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はてなキーワード: ワンダーランドとは

2017-03-19

フランスでの「君の名は。

2月下旬パリ孤独出張おっさんに、冬の雨が冷たい。美術館巡りも飽きたので映画でも見るか、ということで言語がわかる「君の名は。」。調べるとミニシアター3箇所だけでしかやっていない。他に週1や月1の公開が何か所か。マジかよ、パリ都市圏1200万人に対して3か所かよ?いや、公開後2カ月経っているからこんなものか。まだやっているのが奇跡というべきか。海外XXXスクリーンで公開、というが実態毎日やっている館数は一部なのではないか、という気もする。

 

どのミニシアターもかなりのマニアック臭がする。一番近いのは10区の北東。10区か。。。パリ治安はあまりよろしくない。正確に言うと、普通場所悪い場所があるのだが、北と東は悪い。10区は悪いほうである。行くだけ行ってみるかと、これも評判の良くないRERに乗って移動。RERはパリ近郊の中距離列車である日本人観光客は、空港から市内までの移動でB線と、市内からベルサイユ宮殿までの移動でC線にお世話になるのだが、間接照明で社内は薄暗く、社内中にトイレ匂い漂っている。刃物で刻まれガラスや壁への落書きが痛々しい。日本から来た新婚さんが、最初に夢から覚めるのがこのRERである。とはい最近は新型車両へ交換が進み、新型の社内はキレイで、快適に利用できた。

目的地の映画館移民街の駅にある。地下鉄から上がってみると、何をしているのかよく分からない人たちが、歩道にわんさかいらっしゃる。手に何か持って売っていらっしゃる人、呼び込みをしていらっしゃる人、一番多いのは何もせず通り行く人を見ていらっしゃる人。東洋人はほぼいない。白人もかなり少ない。過去パリの激安ツアーではこういうところのホテルを使って安くあげていたらしいのだが、さすがにトラブルが多いので最近は減っているらしい。映画館自体は意外に普通で、ほかにもミニシアターをみかけたので映画館の街かもしれない。だが「三葉!」「瀧君!」とかそんなスイート映画を見た後に、このハードボイルドワンダーランドを通って帰るのも、おっさん寂寥感が増幅される気がして、3つのうちほかの映画館に行くことにした。

テロはあったものの、最近パリ体感治安はマシになってきている気がしており(おっさんは年に数回定期的に出張に来る)、日本大使館HPを見ると確かに日本人被害件数は減っている(観光客が減っただけの可能性もある)。一方で、こんな警戒情報も出ている。空港から市内に向かう渋滞中のタクシーの窓を割って乗客の膝の上からバッグを奪う。そんな荒っぽい強盗流行っている。日本人も1カ月の間に6件も被害に遭ったらしい。ここはリオデジャネイロか、ヨハネスブルグか、と頭がクラクラする事例である

さて、移動して来たのが南にある6区のミニシアター。6区はリュクサンブール公園など、日本人イメージするパリである。このミニシアターは面倒くさそうな意識高い系シアターの雰囲気白人フランス人しかいない。日本映画を上映しない限り日本人が来ることもないだろう。

俺「君の名はチケットくれ(英語)」店員吹き替えフランス語だけど大丈夫だよね?」俺「吹き替えマジで?」店員冗談、ごめん、字幕だよ」とのこと。フレンチジョークをかましてきやがる。100席程度の小スクリーンはいえほぼ満席。両側に客がいる状況である。両方とも可愛い20代女子であるしまった、さっき一風堂餃子とマー油(焦がしニンニク油)入りラーメン食ったばかりだ、などと緊張する。絵にかいたようなおっさんである。客層は俺以外全員が白人フランス人若者老人からファミリーまで。片側の女子が後半ボロ泣き。隣の彼氏が慰めながら、俺の隣で濃厚なキスをかましてやがる。クソが(嫉妬文化)。逆側の女子もすすり泣きだったので刺さりは良い模様。エンドロール誰も立たず。イギリスでは残る人がほとんどいなかったので、文化差なのか、満足度差なのか、たまたまなのかよく分からない。

さらに続いて南の14区、モンパルナス近くのミニシアターへ。完全に住宅地の中にポツンとあるライブハウスミニシアターで、区民会館のような立地である。ところで、どんだけ暇なんだ俺。ここも100席程度で、レイトの割に入りは良く6割くらい。またもや俺以外全員白人フランス人レイトショーなのに小学生くらいの子供がいる。ありなのか?夜更かしするこういう悪い子が、地下鉄強盗するパリ青年ギャングになっていくのか(違う)。あっという間に上映終了。終了後の会話に熱があり(フランス語なので内容はまったくわからないけど)、こちらも観客の満足度は高そうであった。

Allocineというフランス語映画サイトがある。映画館もコレで探したのだが、観客レビューで「君の名は。」はなんと歴代4位。

http://www.allocine.fr/film/meilleurs/

レビュー数が少ないから高めに出てはいるのだろうが、上から順に、フォレストガンプハクソー・リッジグリーンマイル君の名は。ジャンゴシンドラーのリストであるフランス語サイトなので、日本人アジア人投票としているとかではあるまい。興行収入はたいして上がっていないようだが、評価はかなり高いようであるサイト上このまま記録として残っていくのか、と調べてみると、100位以内におおかみこどもの雨と雪とか、かぐや姫が出てくる。このまま残っていくようである。若干大丈夫なのか、という気がしなくもない。

英語圏IMDbでもレーティング8.7であり、IMDbは最低25000レビューないと歴代ランキングに乗らないらしいので対象外だが、8.7を歴代ランキングに照らすとこれも12位-18位相である。同じ8.7はフォレストガンプロードオブザリングマトリックスなど。現在22000レビューなので今後歴代に入ってくる可能性はある(ただし歴代に乗るときレビューの重みづけアルゴリズムが発動して、レーティングが変わるようである。)。

http://www.imdb.com/title/tt5311514/?ref_=fn_al_tt_1

アニメ好きを中心とした少数レビューゆえの点数ではあるのだろうが、それにしても高評価である日本映画は、欧米展開時の配給が弱かったり、マーケティングがあまりなかったり、スクリーンミニシアターや隔日ばかりだったりと、ポケモンドラゴンボールなど確立されたキャラクターを除いては、欧米興行収入を上げるにはまだまだ厳しい条件が多いのだろうが、このように高評価作品が続いていけば、道は徐々に広がっていくのではないかと思う。

2017-03-03

備忘録宮崎県主要パチンコ店 旧イベ日まとめ

モナコパレス8の日 木曜日タマちゃんday

モナコセンター全般 5の日モナ

小松台店10 20 30ひむか祭平和台店1日 ドラムクラッシュ

ワンダーランド 1のつく日ワンダーワンday 8のつく日 名前忘れました

メガガイア 3と9のつく日

オーパス 1のつく日 5のつく日

ラッキー 7のつく日 4のつく日

湖月 6のつく日夢現 9のつく日夢現裏 毎週月曜日てかほぼ毎日イベント

コア505 5のつく日

マルハン 7のつく日




旧イベ日も昔ほど熱くはなくなった、しかしマ●●●の旧イベ日はやっぱり並ぶし設定もそれなりに入る、イベ告知禁止前に和田アキ子を使って大々的に宣伝したおかげだね

メガガイアは創業日がすごく熱いね

モナコはほんの数年前まではCMしまくってて特に木曜日タマちゃんデーは宮崎県民なら誰でも知っているレベル…昔は飛ぶ鳥を落とす勢いだったモナコも今では全国チェーンに押され気味、起死回生として昨年末に1100台の巨大店舗オープンした。

イベントではないけど実質イベントであるライター来店日をよく見てみよう、旧イベ日に多く入っていることがよく分かる。

2017-02-22

何で日本コンシューマーMOBAに手を出さないの?

ワンダーランドウォーズのプレイヤーは黙っててね、今話してるのはコンシューマーの話だからね。

ね。

つうわけでさ何で日本コンシューマーゲームメーカーMOBAに手を出さないんだろうね。

ああうんだからWLW人達は黙っててね今はそっちの話題はいいから。

2017-02-02

[]2016はてなアカデミー賞

毎年おなじみではあるのだが、今年の日本アカデミー賞出来レース感がひどい。2016年は世相的にいろいろあったけど、邦画当たり年だった上に、日本公開の海外映画スーパー当たり年だった。であるにもかかわらず、なんだよこのノミネート作品ラインナップ!!!東スポ映画賞の爪の垢でも煎じて飲め感丸出し。あんまりだったので増田ではなく大きく出て「はてな」の冠を勝手につけて、自称はてなアカデミー会員ナンバー1の増田自分が観た範囲内でノミネートを列挙。

作品賞監督賞、主演男優女優賞、助演男優女優賞音楽賞外国語映画賞ピックアップ

ブクマ家、増田らに異論があったら受け付け、ノミネート作品を増やします。

紅白みたいにもめたくないんで、絶対に外したくない作品賞はこれだろ!監督賞はこれだろ!というのは記載しておくように。増田11いるから、気が向いた増田が集計して、結果を発表してくれると思うんだな。まーだいたい、日本アカデミー賞の発表に合わせてはてなアカデミー賞も発表できたらいいと思うの。これを機会に好きな映画立場が違うはてなーたちに見てもらおう!!!



作品賞

At the terrace テラスにて』

君の名は。

この世界の片隅に

『too young to die』

永い言い訳

監督賞

岩井俊二(『リップヴァンウィンクル花嫁』)

片渕須直(『この世界の片隅に』)

西川美和(『永い言い訳』)

山下敦弘(『オーバーフェンス』、『ぼくのおじさん』)

李相日(『怒り』)

主演男優賞

神木隆之介(『too young to die』、『君の名は。』)

松山ケンイチ(『の・ようなもの のようなもの』、『聖の青春』)

本木雅弘(『永い言い訳』)

森田剛(『ヒメアノ~ル』)

柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)

主演女優賞

石橋けい(『At the terrace テラスにて』)

黒木華(『リップヴァンウィンクル花嫁』)

二階堂ふみ(『蜜のあわれ』、『ふきげんな過去』)

のん(『この世界の片隅に』)

助演男優賞

池松壮亮(『ディストラクション・ベイビーズ』、『永い言い訳』)

児島だよ(『少女』)

菅田将暉(『星ヶ丘ワンダーランド』、『ディストラクション・ベイビーズ』、『何者』)

満島真之介(『オーバーフェンス』)

森山未來(『怒り』)

リリーフランキー(『女が眠る時』、『海よりもまだ深く』、『聖の青春』)

助演女優賞

蒼井優(『永い言い訳』、『オーバーフェンス』)

門脇麦『太陽』

小松菜奈(『ディストラクション・ベイビーズ』)

高畑光希(『アズミハルコは行方不明』)

宮崎あおい(『怒り』)

音楽賞

コトリンゴ(『この世界の片隅に』)

環ROY(『アズミハルコは行方不明』)

ハナレグミ(『海よりもまだ深く』)

向井秀徳(『too young to die』、『ディストラクション・ベイビーズ』)

RADWIMPS(『君の名は。』)

外国語映画賞

神様メール

グッバイサマー

幸せなひとりぼっち

『シング・ストリート 未来へのうた』

ズートピア

『リザとキツネと恋する死者たち』

2017-01-16

『THE OA』って海外ドラマが神だった。

ネットフリックスっていう課金制の映画視聴サイトがあるんだけど。

そこで視れるんだけど。

かなり面白かった。

  

俺は子供のころは文学にかぶれてたんだけど。

医者さんになってみると、「精神病」ってのを疾患として理解できてしまって、

私小説とか、メンヘラ的な小説への感慨みたいなのが一気にそがれてしまっていた。

  

文豪神経症を見ても、「この時代は薬がなかったからねー」とか、「あ~これは典型的貧困妄想ですねー」とか。

パターンとしてしか見れなくなっていた。

そりゃ、書かれた時代は治らない病気から問題だけど。

現代では、治るっていうか、超絶重い状態精神病ってのが滅茶苦茶レアになってしまった。

  

で、そういうのをもう一度手に入れさせてくれたわ。

主人公精神病設定なんだけど。

「本当に精神病なのか?」という疑いを持てるぐらい説得力があるんだよね話に。

ストーリー展開も神がかっていて。『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』的に2つの話が行ったり来たりして、最終的につながるっていう。

更に素晴らしいのが、登場人物たちの人間性やどうしようもなさが伝わってくる。

  

まあドラマ自体のできがすごいってのはあるんだけど。

文学的意味合いとして、「臨死体験精神病を繋いだ」というのがうまいと思った。

現代では宗教的オカルト的なものは一笑にふされちゃうんだけど。

臨死体験は確かにオカルトとしても異質。

実際に臨死体験を経て超絶能力得てるとかあるから、謎な部分とかは確かにあるんだよね。

ここを結び付けてきたのがうまい

精神病奇跡だの神秘だのでごまかさずに書いてたり、周りの人の空気感ごまかさずに書いているのに。

それなのに、奇跡を書けるってのがすごい。

  

物語のしめかたも上手すぎてびっくりした。

完成度が異常に高い作品だった。

2016-08-16

カオスヒーローズオンラインという韓国産ゲームがあってのう

SEGAが購入したんじゃが運営がクソすぎてすぐに過疎り

運営会社を変えたんじゃが人は戻らずサービス終了したゲームがあるんじゃよ

今日はいかにそのオンラインゲームがクソだったのかを教えてやるわい

 

1.完全チームと完全ソロランクマでもマッチ

フルメンバーが固定で組んでるチームとランダムでくまされたソロマッチするんじゃわい

しかも人が少ないからレート無視してマッチするんじゃよ

当然固定チームはVC駆使してるし慣れたメンツから圧倒的じゃわな

このチームVS野良という構図は当初からずーっと指摘された問題点じゃったが

遂にはサービス終了まで何一つ対策せずに終わったんじゃよ

 

2.RTSに慣れてない日本人に対するチャートが無さ過ぎ

ロールって何それおいしいの?的なジャパニーズたちが大挙してきたのに

それの誘導をまともにせずしばらく運営として放置してたんじゃよ

おかげでキャリー(チームの火力となる存在でこいつがいないと敵を倒しきない)がいないとか

タンク(壁役、最初から最後まで活躍する)が一人しかいないとか平気でピックされて

ゲーム本来の楽しさを理解する前に罵詈雑言が飛び交い罵りあう環境と化したのじゃよ

これもまともに対策するのは運営会社が変わって解説動画をアップするようになってからじゃったが、

こういうのは初動にしないと意味ないんじゃよなあ

今でもツイッターで楽しくしている遠藤豆Pはその熱心さの少しでも

ビギナー指導に当てていれば違う未来を歩けたかもしれないのう

 

3.ニコ生の身内で盛り上がってるだけで大成功勘違い

もう痛々しい限りじゃったよ

同時接続数は全然伸びないし大した実力者でもない放送主でも人気が高ければヨイショされる始末

そして頻繁にネカフェで対戦会が開かれるもその試合内容を使ってレッスンを始めるわけでもなし

やってることはファン飲み会バカ騒ぎしてるだけじゃったよ

その意味のない対戦会の時間ちょっとでもマッチング調整に当てていれば違う未来があったのにの

 

4.本国仕様改悪

RTSといえばリバースヒーローはおなじみじゃが、なんとSEGAのCHO運営はこれを「アバター」にしおったんじゃよ!

アバターまりただの着せ替えの服にしたんじゃよ!

いやあ、運営無知だと恐ろしい限りじゃ、平気でゲームバランスを壊しかねない改悪をしてきおるからのう

この理由リバースキャラではなく着せ替えとして売り出した方が収益が出ると判断したみたいじゃな、謎理論じゃが

そして案の定ブーイングの荒らしで、結局しばらくしたらゲームマネーを返却してリバースヒーローとして売り出しおった

しかもシレっと値上げされての再販じゃ

どんな神経しとるんじゃろうなあ・・・

 

5.通報数の多さ=BAN対象

内容の如何に関わらずろくな調査もせずに通報数が多ければ自動的にBANじゃ

おかげでプレイヤーだんだんチャットすらしないようになり、

黙々と地雷が何をしてようが黙ってプレイして勝とうが負けようがチャットなしでプレイしていたというありさまじゃ

もはや通報機能意味をなしてなかったんじゃのう

対戦会で騒いでる暇があったら通報内容のチェックをしたらよかったんじゃなかったのかのう

 

6.最後まで何が悪かったのか気づかなかったCHO・SEGA運営

最後まで何が悪いのか全く理解しとらんかったんじゃよ

結局担当プロデューサー遠藤豆Pを首にするという形で終わらせたんじゃな

ぶっちゃけるとCHOは最初からSEGAにとって捨て駒だったんじゃよ

それは自社内で開発中のワンダーランドウォーズのための下地が欲しかったんじゃ

よくRTS日本で売るためのタイトルがなかったからとCHOが選ばれた意味説明されておるがこれは誤りじゃ

先に述べたワンダーを売り込むためにRTS存在をある程度認知させたかったのが目的じゃよ

そしてノウハウも回収できた段階で切り捨てたというわけじゃなあ

元々RTS知識なんて無かったエンドウ豆を起用したのも最初から成功させるつもりはなかったんじゃよ

 

とまあ、終わるべくして終わったオンラインゲームの話じゃった

総てのオンラインゲームの終わりには止める止められない以前に理由があるんじゃよ

2016-07-23

結婚相手さがしてます

暑いから実際はいいけど、スーツびしっとキメてるのに

いっきがに股で「コマネチオナニーッ!!」とかいって

白目で鼻の下超伸ばして首かしげたアホ面でお股シャッカシャカオナニー見せ合ったり

そんな異常性愛者2人のロマンチックラブラブちんちんタイム

誰か一緒に過ごさない?

基本靴下フェチから、裸にナイソorビジソorサカストorアンストorスクソorスクハイ一丁で

がに股ニッチョで爪先ピ~ン!ポーズでのおちんちんマスターベーション見せ合い、

ハイソックスあぐらのふくらはぎモミっこ、意味わかんない、ゾクッ寒くなるぐらいの

アホらし淫語、アホポーズ、アホ動き見せ合い発表会、黒パンスト被った変顔に益々惚れ合って

大真面目に愛の告白、誓いのヌチュキスキャッチボール何回も往復溜めごっくんちょ、

そんな靴下ワンダーランドに一緒に行けるアホらしおちんちんボーイいない?

すね毛もも毛ボーボーがに股のど真ん中に勃起ちんちんニョッキシさせたまま

愛のエロティック一発芸見せ合ったり、色んなちんぽっぽ遊び、編み出そう!

そして最後はベッドでアホ面ヌチュキスしながらがに股同時ガッチリ抱き締め合って

ちんちん同士グニュグニュ擦り付け腰クネクネで愛し合いながらイきたい。

アホノリが合ったら、そのまま変態結婚しよう。

171/63/40場所あり足あり、なし

2016-06-21

[]

四月は君の嘘を読んだ。何回目かの再読だったんだけど、びっくりするくらい涙が溢れてきた。正直自分自分にひいた。ないわー、ほんと。ないわー

個人的に、これまでこの作品の涙ポイントは決まって七巻の公生ママ独白だったんだけど、今回はいろんな巻の色んな場面で目頭が熱くなってしまった。

結末を知っているからこそだけど、まだ元気な時のかをりちゃんの言動に隠された心情をちょくちょく想像しながら読んだもんだからその時々で胸が詰まった。一巻のバイオリン発表会の際に彼女は何を思っていたのか、演奏後公生に感想を訊ねて、本人の言葉で返事をもらった時どんな気持ちがしたのかとか、思いを馳せるとすぐに涙腺が緩んでしまう。一番裏を読みたくなる人物だよね。

紘子さんが抱えている負い目も切ない。祭りの場面とか、演奏会の時とか、台詞がない表情だけのコマで何を表しているのか、そんな面持ちで何を考えているのか、ちょっと読むスピードを落として覗き込んでみるとじんと胸に突き刺さる、言葉にならない思いが垣間見えた気がして思わず視界がぼやけてしまった。

今回特にびっくりしたのが、前はそんなに感じ入らなかった最終巻で目がうるうるしてしまったことだった。公正が表現者として伝える対象者を聴衆にまで広げる展開が早過ぎるのは前読んだ時と変わりない感覚だったんだけど、通しで読んだせいか没入感が凄すぎてドラマチックな演出に流されるままに涙を流してしまった。くやしい。

他にも色んな場面でいろんな登場人物の思いや行間なんかをじっくり想像する度に、どういうわけかじんわり涙が浮かんできて馬鹿正直に感動させれてしまった。

出てくる登場人物がみんな血の通った真人間なのが素敵なんだよなあ。綺麗過ぎるって感想もあるけれど、これはこれでいいと思います柏木さんが素敵です。渡は本当に良い奴です。

この作者は表現方法面白い。いろんなところから引用しているのが一点と、エピソード台詞の対比を効果的に使うところが上手いと思う。特に関心したのが七巻。公生が演奏している映像を紘子さんが見ている場面で、感情が高ぶるあまり繋いでいた娘の手を強く握りしめてしまった後、娘に「いたくしないんなら手つないであげる」と返される展開が、幼い公正と母親との関係がそういかなかったことを連想させて、余計と公正の母親が自らのことをひどい母親だと後悔する回想を引き立てているように感じた。椿の時間が止まるという台詞もそうだし、ものすごいわかりやすい例で言えば公正の母親とかをりちゃんの車椅子なんかもそうなんだと思う。

要するに伏線が上手いってこったな。さよならフットボールでも何気ない会話の中で出てきた一言象徴的な決めシーンで繰り返したりしてるから、すごく意識して作ってるんだと思う。どこか忘れてしまったけれど、四月は君の嘘のあるコマを見た時に精緻に積み上げたロジックが完成したかのような一致感を覚えた時もあったから。

残念なのは、ところどころ描写が急な箇所があること。最終巻の公正が決意するシーンもそう感じたし、かをりちゃんが病院慟哭する場面も勢いが良すぎて少し没入感が削がれてしまった。また楽譜に忠実な演奏の描き方が物足りないのも惜しい。おかげで武士の凄みが最後の方まで今ひとつ迫ってこないのが残念だった。

唐突に思い立って読み直したら久々に感動できた気がする。やっぱりいい作品です。後日談が八月かそこらにでるらしいから見逃さずに買わなくちゃ。




全然違う作品だけど、ワンダーランドっていう漫画は二巻になってから面白くなった。一巻はまるまる一冊パニックホラーだったけど、やっぱり状況がわかってくると面白さも倍増するんだと思った。

2016-05-27

http://togech.jp/2016/05/27/36354

記事としてはバランスが気に入らないけど、

扱いの大きさから考えると、小野ほりでいさんが言いたいのって

批判する奴らの分類云々よりもやっぱりここじゃないかなと。

ちょっと批判されたくらいで”好き”じゃなくなるなら

あんた一生何も好きになれやしないわよ!!!

これだよね。

意識高い系批判するななんだのとギャーギャーいう人って

そもそもなんで批判されてるかわかってないし、

批判されたからと言ってすぐ萎える程度なのが一番腹立つわけですよ。

無理に反論しろとはまったく思わないけど、もっと本気さ見せろやとは思います



確かに

新参=まだあまり興味を持ってない人」の話だからそんなんもとめるのは酷だよとか、

やる気をくじくようなことを批判するのはどうかって提言自体には一定正当性があると思います





でもさ。

最近新参らしくない新参」っていますよね。「新参って扱われたいと思ってないよね」って感じの人。

最初からフルの権利を主張したり、あげくほかの人ですらやらないような方法で目立とうとする。

そこまでして出してくるアウトプットが極端にずさんだったり、他人に対して攻撃的だったり、なんかいろいろと「いい加減にしろ」って言いたくなる要素がある。

こういう人って、周りの人としては「いやもうちょっと頑張れよ」って思いますよね。



そういう状態なのに、そこで本人が「新参叩くな」ってお題目を唱えたり、周りの人がそうやって保護したところで誰が幸せになるの?

これって会社部活で言ったら態度だけでかくて仕事できない新人を一切否定せず甘やかして何でも好きにやらせてやればいいじゃんって主張してるようなもんですよね。

その「保護」が働かない場所では一秒だって生き延びられない希少生物をみんなで無責任飼育してるだけですよね。

99.5%の人は好きにすればいいと思って放置しますが、0.5%の人が違和感感じてツッコみいれるのは当然ですよね。




なんというかね。

ただ内輪でキャッキャウフフやりたいというだけなら、クローズドSNSでやるか、目立たないように工夫するじゃないですか。

まらないもの、視界に入らなければ別に誰もなんも言わないですよ。

でも、なんでそこではてブつけあって目立つようにして、わざわざ視界に入ってくるようなところに出ようとするの?

あげく、粘着されてるだの、村批判だの、バカじゃないの? まず自分の行動をかえりみるって発想がないの?

それがほんとに理解不能なんですよ。





互助会だって批判された人のうち

「やり取りに使ってるだけで目立つ意図はなかった」とほんとに思ってる人は、

仕組みを理解した後はあんまり目立たないようになってる。

でも、一部の人間はそうじゃないよね。 あれこれ言ってるけどまだやってるよね。

あい不思議な生き物に対して、ひはんするなってそりゃ筋が通らんでしょ。




存在としていびつすぎるもん。

ネットなんだからブログなんだからかいても自由だろって主張もアホすぎる。

他人の最大幸福マイナス効果をもたらしてまで自由を追及することは許容されてねえよ。

そこで「自分アウトプットを気を付けよう」じゃなくて「批判してくる奴らのせいでまともに書けない」とかって。

どんなワンダーランド想像してるんですか。




プリントアウトして病院いってまず社会復帰しろボケ

2015-09-06

Netflix で見られるアニメ一覧

(2015-09-06 12:00 現在)

2015-05-26

子供と一緒にしまじろうを観なくなるのが寂しい

まだ先かもしれないけど

すてきなワンダーランド観てていつも思う。

ああ、ずっとみんなで一緒に居たいなぁ。

2015-04-17

「まんしゅう」とか「おりもの」への抵抗感

「ちんしゅうきつ男」とか「ザーメンワンダーランド」はそこまで抵抗ないのに、なんでだろう。

特におりものダメだ。不思議だよね、「織物」ならふつうなのにさ。

当方女性である

ちなみに改名案の中では「おりも典子」が秀逸だと思った。

2015-03-07

いわゆるMOBA系って

もちもち

おっぱい

ぼいんぼいん

アリーナにあります

であってるよね??

とりあえずワンダーランドウォーズっていうゲームやりたい。

ゲーセンの。

2014-10-23

チュバチュバワンダーランドって知ってるか

ピンサロ名前じゃねーぞ

あれに出てくるエミお姉さん。おっかねえんだよ。

2014-05-18

日本好きな外国人」に生まれたかった

最近流行の「海外の反応ブログテレビをよく見る。

最初は「褒められていい気持ちになってる日本人目線だったけど、最近は「外から日本を見てる外国人」だったらどんな気持ちか、というのを考えるようになった。

なるほど日本って、外から見たらめちゃくちゃ魅力的で楽しい国だわ。

ユニーク伝統的な文化個性的で深い歴史、最新の科学技術を持ち合わせ、優れた食文化ポップカルチャーがある。

何より清潔で安全。物静かで礼儀正しい民族外国人を快く受け入れてくれる。

海の外から見た日本はいいとこづくしだ。

でも実際住んでみればどうか。

閉鎖的で排他的伝統や習慣。特に労働への意識が高すぎて忙殺されてる。

無能政治家福祉厚生に見合っていない高い税金保険料

凶悪犯罪だって0というわけではない。

そして昨今問題になっているのは男女の恋愛結婚への意欲の低さ。

二次元彼氏彼女が溢れかえるのと反比例に、日本人リアル恋愛出来なくなってる。


どうりで「日本旅行したい」という外国人が多くても「日本に住みたい」という外国人が多くならないわけだ。

前に「私は人種同一性障害で本当は日本人なの」と面白厨二病的な事を言っている10代の外国人女子の記事を見たけど、その子だって「将来は日本移住しようと思ってる」とは言ってなかったもんなぁ。

(なんか心の中で妄想した夢の国みたいな日本暮らしてるらしい)

日本はとても愉快で楽しい国だけど、底辺に生まれた人間には生きづらすぎる国なんだ。

それなら私も「日本好きな外国人」に生まれたかったな。

Japanというワンダーランドに憧れるだけの人生で居たかったわ。

2014-01-26

ナンパとはそんなオオゴトなのか?

僕がナンパをしなくなった理由 

僕がナンパを再開する理由   

http://qloneko.hateblo.jp/entry/2013/08/23/010336

ナンパという行為をやめますというなんか、バンド解散みたいな、

そんなオオゴトなんかそれ?っていうツッコミをしたくなるブログをチラチラみて違和感を覚えたので、

俺の考えるナンパという形の出会いについて。


ナンパデビューは負け癖打破

 〜合コン出会いがなかった/パーティアムウェイにあった〜

私 のナンパデビューについて(この言葉自体気持ち悪いけど。。)私のナンパデビュー出会いを求めて言った

合コンや、当 時、つてで知り合った友達パーティーに言って、

ホイホイ、お金をとられ、アムウェイBBQに連れて行かれ、心底気持ちが悪くなってきたからです。

当 時の知り合いはみんな、自分を持っていないタイプの人だったので、

そもそもコンパを開いてくれるような友人もおらず、たまたま知り合った先輩に連れられて

上のパーティを行って、ハシゴして、今日も戦果なし、アムウェイだらけ、みたいな負け癖がついていた時に、

ハシゴしている道路で、先輩に声掛けてきてこいよて言われて、

しろパーティーにいた女子よりはるか性格も見た目もきれいな人と盛り上がったのです。


ナンパデビューといわゆる初ゴールについて

上記のような、事があって、ナンパをしようとしていましたが、

やはり 最初ハードルとしては、道でナンパするっていうのは厳しい。

いまは一番のブルーオーシャンだと思いますが。そこで、300bar (新橋)や色んなところに繰り出していましたが、

やっぱ競合が多く、女子の売り手市場感はハンパないです。


そんなこんなでやはり負け続けて いたのですが、たまたま酒を飲んでいて(おっさんしかいない立ち飲み)、

鈴木保奈美に似た子がいたので、声をかけたら、話が盛り上がり、二次会に行こうとなって、

しろ向こうからホテルでしょみたいな形になった訳です。

サラっと書いていますが、、ここまでたどり着くのに、多分めちゃめちゃ負けてます

結果家に来てもらい、ゴールへとたどり着いたわけです。

楽器をやっているモロどタイプの子でした。尊敬できる人だったし、一緒にいて楽しかった。

ナンパという武器経験、失敗、そしてみんな結婚していった。

この経験は自信になり、ナンパという武器を手に入れたという事になりますが、ナンパってやっていくと分かりますが、

やはり、色んな事を経験します。リスカの子はいなかったけど、悪夢を見るのか、薬をやっているのか、、、

という子や、逆ナン?されて、ついていったら薬をもられて財布や、iPhoneを盗まれたことや。

でも基本的にいやな事というより、感謝されたり楽しかったと言われたことの方が圧倒的に多いです。

で、自分にも彼女ができて(相当前の合コンつながり)その間は葛藤がありました。

ナンパってしていいのか?と思いながら。。結婚をしようかという話にもなって、

色々あって別れました。その間はやっぱ何か癖でナンパをしてしまい、罪悪感のようなものは当然感じていました。

更にいうと、みんな結婚していく。家庭を手に入れ、ゆるやかにランディングしていく中、

俺こういう感じで大丈夫か?という気分になったことはあります


ナンパというより、無を有に変えている、最初きっかけ(ブルーオーシャン戦略日常に無い深みを与える出会い

宮台真司氏によると、日常を抜け出しワンダーランドへとつながる云々といっておられますが、ソレは確かにそうだと思います

ナンパして出会う子っていうのは、何か普段の生活で持っていないものを持っている人だったり

(逆にいうとそういう目が自分にできているのかもしれないですね)、

それがきっかけでいろんな繋がりができたりします。

そして、何よりイニシャルコストゼロです。コンパに行く前に可愛い子は来るのかとか、

誰かと競合するとどうするんだとかそういうことは気にしなくていい。

ブルーオーシャンに行かないとできない経験ができたりします。

自分生活をしっかり守り、仕事もできる、それと並列してできるような人間になれると

多分面白い人生になるんじゃないかなと思っています

2013-05-30

まねして本の紹介 その2

http://anond.hatelabo.jp/20130529230131 の続きです。長くて途中で途切れるため分けました。このエントリで紹介するのは以下の本です。

名人に香車を引いた男、八十歳のアリア―四十五年かけてつくったバイオリン物語記憶の切繪図, 弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖

影響を受けたブログは20冊の本を取り上げていた訳だが、自分で真似をしてまとめていく内に20冊よりもずいぶん多くなってしまった。なので、上記4冊は似たテーマなのでまとめて紹介することにする。この節は日本人自伝だ。

「名人に香車を引いた男」は昭和将棋指し(棋士)の升田幸三名人の自伝羽生善治さんがもし生きていたら是非将棋を指してみたい棋士の方だと聞いたことがある。

生き方はなんとも痛快。昔の人のバンカラな感じというか、そういう感じが良く出ている。この人のように、どんな人にも自分の本音を話せる人は今日本の中にいるだろうか。そして、名人になった時の一言が心に残る。

「八十歳のアリア―四十五年かけてつくったバイオリン物語」は糸川英夫さんの自伝だ。この方はロケットが専門の研究者で、戦時中戦闘機設計に関わっていたり、戦後もロケット開発に関わっていたりする方だ。戦後間もない時期は失意に沈んだ時期で自殺も考えるほどの状況だったが、バイオリン製作きっかけで少しずつだが自分を取り戻していく。そのバイオリン製作には完成までに40年以上もかかった。そのバイオリンとは――。

升田幸三名人、糸川英夫さんの両氏とも戦争の影響が人生に大きくのしかかる。その点でまとめさせてもらった。それと、両氏の著作とも読んでもらえばわかるが、自由だ。それ以外はあまり共通項はないけれど、読んで楽しい本だ。重い話はないし、読みやすい本なので手に取ってみてほしい。

記憶の切繪図」は「フェルマーの最終定理」の中で登場する志村五郎博士自伝。「フェルマーの最終定理」の中でサイモン・シンさんは志村さんにいろいろインタビューしている。その中で数学における「良さ」とは何なのか、それに答えるシーンがある。その答えが簡潔なのだけれど、それ以上無いくらい志村さんの数学のとらえ方を表しているように思え、興味があって読んだ。

この方も上記二人に劣らないくらい自由だ。Amazonレビューには高木貞治さんを愚弄しているという指摘がある。しかし、だからといって謙遜して書いてもらっても一読者としてはおもしろくも何ともない。むしろそのまま出版してもらって良かった。

こう書くと志村博士はずいぶん口の悪い人で、ある種の暴露本に思えるかもしれないが、そうではなくて、要所要所に意図して書かないことがあったり、感情を押し殺した表現がちらちらあるのだ。それがあるから志村さんの人となりがわかった。良い自伝だ。

弁護士、闘う―宇都宮健児の事件帖」は少し前に東京都知事選立候補されたり、弁護士会の会長をされていた宇都宮健児さんの自伝だ。まだ自伝を出すには早いと思うので、半生を綴った本としておいた方がよいか

決して飾らないその人柄は文章にもそのまま表れている。豊田商事事件、オウム真理教の一連の事件、カード破産の話など、弁護士として関わった事件の数々。それらを振り返りながら、今されている仕事にも言及している。自分法律のことは全くわからないが、こんなに多様な類型、しかもその事件が発生した時点では立法のものが不整備だったり、法解釈が分かれていたりといった、未開拓の問題に対処するのは並大抵の法律家にはできないように思える。それをまるで飄々とこなしているような姿は、武道の達人のようだ。

気負いのなさと実直さ、そして執念を感じる本だ。宇都宮健児さんへのインタビューが下のURLにある。興味のある方は見てほしい。

からくり民主主義

この本は学生時代に講義で先生おすすめされていて読んだ本だ。著者は高橋秀実さん。

高橋秀実さんはルポライターで、自分の体験を元に本を書く方だ。ただ、ルポライターではあるけど、少しほかのルポライターと毛色が違う。本来ルポライターは事件や事故が起きたら素早く現場に赴き、当事者インタビューをして、それらを記事や本にする。高橋さんはそれらの事件や事故が起こって、ほとぼりが冷めたあたりでインタビューに出向く。時期がかなり遅いのだ。

元のブログでは物事には多様な見方解釈があって、一元的に判断することは危険なことを理解するための本として「バカの壁」を挙げていた。その点では、この本も内容は似ている。面白いのは、この本ではそれが「実例」でいくつも挙げてある所だ。

ニュース番組新聞では、大きく取り上げられていた事件・事故が、実際に現場に行ってみると「あれ?」と思えるくらい当事者たちは冷めていたり、むしろその状況が続くことを望んでいたり――。読み進めていくうちに、不謹慎かもしれないが笑ってしまうような話になっていったりするのだ。某映画台詞の反対で、むしろ事件は会議室しか起きていないんじゃないか?、という気持ちにもなる。

自分単行本ハードカバー)で読んだ。解説を村上春樹さんが書かれていた。(はずだ。確か)

堅苦しい話ではないので、気楽に読んで、何度かたまに読み返すとその度に不思議な気持ちになる本だ。

冬のデナリ

著者は西前四郎さん。半分が小説で半分がノンフィクションといった感じの本だ。

デナリというのはアラスカにある山の名前で、日本では「マッキンリー山」と言った方が通りがよいと思う。この山を登る登山家チームの話だ。ちなみに、植村直己さんはこの山で行方不明になった。(この本のチームとは無関係だろう)

厳寒期の冬山を登る人の気持ちは自分には想像もつかない。だけれども、そんな自分にも山を登るチームワークの大切さと難しさ、軽く見積もった事象が後にやっかいな出来事にふくらんでいくその状況判断の危うさや過酷さ、そして生きることへの執念といったもろもろが、響いてくるような本だ。

今の登山の装備と比べると、重かったりかさばったりしてその面でも大変だったはずだ。写真のページを見ると、そんなところも気にかかった。

この本も最後一言(だと思ったけど)が良い。

この本のあと、山登りの本は植村さんの本(「青春を山に賭けて」)も読んだけれど、こちらの方が山について全く知らない自分には印象に残った。所々で登山の道具の名前ハーケンとかザイルとか)が出てきて、イメージができない自分のような人は、出てきたところで、ググったり辞書で調べて簡単な絵を紙に描いておいて、再度出たときにその絵を眺めたりしながら読むとより読みやすいと思う。

パタゴニア―あるいは風とタンポポ物語

この本は椎名誠さんが著者だ。椎名誠さんは今はエッセイ世界各地を回った紀行文を書いたり、写真家であったりとマルチ作家だけれど、この本が出たのはそうなり始めてすこし経った頃だ。

冒頭から危機的な状況である。にもかかわらず出発するのだ。この判断は本当だとしたらすごいことだ。何が危機的なのかはここでは言わないけれど、読めばすぐわかる。

全体として、椎名さんが書く紀行文自分で感じたことをズバズバわかりやすく書いていく方法なのだが、この本はそこまでズバズバ書くと言うよりも、なんとなく「岳物語」につながるような、私小説風の書き方をしている。その書き方もあるし、パタゴニアという場所のせいもあるからか、行き止まりに向かって進んでいくようなやり場のの無さを感じる。それが途中ですっと消えて静かな感じで終わるのだ。自分はそこがとても好きだ。精神的な閉塞感がふと消えて、やさしさが残る本だ。

から春にかけて寝る前に少し読むのが似合う本だろう。この本は文庫版もあるけれど、ハードカバー装幀自分にはしっくりくる。

カヌー犬・ガクの生涯

カヌー犬・ガクというのは、前に挙げた椎名誠さんの飼っている犬の名前だ。その犬は手こぎボートの船頭に座って川下りをするのが得意という、ちょっと変わった特技を持つ。

その犬と椎名誠さんの友人の野田知佑さんが、日本世界の各地を巡ったときの話をまとめたのがこの本だ。著者は野田知佑さんご自身。

カナダユーコン川を下ったり、北極(か、南極か忘れてしまったけれど)に行ったり、といろんな所に行って危険な目に遭ったり……、南国に行ってのんびり過ごしたり。少し羨ましいけれど、いざ自分が行くとなるとそんなところはとても怖くていけないようなところに行く。

犬を人間と同じように扱うという著者なので、犬が好きな人はより楽しめるだろう。元のブログとの対応としては「深夜特急」にあたるかな?(やや無理矢理だけど)

ピアノ調律師

著者はM.B. ゴフスタインさん。翻訳は末盛千枝子さん。絵本だ。(やや字が多いけれど)

小さな女の子主人公。おじいさんがピアノの調律を仕事にしていて、おじいさんとしては女の子ピアニストになってもらいたいのだけれど、女の子はおじいさんのようにピアノの調律をしたくてたまらない。そんなときに、ピアノの調律を頼まれるのだ。

あらすじで書くとそんなに心惹かれる感じは無いかもしれないが、絵の良さ、そして言葉の良さ。二人を取り巻く登場人物の面々もすばらしい。

「謎のギャラリー」のところで言及した「私のノアの箱舟」も同じゴフスタインさんの絵本だ。こちらもすばらしい。ゴフスタインさんの本はほかにも何冊か読んだけれど、この本が一番絵本らしい絵本だと思う。絵の良さはいくら文章にしたところで伝わるものではないので、図書館で借りたりして手に取ってみてほしい。もちろんM.B. ゴフスタインさんのほかの本を読むのも楽しい

数学ワンダーランド

中学校で習う数学を、苦手な人も得意な人もできるかぎり楽しく考えていこう。それがこの本のテーマだ。中学生向けの数学月刊誌で連載していた読み物をまとめた本で、著者は小島寛之さん。はてなダイアリーを利用されている( http://d.hatena.ne.jp/hiroyukikojima/ さん)ようだ。

数学は、学習が進むにつれてどんどん(指数関数的に?)難しくなっていき、小学校中学校では好きだった人もだんだんと距離を置いて離れて行ってしまう……、そんな科目だ。なかなかずーっと数学が好きで好きで……、という方はいないのではないかと思う。おそらく数学プロの方(数学者のような)でも、そのキャリアのところどころで難問にぶち当たり、歯がゆい思いをするのだろう。(そういう話は前に挙げた「フェルマーの最終定理」にちらっと出てくる)

そんな風にだんだん一般人数学から身を引いていきがちになるわけだけれど、この本は、わりと数学算数を学び始めた頃に不思議に思えたことを延長して話をすすめようとしていく。こういう書き方はやろうと思ってもとても難しいはずだ。著者は数学が好きな気持ちと、一方で嫌いな気持ちの両方を持ち続けているような、そんな状態になるだろうから。嫌いな人の気持ちになって、そしてそのどこが嫌いなのかを共感した上で話を進めつつ、好きな人も読めるようにする配慮を怠らない。そんな書き方がされている。

この本が持つ数学へのアンビバレントな思いは、いわゆる数学(の歴史を中心とした)解説本でもなく、かといってとっても難しい数学ドリルみたいな本でもなく、わかりそうでわからない絶妙な問題の難しさと相まってなかなか類書がないと思う。くわえて、ところどころに経済学の話とかもでてきたりする。好きな人もそうでない人も読んでみてほしい。なんとなくわかりそうで手が出ないあの「数学の感じ」を思い出すはずだ。

同じ著者の「解法のスーパーテクニック」も良い本だ。ただ、一冊にしろと言われたら「数学ワンダーランド」かな。ほかにも小島寛之さんの著作はいくつかあるのだけれど、自分が読んだのはこの2冊だ。なのでほかにも良い本はあるだろう。

元のブログとの対応としては細野さんの数学の本としておく。(その本を読んでないのでどこが?といわれると、単に数学つながりなだけだ)

心地よく秘密めいたところ

この本は幻想小説というのだろうか。ファンタジーだ。著者はピーター・S・ビーグルさん。翻訳山崎淳さん。

この本はとても雰囲気がよい。あらすじはそんなにたいしたものは無いんだけど、夏の早朝のような爽快な感じがある一方で、なんか少しじめっとした感じもするのだ。

Amazonレビューがこの文章を書いている段階で4つある。で、そのどれもが作品の魅力を的確に紹介しているのだけれど、なんだかそれらのレビューだけではこの本の良さを伝えきれない感じが残る。言葉を連ねてもなかなか伝わらない感じがする本だ。

この本を自分は夏の終わりの頃に読んだのだが、その頃の陽気にとてもよく合う本だった。光の強さと日の入りの早さがこの本の主題に合ったものからだろうか。「リプレイ」が動くSF小説に対して、この「心地よく秘密めいたところ」は静かにじっとしている感じだ。でも、どちらを読んでも同じ思いに至るはず。不思議だけれど。

東チモール県知事日記

著者は伊勢崎賢治さん。この方は日本大学卒業されたあとにインド民衆グループリーダーをされて、その実績を買われ、国連の要請東ティモールに赴任する。(下のURLに伊勢崎賢治さんへのインタビューがあるので詳しいことを知りたい人は読んでみてほしい。)

こういう日本人って(自分不勉強なせいかもしれないが)あまりいないと思うのだ。杢尾雪絵さんくらいしか自分はほかに知らない。

ずいぶん前に読んだので細かい記述は忘れてしまったけれど、この本の良さは著者が見たこと、感じたこと、やったことが率直に書かれたところ。そして日本に住んでいる限り想像できない「危険」な東ティモールでも、危険な所もある一方で、そうでないところがあるといったような、現実の姿が伝わってくるところだ。

外見はなんかどこにでもいそうな感じのおじさん(もし本人や関係者がこの文を読んでいたら失礼で申し訳ない。すみません。)だ。だが、インフォーマルな組織における統率の方法や、戦争犯罪者をどのレベルまで処罰するのか、など、繊細な問題への対処。こういうのは前者は経営学とかで少し研究されているようだけれど、じゃあそれが実地で適用すれば問題は解決するのかというと、そうでも無いと思う。そういった「答えが見えない問題」へどうやって取り組むのか――。しかも異国の地で。

そういうことを知りたいときに読むとよいかもしれない。自分も詳細を忘れていることに気がついたのでもう一度読むことにする。それにしても久しぶりに上のインタビュー記事を読んだけれど、タフな人だ。

ニッポン貧乏旅行

著者は藤本研さん。この本は、藤本研さんがおよそ半年をかけて日本を歩いて一周をした旅行記。旅行記というよりも生活記録といった方が良いかもしれない。

生活記録なので、朝は何時に起きたとか、午前中はどうしていた、お昼は何を食べた、などなどそっけない記述が中心だ。でも、そのそっけなく感じる記述が妙なリアルさを出していて、読んでいると日本ってこんなに広いんだと思わせてくれる。それと歩いてたどり着いた各地の景勝地を見るとか、そういうことも無くて、そこもこの本の特徴だ。タイトルに「大貧乏」と付くのは、宿泊ほとんどを野宿やお寺の本堂の隅を借りたりして無料でまかなうことによる。食事もとても簡素ものだ。

本のはじめに藤本研さんの歩行ルート日本地図と一緒に図示されていて、その後にスケジュール表があって、それをみるのも楽しいたんたんと書いてある中の楽しさ、と言って伝わるだろうか。

たまにアクシデントに見舞われるのだが、そのアクシデントがなんとなくユーモアがあるというか、おだやかな感じだ。日本一周するからと言って、気張らず、藤本研さんはたんたんと歩いて行く。歩いている途中で同士がいたりする。そういう記述もなんだか一緒に日本一周しているような気持ちにさせてくれる要因だろうか。

自分は今まで挙げた本はだいたいは図書館で借りて読んでいる。この本もそうだ。再度読みたいのだが、図書館で借りようとしたらいつの間にか消えてしまっていた。残念だ。






(まだつづく、かも。)

2013-02-25

[] id:monaken寄付金使い込み」の誤解に対する説明 - CHINGE

今日馬鹿はこちらのブコメ欄。

寄付金使い込み」の誤解に対する説明 - CHINGE

http://www.misokichi.com/chinge/2013/02/post-197.html



monaken

地獄ワンダーランド, Read It

作り手が報酬もらって何が悪い?こういう「無償強要」が被災地経済活動や支援体制をこわしてるんだよ。

鈴木みそ告白して謝罪してるのは

自分で「この連載の原稿料を全額寄付します」って言い出したのに果たせなかった(一時的な話であり現在は適正に処理済み)、

って話だよ。

これはただの自分チョンボなんだからごめんなさいするしかないだろ。




このid:monakanの擁護は

何か他人が鈴木みそ原稿料放棄強要した時になりたつ言い分であって、

この件には全然通用しないどころか、

…つーかそもそもこいつ本当に話を理解してるのか?

ちゃんと読まずにこんなコメント書いてるなら〇ぬべきだし

熟読した上でこうなってるなら迷惑からやっぱりコメントするなよ。





何がどう迷惑ってな、

こういう理屈にどでかい穴が開いた欠陥擁護は

この件で鈴木みそを疑う人々や叩こうとしてる勢力には積極的に採用されるんだよ。

「みそサイド」の意見として加工されてしまう。

「みそサイド」がこんな筋の通らない居直りをしてやがるぞ、やっぱクソだわ、

とこうまとめられてしまう。




まり、一番迷惑するのは馬鹿に庇われた鈴木みそ当人なんだ。

「黙ってればわからない事を自分告白して誠意を見せる」ステージだったのに

馬鹿が横から筋違いの居直りみたいな理屈で擁護してくれると

鈴木みそ当人が居直りをしたみたいになっちゃうんだよ。

こういうのはリアルでもままあることだし、

ましてネット伝言ゲームでは高い確率でそうなる。





この件はネットに限らないな。

誠実にきちんと対応しようとしてる人間ほど、

馬鹿筋違いな支援砲撃されるのは本当に困るんだ。

馬鹿が一匹味方につくのは凡庸な敵が10人増えるよりツラい。

馬鹿はよく覚えとけ。

2013-01-24

gk

部屋の中にひょっこり姿を見せると次は街中をめぐる配管をさまようゴキブリ

無職ゴキブリ

ゴキブリよ。生きるにも能力必要だと知っているかい。

死にたいゴキブリ

朝起きたら昼過ぎまで体が泥のように重いワンダーランド

鬱のゴキブリ

苦しいなんて嘘だから信じない信じないなんて。

夢をみるゴキブリ

白くて硬い立方体のザラつきを齧って確かめると昨日と同じことしていると気がついてザラつきが自分の歯の形をしていることに気がついて。

考えるゴキブリ

首を吊る。

私。

2012-07-09

モンスターでいたい

いじめ加害者ってモンスターに見えるよね。子ども虐待する親も、生活保護を受給しながら寿司の出前取ってる奴も、借金背負ってもパチスロやめられないDQNも…」

「…ひきこもって親を殴ってる三〇代ニートも、みんな内省能力を欠いたモンスターしかみえないよね。で、それだいたい誤解だから差別偏見の問題は、内面という共感の回路をあらかじめ塞ぐところにあるのかも。」

http://togetter.com/li/334646

いじめ加害者被害者傍観者と一通りやってきて、残りは幸いにも縁なく済んでるくらいのところにいる者ですがスレタイ。いやスレッドじゃないから記事タイ

内省内省能力。もういいからそういうの。もういいじゃん。

もういいでしょモンスターでも。脱モンスターの可能性みたいのやめてほしい。断固やめてほしい。

俺はモンスターなんですー。ナチュラルボーンモンスターボーン・ディス・ウェイ

あなた方にとって不快なのは謝りますが断固改めませんし割とすぐに牙を剥きますー。ええ謝罪は口先だけですし賠償なんぞ致しませんが何か。おかねがないのよ昨今のモンスターは。ゲ○ゲの彼だってバイトとかしてたでしょ。

信頼しないでください常に裏切り続ける所存です。当たり前の期待も寄せないでください答える必要はない。

許容も必要ありませんそれは私を許容せねばならないあなたの問題であってわざわざ許容して「くださる」旨を私が感謝せねばならない道理はない。

俺はモンスターとしてもかなり器の小さい方であって例えば怒り狂った群れをおびき寄せるために串刺しにされて宙づりになって体液どぼどぼとかになったら美少女が泣いて謝ってくれてもたぶん人間を許さないタイプです。

いやどうかな。そういうのはちょっと違うか。

俺の場合美少女が泣いて謝ってくれたりとかしなかったか人間を許さないだけか?

でも美少女どころか普通人間はたいてい泣いて謝ったりしてくれない。

無関係な人間には謝る義理とかないしそうなると解っててそこまで持ってった人間はなおさら謝らない泣きもしない。「謝るべき悪い事」だと認識してない。

だってモンスターしかも体液どぼどぼ流してるし。

青い血とかだったらまだ絵になるかもわからんが残念なことに主成分は涙と排泄物悪臭ってレベルじゃない。色とか描写させんな。

涙と排泄物だったらちょっと大量に垂れ流したって即死はしない直ちに影響は無いと考えられるが単純に生活上不快なので今はバルブを締めていますバルブを締めていられるのも我が身のモンスターっぷりに開き直ることができたからこそ。

アイアムハングリーモンスター。チョウチョを食べたくらいじゃとってもお腹が追いつかないのでモンスターの恋が報われたり報われなかったりするようなお話を食べて生きている。もちろんそれでもおっつかないので今朝はホウレンソウサラダとか食べた。せっかく食べたんだから涙や排泄物じゃなくてちゃんと血液還元したいわけです生きた血に身体を循環する血にたぎる血に。

魔物の血。浴びた者もまた魔物となるであろーふはははは。

俺はそうやって魔物ワンダーランドを作るべく目下画策中なのです。

からもういいじゃん。いいでしょもう内省とかそういうのは。

ナチュラルボーンモンスター、今更人間に還れとか言われたってふざけんなっていうより無理難題。何せ彼らには言葉が通じない。見えてる色とかたぶん違うよ。俺の見ている血の赤は彼らには何かきっと別の色に見えていてそれが全人類スタンダードでつまりモンスターってことなんだよ。

例え美少女が泣いて謝ってくれてもやっぱり俺は彼らを許さない。

2012-04-07

人間を殺しているという感覚全然なかった

松井監督の『日本鬼子(リーベンクイズ)』を観る。東京ではユーロスペースで大ヒットした作品だ。これまで観る機会がまったくなかったわけじゃないけど、往年の日本兵士たち(つまり老人たち)のインタビューだけで構成された三時間近くの作品と聞いて、正直に告白すれば、これまでどうしても食指が動かなかった作品だった。でもせっかくの機会だから観た。退屈だったら途中で退席すればいいと思っていた。会場のシティホールはほぼ満席。結論から書けば、僕は最後まで座席に釘付けだった。まさしく一歩も動けなかった。

 戦争時、虐殺行為を働いた兵士たちの証言はこれまでも何度か聞いたことがある。でもそのほとんどは、同じ舞台兵士がやったという目撃談か、上官に命令されて仕方なく……式の証言がほとんどだった。つまり傍観者であった(制止できなかった)自分を悔いるか加害者でありながら戦争という構造的な狂気被害者でもあるというエクスキューズは残されているのが常だった。しかし『日本鬼子』に登場する元日本兵たちのほとんどは、まさしく虐殺の命令を自らの意思で下した上官か、そうでなければ実際に手を血で染めた兵士たちだ。まずはその身も蓋もないほどの事実に圧倒された。

 中国の村を襲い、略奪と村民全員の虐殺をはかった兵士の証言が出てくる。家の中で幼児と共に震えていた若い妊婦を見つけ、レイプしようとしたが抵抗されてかっとなり、妊婦の髪を摑んで家から引きずり出して、井戸の中へ叩き込んだという。泣き叫びながら井戸の周りを走り回っていた幼児が、家の中から椅子を持ってきて井戸の脇に置いてよじ登り、母親の名を呼びながら中を覗き込もうとしてつるりと滑り落ちた。その一部始終を眺めていた彼は、部下に命じて井戸の中に手榴弾を投げ込ませた。

 目撃談ではない。命令されて仕方なくの行為でもない。証言する彼が、まさしく自分の意思でやったのだと断言した。

中国人を同じ人間とはどうしても思えなかった。何故かは分からない。でもとにかく、人間を殺しているという感覚全然なかった」

 登場するかつての皇軍兵士たちのほとんどは、そうつぶやいた。七三一部隊中国人捕虜たちを材料に様々な生体実験を率先してやったお爺さん。南京で何十人も虐殺して河が紅く染まったと証言するお爺さん、捕獲した民間人中国軍スパイだと決めつけて拷問の末に片っ端から銃刀で突き刺して殺したお爺さん、中国娘をレイプした後に虐殺してその肉を部隊全員で食べたお爺さん。たくさんのお爺さんたちが、縁側で、茶の間で、ホテルロビーで、診療所で、午後の柔らかい日差しに包まれながら、蝉の声を聞きながら、訥々とそう告白する。

 慟哭はない。嘆息や逡巡や絶句すらほとんどない。松井監督はそんな要素をすべて削ぎ落としている。作品としての評価は分かれる部分だと思う。僕がもしこの作品の編集担当したとしたら、インタビューの内容よりもむしろ、お爺さんたちの話の合間に生じるそんな余白に興味を持つだろうし、カットとしても最優先するだろう。そもそも彼らへのインタビューの交渉そのものを素材にしていたかもしれない。

 しかし結果として、そんなニュアンスを徹底的に削ぎ落としたインタビューは、これ以上ないほどにグロテスクものになる。「内臓がドバーッと出てきましてね」と苦笑混じりに語るお爺さんを眺めながら、彼らは殺人鬼でもないし血に飢えた狼でもないと客席の隅で僕は歯を食いしばりつづける。親を敬い初恋に胸を焦がし子供を愛し、笑ったり泣いたり、憎んだり赦したりしながら、戦後の半世紀以上を市井の片隅で生き抜いてきた人たちなのだ。だからこそ考えなければならない。優しく穏やかな僕たちが、そんな残虐さを何の躊躇いもなく発露することがあることを、僕らは自分たちを主語として考えねばならない。

晶文社ワンダーランド」優しく穏やかで残虐な我ら 森達也(2002/4)

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