おけパはシンプルにいい奴だ、とか、いい奴なんだろうけど陽キャだからノリが合わない、とか。まぁ好き勝手に言われている。
https://note.com/o196k199/n/nc6fb19872709
書いた方かなりキャラが濃いな〜と印象だったのだが「おけパは善人ではなく単に何も考えていない」というのは、なんだかわかるような気がした。
私はあの漫画に出てくるキャラクターの中で共感できそうなのがおけパだけしかいなかった。天才も秀才も熱心な読者もまるで重なるところがない。別に私は陽キャでもコミュ力が高いわけでも無いのに、微妙にわかる気がしたのはおけパだけ。それは多分私が「気にならない人」だからだと思う。
大人になって気がついたのだが、私は人にされて嫌なことが極端に少ないらしい。子どもの頃、母親から「自分がされて嫌なことはやったら駄目」とよく言われたが、屁理屈ではなく本心で「いや私はそれをやられても嫌じゃないし」と思っていた。
自分が鈍感だと人の痛みに事前に気がつくことはなかなか難しい。空気が凍ってしまってから気が付くことも少なくなかった。
なので私は人によく嫌われる。うっかり人を傷つける無礼で、デリカシーの無いやつだから。
でもこの鈍感さゆえにお近づきになれる方もいる。「私なんかが声をかけたら迷惑なんじゃないだろうか」という思考がないから、所謂大手同人作家(誰かにとっての神)にも普通に声をかけてしまう。
好きだから好きと言うし、もっとお話ができるならしたいと言えてしまう。深いことは考えていない。そう思ったからそう言葉をしてしまう。
声をかけた結果、距離感を間違えたと思って身を引くことや、話している間の雰囲気で言葉を飲み込むことはあるが、事前に考えた結果、声をかけないということはあまり無い。だって私は知らない人から声をかけられることが気にならない、嫌じゃないから。
自分がされて嫌じゃないからと行動する危険性について気をつけてはいる。自分が鈍感であることは他人を傷つけていい理由にはならない。
でもふとした時に鈍感さ故の気遣いの足りない立ち振る舞いをしてしまうことはある。それが原因で嫌われることもあれば、逆に気に入られることもある。
神の中には気を遣わない人間関係を求めている方もいるのだろう。そこに鈍感な、気にならない人間が踏み入っていけば、相性によっては仲良くなれることもあるのかもしれない。
色々なことが気にならないゆえの無礼さ、馴れ馴れしさの結果、仲良くなれたと思っている方が、私には居る。おけけパワー中島がそうなのかは分からないし、別に私こそがおけパだとは思っていないけど。