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2022-11-21

山月記現代

山月記

頭脳明晰大企業勤めをしてた友人がいきなり作家になると言って仕事をやめたが、一作も書き上げられずに失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが友人だと気づいた」

と例えたツイートhttps://twitter.com/u68854731/status/1593781437031157761流行ってるみたいだけど

全然違うでしょう


頭脳明晰大企業勤めをしてた」

大企業努めではなくてエリート官僚だよ

しか所詮は保身しか考えない閣僚政治家たちの小間使いであることに萎えてきた、って感じ


「いきなり作家になると言って仕事をやめた」

これは違う、文学史に名を残したかったんだ

「下吏となって長く膝ひざを俗悪な大官の前に屈するよりは、詩家としての名を死後百年に遺のこそうとした」と書かれている通り、

政治家に尽くしても空しいだけなので、それよりも自分自身の名を残せる生き方をしたかった、ってこと

今の時代詩人になっても名は多分残らないので、例えるならば純文学作家になるかもしれない

作家と言っても決してベストセラー作家になって一発当てて大金ゲット!とか思っていたわけではない



「一作も書き上げられず」

これは全然違って、例えるなれば「芥川賞ノミネートされたけど受賞を逃した」くらい

それどころか三島由紀夫賞にも引っかからなかった

いまそこそこに評価されるくらいなら十分だけど、歴史に名を残すレベルからは程遠かった、ってこと


失踪した。数年後、たまたま見かけた底辺Vtuberが」

ここが一番ダメ

流れとしては作家を諦めて一度公務員に戻ってるんだよ

ところが前は国家エリート官僚だったのが、今度は現地採用職員とか、地方公務員で戻っている感じ

その状況にプライドが耐えきれなくなって、こじらせて人じゃないものになってしまった、ということ

その人じゃないものというのが今で言えばvtuberとかじゃなくて、ネット論客とか、駅でぶつかりおじさんとか、悪質クレーマーとか、その手の類かと思う

歴史に名を残すだけの能力自分にあったわけではないことに気付いたのに、少しでも今より良い作品を生み出せるよう努力するでもなく、今活躍している商業作家俗物批判し、エリート官僚政治家犬畜生と呼び、今の自分の状況を認められず社会を恨んで大暴れしている、こじらせたやばい人になってしまったんだ

で、今日も駅で上等なスーツ着てるおっさんジュースでもかけてやろうと思って近づいたら、それがかつての親友だった

一瞬、我に返って自分語りをしたあと、最後に書いた小説原稿(文芸誌に載せれるか載せれないかレベル)を友に託し、俺はもう戻れないんだと言って雑踏に消えていった

そんな話なんだよ

簡潔にまとめるなら、

エリート官僚だった友人が文学史に名を刻みたいと言って仕事をやめたが、芥川賞を取れずに断筆し、その後は地元の駅やネットでの過激言動ヤバイ人として有名になってしまった」

あたりかな

2022-10-26

anond:20221026225117

「じゃあひらがな全部覚えたら芥川賞取れんのか?」→「そうじゃないよ」→「そんな改めて説明しなくてもいいよw」

そんな元から理解できてたフリしなくても大丈夫だよ

anond:20221026223851

基礎練したこともない奴はプロにはなれない

ひらがなを全部覚えてない奴は芥川賞を取れない

基礎練を真面目にしてる奴が全員プロになれるわけではない

ひらがなを全部覚えてる奴が全員芥川賞を取れるわけではない

オーケー

anond:20221026223325

お前さー、じゃあひらがな全部覚えたら芥川賞取れんのか?

アホな混ぜっ返しをするな。

anond:20221026223028

ひらがな全部覚えきれてないのに芥川賞とれるようなもんですよね。わかります

2022-07-21

芥川賞候補作絞り込みって文春の社員がやってるんだね

なーんだと思った

2022-07-07

ウクライナ人女性研究者フィールズ賞受賞って…

数学ノーベル賞とも言われるフィールズ賞は4年に1回開催されて4人くらいが受賞する

40歳以下の優秀な研究者が受賞するので日本文學界で言うところの芥川賞みたいなもんである

それで今年はウクライナ人女性研究者が受賞したそうだ

なんか何も知らない人からは如何にも「ウクライナ人」で「女性」だから有利になったんじゃないかと言われそうである

さて彼女研究結果を見てみると8次元空間の球充填の最密構造に重大な貢献をしたとある

その結果は組合せ論的な関数を数論の結果を用いて構成するもの

組合せ論も数論もロクに知らない自分でも知ってるものだった

(詳しくはこちらで解説されているページを見て頂けると分かる)

2018-09-11 最密球充填

https://integers.hatenablog.com/entry/2018/09/11/075547

これ以外にも組合せ論的な問題を数論を用いて解決

それが驚くほどシンプル方法インパクトのある数学者だと言うのも研究結果を見れば分かった

https://en.wikipedia.org/wiki/Maryna_Viazovska

Recognitionを見るとフィールズ賞を取る前から色々と大きな賞をとってる事も分かる

から昨今のウクライナの情勢を考慮して賞に有利になったとは考えられないとは思う

というかフィールズ賞って重要な公演って前から決まってるし、それには受賞者も関わる訳で

今回のフィールズ賞ロシアウクライナ戦争する前から受賞者は決まってるからウクライナ情勢ほんと関係ないよな

あとこの人の今までの研究結果を見れば女性から下駄を履かせてもらってる訳でない事も分かる

今まで色々とこの人の「ウクライナ人」と「女性」という属性について語らせてもらったが

自分が言いたい事は別に人の結果に属性が関わってると考えてはいけないという事ではない

しかしたら属性が関わってる事もあるかもしれんから考えてもいいよ

でも数学を分かってればこうやって関わってる・関わってないかその場で誰にも聞かずに判断出来てしまうんだ

お前らも数学勉強しろって事だ

数学はどこでも誰でも学べるし学んだ結果自分判断出来るようになるんだ

昨今のネットは誰々が言ったで判断する人が多いが結局数学とか学んでないか他人意見をいっぱい参考にしなきゃいけないんだよね

んで判断を間違えるんだよね

悲しいね

2022-07-06

anond:20220706115258

仕事とかそういう肉体的に男女差が埋まりようがないものならともかく

創造という男女差のないもの女性のほうが劣勢ならそういうことでしょ

つーか今回の芥川賞候補女性が独占したんじゃなかったっけ

2022-06-30

小説市場はこの10年で半減、web小説除く従来の文芸は1/4に」で衝撃「スマホに負けた」「もう時代に合わない」「疲れて読めなくなった」

https://togetter.com/li/1909160

 

芥川賞候補、初の全員女性 直木賞男性は1人

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE168IU0W2A610C2000000/

2022-06-23

anond:20220623202859

芥川賞作家と同じくらい、俺はそいつを狙う銃弾を代わりに受けてそいつを守ってやれるような勇気がほしい。

2022-06-18

anond:20220618115634

女が何か書いているという設定だけで安い共感が集まる。

そんなんスポーツ新聞官能小説20年以上前に通った道ですよ。

彼らが切り開いた道を今更芥川賞あたりがなぞってありがたがっている。

2022-05-13

ドラ1候補談義にこいつ入れる必要あったか

【ドラ1候補大学生編4】山田健太(二塁手立教大・183cm90kg・右投右打・大阪桐蔭高)

 

高校からずっと見てますけど、彼がものすごい爆発力を見せてくれたこと、まだ1回もないんですよ。でもね、なぜか、セカンドならセカンドを守ってるだけで、キラキラッと光ってみえる。“ブランド”って、そういうもんじゃないですかねぇ」(Aスカウト)

 

「こういうドラフトランキングみたいな話になると、必ず山田名前が挙がるじゃないですか。私、それがわからない。確かに右方向に大きいの打てるのは、なかなかいませんけど、だからって、中央(大)の時の牧(秀悟、横浜DeNA)ほど打てるわけじゃない。足も普通守備もこの前のリーグ戦で送球ミス見てますし。大阪桐蔭レギュラーで、立教でも1年からレギュラーですけど、その間に磨きあげてきたものがあるはずなのに、もっとわかりやすい形で発揮できていい。きびしい言い方になりましたけど、正直な感想はこういうことですよ」(Bスカウト)

 

こいつほんまにドラ1候補か?

勝手名前上げられた挙句Disられまくってるの純粋にかわいそうや。

 

ちょっと前にタレントだか学者だかの作品芥川賞候補作品になって

「こんなゴミ芥川賞にふさわしいわけない」みたいに叩かれてたけど

応募してやるぜぇ!って挑んだわけでもなんでもなく勝手候補にされて

ガンガンDisられるのってすげー理不尽に感じるわ。

2022-05-10

芥川賞作家が書いたアルカリって小説が良いんだよぉ〜」

「え?読んだことないの?今どきの若いもんは本も読まないのか?」

2022-03-19

まーたはてブ戦車不要論が盛り上がってる

対戦車砲ジャベリン」、ウクライナ抵抗象徴ゲリラ戦有効

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.afpbb.com/articles/-/3395601

ブコメ読んでて気になったので。

そもそもウクライナ軍ってどんな感じの戦力を持ってるの

ニュースツイッターで流れてくる情報で、「ウクライナ軍にはどんな部隊が居てどう動いているのか」みたいな情報、さっぱり無いよね。気勢を上げる民兵とかトラクターでAFVを回収してくる農家とかみたいな動画は目立つけど、軍が組織的にどう動いてるのかみたいな情報は流れてこない。

軍事研究2022年4月号の藤村純佳「ロシア軍を迎え撃つウクライナ軍の実態」によると、常備軍陸軍だけで14.5万人。郷土防衛軍(民兵)が13万人。戦車も(旧世代ではあるものの)T-64T-72系が主力で1000両近い。さら質量ともに充実した砲兵火力と防空システムを備えた、結構侮れない規模の軍事力

マジでこの記事だけでも買う価値はあるので興味のある人は買っとこう。

https://www.amazon.co.jp/dp/B09SYBRNXW/

編制についてはこんな感じで。

https://twitter.com/grachan_smile/status/1499177922078253060

2コ山岳旅団、9コ機械旅団、2コ戦車旅団、4コ自動車旅団。7コ空挺・空中機動旅団(ただし、空中機動してるとは思えず。軽歩兵としてヤバい部分の増援に突っ込まれてるっぽい。)。さら予備役部隊として3コ戦車旅団、4コ自動車旅団に2コ砲兵旅団。加えて郷土防衛隊(民兵)25コ旅団

もちろん攻め込んでる側のロシア軍の方が質量ともに充実してるのでウクライナ軍はかなり押し込まれているのだけれど、逆に言うと事前の下馬評だと「三日で国が無くなる」みたいに言われていたのが三週間過ぎても「押し込まれてるだけで済んでいる」のは上で書いた「重い」(砲兵と機甲が充実した)戦力が(おそらく大きな出血を伴いつつ)支えてる部分が大きいはず。

もちろん防御戦ではジャベリンを含む対戦車火力がものっそ有用であるのは確かで、「1~2kmぐらいの射線が通ってる十分に偽装された防御陣地」みたいなロケーションで大活躍してるはず。具体的な情景としては砂川文次『小隊』( https://www.amazon.co.jp/dp/B08VZDFVNJ/ )とか読んでみると面白いかも。芥川賞候補作にして「人」先生も推薦の一作(ref. https://qjweb.jp/feature/46167/4/?scroll=h2-3 )。ジャベリン出てこないけど、「防御陣地で戦車を含む諸兵連合部隊を迎え撃つことの地獄み」を地べた目線で描く作品

「逆襲」の季節と戦車

で、ここまで書いて戦車不要論の話になるのだけど、「防御は良いとして逆襲どうすんの?」という。

ウクライナ軍の立場に立ったら、キーフ(キエフ西方の包囲翼を東西から打撃したくない?マウリポリやチェルニヒウの包囲をこじ開けて民間人を救いたくない?(当然したいよね)

となるけど、ジャベリンに限らず携帯戦車火器全般って待ち伏せでは輝くけどこちから姿を晒して攻めるぶんにはかなり不利なのね。戦車だったら戦闘しながら(抵抗排除しながら)一日数十キロとか前進できる。火力と装甲があれば多少の無理は押し通せる。実例としては開戦当初にベラルーシからチョルノーブィリを経由してキーフに突進してきたロシア軍とかね(キーフ前面に到達した後で補給問題で苦しんでるのは作戦計画杜撰さが問題であって戦車関係無い)。

戦車使わずトラックや軽装甲車両だけで逆襲するの?対戦車ミサイルとか持ち出す暇もなしに一方的待ち伏せされて終わるよ。

実際のとこ、ウクライナ軍は予備役の機甲旅団前線に投入せずに逆襲のためのとっておきの予備戦力として拘置してるのかもしれない、あるいはヤバい戦線を支えるために積極的に投入してしまって手持ちの切り札が無い状態なのかもしれない。ただ、どちらなのか判断出来るような情報は全く流れてこない。

それはそれとしてUAVは今後一気に導入が進むかも

戦車不要論と一緒に語られがちなUAV万能論だけど、万能ではないにせよ今回の戦争砲兵向けの観測手段としての注目度が凄い上がってる(上でも書いたけどウクライナ軍の砲兵戦力は結構分厚い)。「正規軍がぶつかる戦場だとUAVとか活動できないだろ」と言われていたけれど、実際にロシア軍野戦防空を掻い潜って色々活動できてるので、おそらく導入は一気に進むんだろうなと。

2022-02-11

蹴りたい背中」は学生じゃなくなってからようやく読めるようになった

綿矢りさの「蹴りたい背中」がとても好きだ。定期的に読みたくなる。

こんなに何回も読んでるのだけど、発売当初は全く読むことができなかった。

私は今30なのだが、確か「蹴りたい背中」 が芥川賞を受賞したとき、まだ10代半ばくらいだった気がする。

今も昔も、話題になった本ばかり読むミーハーな私は、「蹴りたい背中」もすぐさま読もうと試みた。

でも最初の数ページで駄目だった。

主人公クラスハブられてる描写が辛すぎて読めなかったのだ。

今でこそあのリアルさと流れるような文章ギャップ気持ち良さを感じることができるけど、その頃はあの教室描写リアル残酷でどうしても駄目だった。

主人公自分を重ねてしまってたんだろうなー。決していじめられてた訳ではないけど、その頃は、いつか皆からハブられるかもしれないという焦りが常にあった気がする。

大人になったらそういう焦りとはある程度距離をとることができて、ちゃんと読むことができるようになって、本当に良かった。

他にも多分、そういう本、結構あるんだろうな。

手始めに、綺麗事ばかりでぶん殴りたくなった「星の王子様」でも読んでみようかな。今読んだら、感動して泣いちゃうかもしれないな。

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