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2020-03-08

YellowishPinkさんによる安倍政権まとめ

YellowishPinkさんによる安倍政権まとめ

https://twitter.com/pink_yellowish/status/1057925168406773761?s=20

安倍政権第2次安倍内閣以降)

■■主な出来事不祥事■■

2012年

自民党憲法改正草案発表

第2次安倍内閣発足

2013年

アベノミクス発表

TPP交渉参加(自民党公約違反

東京五輪決定

安倍首相アンダーコントロール発言

特定秘密保護法強行採決

2014年

消費税8%引き上げ

集団的自衛権行使容認強行採決

小渕優子経産相政治資金規正法違反辞任

松島みどり法相うちわ配布辞任

□第3次安倍内閣発足

2015年

道徳教育の教科化決定

日本年金機構個人情報125万件流出

安全保障関連法強行採決

2016年

マイナンバー制度開始

●甘利大臣UR口利き疑惑

自衛隊南スーダンPKO駆け付け警護

2017年

●森友問題

首相関係していれば辞める」発言

今村雅弘復興不適切発言辞任

加計問題

共謀罪強行採決

自衛隊日報隠し稲田防衛相辞任

伊藤詩織さん事件山口敬之氏不起訴

2018年

スパコン開発助成金詐欺事件

働き方改革裁量労働制不適切データ

●森友問題公文書改ざん発覚

公文書改ざん問題財務省職員自殺

前川喜平次官の授業に文科省が介入

イラク派遣自衛隊日報隠し発覚

福田淳一財務次官セクハラ疑惑

働き方改革関連法案強行採決

2018年続き】

西日本豪雨中に赤坂自民亭で宴会

参議院6増の改正公職選挙法強行採決

杉田水脈LGBT生産性がない発言

カジノ法案強行採決

●省庁の障害者雇用水増し発覚

台風21号被災直後首相総裁選支援者会合

北海道地震直後首相虎ノ門ニュース出演

総裁選石破派議員恫喝

2018年続き】

□第4次安倍改造内閣発足

麻生大臣の留任と居直り

柴山文科相教育勅語発言

首相自衛隊観閲式改憲に意欲

高市早苗議運委員長が国会改革案提出

宮腰光寛沖縄北方相の政治資金使途不明

国交相辺野古埋立承認撤回の効力停止

片山さつき大臣口利き政治献金疑惑

2018年続き】

平井大暴力団企業から献金

平井大選挙運動費用収支報告書に約700万円分の無宛名領収書61枚

吉川大臣 太陽光発電所を巡る詐欺事件口利き疑惑

片山さつき 書籍看板公職選挙法違反

片山さつき 収支報告書収入記載漏れ多数

片山さつき 事務所費架空計上疑惑

2018年続き】

片山さつき 暴力団交際から事務所無償提供秘書給与肩代わり

桜田五輪相 記者会見で知らない連発

桜田サイバーセキュリティ担当パソコン知らず世界拡散

入管法技能実習生失踪調査で集計ミス

●森友問題 近財職員体調不良理由で出廷拒否

麻生大臣「人の税金発言

2018年続き】

後藤田衆院議員 結婚詐欺民事訴訟を起こされる

下村博文文科相 霊能力から献金

出入国管理強行採決

水道民営化強行採決

片山さつき 公選法違反疑惑

辺野古撤回効力停止 手続き違法行為

辺野古基地 埋め立て土砂強行投入開始

2018年続き】

国税庁委託先がマイナンバー個人情報70万件漏えい

韓国海レーダー照射事件

商業捕鯨再開の為IWC脱退 世界から批判

自民平沢衆院議員LGBTばかりになったら国はつぶれる

2019年

安倍首相 NHK日曜討論辺野古サンゴ移植発言

厚労省 勤労統計で長年問題隠し

2019年続き】

JOC竹田会長 五輪招致汚職関与容疑

宮崎政久 辺野古県民投票不参加呼びかけ

厚労省 勤労統計不適切調査

アベノミクス偽装 基幹統計の約半数に間違い

2018年実質賃金 実際は大幅マイナス

麻生大臣子供を産まなかった方が問題

片山さつき 公設秘書2千万口利き疑惑

2019年続き】

首相官邸 特定記者望月記者)を問題視する文書提出

●国の借金 初の1100兆円超え 国民1人当871万円

杉田水脈 阪大教授らに名誉毀損提訴される

安倍首相自衛隊募集都道府県6割以上が協力拒否」実際は9割協力

政府統計 2018年1月から日雇労働者120万人外賃金操作

2019年続き】

桜田五輪相がっかり 下火にならないか心配

橋本聖子五輪神様

日銀黒田総裁 統計不正加担疑惑

田畑衆院議員 交際女性への準強制性交盗撮容疑で離党

伊吹衆議院議長問題にならないようにやらな駄目」

●菅官房長官 望月衣塑子記者質問回答拒否

2019年続き】

辺野古県民投票 反対7割超の民意無視 埋立続行

●岩屋防衛相沖縄には沖縄の国には国の民主主義がある」

総務省統計委員長国会に協力しない」無断で文書作成

文化庁 DL違法化 賛成意見水増し

●横畠法制局長官 国会政治的発言

東京入管 容態悪化男性医療措置取らず

2019年続き】

JOC竹田会長 汚職容疑退任表明

防衛省距離巡航ミサイル開発方針決定

辺野古ボーリング調査 深度90mサンプル採取せず

沖縄ジュゴン3頭中1頭死亡 2頭は辺野古着工後行方不明

武田厚労省課長 韓国金浦空港職員暴行

●8%消費税増収分 社会保障使用16% 残り84%使途不明

2019年続き】

消費税8%据え置きの軽減税率食料品 政府指針で増税前値上げを推奨

エジプトシナイ半島活動する多国籍軍陸上自衛官派遣決定

塚田一郎国土交通相 下関北九州道路建設計画「私が忖度した」発言辞任

新元号「令和」に米NYタイムズ紙「Order and Peace命令平和)」

2019年続き】

●米WSJ社説 日本消費増税が「自傷行為」になるとの見解

韓国メディア 新1万円札の渋沢栄一を「収奪象徴」と批判

航空自衛隊F35戦闘機墜落事故

F35戦闘機報告書で未解決欠陥966100件以上は安全に関わる重大欠陥→政府100機追加購入

桜田大臣 問題発言連発で辞任

2019年続き】

●国場元自民党副幹事長 ダブル不倫疑惑

厚労省 70歳以上の厚生年金加入納付義務検討

日産ルノー統合案に経産省が阻止関与 仏紙報道

首相と省庁面談記録不存在 保存期間1年未満に設定

秋元環境副大臣 弁護士法違反疑惑

東電 廃炉作業特定技能外国人労働者受け入れ決定

2019年続き】

外交青書北方四島は日本帰属」削除

WTO逆転敗訴 政府の「日本産食品の科学安全性認められた」は虚偽説明

池袋暴走母子死亡事故 飯塚逮捕されず

日の丸掲揚と君が代斉唱に従わない教職員懲戒処分 国際労働機関ILO是正勧告

平成賃金 不正資料廃棄で8年分不明

2019年続き】

元号が令和となる

安倍首相 新元号「令和」決定関与発覚 露骨政治利用

厚労省無職専業主婦年金半額案を検討

経産省キャリア職員 覚醒剤使用現行犯逮捕 省内の机から注射器押収

自民党兵庫県谷口選挙期間当て逃げ 親族が身代わり出頭

2019年続き】

安倍首相桜を見る会」に公費5000万円 予算の3倍

自民 失言防止マニュアル作成

与党 国会予算委員会を長期審議拒否 なおも継続

政府統計 全体の6割強が不適切

与党 丸山穂高議員への議員辞職勧告決議案に反対

安倍首相サイバー攻撃受けただけで武力行使可能発言

2019年続き】

高プロ制度 開始1か月で適用者1人

●国が年金公助限界を認める 世代資産形成指針案作成

厚労省 妊婦加算の再開を検討

トランプ来日 過剰接待 大相撲ソファ土俵スリッパ 日米で批判

文科省職員 覚醒剤大麻所持の疑いで逮捕

桜田五輪相子供最低3人産んで」

2019年続き】

首相官邸 打ち合わせ記録一切作らず

●管官房長官「その発言だったら指しません」

北朝鮮 無条件会談目指す安倍首相に「厚かましい」

空自F35A 墜落原因究明の捜索打ち切り 飛行再開へ

根本厚労相 職場ハイヒール強制 容認発言

国連報告者が日本メディア独立性を懸念

2019年続き】

不法就労入管要請派遣会社社長「協力した」

人口自然減 初の40万人超 出生率3年連続減 出生数過去最少更新

防衛省 イージス配備ずさん調査「定規で測って計算した」

自民墨田区政務活動費1300万円横領容疑

自民 金融庁「老後2000万円」報告書 異例の撤回要求

2019年続き】

国家戦略特区 政府WG委員関連会社 提案から指導200万円

●老後2000万円必要根拠提示厚労省 麻生説明矛盾

安倍首相イラン訪問WSJ紙が厳しく批判

特区 ヒアリング隠蔽 内閣府が認める

非正規雇用者 10人中4人に増加 年収200万円未満75%

2019年続き】

●老後2000万円報告書質問への答弁控える」政府閣議決定

自民谷川衆院議員 選挙運動員に現金 公選法違反疑惑

●老後2000万円 首相激怒金融庁は大バカ者」

●森友文書財務省不開示 総務省審査会「違法で取り消すべき」

財務省 財政審の意見原案から年金水準低下」削除

2019年続き】

普天間基地周辺のPFOS汚染 政府公表せず

根本大臣非正規と言うな」厚労省に指示

自民 野党攻撃本を党内配布

自民党沖縄3議員 衆院選中に辺野古工事業者から献金

辺野古埋立土砂の受注額 国算定と一致 見積前に価格決定

自民 国会デモ規制検討

2019年続き】

●老後2900万円不足 経産省独自試算

●米WP北方領土「安倍首相の夢、ついえる」

大塚防災担当副大臣 新潟山形地震直後もホステス飲酒

国連特別報告者 日本メディア独立疑念への日本拒絶反応に「驚愕した」

自民二階氏「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」

2019年続き】

安倍首相 大阪城エレベーター設置はミスG20発言

金融庁 老後2000万円報告書をまとめた担当局長が退任

総務省『過疎』の代替語を検討

●米WSJ日本

2019-12-07

ウミガメのスープ問題の良し悪し

 「ウミガメのスープ」型の問題水平思考問題などと言うらしいが)を楽しもうと思い検索しているのだが、どうもつまらない問題が多い。出題形式こそ「ウミガメのスープ」と同じだが、この問題の良さを正しく踏襲している問題は、少ないどころかほとんど見当たらないのだ。そこで何故、他の問題が「ウミガメのスープ」のように機能しないのか、この種の問題はどのような理由で悪問となるのか、ということを考えてみることにした。

Q. 薄暗い部屋で一人、ピアニスト女性が熱心なファンレターを読んでいた。読み終わってすぐに彼女は、自らの死を悟った。何故か。

A. ピアニスト女性盲目ファンレター点字点字の間には毒針が仕込まれていて、ファンレター最後に毒針のことが書かれていた。

 これは私がつまらないと感じた悪問の典型だ。この例題の問題点は客観的に明らかであるはずの手紙の文面や毒針の存在が明かされていないことだ。それらを知っていれば謎など全く存在していないにも関わらず、出題者の脳内の状況を明らかにするために質問を重ねていかなけばならない。何故、こんなことが起こるのだろうか。

 普通推理問題というのは答えに必要情報は予め開示しておかなければ成り立たない。だが「ウミガメのスープ」型問題では回答者質問をし、それに出題者がYes/Noで答えるというプロセスが含まれる。そのため、普通なら許されない情報後出しが許されてしまうのである。出題者はあえて問題文を曖昧にし、部分的情報しか明かさないことで、回答者から質問回数を増やし、あたかもこのゲーム機能しているように振る舞わせることができるのだ。だが実際はこの時に行われているのは推理ではなく、単なる問題の補完に過ぎない。

 例えば算数問題に置き換えてみよう。まず、「3218+877=?」という問題。これは暗算で解くには少々集中力を要する問題と言えるだろう。次に「a+b=?」という問題こちらの問題では回答者が「aに入る数字は1ですか?」「2ですか?」「3ですか?」…とひとつずつ尋ねていかなければならず、最終的に明かされる問題が「2+5=?」となっているとしよう。結果的問題を解くのには同じぐらいの時間を要したとしても、どちらの問題がより思考を要するかは明らかだ。このように問題を明らかにする過程というのは決して知的ものではなく、単に参加意欲を満たすだけのプロセスしかないと言える。

 この点、「ウミガメのスープ」で伏せられた情報は非常に自然だ。情報の欠落は男の過去に限られており、これは客観的に起こりうるものだ。問題文の因果関係に偽りは無く、ウミガメのスープを食べた事と男が自殺した事という一見繋がりの無い2つの事象を結びつける男の過去推理している。必要推理材料最初から揃っており、極論すればヒントなしでも真実に行き着くことすら可能だ(逆に言えば多くの問題は出題時点では問題として成立してさえいないと言える)。実際に作るとなると難しいのは確かだが、このように問題としてきちんと成立した良問が増えていってほしいもである

 (変則的な例として問題文に叙述トリックミスリードが含まれているパターンもある。これについては回答者の気付きひとつで解けることもあるが、推理小説の面白さと叙述トリックモノのミステリー面白さが別と言われるように、やはり別ジャンルと扱うべきで、どちらかと言えばクイズのような出題形式が適しているだろう。)

2019-11-11

トイレに猫がいる

タッチパネルのおしり洗浄ボタンのまんなか

点字のぽつんとした鼻の下に猫の口がふっくら笑っている 

2019-08-13

anond:20190813003428

俺は異常だ増田だ。

増田の異常性も時が解決すると思うが、増田若いから解決したいんだよな?その気持ちはよくわかる。

解決する1つの手段としては期間工になって正社員登用制度を利用することだな。

俺は障害者手帳持ちだって言ったけれど、その兼ね合いで俺たちみたいなのがどんな仕事で上手く行っててどんな仕事で上手く行ってないかというのをよく耳にしている。

その中で上手く行き易い可能性が高いのが期間工だよ。特に自動車業界の。

自動車期間工ってチームで動いてるけど仕事の中身は1人作業からな。仕事中に誰かと関わることが非常に少ない。

そして期間工の間は究極的に言ってしまうと責任がない。もちろん失敗すると叱られるだろうけど車が完成しなくても最終的な責任正社員の中に居る管理職にあるので責任へ対してのストレスが非常に少ない。

正社員登用制度があるので正社員になれるし、いきなり管理職ってわけではないか責任もいきなり増えたりしない。

自動車業界福利厚生も豊かで給料もそこそこ、社会的信用も高く家のローンや自動車のローンを組むとき困らない。

トヨタに勤めてます」とか「ホンダに勤めてます」とかっていうブランドは親御さんも安心するし、結婚適齢期の女にとっちゃ魅力的なブランドだろう。つまりモテる

増田はもしかしたら俺みたいにソフトウェア開発とかできるようになるんじゃないか?みたいな期待があるかも知れないが、それは絶対に無理だとココで助言しておく。

俺はコンピュータスペシャリストだ。正確に言えばコンピュータのことだけにしか特化していない他の業務に関しては無能と言って良いレベル人材だ。

そしてこの業界に潜り込めたのが小泉純一郎政権下のIT革命と言われていた時代で、その時代背景によって「障害者にもコンピュータ業務を」という需要が高くあった時代就職している。

そのため俺は日本でもおそらくは両手以下しか居ないだろうコンピュータに特化しつつ更に障害者向けソフトウェア開発に超特化している希少人材だ(盲目ブラウザとか点字入力とか作れんだろ?)。

から増田は本当に今困っているなら期間工になって正社員登用を目指せ。

そうしたらお前が憧れる「普通大人」の仲間入りが出来るぞ。

俺も人の親だからな、息子が十数年後成長した姿がお前だと思って書いた。これが俺できる最大限の優しさだ。

2019-08-05

anond:20190805180102

あれに共感するやつがいるのも驚いた

いや、点字パネルの上に物を置くなって言うのまでは分かるよ

でも少しでも敷地にはみ出てたら許さないってどうなの?

正論おじさんは日本全国巡り歩いて注意してまわってブログ書いて本にして印税で静かに暮らしてほしいわ

2019-05-18

やべぇえええGoogle翻訳って点字対応してたのかよ!

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これ入力してみ!!

2018-12-02

ローソンスマホペイ」と視覚障害

ローソンスマホペイ」をご存知だろうか。レジに並ばずとも、店内の商品が買える実験サービスである

ある日の昼休み会社の近所のローソンで昼食を食べて帰ろうとしたところ、スマホペイの店内機械の前で戸惑っているひとを見かけた。どうしまたか、と声をかけて、その人が白杖を持っている、つまり視覚障害者だということはあとから気がついた。

まず、スマホペイを使うにはいくつかの手順が必要になる。

0. ローソンID登録アプリダウンロード

1. 入店処理(BluetoothQRコード読み込み)

2. 商品バーコードスキャン

3. 決済処理

4. 退店処理(QRコードかざす)

このうち、1と4は入口付近機械で行う必要があった。ただし、その機械がそこにあることは、視覚以外の情報がないように見えた。張り紙ディスプレイで案内はされていたが、どのQRを読み込めばいいのか、店を出るときはどうすればいいのか、音声や点字による説明はない。

また、商品バーコードスキャンも、読み込むまでに時間がかかった。そもそもどの面にバーコードがあるか、触っただけではわからない。場所がわかってもカメラバーコードをきっちりあわせないと読み取れないので、これもまた大変だった。

最終的に、その人はスマホクレジットカード登録していなかったため、決済までには至らなかった。けれども、スマホペイ自体にはとても好意的だった。なにより手にとった商品名前がわかる(OS機能テキストが読み上げされる)のがとてもいい、あとは慣れればうまくできる、と(悪魔おにぎりを持って)笑っていた。

かに実験サービスだしこれからブラッシュアップされるのだろうけど、ローソンは会員登録するのにアクセシビリティなしのCAPTCHA認証を使ってくるので、その部分だけは私が読み上げるひつようがあった。

これから画像認識技術がすすんで、バーコードを読み込まずとも手にとった商品名が目が見えずともわかる、そんな日が1日でも早く来るといいなと思った。

ちなみに昼休みはおわっていた。

2018-11-27

anond:20181127121453

ただ、大手出版社以外にとっては微妙な本でも金出して買ってくれる大口消費者でもあるわけで。

ブクオフ図書館も1冊10円でもいいか著作権料支払ったほうがいいと個人的には思う。

ページ切り取りは損害賠償とかももっとやったほうがいい。

そんなわけで成人は電書化やむを得ないと思うんだが、未成年は電書買えないもんな。

児童書点字書籍、大型写真集など以外は紙減らしてっていいと思う。

2018-10-27

大阪地下鉄の構内アナウンスアナハラ

よく地下鉄駅構内通路を通るんだが、ひっきり無しにけたたましいアナウンスが繰り返される。

黄色点字板の上で立ち止まるな、荷物を置くな

災害募金箱が駅長室にあるから入れに来い

女性専用車両には女性子供以外は乗るな

                     云々

だいたい、点字板の上で立ち止まったり荷物を置いているヤツなんて一度も見たことないし、

点字板の上であろうがなかろうが、大勢が通行する通路でそんなことしたら迷惑だろう。

もし、本当に駅構内で困っていることがあるなら、そのランキングの順にアナウンスしたらどうか?

・酔っ払って駅員を殴るのはおやめ下さい

とかw

駅構内での喫煙はおやめ下さい

とか(昨日の昼前、堺筋本町駅プラットホームタバコを吸ってるバカを見たぞ!)

アナウンスするなら、費用対効果をまず考えるのは、民間会社なら当たり前だけど。

そう言えば、エスカレーターのところでも

・ズック靴や長靴は注意しろ

って言ってるけど、今時、靴屋で「ズック靴」って言って通じるの???

トイレが綺麗になったのは、橋下さんがやれと言ったからやっただけで、

結局、思考停止前例主義お役所仕事そのままじゃないのか?

まあ独占企業から顧客志向とかお客様満足度という単語自体、知らないし、

いたこともないんだろうな。

ユーザーからすれば、安全で安くて時間通りに運行してくれたら、それでいいのだ。

とにかく静かにしてくれ。私鉄ならこういう経験は少ない。

最近増えているインバウンドからすると不安を覚えるとか、想像できないんだろうな。

上海だろうが台北だろうが、地下鉄駅構内って静かなもんだろうに。

さら最近は、朝からオッサンの生アナウンスも導入されて、天気や気温、運行状況、熱中症に気をつけろ

今日も素敵な一日を過ごせ、そんなこと朝っぱらからわざわざオッサンに言われたくないし、早く暇なオッサン

クビにして運賃下げてくれたらみんなハッピーだわ。

橋下さんの後の市長大株主ならもうちょっとちゃんと面倒見て欲しいし、民間会社なら、

アナウンス業者発注元との癒着について、調査よろしくね!

2018-07-24

点字と一体化したアルファベットフォント

意味なくない?

点字ユーザー点字しか気づかないし、視覚文字ユーザー点字なんかいらないか普通フォントの方が読みやすい。

何が便利なの?

2018-07-01

anond:20180701125020

そういえば聞かなくなったね

数年前はサイトURL入力しないでいいように

点字カタログペンをかざすと、そのURLアクセスしてくれるみたいな

そういう仕組みも紹介されてたけど

基本的視覚障碍者ってそんなに多くないし

さらネットを見たい人も多くないわけで

労力にみあわないものなんだろうなあと思う

2018-06-05

anond:20180605131233

目薬には点字がついていない。ビールでさえついている点字がだ。

2017-07-02

正論を極め続けた先にあるものは何?

確かに車椅子の人でもLCC電話連絡もせずに気兼ねなく乗れるべき

いつかは、全出版物点字化と音声データ作成義務化される日が来るかもしれない

結局コストが上がって割りを食うのはマジョリティになるわけじゃない?

結果排斥され、間引くという歴史は繰り返すかもしれない

2017-01-17

不幸な事故以上の犯人探しをするべきではない

先日発生したJR蕨駅での全盲男性ホームから転落して死亡した件

日本視覚障害者協議会点字パネル確認を行っており、点字パネルは正常に設置されていたのだろう

盲導犬を連れていたので点字パネルをあまり意識せずに端へ移動し足を踏み外したのだと思われる

非常に不幸な事故だと言わざるを得ない

あえて言えばホームドアが設置されていれば事故は防げたので、JR鉄道各社はホームドアの設置を進めてほしい

 

 

で、終了すべき事案であったはずなのに

全盲男性死亡 駅員ホーム不在 | 2017/1/14(土) 23:01 - Yahoo!ニュース

東京新聞:蕨駅転落死事故 駅員、盲導犬男性に声かけせず 介助申し出なく:社会(TOKYO Web)

盲導犬男性、改札の駅員が認識…蕨駅転落死 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

昨晩からずっと「駅員がちゃんと見ていなかったからだ」という責任追及が始まっている

確かに駅員が介助していれば不幸な事故は起きなかったかもしれない

だがそれは「もし」の話であって、「重大な過失」扱いするべきではないと思う

 

私は通勤等で電車を使うが、白杖を持った人をよく見る

飄々と杖を使い、目が見えているかのようにすいすい移動するので、介助が必要だと言われなければ「必要なさそうだ」と思っても仕方ないと感じる

盲導犬が居るのであればなおさらだと思う

記事にもある通り、男性普段から駅を利用していたならば駅員はそれ以上に感じていたと思う

駅員は同支社の聞き取りに「男性普段から駅を利用しており、この日も改札を通った後に立ち止まることもなかったので、声かけしなかった」と説明したという。

 

しろ「いつものことなのにこの日に限って」となれば、それは「不注意による転落」であって、視覚障害関係なく誰にでも起こり得ることではないだろうか

意味のない犯人探しをやめて、ホームドア設置に尽力してほしい

2016-12-17

障害者を健常者たらしめるものは好きだが、障害者のために行うものは嫌い

メガネが我々低視力視覚障害者を健常者にしているように、健常者に近づけさせるための道具は実に素晴らしい。

メガネがなければ、きっとなんの仕事もつけてないし、そもそも今に至るまで生き延びているかどうかも謎だ。

メガネは素晴らしい。低視力でも健常者と同じにしてくれる。メガネありがとうメガネ大好き。

 

だが、未だに盲目の人を見える人と同等にすることはできていない。

から、街中はうるっさい信号機や見苦しい点字ブロック、ピンポーーーンとなる駅の案内板、点字図書館などの目が見えない人のための道具で溢れかえっている。

これらは目が見えない人のためだけに日本中に、世界中存在する。

彼らは特権階級といってもいいだろう。点字ブロックは彼らのための道路であり、自転車や車を置いてはならない。

盲導犬は犬嫌いがいようが、犬の毛が入って欲しくないような飲食店だろうが、彼らの役に立っているがためにあらゆる場所での存在を許されている。

その優遇され具合は貴族のためにレッドカーペットを全国の道路に敷いているのとなんら変わりがない。

 

もう、彼らのために尽くすのはやめよう。

今すぐ全国の盲人のための設備を全廃して、そのためのお金を全て盲人が健常者と同様に見えるようになるような機械あるいはIPS細胞を使った人工眼球の開発に全投入しよう。

そうすればあの注意を引かせるためにある不快な音を聞く必要がなくなる。

景観を損ねる蛍光色の点字ブロックをこの世から抹殺できる。

 

何より、彼らが健常者と同等の生活を送ることができる。これに勝るものはないだろう。

映像も我々と同等に楽しめる。生活することで誰の手を煩わせることもない。

自転車だって路上においていい。杖をカチカチさせながら歩く必要もない。

 

盲人にとってのメガネを作ることが一番彼らのためになるのではないだろうか。

2016-11-13

ホーム人身事故自殺率は何%?

とある地方普通電車駅を利用している。

快速電車がすぐ脇を猛スピードで突き抜けていくのを横目に黄色点字上を歩くこともしばしばだ。

昨日から風邪を引いている。別に線路電車までの距離が近づいた気はしないが、普段考えないようなことも考えたりするようになる。

最近たまに、思いがけないことが我が身に起きる。何度も確認した予定表から大事な予定を見落としていたり、大事プレゼンに行くのにそのプレゼン資料を忘れて新幹線に乗り込んだり、うんこを漏らしたり、だ。まさに、夢であってくれればと願うのに覚めない悪夢ばかりだ。

うんこを漏らせば、増田に書き込めばいい。他人うんこを漏らしている。どうってことはない。(あるが)

だけど、もし、体調が優れない時には極低確率ホームから線路に落ちるとしたらどうか?

昔、友人から上司飲み会の帰りに人身事故で死亡したという話を聞いた。自殺する理由は全くなく、本当に事故だったのだろうと友人は語っていた。

その後、何かで読んだが、泥酔してホームから転落する人達の多くは、よく啓発ポスターであるように、千鳥足ホームの端を歩き足を踏み外して落ちるわけではない、むしろ多いのは、ベンチなどからいきなり立ち上がり、真っ直ぐホームの端を目指して歩いていく、ということだ。だからベンチの向きはホームの端を向けないことが有効対策なのではないかと結ばれていた。

最近、利用駅のベンチが軒並み新しいベンチに替えられた。いずれも、座るとホームの進行方向ないし逆側を向くベンチばかりだ。

タミフル摂取すると異常行動が出ると一時期話題になったが、あれは確かタミフルが原因ではなく、インフルエンザでの高熱時には低頻度で異常行動が出る、それが原因ではないかということでほぼ決着がついたように記憶している。

もし、人は体調不良の際に低確率ホームから転落する行動をとってしまうのだとしたら。

これまで、過労を苦にして自殺したとされてきた人達の何割かは、本当に、一瞬たりとも自殺など考えぬまま自殺行為をしてしまっていたり、するのだろうか。

もしそうであるならば、風邪を引いただけの、今日自分もまた、幸いにして自殺とは縁遠い人生を歩んで来られた自分もまた、極低確率とは言え自殺者に名を連ねる可能性があるということではないか

体調不良人身事故死者達は、最期に何を見ていたのだろうか。彼らをホームの先に駆り立てたものは、何だったのか。何らかの法則はあるのか。

事故は、事実を積み重ねれば対策と予防が図れる。

うんこを漏らしても、増田に書けば事実は共有できる。その結果、有能なサラリーマンうんこを漏らすという気づきが得られる。

しかし、人身事故で死んでしまったら書けない。書けないから残らない。仮に生き延びて書けたら、それには生存バイアスが付きまとうのかも知れない。

死後の世界誰も知らないわけだが、死は、体調によっては、ついさっき通り過ぎた快速電車くらい身近なのかも知れない。

2016-09-01

http://anond.hatelabo.jp/20160901070859

ささいなことでいいから、なにかボランティアやってみたら?

点字の本を作るやつとか。

あとまず休みなさい。

2015-10-31

調べる方法などないのに過去偉人発達障害認定するな、という主張は一見正しく思える。しかし本当にそうだろうか?

何故ならば現代に生きる人間においては、脳をMRIなどで調べる事すらなく、単に人付き合いが苦手だというだけの根拠発達障害認定を受けるからだ。なぜ過去の人間に同じ基準を当てはめてはいけないのだろうか?

発達障害から人付き合いが苦手なのではない、人付き合いが苦手だから発達障害と呼ばれるのだ。

そして障碍が本当に障碍であるのならば、それは社会的成功の度合いに左右されない筈だ。

本がベストセラーであっても乙武さんは五体不満足であるし、点字が読めてもヘレン・ケラーは盲聾唖だ。

一定の評価を得た成功者発達障害と呼んではならないというのならば、発達障害なる概念が偽科学で作られた偏見産物である事を認める事に他ならないのではないか。

2015-10-29

http://anond.hatelabo.jp/20151029183808

欠損を売りにした店があって何が悪いのか?

それは欠損という障害自分の一部として生きる糧にしてるじゃないか。

ほかの、自分障害自体を売り物にはせず生活している人も、

自分が持ってる障害日常生活に当然組み込んで生きているよな。

目が見えなければ白状をついて、点字を使って世の中を生き抜く努力をしてる。

少しでもそれをやりやすくする手伝いとして、障害者援助や、障害者雇用の整備の努力をするのが必要だよな。

持っている障害はなかったことにならない。そうでないほかの人間とともに生きていくことを強いられる。

同じように、健常者だって例えば面白い顔と回転の速い頭を生かして芸人をやってる人だっている。

一般的に好まれる顔を売り物にして、モデル女優として芸をひさいで生きている人もいる。

自分の持ち物を生きる糧に最大限利用することは当たり前のことだ。

今回の欠損女子バーは、それを好む人の需要を受け入れて生活の糧にする場だろう。

例えば足の不自由な人がそれを見世物にせずほかの能力をみがいて生活していたとして、

(例えば研究者、例えば話術、例えば役者……挙げればキリがない)

欠損女子バーと同じことしないの?wwって思う人がいたとしたら(増田の言ってることはこういうことだろうと思うが)

そんな人がいたとしたらそれを責めるべきだろうよ。

持ってる能力自分障害すら組み込んで生きてる人を疎ましく思うのと

自分生理的嫌悪を一緒くたにするのは思考回路がごっちゃになっているのではないか。

2015-06-08

障害者差別解消法ができました

-----

この法律は、障害のある人への差別をなくすことで、障害のある人もない人も共に生きる社会をつくることを目ざしています

平成28(2016)年4月からまります

リーフレット(ちらし)

http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_wakariyasui.html

点字版やデイジー版そのほか資料

http://www.normanet.ne.jp/~jdf/data.html

2014-09-11

リラクゼーション整体と「この業界」についていろいろと私的にまとめてみた。

ども、ブクマでは散々突っ込みかましてる本業個人店経営チャレンジなう(死語)な、整体師のオバサンです。

なんだか、

乳幼児頚椎カイロ死亡事故
首ひねる独自マッサージ乳児死亡 NPO代表任意聴取朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASG9631WYG96PTIL003.html

から、

国家資格(あはき法免許)取得者による整体師やリラクゼーションのお店への批判
なぜ整体カイロ、無免許マッサージ放置されているか。 - Togetterまとめ
http://togetter.com/li/716729

へと発展していったのを見て、

なんだかいろいろ考えてたことぶちまけたいなー、
と思ったので、
今までこの「リラクゼーション」と「整体」に身を置いてきた私から見た、いろいろなよしなし事を、まとめてみたいと思います

はいっても、反論とか言うんじゃなくて、自分が今まで知ってきた事見てきた事聞いてきた事感じてきた事をつらつらとまとめてみたものです。

あくまで参考に、という感じでとらえて頂けたらなぁ、と思います

いやぁ書いてるうちにめっちゃ長文になってもた。ごめんなさい。


始めに、
 私の経歴とスペックざっとまとめて見ます

長文の為、こっちにまとめました!
http://anond.hatelabo.jp/20140912223613
回り道、ありがとうございます
お騒がせしました(つД`)

次に、
 私から見たこの業界の全体像を、簡単にざっくりと説明してみます

1:整形外科

  大学に6年間通い、医学を修めた「お医者さん」です。

  身体の筋肉や骨格や関節の機能不全、いわゆる身体の器械機能故障
  つまりは、ヘルニアとか靱帯半月板の損傷、及び断裂、
  あとはすべり症とか分離症とか脊柱管狭窄症とかい
  小難しい名前の重症な傷病の時に行くのがここ。
  急性症であるぎっくり腰五十肩のなり始めのめっちゃ痛い時期なんかもこちらがお勧め

  レントゲンMRI、んでもってリハビリ(の理学療法士への指示は整形外科の先生から出ます。)
  そして手術はここでしか出来ません。

  基本保険効きます
  でも、保険が効かない時もあります

2:按摩マッサージ指圧鍼灸師など

  按摩マッサージ指圧
  鍼師、灸師、まとめて鍼灸師
   (“あんま、はり、きゅう”の頭文字を取った法律、通称「あはき法」が適用となる)
  柔道整復師(整骨院接骨院を開いてるのがこの人達です)

  主に専門学校に3年間通います
  通信制やってるところもあります
  お金は300万円くらいかかります
  実は学校自体が少なめです。
  (主に都心大都市圏に集中。もしくは視覚障害者専用の学校温泉地にあったりする)

  神経痛、リウマチ、頸腕症候群(いわゆる肩懲り)、五十肩
  腰痛症(つまり腰痛)、頚椎捻挫後遺症(むちうち)
  の治療(按摩針灸等の範囲内)が出来て、
  これらの治療に対して健康保険が使える。
  ただし、お医者さんの同意書が必要となる。

  詳しくはここ↓を参照で。
  はり・きゅう、マッサージ整骨院接骨院治療はどこまで健康保険が認められるか?
  |ダイヤモンドオンライン
  http://diamond.jp/articles/-/14026?display=b

  保険がかかる時は、けっこう回り道通り道な上に、
  かなりの治療行為制限があったりします。

  制限としてわかりやすいのが、
  「上記の6つの症状の治療しか出来ない”事」
   そして、
  「患部周辺に治療を施す事」
  例えば、整体リラクゼーションのように、
  「全身くまなく施術する事」に対して“保険適用は出来ない”という事になります
  (例えば、30分保険で治療したら、残りの時間は保険適用外の施術、という扱いになるんだそうで)

  あくまで「お医者さんの治療行為の補助」なんですね。

  そういった意味では、お医者さんみたいな治療をする人、ではなく、
  看護士理学療法士(リハビリの指導をしてくれる人)に近い立場なんじゃないのかなー?
  と考えられるんじゃね?と思うわけです。

 ━━━━━━━━━━国家資格の壁━━━━━━━━━━
      ここまでが「治療」になります

3:整体カイロプラクティック、その他民間療法代替医療

  個人が開いた学校に通って教えを受けての資格取得となりますが、
  お国の試験を経ないで資格免許取得となるので「民間資格」となります

  私は実務経験有りだったので、半年くらいで卒業できましたが、
  私の通っていた学校は「実技と知識がある一定の水準に達するまで卒業出来ない」
  方針で、
  なおかつ、「働きながら合間合間に学校に来るシステム
  を取っている為、卒業出来ない人はなかなか卒業出来なかったりしてました。

  基本50万円くらい(コースを増やすと料金もその都度お値段も上がる)払うのですが、
  それで最長二年の通学が許可されるんだけど、
  それでも卒業出来ない人もいたりしたり。

  学校によって教育内容や質、アフターケアピンキリです。

  最近流行りのアロマテラピータイ古式マッサージ
  既に社会的地位確立されているエステティック関連。
  そして悪名高い「ホメオパシー」も、実はここに入るわけです。

  「治療院」なんてのを開設してるいわゆる「民間療法」の場合もこの辺りかな?と。

4:リラクゼーション

  例えば、

  • 銭湯とかに入っている1時間6,000円くらいの手揉み屋さん。
  • スーパーデパートに入っている1時間5,000円くらいの手揉み屋さん。
  • 最近増えてきた大きい通り沿いにでっかく出来てる1時間2,890円(税別)の手揉み屋さん。
  • 有名どころだと、「て○みん」や「ら○ぃね」

  がここになります

  会社にもよりますが、
  会社、というか、企業が設けた研修所(学校の場合もあります)で、
  大体一週間から一ヶ月くらい(学校だともうちょい長いかも)の研修を経て、配下の店舗に配属。
  そのあと、店舗内研修を経て接客開始、となります

  継続的に店舗や企業で上達研修もあるところもあります
  「ら○ぃね」の研修は、めっちゃ厳しいと小耳に挟んだことがあります

  私個人として、これらは「企業資格」という言い方でいいんじゃないかなーと思ってます

  あ、あとそれと、
  リフレクソロジストリフレクソロジーhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC
  をやる人なので、混ぜ混ぜにしないでね。字面似てるけど。

で、

私はこのリラクゼーションからこの業界に入り、
「運良く」生き残る事ができて(ぶっちゃけると「しがみついた」が正解なんですが)
整体師やリフレクソロジー民間資格を得て、個人のお店を持つ事ができた。
そんな感じの流れだったわけです。

「あはき法」の、ちょっと深~い話。
ところで、上にちょこっと出てた「あはき法」。
なんで出来たか、という話を簡単に。
特に按摩師について。
ブコメで出てた「デリケートな話」をほんのちょびっと少し。

按摩というのは、昔々から中国から流れてきて、日本に定着したもので、
その主な成り手は、視覚障害者人達でした。
今でもそういう人達の事を「あんまさん」と呼んだりして、
ちょっとなんやかやとごたごたごたごた、
みたいなこともあったりします。

で、実は、太平洋戦争後、アメリカから来たGHQによって、
「按摩鍼灸非科学的だし不潔だから禁止ね!」
とされそうになったところを、
視覚障害者人達の猛抗議に遭い、

GHQ側が、
GHQ「わかった!認めるからその代わりに最低限の医学勉強は修めろよ!!」
と折れて、その和解案として、「あはき法」が制定された、という経緯があったりします。

その辺りの更に深~いお話はこの辺りを読んで下され。

あん摩マツサージ指圧師はり師きゆう師等に関する法律 - Wikipedia 冒頭文
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%93%E6%91%A9%E3%83%9E%E3%83%84%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%8C%87%E5%9C%A7%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%AF%E3%82%8A%E5%B8%AB%E3%80%81%E3%81%8D%E3%82%86%E3%81%86%E5%B8%AB%E7%AD%89%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

鍼灸 - Wikipedia>2 歴史>2.2 日本>2.2.2 近代
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8D%BC%E7%81%B8#.E8.BF.91.E4.BB.A3

東京ヘレン・ケラー協会|点字出版所|点字ジャーナル2007年10月
http://www.thka.jp/shupan/journal/200710.html
の中盤辺りに、
1947年GHQ連合国軍総司令部)の鍼灸按摩禁止問題に触れ、「この時の反対運動は凄まじかった。今はあはき法19条によって守られている(以上、引用)
とあります

昔々、アメリカさんに禁止されそうになった按摩鍼灸人達の中が、
時が経ち、アメリカ他欧米各国で科学的に研究され、法制化もされているカイロプラクティック人達を、

科学的じゃない!!しか危険!!!

と言って、科学的な研究の推進や、法による規定や規制や資格の制定化ではなく、「単なる排除のみ」をしようとしているという。

なんというか、歴史皮肉だなぁ、と思ってしま今日この頃です。

まあこれは、日本カイロプラクター達の性急な普及活動のせいでもあるので、
にんともかんともなんですが………。

■そんなわけで、実は、 鍼灸はともかく、按摩の技法に関しては細かく法律で規定されてるわけでは無いんですね。
というか、各流派に分かれてて、規定しようにも出来ないのが現状なんだそうです。

按摩 - Wikipedia>4 按摩の歴史
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%89%E6%91%A9#.E6.8C.89.E6.91.A9.E3.81.AE.E6.AD.B4.E5.8F.B2

吉田流あん摩|DVD|医道の日本社
http://www.idononippon.com/dvd/massage/ivd0063-7.html

ていうか、「マッサージ」の定義自体が、実にゆるゆるというね。

マッサージ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8

Wikipedia先生でさえもお手上げ状態。

一応、法律では「資格持ってない人は、マッサージって言葉使っちゃダメよ?」
となってるんですけど、
これだと普通の人は、わけわかんないけど使っちゃいますよね?マッサージって。

ほんとどうしましょうね、これ?

で、
現在、いろんな手揉み屋さんが多くなったのは、実はこの裁判が発端なのですが、

免許不要民間療法|HS無熱高周波療法
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/900-iranai.html
免許不要民間療法判決を伝えた新聞記事
http://www4.ocn.ne.jp/~yanase3/hrk.files/901-shinbn.html
(ここでは主な部分をピックアップしてリンクしてます。深く知る為には全ページに目を通してみて下さい。)

件の裁判の被告人「この法律見ると、電気治療特に禁止されてないっすよね………?」
        「それに俺ら“職業選択の自由”っての持ってるんですよ、ね??」
裁判所     「ああー………、その通りですね。あんたの勝ち。」
厚生省     「うえっ??あーわかった、認めるよ。その代わり怪我させんなよ?」

他の人達    「そんじゃあ俺も」「じゃあ俺も」「じゃあ俺も」
厚生省     「」

こんな感じで、そこのところの「法律の穴」を突かれた結果、という訳なんです。

いや、もう、ほんと。
確かに「屁理屈」から始まったんですよね………。

しかも、次から次へ「新しい手法」が開発、導入されて、商い化され、
そして厚生省(今は厚生労働省ですね)が、その度に規制する為の通知や回答を出す。

見事なまでのいたちごっこ現在の状況、な訳なんです。

さて、
私、この業界に入って、自分の見識を広げる手段として、
いろんなお店に揉まれに行っているんですが、

その過程で、視覚障害者の有資格者の方の施術を受けた事がありまして。

あれは、当時、自宅の近所に出来たスーパー銭湯の手揉み屋でのことでした。

確か、力がめっちゃ強かった覚えがあります
上手かったかどうかは………?
私の身体には、力、強すぎたかなー?

で、その後、
同じ手揉み屋さんで受けた、とあるスタッフのおばちゃんの施術がかなり上手くて自分に合ってて気に入って、かなりの長い間、指名をさせて頂いてて、

しばらく経って、いろいろ聞いてみたら、
「この方、国家資格持ってるんですよー」という話になり、
そりゃあ上手いはずよなぁ、と納得した、そんな思い出もあります

ちなみにこの方は健常者の方でした。

ん?あれ?ちょっと待って?なんかおかしくね??

えーと、まぁ、つまりこういうことです。

手揉みのお店に、国家資格を持っている人がいる、事もある。

わけなんですね。

例えば、スーパー銭湯の手揉み屋にいるベテランさん。
あとは、大通りにあるリラクゼーションにいるベテランさん。

が、こういう人だったりする事もあります

他にも、温泉宿に泊まった時に、マッサージを頼んでみました。
そしたら、目に障害がある人で、按摩さんの資格も持ってる、ていう人が来ました。
保険?まぁ、かかんなかったねぇ。
お値段?まぁ、「観光地価格」だからねー。

なんてことを経験した事がある人もいるんじゃないでしょうか? ((まぁ温泉宿の場合は無資格の可能性も否定出来ない…げふんげふん))

この場合、「治療の補助」ではありませんので、もちろん保険は効きません。

でも、なんでこのお店にいるんですか?
というところの詳しい事情までは、そのおばちゃんには聞きませんでしたが、
いろいろとあったんだろなぁ、と考えてみたり。

上の方であたか境界があるように、段階的に説明しましたが、
実は業界内での境界はめちゃくちゃゆるいです。

国家資格を持っている人が、整体師の学校を開設したり、
国家資格を持っていて、なおかつ診療所を開いてた人が、リラクゼーションのお店に商売換えしたり、

こういうことが結構あります

ブコメにもありましたが、
整骨院(柔道整復師が開設)に整体師が勤めてる、なんていうこともあります
これはこれでまた別の問題があったりするんですが………。

それでは、
リラクゼーション整体は「どうやって事故を回避してるか?」

私がリラクゼーションのお店に入った時に、徹底的に指導されたのが、

「“マッサージ”と自称してはいけない」
事と、
「この施術は“治療である”と言ってはいけない」
事。

スタッフは皆、このようにお客さんには伝えてはいるのですが、
お客さん側はこのビミョーな状況を全く知らない&理解してもらえないもんですから、

「ああ、マッサージねー」

とまぁ気楽に答えられちゃう事多数………。
そのたびに、どう説明したらいいのか四苦八苦してました。
というか、今でも四苦八苦中という。とほほ。

そして、次に教えられるのが、

「こういう人達が来たときにはケアをお断りしないといけない」事。

例に挙げると、酔っ払った人。
妊娠中の方。
後は、心臓病の人やガンの加療中の方。
そして骨粗しょう症の方。
んでもって、ぎっくり腰になりたての人や整形外科で加療中の人

そして足つぼの場合は、水虫になっている人。
手から媒介感染してしまう恐れがありますので………。

あと、気をつけてケアをしなくちゃいけない人は、
血圧の人とヘルニア既往歴のあった人。

特にヘルニアの場合は、患部を触らないように施術していかないといけなかったりする。

ブコメにも、
「施術の前になんか書類に署名を書かされた」
とありましたが、

きっとこの書類の事ですね。

体調ご確認シートについて|一般社団法人日本リラクゼーション業協会|公式サイト
http://www.relaxation-net.jp/notes.html

この書類は、

「注意書きを全部読んで頂いて、お客様からの自己申告が無かったので、「私は施術を受ける事に問題はありません」とお客様自ら証明して下さい。」
「あと、身体に問題が起こったら(激しい痛みを感じたり、気持ち悪くなったりしたら)すぐに言って下さいね。遠慮なく言って下さいねお願いしまっす!!(念押し)」

という意味があったりします。

これはですね。

お客さんに注意書きを見せても、
ざっとしか見ないで自己申告無しで施術に入って、
施術後に「実はねぇ…」と、告白される事がたまにあり、
「いや、後から言われましても………」
という事が割とありまして。

これを防止する為の苦肉の策です。
面倒くさいですけども、ご協力下されば、と思います

そしてこれは、
お客さんが施術を受けていて、

「痛すぎる」「自分に合わない」「受け続けられない」「あかん」「やめて」

と思ったら、
途中で施術を中断するようお願いしちゃっても構わない、というわけでもあります

どうぞ遠慮なさらず言っていただければ………
といっても、心のどこかでブレーキがかかっちゃうもんなんですけどもね………。

次に整体のお話。

言ってはいけない事と施術禁忌事項は、リラクゼーションと同じでありまして、

それでも、整体は、
手揉み屋さんやリラクゼーションのお店と比べると、
文字の印象的に、「お医者さん」に近いものがあるらしく、

たーまに、かなり重い症状の方が見えられることがあります

例えば、ぎっくり腰五十肩になりたて、もしくはヘルニアの疑いのある人。
整体師の施術でも手に負えない、重い症状の方には、
整形外科へ行くよう勧める事を徹底するよう、整体学校で教えられました。

それは以前に、

「身体に支障を来たしている人が、医師治療を受ける機会を邪魔してはいけない。」

との、厚生省からのお達しがあった為です。

私も施術の前に、お客さんになるべく詳しく身体の状況を聞いて、
あ、これ不味いかも…という時には、とにかくまずはお医者さんへ、とお願いするようにしています

以上のことから、リラクゼーション整体は、
事故を起こさないように、石橋を叩きながら、注意しながら、お客さんに施術をしています
まあそれでもいろんなお客さんがいらっしゃいますので、かなりの綱渡りをしているような感覚ではありますが。

そんなわけで、「治療の機会を邪魔している」民間療法代替医療とかと一緒にされるとひじょーに困り果ててしまます

少なくとも赤ん坊の頸を変な風にいじったりしないです。
そんなの無理なのわかってるし。わかんないと仕事としてやってらんないし。

違うんや!!ワシら違うんや!!!
一緒にせんといてや!!!

ヽ(´Д`)ノ

まあ、
こんな風に、出来るだけ気をつけて事故を防いではいても、
いつかはこのお仕事できなくなる日も来るんだろうなぁ、
と、うっすらとした覚悟はしています

だって私ら、お国に認められていないんですから。
それに、真っ当な医学のお勉強も修めきっていないしね。

この、医学のお勉強、という点が問題で
国家資格を持っている人達に、危惧されてしまうのも当たり前ってもんですよ。

それでも、このお仕事が出来るうちは、
そう、「Xデー」がくるまでは、
やっていけるだけはやってこうかな、と思ってます

ちゃんと日々お勉強しながら、ね。

医者様と同レベルぐらいに解剖学対話が出来るようになるのがベスト、なんですが。
が、がんばります

その前に、お店、軌道に乗せ切らんと、なー。

以上、おしまいです。
これは私の経験と知識から来た、個人的な雑感です。
かなりの殴り書きで、あんまりまとまっておりませんが。

ほんとはね、

「なんでリラクゼーションは人気出たのか?(私の見解)」
整体リラクゼーションカイロプラクティックの(法規以外の)問題点(私視点)」
「施術者の腕の上達法と、“合う、合わない”」
エステティシャンの悲しい勘違い
癒し業界の職場は“女の戦場”」
「“癒し業界”は、実は超絶ブラックなんやで?」
「手揉み屋さん(医療界隈含む)は、お金大好きー」
「実はみんな、商売敵」
「割と事故率高いかも、○○○科」

と、これくらいネタいっぱいあるんだけど、
これ以上はさすがに更に超長文になってしまう&かなりヤバい領域に入ってしまうので、
とりあえずはここまで、ということで。

また機会があったら、よろしくです。

<

2010-07-21

増田で学ぶ言語学 第一講 げんごってなあに

言語学ってみなさん聞いたことありますか?おそらく、「言語学を学ぶために大学を選んだ」人は極小数だと思います。

言語学は、言語本質を解明する学問のことです。個別言語の解明にはそれぞれ担当する言語名前がついた学問があります(ex.日本語学英語学)が、言語学は、そういう個別ごとの解明ではなく、言語全体に流れる本質を見出す学問と言えるでしょう。だから、日本語学英語学のような学問言語学は相互に助け合って成り立っていると考えてもらってさしつかえありません。

じゃあ言語学がけんきゅーする言語ってなんだよ、という話ですが、当然のことながら定義曖昧です。コミュニケーションを取る記号体系の総称、と言えば聞こえはいいですが、納得しない人もいるかもしれませんね。

例えば感謝の気持ちを表すのに「ありがとう」やら「thx」やらことばを使いますが、それだけじゃありません。感謝の気持ちをめいいっぱいの笑顔表現したり、ハグしたりと、相手に感謝の意を伝えるには様々な手段を使います。

そして言語学はそのあらゆる手段、環境、が考察対象、とも言えます。コミュ学、と言えばウケがいいでしょうか。

手段というのは、要するに日本語のように体系的なものから、それに付随する顔文字や記号の集まり、身振り手振りやデザインなどです。

体系的、というのは要するに正確に意思伝達するにはルールを守る必要がある、ということです。日本語のような自然言語に限らず、手話点字などは体系化されたコミュニケーション手段です。そして意思伝達を図るには体系化されたルールを双方が理解する必要があります。

環境というのはたとえば手紙であったり、たとえば日常の会話だったり。競馬の実況や野球の解説だったり、所信表明演説だったりします。プラットフォームと言えばウケがいいでしょうか。こういうのはどちらかというと日本語学の方が進んでいたりします。言語学でするならば、各国の総理大臣大統領の演説を比較するなどのことが考えられるでしょう。

もちろんそれらの変化も考察するので、歴史的な捉え方もできます。例えば古く日本語では「母」を「パパ」と呼んでいた、なんてのは小話でされますが、これは[papa]のp音が[haha]のh音へとゆっくり変化していったことを意味します。これは「唇音退化(しんいんたいか)」と呼ばれる現象です。「ぱ→ふぁ→は」と発音してみれば簡潔にどういう状態なのか分かるとおもいます。こういったものは音声学や音韻学、国語学などが詳しいでしょう。

次回第二講は「げんごがくってどんなことをまなぶの」です。今回は第二講の導入も兼ねています。


なお、更新は不定期です。

2009-11-29

かな書きの文章はなぜ「読みにくい」と言われるのか?

http://d.hatena.ne.jp/lever_building/20091127#p1

ひとつ前の記事を非常に多くの方に読んでいただいたようです。まったく予想していなかったことなので、驚いております。とてもありがたいことです。

●時間厳守は遅刻する人に迷惑がかかるのでやめてください

この記事にたくさんの方がブックマークをしてくださり、またコメントを書いてくださりました。記事の内容についての様々なコメントもいただいたのですが、私が漢字をほとんど使わずに文章を書いていることについてのコメントもたくさんありました。

前回の記事からはだいぶ間が空いてしまったのですが、今日はそうしたかな書きについてのコメントを読んで考えたことを書いてみたいと思います。

●記事のブックマーク・ページ(1)

●記事のブックマーク・ページ(2)

●ブックマーク・ページのブックマーク・ページ

●ブックマーク・ページのブックマーク・ページのそのまたブックマーク・ページ

以上の4つのリンク先からブックマークコメント引用させてもらいます。

id:naoya_0708 [ネタ] そんな小さいこと気にせず堂々と遅刻して「へぇ、すんません」って言えばいい。そんなことよりこの人がなぜ平仮名なのか、のほうが気になるわ。

私がブログでかな書きを実践している理由については、これまで5つの記事で述べてきました。

1. 漢字について

2. 「学校という空間」をこそ問題にしよう

3. 表記が生成される場に立ち返ってみる

4. 国語廃止論序説

5. 「国語廃止論序説」への補足

5.の記事だけは、「漢字・かな混じり文」という日本語の《書き表し方》の問題にはほとんど触れておらず、主に《言語》の問題を論じています。日本で話されている様々な言語*1の中で日本語だけを「国語」として特権的に扱うことをやめましょうという提案を行っています。

ただ、この《言語》の問題と漢字・かな混じりの《表記》の問題の二つを、私は基本的に同じ論理で考えておりますので、興味のある方は、5.も併せて読んでいただけると幸いです。

上に挙げた5つの記事は、どれも長い文章なので、ここで簡単に私が漢字をなるべく使わないでブログを書いている理由を述べておきます。

それはできるだけ多くの人が文章を読んだり書いたりできたほうが望ましいと考えるからです。私は一方では読み書きができなくても何の不都合もなく生活できる社会理想的だと思っています。しかし、日本語の読み書きができないと様々な面で不利益を被ってしまうという日本社会の現状では、そうした人たちが読み書きを身に付けやすい環境を作っていくということも同時に行っていく必要が大きいでしょう。

また、私自身、文字で書かれた物を読み、また書くことによって、様々な良きものを今まで他人から受け取ってきたと思います。もちろん、私が本を読むことができるゆえに、かえって見落としたり見えなくなったりしていることはあるでしょう。だから、一方では、単純に「読み書きによって世界が広がり、見方が広がる」といって良いのか、ためらいも覚えます。少なくとも、「読み書きのできる人がそれをできない/しない人よりも広い世界と深い物の見方を持っている」などとは断じて言えないことははっきりしています。

とはいえ、私自身読み書きのできる者の一人である以上、読み書きのできない人に対して「読み書きなどできなくても良い」と言うわけにはいかないし、「読み書きしたいけれどできない」という人がいる状況を正してゆく責任を負っていると考えます。

そのためには二つの方法が考えられます。一つは、読み書きの教育を充実させること。もう一つは、読み書きを身に付けるためのハードルを低くすることです。

もちろん、一つ目の課題も大事ですが、とくに日本語の場合、二つ目の 「ハードルを低くする」ことの必要性は極めて大きいといわざるを得ません。私自信何度か書いてきたことでもあるのですが、ブックマークコメントでの次の Cunliffe さんの指摘は重要です。

id:Cunliffe 「読みにくい」とか「読めない」とか難癖つけてる人みると、どうしても幻の鯖の器にケチつけた海原雄山を思い出す。漢字かな混じり文を読みやすいと感じるのは、正規の国語教育受けた大人だけなんですねー。

日本語について一通りの読み書きができる人は、その習得に非常な時間と労力がかかるということを知らないわけではないでしょう。また、そうしてかけられた時間と労力の大部分が漢字学習に費やされていることも。

日本学校教育を6年なり、9年なり受けた人でないと、おびただしい数の漢字と熟語を覚えるのは極めて困難なはずです。

いうまでもないことだと思いますが、日本社会の住民のうち、日本学校教育を受けた、あるいは受けられる人はその一部に過ぎません。一般的に学校に通う年頃を外国で過ごした人もいれば、学校に通えなかった/通わなかった人、その中には年を取ってから読み書きを学ぼうとする人もいます。また、日本学校に通っても、漢字や熟語が十分に身に付かなかった人も大勢いるでしょう。

あべ・やすしさんの次の文章も併せて読んでください。

●漢字が排除するもの - hituziのブログじゃがー

 漢字は、文字表記として複雑すぎるために、様々な文字弱者を排除し、抑圧している。

 もちろん、漢字をなくせば文字弱者がいなくなるわけではもちろんない。だが、大きく改善することがたくさんある。

 私が「漢字という障害」という論文で指摘した漢字弱者は、非識字者や識字学習者、盲人、弱視者、ろう者中途失聴者、読字障害を持つ人、知的障害者日本語学習者です。

 そうした人たちが文字情報アクセスする権利を奪っているのが、いまある日本語表記に他なりません。漢字が障害となる度合いは、それぞれ異なっています。けれども、何らかの形で、漢字は障害として働いているのです。

こうして漢字が作り出している「文字弱者」の存在を指摘しますと、こう言われることがあります。すなわち、このブログを読みにくる人たちの中にそうした文字弱者が存在するのか、と。今までに何人の人からそういう意味ことは言われました。「わざわざ大多数の読者にとって読みにくいかな書きで書く必要が本当にあるのか?」と。

こういう考え方は、たとえば次のような発想と本質的に違わないと思います。

「この街では車椅子で歩いている人を見かけない。だから、わざわざ駅にエレベータを つけたり、スロープをつけたりする必要はないだろう。」

これは一見してひどい言い分だと分かるのではないでしょうか? 必要なエレベータスロープがないからこそ、車椅子で移動する人が街に出てこれないのかもしれない。「排除されている他者の存在が、私たちによる排除の結果として見えなくなっているのではないか?」という可能性を考えなければなりません。

同じことは読み書きについてもいえます。ひらがなでも書き表せることを漢字で書く ことで、漢字を知らない人を排除してしまっているのだろうし、その結果排除されている人の存在が見えなくなってしまっていることはあるでしょう*2。

だから、「今この場所にいる人」だけでなく、「今この場所にいない人」にも向けて、この場所をできるだけ開かれたものにしていく試みは重要だと思うのです。

さて、先日の記事でいただいたコメントで多かったのが、かな書きの文章が「読みにくい」「読む気がしない」といったものでした。この記事に限らず、私はこのブログでかな書きを始めてから記事を書くたびに同じことを何度も言われてきたのですが、こうした反応はとても興味深いものだと思ってきました。

「読まない」という選択肢もあるのに、なぜわざわざ読んだ上で「読みにくい」と書き込まずにはいられないのだろうか? また、「読みにくいので途中で読むのをやめた」というようなことをわざわざブックマークコメントで報告してくださる方もたくさんいます。私の記事のようなかな書きの文章ではなくても、途中まで読んでやめることなどしばしばあるだろうに、どうして私の記事にだけ、わざわざそれをお知らせしてくださるのだろうか?

前回の記事に関して付けられた200を超えるブックマークのうち、「読みにくい」「読む気がしない」といったコメントをざっと拾ってみたら、これだけありました(他にも別の表現で「読みにくい」ということを言っているコメントがたくさんありましたが、それはまたあとで触れます)。

id:elwoodblues [*あとで読む] 読みにくい

id:baumkuchen555 みんなよく読めるな

id:ezil [考え方][教育][society][education] よ み づ ら す ぎ る \こめんと を かならず みること

id:yosuken [あとで][大学][教育][社会] やっぱ読みにくいな

id: [ネタ] 昔のドラクエみたいな文章で読みづらいぜw

id:zoumurasan [あとで読む] ひらがな ばかりは つかれる

id:Harnoncourt http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E8%AA%AD%E3%81%BF%E3%81%AB%E3%81%8F%E3%81%84%E6%96%87%E7%AB%A0  アンサイクロペディアの「読みにくい文章」。私この人の文章大嫌い。目が滑りまくり

id:makiyamakoji とても よみに くいね

id:feita さすがによむきがおきないね。

id:suzuchu せっかくすごくいい事をいっているのに、読みにくい。漢字を使わない理由のほうも読ませていただいたけど、そっちはただの屁理屈に思えた。

id:hotomaru [教育] だめだ よむきにならない

id:kubodee ひらがなおおくてよめない。 それと たてよみ どこ?

id:kasuga-k [これはひどい] 興味のある題材だが読む気にならない…

id:change-of-pace [社会] たいとるにはきょうみをひかれたがぜんぶひらがなでよむきになれない

id:yatt 読み物 半分読んで止めた。読む気がくじけた。

id:puyop [これはひどい][ネタ][社会] 遅刻常連者を更生できない教師とご学友というレッテルが張られることかな?/それにしても、ひらがなでちょうぶんはよみにくいぞ

id:rs6000moe [カリカリモフモフ][キタコレ][あらあらうふふ] 読みにくいものは読みにくい。わざわざ読みにくく書く人間の不誠実さには頭が下がる。/↑お、恥の文化

id:feita ボクは読みにくいものは読みにくいので素直に言っただけですよ。それ以上の意味もそれ以下の意味も悪意も善意もない。ごめん悪意は多少ある。

お疲れ様でございます。

みなさん、自信たっぷりに私の文章が「読みにくい」ということをご指摘くださって います。

「読みにくいものは読みにくい」のだ、と。それはそうですよね。読みにくいものは 読みにくい、読みやすいものは読みやすい、美味しいものは美味しい、美しいものは美しい、ですよね。

「不誠実」とまで言われました。自分にとって読みにくい文章を書く書き手は「不誠実」ですか? さぞかし良いご身分なのでしょう。

上のようなコメントはいつも頂いているので、もう慣れっこなのですが、今回目を引いたのは fromdusktildawnさんのコメントです。

id:fromdusktildawn この文章を少し読んだだけですごい疲労が襲ってきたんだけど、ブコメをみたら、ちゃんと読んでる人が沢山いておどろき。この程度のストレスに耐えられないとは、オレの脳も老いたか。

この人のコメントは、私が今まで頂いたたくさんの 「読みにくい」というコメントの 中でも、例外的なものです。それは「オレ」というご本人個人にとって「読みにくい」とおっしゃっている点でです。

なお、かな書きの文章が読みにくいはたぶん fromdusktildawn さんの脳味噌が老いたからではないと思います。ちょっとした慣れの問題ですよ(これはあとで説明します)。少なくともとりわけ年を取ってから漢字学習する手間と苦労を考えたら、すでに漢字・かな混じり文の読み書きを習得した人がかな書きの文章に慣れるのは簡単なものです。漢字を使って文章を書き表さなければならない何か合理的な理由があるならまだしも、そんなものは、あとで述べるように、漢字を学んだ人にとってのちょっとした「慣れ」以外にないのは明らかです。

ともかく、私のかな書きの記事に「読みにくい」とコメントする人たちの中で、「自分にとっては読みにくい」という言い方をする人はほとんどいません。つまり、読みにくさの原因が読み手である自分自身にではなく、一方的に書かれた文章の側にあるのだという確信があるのでしょう。だからこそ「私にとってはあなたの文章は読みにくい」ではなく、単に「読みにくい」という言い方ができる。まさに「読みにくいものは読みにくいのだ」というわけです。

そして、「読みにくさ」の原因が読み手自身にではなく、書かれた文章の側にあるという確信を支えている条件とは、「この文章は私以外の多くの人にとっても読みにくいものであるはずだ」という思い込みに他なりません*3。「みんなも読みにくく感じるはずだ」と思うからこそ(多くの人が「読みにくい」と感じているのは事実でしょうけど)、遠慮はばかりなく、自信を持って、ただ「読みにくい」と言える。

つまり、「私にとって」と言わずに、ただ「読みにくい」とだけ言えるのは、多数者によりかかるという姿勢を取る限りにおいてです。かな書きの文章に対し、ただ「かな書きである」という理由で「読みにくい」という評価を下せるのは、それが「一般的に」――というのはとりも直さず「多数者にとって」ということですが――「読みやすい」と信じられている書き方から外れているからに過ぎません。

こうした自らが多数者であることに寄りかかった、いわば権威を笠に着た発想は、次のような表現をとって現れることもしばしばです。

id:Yagokoro [これはひどい] 日本語すぎて読めない。

日本語すぎて読めない」だそうです。だいたい私にとっては、自分が書いたりしゃべったりする言葉が結果的に「日本語」に分類されるかどうかなど知ったこっちゃないのですが、この人はご親切にも(余計なお世話ですが) 私の文章を「日本語」とみなした上で、その「日本語」の名の下に「酷い」と断じるわけです。この、「自分は『日本語』の名の下に他人の言葉を評価できる/しても良い」といわんばかりの思い上がりご立派もんだと思います。

書き言葉であるか話し言葉であるかに関わらず、他人の表現を「日本語としておかしい(間違っている)」とか、反対に「日本語お上手ですね」とか評価を下すことに無頓着な人はよく見かけますけど、こういう人たちは一体何様のつもりなのでしょうか?

なるほど、あなたは他人の言葉を「日本語」とみなすかみなさないかについて権限をお持ちだ、と。そして、あなたがそれを「日本語」とみなすとき、あなたはそれを一方的に評価できる特権をお持ちだ、と。すなわち、相手があなたたちの「標準」と考える「日本語」に一方的に合わせるのが当然だ、と。そう考えているのでしょう。本当に結構なご身分ですわね。

すでに述べたように、私は自分言葉が栄えある「日本語」という位置付けを与えていただこうがそうでなかろうが構いやしないのですが、光栄なことに「日本語」という分類に含めてくださるのだとしても、その「日本語」には様々な書き表し方が考えられますし、実際行われています。書き手がどういう読み手を想定するかに よって、「日本語」は、漢字かな混じり文で書かれることもあれば、かな書きで書かれることもあるでしょう。あるいは、ローマ字で書かれることもあれば、ハングルで表記されることもあるでしょう。点字で書かれることもあります。私は先に述べたような、またリンクした記事で述べてきた理由から、かな書きを選んでおります*4。

たとえば、ひらがなや漢字を知らないけれどもアルファベットには馴染んだ日本語話者同士が、アルファベット表記の日本語でやりとりする場合があります。おそらく、そういった場合には、第三者が横から口を挟んで「君たちの日本語は読みにくい」などとは言わないでしょう。では、なぜ私のかな書きの文章が一部の人を苛立たせ、「読みにくい」「読む気がおきない」といったコメントを誘ってしまうのか?

その理由の一つには、私が漢字かな混じり表記でも書けるのに、あえてかな書き文章を書いていることがあるでしょう。つまり、「わざわざ意図的に読みにくい(と漢字かな混じり文に馴染んだ人には感じられる) かな書きで書いてやがる」という反発があるのではないかと思います。

しかし、そこには 「日本語で書かれた文章である以上、自分たち大多数の読み手にとって読みやすい漢字かな混じり表記で書かれるのが当然だ」という前提が――屈託なしに「読みにくい」というコメントを書き込む人はあんまり自覚していないのでしょうが――あるのではないでしょうか? 普段日本語の読み書きにさほど不自由を感じずに済んでいる人は、「日本語で書かれた文章である以上、自分にとって読みやすいのは当たり前だ」と思ってしまいがちなのでしょう。だから、「日本語」で書かれているにも関わらず、「日本語」の「普通」の読み手である自分たちにとって「読みやすさ」の点で配慮されていないと感じられる文章には苛立たずにはいられない。

繰り返しになりますが、そうして苛ついたときに、屈託なくただ「読みにくい」とはばかりなく言ってのけることができるのは、多数者としての権威を笠に着ることによってです。そのことに私が気付くことができたのは、はてなブックマーカーの皆様方から「読みにくい」というコメントを度々もらったおかげです。私自身別の場面では、同じように多数者の権威権力を笠に着た物言いを無自覚なまましているのかもしれません。

次に引用するのは、コーリィー・フォードという人が1949年に書いたコラムです*5。あえて、かな書きに直して引用します。

 このごろ建物階段は、昔より勾配がきつくなったように思う。蹴込みが高くなったのか、段数が多いのか、何かそんなことに違いない。

 たぶん、一階から二階までの距離が年々伸びているせいだろう。そういえば、階段を二段ずつ上るのもめっきり難しくなった。いまでは一段 ずつ上るのが精一杯だ。

 もうひとつ気になるのは、近頃の活字の細かさである。両手で新聞を広げると、新聞がぐんぐん遠くへ離れていくので、目をすがめて読まねばならない。

 つい先日、公衆電話の料金箱の上に書いてある番号を読もうと後ずさりしているうちに、気がついたら、ボックスから体が半分外にはみ出していた。この歳でメガネなんて考えるだけで馬鹿馬鹿しいが、とにかく新聞ニュースを知りたくても、誰かに読んで聞かせてもらうしかなくて、それではどうも物足りない。最近の傾向なのか、みんながひどく小声でしゃべるので、よく聞き取れないのだ。

 何もかもが昔より遠くなった。私の家から駅までの距離も倍ぐらいに増えたし、これまでになかった丘が中間にできたようだ。……

(訳者注:原文ではかな書きで引用されている)

見ての通り、この文章はは、耳が遠くなり、また足が弱くなった年寄りの、いわば「自己中心的な」視点から書かれたジョークです。これが滑稽に感じられ、ジョークとして受け取られるのは、普通年寄り自己中心的な視点から物を言うことが許されていないからです。

文字を読むのに苦労するのは「活字が細かすぎるから」ではなく、彼・彼女が「年を取って老眼になったから」とされる。また、話し声を聞き取るのに苦労するのは「みんながひどく小声でしゃべるから」ではなく、本人が「年を取って耳が遠くなったから」と される。

だから、普通年寄りは遠慮がちに「私にとっては新聞の文字は細かすぎて読めない」と言わざるを得ない。

同じことは文章の表記についてもいえるはずです。漢字かな混じり文に慣れた多数者は、自分たちが多数者であるからこそ、自信たっぷりに大声で「この文章は読みにくい」と言える。しかし、その一方で漢字かな混じりの文が読めない、あるいは読みにくい人が、大声ではばかりなくただ「読みにくい」と言うのは難しいでしょう。彼ら・彼女らは遠慮がちに「私は読めない/読みにくい」という言い方をするか、あるいは遠慮して「読めない/読みにくい」ということを言わないか、どちらか でしょう。

そうやって彼ら・彼女らに遠慮を強いているのは誰か? それは漢字かな混じり文だけが「まとも」な「日本語」だという常識を作り上げてきた私たち多数者でしょう。

石川准さんの言葉を借りると、多数者は、自分が「配慮されている」ことを都合良く忘れる一方で、少数者への配慮を「特別な配慮」とみなしがちです。石川さんの文章を、今度はかな書きでは読みにくいという一部の人たちに「特別に配慮」して、元の文章のまま引用します。

 もっとわかりやすく言い直すために「配慮の平等」について説明する。

 多くの人は「健常者は配慮を必要としない人、障害者は特別な配慮を必要とする人」と考えている。しかし、「健常者は配慮されている人、障害者は配慮されていない人」というようには言えないだろうか。

 たとえば、駅の階段エレベーターを比較してみる。階段は当然あるべきものであるのに対して、一般にはエレベーター車椅子の人や足の悪い人のための特別な配慮と思われている。だが階段がなければ誰も上の階には上がれない。とすれば、エレベーターを配慮と呼ぶなら階段も配慮と呼ばなければならないし、階段を当然あるべきものとするならばエレベータも当然あるべきものとしなければフェアではない。実際、高層ビルではエレベータはだれにとっても必須であり、あるのが当たり前のものである。それを特別な配慮と思う人はだれひとりいない。と同時に、停電かなにかでエレベータの止まった高層ビルの上層階に取り残された人はだれしも一瞬にして移動障害者となる*6。

あえてかな書きで文章を書くことが漢字の読めない人への「特別な配慮」だとするなら、漢字かな混じりで文章を書くことも、そのほうが「読みやすい」という人への 「特別な配慮」といわなければなりません。反対に、漢字かな混じりで文章を書くことが読み手にとっての「当たり前の配慮」だと考えるならば、漢字の読み書きに困難を抱える人に配慮するのも「当たり前の配慮」です。

要するに私が言いたいのは、漢字の読み書きができるからといって偉そうにするんじゃないよ、ということです。

その上で、この文章を読まれている方に、かな書きで書くことをおすすめしたいと思います。

私は前の記事で次のように書きました。

 さて、明らかに不合理でくだらないということが分かりきったルールを守るということは、権力に屈服するということです。権力に屈服するということは、おそらく多くの人にとってみじめなものでしょう。そうしたみじめさを感じずに生きて行きたいものですね。そして、権力と戦わずにみじめさから逃れるためには、自分権力に屈服しているという事実、不合理なルールに従っているという事実を忘れなければなりません。つまり、実際は不合理なルールに従っているにも関わらず、そのルールが「合理的な理由がある」ものだと思い込めば良いわけです。

これは別の文脈で述べたことですが、実は書いているときに漢字の問題なども念頭に置いていました。

漢字の読み書きにあまり不自由しなくなった人は、そのためにおびただしい時間と手間をかけてきたはずです。また、「あまり不自由しなくなった」とはいっても、それでも実際のところ結構不自由しているでしょ?手書きで文字を書くときに漢字の書き方を思い出せなかったり、パソコンで書くときだって同音異義語があるときにどの文字に変換すべきか分からなかったり。難しい漢字や熟語が使われている文章は、読むのだって大変だし。こうして漢字のせいで余計に辞書を引く手間がかかる。漢字を知らないと恥ずかしいと思わせられたりもする。

そうやってこれまで苦労してきたし、今も日々苦労しているから、その自分の苦労を否定したくないという気持ちになるのは、ある意味自然なことではあります。自分の苦労に「意味がある」と思うために、漢字を使うことに「合理的な理由がある」思い込もうとする気持ちもわからないではありません。

id:chakimar 漢字って素晴らしい。それに気づかせてくれたすばらしい日記

id:te2u こういう発想はなかったな。守って当然と思っていた。/このエントリをみて、漢字が出来てよかったしみじみ思う。

id:qp365 日本語はひらがなとカタカナだけじゃ駄目なことが良く分かる。悪いけど面倒で全部読めなかった

id:zeri やっぱ漢字があると読みやすさが全然違う んだなあと再確認

ところが残念なことに、というか幸いなことに、漢字を使わなければならないという合理的な理由はたぶん存在しません。

たとえば、「日本語同音異義語がたくさんあるから、かな書きでは意味が通らない文章になる」ということを言う人がいます。

しかし、これは物事の順序を取り違えた議論で、「漢字を使うから、同音異義語がたくさんできてしまうのだ」というべきだし、同音異義語を避ける工夫をすれば良いことでしょう。そもそも、同音異義語はどんな言語でもあるのだし、多少それがあっても、文脈で判断できるように書き方を工夫することは簡単です。

実際、話し言葉では、そうやって文脈から判断できる範囲で同音異義語を使ったり、また文脈から分かりずらい同音異義語の使用を避けたりといった工夫はなされているわけです。もちろん、話し言葉では、イントネーションを始めとしてかな書きでは書き表せない情報を含んでいるので、単純には比較できないのですけれども。しかし、わかりにくい同音異義語が多すぎるのが問題だというのなら、新しい言葉を少しずつ作っていけば良いだけの話です。

他によくある誤解はは、漢字表意文字なのでビジュアル的に把握しやすいというものです。たとえば、次のようなコメントもそうした誤解に基づいているのでしょう。

id:koisuru_otouto 漢字って絵文字と同じだから "かな"だけの文章を読み解き辛いのは自分もだしわかるんだけど

ちょっと考えればわかることですが、漢字がかなやアルファベットと比べて特別にわかりやすいということはありません。「漢字は一目でその意味を把握しやすい」と言う人は多いですが、そういう人はアルファベットだったらどうなのかということを少し考えてみると良いでしょう。アルファベットだって同じなのです。

英語を読むのに慣れた人は、たとえば "guitar"という文字の連なりを見たときに、一目でその意味を把握しているでしょう。一方、"kltjautr"といった文字の連なり――これは いま私がでたらめにキーボードを打って作った文字列です――を見ても、ひとまとまりの物と認識することはできないはずです。

つまり、漢字を読むのに慣れた人が、たとえば「雪」という漢字や「弦楽器」といった熟語の意味を一目で把握できるのも、それとまったく同じことであって、単に「見慣れているから」に過ぎません。アルファベットであれ、ひらがなであれ、文字を読むのに適応しやすい体をもった人にとっては、見慣れた単語や連語を、文字単位ではなく、ひとまとまりの語句として認識することは簡単なはずです。

要はちょっとした「慣れ」の問題であって、「漢字そのものの特徴ゆえに、漢字で書かれた文章は読みやすい」という俗説は全くの誤りです。「漢字で書かれた文章は読みやすい」と感じるとしたら、それは単にあなたがそれに「慣れているから」に過ぎません。

(続き)

2009-10-18

http://anond.hatelabo.jp/20091018154017

わかち書きってなんか馬鹿みたいに見えるんだよねえ。句読点を教える前の小学校教科書連想するからだろうか

個人的には点字関係と外国人に多い、気がする。あと現代詩とか。点字外国人はわかるけど他の人が謎なんだよな。あ、音読前提で文章を習ったり使ったりする人なのかな

年配の人は、もうカンマとドットキーボードで探すのが面倒だから、じゃないかと言う気がする。ソースPC初心者の頃のうちの母。

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