい

営業妨害かもしれないけど、見た目はこんななのに、めちゃくちゃ真面目でめちゃくちゃ勉強してないとこうはならないはず。

要するに、今まで喧嘩自慢がノールールで殴り合いをしていた世界だったのに、総合格闘のプロが殴り込んできてしまったような感じ。

ベタ足の殴り合いで一番つええやつ決めてた世界に、立ち技寝技関節技なんでも使えるやつが出てきたらそりゃつええわ。

ここからは推測でしかないのだけど、こうしたシーンの変化が起こった一番の理由は、おそらくHIPHOPというものが先人の努力によってやっとそこまで一般からだと思う。

過去、何回かの少ない記憶で見たMCバトルは、勝敗プロベテラン投票で決めていた。

まり、どれだけHIPHOPラップスキルが優れているか勝負の決め手となっていたために、盛り上がりと勝敗の結果が異なることも多々あった。

しかし、今回見たMCバトルは、全てバトル後の観客の挙手の多さで勝敗が決まっていた。

それはつまりHIPHOPラップの専門的なスキル以上に、とにかく盛り上がったほうが勝ちなのだ

ある意味で真面目にHIPHOPを続けてきた人間からしてみれば望まない世界かもしれない。

もちろん呂布カルマラッパーとしてのスキルの高さは十分に感じられる。

韻を多用しないのはスタイルと言えばそれまでだが、それよりも、戦略性や言葉選びや比喩センスが見た限りではずば抜けて高かった。

これはあれだよ。芸人スキルだ。

実際に芸人をやりながらラッパーもやっている人間も多いらしいが、ここに来てシンパシーの高さが注目されているのだと思う。

彼の経歴をしっかり調べたわけじゃないけど、ここまで言葉を数多く自由に操れるのは、少なくともある程度しっかりした学歴か、教育を受けていないと無理。

たまたま見た目のいかつさがハマっただけで、おそらく人格は相席食堂で言われた通りめちゃくちゃ真面目でお人よしなのだと思う。

そうした作られたキャラからこそ、バトルで過剰に熱くならないし、冷静に相手を追い込めるのだと思うと、ラッパーには本当の意味で敵だよな。

彼がこのまま活躍しつつければ、MCバトルはもっと一般化して、HIPHOPシーンはカルト化と二極化していくんじゃないかな。

少なくとも、すでに分断が始まってることは確か。

なんて思っていくつか動画を見てたら、輪入道って人がこれまたやばいってことに気づいた。

多分、天才はこっち。液体みたいにどこでも入り込んでいって、そこからいきなり火力ぶちかますタイプ。もちろん経歴は一切しらないけど、HIPHOPとしての純度は呂布カルマ比300%くらい高い。

これはもう揃っちゃったわけですよ。条件が。

HIPHOPシーンは今でも十分メジャーだけど、こっから一気に大衆化する超新星爆発直前にあるなってこと。

もともと好きな人が望んだ形とは程遠いかもしれないけど、TVショーとしてこの上ない条件が揃ってしまいました。

今のうちに注目しておいて、アーリーアダプター、ギリでイノベーター語るのもありだと思います

食わず嫌いせず、一度見ておいたほうがいいです。呂布カルマ。顔とHIPHOP以外、まじで普通の人だから

並み居るガチの悪ガキ押さえつけて、それが天下取ってる状況が面白くなくて、何が面白いと言えます

2021-09-25

鬼滅の刃無限列車編を初めて見た感想

初めてみたけど、なんか聞いてたより面白くなかった。

以下に疑問点や不満点を列挙する。

CM多すぎない?

話の中身が全然入ってこない。あとCMでもアニメキャラ使うせいで本編なのかCMなのか混乱した。

煉獄さんが死ぬシーンは、みなさんこれで本当に感動したの?と正直なってしまったが、おそらく映画で見ると印象が違ったのではないかと思う。

ギャグがつまらなくないか

子供向けなら仕方ないのかもしれないが、猪頭と黄色い髪のキャラがやっているギャグ面白くなかった。

別にシリアスな話だけやれというわけではないが、やるならやるでちゃん面白ギャグをして欲しい。

第三位が出てくるシーンが唐突すぎる

今までの努力なんだったんだよ、となった。週刊連載漫画ならいいのかもしれないが、映画独自構成を組めるのだから、序盤で匂わせなりなんなりしておいてほしかった。

その後のアクションシーンはよかった。

エフェクトがうるさすぎる。

必殺技を出す時に派手なのは良いと思うが、常にエフェクトバリバリ効いているせいで画面が見にくい。

主人公狂人

モブに刺されて、「俺が死んだらあの人が人殺しになってしまう…」はちょっとないだろう。子供向けなのなら、なおさら主人公に言わせるべき台詞ではない。

お人よしかいレベルではなくて狂人。あそこで一気に感情移入できなくなってしまった。

BGMが合っていない、音関係がよくない

Ufotable作品はあまりたことが無かったが、どうにも撮影作画気合の入れ方に対して音は随分適当だな、と思った。

流すべき場面がおかし場所がちらほら。

あと、効果音にもあまり気を遣ってないのがわかる。個人の好みの話になるからここはどうでもいいかも。

声優の演技も普段は気にしないが、ちょっとアニメっぽすぎた。アニメからいいのか?

随分とわざとらしい演技で、台詞テキストの良さが損なわれたと思う。

ラストシーンがあまりにもダメ

煉獄さぁん…」と泣きはら主人公で終わるのはあまりにも余韻が良くなかった。

主人公なのだから、例えば前をキッと見て終わるとか、「俺頑張るぞ」感を出して前向きな気持ちで終わった方がいいのではないか

(続きものから、この後ずっと失意の中で転げまわる展開なのかもしれないが)

●よかったところ

・序盤からおばあさんを助けるシーンなどの一幕で、味方のキャラクターが掴みやすかった。

(最も、そのキャラクター性が活かされる場面はあまりなかったが)

言葉センスがいい

おっと思う独白が非常に多かった。

第三位台詞は、ちょっと説明的すぎたが。

点数をつけるなら60点くらいの映画だと思った。作画は、まあまあ。撮影技術はすごかった。

コンテは、目を見張るものはなかったかな。演出結構よかった。アニメの技をカッコよく書くノウハウが相当ある会社だとお見受けする。

総合的に判断すると、原作漫画ものすごく面白いのだと思う。とにかく台詞テキストに、ものすごくセンスがある。やや説明的だが、それが気にならないレベルで良かった。

面白いといえば面白いが、うーん、本当にこれでみんな面白いと思ったのか?

とやや疑問になったアニメという所見。先日見マスカレードホテル2とどっこいどっこいってところだろうか。

アニメ好きにはこれでいいのかもしれないが、一般層向けと考えると、素直にジブリでも流していた方がいいんじゃないかな。

2021-07-19

anond:20210719163714

溺れた子供を助けようとときどき貰い事故するおじさんがいるな

お人よしは淘汰されてんのよ

2021-04-30

anond:20210429213658

リベラル弱者の味方とか、あらゆる差別を許さないといったお題目を疑った方がよほど整合する

団結の列の一番後ろに並んでも順番は100年以内には回ってこない

自分たちの利害は自分たちで主張しなければ、助けてくれるお人よしなんているわけがない

まずは目の前の現世利益をこつこつと積み上げていこう

弱者男性が生物として子孫を残すためには、捕獲できる女子を囲い込んでできる範囲で食わせていくしかない

2021-03-11

ウマ娘から競馬に興味を持った人」なんか皆無で競馬貶ししか見ない

だいたいそういう奴が言うのが


競馬ギャンブルだけどウマ娘賭博が行われてないクリーン世界から好き」

競馬は馬が予後不良になったりお肉行きにならない世界から好き」

競馬は嫌いだけどウマ娘は気になる」

競馬は消えてもいいけどウマ娘は残って欲しい」


なんやねんこいつら

人間のやるスポーツだって金がかかるのに馬ならなおさら賭博での収入が無いと厳しいやろ

その競馬が無きゃウマ娘もお前らがスペちゃんだのゴルシちゃんだの言ってる名馬も、名馬に育てた厩舎スタッフもおらんかったんやぞ

しかもお前らが今度こそ秋天勝たせる!って感動ポルノしてるサイレンススズカだって予後不良の一件があったからだろ?

原作は嫌いだけど二次創作はしたい同人ゴロか?


で、それを言うと今度は


「じゃあもう競馬無くしてウマ娘だけでいいんじゃないんですかね」


じゃあてめえが強いとかかわいいとかぬかしてるサクラバクシンオーのような短距離馬は現れなくなりますけど?

過去の名馬の名前だけ強奪しておいて現行の競馬は消えろって虫が良すぎない?

で、ウマ娘から競馬に興味を持ったとか言ってる奴は結局つべニコニコに上がってる動画ウィキ情報かいつまんで見てハイ終了、後はアプリに戻るだけじゃん

それは興味を持ったと言えるんか?ジャパンカップ走った三冠馬三頭の名前すら言えんやろこいつら

からウマ娘から90年代競馬に興味持ってくれて嬉しいな~」とか言ってる頭花畑お人よしにも腹が立つ

ネット上にいるオタクなんてこんなもんよ

2021-01-16

anond:20210115224627

🐈そうにゃん?

酷い言葉については

実際は増田ニャンがそう思ってるなら

しょうがない。

だったら無理ニャンよ。

自我の強い親に育てられたのと、一人っ子なので、どの辺で不満を言えばいいのか

判らないまま、

我が儘も言わず反抗期もなく、ただ親の圧に従ってきたので

親にはとことん尽したよ。お礼も言われた。

我慢強いし責任感あるらしい。

お人よし過ぎるとも言われた。

いくらなんでも我慢ばっかりするのっておかしいもんニャ。

お互いに我慢しないでいいのがいいニャね。

スタイルとかは好みの範疇だし、好きじゃないなら無理することないニャ。

まぁそんな感じ。

2021-01-10

逆張りオタク鬼滅の刃映画みてきた感想ネタバレあり】

注意:鬼滅の刃が大好きな人、読んで気分を悪くしたらごめんなさい。

今まで流行ものを進んで見るのは敬遠してきた。半沢直樹も、進撃の巨人も、米津玄師も全く知らないしむしろ進んで見ないことを選択してきた僕が鬼滅の刃を見た。その際にいろいろ思うことがあったから忘れないうちに書く。

まず、なんで鬼滅の刃を見たのかということだけど、流行っているから、ではなく、好きな女の子と話を合わせるためだった。1年くらい前、鬼滅の話をツイッターでしていたのを見て、慌てて見始めたが、序盤の退屈な展開と、戦闘中寒いギャグ入れてくるナンセンスさと、善逸のうるささと、死体グロさで、13話くらい(善逸と伊之助がそろったところくらい)まで見てしばらく見るのをやめていた。(でもBGMは高く評価してた)それで、最近になって女の子lineをしていたら鬼滅の話になったので、これはまずいぞぅと思って2日でのこりの全話みて今日映画見てきた。

アニメは、最初はつまらなく感じていたが、蜘蛛一家を倒して柱が出てくるあたりでちょっとだけ面白くなってきた。それでも同じ会社Fateやら空の境界やらと比べたら、まだ微妙だなあと思ってた。ちなみに冨岡さんが出るシーンは爆笑してた。あの人いつも真顔でおもしろいもんね。

今回の映画の主役は煉獄さんだったが、アニメを見る前の煉獄さんの印象は「目がこわいなあ、なんか嫌だなあ」という感じだった。アニメで初めて煉獄さんの声を聴いた時、はつらつな熱血そうな人、という感じでそこそこの好印象だった。

ここから映画感想になる。

まず列車の中で煉獄さんが「うまいうまい!」と言いながら弁当食ってるシーンは笑った。その後鬼が出てきて、煉獄さんが炎の呼吸使って秒殺するところは、さすがのufo作画だけあってかっこよかった。で、その後眠らされて炭治郎と煉獄さんが幸せな夢を見てるシーン、炭治郎が泣きながら家族を見捨てていくところは泣きそうになった。でも泣かない。逆張りオタクから

炭治郎の無意識領域で、核を殺しに来た少年を導いてる無意識妖精さんを見て泣きそうになった。おま、おま、お人よしにもほどがあるだろう。そんなんだから毎回死にそうになるんだぞ、と思った。それとは逆に煉獄さんの無意識領域が焼けた荒野なのもなんかジーときた。はつらつな人の無意識がそんな荒野なのって悲しくないですか。

それから飛んで、炭治郎と伊之助が列車一体鬼の首を斬るシーン。斬ったのはいいんだけど、運転手が炭治郎のお腹に針みたいの刺しちゃって、炭治郎が怪我をしちゃう場面。列車脱線して倒れてから運転手列車の下敷きになるんだけど、炭治郎が伊之助に「その人も助けてやってくれ」みたいな事言いますよね。オイオイオイ、このお人よしが、ってなった。伊之助がぶちぎれて助けないようにしようとしてたが、僕はこっちの方に賛成だった。なぜなら僕はお人よしじゃないし、その運転手が足を引っ張ったから。

アニメ1話からここまで見てきた全体的な印象として、炭治郎はあまりお人よし過ぎると思った。乗客全員救おうとするし、鬼の事情を思って一人で悲しくなっているし、実際結果がどうであれ、思想だけで言えばめちゃめちゃ綺麗で道徳的なことであると思うのだが、あまり理想を追いすぎている。それは炭治郎が中途半端に実力を持っているために、救えない命を救おうとして、それが空回りして、そう映っているように見えるのかもしれない。鬼滅の刃がいわゆるオタクではない一般層に人気がでたのはここら辺が大きいんじゃないかと思う。オタクが見るアニメ基本的主人公は何らかの問題を抱えていて、決して道徳的とは言えなかったりすることが多い(ただしこれは、僕が型月のオタクからそういう感じに慣れすぎてるだけってのが大きいと思う)。だから主人公の炭治郎のお人よしさは、アニメなんか普段見ない人間じみた思想に浸された人たちには大うけするが、僕みたいな逆張りオタク違和感を覚える評価になると思うし、伊之助の意見の方に賛同する人が多くなりそうである小学生にうけてるのだって、炭治郎の生きざまを見れば正義ヒーローと変わらないもんな。

話を戻す。列車が倒れた後に上弦の猗窩座さんが出てきて煉獄さんとばとる事になるのだが、最後の一歩手前まではとてもよかった。なんか作画のいいドラゴンボールみたいだし、さすがufoだと思ったし、煉獄さんかっこいいなあと思った。

最後煉獄さんが猗窩座さんの首に刀を食い込ませて猗窩座さんがヤベェってなってるとき、「いけー!れんごくさんがんばえ~!」と心の中で応援しながら首を斬るのを待っていたのだが、炭治郎が「煉獄さんを助けなきゃ!」といって飛び出していくシーンで、おいおいおい、まて、男と男の一騎打ちに首を突っ込むな、となった。そのあと(ぶっちゃけ詳しく覚えていないけど)煉獄さんが死んで猗窩座さんが逃げちゃって、負けるんかーい!!って思った。猗窩座さん逃げちゃったら回復して煉獄さんが負わせた傷とか全部無駄なっちゃうんじゃないの?煉獄さん無駄死に?え?え?となって困惑していた。かまたんが逃げる猗窩座に煉獄さんのほうがすごくてすごいんだぞ!みたいなことを言っていたような気がしたが、負けてちゃなにも意味がないだろうって思っちゃった。

それで、結局煉獄さん死んじゃってかまたん伊之助善逸みんなベソかいて、でも伊之助が奮い立たせるのは解釈合ってた。でもその後、伊之助が泣くのを堪えて修行に励むのかと思ったらぼろな気して女々しくかまたんをポカスカ叩いていたので解釈違い起こした。伊之助、お前は強くあれよ。

今回の映画最後のシーンには納得はいかなかったけど、この後の物語につなぐための中間着地点としてはまあ妥当なのかなあなんて思ったり。

その後スクリーンから出て、トイレで「70点は高いし、60点は低い、うーん、67点くらいかなあ」と心の中で点数をつけていた。

何より煉獄さんがたった2時間主役になっただけで、あかざさんを殺せずに死んでしまったのが悲しかった。

ここまで書いて改めて、流行ものツッコミいれながら見るのは気持ち悪いなあと感心してしまった。

映画を見る前は「もしかしたら僕は社会の波に飲まれて手のひらクルクルすることになるのではないか」と恐怖していたのだが、いざ映画を見てみたらナチュラルに僕の好みに合わないところを見つけて、「この気持ち逆張りとは関係がないぞお」と嬉しくなる半面、そんなことで嬉しくなる自分自己嫌悪を抱いた。

僕は逆張りオタクからこんな感想になったのだけど、ちゃん流行ものに乗れるオタクはどんな感想だったのか気になる。

それではまた

2020-12-26

 これから書くことは、すべて本当のことです。

嘘をつく人が嫌いでした。しかしながら、人間だれしも嘘をつく生き物でありましたから、僕は億劫でなりませんでした。この世界には、いったいどれほどの嘘があるというのでしょうか。それとも、嘘というものは、人間人間である以上、離れることのできない、いわば、足枷のようなものではないのか、などと考え、毎晩、眠ろうとも眠れぬ気持ちに駆られて、それから、戸棚の天板を外し、隠していた薬を口に運んで、それでようやく眠れる、というような生活を続けていたのでした。困窮した作家というのは、概してそのような生活をする生き物なのです。

知り合いの大塚くんが、わざわざ電車タクシーを乗り継いで、東京郊外にある小さな学生向けのアパートの一室にやって来て、金が無くなった、3万でいいから貸してくれ。貸してくれなければ、僕は明日にでも死んでしまうだろう、というのです。分かりきった嘘でありました。ははん、きっと彼は僕の弱さに付け込んで、競馬か、あるいはパチンコの軍資金を手に入れようとしているに違いない。僕はそう踏んで、やれ、お前のような人間に貸す金は、一円だって無い、と突っぱねました。しかし、大塚は酷くやつれた顔に、今にも死にそうな、それこそ、病床に伏した末期がんの患者のような姿で、半分泣きながら、僕にそれをねだるのでした。僕には、それを断る勇気がありませんでしたが、しかし、彼のそれを嘘であると見抜く自分の目が、また自分に嘘をついているのではないか、という疑念に駆られて、ひどく怖くなるのでした。

 とうとう、僕は彼に金を貸す決意をしたのでした。いいえ、正確には、彼の求めた額の、ほんの数分の一でしかありませんでしたが(何しろ、このとき自分も、金には困っていたのです)、しかし僕は、その、天性のだまされやすさ、とでも言うべきか、はたまた、お人よしとでも言うべきものに従って、彼にそれだけの金を、預けたのでした。そうして、しまいには、雨の降る寒空の東京に、感謝言葉……それも、見え透いた嘘でした…を口にしながら、いそいそと出ていこうとする彼を見て、僕は彼に、

「利子はいらんよ。きっと、君はい画家になる」

といって、小さくお礼の言葉を繰り返しながら、彼の背中が消えていくのを見送る始末なのでした。

 そんな小さな嘘をつく日々が、やがて行きつけの喫茶店のツケの催促状となって、僕の生活を、ゆっくり侵食し始めたのは、今年の夏になってからのことでした。ちょうど、大陸産の……はて、確かなんとかという、新種のウイルスだったと覚えています……が、巷の人々の生活を、ゆっくりと変えていくのと同じくして、僕の生活も変わっていきました。

 まずは、ある風俗嬢の話をしましょう。僕が住んでいる町は、決して良い場所ではありません。いや、僕の住むアパートの窓からきれいな太平洋の姿が見えることを除けば、とても人が住む場所とは言えないのです。人気のない、寂れた街。住んでいるのは老人ばかりで、皆、学生運動の時代の人々です。僕のような若い人は、確かに住んでいるのもいますが、しかし、数は、とても少ないでしょう。そんな場所で、僕はもう3年も住んでいます。住めば都、とはよく言ったものですが、あれがもし日本の都であるというならば、この国は、もうおしまいです。

 そんな街にも、歓楽街はあるのでした。僕はそこにある風俗店の、とある嬢と関係があって、それも、お金を払わずとも会ってくれるような、いわゆる「セックスフレンド」というやつでした。髪の毛を長く伸ばした、雅な彼女は、僕のことを襲っては、あなたとならどこまでも行きたい、というので、僕は困っていたのでした。僕からすれば、自分欲求を満たせさえすれば、他のことはどうでもよいのでした。それに、彼女もきっと、自らの境遇を少しでも良くするために、僕にすり寄っていたのです……いや、しかし、作家生活するというのは、彼女生活よりも、はるか地獄らしい地獄であることは、言うまでも無いでしょう。

 浮浪者の数、それが増えたという些細な事実に神経が過敏に反応したのは、その彼女が、ひどくやつれた顔で、いつもは情熱的な行為も半ばに、半分泣きながら、僕の方によりかかってきた時だったのです。

「どうした?」

彼女は、僕に抱き寄りました。乳はそれほど大きくありませんでしたが、悲しくありました。華奢な体が、いつの間にか、皮膚と骨だけのようになっていました。寒かったので、リモコン暖房つけました。部屋は暗く、ぼんやりとしていました。

仕事……無くなりました」

お金か?なら僕が」

「いいえ、いりません」

 彼女はぼそりと言いました。言葉が空中で、飽和しました。

「困っているのだろう? 大丈夫。僕は作家だ」

貧乏な人に恵まれるのは、嫌なんです」

 貧乏な人。

 僕はその言葉に、ただぽかんと、宙を見つめることしかできませんでした。

「そうか…」僕はそう言って、立ち上がろうとしましたが、彼女が僕の男根を触ってきたので、そのまま動かないようにしました。

彼女は、一流でした。芸術家でした。きっと、マネも、ゴーギャンも、彼女を見たら、モデルにしたいと思うでしょう。僕は彼女なすがままに、身を任せました。気が付けば、僕の横で、彼女が倒れているのです。そう、一流の芸術は、それを見ているときには、芸術とは思えないものなのです。すべてが終わった後になって、それがそうだったと気が付いて、それで、唐突に称えるものなのです。

から僕は、称えようなどとは思いませんでした。同時に、彼女を貶めようとも思いませんでした。ただ、せめて何かの助けにならないかと、思ったのです。僕は、彼女が一流の芸術家であることは知っていたのです。僕は、隣で静かに眠る彼女を起こさないように体を持ち上げると、枕元に、なけなしの現金を添えて、着替えをして部屋を出ていきました。ホテルの受付で、彼女がまだ寝ていることを告げ、足早に去りました。

寒い朝でした。僕の心も、冷たく冷え切っていました。口から吐く息が白く濁って、真っ白な東京に溶けていきました。きっと、その息の中に、僕の魂も溶けているのでしょう。あと何十万回と息を繰り返せば、僕はやがて倒れてしまうのでしょう。そんなことを思いながら、僕は行きつけの喫茶店へ向かいました。毎朝、彼女と寝た日の翌日には、その店で一杯のコーヒーを飲んで、焼き立ての目玉焼きを食べるのが習慣でした。

彼女自殺をしたと知ったのは、その翌日のことでした。

もともと、払う金もなかったのだそうです。部屋で、薬を飲んで死んでいたのでした。ベッドの上で。僕は、そう、きっとあの時、僕が目覚めた時には、彼女は部屋で、既に死人となっていたのでしょう。「この世で最も重いものは、もう愛していない女の体である」という言葉は、案外的を射ているのかもしれません。実際、彼女の体は、ひどく重かったのです。あんなに華奢で、弱弱しかったのに、です。

彼女体重は僕が最後彼女の…生きている彼女…つまり、生き生きとしているという意味での…彼女に会ったときよりも、20キロも痩せていました。彼女の住んでいる安アパート大家さんも、同じことを言っていました。僕が作家であると言って、なけなしの三流小説のいくつかを持っていくと、取材とのことであれば、と言って大家さんは僕を家に上げてくれました。初老女性でした。しわの多い、低い声の、優しそうな老婆でした。

過食症ですよ、ご存じですか」

「いいえ、まったく」嘘。この春、僕もなったばかりでした。

「食べては吐くのです。精神的な病です。この前、私のところで、彼女のために飯を作ってやったのです。彼女は一人で、5人前も食べましたが、その後すぐに、全部吐き出しました。きっと、胃袋の中身は空っぽなのでしょう。私はそれを全部ふいてやって、それから今日は遅いから早く寝なさい、と言いました。彼女も、いくらかそれを理解したようで、その日は早く眠りました。えぇ、目の色が、死んでいましたよ。あぁ言う人は、良くこのアパートを借りるんです。きっと、そうして、死ぬのです。ここは、自殺の名所なんです。あの樹海なんかよりも、ずっとね」

 いつの間にか、僕は老婆の話に聞き入っていました。滅びゆく人間の話を聞くのが、好きだったのです。枯れていく花を見つめるのを、趣味としていた僕にとって、それは当然でありました。

「ほかにも、死んだ人が?」

「いますよ。伝染病流行ってから、もう3人目です。みんな孤独ですから、私が代わりに葬式に立ち会っているのです」

 一人は、サラリーマンでした。職を失って、いわゆる、リモートワークというやつになったのだそうです。画面越しに仕事をしているうちに、あぁ、彼は、自分が、他人に見られない場所にいられることに安堵したのだ。そうして、ふと、見られないならば、死んでもいいと思ったに違いない。アパートの二階で、首を吊ったらしい。大家の話によれば、彼の部屋に入ると、糞尿を垂らしていたという。きっと、すべてをあきらめた死刑囚と同じ気持ちだったに違いない。

 もう一人は、哀れ、まだ若い女子大生。彼女は、部屋のドアノブにひもを括り付けて、死んだそうです。生気を失った人というのは、ちょうどゴム人形のようなのだとのことでした。体液で、部屋の床が変色するのです。皮膚は、とても冷たい、冷たい。彼女遺言は、ただ一行だけで、それ以外には、何もなかったといいます

寂しい

 この一行に、どれだけの言葉がないまぜになっているのか、きっと君ならわかってくれるはずです。僕も、同じことを、何度思ったのか分かりません。

 彼女は、卒業を間近に控えていました。卒業論文を書けば、良かったのです。しかし、彼女は、家庭の都合から、泣く泣く大学を辞めたのだといいます。僕とは大違いです。たくさんの猶予をもらった、モラトリアム人間とは大違いです。彼女はまじめで、多くの人に悲しまれたといいます。それも一度だって彼女のことを見たことのない人も。

 特にテレビ報道はひどいものだったといいます。僕は、もうずいぶん長いこと、テレビなんて言うものは、俗悪で、卑猥ものと一蹴して、見てもいませんでしたから、そんなニュースを知りもしませんでした。彼女の死は、政権批判タネにされたのでしょう。大家も、今の政治はだめだ、と漏らしていました。その言葉を聞いて、僕は悲しくなりました。

 一人の死です。これほどまでに、あっさりと、人が死ぬのです。

 僕は、大家に礼を言って、その帰りに、例の少女の墓を聞きました。近くの霊園にありました。立派な墓だったのです。きっと、僕は死んでも、こんな立派な墓は立ててもらえないでしょう。立ててもらえるとしても、僕は断るつもりです。

 雨が降っていました。カエルが、一匹、彼女墓石にできた水たまりで、ゲコゲコと鳴いていました。名前は、よく見えませんでした。僕も泣いていたのです。帰り際に、僕は一輪の花を見ました。何の花かは覚えていません。でも、とても、寂しいことだけは、覚えています

949。

 この数字が、何を表すのかは、ご想像にお任せします。きっと、僕のこの文章を読んだ人の多くが、ピンと来るはずです。だってあんなに毛嫌いしていたテレビが嫌でもついていて、そうして、毎日のように流れてくれば、誰だって敏感になるのですから

「またいつか」という言葉の空しさを知ります

僕は狭い6畳のアパートにいます学生向けの小さなアパートです。大の大人が、借りているのです。近所の人はみんな、学生です。

若い人というのは元気です。今日は、お隣の音楽学校の生徒が、バイト先の人たちと、ちょっとした遊びをしに行くのだといいます。僕がそれを知っているのは、アパートの部屋の壁が、とても薄いからです。前は、男と女の、汚い喘ぎ声が聞こえて、僕はいつも、すぐに部屋を飛び出して、近くの銭湯へ行き、用もないのに、やれ、世間話に花を咲かせる老人たちと、碁を打ったりしたのです。ですが、ここのところは、彼女たちの電話する声しか、聞こえてきません。あるいは、その、例の「リモート授業」とでも言うべきものを、受けているのでしょうか。

コロナ禍において[判読不能]、あるいは、私たち自覚を持つべきです。若者が[判読不能]なことをしているために・・私たちが悪い…また今度。

そんな内容のことを、表では言いながら、例の、「遊び」には、行くのです。きっとこう書いて、そう、君、この文章ネット上で見つけた下世話な君は、ここだけを切り取って、「若者の乱れた考えが云々」という、お決まり文句を言うのでしょう。僕がこう言っても、きっとそういうに違いない。お好きにしてください。僕は何もしませんし、それも見ませんから

 大人には、彼らの気持ちが分かるはずありません。きっとあなたは、この文章を読んで、そんな気持ち、皆同じだ。お前だけ特別なことのように語るな。それに、何だこの下手糞な文章は。お前は、太宰治にでもなったつもりか、というでしょう。

 みんなと同じ。

 そうです。その通りです。僕は、みんなと同じです。みんなと同じく、孤独なのです。きっと、あの病院で遅くまで働いているナース彼女も、同じです。きっと、街中へ出て、夜まで飲んでから帰る政治家も同じです。みんな孤独なのです。孤独から、寂しいから、みんな、死んでいくのです。

 みんな同じなのです。みんな同じ気持ちなのです。ですから、みんな同じなのです。

 なんとか、なる。

 そう書いた作家もおりました。みんな同じです。

 みんなで耐えましょう。みんなで耐えれば、良くなります。今こそ、農村地帯の、あの共同で助け合う気持ちが、大切なのです。みんな、そういいます

 僕の故郷では、旅人が殺されたそうですよ。バレないように、死体は埋めたそうです。ドラム缶でよく燃やしてから、埋めたそうです。みんな同じです。

 僕は作家です。ですから、僕は今、目の前で起きたり、耳で聞いたりしていることしか、書いていません。それ以外のことは、妄想は、一行だって書いていません。僕の知り合いが、首を吊りました。僕の知り合いが、電車飛び込みました。もうすぐ、始まります。みんな、合掌しながら飛び込むのです。こんな世界に、何の希望があるというのでしょうか。

 みんな「またいつか」と言って、去りました。そのいつかに、用があるのに。そのいつか、は、もうやってこないのに。

 いつか、という言葉は、とても面白いのです。いつ、という疑問の言葉に、か、という呼びかけを付けるだけで、日本人は、未来を指せます。そして、いまでないどこか、今でないどこかに、この「現在から伸びる直線上に、架空の点を置いて、それを呼ぶのです。ひもを引っ張り続ければ、必ず訪れる、「いつか」をです。

 でも、これを英語で言うと、とたんに「See you again」という言葉になって、変わります。「またお会いしましょう」というのが、直訳です。また、というのは、いつのことなのでしょうか。僕には、わかりません。

 経験は、僕と未来の僕の間に、差を作ります。もしも僕が生きていたとすれば、そこにいる僕は「彼は昔の彼ならず」という言葉通りになります。何か大きな災害が起きて、僕は死んでいるかもしれません。何か、特別なことがあって、僕は生きているかもしれません。

 一般化された苦しみを、言葉に起こしてみました。

 それでも、あなたは、大人という生き物は「みんなと同じだ、我慢しろ」というのですか。

 僕はそんなこといいません。「僕も同じです」といって、そばにいます

 それが、今の僕が吐くことのできる、精いっぱいの嘘です。

2020-12-07

anond:20201207171855

障害物を乗り越えようとするなら明確に自殺意思がある

周りにお人よしがいたらとびかかって止めてくれる可能性がある

人の善意にすがるシステムでもあるかもしれない

2020-11-23

あなたが「会社で浮いてる」「嫌われてる」みたいなのってのは

たぶん幼少時の家庭環境や、甘えっこな性格や、飲み過ぎの鬱なんでは?

飲み過ぎをまず解消したら、きっと普通キラキラした世界が戻ってきますよ。

私なんか🍚美味しいだけでも嬉しいし

洗濯した時晴れてても嬉しいよ。

周囲の人があなたに敵意や悪意をもってるって思ってたり

貴方他人に興味ないと思える、そのそう思ってしまう部分が病なのであり

貴方個人はきっと本当に良い優しいひとなんだよ。

なのでお酒に頼らないで生きて行けるようになって欲しいです。

私のことはもうどうでも良くて、利用してやれって思ってるのでしょうが

なので我ながらお人よし過ぎますけど一応書いておくよ。

2020-11-09

女性へのAED使用率は男性に比べ低い。男女差がある理由とは?

>>SNSの発達がネックに?周りの目や悪意のある撮影

違うだろ

女性盗撮したやじ馬でなく、命を助けたAED使用者を訴える気満々だからだよ

裁判所もそれを肯定する

けっきょくお人よしそうな救助男が全部の責任を負わされて助け損

https://crowd-sales.com/used-for-women

2020-09-03

ウォーキングですれ違うキモイおっさん

随分昔、ダイエットをしたくて川沿い歩いてた時、同じようにウォーキングしてるおじさんと知り合いになった。

とてもキモイおじさんだった。

毎朝、すれ違いざまに挨拶と少しの会話を交わすだけの仲。

そのはずなのに、ある日おじさんは私を食事に誘ってきた。近くにあるファミレスご飯を食べようと。

「こっちがお誘いしてるわけだから勿論ご馳走するよ」

人生について語り合おう」

みたいなことを言ってたと思う。

一度断っておくが私はブスだ。

道を歩けば学生罰ゲームナンパ対象にされる、そういう他人からかわれ易いブスだ。

簡単にはキレない、キレても大して怖くはないだろうと、そう下に見られる系の残念なブスだ。

実際怒りたくても怒れなかった。更に嫌がらせを受けるのが嫌で、無視して逃げるのが精いっぱいの惨めな人生を起きってきた。

だがおっさんはそんな私のことを執拗食事に誘ってきた。

怒れないお人よし思考全開で生きてたので無下にできずにやんわり断り続けてたが、おじさんの行動はエスカレートしていった。

私の進行方向反対側からおじさんが近づいてくる。

この時私は既に、おじさんを見る事すら嫌だった。

すると、おじさんが、徐に手を広げた。

その状態のまま、距離を縮めてくる。悪い予感がして、私は迫りくるおじさんを避けた。

挨拶ハグなのに」おじさんは平然と言ってのける。いつから朝の挨拶欧米式になったのか。

「いや、無理です」引き気味に私はそう言った。するとおじさんはもの応じせず続けた。

「だめだよ、消極的に生きてちゃ、人生クワクしなきゃ。例えば、こういう対面猛者、恋人との出会いのようにトキメイていないと」

何言ってんだこのオッサン

そう思った次の日、私は川沿いウォーキングを辞めた。

フェミだなんだってそういうことを言いたいんじゃない。

嫌われるおっさんがどういう人間か言いたいだけ。

自分の都合のいいように相手してくれる女を探している。それがキモイってそういう話。

そして都合の良い奴と思われないように、ブスもブスなりに人間を磨かないといけないと思ったってだけ。

2020-07-28

24時間で消えるnoteという記事が美しい文章だったので、消えた後も読めるようにここに残す。

https://note.kishidanami.com/n/n0b2033a6652f

本当に24時間で消えてしまうのは惜しいのでここに。なぜかweb魚拓は撮れなかった。


24時間で消えるnote一世一代の大告白を受けた〜

岸田 奈美

2020/07/27 19:06

Instagramには、24時間で消えるストーリーという機能がある。フォトジェニックじゃない(=映えない)写真を、気軽に投稿できるのが良いそうだ。というわけで、これはフォトジェニックでもエモーショナルでもない、24時間で消えるnoteだ。おもにわたしの醜いモテへの執着や、頭を抱えたくなる恋愛の話に使われる。

一世一代の、大告白を受けた。

彼は、愛すべきバカの友人の紹介で知りあった、愛すべきアホだった。底抜けにアホで、底抜けにお人よしだった。

いつも良いことがあったみたいに微笑んでいて、箸が転がっても楽しそうで、だれかの良いところを褒めることが大好きで、褒められたらわんわん泣いて、飲み会で輪にはいれていない人に一番に声をかけ、信号の点滅する交差点でおばあさんがゆっくり歩いていたら自分荷物がペシャンコになろうとも放り出して一目散に駆け寄る人だ。たまに大きな犬に見えるときがある。

だけど悲壮感に満ちたおもしろい失敗や事件に巻き込まれしまう引力はわたし以上で、いつも「なんでこんなことに」と半泣きになりながら、不運に揉まれるアホの彼が書く文章は、ちょっと息を飲んでしまうくらい上手だった。彼はわたしと同じ作家だった。書き残す言葉でだれかの呪いを解ける、尊い人だと思った。

友人として、作家仲間として、アホ同士だいたい4人くらいで仲良くやっていたのだが、思いもよらず彼から「好きだ」と言われた。

まりにも予想をしていなかった展開なので、わたしは「虫だ」と聞き間違えて、そっか虫がいるんだと黙っていた。わたしがしばらく黙っていたので、考え込んでいるものと思い、彼は律儀にその沈黙を守っていた。実に無駄3分間を過ごした。

「付き合ってほしいです」

「い、いやです」

「えっ!?

彼は目を丸くした。目を丸くしたいのは、こちらの方であるだってきみとはずっと良き友人でいたいと思っていたし、こう言っては申し訳ないけど、まったくもってタイプではなかった。

彼は底抜けにアホで、底抜けにお人よしなので、たくさんの人と運命から愛されている。彼が誰かの悪口を言っているのは聞いたことがないし、誰かが彼の悪口を言っているのはもっといたことがなかった。

でも、彼はスマートとはほど遠いのだ。モテないわたしが選り好みして、本当にごめん。醜いことは百も承知で、神戸のド田舎から出てきて、Sho-comi覇王愛人)を恋のバイブルにし、最近ツイステッドワンダーランドリーチ兄弟に夢中なわたしは、スマートな男と付き合ってみたいのだ。

彼を恋愛目線で言い表すとしたら、なんだろう。童貞最後に見る夢。失った青春の延長線。交響詩篇エウレカセブンレントン・サーストン。ボーイ・ミーツ・ガールリブン。奥田民生になりたいボーイ。近所のタバコ屋に住み着いた大きな野良犬。振り向けばだいたい自動ドアに挟まってる。本当にごめん、ひどすぎる言葉しか出てこない。

これでわたしを嫌ってくれたらいいなと思いつつぜんぶ言ったら、ものすごく神妙な面持ちで「まあ童貞みたいなもんだからね、よくわかったね」と感心していた。感心をするな。

「というかね、信用できないんやわ」

「なにを!?俺の恋心を?」

「君の恋心をだよ。だってわたしたち、二回しか会ってねえのよ」

そう。時期が時期だったので、知りあってからほとんど、友人たちを交えたリモート飲み会で話していた。直接彼と会ったのは、たった二回。一回目は奇しくも害獣に襲われて怪我をし、二回目は引っ越した家を悲運にも七日間足らずで失っていた。事件が過ぎる。

ともかく二回しか会ってないのだ。マチネの終りの福山雅治でも、もうちょっと会ってた。

まりこれはひと夏の思い出にすべてを賭けてきた、まごうことな童貞リブンだと思った。詳しくは書かないが、告白場所もひどかった。いまどきの小学生ですらもうちょっと良い場所を選ぶ。

どこをどう見てもタイプではない童貞に、心を乱されているわけには、いかないのだ。どこかで優しくて素朴でかわいい女の子と一緒になってほしい。

「わかった。俺はいつまでも待つよ。誓うよ」

「なにを?」

人生を」

「なんて?」

人生を誓われてしまった。誰からまれたわけでもないのに、やたらと重いものを後さき考えずに背負い込む、己に十字架を課す、これぞ童貞リブンじゃないか。もうやめてくれ。誓わんといてくれ。

それから、何度か彼とご飯を食べたり、お茶をしたりした。書いていて死にたくなるのだけど、目が合うたびに、かわいい、本当にかわいい、すごい、きれい、と初めて動物を見た子どものような表情で褒めてくれた。

わたしは、自分の外見に強烈なコンプレックスがある。もったりとした奥二重、並びの悪い前歯、突き出た上唇、団子を貼りつけたみたいに低い鼻。どこをどうとっても、褒められなかった。取材などで撮ってもらう写真を見るたびに、現実を突きつけられて、悲しくなる。だから、彼のかわいいを信じることができなかった。

あと、人から好きだと言われて付き合ったことがない。いつもわたしは異性を追いかける方だったから、尽くして愛することこそが、自分価値だと思っていた。

まりにもわたしが、かわいくないからやめてほしい、と頼むので、彼ははじめてむっとした顔を見せた。

「なみちゃんのかわいさが、なみちゃんに伝わってないのはいやだ」

そして思いついたように、わたしが買ったばかりのライカQというカメラを手にとり、夕暮れの街を歩きはじめた。ぶらぶらと歩いていて、彼はなにも言わずシャッターを切った。

写真を撮るならもうちょっとポーズ指定とか、背景のこととか、考えるもんじゃないのと思ったのだが、そういうのはなかった。

樹木希林内田裕也関係から学ぶこととか、かわいい犬が歩いているのを見るだけで脳汁が出そうになることとか、ブタクサの油炒めはどんな味がするのかとか、そういうアホな話をしていた。いつのまにか彼は、何度もシャッターを切っていた。

彼はカメラマンではない。ド素人だ。

カメラを見ながら「うわっ、かわいい」「びっくりするくらいかわいい」「こっちかな」「いや、こっちだな」「まぶたに焼きつけたい」とアホなことをつぶやくので、したたかにどついた後、見せてもらったのがこれだった。

L1030088のコピー

まれてはじめて、自分のことを、ちょっとかわいいと思った。なんだろう。汗でメイクも落ちてるし、服だって適当ワンピースだし、手はむくむくしている。でもなんか、良かった。

「俺には、なみちゃんがこう見えてる。なみちゃんは心の美しい人から、誰よりも美しく見えるよ」

発言は相変わらずアホだったし、何度見ても顔はタイプではなかったし、彼はこのあとすぐ自転車にひかれかけていたのだが、ひとつだけわかったことがあった。

写真というのは、レンズが人を映すのではなく、人が人を映すのだ。

ファインダー越しの表情、身体の動き、まわりの風景には、関係性が透けて見える。いい顔をさせられるというのは、いい関係であるということで、もっと言えば、撮る人の恋や愛みたいな言葉にできない感情も確かに伝わってくる。文章も同じだ。だからわたしたちは作家なのだ

わたしの凝り固まったコンプレックスが、他人視点を通して、少しずつ溶かされていくような感覚になった。わたしのことをこんな風に見てくれる人たちがいると思えば、この世界はそれほど悪くない。

告白の返事はしていない。付き合うかどうかもわからない。ただ、写真を撮ってもらうことが増えた。そのかわりエッセイにしていいかとたずねると、決まっていたみたいに快諾してくれた。

今日は「俺と付きあった方が良い48016個の理由」というメッセージが届いて、1から順番に送られてきたけど、ひとつ一分で語ったとしても八百時間かかるのがバカだと思った。

つかこバカのことを、好きになる日はくるのだろうか。勝手に誓われた人生を、わたしはどう持て余せばいいんだろうか。とりあえずわたしは、恋よりも、いまはなにかを書きたい。今日わたしは、恋人がいない。

2020-07-27

自殺防止センター従業員可哀想

自殺防止コールセンターも繋がらなくて、やっと繋がった違う福祉相談電話で泣きながら話をしたら

貴女より辛い人がたくさんいるんです!電話してきてるなら貴女大丈夫!頑張って!」と言われ

「そうだよね、私よりも辛い人はたくさんいるんだから」って背中を押されて自殺未遂をしたことがある。

https://twitter.com/beauty_dor/status/1287279417413124096

このツイート内容に関して、言及していきます

このツイート主や、「そんな鬱に悪い言葉ばかり…」と言ってます

お前がコールセンター勤務になれや、としか思えません。

自殺防止の為に相手の事を考え、言葉をし、出来る事なら自殺を防止する。

理想論です。

現場は違えど、元コールセンター勤務でしたがそんな理想論通用するメンタル状況ではありません。

コメント欄コールセンターを責めている人達

それが直接、声で、私個人を責めるのがコールセンターの受電です。

コッチの方が鬱になりそう。

コメント欄の奴全員コールセンター勤務して、素晴らしい職員になってください。

というか、電話料金だけで「タダ」なのに自殺を止めてほしい♡私の事を慰めて♡なんて請け負う訳ないじゃん。

そんなお人よし本当にごくわずかだよ。

コールセンター業務のものやりがいとか使命感がバリバリあってやってる人がいると思ってる人いたら幻想なので、今すぐその幻想は捨ててください。

メンヘラ病院行けとしか思いません。

2020-05-07

あなたにとって無価値なんだから

私についてあれこれいわないでいいでしょうに

美人で可愛くて若い人と

生きて行けばいい。

それだけでしょう。

まだなにかあるの?

これ以上利用しようとしても

いくらお人よしの私でも

期待するのに疲れるよ。

2020-02-16

anond:20200216223156

まあ、田舎人間からしたら楽だよ。

しがらみないしw晴ればっかり。

車いらないし。

ただ都会には都会のルールあるから

はじめて上京するなら

知り合いいるならはじめはガイドして

もらうといいよ。

成功祈ります。✌️

富山出身者は、安田財閥とか浅野セメントとか相性いいんじゃない

お人よしでもないしw

2020-02-13

anond:20200212223525

仕事家族よりも大事ものがあるというのは、個人自己決定権範囲内。

個人能力や体力を程よく活用するジョブがうまく見つけられればいいけど、なかなかそうもいかないのでマニュアルに従って誰でもできる仕事を割り振ることが多くなってしまうけど仕方ありません。

同一職務同一賃金原則からすると、どうしても低賃金になってしま場合も多いけど、それよりも大事ものがあるんですよね。

そういう従業員には企業の成長の担い手となるリーダーシップを期待するのはお互い不幸ですしね。

生活できないか最低賃金をを上げてくれ、ですか・・・

それならば企業ではAIロボットを導入して単純労働者の数を減らします。

賃金払いすぎて倒産するようなお人よしはいられないので。

2019-10-16

anond:20191016214350

お前ごときにいちいち良質な煽り差し上げるほどお人よしじゃないんでね

君も自分がそんな価値ある人間だなんてしょうもない思い上がりはさっさと辞めたほうがいいよ

2019-10-08

増田さん係

登校拒否の子にも事情があるのだろうけど、登校拒否の子を虐めたり邪険にしない優しい子を、面倒みる係にするのはやめて欲しい

https://togetter.com/li/1414510


ネット民(クソデカ主語)、面倒見られる側の人間だと思ってたら「お人よし自分は面倒を見させられた!」みたいな雰囲気になっててビックリ

それはそうと普段ならともかく修学旅行だとかそういうイベントの時にはちゃっかり参加しに来ちゃう不登校児やぼっち気味の奴って実際どうするのが正解なのか

こいつだけ特例で班に入れずに先生をひとりつけて2人旅……?それはそれで頭おかしいのかって感じになるけど

一応集団生活を通してコミュニケーション云々みたいな目的でやってるわけだし


私はぼっちだけど学校には行ってて、何の取り柄もないか皆勤賞逃したら面接アピールできることがひとつもなくなって中卒確定して自殺に追い込まれしまうに違いないくらいの強迫観念修学旅行も無理やり行ったけど

クソぼっち増田と組まされてしまった同じ班の可哀想な人たちとは示し合わせて(具体的な会話をしたか覚えてない、アイコンタクトくらいだったかも)大人には内緒で別行動して自由時間ずっと隅っこの方でDSやってた

でもそういう選択を取れない、他の子の後ろをべったりついていくタイプの子もいるんだろうなあ

行くのやめてみる……?※訳:頼むから休むと言ってくれ と圧をかけるくらいしかないんだろうか

2019-10-06

ゲーセンバイト新興宗教の話

個人的体験したブラックバイトNo.1大手ゲーセンでのアルバイトでのお話

最初に勤めていたゲーセンの同僚がここで働いていたという話を聞き、それを頼りに応募した。

同業での接客経験もあるため、即採用された。

 

研修はまぁ普通だったと思う。私はメダルゲームコーナー担当になった。

フリーターになって初めて同世代が多い職場に来たということもあり、契約書を書きに来た日は皆歓迎してくれた。

ここならしばらくやっていけそうだし、正社員登用もあるから正社員もアリかな。と考えていた。

アイツがくるまでは。

 

正式に配属されてから数日後、副店長と初めて会った。挨拶をした所、こちらの顔をじっと見た後何も言わず自分デスクへと向かっていった。

それからこの副店長の正体を知ることになる。

 

私の働いていたゲーセンには大きく分けて2つのコーナーがあり、クレーンゲームコーナーとメダルゲームコーナーの2つに分かれていた。

店長クレーンゲームコーナーを担当しており、メダルゲームコーナーで働く人間のことは下に見ていた。

それだけではない、副店長は何よりも自分仕事を優先する人間であり、客に呼ばれても他のクレーン担当スタッフ対応させ

自分接客を行うということはほとんどなかった。

また、クレーンゲームコーナーは自分領域なので自分お気に入りスタッフだけで構成したいという思いがあったようだ。

私が入社した翌月、新たにクレーンゲームコーナーに配属された女性がいたが

よほど気に入らなかったのか、スタッフ同士での連絡に使うインカムの使い方を教えてもらおうとしたら目の前にいるにもかかわらず

インカム越しで大声で怒鳴られその女性だけならず全スタッフの耳にダメージを与えた。

そういったパワハラめいた行為が繰り返された結果、女性は治りかけていた精神疾患が再発し退職余儀なくされた。

 

こんなのが副店長でいいのか、と思われるかもしれないが、スタッフ間ではなぜか一定の支持を集めていた。

店長女性であるが、人をひきつけるカリスマ性がある。また良い言い方をすればパワーに溢れている。

そんな姿に惹かれるのだろう。スタッフ内で1番の常識人とも言える人でさえ辞めた女性に対して"もう少し我慢してくれればね"と漏らしていた。

そういう私はどうなのかというと、基本的相手にされなかった。

面接をしたのがメダルゲーム担当の方だった影響もあるのだろう。クレーンゲームコーナーには1、2回しか入ったことがなく

ほとんどメダルゲームコーナーにいたため勤務中副店長と顔を合わせる機会がほとんどなかったのだ。

そのため、入社してから1年は平穏な日々を過ごしていた。

 

2年目になり、状況が変わった。

まずはアルバイトリーダー退職である

店長はこのリーダー特に気に入っていた為、しばらくの間職場はかなり荒れていた。

次に、私がカードゲーム大会運営管理を任されることになった。

リーダー退職により、前述した常識人スタッフリーダーになることになった。

このスタッフが今までカードゲーム大会運営管理を行っていた為

リーダーになるとこの業務が出来なくなり、スタッフ内で1番カードゲーム知識があると言われていた

私にバトンが回ってきたのだ。(実際、休日はよく同僚と遊んだりしていた。)

信頼している同僚からの頼みでもあるため、快く引き受けた。

だが、この仕事を引き受けたことが退職へのきっかけへとなった。

 

まず、2年目になりカードゲームメダルゲームの売り上げがかなり落ち込んでいた。

その責任を背負うのは私達ではないと思うが、メダルゲームコーナー担当スタッフへの風当たりは強くなり

両替トラブルなど、社員でないと対応できないトラブル対応をお願いしても来ない。ということが起こるようになった。

また、カードゲーム大会の日程について店長相談すると「もう大会やめない?」と言われるようになった。

こっちとしてはいつやめても別に構わないのだが、自分に決定権があるわけじゃない。

「決定権は自分にはないので。」と告げて日程の調整を続けた。

極めつけは、職場内での新興宗教の発生である

冗談に聞こえるかもしれない。しかし実害が出ているのでここでは新興宗教として扱う。

今まで仲良くしていたある同僚(以下A)は、副店長の事を尊敬していた。

その尊敬の念が暴走し、「私はN(副店長名前)教を作る。」「私、N教の信者から」と口走るようになった。

自分はもちろん、周りも冗談で言っているものと思っていた、が、数週間後にその本気度を知らしめることになる。

 

突然、同僚が退職すると言い出した。普段から店長に嫌われていた同僚だ。

帰り道が一緒なので、建物からある程度離れたところで理由を聞いてみた。

すると、1つミスしたことで副店長とAから休憩の時間を割かれてまでずっと説教されていたというのだ。

それだけでは終わらず、それから退職を決める日まで毎日店長とAから怒鳴られ続け、

精神的に限界が来たのでやめようと決心したらしい。

 

実際、Aの立ち振る舞いはN教を作ると言った日からがらりとかわっていた。

店長の真似をし、常に副店長といたいから持ち場を離れ副店長がいる事務所仕事をしていた。

Aはメダルゲームコーナーの担当もしていたが、私と一緒にメダルゲームコーナーを担当する日は

Aがメダルゲームコーナーのフロア接客をする事はほとんどなかった。

開店準備を終えたら即事務所に戻り、副店長と話をしながらパソコンでなにやら作業をしてる。

その間、メダルゲームコーナーのフロアは私のワンオペだ。

お客の対応もあるので目の届かないところもあるだろう。

Aは時折フロアに戻っては「~が汚れているんだけど。」と文句だけを言いに来る。

反論すると逆上する、副店長の立ち振る舞いそのものだ。

埒があかないとわかると舌打ちしながらまた事務所へと戻っていく。

Aの気分の問題だろうと思っていたが、事態は予想より深刻だった。

 

そして、退職を決心するある出来事が起こる。

ある日、翌日の大会の準備を行っていたところその翌日が休みである事に気づいた。

大会の進行自体は翌日担当できるスタッフがAを含め複数いたため

準備だけを行い、社員の人に明日休みなのと大会の進行を他の人にお願いして欲しい旨を伝えてその日は帰宅した。

 

翌々日、朝礼が終わると副店長から呼び出される。

何の用かと思い行ってみると壁際に追いやられ、店長、副店長社員、Aと4人に囲まれる。

「何で昨日大会があるのにこなかったの?」

休みから来ないのは当然だ。「休みだったので、準備だけして○○さん(引継いだ社員)にお願いしてました。」

すると、「大会やるなら休みでも来るのが普通なんじゃないの!?」と大声で怒鳴る副店長

周りも同調し全ての責任を私に押し付けてくる。別に大会が開催できなかったわけではない。準備もしていたので。

ただ、大会担当の私が公休だから休んでいたのに大会の進行をしにこなかったという理不尽理由だった。

この時よく心が壊れなかったなと思う。ただ思っていたのは"もうこんなところ辞めよう"という一身だった。

この出来事きっかけで、全ての大会は終了。私は「大会の日にサボった人間」という謂れのない濡れ衣を着せられたまま

N教の信者から毎日集中砲火を浴びていた。

 

しばらくして、今度は常識人リーダー退職する。と言い出した。

お互い時間があったので、食事に誘ってみたところ快く来てくれて、

一緒に信頼できる数少ない後輩も同席してご飯を食べに行くことになった。

 

退職理由としては、N教が原因のようだった。

「あの人が全てを狂わせている。これ以上ここにいても腐ってしまうだけだ」とのことだった。

せっかくなので、先日自分が受けた大会催事件のことも伝えた。絶句していた。

一緒にいた後輩もややN教よりの人間だったが、リーダーと私の話を聞いて目が覚めたようだ。

「これからは周りに注意してみます。」とまだ働く意思は見せていた。

 

そしてリーダー退職し、私もその年の年末退職した。

退職意思を伝えてから職場対応のひどさはかわらずだった。

私が退職意思を示した時点で、職場人手不足だったのだ。

引き止められたものの、この時も転職するという理由拒否した。嘘ではないが。

しかし、これまで残っていた有給の消化は認められず、最後最後まで搾り取ろうと

週休2日制なのに6連勤を何度もシフトに組み込んできた。

制服をそのまま置いて勤務中に帰ろうかと何度思ったことか。

お人よしが過ぎる性格が災いし、そのまま最後まで働き制服クリーニングして返した。

クリーニング代を払うのが1番惜しかった。

 

その後、異端者が居なくなった職場では異端者を作り上げることが横行したという。

後輩がその異端者として作り上げられ、行き場を失い退職したと連絡をもらった。

しか異端者狩りをやりすぎたのだろう。求人を出しても人が来ず、

ついにはハローワークにまで求人を出すようになった。

 

-時は流れ現在、私は実家を離れ他県で正社員仕事をしている。

当時親交があった同僚や後輩とも今でも連絡を取り合っていて

地元に戻った時は一緒にご飯を食べに行ったり遊んだりしている。

 

肝心のゲーセンはというと、人手不足が深刻化しメダルゲームコーナーが閉店した。

店長にとっては喜ばしいことだろう、きっと。

しかしそんな副店長やN教信者と顔を合わせることはもうないかもしれない。

大型商業施設の中にあるゲーセンなので、寄ったついでに覗きに行くが

当時のスタッフはもうだれもいないのである

 

残ったのは、教祖として祭り上げられた副店長によって破壊され

見る影もなくなったゲーセンクレーンゲームコーナーだけだ。

2019-09-10

夫の知り合いが結婚ラッシュだ。

地味婚だった我々にお祝いとかしなくても構わんが、SNSいいねすらしてこなかった人が招待状をよこしている。

夫はお人よしからほいほい参加して財布が火の車になってる。

一方的に人の予定を押さえておきながらカツアゲされてる気がしてモヤっとする。

まあ友達ゼロ皮肉にもめっちゃ節約できてるBBA嫁の嫉妬なんだけど。

2019-07-26

anond:20190726140537

そりゃそうだわ

だって嫌韓厨第一目標は「日本人に広く韓国人実態を知ってもらうこと」だったから。

自分達のような韓国マニアや狭いネット右翼の間でいくら韓国について知悉しても駄目だと理解してた。


昨今はもうほんとに一般日本人でも「韓国なんか変じゃね?」「ちゃんとやりかえさないと駄目じゃね?」ぐらいになってきてた。

ここで韓国が更にやらかしてくれるのは彼等にしてみりゃ追い風しかない。

「どんどんやってくれ!」ってなもんよ。


嫌韓厨が一番嫌がるのはムンジェインみたいなのではない。

韓国に二枚舌の用日政権が出来て、日本お人よし政治家利益誘導政治家がそれと組んで

レベルで言えば韓国にやられ放題なのに日韓友好みたいなお題目が堅持されて動かせない、みたいな従来の状況だから


彼等の地道な努力で少しずつ韓国実態日本社会に広まり

今回二度と過去関係には戻らないぐらいに韓国が状況を変えてくれてしまった。

祝杯でしょう。

2019-07-16

anond:20190715111531

そもそもまともな選挙が行われているという保証がない

公文書改ざんするような政党が票の改ざんはしないと考えるのはお人よしすぎる

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