はてなキーワード: 入院とは
子なしだが仲睦まじい老夫婦がいる
その分親戚の子らをかわいがっていた
自営業も細々だが続けていた
無理が祟って妻もかつて患った大病がぶり返す
妻も入院加療が必要になったところで夫の施設入所が決まり住民票も移された
50年以上ずっと一緒に暮らしていた夫婦ははじめて別居することになった
度々入退院を繰り返すようになった
裸一貫からふたりの稼ぎだけで建てた家が妻の何よりの誇りだった
クルマがないと不便なところにある家だ
度重なる大病の影響で妻にもやや半身麻痺や認知機能低下が出始めた
後期高齢者年齢に近づくこともあり親戚一同でやんわりと話しした結果
以後は行政のオンデマンドバスやタクシーを使いながら週1の通院を続けている
新しい薬と相性がよいのか最近は一時期に比べればとても元気だ
そう、元気なのだ
「みんなよってたかってこちらを病人と決めつけて免許を取り上げた」
「バスは不便だしタクシーはカネがかかる、クルマがあればすぐなのに」
「買い物にも夫の施設の見舞いにも行かれない」
妻はもともと口が悪いがここにきて恨みが重なり毒の濃度が要ガスマスクレベルにあがっている
先行きの見えない不安とか
血族よりはるかに長い時間を過ごした伴侶と引き裂かれた悲しみとか
コロナ禍で誰とも思うように会えない、出かけられない苛立ちとか
そういった本人も処理できないであろう感情でないまぜになってるのは理解できる
ただ、全方位猛毒スプリンクラー続けていたらそのうちみんな周りから遠ざかっていっそう孤立してしまうだろう
後悔という病はおそろしい
できなかった道、断ち切らざるを得なかった未来が総天然色で襲い掛かってくるのだ
俺はまだ甥の立場だから多少毒も聞き流せるし向こうも手加減してるけど(俺自身に向くヘイトは今のところないしな)
実のきょうだいである俺の親とかには相当すごいことを言ってるっぽい
俺も独り身である意味いまの伯母と似通った立場だからなんとなく背中が寒くなる
綺麗に老いるのは予想以上に難しいんだろうな
どんなに良好な関係であってもまだ生きてる相手に向かって現預金その他資産のありかと大まかな額を教えろとか言えねーよな
https://crisis.ecmonet.jp/の人工呼吸器装着者数、ECMO装着者数でみた重症者は、最多だった第五波(2021年9月)はもちろん第四波(2021年5月)第三波(2021年1月)にも及ばないでピークアウトしていってますね。
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/monitoring
新規陽性者数ピーク 第五波:ざっくり5000人 第六波:ざっくり18000人
入院患者数ピーク 第五波:ざっくり4200人 第六波:ざっくり4200人
重症患者数ピーク 第五波:ざっくり300人弱 第六波:ざっくり90人弱
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/cards/deaths-by-death-date
死亡者数 第五波:山は20人くらい、ピーク実数31人(8月) 第六波:山は30人弱、ピーク実数34人
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
相談件数ピーク 第五波:ざっくり3000人強 第六波:ざっくり7000人
死亡者数については全国をみると
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/japan/
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
ということでまとめますと第六波は
・死亡者数のピークは東京でほぼ最多、全国で見れば明らかに最多
・重症者数は少ない
・入院者数ピークは第五波と同じくらい(東京) 全国で見れば第五波より少ない
組み合わせで考えると
(1)検査陽性者数、発熱者数と死亡者数はパラレルに動いている
(2)検査陽性者数、発熱者数は増えているが入院はさほど増えていない
(3)人工呼吸器・ECMOを使うような重症者数は少ないが検査陽性者数、死亡者数は多い
解釈すると
(1)は当然に感じられる。
(2)東京の入院数が多いのは全国からすると外れ値。なんらかの意思/選択が働いている可能性?
(3)a.通常の重症者の定義を満たす状態を経ずに死亡している人が多い可能性(突然死?) b.人工呼吸器・ECMOの対象とならない層が死亡している可能性(超高齢者?)
入院付き添い親の人権に関するnoteが上がっていたので、個人的に思ったことを書いておく。
地方の状況は詳しく知らないが、例えば東京であれば、付き添わなくてもOKとしている病院も多い。
付き添い必須の病院がいまだにあるのは知っているので、それは国の援助や働きかけで改善されていくとよいなと思う。
②任意の付き添いだからといっても、付き添いしないわけにはいかない
看護師さんは忙しいので、必要な処置以外は構っていられないことがほとんど。
子どもが泣き叫ぶ声が聞こえても、心拍数や呼吸に問題が生じなければ、駆けつける必要性はない。
付き添い親がいない子どもにとっては基本的にひとり孤独に過ごさなければならず、過酷な現場であり、彼らにはほとんど人権がないと思える。
子どもが適切な医療を受けられているかどうか、見守り、子どもの代弁者になる存在が欠如してしまうのも、問題の一つだと思う。
親としては病気と闘う子どもを少しでも独りきりにするのは心苦しく、責任感から結局、休みなく付き添いを選ぶ人が多い。
唐突に症状が厳しくなり亡くなる子どもも勿論いるので、そういう子どもはまともに親と過ごす最期の時間すら与えられず、根こそぎ人権がなかったろうと思う。
今は多少緩和されて、付き添い自体は可能だけど、夫婦で付き添いを交代できなかったりと、夫婦どちらかに過剰な負担がかかる仕組みになっていたりする。(付き添わないなら会えない、とか、面会できてもすごく短い時間、とかそのほかも厳しい条件になっている。)
④声が広がらない訳
先天性疾患だったり子どもの病気に対して、親には罪悪感があり、自分達の環境改善に向けた声を上げづらい。
④その他
自分の子が入っている病院は、平日病棟に2人保育士さんがいて多少(ひとりあたり30分程度)遊んでくれたりするので、その間に食事したり、トイレ行ったりする。
産まれたときから周りの新生児より寝てる時間が圧倒的に長かったらしい
学生時代は1〜6時間目まで眠り続け(体育でも寝てた)、家に帰ってまた眠り、晩御飯を食べて風呂に入ってまた眠る生活をしていた
ディズニーランドでアトラクションに乗ってたときも寝てたらしい
救急車呼んどいてさ、いざ入院したら食事がマズイだの点滴は嫌だだの文句ばっか言ってさ
挙句の果てに「こっちの痛みなんてあんたらには分かんないんだよ!帰らせろ!」だ?
私らがどれだけ苦心して体液量管理して疼痛コントロールして......生保のあんたに医療リソース注ぎ込んでると思ってんだよ
特効薬や万能な手術なんてないんだよ(疾患によってはあるが、少なくともあんたをはじめ多くの患者にはない)
健康で若い頃の自分と比べて、「全然良くならない」とか当たり前だわ年齢考えろ。限界あるんだよ
毎回怒鳴りつけられながら、決して怒らず傾聴して共感させられるこっちの痛みなんてあんたには分かんねえよ
そんなに帰りたいなら全ての治療放り出して自主退院の念書書いて、望み通りさっさと家に帰れ。多分すぐ死ぬだろうがな
そんなことする覚悟もないのに文句ばっか言って治療拒否してさ。何がしたいんだあんたは
あんたがいてもいなくても私の給料は変わらないし、薬を増やしても減らしても私の給料は変わらない。
精神削られるのマジでしんどいんだけど。何度同じ話を説明しても聞いてないし。言いたいことだけわめくの楽だよな?聞かないなら説明しろとか言うなよ?
そういうときのために、以前の入院先で病院食出たとき必ず献立が書いてある紙をもらってたからまとめて保管しといたんだけど、どこいったか忘れちゃった。
…で、今思いついたんだけど
だいぶ前にブロックした友人のことをふと思い出した
きっかけは、自分の父がガンで入院した時にかかってきた電話だったな
自分の趣味のことを一方的に話す子で、電話も付き合ってはいたがちょっと迷惑していた
父親がガンで入院したと聞いて、そのことを友人に伝えて電話を切り上げようとした
けれど友人は自分の話を適当に聞き流し、また自分の趣味の話を続けてきた
この状況でなんでお前の趣味の話聞けると思ってんだ、こちらは親の生死の問題に直面してるのに
そう言うと、こちらが電話かけてお前の話を聞いてるんだ、電話代払ってるのはこっちなんだからこちらの話を聞けよ、何逆ギレしてんだ と言ってきた
何度かブロックした友人のことを思い出したけど、結局ブロックを解除する気にはなれなかった
父が先日亡くなった
その時のガンは手術で治っていたが、他にもいろいろ悪くしており、治療を受けていた
亡くなったのは急だったが、1ヶ月経ちようやく気持ちも落ち着いてきている
ふと友人のことを思い出し、もうケンカ…ブロックの原因となった父もいなくなってしまったなと思う
けれどもう友人をブロック解除することもないなと思う
医者を王侯貴族のように崇め、看護師の被害者面に騙され、福祉を優先しろという老人の声に搾取されつづけているからなんですよね。
同棲解消から俺もいい所なし。パワハラで退職。難病悪化で入院。失業保険も残りわずか。
もう二馬力で維持する予定だったこのUR賃貸を引き払わないといけない。
専門実践教育給付金で英語とデータサイエンスを学べるところがあったから、その学校の近くに引っ越すのもよさそう。
旧帝大の工学部情報課で同級生がヒィヒィいってたプログラミングは演習余裕でAだったんだ。
そもそも小学生時代、親父の玩具として使われなくなったBASICマシンで教本だけで独学で九九出題採点ソフトとか書いていたんだ。
難病の治療薬が体に合ったのか、エネルギーが少しずつ沸くのを感じる。今まで学んでこなかったのは難病のせいにしよう、うん。
彼女とは、もし俺が土下座して、もし彼女が許してくれても、幸せな未来予想図が思い浮かばない。
新しい出会いが欲しいけれど、今の俺はうっかり集中が切れると難病の苦しみからネガティブなことを考えがちだ。
ネガティブな奴に女は寄り付かない。
難病をコントロールして、幸せな日常を取り戻そう。趣味を心から楽しもう。
でもやっぱり寂しいな……
同棲解消から俺もいい所なし。パワハラで退職。難病悪化で入院。失業保険も残りわずか。
もう二馬力で維持する予定だったこのUR賃貸を引き払わないといけない。
専門実践教育給付金で英語とデータサイエンスを学べるところがあったから、その学校の近くに引っ越すのもよさそう。
旧帝大の工学部情報課で同級生がヒィヒィいってたプログラミングは演習余裕でAだったんだ。
そもそも小学生時代親父の玩具として使われなくなったBASICマシンを、親父の教本だけで独学してBASICで九九出題採点ソフトとか書いていたんだ。
難病の治療薬が体に合ったのか、エネルギーが少しずつを感じる。今まで学んでこなかったのは難病のせいにしよう、うん。
彼女とは、もし俺が土下座して、もし彼女が許してくれても、幸せな未来予想図が思い浮かばない。
新しい出会いが欲しいけれど、今の俺はうっかり集中が切れると難病の苦しみからネガティブなことを考えがちだ。
ネガティブな奴に女は寄り付かない。
難病をコントロールして、幸せな日常を取り戻そう。趣味を心から楽しもう。
でもやっぱり寂しいな……
同棲解消から俺もいい所なし。パワハラで退職。難病悪化で入院。失業保険も残りわずか。
もう二馬力で維持する予定だったこのUR賃貸を引き払わないといけない。
専門実践教育給付金で英語とデータサイエンスを学べるところがあったから、その学校の近くに引っ越すのもよさそう。
旧帝大の工学部情報課で同級生がヒィヒィいってたプログラミングは演習余裕でAだったんだ。
そもそも小学生時代親父の玩具として使われなくなったBASICマシンを、親父の教本だけで独学してBASICで九九出題採点ソフトとか書いていたんだ。
難病の治療薬が体に合ったのか、エネルギーが少しずつを感じる。今まで学んでこなかったのは難病のせいにしよう、うん。
彼女とは、もし俺が土下座して、もし彼女が許してくれても、幸せな未来予想図が思い浮かばない。
新しい出会いが欲しいけれど、今の俺はうっかり集中が切れると難病の苦しみからネガティブなことを考えがちだ。
ネガティブな奴に女は寄り付かない。
難病をコントロールして、幸せな日常を取り戻そう。趣味を心から楽しもう。
でもやっぱり寂しいな……
同棲解消から俺もいい所なし。パワハラで退職。難病悪化で入院。失業保険も残りわずか。
もう二馬力で維持する予定だったこのUR賃貸を引き払わないといけない。
専門実践教育給付金で英語とデータサイエンスを学べるところがあったから、その学校の近くに引っ越すのもよさそう。
旧帝大の工学部情報課で同級生がヒィヒィいってたプログラミングは演習余裕でAだったんだ。
そもそも小学生時代親父の玩具として使われなくなったBASICマシンを、親父の教本だけで独学してBASICで九九出題採点ソフトとか書いていたんだ。
難病の治療薬が体に合ったのか、エネルギーが少しずつを感じる。今まで学んでこなかったのは難病のせいにしよう、うん。
彼女とは、もし俺が土下座して、もし彼女が許してくれても、幸せな未来予想図が思い浮かばない。
新しい出会いが欲しいけれど、今の俺はうっかり集中が切れると難病の苦しみからネガティブなことを考えがちだ。
ネガティブな奴に女は寄り付かない。
難病をコントロールして、幸せな日常を取り戻そう。趣味を心から楽しもう。
でもやっぱり寂しいな……
ざっと計算すると来月からは基本給が20万で手取りが約17.5万
先輩曰く「来年からは手取りが更に下がるからボーナスは貯金しとけよ」だって
え??
何でだよ💢💢💢💢
そして、初任給の手取りを超えるのには3年では無理らしい(初月は健康保険料と厚生年金保険料が掛からないから更に高い)
真面目に大学出て真面目に働いてるだけなのにこんなに税金取られるなんて(中堅大卒なんて人権ないのか)
貰える手取りから家賃やら生命保険料とか必要経費引いたら、毎日すき家とか吉野家とか無理じゃん……(絶望)
今は、まだコロナ禍だから飲み会代は安く済んでるらしいけど、終わったらどうなるんだ?
何も考えずに使いまくって先輩は苦労したらしいから
ほら、よく政府とか自治体の家族のモデルで出てくる写真やイラストは両親+子供2人だから!!
絶対無理だろ
今の所マトモに貯金出来そうにもないし
男女問わず貯金もマトモに無いやつなんかと結婚したくないだろうしな!
限度額超えたのは戻って来るのは知ってるけど、一時的には自分で払わなきゃいけないし
将来は、年収500万だよ!って言われてもそれはいつなんだろうね
どう考えても到達するのはよくて35歳とかだろ
平均年収調べたけどその年齢では充分高い方らしいが……
https://togetter.com/li/1875961
「ご家族と一緒に、来院してください」
そう呼び出されたときには予感はあったのだ。
俺には「家族は母しかいないので、一人で聞きます」としか言えなかった。
看護師はそれでも、優しい声で、兄弟や親戚などはいないのか、と尋ねてきた。
もう、この電話だけで、俺の身に何かが起こっていることはもう、明らかだった。
「余命は、1年だと思ってください」
そう告げる医師の言葉を聞いたとき、頭をよぎったのは母の事だった。
母が、暮らしていけるようにしなければ。
時間が無い。
でも、余命のことなんか、言えるはずも無かった。
それでも、母に施設に入って欲しいと懇願すると、素直に従ってくれた。
仕事は、やめた。退職金が出た。
その金と貯金があれば、母は一年は暮らせる。
そして俺が死ねば、保険金が出る。
それをあてにして、お金はかかるが、よい施設を選んだ。
余命を宣告される前は施設なんて考えられなかったが、これは良かったと思う。
施設に空きが出来たと言う連絡があった。
いよいよ母が施設に行く。二人暮らしも終わる。
新しい部屋、新しい施設。
また会いに来るから、と言い残して立ち去ろうとする時に、母が手を握って言うのだ
母は、俺が結婚するから、自分を施設に入れるのだと思い込んでいた。
「幸せになれ」と。泣きながら言う。
ちがうんだよ、そうじゃないんだよ、ああ、あの人は施設の事を相談してただけで、仕事が忙しくなったからさ。またくるよ。
空っぽの家に帰る。
余命を宣告されて、初めて泣いた。
ぷつりと糸が切れたように動けなくなる。
からだが思うように動かない。
家を片付けなければいけないのに。動けない。
車をぶつけて廃車にする。そこにもし誰かがいたらと怖くなり、車の運転を諦める。
思ったより医療費が嵩む。
このまま長生きしたら、俺が死ぬまで母の施設費が持たないかもしれない。
どうせ死ぬのだ。病院に通院する事をやめる。
医師に「別の病院にするので」と嘘を言った。
それでも母に電話をする。
話がかみ合わないことが増えた。
施設から届く手紙には、母の認知症が進んでいる様子が窺える。
ただ、俺を育ててくれた朗らかさは失っていないようだ。
もう20年も前に死んだ父のことを楽しそうに話している。
こいっそこのまま、何もかも分からなくなってしまえば、悲しませずに済むのかなと思う。
絶え間なく続く疼痛。
眠れない。堪えきれなくなる。ひとりのたうち回る。
何かが襲ってくるような、幻覚を見る。
スマホでアニメを何度もみる。なんどもなんども見る。
ついに、堪えられなくなって、医師に電話をする。
白状すると、何故早く相談してくれ無かったのかと、泣きながら叱られる。
救急車で入院。
ああ、これで腐乱死体にはならないで済むな、とか変な事を安心する。
もはや、処方された痛み止めは聞かないらしい。
それでも痛み止めがあたまをぼんやりさせて、自分が自分では無い気がする。
痛くて痛くて、堪えられなくなる。
暴れたいのに、体が動かない。
医師に、これから強い薬を使えば痛みは取れるが、もう目は覚めないだろうと言われる。
使って欲しい、と懇願する。
頭には、母の事がよぎる。ああ、とんだマザコンだな俺は、一生直らなかった。
それでも、また母の子どもに産まれたいと思う。
・
・
・
剣の稽古中、兄に頭を殴られた俺は、俺が前世の記憶を思い出した。
俺はたかし……じゃない、アルビ……?
お屋敷に帰ると、そこにいたのは若い頃の母にそっくりな……あれ?
『お母ちゃん?』思わず口をついたのはガイアディア語じゃなくて日本語。
『お、お母ちゃんって、あんた、まさかたかし……?』(CV:沢城みゆき)
俺のマザコンは、死んでも直らなかったのでした(笑)
私はとある大学の修士課程に所属していた。もうすでに過去形なのはつい先ほど修了証書を授与し、卒業したからだ。
思えば私の6年間はうぬぼれの塊であった。高校ではそこそこ勉強のできる部類であったと自分で勝手に勘違いしていたが、大学に入って同じ学科の仲間を見たとき、高校の成績なんて
そこからは課題を自分の頭で考えることをいつの間にか諦めていた。大学まではおおよそ2時間ほどかかるが、不真面目な生活態度を貫いている私には苦痛でしかなく大学における人との交流はほぼゼロとなった。
それでも家にはお金がないため留年なんてのは論外である。とりあえず卒業できる程度には単位を取るためにそこそこ頑張った。
ところで私の所属している学科は理系であり、半数以上は院へと進学する。例に漏れず私も院に進むことにした。正直就活するのも面倒だったし、本当に先のことを何も考えたくなかった。この癖はいまだに治ってない。
しかし、この研究室配属が私に、いまでも思い出すだけで無意識のうちに奥歯を嚙み締めてしまう苦い経験になる。先に言っておくがすべて私の研究に対する甘すぎる意識がその原因ではあるが......
就活することが億劫な私が入ろうって思う研究室なんてのはコアタイムもないようなゆるーいところであった。事前情報では。しかし、情報収集を怠っていた私は、実はその研究室に5年ほど前から来た新しい教授がいることを知らなかった。
言うてもなんとかなるやろと高を括った私は配属後の最初のミーティングで絶望した。
学部生時代にいかに不真面目であっても、自分なりに勉強はしてきたつもりだった。しかし、研究室の先輩たちの発表する研究内容がまるで意味が分からなかった。最初は宇宙言葉だと思った。本気で。
それは私の同期も同じだったようで、ミーティングの後、それぞれの研究テーマを決めなければならないがどれも意味不明すぎておなじに見えたため、私は、教授の説明によるとまったく新しい試みの研究らしいテーマを選択した。これが第一の失敗だった。
理系の院生、研究活動には明確な答えは存在しない問題に取り組まなければならないというのは、まあまあ知られている話だと思うが、私のテーマはその手法も手探り、教授もよくわかんないけどなんかやってみて、といった態度で私はまるでやる気が湧かなかった。自分が
なにをしているのか意味不明なまま、結局学部4年生を卒業した。
そこから修士1年生となり、テーマを変更することになった。正確には学部生時代のテーマはあまりにも先が見えないため、テーマを変えたいなーと思ってはいたが、教授と相談するのも面倒、研究もしたくない、そんなことを考えながらバイトをする日々だった。我ながら
なぜ院に進んだのか昔の自分をぶん殴ってでも止めたほうがよかった。
そんな感じで結局大学にはほぼいかず、研究もしない日々が続き、世間ではコロナが大流行し始めた。そして私も感染した。ついでに胃腸炎になって入院もした。研究室の方々には大きな迷惑をかけた。大学にはなおさら行かなくなった。この時すでに、2年生になろうといったところだった。
書くのがめんどくなったので大幅に端折るが、最終的に私は修論を挟んで教授と犬猿の仲になった......というのが周りから見た私と教授の関係性らしい。いやでもね、力関係を考えてよ、いち学生と教授が戦いになるわけないでしょ、僕はいつもぼこぼこにされてましたよ。
修論かかなきゃ→実験してないからデータがない→でもとりあえず何か書かないと卒業させてもらえない→でもそもそも書くことがないのになにを書く?→でも書かないと卒業できない→....
と思考がループして、躁鬱状態を繰り返しタバコとコーヒーを常に加えてないと不安で頭がおかしくなりそうだった。てかおかしくなってた。
修士なんか所詮2年しかないんだからさっさと教授に泣き寝入りしてなんとかしてもらったほうがいいです。自分がクズであることを自覚した私は怒られることが怖い自分に嫌気がさしていたがなんとか口を開き事情を説明した。
君はいつも報告が遅いんだよ、と小言を言われたが研究してない学生を助けてくれる教授ほど心の広い人はいない。これは皮肉ではない。
妻は精神病だ。
妄想症があり、隣人宅に潜伏している悪の集団に常に嫌がらせを受けているという。たとえば、部屋に糸くずが落ちていたらそれは「悪の集団が銃で我が家に発砲した証拠」であり、一生懸命それを集めて「証拠保全」していたりする。ちな、俺も悪の集団とつながっていて味方がいないらしい。
もうこんな家にいられない、と妻は家を出ていくそうだ。1年ほど前にも同様のことがあり、その時は精神科に緊急入院させた。あまり良くはならなかった。それから何度も、もう嫌だ家を出る!啖呵を切る?ことがあった。この間、家を出てホテルに数泊して戻ってきた。
主治医に相談した。常軌を逸した思考を繰り広げる妻だが、幸いにも自分で生活する能力は残っており、しばらくギリギリ生活できるくらいの障害者年金と貯金はある。しばらく好きにさせてみても良いのではと言われた。つまり、家出させて別居してみてはどうか?ということだ。
妻が精神病になってしまったのはきっと自分に原因がある。自営業だった店を畳んで転職したが、給料は多くない。その過程で、将来への不安や不満が、怪物になって妻を襲っている。そういう感じがある。
病気にさせた妻に申し訳ない気持ちと、単純に妻が家を出ていく悲しさや寂しさ、しかし糸くずを集める妻に「またお隣さんと結託して銃!」と怒鳴られることがなくなる安堵感とか
処理しきれずにおっさんが一人部屋で泣いている
それでも生活は続いていくもので、人付き合いで色々な寺社仏閣に行ったりした
お参りする度に
できるわけないよねww知ってるwww
幸せにしないんじゃなくてw出来ないwwwお前には絶対無理wwwww
お前より私の力のほうが強いwwww
お前格下雑魚wwwww雑ぁーーー魚www無能wwww役立たずww
さっきの5円は恵んでやるよww付き合いだから仕方ないねwwwお前得したなww
悔しかったら殺すなり幸せにするなりしてみれば?wwwまあ雑魚には絶対無理だろうけどwwww」
って心のなかで煽りまくってた
願い事が長いって同行者に突っ込まれたら、「ごめーん健康でいて欲しい人を全員思い浮かべてたら時間かかっちゃった〜」とか言ってた
ある神社をいつものように煽った後、いきなり恋人ができて結婚して幸せになったので、この前500円と共にごめんなさいしてきた