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はてなキーワード: 印象操作とは

2021-09-09

もういい加減、ほとんどの国民政策議論なんて聞いてないって気づこうぜ

各党の政策を読み比べてる時点で少数派なのに

まして積極的議論してるやつなんてほんとに1%いないよ

お前らは国民気持ちがわかっとらん

なんとなく議員の喋り方が嫌いとか、知り合いに言われたからとかで投票ちゃうのがほとんどや

印象操作地方組織以外は勝つためにはノイズといって良い

つうかこんなこと散々各種データで示されてるやろ?

いい加減この政策が悪いから勝てないとかこっちなら勝てるとか白々しいわ

現実を見ろ

諦めてみんなでどぶ板やろうぜ

anond:20210909141857

許すという行為を悪行であるかのように印象操作するなと言っている

さないやつがいてもいいが、許すのは社会において普通行為だろと

1ビット脳かお前は

線路に立ち入ったマナー違反撮り鉄”2人書類送検

いわゆる「撮り鉄」の男2人が、廃車になる「踊り子号」を撮影するため、JR敷地内に立ち入った疑いで、警視庁書類送検された。

独自線路に立ち入ったマナー違反撮り鉄”が踊り子号を止める 逃げまどう様子も 2人書類送検フジテレビ系(FNN)) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/8590a2520c5baae511e26e49886a0d3c54525df0

こっちも、「書類送検というのは書類が送付されただけで、捜査を行うと必ずある手続きだ。これを報道するのは印象操作だ!」と騒がないといけないよね。

anond:20210908190359

きちんと謝罪した人を許すのは人間社会構成員として当たり前の行為

「コロッと掌を返しちゃう」などという修辞的表現印象操作するほうが悪質だ

書類送検」で「犯罪嫌疑」を印象づける“中京テレビネット記事

https://news.yahoo.co.jp/byline/goharanobuo/20210909-00257362

要旨としては「虚偽と認識していないためデマではない」ということだが、では何のために当初香山リカ氏はわざわざ「氏名が明らかになる」という主旨のツイートをしたのかということになるのだが。

署名に命をかけるなんてすごい!(超意訳)」である。これを署名牽制目的でないとするのはどう考えても無理がある。

書類送検」の見出し恣意的であること、香山氏の発言犯罪相当のデマであるとするのは難しいこと、これは納得できる。

でもどういう意図があって発言たかという点については異論余地がない。

から「住所氏名が出ているのは代表者の方々なのですね」「誤解してました」と言ったところで、既に目的果たしているのだからそりゃそう言うわな。

デマというのは出鼻を挫いて混乱を来すのがいちばん効果的だ。

法のプロが「犯罪であるかどうか」を判断することに間違いはないだろうが、かたや印象操作だと指摘し、かたや故意ではないと擁護するのはいかがなものか。

anond:20210908083306

お前は予算編成は誰でもやると言ってるけど岸田はそんなこと言ってないよね?

言ってないけど当然やるだろうっていう認識なら立憲も当然コロナ対策やるにきまってんだろ…官邸司令塔設置って書いてあるじゃん。お前は勝手にすればみたいに流してるけど

外交経済は置いといていいとお前が自分で言っているのでそれはまた別に出してくるんだろうし…消費税減税で足並みはそろえたようだしな

こんなもんで何かわかったような気になってるところ悪いけど詳しいビジョンはおいおい出てくるわけで、このタイミングで立憲は無能と言う印象操作をしているのは単なるネトウヨしぐさだよね

2021-09-05

新しい首相に望むこと一覧全部できてる日本人なんていなくね?

  1. 法律を守る → 大部分が道路交通法でアウト食らうはず。軽犯罪法を全部知ってる人も極少数なのでほぼここで消える。法律を守るってのは本来は「知ってる上でそれを破らないこと」であって、知らないけど破ってなかったからセーフってのは政治家としては駄目でしょ。
  2. 憲法を守る → 法律以上に解釈次第な所が多いので解釈によってはアウトなパターンを全部回避できてるかは怪しい。
  3. 質問に答える → いつでも質問ちゃんと答えるのって簡単じゃなさそう。子育てしてると「あとにしてよ」とか結構言っちゃうよね。
  4. 記者会見では質問がなくなるまで答える → これ無理ゲーを感じる。記者無限質問をしてきて無限に答え続けられるのかって話になる。無限じゃなくて最大時間質問数に制限を設けて欲しい。
  5. Yes or No?の質問にたいしてYesかNo[追記]もしくは「わかりません」[追記終わり]で答える → これは印象操作するような質問の仕方をされた時にこまると思うんだよな。「その聞き方は印象操作ですね。なぜなら~~」をしてもいいってルール追記してほしいけど、むしろ元増田はそういうのやめろって言いたいんでしょ?
  6. 嘘をつかない → 記憶違いや認識齟齬咄嗟の言い間違いを嘘扱いするか次第な所がある。本当に言い間違いだったのを嘘扱いされちゃうなら無理ゲーだね。
  7. 逆ギレしない → 「キレない」に書き換えるべきじゃない?そもそも逆ギレ」ってのが恣意的感情的認識から議論に値しないね。単にキレないってだけでも人生で今後一切感情を爆発させないってことになるとロボトミー手術でもしないと無理じゃねって思う。
  8. 科学者意見を聞く → 定義曖昧すぎて判断不能。「聞く」って何を意味しているんだろう?政治家なんて御用学者意見を聞くだけは聞いてると思う。そもそもどの科学者意見を聞くべきなのかが曖昧だね。インチキニセ科学を語ってる人も看板は「科学者」だけどそれじゃ駄目なんでしょ?これは観測者の主観が入りすぎて「ロバを売りに行く親子」の故事のようになるから無理ゲーじゃない?
  9. 意思決定をする場面ではすべて議事録を残す → 「すべて」が難しいけど、入れないと無意味だよね。実質的には「政治家になった瞬間からボイスレコーダー監視カメラによる24時間監視を受け入れ、自分作成、調印等を行った書類全てのコピーを保管することに同意する」とかになるのかな。出来ないとは言い切れないけどプライベート消滅するね。まさしく公僕、日本という国家に飼われる家畜になる覚悟があって始めて成立すると思うよ。


anond:20210904210938

2021-09-04

anond:20210904094308

そう、本当は自民批判されてる。

だけど、横浜市長選でそれを上手いこと菅首相個人押し付けた。

自民へのダメージを逸らす印象操作で、これはかなり上手くいっている。

2021-09-02

anond:20210902115337

Wを何個つけて印象操作してもムダ

「手が挟まれてる状態車掌認識した」という前提でfellfield が叩いたことは

fellfieldが☆付けたコメの内容からも明白

これ以上庇い立てる価値はない

anond:20210902111811

他人コメント引用するな」って

アンタが必死になって擁護していた id: fellfield は

その他人コメントに☆つけたんだぜ

 

これで他の解釈余地はなくなったということを俺は示してるだけなんだが

もうこれ以上の印象操作はやめにしないか

 

id: fellfield が

zyugem「挟まれて手が抜けない状態で「離れてくださーい」アナウンスされても手が抜けないんだから当人はどうにもならん。なんでその状態で発車させたか」に☆をつけた時点で、この論争は終わりだ

つーか「頭悪い」をバカの一つ覚えのように連呼するお前のが頭悪くみえからやめようぜ☆

anond:20210902104302

また印象操作

「客が離れていないと認識していたのに、なぜ発車させた」と fellfield は言っているのだから

「(客が離れないけど、まあいいかで)意図的に発車させた」と言っているも同然でしょ

アホなブクマカに合わせて必至擁護が湧く増田界隈もヤベエな

2021-08-30

anond:20210830121118

「おい花守」

これだけでトラブるわけなかろう

そこに至るまでの流れを報道しないと印象操作しかないぞ

そもそも「おい花守」を言う人は「おい佐藤」や「おい鈴木」も同じ声色で言ってるんだよな?

どういう状況か具体性ある説明ないんなら意味がない報道だよ

2021-08-25

工藤会の話が、メディアによる印象操作だった件について

今回の死刑判決推認ばかりで物事が進み、証拠とか証言が全く無いのよな。カレー事件と同じ間接証拠のみ。実行犯も見つかってない。

「公正な判断をお願いしたんだけど、全部推認推認。こんな裁判あるんか。あんた、生涯、この事後悔するよ」

と言ってるので、文脈的には「無実の奴殺しちゃっていいの?後悔するよ」なんだけど

分かりやすく「生涯、この事後悔するよ」だけ切り取ってんだよね。

まぁ確かに工藤会のいろいろな話聞いてると、上の人がグチ言って気付いたら道具用意されて襲撃ってのはよくあるらしいし

「堅気の人間を襲った」っていう「日本と言う国のトップヤクザ」に逆らったかメディア警察から目を付けられて潰されてるってのはあるけど

日本を舐めすぎた結果と言えばそれまでだけど、国って怖いな

2021-08-24

「金だけ貰って何もしてない」病院医師存在しない

ネトウヨ病院名や医師名を挙げないのは、

「金だけ貰って何もしてない」病院医師存在せず、具体的に名前提示すれば名誉棄損だと知っているか

からネトウヨは、医療者が「金だけ貰って何もしてない」と印象操作するだけなのだ

自民信者ネトウヨ医療者への憎悪コロナ政治の失敗を誤魔化そうとしているの

anond:20210824123423

FUJI ROCK FESTIVAL '21に2日間参加した

anond:20210824003850

自分フジロックに参加して、元増田とは少し違う視点で見たので書いておく。

(大筋としては同じ感想だったので訂正)

結論

関係者各位の苦心と努力はわかるが、ウイルス忖度しないだろう。

一方で、フジロッククラスターが発生したという認定もされないだろう。

自己紹介

都市圏在住、20代独身、男、fully-vaccinated。フジロック2019年に初めて行き、2回目。2日目と3日目に参加。

会場の様子

キャンプ

キャンプ場全体では空きが多かったが、人気のあるゲート寄りのエリアテントが密集していた。フジロック基準でいえば空いていても、一般的キャンプ場なら密集といえる。

とはいえキャンプ場内の炊事は禁止テント外での休憩や飲食も離れて行われていたし、参加者の行動時間バラバラで密になりにくいというのもあって、危険というほどではなさそうだった。

多分、そこらの公園距離を取って昼食を食べているのと変わらない……という程度のリスクだと思う。

客入り

例年に比べると相当少なかったのだろう。トイレは待ち時間ゼロで、飲食行列も0~5人待ち程度。

スカスカだったステージもあったのだろうが、たくさん入っていたステージも当然あった。

電気グルーヴで後方スッカスカだったのは多分開始直前だけで、ライブ終盤に見に行った時には大入り。

元増田が開始直前の話だけしていたのは、ちょっと印象操作気味なのでは。

感染対策

タイムスケジュールの調整

今回のタイムスケジュールでは意図的に公演時間を重ねて客の集中を防いでおり、それについては効果があったようだった。

これに伴ってできた空き時間を使ってステージ間を移動しまくる参加者と、移動しないで休憩する参加者に分かれ、移動しまくる層はかえって密集を形成やすくしていたと思う。

電気グルーヴの開始時刻にスカスカだったのも、多分これが影響している。

(開始直後、近くのステージで終わった公演の参加者がほぼ全て流入したと思われる)

1m間隔の距離の確保

鑑賞時のスタンディングエリアには1m間隔で印が打たれており、それを目安にして参加者同士の距離を保つようにアナウンスされ、概ね守られていた。

とはいえ、1mの間隔を確保しても、これで安全とは思えなかった。1m間隔は業界自主基準に過ぎず、感染防止に十分な効果があるのかどうか、自分にはわからない。

また、長時間(3時間以上)同じ場所に居続けるという状態もあったので、いくらリスクは高まっていたと思われる。

これ以上の距離の確保は無理と言われても、ウイルス忖度しないだろうし、何とも言えない。

1m間隔も常に維持できていたわけてもなく、2日目のジプシーアバロンではもっと密集していた箇所があったが、対策バイトスタッフが「距離を取ってください」と書いた板を持って回っていただけだった。

まあ、これは個別のケースを挙げているだけで、全体としては業界基準に沿って実施されていたのだろう。

マスクの着用、ライブ中の発声接触禁止

概ね守られていたと思われる。ライブ中の発声は各ライブで0~2回程度、顎マスクにはスタッフが注意していた。

きちんと鼻まで覆ってマスクをするようアナウンスされており、守っていない参加者を見たのは1人だけだった(同じ人を何回か見た)。

飲食エリアではマスク会食するよう掲示されていたが、守られていたり、そうでもなかったり。

リスクとしては「普通に繁華街に行ったり、「普通に飲食店で食事をするのと変わらないと思われた。

手洗い、手指の消毒、検温、抗原検査実施

ハンドソープと消毒用アルコールが各所で供されており、衛生が保たれていた。

検温は手首で測るタイプで、ゲートに入るたびに測り直すことが徹底されていた。

抗原検査キットは申し込むと送ってもらえた。メインゲート前では抗原検査実施エリアがあり、そこで受けることができた。

抗原検査なんかやってる感だけというご指摘もあろうが、経費としては凄まじいはずで、そこまでやるかとは思った。

酒類禁止

明らかな酔っ払いは見なかったし、守られていたと思われる。これは思い切った措置で、実際に感染防止の効果もあったはずなので、大いに評価したい。

会場外の近隣の店舗では、アルコール提供を大っぴらに宣伝しており複雑な気分になったが、途中で飲みに行くような人は恐らくいなかった。

会場内から往復40分以上の徒歩移動を要すること、体温が上がって検温で撥ねられるリスクがあることを考えるとさすがに面倒すぎるので。

ゲートでは手荷物検査実施されていたが、形式的ものに留まっていた。この手のイベントでの手荷物検査は大体こんなもんであり仕方がない。

問題

混雑時の密集

ゲートでの入場待ち、物販の行列、人気ステージでの待ち時間、移動の集中など、混雑時には密集を防ぎきれない。

開催側としてはできる限り手を尽くしたのだろうが、大人数でのイベント実施する以上、どうやっても混雑ができてしまう。

仕方がないと言える範囲だが、ウイルス忖度しないだろう。

感染者の追跡が困難

参加者は全員連絡先を登録することを義務付けられており、ゲートで個人情報登録証の確認を行っていた。

とはいえ、内部での行動を追跡することまではできず、ライブ中に隣に誰がいたかなんか分かりようもないので、感染経路を確認する手段は乏しい。

感染者がいたとして(確率的に発生しないことはまずありえないが)、会場まで家からテレポートしてきた参加者はないので、フジロック会場内で感染したことを確実に証明することは不可能

よってクラスター認定は、多分、されない。オリンピックで人流が増加したエビデンスがないのと同様である

所感

対策によっては「やってる感」だけだったものもあったが、最大限努力はしていると見受けられた。

これだけやってダメなら何がいいんだ、と開催側も考えていると思うし、経費も全くペイできないだろう。改めて関係者各位の苦心と苦労には頭が下がる。

先にも書いたが、「普通に」「有観客の」ライブに行くのと、リスクは変わらない状況だったと思う(わざわざ書くが、同程度のリスクは「ある」)。

体調不良以外の理由で直前にキャンセルしたアーティストについては、事情もあろうし、アーティスト個人としては気の毒だが、直前すぎで「人に言われたからやめた」の域を脱せないのでは。

3日間とも出演予定だったのにダブスタを指摘されて逃げた某については特に、見に行く気もなかったが、強弁してでも踏みとどまるべきだったと思う。

個人的な話

コロナ蔓延以降の他のフェスには参加しておらず、有観客のライブに数回参加している程度で、特にフジロックに強い思い入れはない。

そんな状況で何故参加したのかと問われるだろうし、色々思うところはあったが、行きたかたから行ったという以上の言い訳をする気はない。

リスクについても検討したが、ちょうど某ブログで紹介されていた「認知的柔軟性」のなせる業で、行ってから後悔しようという結論になった。

アーティストの直前のキャンセルもあったが、穴埋めに入ったアーティストが素晴らしいライブをしてくれたので、特別体験もできた。

それも含めて楽しかったが、結果として行ってよかったかどうかは、当分の間わからない。

2021-08-21

アウシュヴィッツプールと『パサジェルカ』

ホロコーストは嘘」って主張自体が嘘である、と言うことは日本ではあまり知られていない。せいぜいが「ホロコースト否定してはいけない」程度の認識であるようだ。私ほどの物好きでもない限り、そのファクトチェックを行うという面倒なことをする人は滅多にいないから仕方ない。欧米否認論の本場なので、否認論に対抗する人もそれなりにいて「ホロコーストは嘘」自体が嘘であることはそこそこは知られているようであるTwitterなどで状況が意外と簡単にわかる。

 

だが「嘘」と言っても、その実態はややこしい。そのほとんどは事実を用いた印象操作のようなものであり、細かな具体的主張それ自体が嘘そのものであることは少ないかである。いわばホロコースト否定論はその主張をする人が意図的無自覚であるかは別として「詐術」なのであるしかし、あなたの知性が正しく働いているのならその詐術に騙されることはない。例をあげよう。

 

アウシュヴィッツプール

アウシュヴィッツには遊泳プール存在し、親衛隊員や囚人水球で楽しく遊んでいたという事実まで存在する。アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所ではなかったのか?」というものである。後段の疑惑はともかく、これは事実であり、確かにアウシュヴィッツには遊泳プール存在し、元囚人の手記によると親衛隊囚人水球などで楽しんでいたようである

 

先に結論を言うと、遊泳プールがあったからと言って、アウシュヴィッツ収容所地獄のような過酷収容所であった事実は変わらない。登録囚人限定しても(登録されずに殺されたユダヤ人が圧倒的に多いが)、毎月数千人単位で死者が出る収容所だったのである。だけど、そう説明されたところで、遊泳プール存在は思っていたアウシュヴィッツイメージ全然違い、かなり違和感があると思う人もいると思う。実は肝心なことは「思っていたアウシュヴィッツ収容所イメージ」なのである。そしてこのプールの話は、実際、相当色々とよく知っていないと納得しづらい人もいて当然だと私も思う。

 

まりに何もかもをここで説明するのは無理なので、アウシュビッツ収容所のみに限定して簡単解説する。アウシュヴィッツ収容所ポーランドにあり、1940年5月ごろから実質的スタートした強制収容所である最初は、ユダヤ人のためではなく、政治犯主体として収容するための強制収容所であり、ドイツ人ポーランド人などが収容されていた。翌年1941年6月を過ぎると独ソ戦によって発生した赤軍捕虜が大量に収容されるようになっていく。が、この赤軍捕虜に対する扱いはあまりにも非道であり、特に政治将校はその大半が銃殺刑で処分された。いわゆる国際法ガン無視のコミッサール司令である。また、アウシュヴィッツで行われた最初ガス室での殺害犠牲者はこのソ連捕虜だった。そして、元のアウシュヴィッツ強制収容所からキロ離れたところにあるビルケナウ捕虜収容所建設が始まると、そのソ連捕虜建設労働に駆り出され、一万人くらいいたはずのソ連捕虜の大半は一年も経たずに大半が過労・餓死などで死んでしまったのである

 

ユダヤ人については、当初からユダヤ人も含めて政治犯として収容はされていたものの、囚人登録もせず収容もしないで収容所到着時にそのままガス室送りにしてしまう、いわゆる「ユダヤ人絶滅」がアウシュヴィッツで始まるのは1942年3月からであり、ビルケナウの敷地外にある農家を改造したガス室(ブンカーと呼ばれる)で最初一年くらいは実施されており、1943年3月にクレマトリウムと呼ばれる火葬場が完成すると、その後はビルケナウのクレマトリウムで行われるようになっていく。アウシュヴィッツの基幹収容所ガス室は併設された火葬場の火葬能力が低いこともあり、実は絶滅にはほとんど使われておらず、1942年末でガス室使用を終了している。ともかく、ビルケナウ収容所でのユダヤ人ガス室での大量殺害は、ヒムラーが中止命令を出す1944年10月末ごろまで続いた。ガス室ではトータルで100万人程度虐殺されたと言われている。

 

もちろんだが、ガス室での殺害は何も囚人にさえしてもらえなかった非登録ユダヤ人だけではない。最初の選別では老人や14歳以下の子供、子持ちの女性などが労働不適格としてガス室送りにされたが(概ね到着したユダヤ人の75%、ただし選別条件に当てはまるのに例外的囚人登録された人もいた)、囚人登録されたところでその大半は3ヶ月程度で役立たずになりガス室送りになるか病棟バラック注射で殺されたりもした。こうした収容所内での「選別」は常時行われており、その選別方法親衛隊の選別の担当長が適当恣意的に選んでいるだけなのが実態だった。親衛隊員による囚人への暴行日常茶飯事であり、殴り殺すことさえ珍しくなかった。些細なことでも見せしめ的に処刑されたし、収容所内での配給食料だけに頼っていたらすぐに死んでしまうほど食料の質も劣悪だったりもした。

 

……とまぁ、これだけ酷い話を聞いていたら、「プールで遊ぶなど考えられない」と思う人がいても全く不思議ではないと思う。プール存在に対する疑念はこのアウシュヴィッツ悲惨イメージとあまりにかけ離れているから生ずるのだ。だが……。

 

遊泳プール存在アウシュヴィッツ残酷場所だったことを示す

このプール詐術に引っかかる人は、人間が斯様にも残酷になれるということを理解出来ていないのである。ここで一つ解説を加えておくと、このプール絶滅の行われていた現場であるビルケナウではなく、アウシュヴィッツ基幹収容所の方にあったが、元々の目的防火用であり、完成したのは1944年8月ごろである推定される(フランクフルトアウシュビッツ裁判証言にある)。収容所親衛隊員は、ユダヤ人囚人に命じて飛び込み台を作らせ、遊泳プールとしても使えるようにした。で、このプールを利用して遊んでいたのは親衛隊員と、上級囚人だけだったのである上級囚人とはユダヤ人でない囚人のことであり、おそらくは過酷労働をしていなかった囚人であるカポなどであろう。つまりは、大半の囚人毎日酷い目にあっているそのすぐ側で、収容所生活を存分に謳歌している人たちがいたというのが事実なのであるビルケナウの方ではサッカーでさえ楽しんでいたそうだし、有名なアウシュヴィッツオーケストラ演奏会をさせたり、囚人劇団まで作らせて劇場で公演させたりもしていた。また親衛隊員は当然として上級囚人も、ユダヤ人ら下等囚人食事量・質とも全く違ったし、親衛隊員は恣意的食品などを横流しさえしていた。さらに、ユダヤ人が持ってきた私物(「再定住させられる」と言って騙されて連れてこられているのだから、それらはユダヤ人の全財産と言っていい)を全部収容所の方で掻っ攫うのであるけれど、そこから横領しない親衛隊員などいなかったと言われるほどである(ただし横領は発覚すると厳罰処分が下される)。

 

もちろん、囚人たちの多くはそうした私腹を肥やす親衛隊員たちの行動や、プールなどを楽しんで収容所生活謳歌している姿も知っていた。だから戦後地元法廷で、少ないとはいえ裁かれた親衛隊について証言者となった元囚人たちのほとんどは、それら親衛隊被告非道ぶりを存分に告発したのである

 

「単なる印象」にあまりに弱すぎるネット否定派達。

ほんとに否定論の細かい具体的な主張ってこの手の話があまりに多い。例えば「ガス室の扉が木製だなんておかしいじゃないかアメリカ死刑ガス室は鉄製の部屋でありドアだって厳重なハンドルまでついていて非常に厳しい毒ガス管理をしているくらいだ。あんな木製の簡易な扉だったらガス漏れして外にいる人まで死んでしまうに違いないから、あれがガス室だったなんてあり得ない」ってのがある。んでこの話、たくさんの米国死刑専用ガス室写真とともに出回っている。

 

えー、青酸ガス発生用に使っていたチクロンB害虫駆除用として当時一般に広く使われており、それなりに密閉処理さえすれば「どこでも」使えた。それなりの密閉処理とは空気漏れ起こしそうなドアの隙間などにダクトテープを貼る程度のものであるアウシュヴィッツ収容所にも、殺人ガス室以外に衣服などのシラミ駆除のための専用ガス室複数存在し、現在現存しているが、それらのガス室の扉も殺人ガス室と同じ木製扉であり、気密には隙間にフェルトが貼られているだけであるチクロンB製造であるディケシュ社の文書にも別に木製扉がダメだとは書いてない。専用の頑丈な鉄製のガス室しか青酸ガスを発生させられないような害虫駆除剤だったとしたら、当時一般的に広く使われたはずがないだなんて、少し考えればわかることなのに。

 

「じゃぁ何故米国処刑ガス室あんなに頑丈そうに出来ているのか?」と聞かれたって答えは知らないが、それなりの要求仕様があるとか昔からの慣習であるとか、何か理由があるからであろう。でもそーういうことは否定派さんは全く調べない。いずれにしても、実際にチクロンは当時広く使われていたのだから米国処刑ガス室構造は、アウシュヴィッツガス室に関しては何の参考にもならないのである。どうしてそんな見た目の単なる印象に過ぎないことが、アウシュヴィッツガス室否定する理由になるのか?

 

『パサジェルカ』

今年はホロコースト映画公開が少し多いようだけど、一つとして見に行こうとは思わなかった。あんまり興味が湧かなかったからだけど、しか最近、古い映画にすごいホロコースト映画があるのを発見した。YouTube全編上がっているのだけど、惜しいのはポーランド映画であり全編ポーランド語でさっぱり言語がわからなかったりすることだ。日本でもDVDは発売されてるけど、買ってまで見ようとは思ってない。しかし何が凄いって、何気に再現度が凄い。興味がなければ何のことはないシーンだけど、ガス室にガスを投入する作業のシーンが思ってた通りの再現だった。ガス室というかクレマトリウムはすでに破壊されてなかったからわざわざセットで作ったのかと思うと尚更すごい。何気にあのチクロン投入煙突位置が正確なのも素晴らしい。未完成監督が死んでしまい、友人達で残っていた映像繋ぎ合わせただけらしいけど、唐沢寿明の『白い巨塔』よりもずっと前にアウシュビッツ収容所ロケ地に使っていた映画存在したというのも発見だった。

PASAŻERKA - POLSKI FILM PSYCHOLOGICZNY HD, WYSTĘPUJĄ: ALEKSANDRA ŚLĄSKA (SOUS-TITRES FRANÇAIS)

anond:20210821102447

ワクチン接種率が上がったのに重症が増えているのが都合が悪いか印象操作

自民信者ネトウヨおつ

2021-08-14

anond:20210814015833

数字で語って。

文系はすぐn=1のエピソードトーク印象操作しようとするから

オリンピック前とオリンピック中とオリンピック後で実効再生産数に変化あった?

感染者の全体増加率とオリンピック関係者内での増加率の差は?

オリンピッククラスタは全体の中の何%相当?

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