2017-01-17

不幸な事故以上の犯人探しをするべきではない

先日発生したJR蕨駅での全盲男性ホームから転落して死亡した件

日本視覚障害者協議会点字パネル確認を行っており、点字パネルは正常に設置されていたのだろう

盲導犬を連れていたので点字パネルをあまり意識せずに端へ移動し足を踏み外したのだと思われる

非常に不幸な事故だと言わざるを得ない

あえて言えばホームドアが設置されていれば事故は防げたので、JR鉄道各社はホームドアの設置を進めてほしい

 

 

で、終了すべき事案であったはずなのに

全盲男性死亡 駅員ホーム不在 | 2017/1/14(土) 23:01 - Yahoo!ニュース

東京新聞:蕨駅転落死事故 駅員、盲導犬男性に声かけせず 介助申し出なく:社会(TOKYO Web)

盲導犬男性、改札の駅員が認識…蕨駅転落死 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

昨晩からずっと「駅員がちゃんと見ていなかったからだ」という責任追及が始まっている

確かに駅員が介助していれば不幸な事故は起きなかったかもしれない

だがそれは「もし」の話であって、「重大な過失」扱いするべきではないと思う

 

私は通勤等で電車を使うが、白杖を持った人をよく見る

飄々と杖を使い、目が見えているかのようにすいすい移動するので、介助が必要だと言われなければ「必要なさそうだ」と思っても仕方ないと感じる

盲導犬が居るのであればなおさらだと思う

記事にもある通り、男性普段から駅を利用していたならば駅員はそれ以上に感じていたと思う

駅員は同支社の聞き取りに「男性普段から駅を利用しており、この日も改札を通った後に立ち止まることもなかったので、声かけしなかった」と説明したという。

 

しろ「いつものことなのにこの日に限って」となれば、それは「不注意による転落」であって、視覚障害関係なく誰にでも起こり得ることではないだろうか

意味のない犯人探しをやめて、ホームドア設置に尽力してほしい

  • 電車が接近してきたら、かなりの騒音がするのに、なぜ動こうとしたのか? 考えるともしかして飛び込み自殺なのではないかとふと思いました。

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