はてなキーワード: 逃げ恥とは
好き同士で結婚したわけではないとしたら、
さあ、そろそろ子供でもつくるかってドライな感じなんでしょうか?
内容もタンパクな感じですか?
ケースバイケースだとは思いますが、どんな感じか教えてください。
追記1:
好き同士ではなく交際期間ゼロでいきなり結婚させられてしまった夫婦という設定なので、
「好き同士で結婚したわけではないとしたら、」と前程をつけて質問させてもらったのであって、
すべてのお見合い結婚=愛がないと思ってるわけではありません。
追記2:
norinorisan42 増田は自身が期待するような答えを聞きたがってる感じのする聞き方だなって思ったり/愛がなくて淡白なの前提かよって
1つ目の追記の通り。そういう設定なのでそういう聞き方をしました。
追記読んだけど、周囲の話でもお見合いは出会いのきっかけでその後は普通に恋愛に至って結婚してるみたいだから、増田の「好き同士で結婚したわけではないとしたら」って現代ではなかなか特殊な条件なのでは。
想像力が貧弱な人間が小説書いたっていいじゃない。別に趣味で書いてるだけだし。驚くほどのことですか?
ledsun 「逃げ恥」が許容されているので、いまどきは見合いからのイチャラブもリアリティがないって受け取られ方はしなさそう。イチャラブにするか試練にするかは、プロットに合わせて決めては?
少ない情報のなかアドバイスありがとうございます。プロットは重要ですよね。メモメモ。
the108simulacra 全然好きじゃない人と義理でセックスしたけど4回目ぐらいから情が湧いて何か違う感じになる。セックス自体は生理現象である程度までは進めるからよっぽどじゃなければ普通に楽しめると思うが。
義理でセックス。面白い言葉のチョイスですね。いろいろ想像が膨らみました。ありがとうございます。
ustam 若い男性は誰とでもセックスできるんやで。女性は気持ちが無いとセックスできないと考えるようだけど、男性はむしろ気持ちがあるからセックスできなかったりもする。
逆説的で含蓄のあるお言葉。かっこいいですねえ。
ivory105 別に当事者のリアル話じゃなくたってええんやで。増田はそのキャラクターのこと掘り下げ足りないんだな。そんな大事な事外の人に聞くなんて
返す言葉もねえ。
なるほど。その手がありましたか!
hilda_i また何袋かから盗んできてそうな文章だけど、大体お見合い婚が普通だったお年寄りに聞いたら?さもなければ『この世界の片隅に』でも観れば。
それができたらここで聞いてないと思うのです。『この世界の片隅に』ですね。参考にさせていただきます。
追記3:
notio セックスを重要視しすぎなのかもしれない、吉行淳之介の赤線の女の子に喜んでもらおうとあんパンをもっていったら、アンパン食べながらして、早く終わってねみたいな扱いされた話なんか面白かったなぁ。
アンパン食べながらして、早く終わってねみたいな扱いされた話。面白いですねえ。凄みが伝わってきます。
手癖ですかねえ。自分でもなんでカタカナにしたのかわかりません。w
casm たぶん「愛の無い初夜ってどんな気持ちだろう」が訊きたくて出てきた例なので、「お見合いでも愛は生まれる」とかそういう回答はいらんのだろうなと。
いただける回答に幅をもたせたかったというのもあります。いろいろな立場の意見が聞きたいです。
yujimi-daifuku-2222 それはもうどういうお話をやりたいかによる。/例えば、夫と妻のどちらかが当て馬で、後から本命の相手が現れるパターンでは、書かなくてはいけないのはすれ違いであり、相互理解ではない。sex描写はその延長線上。
非常に技術論的なご指摘ありがとうございます。具体的で参考になります。
uege_traum 想像力が貧弱でも小説書いても良いと思うけど、その想像力が足りてない部分のプロットは変えても良いんじゃないのと思う。別にそこで書きたいものがあるわけではなさそうだし、見合いにこだわる理由がよく分からん
まず筆の勢いで書いて、あとでむりやり辻褄を合わせるのが好きなんです。こだわりがあるとしたらそういう部分ですかねえ。
ftq わざわざ当事者にその気持ちを聞くんじゃなくって、自分がその立場に置かれたらどうするだろうかと真剣に追求することでこそリアリティが感じられるのでは?伝聞を文章化してそこに何の意味がある?
何の意味があるかはわかりません。w
chinpokomon_master 「お見合い結婚の人」という質問なのに、指摘されたら「そういう設定で書いてるのでそう質問しました」と言ってしまうのすごく痛い人感ある。ちなみにこの書き方だと「前提」にはならないので、反論が余計痛い。
自分でも質問しながら、本当に聞きたいことが見えてなかったのかもしれませんねえ。これはこれで収穫です。
kk23 いきなり2人がくっつけられてそしてすぐ関係もたなきゃなんない設定なんだろか、関係に至るまでお互いを知るそれなりの期間を描くとこに醍醐味ありそうだなと思っちゃうけど
情報が少なくてすみません。あえてふわふわしたイメージで言いますと、一方側に余命がない的なあれです。
awkad セフレもいたことなければ風俗いったこともないのか?セックスに愛などいらんだろう。あまりに人生経験が希薄すぎて小説も薄い内容になりそうだな
セックスに愛などいらんだろう。かっこいいですねえ。ちなみにセックスに愛が要るかどうかの話はしてません。
amunku 逆に、やるまではそれなりに相手に対してちょっといいなと思っていたのに、ゴムつけようともしなかったり、猥談に持ち込んだら相手の倫理観のなさがわかってそのまま連絡を断ったりしたことは何度かあります
倫理観の一致は重要ですよねえ。性格よりも「何を許せないか」とかが一致した相手のほうがセックスの相性もいいような気がします。これは私の感想ですが。w
listeningsuicidal 夫婦のキャラと結婚に至った背景とその後の展開次第で全然違うから人の話なんて参考にならなくないか。好きでもない人と結婚したら1回もやらずにレスの可能性ある(知り合いは見合いじゃないけどそうだった)。
いえいえ参考になりますよ。私の知り合いにも恋愛結婚だったけど式当日にはすでに冷めてたって子がいました。案の定すぐ別れましたよ。w
sahirkalifalltracknet 自分が分からない/知らない/理解できないテーマをわざわざ小説に盛り込む必要ないのでは。
今回、質問してみて皆さんの意見に大変刺激を受けました。これも「わざわざ小説に盛り込んでみよう」と思った結果だと思ってます。ものすごいプラスになってますよ!
追記4:(もう誰も見てないと思うけど)
shields-pikes 増田はたぶん、お見合い結婚のことを親が決めた相手と強制的に結婚させられる政略結婚とか許嫁とかと混同してるのでは? 時代が現代なら、知人の紹介とか出会い系と同じですよ。出会うきっかけの一つに過ぎない。
政略結婚とか許嫁とか。実質的にはそっちのほうが近いかもしれません。
wdnsdy そんなもん、どんな気持ちでもアリなんだから、自分が想像してみて最高に興奮するいきなりお見合い結婚させられた同士の初セックスでも書けばいいと思うんだが。書けないならなんでそういう題材を選んだんだ…
俺が考えた最強のセックスってやつですね。なんだか勇気をもらいました。ありがとうございます!。
siro-haku お見合い結婚とは何なのかについてこれだけブコメが集まったなら増田はもういくらでも書けてしまうなと思うところだけどブコメへの返信を見てるとダメそうな気がしてきた。
SENAKA 人間は生物、2人の性欲の強さで変わってくる。自分主義か相手主義かでも変わってくる。相手主義なら愛が芽生えてくるし、自分主義なら性欲が強くなければレスになる。お互いの向き合い方だよ。
自分主義か相手主義という言葉にグッと来ました!。なるほどー。
すごくつまらない人生を送ってそうなブクマカ。私の小説といい勝負しそう。w
differential 人に聞くよりもどういう気持ちなのかを自分なりに考えて書くのが、お話を書く醍醐味なのでは、という気がするけど。それこそ恋愛やセックスは個々人で本当千差万別で描きたい放題だと思う大トロの部分だと思うので
その千差万別って部分をリサーチしています。セックスって相手がいることなんで。大トロっていい表現ですねえ。
sekiryo 恋愛至上主義と潔癖がくっついてしまった。乱倫の人に温かい目で見られそう。愛の結晶としてのセックスって位置付けになったから得られない者が人格を否定された気になって変な主張を事をする時代になってしまった。
非モテがひがんでるってことですか?。やべえ。ぜんぜん読解できねえ。w
mahinatan 愛がなくてもセックスはできるけどそれは増田がどういうキャラを書きたいかによる。人間がセックスに求めるものは人それぞれ違うし、愛にも性愛情愛家族愛…といろいろある。何を書くか決まればその答えも出る。出せ
そのキャラクターがセックスに何を求めているかってことは、たしかに、もっと深堀りしまくったほうが良さそうです。
まさか世の作家はいっさいリサーチなんかせず全部「経験+想像力」で書いてると思ってます?
はてぶ、えぐいっすねえ。
匿名+言いっぱなしSNSなんで、ある程度は覚悟してましたけど。お、いいサンドバッグ見つけたって感じなんですかね。w
bnckmnj 聞き方がちょっと不適切だったとしても、こんな素朴な疑問に説教する人間の多さに驚く しらんorこうだよー がほとんどだと思ってた…
ぶっちゃけ。そういう糞コメントに対しては「如何に前向きに返すか」っていう訓練をしていました。途中で諦めたけど。w
経験談、アドバイスくださった皆さん。本当にありがとうございました。
全部、読みました。本当にむちゃくちゃ参考になったし刺激にもなりました。
…釣書を見る→お見合いをする→その人と結婚したいかどうか決める→プロポーズ→結婚
…データを検索してお見合いを申し込む→マッチングしたらお見合いをする→仮交際に進む→本交際に進む→プロポーズ→結婚
仮交際とか、特に要らなくない?お見合いして、その感触次第で結婚するかどうか決める、でいいと思うんだけど。
せめていきなり本交際でいいじゃん。しかも「仮交際」の間は複数人と同時進行するっていうのが…
「仮交際」している間にも複数の相手と同時進行出来るなら、そりゃあ目移りもするし迷って成婚するものもしないと思うんだけど。
自然な出会いと違ってわざわざ結婚相手を探す目的でお見合いしてるんだし、会うまでの間に既に時間がかかっているのに
結婚相談所の細かいプロフィールを見て双方それを納得の上で選んでマッチングして初めてお見合いに至るんだからお見合いの時点でもうある程度許容範囲な筈なのに
そこから先が何故こんなに長いのか。誰が決めたんだこの変なシステム。
しかも仮交際の後には3ヶ月とかの「本交際」があって、本交際の段階でも破局するおそれがあるという…
お見合いはあくまで最終面接って事で、お見合いで良いと思ったら即結婚を決める、でいいのに。
婚活じゃない、学校や職場での自由恋愛だったら日常で出会える狭い範囲の人間から相手を決める訳なんだから
婚活もそんなに沢山の相手といちいち会わなくてもよくない?(少なくともデータを見て検索する段階で大勢の人と比較検討してるんだからさ…)
就活だって二次面接・三次面接と何度もやったところで必ずしもミスマッチを防げるという結果が出ている訳じゃないんだから長く時間をかけても無駄なような…
あと「お見合い」の内容自体も、あまりにも表層的な事しか話せな過ぎる
夫婦観とか家族計画とか、結婚を考える上では滅茶苦茶重要なんだから「本交際に進んでから」ではなくお見合いの時点でちゃんと話しておくべきじゃないかと思うんだ
ちゃんとお見合いの時点でお互いについてじっくり話し合って、それで結婚するかどうかを決断する、でいいと思うんだよなー
未婚率の上昇の原因としてはお見合い結婚の低下が大きいってよく言われているけれど
旧来のお見合いに代わるものとして出てきた筈の結婚相談所のシステムがあまりに複雑怪奇で結婚しにくくなってる事も
原因として大きい気がする
とにかくめんどくさすぎるし、疲れる
https://president.jp/list/author/%E5%BE%A1%E7%94%B0%E5%AF%BA%20%E5%9C%AD
白饅頭の記事、一つや二つならまともそうなタイトルがないでもないが
タイトルを並べてみるともうそれだけで暴論の巣窟で見ているこっちの頭がおかしくなりそう
『「大人は信用できない」と恨み続ける「TikTokに溢れる中高生の涙を見たか」修学旅行中止をあっさりと決めてしまう"コロナ対策"の罪』
『次のターゲットは「酒と肉食」だ「ニュージーランドの若者は一生タバコを買えない」コロナ後、"個人の自由"は確実に消えていく』
『「旅行の広告」も"ダメ"になりうる「今日の仕事は、楽しみですか。」"炎上→即謝罪"を歓迎するSNS社会の末路』
『事件の「背景」を覆い隠してしまう小田急線刺傷事件を「フェミサイド」と結論づけるのが極めて危険な理由』
『"健康で健全な社会"の息苦しさ「タバコを吸う人は悪人」コロナ後の世界では健康管理はモラルに変わる』
『小さな不快を許さない「善意」の連鎖「業務中に水分補給をすることがあります」そんな告知が必要になる日本の息苦しさ』
『「逃げ恥SP」が示した分断の深い溝「政治的にただしい社会は少子化で消滅する」ポリコレを求める人が無視する事実』
この辺なんて特に、タイトルと煽り文との間に何の論理的整合性もなく、記事の中身を読むまでもなく駄目なのが分かる(ていうか一生タバコを買えないだなんてニュージーランド羨ましいな!?)
白饅頭の特徴は、タバコや殺傷事件という明らかな故意により他人を傷つけるという行為を、
単に「劣っている事」と結びつけて、「『正しくない』人は排除される、息苦しい世の中になった」と語る詭弁の論法
こんな明らかにおかしな意見を支持している人間がそれなりにいて、記事を書く機会が与えられてる世の中怖すぎるでしょ
で、怖いのは、独身男の中にはこういうのを支持する人間がそれなりの数いるって事
そうなんだよ
逃げ恥もドラマやってた時には現象がどうのロスがどうのと、まあやかましい奴が多かったもんだけど
あれ身もフタもない言い方したら
「人生詰んだ女だけど非モテ(の割にはやたらハイスペな)男で妥協したるわ」ってだけの話だからね
ガッキーじゃなかったらみくりとかマジでひたすら「小賢しい」だけだし、星野源じゃなかったらお前らムズキュン(笑)なんてしてねえって
しかもそこに意識高い系社会派ちゃん要素をあんなバンバン詰め込むんだから笑っちゃうわ
例えばキモオタがここに一匹いたとしよう
一昔前の典型的美少女動物園アニメやゲームなんかで、「金髪のギャルとかいかにも爆乳ばぼーんなキャラとかそういうのは苦手だから、図書室で本読んでる系の黒髪地味キャラがいいです」
とか言ってる奴がいたらちょっと笑いそうになるだろ?
もちろん地味設定全然関係なく容姿は普通に美少女だし、しかもだいたいそういうのに限って、金髪ばぼーんの次かその次ぐらいには巨乳と来たもんだ
「そういうのが好き」ってだけなら俺は何も言わんのよ
でも自分が好きなものを持ち上げたいからって社会派面まで始めたら、そりゃいろんなとこからツッコミ入るに決まってんだろ
あまりにバカバカしくてしょうがないので、男向けだと鍵作品をダシに家族論ぶっちゃうアホ、彼らを最後にああいうのは死滅した
ところが女受けしたコンテンツ界隈っていうのは、この令和の今になっても、全く同じようなアホがゴロゴロしてる
鬼滅やゴールデンカムイですらうんざりするほどそういうの見たろ?
逃げ恥に至っては作ってる側までどんどん社会派バカに迎合していって、そこへハフポストにwezzyといつもの面々まで乗っかって、もうバカの一大エコーチェンバーみたいになってしまった
たぶん女って全般的にそういうとこあるんだろうね
そういう性癖
だからてめえが飽きた途端に今度は欠点あげつらって、まるで社会悪みたいに糾弾しちゃうわけだ
それで何もかも説明できる
こういうの逃げ恥の作者とかが好きそう
【1月13日AFP】もしお見合いを終わらせることができなかったとしたら──? お見合いの最中にロックダウン(都市封鎖)が宣言されたため、相手の自宅で生活せざるを得なくなった女性のビデオブログが、中国で話題を呼んでいる。
中国では複数の地域で新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」と「オミクロン株」の感染が拡大。中部の鄭州(Zhengzhou)市では先週以降、100人以上の感染が確認された。
名字を王さんというこの女性は5日、同市にあるお見合い相手の自宅で食事をしていたところ、市内の一部で突然ロックダウンが宣言された。王さんは11日、ニュースサイト「澎湃新聞(The Paper)」に対し、「私が鄭州市に到着した直後に感染が起き、彼の地域が封鎖されたことで、帰れなくなった」と説明した。
王さんは、自分はもう若くないことから、家族にお見合い相手を10人紹介され、それぞれと会うために鄭州市に1週間滞在する予定だった。この日の相手は5人目で、料理の腕を見せたいとのことで、自宅での夕食に招待された。
以来、王さんはロックダウン生活を記録した短い動画をインターネット上に投稿。地元メディアが公開した動画の抜粋には、相手の男性が王さんのために料理したり、家事をしたり、王さんが寝ている間にノートパソコンで仕事をする様子が映されている。
だがこの「長期お見合い」でも、今のところロマンスは芽生えていないようだ。王さんはもっとおしゃべりな相手を探しているのだという。相手の男性については「木製マネキン並みに無口であることを除けばとても良い」とコメント。「彼の料理は平凡だけど、料理してくれることは素晴らしいと思う」と語った。
まず、女性である作者が男性に向けて何か言いたい(描きたい)ことがあるなら、作者にとって都合の良い、操り人形のような男性の登場人物に言わせるんじゃなくて、作者と同性である女性の登場人物に言わせるべきじゃないのかと思う。しかも『逃げ恥』のヒラマサさんとは異なり、イケメンに描かれているところもルッキズム全開でモヤモヤする。
端的に言えば『スカッとジャパン』っぽいのである。「女性の意見を代弁してくれた。しかもイケメンが」という点が読者に受けているのだろう。しかし、その男性登場人物は女性によって理想化された空想の産物に過ぎないし、読んで気持ち良くなる読者の大部分も女性というところが(女性向け漫画雑誌に連載されている作品ということを差し引いても)閉じた空間での盛り上がりという感じがする。何年か前、お爺ちゃんみたいな口調の女子高生の主人公がDQNに説教するという漫画が一部で受けて話題になっていたが、アレを読んだ時に感じたのと同種の気持ち悪さを感じる。
作者の田村由美が「男性は偏見を持っていて、女性の意見に耳を傾けてくれない」と考えているから、男性登場人物に女性の気持ちを代弁させているのだろう。しかし、そもそも偏見を持っていて女性の意見に碌に耳を貸さないぐらい馬鹿な男性ならば、端から『ミステリと言う勿れ』を読まないだろうし、読んだとしても整の言うことに耳を貸さないだろう。仮に男性の読者が整の語る場面を見て「コイツ(整)は自分と同じ性別(男性)だから、言うことに耳を傾けよう」と考えたとしても、それを見て女性として嬉しいのだろうか?却って「女性の言うことには耳を傾けないくせに、同じ男性である整の言う事なら簡単に聞くんだな」とモヤモヤしないのだろうか?
世の中に存在する様々な理不尽、男女の非対称性に苦しめられている女性たちが読んで、溜飲を下げるというか、一時の救いというか、心の慰めになる機能を持つ作品であるという擁護はあるだろう。しかし、である。真実性が疑わしい実験の話とともに「これだから女は」という内容の漫画を男性漫画家が描いたら、これは恐らく只では済まないだろう。例の実験の話を描く時、ネームを上げてきた作者と打ち合わせをした編集者は、何も問題は無いと心の底から思ったのだろうか?編集者は「話の真偽を確かめましょう」と作者にアドバイスしなかったのだろうか?作者が「どうせ男なんて、この程度のもの(だから確かめるまでもない)」と決めつけていたのではないか?大御所作家と編集者という、権力勾配関係があったために、正当な批判やブレーキが機能しなかったのではないか?もしも、作者本人は理不尽な世の中に物申しているつもりでいても、編集者ら作者の周囲が何も言えなくなって口を噤んでいるような、とてもグロテスクな関係になっていたとしたら?そんなことを考えて、とてもモヤモヤするのである。