「木版印刷」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 木版印刷とは

2017-06-24

https://anond.hatelabo.jp/20170624172536

ここはひとつ浮世絵なんてどうだろうか?

制作か鑑賞かだけれども、ここは制作に行ってみよう。

浮世絵絵師という原画を作る職人、彫師という版を彫る職人、摺師という版木から摺取る職人の分業なのだけど、現在浮世絵絵師と呼ばれる人はいない。

職人を目指すなら、彫師か摺師となる。

彫師コースは7年、摺師コースは5年と言われる。

昔は、木版印刷というのは、いわゆる印刷所だったわけで、美術品だけでなくて、本の表紙や酒のラベル等々、易しいしごとがわんさあった。

その修業期間が終われば、下手くそだろうと、個人事業主として泣いても笑っても腕一つ、まずは易しい仕事で数をこなして、腕を磨いてより単価の高い仕事、というわけだったのだけど、そんなのは昭和初期までで。

今は、ほぼ無給の修業期間が終わったら、限りなく薄給の食えない期間がずっと続き、美術品を作れるくらいになるまで生活がままならない。

いや、そのレベルになってもまず生活は苦しい、という感じ。

といいつつも、重要なことは、どんな人でも、ある程度のスパンみっちりやれば、そこそこのことが出来るようになるということ。

芸術家が心が赴くままに作る版画と違って、浮世絵というのは、産業として成り立っていたくらいなので、

こういうときはこうする、こうやればこういう失敗はしない、こうしておけば怪我をしない、こうすれば効率がいい、というノウハウがしっかりあって、どんな不器用でも、そこそこのレベル(絵の通りに彫れる、100枚摺ったら100枚同じものを摺れる)には到達する。

もちろん、残酷なくらいに才能の差はでる。

同じことを最初から出来る人もいれば、長いトレーニングの末に出来るようになる人もいる。

しかし、それでもそこそこのレベルには到達できるのだ。

ご興味があれば、レスしてください。

浮世絵を始めるのに必要な道具などを紹介します。

追記

個人ブログを開設してみた。

http://woodcutprint.net/

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん