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2024-11-07

トランプが勝った理由

前回も言われてたけど、「分かりやすさ」だと思う。

トランプが分かりやすいというより、相対的もの

ハリス側が「分かりやすくない」。高等教育を受けて複雑な言葉を駆使する仕事をして言語文脈の読み解きに慣れていて社会政治構造をある程度理解していて、メディアインターネットや人脈から新鮮な情報を得て、どっちが自分や周囲の利益になるか検討「できる人たち」向けに、政治がインフォメーションされている。

はっきり言って、難しすぎる。自分言語理解は高いけど、それでも政治のことは入り組んでいて全然からない。そうするとざっくりした雰囲気演説の中のインパクトある単語などで判断するしかない。

これは、高等教育を受けていない人間馬鹿で愚かだという話ではない。

しろ高等教育を受けている人間あいだで現代社会の上澄みが複雑にこねくり回されているだけで、それは社会全体からするとものすごく特殊状態だということを、当人たちが理解していない。

人間ささやか幸福に暮らすために、全員がそのような複雑性を訓練して習得して理解すべきだなどというのはまったくシュールな話で、ありえない。

高等教育の上澄みの上澄みにいる人間たちは例外なく血を吐く努力をしている。それが当たり前だと思い、意識すらしてない者もいる。自分死ぬほど努力してきたからそれが人として当然だと思い、あらゆる人間に強いるし、努力不足だとさげすむ。その心情は理解できるが、その感じ方はあくまでその階層のみで共有可能な心情であって、世の中のスタンダード価値観にはなり得ない。

政治を伝えるには、複雑に利害を調整して複雑なままアナウンスするのでは足りない。そのままでは大半が理解できないのだから(私を含め)。社会の大半がその趣旨をよく理解できるように噛み砕いて、わかりやすく伝える、そこまでが政治仕事である。それはポピュリズムとは違う。

複雑な物事を、本質を損なわずにわかやすく人に伝えるのは、複雑なまま仲間同士で議論するより百倍難しい。世界があまりに複雑、煩雑になってエリートも含めみんながお手上げになるのはわかるし、自分もお手上げしたいので、気持ちはわかるけど。

資本主義民主主義限界に対する検討は進んでいるの?

資本主義民主主義限界に対する修正改善を目指す学問思想は多岐にわたり特に近年では貧富の格差社会の分断などの課題対応するための議論がさまざまな分野で展開されています。以下は、その代表的な取り組みです。

 

1. ポスト資本主義(Post-Capitalism

ポスト資本主義は、資本主義に替わる新しい社会経済の枠組みを模索する思想です。経済学者や社会思想家の中には、技術の進展や労働自動化が進む中で、資本主義に基づく経済システムの持続可能性に疑問を持つ声が増えていますポール・メイソンやトーマスピケティなどは、資本の集中が引き起こす格差の拡大に着目し、持続可能経済の実現のために富の再分配や共有経済を含む新しい制度の導入を提唱しています

 

2. 社会市場経済(Social Market Economy)

ヨーロッパ特にドイツを中心に発展した「社会市場経済」は、自由市場経済社会福祉政策を融合させたモデルです。市場競争効率性を維持しながら、労働者や弱者保護し、公正な所得分配を目指します。社会市場経済は、資本主義自由経済民主主義価値観調和させる試みとされ、欧州福祉国家の基盤となっています

 

3. 分配正義ベーシックインカム

分配正義(Distributive Justice)は、財や資源の公平な分配を考える哲学的倫理的分野で、アマルティア・センジョン・ロールズ代表的思想家です。特にロールズは「公正としての正義Justice as Fairness)」を提唱し、社会制度が公平に機能するための条件を提示しています。この流れから貧富の差是正する手段として「ベーシックインカム」が注目されており、すべての国民一定所得を無条件に支給することで最低限の生活保障し、貧困格差の縮小を図ろうとしています

 

4. 修正主義的資本主義とESG(Environmental, Social, and Governance)投資

修正主義的資本主義は、持続可能性と社会的責任を資本主義に組み込むことでその問題解決しようとするものです。ESG投資は、この理念に基づき、企業収益性だけでなく環境社会ガバナンス配慮した投資活動を推進することを目指しています企業活動が長期的な社会利益に貢献するための枠組みを重視し、企業利益のみを追求するのではなく、持続可能な成長を図ることが期待されています

 

5. デル・メトリオラシー(Deliberative Democracy)と共同体主義

民主主義において、社会の分断やポピュリズムの台頭に対抗するため、「熟議民主主義」や「共同体主義」といった思想が見直されています。熟議民主主義は、市民公共の場意見を交わし合うことで、合意形成を目指すアプローチであり、単なる多数決ではなく深い議論に基づく意思決定を重視します。また、共同体主義は、個人自由とともに地域共同体価値を重視する思想で、アミタイ・エツィオーニなどが提唱しており、社会的な絆や共通善を再評価する動きが見られます

 

6. デジタル技術を用いた新しい社会経済システム

ブロックチェーン技術分散型台帳技術(DLT)は、新たな経済システムガバナンスモデルとして注目されています。これらの技術活用することで、中央集権的な管理を排し、分散的かつ透明性の高い社会システム可能になると考えられていますブロックチェーンを基盤にした分散自治組織(DAO)や、暗号資産を用いた経済圏が試みられており、伝統的な資本主義民主主義の枠組みを再考する材料となっています

 

これらの思想学問検討は、資本主義民主主義限界に対して、社会の持続可能性や公平性を向上させるための試みとして重要役割果たしてます

アメリカはやはり民主主義の国だと思った

アメリカ大統領選挙についての雑感で、日本人の目から見てやはりアメリカ民主主義の国だなと感心してしまうのは、インタビューを向けられた市民の誰もが誰を支持するのかを明言し、その理由についても明確に語ることができることだ。


もちろんその中には、陰謀論的なものや間違った情報に基づくものであることも多い。しか日本はどうだろうか。テレビに映る街頭インタビュー市民はもちろん、政治ネタを扱う情報番組のコメンテーターすら、支持政党を明らかにしないのはもちろん、「もっとはっきり説明を」「頼りがない」「国民目線で」など、およそ中身に乏しい、ふわっとしたことしか言えてないこととは対照的である


日本人は明らかに政治に対する当事者意識が乏しく、完全に他人事無責任であり、政治に関心のある人も評論家的なポジションから一歩も出ようとしない。自分もそれは例外ではないと思う。それに対してアメリカ国民は、政治に対する当事者意識がきわめて強い。候補者が支持を呼びかける時も、日本のように「私に任せてほしい」ではなく、「この国の政治あなたたちのものだ!」というフレーズを使う。


その意味で、民主主義ではあるけどトランプヘイトスピーチも支持してしまうようなアメリカと、民主主義が弱いので悪質なポピュリズムも盛り上がらずに済んでいる日本と、果たしてどっちがましのかを考えてしまう。

2024-11-06

anond:20241106211313

焦ってないどころか歓喜だろう

政権獲得or野党第一党の座獲得だと

今さえ良ければいい、将来ツケが回ってきてもいいその頃には忘れてる 

現役世代のための政党とか言っておきつつ

高齢者の為の政党と印象付けされた自民党より将来世代のことを考えてないポピュリズム政党やんけ

anond:20241106161732

全然遅くなくて、かなり前からこう言う議論はあって制度設計は着々と行われていたんだよ

それをドカン無視して国民民主党があたか自分たち政策であるがごとく、ポピュリズム全開、間接民主制悪所を全面に出てきたと言う流れ。

anond:20241106152721

税金という存在のものが富の再配分、格差是正機能を持つので、税金を扱う時点で別問題だと言うことはないです。

政治家があえてそれを隠した上で、アジテーションしてポピュリズム全面に出す事はあっても、実際問題税金とはそう言うものです。

2024-11-02

anond:20241102114416

立憲信者さん必死すぎるだろ

さすがポピュリズム政党の支持者さんは違うなあ

国民民主党界隈はエコチェンで先鋭化、過激化している様に思える

私が思うに国民民主党の最大の欠点批判を極端に嫌うという事

以前から「対決より解決」を党是とする国民民主党だが

与党批判する野党や、あるいは自らに対する批判者に対しての批判は全く躊躇することがなく

そのダブスタの様な在り方に疑問を抱く者も多かった様に思うし、私もその1人だ

政治批判が行われるのは至極当然の事なのだが、自分自分優遇する者に対して批判意見が出てくると彼らは

「これは敵対勢力から工作である」「こうした者は愚かな存在である

という反応しているのを良く見る

これは今世界中問題となっているポピュリズム政党やその支持者である陰謀論を唱えるアノン達のそれに近く

そうした勢力引き起こしてきた数々の問題を思えば、彼らは今非常に危うい道を歩んでいる様に感じる

国民民主党キャスティングボートを握った、という表現メディアでよく用いられる為に

国民民主党やその支持者も「自分たちこそが最も正しい」という勘違いをしているのかもしれないが

今回の選挙の結果として得られた国民民主党議席は、決して日本全体から支持を得た事や、その考えが正しい事を示すものではない

自民党と立憲の議席数と比べると、その差は歴然といっても良い

だがそうした日本社会全体の中では極少数と言っても良い彼らが、まるで大多数の信任を得たかのように振る舞い、過敏な選民思想的な反応を示す姿には

国民民主党とその支持者は身内の中だけで肯定あい徐々に考えが先鋭化、過激化していくという所謂エコーチェンバー現象に陥っていると思わざるを得ない

日本ポピュリズムの超先進国

だって政策が「反自民」の政党が第2党なんだよ?

これをポピュリズムと言わずなんと言うのか?

少なくとも政策議席を獲得している国民民主支持者をポピュリズム批判するのは的外れにも程がある

れいわとかに言うならまだわかるけど

国民民主、結局ポピュリズムなんだよナ

維新と同じ道を辿りそうな

反知性

ひろゆきが人気出たり、国民民主党れい新選組参政党や保守党が伸びてるのって、それほど反知性のポピュリストが増えてる証拠だよ。

右派左派共にポピュリズム危険。彼らの政策が通れば日本経済さらに不健全化して破綻まっしぐら

2024-11-01

今が良ければいいポピュリズムウケるという絶望

そりゃ減税をすれば国民は喜ぶよ。その代わりに後から円安インフレ金利上昇がやってくるけどね。

2024-10-31

anond:20241030133603

国民民主支持者は馬鹿だが「俺はポピュリズムに流されない知性ある有権者」みたいなプライドだけはいっちょ前にある

から石丸みたいなポピュリズム丸出しの馬鹿向け政治家と組むのは嫌がる

anond:20241031114823

この意見ポピュリズムへの理解が一面に偏っている可能性がありますポピュリズムは、「エリート」に対して「大衆」の利益を優先する政治スタイルで、大衆意向に強く応える姿勢を特徴としますが、その定義は単純に「大衆迎合する」ことを意味するものではありません。ポピュリズムは、社会に分断を生み出したり、短期的な利益を優先しすぎたりする場合もあり、そうした点で成功と失敗の両方の例が存在します。

 

ポピュリズム定義

ポピュリズムは、エリート批判し、一般大衆利益や声を優先する政治スタンスリーダーシップ形態を指します。定義としては、大衆感情や不満に訴えることで人気を得ようとする傾向が強いです 。こうしたアプローチは、「国民の声に耳を傾ける」とされる反面、現実的政策判断犠牲にするリスクもあります

 

成功例と失敗例

ポピュリズム成功例としては、アメリカの「ニューディール政策」を行ったフランクリン・ルーズベルトが挙げられます大恐慌時に大衆の支持を得つつ、経済復興雇用創出のための大規模な政策を実行しました 。大衆に訴える手法を取りつつも、長期的な経済政策が功を奏し、結果的アメリカ経済基盤を再構築することができました。

 

一方、失敗例としては、ベネズエラウゴ・チャベス政権がありますチャベス国民生活改善を掲げ、石油収入を背景に社会福祉政策を拡充しましたが、経済基盤を無視したため、石油価格の下落によって経済危機に陥り、国民生活悪化しました 。このように、大衆利益短期的に優先した結果、長期的には国家国民生活に深刻な影響を及ぼしました。

 

問題点矛盾

意見の中で「大衆迎合する政治なら大衆にはメリットしかない」という主張がありますが、実際にはポピュリズムが必ずしも「大衆にとってメリットしかない」とは限りません。例えば、短期的な利益を優先するポピュリズム政策が行われると、結果として財政悪化インフラ老朽化といった長期的な問題が後回しにされることがあります。また、ポピュリズムはしばしば敵対的二項対立(「エリート大衆」)を煽るため、社会の分断を引き起こしやすく、これが社会の安定を損なう要因にもなります

 

まとめ

この意見に見られる「大衆メリットしかない」「民主主義に適している」という視点は、ポピュリズム理想的な側面を過大評価している可能性がありますポピュリズムには大衆の声を代弁する力がありますが、それを実行する際の長期的な視野社会全体の安定を考慮しない場合、深刻な問題や分断が発生することが多々あります

anond:20241031115125

ドイツかのことを言ってるんだろうけど今更ポピュリズム戦争しちゃって負けて大損みたいな展開になることなんてあるの?

ポピュリズムによる失敗の煽りをじぶんが生きてるうちに食うことってあるの?

anond:20241031114823

ポピュリズムに傾倒した政治がことごとく失敗している歴史を知ってるから

anond:20241031114823

議会鉄砲もって占拠しておまわりぶっ殺しても

選挙に勝てば恩赦するのがポピュリズム

いっぺん死ね

ポピュリズム否定的な人って特権階級民かなんかなの?

大衆迎合する政治なら大衆にはメリットしかないんだから反対する理由がない

そもそも大衆迎合しない政治って民主主義として本末転倒では?

2024-10-30

ネット投票ってそんなに望ましいか

とにかく投票率さえ上げれば世の中よくなるみたいな前提で話している人が多いけど

何度もやり直しができるとか、スマホ簡単投票できるとか、投票ハードルを「過度に」下げてしまうと、

ろくに考えもせず、気が変わればあとで変えればいいやとその時見ていたニュースでのTV映りで投票、みたいな質の低い投票行動が増えると思う。

今でも雰囲気投票コメンテーターに流された投票が多くてポピュリズムの原因になっているのに。

投票所に行き手書きする今の制度は、たしかに面倒かもしれないけれど、その面倒くささのコストを払うだけの価値があると有権者が感じた判断けが集約される。

現状に不満のある人には他人判断馬鹿や操られたものに見えるかもしれないが、少なくとも投票者は本人なりに熟考するプロセスを一度は挟んでいるはずだ。

熟考を挟まない投票が増えると、投票日直前の雰囲気作りだけで簡単に結果を操作できてしまうので、メディアSNS工作の影響力が大きくなりすぎる危険がある。

多くの人を排除しないが、それなりに腰を上げて動く必要があるくらいのハードルがあることは

しろ民主主義健全性を保証してくれていると思う。

フォルクスワーゲンで考える社会保障の持続性

フォルクスワーゲン国内工場3個所の検討を始めた。

VW国内で大規模人員削減し3工場閉鎖へ 労組幹部表明 - ロイター

https://jp.reuters.com/business/autos/CSNYEOUHQBMNJLFKBR7UTLJQNY-2024-10-28/

はてな界隈でもこれはかなりのインパクトがあったようで、まさか一度に3箇所のドイツ国工場の閉鎖を検討しているとは誰も予想ができていなかったと言わざるを得ない。

VW辛酸は無茶な自然環境保全計画政策欧州連合圏で採択されたことによって、それら政策の法的な制限下で企業運営しなければならなくなったVWが、中国の競合する電気自動車伸長と価格競争で苦境に立たされ、一気に採算性を落とし販売台数が振るわなくなった結果、それらEUおよびドイツ政府政策責任VW経営者被雇用者が取らなければならない事態に陥ってしまった。

ドイツでのVWと似たような存在感を放つトヨタを擁する日本労働者階級として気になるのは、ドイツ社会保障費に関する持続性問題がどうなってしまうのか?ということだ。

調べてみると、当然のようにドイツ日本と似たような社会保障制度を持っている、というか日本ドイツ社会制度を大いに参考としており、老齢年金や遺族年金障害者年金などの制度があり、社会保険扶養者が社会保険料を支払っていれば被扶養者も加入判定となり、更には社会保険料の負担額も所得に応じた調整がある(ソース:ドイツ連邦年金保険組合)。

政府が誤った政策を取ると完全に明日は我が身と戦々恐々とするが、他山の石として社会保障費に関する持続性問題国内自動車産業がどのように影響するのか?を検討してみたいと思う。

物凄くシンプルな話だが、ロイター報道しているようにVWの3工場で数万人規模の解雇VW本体として起きると、そこには当然ながら自動車の大幅な減産が発生するので、自動車部品や周辺サービス供給する関連企業へ大幅な減産は波及し、これら関連企業雇用も危ぶまれ・・・というか危ぶまれると言う表現ですら日和見すぎであり、解雇は必至だ。絶対にクビ切りをやる。

機序を改めて説明するまでもないとは思うが確認のため説明すると、ドイツ国内での解雇自動車業界と、例えば工場周辺にある飲食業労働者作業着供給する服飾業、小売業広告業ゲーム娯楽産業などなど様々な業界へも影響するため、ドイツ国内での解雇は数十万人、下手すると百万人規模に膨れ上がるのは想像に難しくない。

ここから何が起こるかと言えば、税収や給料から控除されていた社会保険料や年金の大幅減少であり、即ち社会保障費に関する持続性問題加速度的に現実味を帯びてくる。しか引退後まで逃げ切れると思っていた世代にすらその現実は重くのしかかる。

これを改めて確認すると「本当にヤバい・・・」と生唾を飲む思いだ。

逆を考えてみよう。これまで豊かと見られていた超大手企業VWと関連周辺企業地域の様々な業態産業、それら従業員はなぜ豊かさを手に入れられていたのか?

それはVW外貨を獲得し続けていたからだ。企業の売上、従業員給料、収められる税金社会保険料、そして年金の原資はVWが稼ぎ出した外貨だった。

EUドイツ政府の誤った政策によりVW外貨獲得は阻害されてしまい、3工場閉鎖をVW経営者ではなく労働組合検討し始めるという自体にまで陥っているわけだ。

うつまりトヨタを擁する日本外貨獲得を阻害する誤った政策政府により実行されてしまうと給料雇用どころか、社会保障費や年金の持続性を更に危うくするような、VW危機的な現状の後追いをする可能性が非常に高い。

日本では直前の衆院選2024で、与党自公議席が大幅に減って衆院議席過半数を割り、立憲民主党国民民主党日本維新の会、その他小規模議席政党などの政策が以前よりも通しやすくなった。

これは政策立案や可決などで与党自公の横暴を防ぐ非常に良い状態だと評価しているものの、VWが苦境に立たされて社会保障費の持続性が悪化する原因である外貨獲得政策について野党がどのようについて考えているのか?というのは確認しておくべきだ。

例えば、就職氷河期世代年金などへついて「自分たち引退頃には受給年齢が引き上げられ減額される」と予測している人が大半だと思うが、ここにVWのような外貨獲得阻害の状況が付加されたらどうなるかと言えば、前述のような予測見通しすら甘い考えになる。

今の20代予測のように「自分たち世代年金貰えない」のが就職氷河期世代へも降りかかることになるのだ。

さて、前述の外貨獲得政策について野党がどのようについて考えているのか?から先ずは立憲民主党の衆院選2024の公約確認したいと考えたが、正直に言ってこれを高く評価するのは非常に困難だ。

単一ページだけを見て評価をしてしまうのは申し訳ないと考え、立憲民主党政策集2024 経済政策など立憲民主党公式Webサイトをくまなく読んだが、立憲民主党思考は完全に内需しか向いておらず、何なら企業資金調達の要であり、今や年金を原資として金融市場運用することで年金の持続性を高めている金融市場へ対して冷水を浴びせる金融所得課税強化まで検討しており、立憲民主党支持者は現在政策の他に「あまりにも内需へ向きすぎてはないか外貨獲得をどうするのか?」を立憲民主党へ問わなければならないと思われる。立憲民主党の成長ポイントだな。

続いて国民民主党の衆院選2024の公約確認すると、今一歩足りない気もするが立憲民主党よりは世界を見ており、より将来の社会保障の持続性について不安感の強い20代若者から比例票が流れたのも納得できる部分があり、表現として適切なのか検討する必要はあるものの、企業とべったりな自民党内需へ振りすぎている立憲民主党の間の子のような性質政策を取っている。

そして日本維新の会の衆院選2024の公約確認するが、日本維新の会は立憲民主党とはまた方向性の違う内需へ向きすぎな政策を取っており、特に外国人へ対して厳しい目を向けているようで立憲民主党平等を訴えがちだが日本維新の会は日本人優先、ポピュリズム政党面目躍如と言ったところか。外貨獲得に関しては立憲民主党どんぐりの背比べなのでどちらが優れているという話はない。これも日本維新の会の成長ポイント

そして、日本共産党やれい新選組日本保守党参政党なども確認したが、言うは及ばず立憲民主党日本維新の会よりも強力に内需へ注力するどころか賃上げ消費税減税を訴えつつ企業負担の大きい内部留保課税金融所得課税などをするという国内資本を食い潰すことしか考えていない経済観の有様で、どうやって社会保障の持続性を担保するのか本当に謎だ。

以上のことから野党現在与党自公過半数を取れていない衆議院自民党政策について取引する際、自民党外需の刺激や輸出企業支援法案として打ち出そうとするとき邪魔をせず、例えば自衛隊補正予算を付けるなんていうとき夫婦別姓法案の可決を飲むのであれば協力するなどの動きをしたほうが良い。

もしも、自民党外需の刺激や輸出企業支援法案として打ち出した際に、野党がそれと取引をしようとするということは我々国民社会保険医療費年金人質にしていると同義であり、最悪の場合ドイツVWのような状況となってしまうので、こういう野党の動きには国民一丸となって野党非難すべきであるし、野党外貨獲得をもうちょっと考えようよと国民提言するべきだ。という話でこのエントリを締める。

2024-10-29

国民民主党界隈

・党自体が現役世代向けの政策アピールのつもりで世代対立煽り得る軽率言動を行う

そもそもとして低投票率な若年層の中で得票率が高いことが、「若者に人気」となって独り歩きしている

・低投票な中投票する若年層支持者の「政策本位を標榜する党を支持する政治に関心が高く政策に通じた自分たち」的な自己評価の高さと、やはり世代対立を煽ったり呑まれたりする様

などでなんとなくポピュリズムめいた危うさを感じる。

2024-10-28

最近共産党、十分「ポピュリズムに学んでる」と思うけどなぁ(褒めてない)

anond:20241028190323

ポピュリズムという一点で右も左も一緒くたにする議論無意味

重要なのは政策の中身であってポピュリズムか否かはどうでもいい

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