アメリカ大統領選挙についての雑感で、日本人の目から見てやはりアメリカは民主主義の国だなと感心してしまうのは、インタビューを向けられた市民の誰もが誰を支持するのかを明言し、その理由についても明確に語ることができることだ。
もちろんその中には、陰謀論的なものや間違った情報に基づくものであることも多い。しかし日本はどうだろうか。テレビに映る街頭インタビューの市民はもちろん、政治ネタを扱う情報番組のコメンテーターすら、支持政党を明らかにしないのはもちろん、「もっとはっきり説明を」「頼りがない」「国民目線で」など、およそ中身に乏しい、ふわっとしたことしか言えてないこととは対照的である。
日本人は明らかに政治に対する当事者意識が乏しく、完全に他人事で無責任であり、政治に関心のある人も評論家的なポジションから一歩も出ようとしない。自分もそれは例外ではないと思う。それに対してアメリカ国民は、政治に対する当事者意識がきわめて強い。候補者が支持を呼びかける時も、日本のように「私に任せてほしい」ではなく、「この国の政治はあなたたちのものだ!」というフレーズを使う。
その意味で、民主主義ではあるけどトランプのヘイトスピーチも支持してしまうようなアメリカと、民主主義が弱いので悪質なポピュリズムも盛り上がらずに済んでいる日本と、果たしてどっちがましのかを考えてしまう。
そもそも民主党サポーターと共和党サポーターと普段からグループ違うんよ もちろん仕事じゃそんなこと言ってらんないから仕事で政治の話はNGだけど 仲のいいグループで支持政党が違...