はてなキーワード: グリーとは
「永遠の時の流れの中で永遠に堂々巡りをしているのだとしても!
けして立ち止まりはしない
悔いても恥じてもいない誇りに思っている
確かにそのせいでつらい事も多かったが…
合わせてみれば… ちょっと… 良かった… ——ぞ」
「今は—— 前へ進まなくっちゃいけないんだって
ここへ残るのは進むことじゃないんだって
そんな気がするんだ」
「その為にはどの勢力とも争う気がないのだということを
我々が誰もの隣人でありたいと願うことを!
ただ——
その手でその身で!
示し続けるしか… ないのです」
「しかしもっと長い長い年月をかけていつか人は“NT”に進化するでしょう
でもやがてくる新しい力に期待する前に——
ぼくは“人間”としてやれることがまだ残っているのじゃないかと思うのです
ぼくは人がNTにならなければ戦いをやめられないとは思えません
人間としてやるべきことをすべてやって
神よ——
もし本当におられるのでしたら…
どうか手を——
お貸しにならないで——」
「あの時おれはかざした手のひらの
外側に自分がいるような気がしていた…
けれど間違っていたんだ!
おれは今も昔もずっとあの中にいて必死に生きようとあがいている——
みんなと同じ小さな—— 一匹の命に過ぎない!
過ぎなかったじゃないか!」
https://anond.hatelabo.jp/20201223193232『ウルトラマンZ』からニュージェネレーションシリーズを眺める
からの続き。
1) 続き物の初回は、主人公がどのようにウルトラマンの力を得るかを描くかがキーになる(セブンやオーブのような、本編前からウルトラマンだったケースは除く)筈なのに、突然現れた変身道具を手にして「俺色に染め上げろ」と謎な名乗りをいきなり発して変身してしまうという、昭和でもやらないような雑な演出が光る。
2) Wikipediaに引用されている超全集によると、後半のあらすじが二転三転している。母親が敵になる⇒反対意見が多くなり、美剣サキが後半の敵になる⇒アサヒが消滅してサキが湊家に妹として迎え入れられるビターエンド⇒ハッピーエンドを優先させてアサヒ生存ルートとなった模様。結果的にはマスコットキャラとして成功したけれど、詰めの甘さ、物語の浅さが浮き彫りになった。
1) トライスクワッドの設定は、本編に盛り込む余裕が無く、ネット展開のボイスドラマというスピンオフで消化されたが、またもやトライスクワッドやタロウの息子など、本編で消化できない盛り過ぎ設定が、フォーカスの甘い、締まらない流れになってしまった。
■Zの企画
田口監督の「最終回から逆算してシリーズを構成した」という発言は、おそらくXの頃から、押しつけられた企画や設定といった風呂敷を畳むのに苦労されたところから出たものと思われる。ゆるキャラグリージョは意図的ではなく、偶然の産物だったことを考えると、ニュージェネ後半は結構危うかったところをZに救われた、と捉えるのが妥当ではないかと。単なる私見ですが。
https://anond.hatelabo.jp/20210215101500
・しょうもない犯人、しょうもない気付き、しょうもないミステリの元祖。
ウィルキー・コリンズ「月長石」
・長さのわりにミステリを期待して読むと徒労に終わる。ドラマ観れば十分。
・ミステリか? 別にいいんだけど。主人公の臭い自意識に長時間堪えられるのなら。手塚治虫の漫画版で十分。
コンラッド「闇の奥」
・「闇の奥」そのものより、「闇の奥」をもとにした無数のコンテンツのほうがおもしろい。『地獄の黙示録』とか。
F.W.クロフツ「樽」
・『樽』はタルい。これミステリ界の常識アルよ。クロフツはもっと薄くておもしろいのがいっぱいある。
・ヴァン・ダインとか今更読むやつおる??
・これもルールタビ―ユくんのキャラ小説なんだよな。意外にミステリしてる点は評価できなくもない。
・別のトラバの人も言ってたけど、悲劇四部作は通しで読めよ。おまえはスター・ウォーズをEP5から観るのか?
・オカルト〜〜〜〜〜〜wwwwww すいません、ふつうに好きです。
・クリスティならなんぼでもこれよりおもしろいのがある。まあ、ある種のパターンを確立したという意味で必読ではある。
イーデン・フィルポッツ「赤毛のレドメイン家」
・いいかげん昔の人が評価してたからって理由だけでレドメイン家をこういうリストに入れるのやめない?
・アイルズ入れるのは当然として、バークリーも入れないのは理解に苦しむ。
ウィリアム・アイリッシュ「幻の女」
・惰性でオールタイム・ベスト入ってる系の古典としては意外なほどエキサイティング。アイリッシュはもっと評価されてもいい。
・ハッタリのきかせ方は歴史に残るけど、わりに印象に残りにくいんだよな。
・これも型を確立したという点で必読ではある。
・出たよホッグ。20年くらい前ならおもしろかったのかもしれんけどさ。
・知名度の割に、ブクオフに行ったらかならず置いてあるだけの理由はあるものだ。
・出来不出来が激しい作家の一人。奇妙な味勉強したいんなら異色作家短編集読めば。
・そういえば映画版が最近リメイクされてましたね。つまんなかったなあ。ヒッチコック版と原作はいいです。
レイモンド・チャンドラー「長いお別れ」
・御三家のなかで一番キツい。春樹訳はさらにキツい。ロバート・アルトマンくらいの諧謔が加わって初めて鑑賞に堪えうる。
・ハードボイルドの先鋭性をもっともよく表した作家ではある。本篇より諏訪部浩一の『「マルタの鷹」講義』のほうがおもしろい。
・ロスマクの一冊を選ぶとなると戦争が起きる。法月綸太郎みたいなものさ。ここでもな。
・めちゃめちゃエキサイティングなんだけど、分厚いし今手に入りにくいし……。
・ル・カレのなかでは読みやすい部類だし、正解だと思う。
・ボアナルほんとに読んだことある?俺はない。映画は傑作だった。
・ルポルタージュミステリとしては先駆的だったのかもしれないが、今読むと長いしタルいし冗長。カポーティの美点がほとんど失われてしまっている。
・ポップでしょ。
・たかだかミステリ読みごときにエーコの真価が理解できるとはおもわない。
ローレンス・ブロック「八百万の死にざま」
・一発ネタで長編まるまるひとつ持たせた奇跡のような書物。とはいえレンデルはもっと濃ゆいのがある。
ジェイムズ・クラムリー「酔いどれの誇り」
・ネオハードボイルド作家たちは再評価されるべきだと思うが、中途半端に古くなってしまった感もあり、難しい。
・反面エルロイは古びない。ただLA四部作は何も知らない人が「ブラック・ダリア」だけ読んでもわからん気がする。
ジャック・ヒギンズ「鷲は舞い降りた」
・冒険小説も進化してるので、いつまでもヒギンズを引きずるのは不幸というか、グリーニーとか読ませたほうがいいのでは。俺は嫌いだが。
・マクリーンなんかよりイアン・フレミングのほうがよほどリストに入れる意味あるよ。
・作者がキモい。
・このリストのなかでは比較的新しい作品で、オールタイム・ベスト的なリストでみかけるのは珍しい。個人的な思い入れがあるのか? たしかに発売当時からそこそこ評判高かったけれど、薄い記憶を掘る限りそこまで評価する理由が見当たらない。気になる。
・ライスはたまに読むと心温まってよいが、それはスレた読者の愉しみなのであって、入門者が読んでも伝わりにくい。
・たしかに仕掛けはミステリなしおもしろい小説なのだが、別にこのリストに入れる必要はない。なんでミステリの人は文学にコンプレックスを抱くのだろう。
・うーん。
リチャード・二ーリィ「心ひき裂かれて」
・オールタイムベストでも陰が薄い存在なので、入っていると嬉しい。まあでも数合わせだよね。
ケン・フォレット「針の眼」
・フォレットもそろそろ再評価されるべきだと思うのだが、ダン・ブラウンみたいなものと思われているのだろうか。
・北欧系の元祖ではあるのだろうが、だったらよりエポックなミレニアム入れたほうが誠実な気がする。
・はあ。
江戸川乱歩「孤島の鬼」
・え?
・変格って今読むとふつうにつまんないの多いよね。
・そりゃ読んでも損はないとは思うが。
・当時としてはアベレージはある作家だろうが、そこで鉄鎖を選ぶ理由がよくわからない。
・うーん……いいんじゃないんですか。
・どう読むかによる。単純な出来でいったら虫太郎にはもっといいのがいくらでもある。すまん、いくらでも、はない。
・横正の作品をチョイス理由を添えずにポンと出されても困るんだよな。高校生も困ると思うよ。こんなんだけ読まされても。しょうがない。
・本格ベタな安吾のなかでもなんでよりによって一二を争うほど不出来な作品を選ぶのか。嫌いなのか?
・高木彬光でこれがあがってしまうのは、消去法の結果なのだと思う。
・通っぽいセクレトだが、そこは素直に「天狗」にしとけ。コケまくったサンドマンが唯一正位置になってしまった作品なのだから。
・映画の印象は強いが、清張であえてピックアップするほどかといえばどうか。
・変化球狙いすぎて外しとる。
・流れ的にはわからないでもない。
仁木悦子「猫は知っていた」
・と思ったらいきなり脳死みたいな。
・今あえて読むほどのものではない。
・同上。長いだけ。
笹沢左保「暗い傾斜」
・飛鳥高の長編ってそんな良いイメージないのだが。賞とったってだけで入れてない?
・今選ぶとなると難しい作家だが、針の誘いとかでいいのでは。
陳舜臣「玉嶺よふたたび」
・パッションだけで突っ走った奇跡であることは間違いないが、三大奇書にならべて語るほどかといわれれば疑問符がつく。竹本健治は”今”が面白い現役の作家だ。
・不可欠だとは思うが、真剣に読んでる人は少数派だろう。
・そうね。
・またひねくれたもん入れてくるな。
・ごめん、森村あんま興味ない。
西村寿行「滅びの笛」
・戸川昌子の話をすることはあるかもしれないな。
・マスト。
・鉄板。
・入れても良いとは思うが、そういえば結城昌治がおらんな。
・エッ? そこ?
栗本薫「絃の聖域」
・読んでない。そろそろ疲れてきた。
連城三紀彦「宵待草夜情」
船戸与一「猛き方舟」
・このへんはね。
・入るよね。
・急に九十年代っぽくなったけど、2000年代にもインスタントクラシックな作品はたくさんあると思うよ。
皆川博子「死の泉」
・皆川博子がミステリ的に評価できるかといえば微妙なんだけど、ミステリ界以外で評価される土壌がさほどないようなので、不運な作家だと思う。偉大な人です。
そもそもTinderで会った仲だからたいした期待はしちゃいけなかったのさ
初めて会った時はテンションが上がったから「好き」とかなんとか言っちゃったけど、冷静に考えると違ったんだって
彼自身の状況とか将来のこと考えると女性と付き合えない状況なんだって
まあ、まだ将来まで考えて直接彼自身の言葉で伝えてくれたことに感謝した方がいいのかもしれんわな
それは【どんな自分でも受け入れてくれる人と一緒になりたい】って気持ちが自分に強くあること
私は見た目が強くてスマートな感じに見えるんだけど、実際は結構凹みやすいしガサツだし気も利かない
けど彼は「いいと思うよ」「どんな髪型してても可愛いと思うな」「どんな気持ちでいてもいいんだよ」って言ってくれたから、どんな環境にいようと一緒にいられるし、一緒にいたいなと思ってしまった
それはすごく一生懸命に伝えたんだけど、彼の環境とか状況にそれは勝てなかった
自分なりにベストを尽くしてダメだったからもうこれは受け入れるしかないんだと思った
きょう以降も連絡取れるようにすると彼の決断にも失礼だから「もう連絡取らないから」と宣言してLINEもブロックした、Tinderはとっくにやめてある
それでもうこれっきりの関係にできるから、今回のことはまだ楽だなと思う
歳が歳なのもあって、最近フラれる時は毎度「あなたは結婚したいだろうけど、俺はそうじゃないと気づいたから」みたいな理由なんだけど、なんでみんなそこを最初に考えないんだろうか
というか、彼らの「結婚できない理由」に勝てない私ってなんなんだろうか
相手に考えさせ過ぎちゃうのが良くないのかもしれないな、と最近は思ってる
でも、(出会いはTinderだけど)真面目な人にまともにフラれたからこそすごい考えちゃう
結婚するために手放さなきゃいけないもの、すっごい多い気がして辛い
自分の物事の捉え方とかキャリアとか見た目へのこだわりとか交友関係とかをレーダーチャートで示すとめちゃくちゃ歪で、普通の男性が受け入れるのは確かに難しいと思う
そしたら何を捨てたらいい?捨てても自分のままでいられる??
寂しさを抱えながら自分らしく生きるのと、自分らしさと引き換えに誰かと生きるのと、どっちが幸せなんだろうって思った
自分らしく誰かと生きるのがベストなんだけど、それは誰にもアグリーされたことがない
私は相手のトロフィーワイフになりたくなければ人生の重石として生きたいわけでもないし、一緒にいることを申し訳なく思いながら生きて欲しいわけでもない
そう私に罪を被せず言ってくれる人としか出会ってないことは、幸せかもしれないし不幸せかもしれない
「自分らしく誰かと生きる」のハードルってめちゃ高いし、自分らしさを得るために自分を高めたり稼ぎを増やしたりするとさらに敬遠されたりするし、なんか人生ハードモードじゃね??私が高望みなのかね??
でももうしばらくは限界までショートカットにするし男ウケの服は着ないしキャリアもバリバリかちこむわ 男に何かを望むより自分を好きでいるためにいろいろ高める方がまだ楽だから
なのでデマか読み間違いでは?
たとえば2100年以降は増えないんじゃないかって今のところ言われているが
予測によると、世界の人口は少なくとも 2050 年まで増加し続け、2040 年には 90 億人に達し[296][297]、2050 年には 110 億人に達するという予測もある[298]。
将来の人口増加の中央値は、平均出生率が 2010-2015 年の 2.5 から 2045-2050 年には 2.2、2095〜2100 年には 2.0 に減少し続けると仮定して、
2030 年には 86 億人、2050 年には 98 億人、2100 年には 112 億人に達する[299]。 299] ウォルター・グリーリングは 1950 年代に、
世界人口は 21 世紀に約 90 億人のピークに達し、第三世界の再調整と熱帯地域の衛生化を経て、その後成長が止まると予測していた[300]。
2000年、国連は世界の人口が年率1.14%(約7500万人)で増加していると推定しており、CIAの世界ファクトブックのデータによると、
現在世界の人口は1分ごとに145人ずつ増加している[301]。
https://www.un.org/en/development/desa/population/publications/factsheets/index.asp
How certain are the United Nations global population projections? (国連の世界人口予測はどれくらい確実なのか?)
国連は世界人口見通し(WPP)の2019年改訂版で、世界の人口が2019年の77億人から2030年には85億人、2050年には97億人、
2100年には109億人に増加すると予測している。人口予測は、他の予測と同様に、将来についての仮定が含まれており、それはある程度の不確実性を伴うものである。
本短信では、国連が発表した2100年までの世界人口予測の不確実性の程度とその原因について説明する。
1. 将来の人口動向は、特に長期的には不確実である。
未来は絶対的な確実性をもって知ることはできないが、近現代の経験を使って、短期および長期の両方の視点から起こりうる結果の評価を行うことができる。
人口予測の不確実性は、人口変動を構成する 3 つの要素である出生率、死亡率、国際移住の将来の傾向の範囲に依存する。この分析では、
95%の確率で、世界の人口は2030年には85億から86億、2050年には94億から101億、2100年には94億から127億となると結論づけている。
人口は増加するが、今世紀末までの人口増加率は鈍化すると予測されている。中規模モデルでは、人口増加率は2015年から2020年の年率1%強から、
もちろん、2100年以前に人口増加が鈍化・減少する可能性もあるが、増田が生きている間は世界的には人口は増加の見込みですね(と言っても特定の国だけなんだが増えるのは)
永吉昴と『ビギナーズ☆ストライク』が好きだ。けど語り合える友達がいない。からここに書き散らそうと思う。
わざわざこのためにはてなの垢も作った。えらい。
最初に断っておくがわたしはミリシタ2周年ぐらいからミリオンに触れ始めたにわかPだ。グリー時代は全然知らないし、なんならミリシタ内でも未読のコミュもある。
もしかすると先輩Pからすると「こいつ何言ってんだ?」「解釈おかしすぎワロタ」的なところもあるかもしれない。
でも全部知らなきゃ語っちゃダメか? いやそんなことはない。はずだ。不快なところがあったらごめん。
あとはてな記法とやらもよく知らん。読みにくかったらごめん。
永吉昴と『ビギナーズ☆ストライク』の魅力について語る前に、ここまで何を言ってるのか全然わからんという読者(いるのか?)のために、まず少しく基本的な情報を共有しておく。
有識者の同僚諸賢におかれては★印あたりまでスキップしていただくとよろしいかと思う。
〇永吉昴とは?
バンダイナムコエンターテインメントの展開する『アイドルマスター ミリオンライブ!』に登場するアイドルのひとり。
すぐ「すっげー!」って言う素直でボーイッシュなキャラクター。かわいい。尤もアイドルはみんなそれぞれにかわいい。
永吉昴のソロ曲。野球をモチーフに、全体的に元気な曲調で瑞々しい恋心を歌った曲。
ミリシタ内でしか聞いたことのない方にはぜひフルで聞いてみてほしい。フルを知らないとこのエントリ全然わからんと思う。
〇ミリシタとは?
『ミリオンライブ!』のスマホゲー。詳細はググってほしい。9月末からフェスだから始め時だよ☆
他、わからない単語は適当に検索してほしい。ていうかわかるPしか読まんだろたぶん。
そろそろ本題に移ろう。
★
『ビギナーズ☆ストライク』の魅力は、ズバリ次のフレーズに凝縮されている。
"素直にならなくちゃ なんにも変わらない ホントのライバルは ヨワムシなわたし"
(出典:http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl=k-140430-185)
この部分がわたしはもーほんと素晴らしいと思う。この1節のためにこの曲はあるといってよい。
尺の都合があるとはいえ、この部分がミリシタに実装されなかったのは残念至極というほかない。
さあではこのフレーズの一体どこにそれほどの魅力を感じているのか?
先述のように、ミリシタにおいて昴は基本的にボーイッシュなキャラクターとして描かれることが多いが、そればかりではなく、実はかわいらしさ・女性らしさといったものへの憧憬を持っている。
例えば4コマ『あとひと押し』ではかわいい服に惹かれながらも自分からはなかなか一歩を踏み出せない姿が見られるし、オフショット『かわいいに必要なもの』ではまさにド直球で「かわいいってなんだろう…」と思い悩む。
(少し話がそれるが、わたしの思うに『かわいいに必要なもの』は、一見安易に性的なネタに逃げているように見えて実はしっかり昴の心情を表現している見事な一コマだ。おふざけでなく真剣に眉を寄せているのが肝だ。
例えば亜美真美ならおふざけ全開で胸に詰め物をするだろう。この違いは亜美真美が頭空っぽとかそういうことではなく、昴がボーイッシュな自分と風花さんのような女らしさとの間に乖離を感じていることに起因するものだ。
『あとひと押し』は正直なところ4コマ目が若干解釈違いで、わたしが作者なら「そ、そこまで言うならしかたねーなー!」みたいなセリフで喜ばせるところだ。「入ってみたかった」とはっきり言わせるのは違う。『あとひと押し』というタイトルならなおさら)
このボーイッシュさと女らしさのせめぎあいというのが、永吉昴の大きな魅力のひとつだとわたしは思っている。このせめぎあいはすなわち子供らしさと大人らしさの葛藤であり、15歳の彼女の成長痛といってもよい。
アイドルとしてのみならず、一人の人間として女として、子供から大人へ成長しつつあるアイデンティティの揺らぎが描かれるところが、多くのアイドルの中で昴を昴たらしめている大きな特長である。
翻って『ビギナーズ☆ストライク』の歌詞を見ると、全体としては「いま観戦してる試合に出てる”彼”、前から思ってたけど素敵だな~…でも告白する勇気は出ないんだよな~…でも…思い切って告白しようかな…!」みたいな歌詞なわけだが、つまり言いたくても言えず、心の中でつぼみのように大事にしている恋心をいざ伝えんと歌ったもので、要するにいままさに子供から大人へ一歩踏み出そうという歌詞なのだ。
とはいえ「勇気を出して告白しよう!」という曲ならぶっちゃけいくらでもある。が、『ビギナーズ☆ストライク』の場合、もう一つ注目すべきところがあって、それがさきほど引用したフレーズなのである。
思い出してほしい。昴はボーイッシュなキャラクターで、普段の一人称は「オレ」である。しかし『ビギナーズ☆ストライク』に「オレ」は登場しない。昴が、曲中たった一度だけ心情を吐露する一人称、それが「わたし」なのである。
この「わたし」のおかげで、『ビギナーズ☆ストライク』は、ボーイッシュではあるのだけれども決してそれだけではない、「オレ」ではない、恋する女の子としての昴を見事に表現することに成功しているのである。
「こっそり隠したラブサイン」→「欲張りなオモイが泣き出しそう」→「告白してみよう…かな?」→「ホントのライバルは ヨワムシなわたし」なのである。ここに至るまで「わたし」は登場しない。ぜひフルで聞いてみてほしい。
正直に言うと、ミリシタ内で初めて『ビギナーズ☆ストライク』を聞いた時には、まあありがちな自己紹介曲だな、くらいにしか感じなかった。なんだか歌詞もわかるようなわからんような、まあ野球を恋の歌に落とし込むとなると難しいんだろうな、程度の認識だった。
初めてフルを聞いて『ビギナーズ☆ストライク』の良さに気づけたのは6月のライブ一挙放送でのことで、まあそんなわけで何が言いたいかっていうとその節は運営さん素敵な企画をありがとう。可能ならまた一挙とかやってくれると嬉しいです。あとマスピ実装待ってます。あの大団円感が好きです。歌い分けもお願いします。おわりです。