はてなキーワード: デリカシーとは
初対面なのに、初対面の人なのに、いきなり会話の流れで「処女?(笑)」と聞かれた。半笑いで。
私は普通の大学生で、居酒屋で働いている。その時会話の流れで彼氏がいるかどうか聞かれることがある。
このような質問には有耶無耶に答えるようにしているが今日の人は手強かった。
いきなり「処女かどうか」聞いてきたのです。
大人になるためにはこのような質問にも答えなきゃならないのですか?なんと答えるのが正解なんでしょうか?
バイト歴も短く酒の席に行くことも少ないからかこのようなド直球な質問は初めてだった。
衝撃だったし怖かった。過敏に受け取りすぎなのかもしれないが怖かった。
この気持ちを誰にも伝えられないし、ましてや相手が地方の議員というのだから辛い(余計ほかの人に言えない)。
怒りとモヤモヤではじめてここに書き込んでいるが、何を誰に向けて書いているのかも分からない。
大人って、こんなにデリカシーがないもんなんですか。下品な話題、セクハラまがいの発言、これが当たり前で気を遣うことも何もないんですか。
というかこれってセクハラなのかな。怖い。
数年前に友達が亡くなった。幼馴染でまだ30代になったばかりだった。
友達のお母さんの希望で、お通夜やお葬式には出来るだけ同級生もたくさん来て欲しいとのことだったので、幼馴染以外の同級生となんて全く連絡を取ってなかったけれど思いつく限りの人には連絡をし、情報の拡散をお願いした。どれだけの人が来るか心配だったけど、お通夜には思った以上の人数が集まってくれて同窓会のような雰囲気になっていた。
成人式ぶりに会う仲が良かったクラスメイトと話していると悲しいだけでなく自然と自分たちの近況の話にもなった。うその話の流れで何度か「私たちも30過ぎだけど、まだまだこれからよね!」という声が聞こえた。周りはみんな、そうだと同意する空気だったと思う。私はその発言が本当に信じられなかった。お前、同級生のお通夜に来てるの忘れてるの?そうだよ、アイツは、まだまだこれからだったんだよ。
子供の時からの夢を叶えるために上京して、やっと夢が叶ったところで病気が発覚し、長く入院をして退院することなく、この世を去ってしまった。本当に「これから」の人だった。
もう数年前の話だけど、今だに定期的に思い出して、思い出したらしばらくは引きずって悲しくなってしまう。最初の頃は発言元のクラスメイトを、何てデリカシーのないやつだと怒っていたけれど、今では多分それだけじゃなくて、どうしてこんなに悲しいのかが明確に言葉にできてしまったのが余計に辛くなるんだけど思う。
「実家どこ?」
これ聞かれるのが不愉快すぎる。
遥か昔にプライバシーが問題になって免許証から本籍が消えたの知らんのか。
俺は東京の千代田区麹町という場所で生まれて中学まで住んでた。
親父は自由業で一つの場所に住み続けるのが好きじゃなかったらしく、俺が社会人になるまでは実家はずっと借り家で都内を転々としていた。
そんな親父も年を取って保守的になったみたいで10年ぐらい前に長野県に家を買って夫婦で余生を過ごしてる。
俺は社会人になったときに都内で1人暮らしを始めた。だから俺自身は都内以外に住んだことがないのだ。
生まれたのは麹町だが今は住んでないし、長野県は親の家であって俺は暮らしたことがない。
「実家どこ?」と聞かれたら「親は長野に住んでます」と答えるんだが、「へー長野が実家なんだ。自然が多いねー」とか言われるんだが、俺は長野に思い入れもへったくれも関係ねえ!!!!!!
「いやー生まれ育ったのは麹町で中学からは23区内を転々としていて俺が大人になってから親が長野に住み始めたんすよー」とかいちいち説明するのも野暮臭いので「長野いいっすよねーかまいたちの夜の舞台っすよー」とか適当にお茶を濁さなきゃいけない俺の気持ち!!!!!
誰しもが同じ土地に住み続けて同じ家に住み続けてる前提で話しかけてくる実家ハラスメントはみんなやめよう。
かまいたちで思い出したけど昔はアドベンチャーゲームって色々あったのに最近出てない気がする。
そのおかげで家庭崩壊ギリギリのところまでいったが、今は元通りになっている。
田舎で話も話なのでずっと誰かに言えていない思い出だが、自分の整理として書いていこうと思う。
父 50前半
母 40後半
姉 高校
私 中学
身バレ防止のためいろいろぼかしているけどこんな感じ
時系列で言うとこんな感じ
ストーカー、派遣として父の会社に入る。そこで父親が教育係(に近しいもの)になりストーカーとかかわる
↓
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ストーカーの頭の中で自然に父親と不倫関係になっていると頭に変換
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父親、母親、父方実家、母方実家で話しあい父親の不倫の誤解を解く
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ざっと書いたけどここに至るまで一年くらいの月日が流れているし、父母それぞれの実家の話し合いも一回では終わらず数回の話し合いを経て父の無実は晴れた。
その間子供はピリピリとした空気の中家で暮らさなくてはいけなかったし、父の不倫疑惑についてもなにも聞かされていなかったので訳も分からずストレスで体調を崩してしまった。
ストーカーが父方の実家に訪れた理由は「父両親に理解してもらい、私と父さんの結婚を応援してほしかったから」らしい。居場所は父を尾行して突き止めた。
父方と母方の実家は歩いて行けるほど近く、仕事も協力し合う仲だったから不倫疑惑の間かなり関係が悪くなり、本当にいい加減にしてほしかった。
父は携帯や持ち物すべてを母と父方母方両親にすべて差し出し、職場の同僚、上司にも協力を仰ぎようやく不倫疑惑は払しょくされたが、身内全体が元通りの仲になるまでとても苦労したし、この件を重く受け止めた父職場がストーカーと派遣会社に厳重注意をし、ストーカーと派遣会社の契約は切れたがそこからストーカー女はターゲットを私達子どもに変えて私と姉をストーキングし始めた
当時中学だった私には下校の時間まで待ち、下校まで何もせずにひたすらついてこられる。
高校生の姉に対しては姉のバイト先に姉のシフト時間中ずっとその店に居座られるなど特に危害は加えていないけど、不気味な嫌がらせが続いた。
もちろん親も学校も心配し姉はバイトを休み登下校は送迎に切り替え、私は家から学校が近いということもあり学校の先生に家まで付き添いながら登校、というのが半年ほど続いた。ちなみに父にストーカーがいたというのもこの時期にようやく教えてもらった。
一年近く続いた我が家のストーカー被害は親が弁護士に依頼しストーカー女の家を巻き込んだ訴訟によってようやく収まった。
ストーカー女の頭の中は完全に父と自分が恋愛関係になっており、子供の存在が邪魔で父と結婚できないという思考に完全になっており、恋路を邪魔する子供をどうにか追いやりたいという気持ちから私と姉を付きまとうという思考になったようだった。
今ではストーカーはないけど今でも後ろに誰か歩いていると怖い。
父親の顔は特にイケメンでもなく、年齢のせいかすこし髪が薄くなっている普通のおじさんだ。
ただ一年にも及ぶストーカー被害で家族全員精神に異常をきたすほど苦しめられた。
父はストーカー事件が終わった後も、デリカシーがない職場の人間に「若い女にアタックされてうらやましい」、「男らしく一度は抱いてやればよかったのに」など言われ、それが原因かはわからないけど会社を早期退職した。
母もストーカー事件の時はまだ大丈夫だったけど落ち着いたら不眠になり精神科を受診したりしていた。
父方母方の実家も不倫疑惑の話し合いでかなりもめたらしく、子供たちのストーカーの付きまとい事件で身内全体が協力することがなければ今でも関係は修復できなかったかもしれない。
ストーカーと言えば男性が女性に、というのが一般的なイメージかもしれないけど女性から男性にもあるし、若い女性がおじさんをというのもある。
警察に相談したが父の被害をあまり重く見られず子供の被害を重く見られたことや周囲の人間の無理解に苦しめられたので今でも思い出してもやもやする。
連休前の水曜日、同僚の女子社員の鼻から1本の鼻毛が出ていることに気付いた。
伝えるべきか少し悩んだが、あくまで善意で、他の人には気付かれないよう本人だけにこっそり伝えることにした。
その結果彼女を怒らせてしまったのだが、どうすれば正解だったのだろうか。
というのも彼女は普段から私に対しても外見的な指摘をよくしてくれる人だったのだ。
例えば「無精ヒゲ生えてますよ」とか「ほうれい線出てますよ」など。
私はそれらの指摘に悪意があるとは思っていなかったので、彼女自身も指摘されれば感謝するものと考えていた。
見て見ぬふりをし何も言わないのが正解だとすれば、彼女はなぜ私には指摘してくるのだろう。
おけパはシンプルにいい奴だ、とか、いい奴なんだろうけど陽キャだからノリが合わない、とか。まぁ好き勝手に言われている。
https://note.com/o196k199/n/nc6fb19872709
書いた方かなりキャラが濃いな〜と印象だったのだが「おけパは善人ではなく単に何も考えていない」というのは、なんだかわかるような気がした。
私はあの漫画に出てくるキャラクターの中で共感できそうなのがおけパだけしかいなかった。天才も秀才も熱心な読者もまるで重なるところがない。別に私は陽キャでもコミュ力が高いわけでも無いのに、微妙にわかる気がしたのはおけパだけ。それは多分私が「気にならない人」だからだと思う。
大人になって気がついたのだが、私は人にされて嫌なことが極端に少ないらしい。子どもの頃、母親から「自分がされて嫌なことはやったら駄目」とよく言われたが、屁理屈ではなく本心で「いや私はそれをやられても嫌じゃないし」と思っていた。
自分が鈍感だと人の痛みに事前に気がつくことはなかなか難しい。空気が凍ってしまってから気が付くことも少なくなかった。
なので私は人によく嫌われる。うっかり人を傷つける無礼で、デリカシーの無いやつだから。
でもこの鈍感さゆえにお近づきになれる方もいる。「私なんかが声をかけたら迷惑なんじゃないだろうか」という思考がないから、所謂大手同人作家(誰かにとっての神)にも普通に声をかけてしまう。
好きだから好きと言うし、もっとお話ができるならしたいと言えてしまう。深いことは考えていない。そう思ったからそう言葉をしてしまう。
声をかけた結果、距離感を間違えたと思って身を引くことや、話している間の雰囲気で言葉を飲み込むことはあるが、事前に考えた結果、声をかけないということはあまり無い。だって私は知らない人から声をかけられることが気にならない、嫌じゃないから。
自分がされて嫌じゃないからと行動する危険性について気をつけてはいる。自分が鈍感であることは他人を傷つけていい理由にはならない。
でもふとした時に鈍感さ故の気遣いの足りない立ち振る舞いをしてしまうことはある。それが原因で嫌われることもあれば、逆に気に入られることもある。
神の中には気を遣わない人間関係を求めている方もいるのだろう。そこに鈍感な、気にならない人間が踏み入っていけば、相性によっては仲良くなれることもあるのかもしれない。
色々なことが気にならないゆえの無礼さ、馴れ馴れしさの結果、仲良くなれたと思っている方が、私には居る。おけけパワー中島がそうなのかは分からないし、別に私こそがおけパだとは思っていないけど。
タイトル通りの話だ。
恋人がいる・いない、ってめちゃくちゃプライベートな話題だと思う。
その質問をされた時、あまりに無神経でプライバシーのない質問に言葉が詰まった。
コンプライアンスやジェンダーについてとか、人権問題とかが時折話題になるこの令和の時代に、
「結婚してすぐに辞められたら困る」とかね。
きっと、私が“女じゃなければ”絶対にしてこない質問だと思う。
女だからこの質問をされるんだろうな、と思ったら悔しくて悔しくて。
でも男になりたいわけじゃない。
女ってだけでなんでこんなに理不尽な扱い受けるんだ。
男も女も関係なく、1人の人間として、仕事に対しての考えとか取り組み方とかそういうところで判断してくれよ。
まぁ仮に結婚出産があって、退職や産休育休があったとしても、そこをカバーするのも会社の仕事だと思う。
もちろん真面目に業務に取り組んでいることは前提として。
私が以前いた会社は福利厚生も良くて、社員をとても大事にしてくれていたからこそ、
それは、大人たちが「女性は結婚して子どもをもつことがスタンダード」という刷り込みをしていたからだと思ってる。
私も仕事を始めるまで、ずっとそうなんだと思っていた。
ああ、なんかまとまらなくなってきたな。
とにかくムカつく。
きっと入社しても、デリカシーのない質問とか発言とかされるんだろうなと容易に想像できた。
いろんな家庭環境の人がいる。
そこにコンプレックスを感じている人もいると思う。
でも、
でも、
でも、これだけ言わせて!!
そんな無神経な質問をしないと良い人採用できないんですか?!????!
はぁーーーーー頭にくる。
私もそこまで性欲が強くないけれど、パートナーの性欲には向き合っているよという話。
パートナー間で熱量差があると、熱量の多い方は「立場ある大人なんだからひたすら我慢するか自分で処理しろ」
という話になりがちだよね。
確かに本能を理性でコントロールできるのは人間の良いところでもある。
睡眠不足を無視して働き続けたり、空腹感を無視して無理なダイエットをしたりしたら身体に悪影響を及ぼす。
なぜ性欲だけは「そうではない」と言いきれるのか。そんなことないよね。
睡眠欲、食欲より短期的に生死につながらないからって軽視されていると思う。
ただ、実際にセックスとなると身体への負担が異なるから、負担が大きい方の意見しか受け入れてもらえないことも多いよね。
疲れてるからどうしても無理とか。
そうなると無理強いはできない。
でも、体力を使わずに少しでも精神的な満足感を満たすことはできると思うんだ。
裸になって抱き合ったり、キスをしたり。身体を撫でたり。オナニー自体をしてあげたり。
これで生殺しと言われるなら仕方ないけど、限られた体力と時間の中で最大限の愛情表現(あなたに興味があり、性欲への理解があり、協力的であるという意思表示)をしているつもり。
私の場合、持病の薬の副作用なのか、昔より感じにくくなったから、準備に時間がかかって相手をすること自体が少しつらいんだけど、だからといってパートナーに愛情を交換できない辛さを強いるつもりはないから。
挿入は準備も最中も体力が要るし、事後の処理も大変。翌日も腹痛や腰痛、ダルさが残ることが多い。
正直、自分がベスト体調で、相手が独りよがりのセックスをせず、少しは気持ち良いと思えないと、セックスは完全に「肉体奉仕労働」になってしまう。
「自分は大丈夫」と瞬間的に思った人ほど要注意。特にテクニックに自信のある人。
人間は変わっていくもの。気持ち良い場所、触り方、加減は変わったりする。
常に相手の反応をよく見て、より良いセックスを2人で探していくつもりでいないと、すぐセックスレスになるよ。
だってあなたが性欲を我慢していたように、相手は疲労や睡眠不足を我慢して奉仕させられることになるのだから。
もちろん、「気持ち良くない」を相手に伝えられる信頼関係も重要。気持ち良いフリを続けないと不機嫌になる人に言えるわけないからね。
あと、これが一番重要だけど、パートナーが愛情表現をしたいと思える相手であり続けること。
普段からデリカシーのない言動をしたり、快適な共同生活に積極的でなかったり。
そういうのはお互いに心が少しずつ離れていくので、もしあるようならひとつずつ解きほぐすのが良いと思うよ。
長々と書いてしまったけど、本当に満足できるセックスは相手との関係性の中にあると思う。
手っ取り早く挿入できれば良いんだと言うなら何も言えることはないけど、
そうでないなら、たとえばパートナーさんにこのページを見せて、自分の欲求と相手の考えを確認してみても良いのではないかしら。
緊急事態宣言が出た頃から弊社でも在宅勤務が始まり、毎朝10分程度のリモート会議をすることになった。顔出しで。骨格レベルのブスである私は画面に自分の顔が映るのが不快だが、我慢して顔出し参加した。
うちの上司には基本的にデリカシーというものがない。そういう人間がリモート会議のような人の顔が強調されるツールを手にすると、他人の顔に対してとやかく言うようになる。もちろん私のブス顔もいじられた。
最初は流した。だが、やがて私への顔いじりは毎朝行われるようになった。上司が言わなくても、会話が止まると別の部署員が思い出したように私の顔について言及する。そして全員から笑われた。
次第に、毎日寝る前に「明日も顔について言われるのか…」と落ち込むようになった。大人気ないが泣いた日もあった。
そうしてある朝、カメラオフでリモート会議に参加することを選んだ。昨日までの悩みは何だったのだろうというほど気楽になった。「何で顔を出さないの」などと言われたが断固拒否を続けると、カメラオフについて何も言われなくなった(顔出ししないと失礼にあたるような場ではやむを得ず顔を出していた)。
これで顔いじり問題は解決したかに思えた。だが、そうは問屋が卸さない。
朝の顔出しリモート会議の発案者である社長が、出社して自席からリモート会議に参加している社員の画面の監視を始めた(具体的に言うと後ろから覗き込んでいる)。そこで顔を出していない者(私以外にもいた)がいると騒ぎだし、再び上司から顔出しを求められてしまった。コミュニケーションがどうの鬱の回避などという名目で。顔を出して顔いじりを受ける方が遥かにストレスだし鬱に近づくのだが。
回線を圧迫しないようカメラオフにするのが基本の会社もあるようで羨ましい。初めて会う客先や、重要な会議で顔を出すことには反対しないし必要な場面があるのも理解している。
しかし、毎朝たった10分、部署の5人でその日のスケジュールをなんとなく確認し合う程度の内容で顔出しが必須だとは思えない。声だけでも発言者がわかるほどの内輪の打ち合わせだ。
顔を出すのが怖い。毎朝顔を笑われる日々に戻りたくない。在宅勤務が始まる前もブス顔を笑われることはあったけど、毎日言われることはなかった。新鮮味もない見慣れたブスなんだし内心で笑ってくれよ。私の顔は私以外の部署員で笑うためのコミュニケーションツールではない。
明日が来るのが本当に嫌だ。
すでに誰かが書いているだろうけれど、こんなんだと新しくセキュリティエンジニアになろうなんてひと出てこなくなるだろうね。
ITのセキュリティって超クリティカルなことなのに、勉強と教育がとても難しいのに、ちょっとでも思想と違うことをしたなら大きな名前をぶら下げて名指しで晒しにくる。
非協力的で、高圧的で、そいつの結論ありきの謎の絡み方してくる。
10年前からそうだけど、セキュリティで飯食ってくなら日本以外をおすすめする。
「日本語しかできない」ならしょうがない、大きな名前を掲げる人に気づかれないようにひっそりと安い給料で働くか、
いっそ、その一門に入門して媚びへつらってそいつらを奉って生きていくしかない。
これからもずっとそう。かわらない。
だからTinderというマッチングアプリで日々男漁りをしていた。
Tinderはヤリモクの人が多い。彼氏彼女が欲しくて登録してる人の方が少ないと思う。かくいう自分もヤリモクだし、マッチングして数日以内に会ってヤれる人が好き。
そんな自分より数個上の男性とある日マッチングをした。彼とはノリや話が合ったが、そのとき世はコロナ禍真っ只中で、子宮でしかモノを考えられない自分でもさすがに外出を控えている時期であった。
連絡を取り始め数週間ほど経ち、自分と彼が住んでいる地域の緊急事態宣言が解除されたので、初めて会うことになった。場所は彼の家。これはもうヤれると確信していた。
自分にしては珍しく、アプリのプロフィールやLINEに顔写真を載せていない人と会うことになった。やはり顔写真ない人と会うのは少し不安だった。なぜなら自分は誰とでもヤれるわけではないからである。自分のようなクソビッチでも性欲が湧かない顔ももちろんあるので心配だったが、コロナ禍の中自分と彼は毎日電話をしたりLINEをしたりしていたので、顔がダメでも仲の良さだけでなるだろうという気持ちもあった。
当日、高鳴る胸と膣を落ち着かせながら待ち合わせ場所の彼の最寄りの駅に着いたら、自分の目の大きさの3分の1しか目がない男性がそこにいた。
まぁ、はっきり言うとブスがそこにいた。
「マジか〜…」となる自分。ヤれない。これは絶対にヤれない。だがしかし、改札を出て彼と目があったのにこのままトンボ帰りもできない小心者の自分。
「お待たせしました、はじめまして」と挨拶をして、彼の家へ向かう。
「えっ、ごめん。いつ手出してくるの…?もしかしてそういう目的じゃなかったの…?」
さすがに痺れをきかせて聞いてしまった。
彼は困った顔をしていた。
「家呼ぶってことはそういうことなのかなって私は思ってたんだけど…」
と続けると、彼は困った顔のまま
と言われた。
童貞………童貞かぁ………自分より年上の人で童貞初めて見たなぁ………。
童貞とするのは初めてではない。だが、あまりにもぎこちない前戯だったので、攻守を変わるべきかどうかまんこと思案していたところ、彼が「もう入れていい?」と聞いてきた。
「あ、うん…」
えぇ、短…いやでも前戯してもらった側なのに短いとか足りないとかそういうワガママ童貞に言っていいのか…?ていうか童貞まだ服着てるじゃん、私だけ全裸なのそういうプレイなんか?えっ?
「え、このタイミングで??」
私がつっこむより先に、童貞は枕元の財布を持って家を飛び出そうとしていた。
汗だくになった童貞が帰ってきた。
しかし30分も放置されさすがに自分の有能まんこも砂漠状態である。またセックスがワールド1-1に戻った。
もう正直、ここまでくると「なんかもうどうでもいいな。自分の気持ちよさとか。早く終わらせて帰りたーい」みたいな気持ちになっていた。
雰囲気もないし、前戯が気持ち良いわけでもないし、とりあえず早く終わって早く帰りたい。家帰ってアイス食べたい。
前戯中、自分の身体のコンプレックスに対して、「これなに?なんで触っても反応無いの?」と聞かれて泣きそうになった。なんでこんなにデリカシーないんだろう。
正常位の際のぎこちなさにイラつき、騎乗位に変更。変更して数十秒後、童貞が「あ、イく」と言ってセックスが終了した。
まんこからちんこを抜き、童貞…いや、非童貞の横に寝そべると非童貞はすごい速さでベッドから降り、シャワーへ行った。
え?いや、まぁピロートーク的なん別に求めてるわけじゃないけど、そんなすぐシャワーいく?しかも無言で??と困惑する自分、そして自分のまんこ。まんこはセックスが終わってまだそんなに経ってないのに、カラッカラになっていた。
「めっちゃ喘いでたねw」
と言われ、ぶん殴りそうになった。終わって一言目がそれってなに?マジで。
童貞卒業させてくださりありがとうございましたって三つ指たてて土下座のひとつでもせんかい。
いやせんでいいけど。されても困るけど。
自分史上いちばんしょうもないセックスをしてしまった情けなさで電車の中で泣いた。
そういうつもりじゃなかった(かもしれない)相手を焚き付けたくせに、納得いくように立ち回れなかった自分にも腹が立つし、ゴム用意してなかった相手に30分セックスの途中で放置されたのも、セックス終わってすぐ声もかけられず放置されたのも情けないし腹立つ。
帰り道、全てが嫌になってTinderを消した。