はてなキーワード: ファンタジーとは
横だけどわかる。
俺もマナとか魔法とかエルフとか竜族とかオークとかファンタジー設定受け入れられるのに、ドラゴンを剣で倒せる設定に納得できないことが不思議。
でもそう思うのは俺がそういうマナとかのファンタジー文章一切受けつけないからかもしれない。
マナの存在に納得できる、ドラゴンが剣で倒せることに納得できる、最強主人公の強さの理由に納得できる
人それぞれ納得できたりできなかったりすることが違うんだろうな。
その剣と盾が、ドラゴンの鱗を貫通して体内に雷とか爆炎とかを流し込める魔剣と、バリアを展開してブレスも爪も跳ね返せる魔法の盾なら、それなりの戦闘経験がある奴なら勝てるだろ。
勿論そんな便利なものが多数あってたまるかという話ではあるが、そういう突破口を用意できるからファンタジーなんでしょ?
あと、ゲームだとウィザードリィエクスは「ドラゴンの生活圏を越えられないから人と魔族がそれなりの期間遭遇しなかった」という設定がある。
一方でドラゴンに傷をつけることができないドラゴンスレイヤーというわけのわからんものをタイトルにまで掲げてたゲームもあるが。
三巻くらいまで読んで、投げ出してしまった。
いや、テーマの重厚さとかは分かるんだよ。厨二テイストのバトルの中に「大人になるってなんだろう」みたいな、そういうテーマ性を持たせたいっていう意図は分かるし、それに関してはよく出来てると思う。
でも人物の心理描写がダメだった。全体的に、ファンタジーな側面と現実的な側面がごっちゃになってて読んでて納得がいかない。
主人公は突然殺気めいたりするし。なんだあれ。普通の大学生は人の殺気を感じたり殺気を出したりしねえよ。
別にファンタジーを現実的に描くのがダメだとは思わないというか、そこは大好きなんだけど。例えば「とらドラ!」だと、前半はテンプレ萌えアニメなキャラクターが話が進むにつれてすごいリアルになってくるところが良かった。
でも「惑星のさみだれ」だと、そこのリアリティーがごっちゃになってて、カッコつけた発言がギャグなのか本心なのかがよくわからん。
漫画のカテゴリでいう恋愛ものっていうのはサッカーものや能力バトルものっていうのとは分類は違う気がする。
だって恋愛って作中で描かれる人間模様の事であって、どんな舞台やシチュエーションでも自由な筈だから。
「恋愛」に対応するのは「友情」や「親子愛」「兄弟愛」なんかだと思う。
少女漫画が恋愛ばかりっていうならジャンプだって友情・努力・勝利ばかりじゃん。ワンパターンじゃん。でも「友情ばかりでつまらない」なんて言わないでしょう
友情は崇高で素晴らしいものだけれど恋愛は低俗でくだらないものって言いたいんだろうか?
年頃の少女を主人公にした場合恋愛が話の主軸になるのは自然な事だと思うから、少女漫画が恋愛ばかりでもそこは叩くポイントじゃないと思うんだよな。
少女漫画に多様性が無いというなら問題は恋愛ものばかりな事じゃなくて学園ものばかりとか、主人公とヒーローが似たタイプばかりって方じゃないのかな
具体的にどのファンタジーだよ? 言ってみろよ
ばのてん! 1巻
ばのてん! SUMMER DAYS 1巻
河添太一
安かったから。
コンビ漫才的定型フォーマット上でギャグが展開されており、ツボれば面白い。
放課後さいころ倶楽部(1) 中道裕大
タダだったから。
画が残念で内容に目がいかない。後頭部がボリューム不足なのに顔側は普通のサイズになっている(目口鼻を描かないといけないので前面はそれなりにスペースが必要)ので顔が前に落っこちてる。首や耳の位置も不自然になってしまう。特にツーテールの子は髪を上げているので後頭部が隠れず、崩れが顕著で見ていて辛い。
ヨコクチも不自然さが目立つ(ヨコクチそのものが悪いとは思わないけど)。にもかかわらず真横アングルが多いのでさらに辛い。
ただ、正面は結構良い絵がある。フワフワショートでつり目の子なんかは割と好き。
制服のリボンの位置が高すぎるのも気になる。苦しそうだし出来そこないのコメディアンみたいでかわいくない。
ちおちゃんの通学路 1 川崎 直孝
面白いところもあるが、スベってるところも多い。
ホームセンターてんこ(1) とだ勝之
画の古さはそれほど気にならないものの、ノリの古さが辛い。
ただ、そもそも古い作品なので、この評価は不当ではあると思う。
私がモテてどうすんだ(3)(4)ぢゅん子
だいぶ前に1,2 巻を買ってそれ以降放置していたがなんとなく3を買ったら面白かったので、4も買ったら4はつまらなかった。
群像的に脇役にスポットを当てているが、コンプレックスをネタにしたありきたりな展開で退屈だった。展開に苦慮してるなあ。と言った感じ。笑いを狙いに行くところもやや定型化していて風速が落ちてる。
体と顔のバランスが「?」な時もあるが(極端に顔が大きいわけではないのに、顔が浮いて見える)、基本的に上手いと思う。顔の造形や表情の丁寧さは見ていて楽しい。
江戸時代+同人という設定にはやっぱりちょっと無理があるかなという感覚が否めないものの、これはこれで良い気も。斬新ではあると思う。斬新さを求めてややスベったともいえる。
同人がらみの話よりは日常生活+ちょっとしたイベントの回が面白いと思う。まりが太夫になる話は絵も内容も良かった。
向ヒ兎堂日記 1巻 鷹野 久
画は割と好き。女の子は顔も全身も可愛くて良い。話はよくある奇譚もの。回ごとの小さいエピソードと回をまたがる大きいエピソードが並列する形式で、それぞれ手堅い展開を見せている。
クジラの子らは砂上に歌う 1,2 梅田阿比
人も背景もうまいと思う。ファンタジーは背景超重要だと思うが、細かいところまで描きこんでいて良い。ただ、美形男子が女の子に見える。
内容はシリアス系ファンタジーを狙いながらキャラの味付けやノリが大味でアニメ/マンガ感が強くてチグハグな印象。人が大量に死ぬシーンでも「やりきれなさ」みたいなものが伝わってこないし、主人公の幼馴染が死ぬシーンでも喪失感が薄い。圧倒的な力の差を持つ敵からの敵襲を受けたときの絶望感と言ったものも伝わってこない。表現しようとしていることはわかるだけに歯がゆい。いずれもキャラの演出の大味さによるものなのかな。。
展開はナウシカなどを踏襲していて、画力もあり演出が良ければはまるだろうと思われるだけに非常に残念。
また、説明が多く物語に没入しずらい。説明し続けないといけないほど設定が肥大しており、設定のダイエットが必要なんじゃないかと思う。
父親は仕事で忙しく、幼少時の僕の面倒は専ら祖母が見てくれていた。
天真爛漫に自由な軌跡を描く身勝手な性格はどうやら星の運命の下に決められていたようで、結局僕のどこをトンカチでぶん殴ってもその軌道修正はかなわなかったが、おかげ様で見てくれだけは立派な青年に育つことができた。
しかし成人してから数年が経ち、父は死に、祖母は痴呆で虚ろになった。
父は持病持ちで長生きできないことは分かっていたし、母代りをしてくれた祖母の事は幼少期の頃よりなおさら覚悟していたことだった。
一人立ちはしているので実生活はさほど変わっていない。
しかし、いざ仕事を辞めようとか、新しいことに挑戦しようだとか大きな決断を考えた時、理解して後ろ楯となってくれる人間を失ってしまったなあと強く感じる。
だから、だろうか。
「失業保険ニート最高だわwwwもう働けない身体になっちゃったww」
実家に戻り、旅行や惰眠を楽しみながら思い出したかのように転職活動をしている友人から社畜乙メールがくると僕は正義の怒りにうち震える。
時々正義を執行するため、朝早くから鬼のような着信をいれてやる。
採用通知の電話がいつかかってきても良いように音量をあげて枕元に携帯をおいているのは知っているのだ。
僕にはもうない。
母親は元からいないものだと思って生きてきたので、いままで一度として会いたいと願ったことはなかったが、天涯孤独となって初めて会ってみたいと思うようになった。
祖母には「家事もろくにできない、いい加減なダメ女」と聞かされていた。
僕はパチンコ店の駐車場で子供を蒸し焼きにするような人だと想像を膨らませていたが、祖母が昔ながらの頭の固い人間であることから嫁姑の関係を拗らせていただろうということや、敵と認識した人間をいつまでも誇張して悪く言う性格を踏まえても、別にダメな人間ではなくてただ父や祖母と合わなかっただけなのだろう。そう察することができるくらいには僕も大人になった。
結婚して一年で僕が産まれ、三年で離婚したことが記されていた。
親権をめぐって裁判をしていることもあって、失いたくないとは考えてくれていたようだ。
普通は母親が親権問題で負けることはあまりないが、共働きで面倒を祖父母がみていたようなので、父というよりは祖母が僕をうまいこと囲って親権を勝ち取ったというのが正しいのだろう。
再婚はしているのだろうか。
すると、僕に弟か妹がいるかもしれない。妹が良い。妹だろう。
いや、きっと妹に違いない。
兄弟がいたらとあれこれ仮定してシミュレーションを重ねていくことは、一人っ子に宿命付けられた悲しき人生の命題である。
僕も例に漏れず、これまで様々なシミュレーションを構築し、妹とは何かという研究を進めてきた。
弟である場合も仮定してみたが、僕の性格から割り出した弟のシミュレーションは、ほぼ全てのパターンで僕にリバーブローを打ち込まれて肝臓を破壊されている。理由はこざかしいうえに、生意気たからだ。
その点、妹は生意気でも阿呆でも根暗でも、僕には癒しとなり人生を一段上へとシフトさせる大きな力になるであろうことが多くのシミュレーションパターンからわかっている。
世の兄と呼ばれる人たちに「妹とは良いものか?」と訊ねると、多くが「そんな良いもんじゃねーよ、うざいし、面倒くさいし」という返答をする。そこで彼らは兄妹の折り合いが悪い様を例にあげ、さも不仲であるように印象を捜査する。
それは逆に、兄妹の仲睦まじい様を例にあげられたとき、我々が覚える激しい嫉妬の怒りからも見えてくる。
世の兄達は理解しているのだ。そして、我々に気を使ってくれているのだ。
それほどまでに妹がいる兄とは人間としての器が大きい。ひとつ上の男だ。
実際に僕の小学校から大学までの経験では、実家に遊びに行って妹が出てきた際、どの娘も兄とは不仲そうに見えてなんだかんだ仲睦まじく見える場合が多かった。僕はしきりに羨ましいと友人を憎んだ。
ただし例外もあって、おおよそファンタジー世界に出てくるオークのような妹が出てくるときもある。
妹がいるかもしれないという疑惑を抱いたのは母から何の連絡もないことからだった。
小学校入学の際、中学校卒業の際、僕が成人の際、手紙の一つや二つ出そうと思う節目はいくらでもあったはずだ。
新しい家庭を持ち、その家族のためにも僕のことは忘れて生きようと誓っていたに違いない。
母もようやく子供の手が離れ人生に一息ついた頃、ふと四半世紀ほど前に産み落とした子供の事を思い出す。
「あなたもいい歳になったし、そろそろ……」
兄の存在を妹に打ち明ける母。
兄弟がいたらとあれこれ仮定してシミュレーションを重ねていくことは、一人っ子に宿命付けられた悲しき人生の命題である。
妹も例にもれずこれまで様々なシミュレーションを構築し、兄とは何かという研究を進めてきているはずだ。
ああああなんかそんな感じで、気だるい日曜の朝とか急に妹ですって娘が訪ねてきたりしないかなあああ。
しかし、実際に僕が母を訪ねて行っても小汚い田舎のボロボロアパートに羅生門の婆みたいなのがひっそりと暮らしているだけかもしれない。会ってみて妙に縋られたりして僕はとてもみじめな思いをするのだろう。
そうして、僕の思い描いた可愛い妹は儚くも露と消えるのだろう。
だから、迷っている。
いろんなファンタジーがあるなかで、恋愛と性に関してはファンタジーを受け入れらない率が高まる。
良いサンプルが連綿と続く、良いツリーだ。
これが、熟成されると、「恋愛ファンタジーを楽しむ奴はキモオタ童貞」とか言い出して、自己の安定を図るようになる。
「人型兵器なんて実戦では~」とか、「その文化はその時代には存在しない、歴史考証が~」とかと比べて市民権を得やすいのは、「それが普通」と共感する人が増えるからだろう。
だから、日本において「子供が伝説の勇者とか萎えるww」は言いにくいけど、「さえない男がハーレムとか萎えるww」は言える。
うーん、俺は無宗教で、大学が基督教主義でキリストの授業も結構取って、
チャペルに一時期足繁く通ったけど、結局キリスト教にはならんかったな。
たまにいいこと書いてあるなーとは感じるけど教えがよーわからんし。
特にオールドテスタメントなんてファンタジーだし。ふーんって感じでさ。
新島襄が渡米した時に出会ったハーディさんって人がピューリタンの実業家でめっちゃ凄かったんよ。
天職を通じて神に仕えるって(Serves God through the vocation. )言っててさ。
そのこと知って、この人すげーなー、俺もプロテスタント(ピューリタン)になったらあんなかんじになれるんかなーと思ったけど、
これって正鵠を射てないよなあと思ってやめたわ。だって天職で頑張るのが目的で神に仕えるのが手段なんだし。
なんで神様なんて信じられるんだろ。
はっぱ64 1 山本直樹
安かったから。最近の山本直樹しか知らなかったおれには「こんなの描いてたんだ。」という新鮮さがあった。
ただ、古さは否めず、そんなに面白いわけではない。。
なにかでレコメンドされたので、試しに買ってみた。
面白いわけではないけど、それなりに楽しめる。日常モノだし、こんな感じで良いのでは。
「はなまる幼稚園」がほどほどだったので、他の作品で気に入るものがあるかなと思い購入。
はなまると同じ感じ印象。こんな感じだよね。やっぱり食い足りない感が残るなあ。つまらなくはないけど。
面白かった。百合的環境でありつつ百合ではない。というマンガは割と好き。「ストレッチ」とかもそうだけど。
突然髪をいじりだすJKの話がとても良かった。「無遠慮に人との距離を詰めつつも相手に嫌われない人」は現代のファンタジー。
「空想少女」が良かったのでこちらを購入。こっちは百合環境であり、かつ百合。これはおれの波長と合わない。残念。
のんのんびより 8 あっと
いつもの感じ。そんなに面白いと思っているわけではないものの、ほどほど楽しめる。
思わせぶりを狙っているのに明示的すぎ。キャラの味付けが単調すぎ。
ちょっとこれは失敗のニオイがプンプン。
山下和美って、「柳沢教授」をちょっと読んだだけなんだけど、単調でステレオタイプ、でも、さっくりした感触でちょっと深堀してみる。という軽さというかコメディ感が魅力に見えたんだけど、この作品はそれらの手法を引きずったまま大作感を出そうとして見事にコケているように見える。
「共学高校のゲンジツ」とほぼ同様のテイストで、狙っているところもほぼ同様。
どちらの作品も読者の心の柔らかいところにリーチしようとして、そこそこ良いところまで来てるのに、あと一歩たりない感が。。
大事なところでやや大味なのかな。
茶柱倶楽部 6巻 7巻 青木幸子
お茶には興味ないが、主人公である鈴のベビーフェイスを楽しむ作品として購入してる。
作画はバラつきが大きくて、繊細で滑らかな線で描かれてる回と、太くてざりざりした線で描かれている回がある。面白いのは、繊細に描かれている時ほど良いと感じるかというと、そうでもないところ。ざっくり描いている時のほうがが良い描写ってのもある。まあでも、丁寧に描かれている方が読みやすいし、全体的な印象は良い。
内容については、6巻はちょっと楽しめなかった。長く引っ張るとくどいというか。さらっと1,2回でまとまる方が向いてるフォーマットだと思う。
銀のニーナ : 6 イトカツ
ニーナがかわいいだけのマンガ。だったけど、なにげにここにきてドラマ的な部分にも力がつきつつあり好感が持てる。
人体の作画が直線的でやや独特。車がやたら正確に描いてあるのはコンテンツ内広告?。
鬼頭莫宏は「のりりん」しか読んだことがなかったので、他の作品もってことで購入。
人の行動や展開がややありきたりでうまく読者の心にリーチできていないのかなあ。なにか物足りないというか、おれにはリーチしなかった。悪い作品ではないと思うけど。
げんしけんの体育会系版。(1)でやや引っかかるものがあり(2)まで購入。ちょっと期待した方向から外れたので打ち止めかな。。
どのような物語にしたいのか、そのようなテーマがあるのかによって違うと思うけれども
個人的には、自分を大切にできない先輩(好色家だが、他人に心を許せない感じだとなおよし)と主人公が、ドロドロの人間関係に疑心暗鬼になりつつも信頼関係を築いていくような話が読みたい
要素としては、こんなのを適当に組み合わせれば良いんじゃないの?
幼馴染
後輩
先輩
大人
温厚
元気
ガサツ
男らしい
少年らしい
いじられ
だらしない
敬語・丁寧
クール・冷静
見栄っ張り
自信家
策略家
お調子者
引っ込み思案
低身長
可愛い系
美人系
痛みを伴う
人間関係複雑
ドロドロ系
心温まる
悲しい・切ない
ヘスティアってギリシャ神話の竈の女神だよなーまあ神話からキャラ名拝借なんてファンタジーじゃ珍しくもないよね。
なんて思いつつ
http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20150414033913
ロキ様乙。
なんて書いてるのを見つけて、ロキって北欧神話だけどよくある神話ごたまぜ系の作品か?と思ってぐぐったら。
ロキって男なんだけど。メガテン的にはとっても有名人なんだけどね。
こっちはギリシャだし知ってる人も多いだろ。まあヲタだったら北欧も知ってる人多いけど。
アポロンとかはちゃんと男みたいなのに謎だ。
ヴァルキリープロファイルのフレイは男だろ事件を思い出した。あれも何でフレイヤにしなかったんかねえ。
最近のラノベやらなろうで小説やらを読んでいると、たまに腐女子キャラが登場する。ファンタジーにも出てくるし学園モノにも出てくる。
そんな彼女たちは大抵の場合、その作品の登場人物同士を脳内でカップリングさせている。キャラによってはそのまま妄想でトリップしたり、その妄想で同人誌なんかを描いたりする。中にはそれを対象のキャラに語ったりするようなアレなのもいる。
高校生くらいの年代でこじらせた痛い子がそういうことを公共の場で晒してしまうことがあるのは知っている。だけど、腐女子ってそんなキワモノばかりではないだろう。少なくとも僕の肉親にいる腐女子はそういうことはしていない。いや、脳みその中まではわからないから妄想まではやっているかもしれないし、行動の全てを把握しているわけではないから確実ではないが、それを公共の場で言いふらしたりするようなことはしない。それでも僕が読んでいるなかで出てくるのはそういった「痛々しい腐女子」ばかり。だから違和感がすごい。や、僕の観測範囲が狭いだけだと言われればその通りだし、具体例も出してない印象論でしかないのだが。
それともひょっとして腐女子ってみんなあんなのなの? そんなわけないよね?
2015年版の演出家はあまり好きじゃないのだが、メインビジュアルが好みだったのと、バンドメンバーも好みの布陣だったので観劇。
初演再演は未見。当時のキャストとスタッフ、PVのみ確認しており、その他は前知識ゼロの状態。
初演制作会社の傾向から、厨二病な物語だろうと予測はしていたが、想定した以上に20世紀の厨二病が炸裂していた。
古き良き時代の文化だとは思うんだが、いかんせん若くてお綺麗過ぎるキャストが演じているから、ダサさが魅力的に見えず残念臭ばかり残った。
いろいろ無理がある…観ていてキツイな、と思うシーンのオンパレードであった。
役者の実力が無い訳ではなく、戯曲が絶望的につまらないのでもなく、演出家らによる適切な調整が行われなかったためではないかと、この不完全燃焼感を分析する。
例えば、主人公が小柄でヒロインとの身長差があまり無いのに、主人公の衣装が薄く細身のシルエットで、ヒロインの衣装が厚く重心も重そうで髪もロングヘアだと、パワーバランスが悪過ぎやしないか?
ショートカットのサバサバしたヒロインにするとか、主人公と双子のようなビジュアルにするとかすれば、主人公のヒロインへの執着にもまた違った色合いが出て面白いかと思うのだ。
兄貴分と主人公が並ぶと、仲間・親友という印象よりもそこそこ年の離れた兄弟に見えてしまい、ラストのどんでん返しが不憫でならなかった。ここもパワーバランスが悪過ぎると思った。
少しでも、2人が対等に見えるシーンであるとか、思い出語り以外の・現在進行形で絆が見えるシーンがあれば、まだどんでん返しに感じるところもあっただろうに。
何より、主人公が世界を救うという流れが、全然ピンとこないのが台無しだった。
それは設定説明がファンタジー過ぎて問題と解決方法に実感が湧かなかったこともあるし、キャラクター・各陣営の目的がとっ散らかっていたことが原因だと思う。
特に、バンドの野外ライブへかける想いが全然伝わってこなかった。
ダブルブッキングは不味いことだと思うが、野外ライブはバンドにとってただの日常の出来事ではないのか? 特別な意味や価値があったのか?
いや、特別な意味を持たせて、仲間や日常を選ぶか、惚れた女と世界を救うという甘美な響きを取るか、葛藤するシーンを解りやすく描くべきだったと思うんだ。
だって他のシーンがあんなに昭和の厨二病炸裂してるんだぜ? トンマナ揃えろよ!
細身で薄着の男性陣と、肉感的でボリュームのある衣装な女性陣、というアンバランスさも、問題はトンマナ揃ってないってことだ。