はてなキーワード: なんjとは
日本語で → とある匿名掲示板で本来は1人1回しか押せない「いいね」を何度でも押せる裏技があるので、試しにそれを使ってセルフ「いいね」連打でレスバをコントロールしてみたけど虚しくなった話
「img」っていうのは「ふたばちゃんねる」という2chの劣化コピーみたいな掲示板にある2大板のちょっと過疎ってる方。
2chで言うと「ニュー速」と「VIP」のVIPの方、もうちょい踏み込んでいいなら「嫌儲」と「なんJ」のJの方。
「フェイスブック」と「ツイッター」だと「ツイッター」に近い方って言い方のが伝わりやすいのかな。
「そうだね」っていうのはレスごとに入れられる「いいね」ボタンで、ようははてなスターみたいなもん。
これは本来1回線につき1回しか入れられないので、これの数が本来ならそのまま「わざわざいいねを押すほど賛同した人の数」になる。
でも裏技があって、スマホやガラケーで機内モードとかを使って回線を一度切って切り替えるとまた押せるようになるので1人で何回でも押すことが可能(実質の上限はあるんだろうけどわざわざやらないと思う)。
大体1回押すのに5秒ぐらいかかるとしても1分でそうだね×10まで増やせる。
imgのスレの流れは実況でもないなら1分に10レスが良い所なので1分でそうだね×10伸ばすのはスピード的には早すぎるぐらい。
この裏技を使えばそうだねを増やすだけなら完全にコントロールが可能になる。
掲示板の人間は流されやすいので、喧嘩してる意見が2つあって片方がそうだね×3でもう一方がそうだね×10だったら、よっぽど違和感がない限りはそうだね×10を信じる。
流石にコレは自演してるでしょってレスが飛んできても「うに(意味:ということにしたい 語源:ということにしたい→うにといいことしたい→うに)」か「アルミホイル巻かなきゃ……(怪電波はアルミホイルを巻くと防げるという迷信から)」ってレスして、そっちにもそうだね×5ぐらい入れておけば封殺できる。
そうだね自演しまくると不思議なことに段々こっちの勝ち馬に乗りたい人や、逆に負けている側を徹底的に虚仮にしたい人がこっちに有利なレスをどんどんしてくれる。
そしたらそこにもいい感じにそうだねをばら撒いておくとあとはいつの間にか最初に喧嘩してた相手が「狂って噛みついてきたイカれた狂犬」みたいな扱いになる。
ふたばちゃんねるはデフォルトの設定では誰が書き込んだかわかないようになっているんだけど、「del」っていう「コイツ荒らしですよ」的なボタンが押されまくるとその回線限定でIDが表示されるようになる。
すると2chみたいにその人の書き込みがどれなのかがID:〇〇(n/N)でズラーって出るようになる。
そうすると周りの人間はウンコつついて遊ぶ感覚で「N回も顔真っ赤で同じスレに書き込んでるんだ……」って煽り始める。
こんなのはただのネットリンチで何の価値もない行為なんだけど、この状況に相手を追い込むことでドーパミンがバシバシ出る人種がいるらしい。
んでまあ自分も今回上手くいってバシバシ出たんだが……まあそれ以上に虚しさが勝ったわ……。
レスバってのは論理的思考力と場のコントロール能力を競い合う決闘のようなものであって、そこにこんなチートを持ち出して勝っても何も面白くない。
でも、今回自分でやってみると今まで感じていた「いやこれは流石に自演では?」ってのがやっぱり半分ぐらいは自演だったんじゃないかと改めて感じ取れた。
多少不自然でも良いからそうだねを自演で入れまくると面白いようにスレの流れはコントロール出来たし、それは全く難しくなかったからだ。
はっきり言ってPCと携帯の2回線使って2chで成りすましをして相手側を貶めようとしたときよりずっと簡単だった。
よっぽどの暴論でもない限りは一度そうだねの数で有利な流れを作れば、あとは勝手に勝ち馬に乗りたい連中、というよりも屍肉にたかりたい連中が動き出してくれる。
あの掲示板には誰かにIDを出したくて仕方ない妖怪がウヨウヨいて、奴らは常に誰でもいいからIDを出せるチャンスがないかと睨みを効かせているんだ。
こっちはピラニアの池に切り傷を負った人間を突き落とすように、ソイツらの目の前に格好の餌を提供してやるだけであとは勝手に流れが生まれていく。
そうして流れが生まれると「IDが出そうな奴の味方をして自分もID出されたくない」と恐れた人たちが離れていったり、こっちに有利なレスだけをしてくれる。
こんなに簡単にコントロールできるし、それに必要なのはほんの僅かな「ズルをしてでも流れを作ってやる」という穢れた情熱だけでいい。
本当に悲しくなった。
なんで俺は今までこんな場所でマジメに議論なんてしようとしていたんだ。
吹っ切れた奴が争うと思えばいくらでも仮初の勝利をでっち上げられる地獄のような場所じゃないか……。
こんな所で自分の正しさを証明しようとするのも、相手の過ちを指摘するのも、そもそも正しい答えを探して意見を交え合うことさえ無意味だろ……。
そもそもAnonymous diary が「増田」って呼ばれてることに気づいた時にみんなどう感じたんだろう。
それに先行して「はてな匿名ダイアリー」というのがある、と知っているはず。
でなにかの拍子に「はてな匿名ダイアリーのライターさん≒増田」っていうスラングだってのに気づいてると思うんだ。
俺がそうだったから。
それでさ、その語源が
あのに「マスダ」いありー
ってのを知った時にどう思ったのかなって。
俺は「なんかなんJみたいだ」ってキモかった。はてなはなにかベクトルの違うベトつくキモさがある。
なんJは汗かきすぎたときのジメジメしたキモさで、はてな(増田)は粘着力の落ちた養生テープに触れたときみたいなキモさを感じる。