2020-07-01

リモート会議での顔いじりが辛い

緊急事態宣言が出た頃から弊社でも在宅勤務が始まり、毎朝10分程度のリモート会議をすることになった。顔出しで。骨格レベルのブスである私は画面に自分の顔が映るのが不快だが、我慢して顔出し参加した。

うちの上司には基本的デリカシーというものがない。そういう人間リモート会議のような人の顔が強調されるツールを手にすると、他人の顔に対してとやかく言うようになる。もちろん私のブス顔もいじられた。

最初は流した。だが、やがて私への顔いじりは毎朝行われるようになった。上司が言わなくても、会話が止まると別の部署員が思い出したように私の顔について言及する。そして全員から笑われた。

次第に、毎日寝る前に「明日も顔について言われるのか…」と落ち込むようになった。大人気ないが泣いた日もあった。

そうしてある朝、カメラオフリモート会議に参加することを選んだ。昨日までの悩みは何だったのだろうというほど気楽になった。「何で顔を出さないの」などと言われたが断固拒否を続けると、カメラオフについて何も言われなくなった(顔出ししないと失礼にあたるような場ではやむを得ず顔を出していた)。

これで顔いじり問題解決たかに思えた。だが、そうは問屋が卸さない。

朝の顔出しリモート会議の発案者である社長が、出社して自席からリモート会議に参加している社員の画面の監視を始めた(具体的に言うと後ろから覗き込んでいる)。そこで顔を出していない者(私以外にもいた)がいると騒ぎだし、再び上司から顔出しを求められてしまった。コミュニケーションがどうの鬱の回避などという名目で。顔を出して顔いじりを受ける方が遥かにストレスだし鬱に近づくのだが。

回線を圧迫しないようカメラオフにするのが基本の会社もあるようで羨ましい。初めて会う客先や、重要会議で顔を出すことには反対しないし必要な場面があるのも理解している。

しかし、毎朝たった10分、部署の5人でその日のスケジュールをなんとなく確認し合う程度の内容で顔出しが必須だとは思えない。声だけでも発言者がわかるほどの内輪の打ち合わせだ。

顔を出すのが怖い。毎朝顔を笑われる日々に戻りたくない。在宅勤務が始まる前もブス顔を笑われることはあったけど、毎日言われることはなかった。新鮮味もない見慣れたブスなんだし内心で笑ってくれよ。私の顔は私以外の部署員で笑うためのコミュニケーションツールではない。

明日が来るのが本当に嫌だ。

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