はてなキーワード: BBAとは
すいません、僕BBAは無理なんです
元増田です
それはそう
全然構わんし仮にそういう人がいたとしてそういう人の容姿について誰も言及するべきではないと私は思ってるけど、記憶に残るほどの容姿だったら言及したくなってしまう人がいるのは分かる。しかし本人含めて記憶に残る容姿でもないのに容姿に拘って美女だのブスだのデブだのBBAだのゴチャゴチャ言って勝手に審査員してる近寄らないで欲しいさんは痛いよって話
>文章の要所要所に、普通を外れている人は彼女の理屈に従うべき、とする精神の屈服がみられる。
どこを読んでそう思ったのかは分からないけど、実際1回屈服して同人辞めてるからそういうところもあるかもしれないね…ただ気持ちとしては記憶に残るほどの美人でもブスでも容姿についてなんてプライベートなことを他人に言及される筋合いなんてないと思ってるよ
>「女性は容姿を気磨くことを楽しんでいこう!」と言えば聞こえはいいが、実態は同調圧力
????
「私は楽しんでやってる」と言っただけで全員が楽しんでいこう!とは思ってないよ
「容姿を気にしたり磨いたりする気持ちは大切」のところでそう思ったのかな?それは容姿を気にするなら、っていう前提ね
私は近寄らないで欲しいさんについて批判した訳だけど、近寄らないで欲しいさんの「容姿を気にする心」自体を否定したのではないよっていうのをわかって欲しいし、自分の容姿について客観視してポジティブな方向に努力することは大切(しろという意味ではない)なことだと思ってるからそう言いました。
容姿を気にしないで生きていける人は全然そうしたらいいし容姿を磨くことを楽しいと思えない人は全然それでいいと思う
でも「容姿を気にする心」を他人にまで押し付けて勝手に審査員やってあまつさえ「近寄らないで欲しい」とか言う人はもう…何?という話
ただもし「楽しんでいこう!」という同調圧力に聞こえて心が暗くなった人がいるならそれはごめんなさい。
嫌いとか、見てて痛いみたいなソフトな言い方じゃなくブスデブBBA近寄らないで欲しいさんを悪として当時晒し上げたり100の力でぶっ叩いてもおかしくないけどそれをしない増田は偉いと思う
ただなんか増田は容姿に対する認識が現代女性にしては珍しいくらい健全で逆にブスデブBBA近寄らないで欲しいさんは現代女性にありがちな病み方してんなと思う
ルッキズムがどうとか、そういう話がしたいんじゃなくて今からする話はただの愚痴です
というのも、やめた当時私がタイトルにもある同人に容姿は関係ねえだろ…という考え方のできない人間だったからである
私が同人活動していた時、数年前に覇権を取っていたが今はもう勢いは大分落ち着き根強いファンだけが残っているジャンルにいた。
その中でも中堅カプを推していた。総作品数はそこそこ多いが今も活動している人間となると大分狭い界隈ではあった。
ツイッターでフォローしてなくてもRTなどで作品や呟きが回ってきて、大体誰が誰だかはなんとなく分かるという感じだった。
そんな状況でそのフォロワーではないが存在は知っている人のとんでもないツイートを見た
「ブスとデブとBBAは○○(推しカプ)に近寄らないで欲しい」
え…?
今見たら何言ってんだこいつは。ブロックしよ。で済んだかもしれないが
想像してほしい、ジャンルオンリーの時にそのカプは徒歩1分もかからず全サークル回りきれる数しかない(あくまで人混みもなし、購入もなしで単純に歩いた時ね)
そんな狭い空間で一緒になる可能性のある人間がそんな思想の持主なんて怖すぎるだろ
ちなみにそのツイートを見た時期は確かそのカプのオンリーが発表されたタイミングかなんかだった気がする
私はのんきに旅行がてら参加しようかなーとか迷ってたがそのツイートを見て怖すぎてやめた
その後はしばらくツイッターやピクシブに絵を描いてアップしたりはしてたけど、容姿が見えるようなイベントへの参加はしなかった
気にしなきゃいいという話だけど私はやっぱりそれがきっかけで段々とその界隈にいるのが嫌になり、アカウントもそっと消して同人活動をやめた
ちなみに、その発言をした人は匿名メッセージサービスで意見を受けていた
「界隈の活動が縮小されるようなことをオープンなアカウントで言わないでください」みたいな内容だった気がするけど
それに対する返事は「近寄らないで欲しいというのは飽くまで自分の希望であって、強制はしていない。それなのに活動を縮小するのはもうその人の判断。責任転嫁しないでほしい」のような内容だった。
私はまさに強制されてもいないのに勝手に怖がって自分の判断で活動を縮小、さらにはやめてしまった人間なんだろう、その人から言わせれば。
一方でその人は別にいつも攻撃的な発言をしている人ではなく、フォロワーと遊ぶと「××さん美女だった~」「(自分の関わってる)○○(カプ)の方全員美女!」みたいなことも言ってた
美容系のツイートや自分の容姿についてのツイートも多く、なんというか、その人の価値観の中ですごく優先順位の高い位置にあるのだろう「容姿」が
ツイートに衝撃を受けたタイミングでそれに気づけばそんなに気に病まずにすんだのかもしれない、でもそれを見たのはもうアカウントを消そうという時、最後に私が同人をやめるきっかけを作った人間のアカウント見とくかみたいな気持ちで見に行ってうへえ…と思って、更に彼女が容姿に異常に固執しているタイプなんだなと冷静に考察できたのは最近になってからだ
彼女がフォロワーと「××さん美女~!」「ブスデブBBA近寄らないで欲しいさんこそ美女~!」みたいなやりとりしてるのを見てサム…と思った
なんか褒める方向にしても貶す方向にしてもだけど、容姿は同人には関係なくない?と思う
ちなみにブスデブBBA近寄らないで欲しいさんも、そのフォロワーも、怖くてやめた私も、私のフォロワーであるそのカプ界隈にいた人間も
とにかくオンリー会場で同カプだと分かる位置にいた同人女たち全員なにかを言及するほどの容姿ではないよ
記憶に残るほどの美人も記憶に残るほどのブスも記憶に残るほどのデブも記憶に残るほどご年配だった方もいねえよ
私が同人において容姿は関係ないと思ってるからなのかもしれないけど
それでも同人会場に石原さとみみたいな容姿の人がいたら流石に記憶に残るよ
デブとかブスとか、そういうので具体的な芸能人上げるのは良くないと思うからしないけどまあでも容姿も含めて「芸」として売ってるレベルの人がいたら記憶に残る。
何が言いたいかというと一般人レベルの容姿の人間が同人界隈のような場で容姿について言及するのってめちゃくちゃ意味なくない?
別に特別ブスでも特別美女でもないしお前の顔見てなんとも思わねーから安心しろよ…と思う
これは当時怖がってやめた自分にも含めて言いたい
容姿を気にかけたり磨いたりすることはすごく大切なことだと思うし、私は容姿をよくするために何かするときは楽しくやってるから
全く気にするな!容姿について気にするなんて無意味なことだ!って言いたいんじゃないってことは分かってくれ
ただ、同人界隈で求められたくないよって話だ
32歳腐女子さんも腐女子だから容姿(主に服装)が気になった訳じゃなくて一人の人間として、一人の女性として容姿について恥ずかしくなったんだろう
まあただ「同人女」や「腐女子」というのは見出しとしてキャッチ―だ、でも腐女子は、同人女は容姿を気にするべきだみたいな風潮になるのはちょっとやだな
まあもちろん32歳腐女子さんは容姿面だけでなくお金の使い方や言動についてもだったからそれを説明するうえでやはり腐女子という肩書は切り離せないからそう書いたんだろうと思うけど
ちなみに自称友人側30歳腐女子も読んだけど…なんかもうキモとしか思わなかった(悪口)
一般人レベルの容姿の人間が容姿について異常にこだわり日常的に他人にも自分にも言及し続けるのは見てて痛い
とは言いたい
昨年、3ヶ月位働いた仕事を辞めた。
理由は色々あるけど、一番はお局さんだ。
この会社に入るまで私は男9割の業界にいて、今回初めて女9割の業界に転職した。
しかもそこは8割がアラフォーオーバーのBBAパラダイス、若い人は同じ歳くらいの人が3人位。
私はこの会社に前業界の仕事を担当してほしいと初めて入ってきた、お局さんにとって異物だった。
全く考え方の違う異民族って感じだ。
社長は殆ど思いつきで入れてしまったのですぐに仕事が用意できるわけもなく、まずは通常部署の仕事に入ってほしいと言われた。
9時50分までに出社と社長が言っていたので、30分に会社に到着、社長と話して着替えて通常部署へ行ったのが45分。
100%こいつがこの会社の裏ボスだって見た目と態度の人が、某ドラマみたいに後ろに他の女社員を並べて腕を組んで顔を真っ赤にしていきなりキレてきた。
理由は45分には準備を開始するのに何故早く来なかったのか。
答え、社長からそんな事聞いてないし入社前に貴方とエンカウントしてないからです。
すごい理不尽だ…と感動した。
男社会にいたせいで今までお局という存在にあった事がなかったのでまとめサイトでの妄想か誇張と思っていた。
オラ、ワクワクすっぞ。
とりあえずすみません、と頭を下げておく。
何か言ってるけど早口で聞き取れない。
更年期って大変だな、自分がなったら早めの治療を心がけようと思った。
そして、お局さんが奥の部屋に消えて仕事開始。
私の育成担当はお局様に頷いて相槌を打っていたおばさん、もう直ぐアラフィフ。
どっちにしろこの部署に今後来ることのない私を真剣に教える気もない、そりゃそうだよなぁと思う。
流石に仕事にならないので最低限は教えてくれたが、細かいところは知らないのにいきなり怒られる。
客対応以外に関係ない事…例えばゴミ出しの曜日とかシフト希望提出締切だとかは結局辞めるまでその人からは聞けなかった。
作業中はマスク必須で本当良かった、マスクしてなかったらビンタのひとつも食らってたと思う。
次に、少し年上の先輩。
細くて顔も綺麗でじじいの客のアイドルだった。
しかし、じじいなんて若い新人が入ればそっちに興味が湧くに決まっている。
じじい達は先輩の事なんて忘れてしまったかのように私に話しかけてセクハラギリギリをかます。
先輩が輪をかけて冷たくなったのはその時からで、影で私の事をジャージー牛みたいと呼んでいたのを聞いた。
ホルスタインと言わない所に例えが美味いなとこっそり笑った。
私は耳に一応ピアスホールが一つずつ空いてるし、黒髪が死ぬ程似合わないので会社の規定内の範囲の茶髪だ。
タグでも付けて行こうかと思ったけど辞めた。
嬢といっても、ギリアラサー。
社長と副社長、お局さんには完全に声を高くして同意しまくっているし、一人称は苗字。色々すごい。
ただし私には目が据わり低い声で話しかけてくるのでこっちが素なんだなあ、としみじみ。
辞める2週間前、パソコンエラーを直してあげたら少し優しくなった。
他にもいるけど、とりあえずこの4人が凄かった。
そして、シフト管理をしているお局さんは夕方早上がりする私にブチ切れてきた。
こっちにも事情があり、時短を条件に入ったのでキレるなら社長に言ってほしい。
入社直後に仕事が用意できずこの部署に入ったのも社長の指示なので。
お局さんはいろんな人…特に古株の人達に私の愚痴を言っているようだった。
お局さんとは担当がちがうので殆ど迷惑をかけてないはずなのだけど、色々言っていた。
声がでかいので休憩室の横を通ると聞こえてくる。
声が気に食わない(そんな事言われても)
今時の化粧をしているのが生意気(してない)
男に媚を売っている(売ってない)
婆さんから褒められているのが謎(知らん)
早く辞めてほしい(さいですか)
他にもいっぱい言っていたが、麦茶を飲んでるのが意味わからんって言い出した時点で吹き出しかけてさっさと帰った。
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いになりかかっている。
大体比率としては半々。
私の仕事は専門的で調べる事が多い仕事なので半分位はネトサをする。
どうするかと悩んで考え込む事もしばしばある。
社長がお昼に行った瞬間、お局様が別の部屋からすごい勢いで突入してきた。
闘牛みたいだな、と思いながら耳を傾けると、簡単に言えば遊んでいるんじゃないかとキレてきた。
言い訳してもまた長くなりそうだなあと思い、とりあえずすみませんと言っておく。
社長が用意した私が使用しているパソコンは社員共通のパソコンなので使われると邪魔だとキレている。
そうして二ヶ月が経った。
その間に私の靴は無くなったし、全員に一つずつ配られたはずの社長の出張のお土産は貰っていない。
無視される事もあったし、知らない優しそうなおばさん社員からいきなりアンタここにいちゃ死んじゃうよ、と諭された事もある。
漫画みたいだ、そんなセリフ生で聞けるなんて人生でそうそうない、感動した。
どうしたものかなぁと思っている矢先、なんとなく現状を友達に話した所、友達経由で知ったのだろう古巣の知り合いから此方の業界に戻ってこないかと声をかけられた。
電車を乗り継がないといけないし家庭の事情でフルタイム残業が厳しくなり辞めたのだけど、時間も調整してくれるらしい。
まだギリギリ試用期間だし、そうだ、辞めよう。
早速社長に相談した。シフト締切3日前なのですぐ言わなくてはいけなかった。
とりあえず現状を話す。
社長もやはりお局さんから私の愚痴を聞いていたらしく、苦い顔をしていた。
誘われた会社よりこちらの方が近いし、時間を調整してくれると社長が言っていたから現状が好転するならこちらの方が都合が良かったので、今後他の仕事を手伝うにしても他の部署でお願いしたいと頼んだ。
僕にはどうする事も出来ないけど、君がみんなと仲良くできるなら考えてもいいよ。
そう言って社長は腕を組んだ。
頭の中の平次が叫んだ。
元はと言えば社長が私をいきなり雇い、いきなり別部署にぶち込み、私を入れてどうしたいか説明しなかったせいでいきなり訳の分からない新人が来るとお局さんがキレて私にあたり古株全社員に愚痴を言ってる中で、それを言うのか。
漫画じゃん?!
こういうの病院に置いてあるレディコミで読んだことあるぞ!!!
ハイになって、「えっどう考えても今更無理なので辞めまぁす!!!」と言ってしまった。
幼少期ぶりにバニラシェイクもクーポンで100円だったので買った。
飲んだら少し寝不足だった頭がすっとして、明日からどう会社で過ごそうかな、とワクワクした。
だって後13回働けばお別れだ、どうせなら漫画みたいな体験をもっとしたい。
ずっとは精神衛生に悪いので辞めるんですけど。
そうして出社したら、お局さまが辞めるなとキレてきた。
あれだけ辞めろと言ったのに、どうしたどうした?
面白い展開になってきた、よしお局さんの話を聞こう。
成る程、シフトに組んでしまったので今更組み直すのが困るですと?
まだシフト提出期限じゃないですよ?
仕事教え損?
それは申し訳ない、でも私今後在籍したとしてもこの部署には入らないようお願いしたと思う。
だって毎回引きっぱなしのネットの有線で転ばされるからアザがすごいので。
多分10分程一方的に喋っていたと思う、落ち着いたのでそっと靴下を引き下げてホルスタインみたいにブチ模様になった足を見せたらヒュ、とお局さんの喉が鳴った。
本当に喉ってヒュ、と鳴るんだな。
流石に察したらしい、どうしてアザだらけになっているかを。
靴も靴箱に置いておいたんですけど知りませんか、アレ兄からもらったものなんです(これは嘘だ、某大手靴屋で30%オフで買った)、パソコンのデータ知りませんか、アレは私が作ったやつを副社長が使っていたものなんです、給料まだ貰っていないんですけど、手渡しとお聞きしたのですが?
血の気が無くなる人も初めて見た気がする。
お局さんは多分、恐らく手を出さず愚痴や悪口を言っていただけなんだと思う。
誰が何をしたかなんて知らないだろう。
みんな大人だ、自分が何をしたかだなんて言うわけがない、きっと休憩室でお局さんに同意したりその日の私の行動を面白おかしく報告してただけなんだろう。
全部気に入らない、此方には味方しかいない。
ならば追い出したい。
実際最初に隙を見せた私という敵に先制攻撃を喰らわせられた事で、止まらなくなってしまったのかもしれない。
でもまさか手まで出す人間がいるなんて思ってもいなかったんだろう。
この会社で実際社長よりお局さんの味方の方が多い、だって実質会社の事を把握してシフト管理をしているのはお局さんだから、この人を敵に回すと子どもや孫のために休む事があるパート達は逆らえないのだ。
そのお局さんが敵とみなしたやつは、何をしてもいい。
だって実際私が辞める日に聞いたら、4人はお局さんに嫌われたお前が悪い!とキレて何処かへ行ってしまったんだから。
最終日、三ヶ月分の給料が入った封筒を手に私は地元の夫婦経営の焼肉屋に入ってテイクアウトのお弁当を買った。
私の事を気に入ってくれたお客さんのじじいの店だ。
来てくれてありがとう、また行くな!と明るく笑う尻を触ってきたじじい。
今辞めてきたんです、と言いながら焼肉弁当のお金をトレイに置く。
びっくりする夫婦、そりゃそうだ、地元密着のあの会社は馴染みのお客が多くGoogle mapの評価は悪いが爺婆には評判が良い。
なんで辞めてきたんだ、と焼酎片手に聞いたのはこれまたよく会社に発注を取りに来ていた地元の商店街に店を出しているじじいだった。
私は迷った。
全部話すべきか、それとも濁すか。
悪魔が囁いてくる、来週転職と共に引っ越してしまうんだからこの町には戻らないだろうと。
頭にいつか読んだ例のレディコミが浮かぶ。
私も漫画みたいな事をして締め括っても良いだろうか。
だって、あんな漫画みたいな事が起きた事、この感動を話してしまいたかった。
じじいにゆずサワーを奢ってもらった私はいくつかかいつまんで、ポツリポツリと話した。
じじい達は絶句して、腕の傷に気付いたばばあはそっと骨付きカルビを焼いて弁当に乗っけてくれた。
聞いてくれてありがとうございました、とゆずサワーを飲み干して浅く一礼し弁当を受け取る。
私もお局さんみたいに思った事を話してしまった。
悪意や敵意というのは印象に残りやすい。
初めて悪い事をしてしまった時の子供のように、少しの罪悪感と山程の高揚を胸に食べた焼肉弁当は最高に美味しかった。
そうして一年が経った。
多少の妬み嫉みはあるものの、あの三ヶ月と比べたら可愛いもので、本当にあの人間の醜い部分の煮凝りみたいな三ヶ月は漫画を読んでの妄想だったんじゃないかと思う。
それはコロナの所為かもしれないし、もしかしたら焼肉屋での15分がきっかけなのかもしれない。
もうあの田舎町に知り合いがいない私が理由を知る術はないのだけど、ふと半袖になって見えた傷の跡を見て思い出したので記念に書いてみた。
突然だが、私はアイカツ!という作品の出戻り勢である。そして、戻ってきたことを後悔したオタクでもある。
アイカツ!放送当時、私は小学三年生だった。ちょうど声優、逢来りんの一つ下にあたる。大した理解力もなかった私は、3話にして純粋に神崎美月にハマった。レッスンする姿がカッコ良かった、それだけだった。
1年目は純粋に楽しんでいたが、2年目の終盤。最高のパートナーがいちごとセイラであると明言されたとき、幼心に感じたのは「あおいは?」だった
時が経ち、あかりジェネレーションになった。さくらの薄紅デイトリッパーはうっすらと覚えているから、恐らくそこまでは見ていたのだと思う。しかし放送開始当時の私は小学五年生になっていた。周りにはもうアイカツ!を見ている友人はおらず、曲が好きだと誤魔化しても苦笑いされるばかりだった。アイカツ!は幼稚だと、友人は思っているようだった。
私はあかりジェネレーション開始のすぐあと、ジャンルを後にした。
さらに時が経ち、私が小学六年生の三月にアイカツ!は完結した。最終話と聞いて、一年半ぶりに見てみようと思った。
あかりがいちごより早く崖のてっぺんに登ったところで思い浮かんだ当時の感想は「は?」と静かな怒りだった。もちろん私は出戻り勢。あかりジェネレーションはその時見てもいなかった立場だ。その回はカレンダーガールなども流れたようだが全く記憶にない。悲しいことである。
それからすっかりアイカツ!から離れ、高校一年生になったある日、Twitterを見ていた私はふと、幼少期の推し、神崎美月について検索してみた。
そうしたらなんとびっくり。アイカツオンパレード!なるものをやっているのだ。
びっくりした。小さい頃の推しにまた会えるんだ。そう思った。
そして深く後悔することになる。
まず、私は大空あかりについて色々調べてみることにした。
そしたらなんとびっくり。いちごと美月が出せなかった、私も名前を知らない新しいアピールヲ出せたと書いてあった。
は?が正直な感想だった。そりゃ彼女たち、つまり私が応援していた時には無かったものだから2人とも出せなくて当たり前だよね。そう思った。
とりあえず、あまり見ていなかったあかりジェネレーションをDアニメストアで全部みてみることにした。
大変申し訳ないが氷上スミレ、新条ひなきのことは一切記憶になかった。しかしあかりがドリーミーレイクに行く場面などは記憶の奥底にうっすらと残っていた。さくらのデイトリッパーも懐かしい気持ちでみていたが、大空お天気やスミレの歌の話も一切覚えていなかった。
さくらがスターライトクイーンになる話やあかりのBlooming♡Bloomingから先も記憶にないので、おそらく当時の私はこのあたりで視聴をやめたのだろう。そう思った。
そして見始めること151話。ファンの間でも意見が割れるであろう大スターライト学園祭。私は当然のように否定意見しか出なかった。
ルミナスが推し(美月)に勝ったことではない。見えないところでも頑張っていたという関係者のツイートを目にしたからである。
なんだそれは。あかりは努力するキャラ、少なくとも私が見ていた2期ではそうだったはずだ。見えないところでも頑張っていたから出来た、それは天才として作られたキャラには通じる言い分だが、なぜ努力として作った大空あかりでそれをやってしまったのか。
彼女は見えないところでも頑張っていてはいけなかった。頑張りを余すところなく見せないとダメなキャラだった。
そしてまあ、その後4期も見た。アピールはしっかりと新時代のアピールと明言されていたので一先ずそこの誤解は解けた。
とりあえず推しがいるのだから繋がりたいと思うのが世の摂理。推しの名前で検索すると出てくるのは罵詈雑言。
うーん地獄かな。小さい頃好きなキャラがBBA呼ばわりされているのをみて戻ってきてよかったと思うファンっているのだろうか。少なくとも私はよかったと思えなかった。
あかりジェネレーションでいいと思った曲も聞いてみた。そしてYouTubeのコメント欄で見るのは必ずと言って良いほどあかりの努力の賞賛。ここまではまだいい、しかしそれと同時に他のキャラは努力していないみたいな書かれ方だった。
とある動画で「美月といちごは天才だったからあんまり努力はしてなかった。でもあかりは沢山努力した」というコメントをみて「は!?」となった。私が見てた1期と2期ってなんだったのだろう。幻覚?
どこぞのいちごやゆめと違ってあかりは努力しているというツイートも見かけた。私が小さい頃応援していたいちごはなんだったのだろうか。
ダイヤモンドハッピーはかえでの曲だった話を耳にした。楽しんで見ていた1期の裏にそんな事情があるとは知らなかった。知りたくなかった。
トライスター編で蘭の役は本当はあおいの立場だったが、あおいに嫌な印象をつけたくないから蘭にかえた、という噂も聞いた。あくまでも噂だがショックだった。
しかしこれでも戻ってきた身。文句ばかり言っているが、美月のLPRは自力で揃えたし、ドリームストーリー第1弾のPRも揃えるつもりでいた。
ここでやって来るのがコロナ騒ぎ、そして緊急事態宣言に伴うゲームセンターの閉鎖。これはもう仕方の無いことだろう。だから私は、きっと第1弾の延長が告知されると思い、定期的にDCDの公式Twitterを確認していた。
結果、ファンの「第1弾延長だって!よかった!」というツイートで知った。
なんなんだろう、これは。その公式Twitterは何のためにあるのだろうか。情報発信が目的のはずなのにどうしてそんな大事な話を発信していないのだろうか。
小さい頃好きだったものは、こんなひどいものだったんだろうか。
小さい頃楽しんでいたものの裏に、愛など無かったのだろうか。
小学生の頃の思い出を踏みにじられた気分だった。
私の推しは確かに、Twitterをやっている層からはあまり人気はなかったのだろう。それは分かる。ここに来て見返してみると、確かに美月の行動はかなりおかしい、そう感じた。
しかしだからって、なぜBBAとか言われなきゃいけない。小さい頃好きだったオーラの演出をフケとか言われなきゃいけない。
こうなるのなら戻ってこない方が幸せだった。
推しのことも、ファンのことも、トライスター編やかえでのことも、知らないままで思い出にしておけば良かった。
そう思った。思ってしまった。
推しの新規CGや楽曲を聴きながら、今日もアンチスレを開く。しかしこれからも私は、追い続けてしまうのだろう。アイカツ!というコンテンツを、小さい頃見た楽しい世界を追いかけて。