はてなキーワード: チューブとは
少し前に家電全般の愚痴を書いたんだけど(anond:20230813172505)、特にホットクックだけ名指ししちゃったのを少し気にしてた
悪口だけ言って去るのはよくないなと思ったので、良いところも紹介したい
自分は料理はそれなりに好きだしそこそこ得意な方だと思うけれど、長い時間キッチンに立って心を込めて作るよりも、素材切ってホットクックにぶち込んでスイッチ押しただけの方がずっと美味しかったりする
火加減とか混ぜ加減の問題なのかな
お肉は柔らかく仕上がるし、全部の食材にムラなく味が染みわたってくれる
ホットクックを買うか迷っていた頃は「肉も野菜も切りたくないし調味料すらはかりたくないときは結局外食するしかないじゃん」と思っていた
だが、そんなことはない。ありのままぶち込むだけで作れる料理もある。今日はそのことだけでも伝えたかったのでこのエントリを書いている
トマト缶、冷凍玉ねぎ、鶏もも肉、チューブにんにく、チューブ生姜、カレールウ
これを鍋に入れてスイッチを押すだけでうんまい無水カレーが出来上がる
鶏肉は切らなくてもホットクックパワーで勝手にホロホロになるという神仕様なのでまじで包丁や計量スプーンなどの調理器具は一切使わず、なんなら手も洗わずに作れる(鶏肉の汁が手についたら洗ってね)
朝にぶち込んで予約しておいたら、ヘトヘトで帰宅しても玄関ドアを開けた瞬間にアツアツのカレーが完成している。なんてこった!!
だいたいのパーツが食洗機OKだが内釜(鍋?)だけは食洗機が使えない
我が家はほとんどの調理器具や食器を食洗機OKのもので揃えているため食洗機不可製品を使う度に「なんで食洗機つかえねんだよ!」とイラついてしまうのだけど、ホットクック釜は見た目に反してやけに軽いので、重た〜い炊飯器の釜をせっせと手洗いするときよりも幾分か小さいイラつきで済んでいる
本当は食洗機OKになるのが希望だけど、これ以上多くは望まない方がちょっと徳の高い人間になれそう
生活必需品的な家電(冷蔵庫とか)以外の家電の中では、正直、一番買ってよかったと思っているものだったりする
ちゃんと自炊したい。でも忙しい。しんどい。そんなときにメイン一品を任せられるのが本当に心強い
ホットクックが頑張ってる間に豆腐にキムチ乗せて小松菜茹でて白だしかけておけば、まあそれなりの食卓になってくれる。ありがて〜〜
ただ、我が家では「しんどいときは無水カレーで良い」との家族協定をつくったせいで週の半分くらいカレーを食べている気がする。脂質と塩分どうしようかね
趣味がロードバイクなので朝から走ってたらロードバイクを路肩に止めてファンキーな感じの恰好のお兄ちゃんが困ってたから声をかけてみた。
近くで見たらお兄ちゃんかと思ったら女の人でびっくりした。
で、タイヤの空気が抜けたんだけど空気入れが壊れて困ってるという。
この時点で嫌な予感がした。
俺の空気入れを使って入れたんだけどどんどん空気が抜けていく。こりゃパンクだ。
こうなると修理が終わるまで空気入れを貸すしかない。ずいぶん時間ロスするな…と思ったらその人に「パンク修理できます?」って言われる。
どうも自分で修理できないらしい。
で俺にやってくれという。なんとなくそんな気はしてた。
でもそも俺はパンク修理キットは持ち歩かない。パンクしたら新品チューブごと変えることにしてる。そしてそのチューブは1本しか持ってきてない。
この辺はある程度知ってるから「5kmか8kmか歩いたら自転車屋ありますよ。自転車屋はおそらくお盆でも開いてます」と笑顔で言って俺は立ち去った。
説教する柄でもないし可哀そうだと思うけどロードバイクって自力救済なんだよね。パンク修理は基本。
Twitterで今日の事書き込んでないかなって検索してるけどいまのところ見当たらない。
ちょっとだけいい事した気分で徳を積んだ。
帰って調べたら女の人が着てたファンキーなウェアはこのブランドだった。
かっちょいいな。
母が熱中症で亡くなった。
癌恐怖症で、少し体調不良が起これば膵臓癌だ、大腸がんだ、悪性リンパ腫だ助けてくれ、と騒ぐ母だった。そしてそのたびに近くに住む私か夫か息子がクリニックに連れて行き、近くの総合病院の勤務医だった時から診てもらっていた気に入りの医師から「心配ないですよ」という診断を貰いに行くのが日課だった。
以前から同居を勧めていたが、父と共に暮らした思い出のボロ家を出るのが嫌で頑なに一人暮らし。そのため毎年「ガンより熱中症に気をつけろ」と口を酸っぱく言っていた。エアコン代をケチる癖に毎晩ハーゲンダッツを食べていたのが母らしい。
昼寝しながら亡くなったようなので、正直ホッとしている。2人に1人が癌になる時代で、あれほど大騒ぎする心配性の母がいざ癌になったら落ち着けるのに一苦労だっただろう。特に母は、病院嫌いで大腸がんが手遅れになり、チューブに繋がれながら「家に帰してくれ!」「痛い!」とのたうち回っていた父の死に様を見ている。
父を看取り、憧れていたパリにも行けて、孫も曽孫も可愛がれて、独り身になってからは好きなだけ旅行行ったり友達と遊んで、もう十分満足したでしょ。
初期研修中に、チューブを気道ではなく食道へ入れかける、扁桃膿瘍の排膿で子供の喉を穴だらけ血だらけにした上で排膿はできず、消毒をプロポフォールと間違えそうになる、CT操作室の鍵を持ったまま帰り旅行に行く、をやらかした。
紆余曲折を経て放射線科医となり、放射線診断の道に進み医局やがんセンターで勤務。現在は病院を辞め、医療機器メーカーにて画像診断AIの開発に携わっている。
元々循環器外科医を目指していた。放射線の道に進む時は乗り気でない上に勉強も生半可ではなく大変で苦痛だった。
やりたくない仕事でもやっているうちに面白さややりがいに気がつく時もある。皮膚科や放射線と異なり、技官や特に基礎は誰もが話を頂けるわけじゃない。一度「自分のやりたい道」を離れて「やってみろと言われた道」を歩んでみては?
着ぐるみを着て楽しむ集団、kigerというらしいが、そいつらがtwitter上で楽しんでいる様子を動画で上げていた。
特に予定もない三連休を前にして、あるいは永遠に予定の入らない休暇から背を向けて、kigerのプレイ動画を見漁る。
ああ、これが21世紀のあるべき姿だなぁと呟く。もちろんそんなことはない。でも、そうであってほしかった。人間に、人間性は要らない。着ぐるみだからおもちゃっぽいんだ。これがエグゾスーツだったら格好がついた。
ナイトモードの液晶は、kigerがメスケモスーツを身にまとい、他のMan In Meskemoを紐で縛ったり、吊るしたり、なんだりかんだりしている様子を伝達するために発光している。その光は役目を全うしたAmazonの箱を照らす。部屋一面が箱だらけだ。終わってる。21世紀は真空チューブで人やモノを運ぶんじゃなかったか。車は空を飛ばなくていいし、完全栄養ババロアが配給されなくてもいい。コンクリの道路と肉体を捨てさせてくれれば。
虚無を照らすディスプレイの向こうでは、楽しそうな、あるいは楽しそうな表情の貼り付いた、kigerだけが肉体を脱ぎ捨てている。
アルトターボRS(オートマしかない)を出しておいてあとからMTのアルトワークスを出した。その後RSは販売終了
スイフトもそう。 オートマしかないスイフトRSTを出しておいてあとからMTもあるスイフトスポーツを出した。その後RSTは販売終了。
ホンダのカブも方向性は違うが、クロスカブは110ccしかないが、燃費計やトリップ、シフトインジケータ付でメーターが充実、タイヤもチューブレス。だがしかし、エンジンが110ccで小さく、若干パワー不足を感じる。
今人気のハンターカブはメーターがシンプルで機能も少ない、オフを走る目的もあるがタイヤがチューブタイヤ。しかしエンジンは125cc。そしてスーパーカブより10万程度高い。
非常に悩ましい商法。
スイフトRSTにMTがあればそっち買ってたし、クロスカブに125ccがあれば間違いなくそっち買ってた。
MTはスポーツカーだろう!ハイオクで燃費も悪くていい。乗り心地も固くていいしタイヤも薄っぺらいやつを高い金出して交換してくれ。ということか。
RSTを友人が乗っているがかなり燃費いいらしい。17〜18くらい走るみたい。これにMTがあれば。レギュラーだし。
カブもそう。ハンターは44万だが、クロスは36万程度。クロスに125ccがあれば安いしその差額でマフラーやらなんやらカリカリにイジる費用にしても良かった。軽いしねクロスは。
極端に振りすぎていて中間を埋めるちょうどいいグレードのものがほしいんだが、それがない。
結局スイスポとハンターカブに乗ってるが、 楽しいし満足してるけど、もっと中間グレードがあったらなぁと。サーキット行くわけでもないのに毎回ハイオク入れるのもちょっとあほらしくなってくる。
バイクはクロスカブのが軽いし脚付きがいいのでもっと乗りやすい。これが125ccだったらなぁと。
中途半端なものは売れないんだろう。グレード増やして量産が面倒になるのも避けたいだろうし。
悩ましいRSワークス商法
97年製の東芝の扇風機。3年で壊れる山善のとは違って今まで全く壊れなかったが、今年組み立てたら首振りができなくなっていた。首振りの軸を押し込んでもカチッカチッと何かがリセットされるような音が鳴り響き一向に回転しない。ネットで適当に分解修理のブログや動画を見てみるが、同じ症状の人は見つからない。しかしどうやら扇風機のギアの油が足りなくなってるのではないか、と推測することはできた。扇風機に使う油は、石油油ではなくてグリスじゃないと駄目だと。昔のミニ四駆についてたチューブ油ね。ダイソーに見に行く。グリススプレーというものを見つけたがチューブのグリスは見つからず。グリススプレーとチューブのグリスの違いが分からないので購入を見送り、ホームセンターまで行って使う分量に見合わない大容量チューブのグリスを入手。さあ扇風機を分解だ。首振りの軸の抜き方はググってある。ネジで止めてあるわけではないのでちからで引っこ抜く。そしたら後ろのねじを一つ抜いてケースを外す。さて、中身が見えたはいいが、どこに油を塗ったらいいかが分からない。ケースを外したまま電源を入れてしばらく観察する。カチッカチッと音が鳴る。どこだ。どうやら首振りの大きなギア部分は問題なさそうなことは分かった。さらに観察してみると、首振り範囲を変える時に扇風機の頭を持って手動でカチカチと動かす部分が、勝手に動いていた。扇風機がギアを伝って首を振るちからを伝えても、その部分が逆にカチッと動くために、首振りができなくなっていた。なぜこの部分が勝手に動いてしまうのか。扇風機の首振り部分の軸に塗られた油が固まってしまって一緒に動いてしまうみたい。ここに油を差すことができれば、カチカチと勝手に首振りをリセットされることはなくなるだろう。古い油を拭き取るのが正しい手順だが、この部分の油を拭き取るためにはモーター全体を分解する必要がある。そこまではできないので、上からグリスを重ねてみることにした。電源を入れてみると最初はカチカチと音を鳴らしていたが、しばらくすると音が鳴らなくなった。また音が鳴りだしたら、今度はグリススプレーを試してみる。
追記:
その後、再びカチカチと音が鳴り出したんで、グリススプレーも買ってきて軸の隙間狙ってプシューとするが効果無し。どうやったら首振りの可動域を左右に動かす部品が動くのを止めることができるのか。ここが動くパワーが超強力なのでギュッと指で掴んでも全く止めることはできない。比較になる扇風機がないので、普段どのように固定されてるのか分からない。欠けた部品も見当たらない。悩みながら軽く部品に指を添えるとカチカチという部品の動きが止まり扇風機が首振りし出した。指を離すとカチカチと部品が回りだして首振りが止まる。指で軽く部品を押さえると部品が回るのが止まり首振りが始まる。どうやらカチカチと部品が回り首振りが止まるのは、この部品が浮き気味になってたことが原因らしい。油差すの関係なかった。しかしネットで調べても、この部分がどのように固定されてるのか分かる動画やブログは全く見つけられなかったから、浮いて勝手にカチカチ回りだす原因がさっぱり分からない。一応指で押さえればしばらくは首振りは大丈夫だから、これで対処することにする。
息子が土曜の朝に友達を5人連れてきた。泊まりで勉強会をするとのこと。
土曜の昼食〜日曜の昼食まで全て作ってくれと事前にお願いされ、勘弁してくれよクソガキがと思いつつ息子の交友関係のためにしぶしぶ引き受けた。
2日間のメニューは以下の通り。
日曜昼 焼きそば
普段なら育ち盛りの息子のためにと考えていた栄養バランスなども完全に無視して、
とにかく「安い」&「一度に大量に作れる」ことに特化した料理にした。
面倒くさいことさせやがってと息子にキレ気味だったんだけど、いざ来てみると、息子の友達五人衆がめちゃくちゃいい子たちだった。
初日の昼飯は
「素麺にこんなに具が入ってるの初めて!めちゃくちゃ豪華で美味しい!」って喜んでくれたり、(薄焼き卵とハムと大葉と青ネギと刻み海苔とチューブ生姜を出していただけ)
夕飯は
「こんな美味しい唐揚げ初めて食べた!」とか「家のカレーもこれだったらいいのに!毎日食べたい!」とか「キャベツがふわふわで無限に食べれる!」とか言ってくれるし、(キャベツはサラダクラブのやつ)
翌朝は
「アメリカの朝食みたいでテンション上がる!」とか無理やり褒めるとこ探してくれるし、
昼は
「この焼きそば、お店出した方がいいですよ!僕毎週通いますよ!」とかめちゃくちゃおだててくれた。
5人全員、ちゃんとしたお菓子を持ってきてくれたし、中には親御さんの手紙付きで封筒に三千円入れて渡してくれた子もいた。
それを見た他の子たちが「え!俺持ってきてない!今持ち合わせないから今度渡します!」とか言ってくれてさ。いいよいいよって最初の子のも断ったんだけど、結局全員から二千円ずつ受け取ることになったよ。まさかの黒字とはね。
いやーー、本当にいい子たちだった。きっと親御さんもちゃんとした人なんだろうな。
料理名だけ教えてくれればレシピは調べる。生姜を使う料理のレパートリーが生姜焼きぐらいしかないんだ。
生姜が普段の半額ぐらいで売られているのを見て思わずたくさん買ってしまったが、こんなにたくさんいらない。普段生姜使わないし、生姜を使う料理を知らないし、生姜使うとしても大体チューブのやつを使っている。とはいえ買った以上はちゃんと使い切りたい。
まずは生姜を使う料理そのものの知識を増やしたい。そのために生姜を使う料理を教えてください。お願いします。
【追記】
自分の発想にない料理ばかりで、生姜の消費だけではなく、料理のレパートリーを増やす意味でも助かりました。
また生姜の安売りを見かけたらたくさん買おうと思う。
本当にありがとう!
犬猫の寿命が長くなって介護の話はよく見かけるようになった。老犬ホームとかデイケアの広告も見かける。犬猫常駐の老人ホームあったらいいのにな…
話がズレそうになったのは今から書くことがつらい出来事で批難されるの必至だからだ。でもペットを安楽死させた事例は検索してもなかなか見つからない。ほとんどは「安楽死寸前だったのが…」という介護譚だ。
もちろん安易に「飼えなくなったので安楽死させてください」はダメだと増田も思う。でも長年連れ添ってきたペット、家族の一員としか言いようのない存在が「回復見込みのない状態で恐怖と苦痛でしかない検査・治療を受け続ける」事態を止められるのも家族だけだ。
うちには20歳オーバーの猫がいた。元野良。ガリガリの子猫を「このままだと死んじゃうから」と押し付けられた。仔猫用ミルクや良質のペットフードのおかげで強健に育ち18歳くらいまでは病気知らず。ここ2年は甲状腺の病気で投薬(朝晩)と自宅点滴(週2)と血液検査(月1)をしてきた。
気が強い猫だからあらゆる手段で薬を拒否するのをこちらもあらゆる手段で飲ませにかかり、最近は粉にした錠剤をオブラートに包み無理矢理顎を開けさせて放り込み飲み下すまで顎を押さえつける方式になっていた。それでもやっぱり薬がイヤな猫は飲み込んだあとも涎垂らしたり、意志の力でゲロしたり毎日バトルだった。人間なら100歳近い婆ちゃんに悪いと思いつつ、薬を飲まなければつらくなるのだから、と拝むような気持ちで続けていた。
昨日の朝6時頃、へんな音で目覚めた。誰かがパイプを引っ掻いているみたいに音。見に行くと猫がえづいていた。なんか喉に詰まったものを吐き出そうと必死に空咳をしては後ずさる。口を開けたまま肩で息をしている。猫飼いなら誰でも知っているが猫の口呼吸はマジやばい。配偶者によると夜寝た時はふつうで明け方頃急にこうなったという。
かかりつけの獣医は9時半開院。ちょっと待てないのでネットで検索して24時間救急に連れて行った。(この時点で7時半)。猫の検査結果やいつもの薬も持って行った。獣医によるとX線だと詰まっているものは見えない。食道が異常に拡張している。胃まで空気でパンパンで呼吸が入らない。応急措置として鼻からチューブで空気を抜く、水分補給の点滴をして酸素室で回復を待つことに。
このあと院長?らしき先生と今後について話た。おそらく誤嚥性肺炎。高齢なので麻酔や手術はできない。酸素飽和度が低いので酸素室から出せない。誤嚥を避けるために強制給餌後15分立位にさせないといけない、等々。もし全てがうまくいけば2-3日で好転、そうでなければ長期入院。ケアが大変なので1日5-6万円プラス検査、薬代かかる、と。
金額にもビックリしたけど(ここは24時間な分高額なのは有名なので)うちの猫がずっと酸素室やケージに入れ続けられるのが耐えられなかった。(しょうがないけど)犬も一緒でワンワン吠えているし知らない人ばかり。さっき見せてもらったら酸素室の中でパニック起こしてまんまるな目をして苦しいのに逃げようとペットシーツを掘ったり歩き回っていた。猫にとっては急に戦場に連れてこられたようなものだろう。
「ウチに連れて帰れませんか…」せめて家で看取ってやりたい。「酸素室から出せない状態では帰宅を許可できない。車の中で死ぬほど苦しむから。それなら家族が来て安楽死させる方がまだ…」
安楽死。
先に口に出したのは院長?の方だった。コトバには魔力がある。思えばあの時心が決まったのかもしれない。
家に帰り配偶者と相談した。神経質な、いわゆる「幻の猫」で配偶者と自分にしか甘えない猫だった。あの猫のことは獣医よりも自分たちがよく知っている。「20年も頑張ってくれたのだから、もうこれ以上つらい状態から解放してやろう」それが結論だった。6歳とかあるいは10歳なら、投薬やケージレストを嫌がらない猫だったら別の結論もあったのかもしれない。でもただ症状がすこし緩和するために何日も入院し、帰宅できたとしても酸素室に強制給餌の日々で安らかに過ごせるとは思えなかったから。
午後の面会時間に配偶者と赴いた。若い女の先生は「朝からだいぶ回復して歩き回ってますよ!」「CTとったら詰まっているものがわかるかも」と積極治療を勧める。でも酸素室の中の猫は瞳孔が開ききった状態でゼェハァしていた。獣医が歩き回る、というのはパニックしているから。ニャアと鳴きました、というのは威嚇しているから。見ていて胸が張り裂けそうだった。ごめん、こんな辛い思いをさせてごめん。もうこれはうちの◯◯じゃない、酸素室で無理やり生かされている怯えた獣だ。(すべての猫がそうだという訳ではありません、あくまでもその時感じた事なのでご容赦を)
配偶者が女医さんと話した結果、安楽死を認めてもらった。酸素室から出して抱っこさせてもらった。処置台の上で寝ている姿を見ればやはりうちの猫。20年間一緒に過ごした唯一無二の猫。外だとほとんど呼吸ができなくてぐったりしているところに、足につけた点滴から薬剤を注入する。いいですね、と念押しされたので頷いた。薬が回るに連れて凝り固まっていた身体が柔らかくなった。もう一つの薬剤を入れる。静かに、まるで熟睡しているみたいな猫の心音を聴き、瞳孔を調べて女医さんは「亡くなりました」と言った。
今まで自宅で看取った猫たちは死ぬ直前もがいたり、すごい唸り声を発したりしたのでこんなに静かな往生ははじめてだった。明け方に誤嚥?してからはじめて安らかな姿になった。
獣医の中でも安楽死はやりません、という人が多い(かかりつけ医もそっち)。この病院も「回復が見込めない、著しい苦痛がある等の場合」が原則な中、安楽死措置をしてくれた事を感謝する。まだ生きられたかもしれない【いのち】を奪った!という批判は飼い主の自分たちが負う。
(追記)誤嚥性肺炎はあくまでも仮の診断。レントゲンに映らなかったので何がどこに詰まったかを確認するにはCT必要。麻酔かけられないからうまくCTとれるか保証ない。仮に気管に詰まっていたとして気管支鏡手術のためには設備のある病院に転院必要とのことだった。
正直そこまでうまくはないから、決して人にはあげない。家族にもあげない。
でも、小麦粉が家にあるのはなかなか良いし、クッキーというものはかなり楽なのだ。焼ける時の匂いもいい。無心にもなれる。
基本レシピはこう
小麦粉50g 砂糖(上白糖でもグラニュー糖でもなんでも良い)20g オリーブオイル大さじ2くらい 塩ひとつまみ
これを基本にする。卵は入れない。卵を入れた瞬間、全てが卵焼きの味になる。卵白と黄身を分けるのもやりたくない。素人はお菓子作りに卵を加えてはいけない。なんとなく生臭くもなる。卵を使った美味しいスイーツはお店で買おう。
オリーブオイルが無ければサラダ油でもいい。ただ、開封してしばらく経ってるサラダ油だと結構びっくりするほどまずくなるのでオススメしない。
ここからさらに西友のやっすい板チョコを金槌でガンガン叩いてチョコチップにして混ぜてみたり、砂糖を減らして蜂蜜を入れてみたりするのはかなり良い。増田はジンジャークッキーが好きなのでチューブの生姜を入れたりする。ココアクッキーにしたい場合は小麦粉を5g減らしてココアパウダーを5g足す。ココアクッキーのときはすこーーーしだけ牛乳を足すとなんとなく美味しい。お金に余裕があればナッツとか高級な混ぜ物をするのもいい。増田は高いのでやらない。
これらの材料を適当なボウルに入れ、ゴムベラで混ぜる。小麦粉が油を吸うと黄色くなる。ボウルの中で生地はモロモロのままだが、慌てて油を足すと脂っこくなるので我慢する。どうしてもだめだ!という時のみ、小さじ半分から調整しよう。基本はモロモロの状態でいい。ただ、小麦粉の白い状態のままでいるやつらは黄色のもろもろに合流させるように、切るように混ぜる。
その後、ポリ袋に生地を移し入れ、ひとまとめにする。いい感じにまとまったら適当に丸くし、乾かないようにポリ袋の口を閉め、冷蔵庫で寝かす。少なくとも1時間、丸一日寝かしてもいい。
寝かした後はポリ袋の上から生地を適当に伸ばす。厚さはお好みでいい。伸ばし棒が無ければラップの芯でいい。増田はダイソーで売っている激安サランラップで伸ばし、汚れた時に一回り剥がして運用している。型抜きしたい人はするといいが、洗い物が増えるので切った生地をポリ袋の上からスクレーパー的なもので食べやすい大きさに切ると楽。切った後、ポリ袋をハサミで開く。
うちにはオーブンなんて上等なものはないので、トースターで焼く。鉄のトレイの上にアルミかクッキングシートを敷き、先ほど切った生地を載せる。
トースターは予熱しておく。だいたい200度くらいが好ましい。増田の家には親から譲り受けしバルミューダのでかいトースターがある。親がデカくて重いから扱いづらいということで貰った。それは温度調整ができるが、できないタイプのものは適当に1番熱い温度でいいと思う。3分くらい予熱しよう。余熱が終わったら並べた生地アルミホイルを被せて20分程度焼く。アルミホイルを被せると焦げない。20分経って様子を見、なんだかダメそうであれば2分単位くらいで刻んで追加焼きをする。お好みの焼き目をつけよう。小麦粉の生焼けはストレートにお腹が壊れるので気をつけてくれ。
満足できたら粗熱をトースターの中でとる。そうすると予熱がまわりさっくり仕上がる気がする。その後、蓋ができるタッパーに移し、狂ったように食べる。
クッキーなんてものは手間暇を考えると買った方が安いしおいしい。
ただ、なんだか知らないけどめちゃくちゃハマる。焼けた時は小さな達成感がある。慣れてくると自分好みの味にできる。これからもどんどん焼いていきたい。