97年製の東芝の扇風機。3年で壊れる山善のとは違って今まで全く壊れなかったが、今年組み立てたら首振りができなくなっていた。首振りの軸を押し込んでもカチッカチッと何かがリセットされるような音が鳴り響き一向に回転しない。ネットで適当に分解修理のブログや動画を見てみるが、同じ症状の人は見つからない。しかしどうやら扇風機のギアの油が足りなくなってるのではないか、と推測することはできた。扇風機に使う油は、石油油ではなくてグリスじゃないと駄目だと。昔のミニ四駆についてたチューブ油ね。ダイソーに見に行く。グリススプレーというものを見つけたがチューブのグリスは見つからず。グリススプレーとチューブのグリスの違いが分からないので購入を見送り、ホームセンターまで行って使う分量に見合わない大容量チューブのグリスを入手。さあ扇風機を分解だ。首振りの軸の抜き方はググってある。ネジで止めてあるわけではないのでちからで引っこ抜く。そしたら後ろのねじを一つ抜いてケースを外す。さて、中身が見えたはいいが、どこに油を塗ったらいいかが分からない。ケースを外したまま電源を入れてしばらく観察する。カチッカチッと音が鳴る。どこだ。どうやら首振りの大きなギア部分は問題なさそうなことは分かった。さらに観察してみると、首振り範囲を変える時に扇風機の頭を持って手動でカチカチと動かす部分が、勝手に動いていた。扇風機がギアを伝って首を振るちからを伝えても、その部分が逆にカチッと動くために、首振りができなくなっていた。なぜこの部分が勝手に動いてしまうのか。扇風機の首振り部分の軸に塗られた油が固まってしまって一緒に動いてしまうみたい。ここに油を差すことができれば、カチカチと勝手に首振りをリセットされることはなくなるだろう。古い油を拭き取るのが正しい手順だが、この部分の油を拭き取るためにはモーター全体を分解する必要がある。そこまではできないので、上からグリスを重ねてみることにした。電源を入れてみると最初はカチカチと音を鳴らしていたが、しばらくすると音が鳴らなくなった。また音が鳴りだしたら、今度はグリススプレーを試してみる。
追記:
その後、再びカチカチと音が鳴り出したんで、グリススプレーも買ってきて軸の隙間狙ってプシューとするが効果無し。どうやったら首振りの可動域を左右に動かす部品が動くのを止めることができるのか。ここが動くパワーが超強力なのでギュッと指で掴んでも全く止めることはできない。比較になる扇風機がないので、普段どのように固定されてるのか分からない。欠けた部品も見当たらない。悩みながら軽く部品に指を添えるとカチカチという部品の動きが止まり扇風機が首振りし出した。指を離すとカチカチと部品が回りだして首振りが止まる。指で軽く部品を押さえると部品が回るのが止まり首振りが始まる。どうやらカチカチと部品が回り首振りが止まるのは、この部品が浮き気味になってたことが原因らしい。油差すの関係なかった。しかしネットで調べても、この部分がどのように固定されてるのか分かる動画やブログは全く見つけられなかったから、浮いて勝手にカチカチ回りだす原因がさっぱり分からない。一応指で押さえればしばらくは首振りは大丈夫だから、これで対処することにする。