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はてなキーワード: エベレストとは

2023-04-27

anond:20230427085623

赤ちゃんの子どもを遠ざけてるせいがあったりすんじゃね?

現代では子育てエベレスト登頂にも例えられてるけど、それにどれだけコストがかかるのかを調べる。

そして、税金として実際に自分がどれだけ身銭を吸い取られてるか知る。

コンコルド効果という現象心理学で有名なんだけど、これはコストを掛ければ掛けるほど、もっとコストを掛けたくなるという現象だ。

赤ちゃんたちに掛けてるコストを実感することで、もっとコミットしたくなるのはあり得るだろ。

2023-04-16

anond:20230415104550

興味を持ってくれてありがとう

私が考える「つまる人生」すなわち面白い人生とは、一言で言えば内発的な動機と偶然性に彩られたものです。

内発的な動機とは何か。

人はそれぞれ違った関心や性質を持っています。度肝を抜かれるほどの変人天才はほんの一握りだけれど、それでも誰もがそれなりにはユニークです。

大勢の人と社交するのが楽しい人がいれば、独りで黙々とこなすの好きな人もいる。競争勝負燃える人がいれば、それらに興味のない人もいる。絵を描かずにはいられない人、気がつけば星空を見上げている人、なぜか魚類に深く心を寄せる人。

そのような、その人だからこそ持っているものを突き詰めたり、大いに発露している様をとても興味深く感じるのです。

たとえそのような生き方が、世間的に評価されず、まったく金銭的な価値を生み出さず、場合によっては呆れられたり白い眼で見られるものであったとしても。

なぜ登るのかという問いに「そこに山があるから」(正確には「そこにエベレストがあるからであるようですが)と答えた登山家の話はあまりに有名ですが、内発的動機というのはまさにこれです。

私は登山どころかアウトドアに全く親しみがありませんが、彼が見事に言い表しているように「ただ、そうしたいからそうする」という生き方に心を打たれるのです。

もう一つ、偶然性とは何か。

人がそれぞれ違っているように、一人の人生の中で起こる出来事も様々です。何が起こるかを予測することはできません。

この時代日本に生を享けたという出生の偶然性に始まり、実に様々な偶然性に晒されながら人生は進行していきます。そういう偶然性の一片に、人生全体を方向付けるものがあったりするものです。

重い病気に罹った自分家族治療してくれた人への感謝畏敬の念から医療の道を志すとか。ある芸術作品に衝撃を受けて、創作研究活動にのめり込むとか。

もし、それに出遭っていなければそうはならなかったかもしれない、でもなぜかその出来事が起こって現にこうなっているという面白さ。似たような経験した人は他にもいるはずなのに、その人にとってはそれが決定的に働いて今があるという不思議さ。

偶然性そのものは何でも良いのですが、偶々起った出来事とか人や物との出会いによって人生が動かれていくというのが、また人生妙味だと思うのです。

こうやって考えていくと、内発的動機も偶然性の一つと言って良いのかもしれません。

(なぜか分からないけれど、それをしたい。そういう性質に生まれた、あるいはそういう経験をしたという偶然性。)

「激レアさんを連れてきた。」という番組がありますが、そこに登場する人にはそのような面白さを感じることが多いです。(たまたま何度か見たことがある程度で、特に熱心に見ているわけではないですが)

そんなにレアではなく、経歴や属性だけ聞くと凡庸に思えても、内発的な動機に突き動かされて、そして不思議な縁に引っ張られて生きていれば、それはとても面白いものです。

なので、元増田人生もつまらないものでは全くなく、とても面白いのかもしれません。普通の家庭を持ったサラリーマンとしての側面しか記述されていませんが、その仕事は(なんらかのきっかけで深い関心を寄せて)人生を捧げるようなライフワークとして取り組んでいるかもしれないし、あるいは賃労働とは別の社会貢献活動情熱を注いだり、何らかの創作に精力を傾けているのかもしれません。

ただ、大多数のレールとしてある学歴を重ね、就職するものからという常識就職して、結婚した方がいいという観念結婚して、子どもを産み育てるべきだという規範でそうする・・・そういう既定路線予定調和的なものを逸脱するもの見出したいという思いがあります

常識を逸脱するもの普通横溢するものを、(程度の差こそあれ本当は誰しも持っている・出遭っているはずなのに)無いことにした生き方を「つまらない」と思うのです。

そういうわけで、私は、ライフプランとか人生設計とかいう考え方が嫌いです。

何歳ごろに結婚して、何歳までに子供を何人産んで、それから家を建てて、教育費がこのくらいで、老後の生活費がこのくらいかかるから貯金がこのくらい必要・・・とか、そういうやつです。

(「一流のプレイヤーになる」とか「自分の店を持つ」とかの目標を持つことは良いと思いますが(持たなくても良いと思いますが)、それは志とか野心とか呼ぶべきもの所謂ライフプランとは別です)

中等教育くらいまではこの社会を生きていく前提としてレールの上を歩くということで良い(そうでなくても良い)と思いますが、そこから先は偶然性の織りなす世界自分の心の赴くように生きるものだと思っています

人生で何が起こるのかなど分からないし(極端に言えば明日死ぬかもしれない)、自分の考え方だって変わります貯金とか保険とかある程度の備えは必要と思います生き方によってはそれすら無くても良いけど)が、結局その場その時で決めていくしかないし、その方がきっと面白いはずです。

プランなど立てるのは偶然性を塗りつぶす所業であって、人生醍醐味毀損するものしか思えないのです。

最後に「つまる」人生ということで、私が大好きな映画を紹介しておきます

デヴィッド・フィンチャー監督の『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』という映画です。

もちろんフィクションなのであまりドラマチックなのですが、この作品には人が生きるということの面白さ(内発的動機と偶然性)が詰まっていると思うのです。

この映画の中で何度か主人公が口にするセリフ(それがこの作品テーマでもあります)が、「人生、何が起こるかわからない(You never know what’s coming for you.)」です。

未見でしたらぜひご覧ください。

容姿コンプのある人が本当に欲しいもの

増田は幼い頃から容姿のせいで何度かいじめられたことがあり、明らかにバカにされて見下されたり、不細工キャラクターに例えられたり、見た目を揶揄するようなあだ名をつけられたり、色々だった。

正直、当時は何とも思っていなかった。というか思わないようにしていたんだと思う。いじめられているという事実に悲しんだりするということは、自分いじめられているということを認めることに繋がってしまうから

当たり前にカーストは低い方だったけど、まあそれなりに友達もいたし、部活も楽しくやってたし、不登校かにはならなかった。

それでもやっぱり年齢を重ねるにつれて自分容姿の醜さが気になってきて、垢抜けるための努力をしたり、整形というほどのことではないけど色々やったりもした。

そのおかげかは分からないけど、周りにあからさまに舐めた態度を取られたり、バカにされるようなことはほとんどなくなった。

でも、人と比べてお前は劣っていると評価されることへの恐怖が未だに消えないし、主にいじめてきたのは男子同級生だったのでどれだけ優しくされても男への恐怖感が消えないし、恐怖感があるから嫌悪感もある。今でも同世代くらいの男性グループとすれ違う時は容姿ジャッジをされて何か言われるんじゃないかと怖くて心臓がドキドキしてしまう。自分への自信は全くないし、自己肯定感も皆無。そのくせ自分を守るためのプライドだけはエベレスト級に高くて、性格も信じられないくらいに消極的な内向型で、もうどうしようもない。

結局、自分のような容姿コンプのある人が本当に欲しいものは、綺麗な顔よりも綺麗な顔に付属する周りからの丁寧な扱いとか、そのおかげでつく自信とか、自己肯定感とか、そういうものだと思う。少なくとも自分はそう。

もう手に入れられないけど。

自分顔面に○○○万円課金しましたとかそのレベルではないけど、多分そういう人たちも本質的には同じだと思う。

見た目が綺麗なら、幼い頃から周りから丁寧に扱われるし、丁寧に扱われればひねくれることもなく、性格も良く育つことができる。

一方ブスは幼い頃から周りに雑に扱われるから当然ひねくれるし性格も悪いし、こうやって言い訳ばかりして何かのせいにするような人間に育ってしまう。

見た目が綺麗な人は中身も綺麗っていうのは、多分そういう仕組み。

って、生まれつき顔が綺麗で優しい性格友達を見て思った。

2023-03-30

それ言ったらエベレストに登りたい理由だって興味ない奴からしたら謎極まりないやろ

2023-03-12

AIに聞いてみた】「老いずに死ぬにはどうしたらいいですか?」

「ただし、自殺は除いてください」と質問が来たので、回答してみる。

できるだけ論理的に。できるだけ五臓六腑に染みわたるように。

 

老いる前の人間、つまり若人というものは往々にして『出逢いは無限にある』と勘違いしている。

『出逢いは無限にある』ということの具体的な行動事例でいえば、たとえば渋谷スクランブル交差点のまえで次々と女性に声をかける、という行為があげられよう。

 

路上での物理的なマッチングアプリだ。

web3.0ではなくて、webマイナス1.0。

声をかけたことがない? 

簡単だ。知らない他人に声をかけるのだから第一声はあいさつでOK

 

小学生でもご存知のとおり、昼間なら「こんにちは」、夜なら「こんばんは」、朝なら、朝は私は寝ているし、渋谷の街も眠っているので声はかけない。

まり、「こんにちは」と「こんばんは」だけが言えれば大丈夫

 

実演してみよう。

 

こんにちは無視こんにちは無視こんにちは」ガン無視こんにちは」ガンスルーこんにちは」一瞬だけチラッと頭部がこちらに向かって動く。チャンス!

「急に声かけてごめんね。あまりにも可愛いからわず声かけちゃったんだけど、モデルとかやってるんですか?」

 

ポイントは、最初質問は閉鎖的質問であることだ。YESかNOで答えられる質問

お仕事はなにされてるんですか?」だと開放型質問となり、選択肢があまりにも多くて、答える方はめちゃくちゃ面倒だから無視される。

 

最初質問YESかNOで答えられるならばなんでもいい。

ネコ飼ってますか?」「夜の仕事とか興味ありますか?」「スタンダール赤と黒は読んだことありますか?」

 

その後、ボディーランゲージもふくめて「YES」か「NO」の返答があれば、私と彼女の間には意識的にも無意識的にも精神交流と呼ばれる回路ができあがったといえよう。

回路という単語は「回廊」でも「認知領域の拡大」でも「ライフストリーム」でも呼び方は何でもいい。

まり彼女は私の存在彼女世界に加算してくれたのだ。これはでかい

 

さて、ここから先どう展開していくかは、有料版のAI解説したい。

上記あくまで私と彼女の間に微小な人間関係が生まれただけで、ここからどう発展していくかは、それこそ近所の散歩東京マラソンで完走するぐらいの差がある。

高尾山ケーブルカーで行くのとエベレスト単独登頂でもいい。水たまりマリアナ海溝でもいい。H2ロケット打ち上げ失敗と火星探査成功ぐらいの差があるといってもいい。

 

要するに。

 

出逢いは無限にあると勘違いできる性質と同様、老いずに死にたいとか夢のようなことを質問できるのが若人の性質というものである

 

ここで私は『肉体は老いても精神老いいか大丈夫』とかわかったようなことは言わない。

私が言いたいのは、出逢いは有限だから記憶に残るし、思い出にも残るし、大切にしたいと考えるのであって、

出会い寿命無限であれば、そもそも私はマッチングアプリなんぞに手は出さんぞ。

 

若人よ、大いに悩め。大いに出会え。大いに後悔しろ

 

そして、簡単AIなんかに聞いて、わかったような人生だけは歩むんじゃないぞ。

2023-02-19

anond:20230219171554

お前は、エベレストにいつでも登れるようにするか絶対に登れる日を選べというのか?

こういう無理なこと要求するのお気持ちさんだけだろ。

anond:20230219125455

内輪の言葉遊びはどうでもいい。

世間一般的には成功か失敗かしかない。

ロケット打ち上げます

打ち上がったら成功です。

打ち上がらなかったら失敗です。

これだけの単純な話。

エベレスト登頂を目指しておいて途中で下山したらそれは失敗。

「いったん中止しただけだから失敗じゃない」なんて言い訳はどこでも通用しない。

2023-02-17

anond:20230217225009

まず、「100人富士山の上でオニギリを食べ」たのち、「1000人でエベレストの上でジンギスカンを食べ」たひとのみに参加資格が与えられます

2023-02-11

Z世代だけど、今の若者ってマジで半分くらい子供いらん派だと思う

体感的に、子供欲しい!つってるやつってなんなら半分もいない

5〜6人で集まって結婚とかの話になったとき子供欲しいっていう奴は1人か2人くらいしかいない

あとの4〜5人は、出産育児ってキツそうだよね、働くだけで精一杯、カネねえし、こんな世に子供産んでどうすんだ、つか産んだら死ぬじゃん、みたいな話をして、とりあえず子供はいらねえなあという雰囲気

俺もそう

もう、結婚してなくて子供もいないような奴はキモくてヤバい、的な風潮は全然ない

しろ逆に、結婚してて子供いるような奴は人生エンジョイしててすげーな、って感じ(その「すげー」は、別に羨ましいって感じでもなく、たとえばエベレスト単身登頂5回しました!と言われたのに対するような「すげー」だ)

完全に趣味だ 子育て

このままじゃ日本という国がなくなる!→なくなっていいんじゃねえ?どうでもいい

インフラがやべーことになる!→まあ仕方ないっしょ、なるようになるっしょ

子孫を残したくないのか?→別に……

子供かわいいよ→でも超大変ですよね

こんな感じで、もうダメ

子供が好き!という内在的な理由がなきゃ、わざわざ子供を作る動機が足りない

子供いらねーなら、別に結婚もしなくていい

好きな人がいて、かつ法律婚で得があると思うならすればいいし、そうじゃなかったら全然不要

安〜い月給で、YouTubeかなんか見たりしながら、人生ってクソだな〜と思って生きていき、なんらかの理由で苦しんで死ぬんだろうと思う

次世代バトンを渡さないのが、いちばんの"次世代への気遣い"だよなあ、と思ってる

まあ、ほかの人はそこまで生を呪ってはないと思うけどね

ただ何にせよガチ非婚化・ガチ少子化で今後はもっともっとメチャクチャになっていくだろうな、というのはい若者として周りの雰囲気を見る中で結構感じてるんで、正直、すげえ楽しみではある

2023-02-06

anond:20230206112650

エベレストだって上に8キロぐらい出っ張ってるだけだからな。

上に8キロ行くだけでエベレスト制覇なわけ。

隣の街に8キロ移動したってただの日常

2022-12-24

何事も2番目は記憶に残らない

エベレストの次に高い山なんて誰も知らんやろ。

ちなみに死亡率でも2位らしい。

2022-12-17

お金休み権力があれば行ってみたい場所リスト

はてな本社(お礼と要望を伝える)

任天堂の旧本社旅館に泊まる→新本社見学してピクミン4の試遊

モン・サン・ミシェル宿泊先して肝試し

フィンランドに行って、オーロラ見れるまで永遠に連泊

皇居で一泊(さすがにムリ?)

エベレスト頂上をヘリで直通(怖そう)

タヒチ水上バンガロー貸し切ってパーティ(親戚一同集めたい)

ギザピラミッド(内部にお布団敷いて一泊)

最後の晩餐がある教会食事(絵と同じ食事をする)

ウユニ塩湖(夜の星空がキレイらしい、高山病が怖いか医師も同伴)

沖ノ鳥島日本南端を制覇したい)

2022-12-13

寒いのは着れば何とかなるとか言ってる奴ってエベレスト登頂とかヌルゲーだと思ってそう

酸素

はい論破

じゃないんだよ

凍傷はマジでヤバイから

2022-12-10

anond:20221210000343

山上徹也のピークは高校時代でそのあと数十年深い谷底に沈んでいたがまさか晩年確変が起きてエベレスト越えするとはだれも思わなかっただろう

2022-11-11

M-1グランプリ2022予選3回戦 きつね日和は何故全スベリしたのか

https://gyao.yahoo.co.jp/episode/636257de-a14f-41cf-a54d-26d3fe68c2d7

https://youtu.be/I84Y-mFG4Ls?t=401  上下同じ動画です。

ネタバレ注意※





今年のM-1グランプリ東京予選3回戦で大事件が起きた。歴史的な無風を喫したコンビが現れたのだ。

M-1グランプリ3回戦といえば毎年300組前後しか進出しない狭き門。今年は参加組数が激増し7261組がエントリー。倍率が24倍を超えるという厳しい戦いだった。

(実際には増加したエントリーの大半はアマチュアなのだが)

しかし3回戦とは言えスベってしまコンビも多数現れ、とりわけスベったコンビは毎年ネタにされる(2021年のEverybody、2019年のちゅんま等)。

そんな中これ以下は今まで無かったと言える驚異的なゼロ笑いを記録したコンビが今年現れた。ビクター所属のきつね日和である

なんと無観客で行われた2020年の1回戦よりスベってる(5~6人の審査員は会場に入っていたので時々笑い声が入った)。

全体的に客が重く低調な会場だったとは言え、なぜこんな事になってしまったのか。ネタ考察する。


このネタツッコミおいなり達也(以下おいなり)が定番質問である「遊びに行くなら海か、山か」という2択にウンザリ

「もう答えは決まってるんです!山っ!山一択です」と主張する。

即座にボケ松本が「海のほうがいいけどなぁ」と返し、おいなりは「お゛ーっ!?こんな近くに敵が居たか お゛ーっ!?」と急沸騰。

松本に対し「じゃあディベートで決着つけようじゃないか」と勝負を持ちかけるというものである

以上が導入であり、ここまでの問題点おいなりが2連続で甘噛した程度である

おいなりはまず「山は頂上から景色が綺麗」とアピール松本は「景色が綺麗と言っても辺り一面 白一色。代わり映えしないでしょ?」と否定する。

条件を真冬の降雪時にしている。しかし、確かに今は11月初冠雪を記録した山も既にあり違和感はあるが極端に変なことは言っていない。

おいなりも「あ、そう?」と相槌を打つ。

続いて「しかもその山さ、頂上に登るまで1ヶ月はかかるからね?」と言う。ここで条件が一気に海外の8000m~7000m峰になっている。

明らかに理不尽な条件のすり替えではあるが、何故かおりなりは「そんなにぃ?」と流す。

松本は何食わぬ顔で海をアピール。「一方海は綺麗に透き通っていて、サンゴ礁が見えて、海の周りにはハイビスカスの花が咲いているんだよね」と言う。

するとおいなりは「ダメだろー!!お前の海、多分、沖縄だなっ!お゛ーいっ!!!海の最高峰沖縄を出してくるなっ!こっちは平均的な山でやってんだ!!!!」と

叫喚の全力ツッコミ視聴者松本の言った条件が沖縄かどうか、なんてこと全く気にしていない。

そもそも海派が"沖縄の海"を挙げること自体なにも問題ないように思えるし、勝手おいなり自分ルール沖縄を持ち出された事にキレている。

何より問題なのは松本勝手に「その山は頂上まで1ヶ月はかかる」と不利な条件をすり替えた事、現時点で視聴者が抱く最大の違和感に対してはおいなりノータッチな点だ。

違和感脳内を渦巻く中で休む間もなく次の展開が始まる。

「あとっ!山はですよ、空気がおいしい!とにかく空気が透き通っております!」とおいなりが山をアピール

返す刀でまたしても松本空気がおいしいと言ってもさ、氷点下から肺が凍っちゃうよ。しかもその山さ、今まで300名以上が亡くなってるからね」と条件をすり替えながら否定

この時点で松本勝手に山派の条件をヒマラヤ山脈にしている事は全視聴者が察する。にも関わらずおいなりは「あそう?」「あそんなにぃ?」と特に関心を持たない。

そして松本、海の魅力主張のターン。「一方海は焼きそば、焼きとうもろこし文字通り美味しい空気が楽しめるからね」と言う。

ダメだろーっ!!!お前の海、海の家ついてるなっ!!!お゛ーいっ!!!!!」

なぜか海の家がある事についてブチギレるおいなり意味がわからない。

沖縄のビーチ」と「海の家がある海」なら圧倒的に後者の方が身近である。「一般的な海」を想像して海の家が無い情景を浮かべるほうがレアケースだろう。

しろ松本おいなりに「沖縄のビーチ」というリゾート地最初に挙げた事にキレられたので、おいなりに合わせて庶民的な海の楽しいところを挙げたように思える。

なのにキレるおいなり自分の条件をヒマラヤ山脈にされているという理不尽にはノータッチで、理不尽ツッコミ視聴者の頭の中はぐちゃぐちゃである

もうこの辺で「まさか終盤でこれを伏線回収してオチに使うつもりなのか…」と不安がよぎる。

恐ろしい事にこのブロックはまだ終わらない。

おいなり「お゛いっ!海の家ついてるじゃないかっ!オイッ!」 

松本「いやついてるもんなの…(正論)」

おいなり「人の手使うなよ!こっちは人の手使ってないんだからっ!!さあっ!!」

山が自然のもので人の手は全く加わってないかのような言い様である。言うまでもなく、おいなりの主張する「平均的な山」の場合

というかレジャーを前提にした「平均的な山」だからこそ、登山道が整備され安全登山が楽しめるようになっている。

草木登山客の妨げにならないように伸びたら随時刈ってるだろうし、第一山小屋」や「自販機」は富士山の頂上でさえ置いてある。

違和感に次ぐ違和感。ここで視聴者はある可能性について考える。ヒマラヤ山脈場合おいなりの言う事の筋が通るからだ。

エベレストなどには整備されてないルートもあるはずだ。山小屋も多分無い。まさかおいなりが最大の違和感にツッコまないのも、おいなりエベレストを想定して言っているのか…?」

などと想像を巡らせながら漫才を見ている。笑えるわけがない。そして怒涛の展開が始まる。

おいなり「あと山はですよっ!とにかく美味しいものが沢山っ!もう山菜とか取れますからねっ!」

松本山菜と言ってもさ、採れるのフキノトウくらいでしょ?」

おいなり「あそう?」

松本しかもその山さ入山料だけで100万円かかるからね」

おいなり「そんなにぃ?」

松本「一方海はスパムむすび、ロコモコ丼、なんでも食べれますからね」

おいなりダメだろーっ!!!お前とうとう、ハワイで来たなっ!!お゛ーいっ!!!!!」

問題である。ここで遂に「山派の条件がエベレストになっている」という可能性も崩れてしまった。

頂上まで1ヶ月、300名以上が死亡、入山料が100万円という条件は疑いようがなくエベレストだ。しかしこれらの条件に「フキノトウ」が加わってしまった。

一応、調べてみた。日本語だけではなく英語エベレストフキが生えているか案の定なかった。

なお、ヒマラヤユキノシタというヒマラヤ山脈原産植物があり、これは氷点下46℃でも生きていけるという事は分かったが分類上はフキと全く関係がない。

多分これは単純な情報ミスリサーチ不足だろう。というより視聴者がすぐにウソか本当か判断できない情報を無闇に出すべきではない。

フキノトウという100%生えてないとは即座に判断できない植物を出してしまったせいで「エベレストフキノトウってあるの?」と視聴者は思ってしまい、余計な想像をする。

違和感の蓄積と「まさかこのままエベレストオチで終わらないよな?」という不安視聴者の緊張はピーである

そして恐れていた事態が起きる。

おいなり「お゛いっ!!ハワイ行ったじゃないかお前は!海外最高峰を出してくるんじゃないよ!こっちなんてフキノトウ一本なんですからねっ!」

おいなり「…ダメだろーっ!!!俺の山、ずっと、冬じゃないか!!!お゛ーいっ!!!!冷たい景色に冷たい空気フキノトウ、なんで俺は冬で戦ってんだよ!!!!」

おいなり「…ダメだろーっ!!!俺の山もしかしてエベレストだな!!!お゛ーいっ!!!!入山料めちゃくちゃ掛かって人が死んで一ヶ月かかる、これエベレストしか無いんじゃないか!!!!」

間髪入れない連続ツッコミ。これが最大のネタバラシであり盛り上がりどころと想定したと思われるが、視聴者は全員エベレストである事に気づいている。

ここまで引っ張ってエベレストじゃないパターンを期待していた。そして問題フキノトウも全く処理されていない。それどころか畳み掛けでフキノトウというワードが繰り返し出たことで

違和感がいっそう強まっている。「エベレストフキノトウってあるの?」という疑問がチラついてしようがない。まだフキノトウが無ければ幾らかマシになっていた。

そして終盤30秒を切ってようやく条件をすり替えられた事においなりがキレる。

松本「いいじゃないですか、世界一の山なんだから

おいなり世界一の山でもレジャーとして厳しすぎるぞっ!もう反則負け!海の負け!山の勝ちでいいですかっ!?

松本「いや絶対海の勝ちですからだって海は水着美女たくさん見れますよ」

おいなりダメだろーっ!!!じゃ~あ、海の、勝ちでーす!!!来年一緒に行こうなっ!!どうもありがとうございました!!」

ここまで異常なまでに山に熱量を見せていた男が水着美女でコロっと白旗を上げる妙に気持ち悪いサゲで漫才は終わる。


結論

漫才ツッコミテイストに関わらず、基本的ボケ違和感の残る発言をし、それをツッコミが適切に指摘・解消する事で笑いに繋げる。

きつね日和は一度も適切に違和感を解くことが出来ず、最後まで違和感が蓄積し続けて笑いにならなかった。

「的はずれなツッコミを続けるおいなり」に笑うというケースも考えられ、もしかしてそれを意図して作ったネタ可能性もあるがM-1予選で使うにはあまりリスキーである。それにだとすれば松本の指摘も少なすぎる。

とは言え特徴的なツッコミや同じパターンの反復で多少の笑いが起きても良いと思うが… 板の上の魔物

■きつね日和はどうすればよかったのか

おいなりが「俺の山もしかしてエベレストだなっ!」と言った後に松本矛盾点をつつき追い詰める展開を作る(「エベレストフキノトウなんて生えてないよ」「山好きなのにそんなことも知らないの」「一般的な山だって登山道は人の手で作られてるよ」「山一択のくせにアピールポイント弱いな」等)


2022/11/12追記

おいなり海の家にブチギレたくだりですが、20回ほど視聴したところで

もしかしておいなりは 「山は空気がおいしい!とにかく空気が透き通っております!」と自然空気の良さを主張したのに

松本が「焼きそば、焼きとうもろこし文字通り美味しい空気を楽しめる」という人工的なものアピールしたので「人の手を借りるんじゃないよ!!」と言った可能性に気づきました。

それならば「海派か山派か」という大きな括りの議題の他に「"自然を"堪能できるのは」といった細かが議題を冒頭で言う必要があります

おいなりが主張する前にそれぞれ「どっちが綺麗か」「どっちが自然を堪能できるか」「どっちがグルメがおいしいか」といった議題を言ってけば混乱を免れる事ができました。

2022-10-19

Because it's there △の解答:なぜならそれがそこにあるためだ

◎の解答:そこに山があるからだ(注.itエベレストを指す場合に限る)

2022-10-04

anond:20221004133856

旅行中の不慮の事故とか、エベレスト登山中の滑落死 とか、

自殺みえない死に方に憧れる。

2022-09-12

精神破綻しいた既婚者って面白いよな

どんどん言葉意味不明になっていくし

 

ノーベル賞だってエベレスト登頂だって

この世界ではほとんど誰も成し遂げていない特別な成果が名誉なわけじゃん?

地球には77億人もいて、大勢人間が既に果たしている並の成果程度の価値しかないのに

凄まじく驕り高ぶり続けて面白い

2022-09-06

オワコンなのに今も尚みなバズりを目指すはてブ

ってエベレスト登頂に似たヴァイブスを感じる。

成し得たところでクソの役にも立たない。

内輪による内輪の高評価しかない。

偉大なようで実状は家族を顧みないタダのクズ

たまに死ぬか、バズる頃には既に死んでる。

よくわからん発言世間を騒がして終わる。

だが実際割とムズい

多星常連コメンテーターは、いわばイカれたアルピニストに憧れながらも力量不足の露呈を恐れて小振の山で満足してる無害な平民。いざはてブラスターが遭難しようもんなら鬼の首とったように預言者ぶるとこも似てる。

意外にとこちらのがよっぽどマトモで社会に溶け込んでいたりする。

2022-08-21

anond:20220821142555

いやいや

趣味人生で一番重要ものって人がいることは理解できてるよ

エベレスト登頂K2登頂に命かけてる人とかいるじゃない

 

ただ、「趣味人生で一番重要ものなのはいいんですけど、

その価値観のまま他人接触されたら困る

他人にとってあなた趣味はその人の人生で一番重要ものじゃないって理解していない人とは一緒には暮らせない

だって人生趣味が一番重要な人の生活お世話係(別名:セックスできるママ)になる意思はないからね

anond:20220821034417

初めから苦労するとわかっていて

わざわざ苦労に飛び込む人間がよくわからない。

例えばエベレスト登頂とか。

でもそれをやっている人間自分行為他人にとって無価値だってわかってるから

自分と同等の行為他人に勧めたり、この行為には異常に価値があるといって変なマウント取ったりしない。

その点で卓越した技巧や人として成熟した精神を持っている。だから尊敬される。エベレスト登頂っていう一部の人ロマンを満たす行為でも。

子供に関してはその覚悟がない変な人が多いね

頭がよくないんだと思う。だから尊敬されない。

2022-08-13

anond:20220813094626

ウラジ・オストック日本では浦塩と呼ばれていた、みたいなことがあるのかなって思います

アルチェモフスクはアルテミウスクとか表記されていることもありこの辺はムハンマドとかモハメッドとかジパングとかジッポンとかニッポンとかエベレストとかチョモランマとかサガルマータとか何が正解かややこしいですね。

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